厚木市都市農業支援センター

更新日:2023年02月27日

公開日:2021年04月01日

厚木市都市農業支援センターの取組

農業が抱える課題の解消を目指し、都市農業の維持・発展を図るため、農業者や市民の皆様からの相談・要望等に迅速に対応するとともに、営農継続へ向けて効率的、効果的に取り組んでいます。

あゆコロちゃんゆめみちゃん
小麦畑写真
水田写真
都市農業支援センター1
都市農業支援センター2

相談内容

就農までの流れ

1 農業技術を習得

ア 厚木市農業協同組合が行う農業塾の基礎・応用コース及び就農コース課程修了者

JAあつぎ農業塾HPへ

イ かながわ農業アカデミーが行う生産技術科および技術専修科課程修了者

かながわ農業アカデミーHPへ

ウ かながわ農業サポーター制度認定者

かながわ農業サポーターHPへ

エ 農業経営士もしくは認定農業者のいる農家で研修または2年以上の援農を行っている方

オ 農業経営基盤強化促進法に基づく青年等就農計画を作成し市町村から就農計画の認定を受けた認定就農者

矢印下向き

2 農地の確保

貸付可能農地リストから候補地をご紹介し、地権者と就農希望者が面談を行い、農地の確保を行います。

(農法や希望地区等の条件によっては農地の確保が難しい場合があります。)

矢印下向き

3 新規認定農業者認定申請書提出

矢印下向き

4 厚木市農業委員会で承認を受ける

矢印下向き

新規就農開始

随時相談を受け付けております

就農前・就農後、新規就農者からのご相談を受け付けております。ご相談に来られる際は事前にお電話またはメールにてご予約をお願いいたします。(メールの場合は、確認後こちらからお電話かメールにて返答いたします。)

下記の「相談シート」をご記入後、メールまたはファックス番号にて送付ください。

(相談当日にお持ちいただいてもかまいません。

お問合せ

  • 電話番号:046-221-5511
  • ファックス番号:046-224-8414
  • 住所:厚木市水引2-9-2
  • 開所時間:8時30分~17時00分
  • 閉所日:年末年始、土日祝祭日

農業技術を学びたい方へ

新しく農業を始めるためには農業の知識や技術が必要となり、学ぶ方法は様々あります。

1 かながわ農業アカデミー

農業の担い手育成機関として、次代のかながわ農業の担い手、優れた経営感覚を持った人材の育成をめざし、必要な知識や技術の習得を支援しています。

2 かながわ農業サポーター

市民農園規模以上に耕作をしたいという意欲と一定の農業技術を持つ方に対し、販売を視野に入れた本格的な農業に取り組んでいただく施策です。

3 JAあつぎ農業塾

新規就農者の育成と地域住民に農業学習の場を提供することを目的に「JAあつぎ農業塾」を開講しています。農家経営や農業に必要な知識と技術を習得し、地域農業の担い手確保や発展に寄与しています。

4 農家研修

厚木市内での就農を希望し、厚木市都市農業支援センター(046-221-5511)へご相談ください。

厚木市都市農業支援センターの成果

都市農業支援センターは平成26年に開設されました。以来、センターを通じて新規就農した人数も68人を超え、活気づいてきました。このメンバーが耕作する田畑の面積も、10haを超えており、そのほとんどが耕作放棄地や遊休地であったことから、地元のベテラン農家さんからも“いいね、がんばってるね”と声を掛けてもらえるようになってきました。

農業が抱える課題の解消を目指し、都市農業の維持・発展を図るため、農業者や市民の皆様からの相談・要望等に迅速に対応するとともに、営農継続へ向けた取組を効率的、効果的に展開します。

新規就農者

支援センターでは新規で農業を始めたい方の相談を受けており、就農前後の支援を行っております。

下図は各年に新規就農した人数とそのうち国の就農後の支援制度を給付開始した人数を表しています。

また、支援センターの開設以来、令和3年度までに合計68人が新規就農をしています。就農にあたっては、国の事業(国の給付金HP)のほか、厚木市より就農当初に新規就農支度金が受け取れ、就農後の定着を促進しています。(新規就農支度金HP

新規就農者数及び支給開始者数グラフ

新規就農者数及び支給開始者数

耕作放棄地や遊休農地を農地として再生

厚木市内にある耕作放棄地を厚木市の事業を活用し農地として再生しています。再生した農地は新規就農者や地域の担い手へ利用集積を推進し、耕作面積の増加と耕作放棄地の減少に努めています。

厚木市耕作放棄地再生利用事業はコチラ

耕作放棄地再生面積グラフ

耕作放棄地再生面積

農林業センサスにも取組結果が!

2020年農林業センサスが2021年に公表されました。農林業センサスは5年ごとに調査し公表されています。前回の2015年と比較すると、「経営耕地面積」の項目では神奈川県全体が減少する中、厚木市は増減率0.0となっています。これは支援センターの取組の結果、多数の新規就農者が農業経営を開始し、営農し続けていることが一因ではないかと思われます。

厚木市の農林業センサスはコチラ

新たな販売を新規組織で取り組む!「JAあつぎキャベツ出荷組合」の発足

平成26年に設立された厚木市都市農業支援センターには、新規就農希望者が多く相談に訪れ、次第に本格的に新規就農者が増えました。厚木市には大型直売所「ファーマーズマーケット夢未市」があり、直売を収入の基軸としつつも、就農当初は直売だけでは安定した収入を得ることが難しく、安定した収入が求められていました。そんな中、平成28年に厚木市都市農業支援センターが主導となり、共同で大量に出荷する販売が始まりました。
順調に拡大したことから、令和元年、農外新規就農者10人が中心となり、「JAあつぎキャベツ出荷組合」が設立されました。いろいろな失敗と苦労を重ねつつも、コストを下げるために共同で育苗を行い、品質を高めるために互いの畑を見合い意見交換し、技術を共有し、研鑽しながら年々進歩し、令和3年には「日本農業賞」を受賞しました。
スーパーや市場、加工業者など多様な販路を拡大しながら組合の規模は拡大しています。
農業に真剣に向き合い、就農を希望する人は是非、厚木市都市農業支援センターへ相談してください。

キャベツ部会図
キャベツ畑写真
キャベツ作付面積グラフ

キャベツ作付面積

表彰2名
表彰1名

かながわブランドの普及

かながわブランドロゴ

「かながわブランド」とは?

統一の生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保するなどの要件を満たしている農林水産物や加工品を「かながわブランド」として登録しています。

厚木市にはたくさんの「かながわブランド」が!

・厚木トマト ・津久井在来大豆 ・あつぎせせらぎ米

・あつぎの梨 ・厚木のぶどう ・あつぎ豚 ・厚木地粉うどん

地粉うどん等

「かながわブランド」津久井在来大豆の普及

「幻の大豆」と言われる津久井在来大豆の栽培もされています。エダマメとして直売出荷をする他、大豆として収穫し市内の学校給食へ出荷されたり、6次化商品の「蒸し大豆」に加工され販売されています。

厚木産蒸し大豆
大豆耕作面積

大豆耕作面積推移

小麦の普及

「ゆめかおり」や「さとのそら」の栽培をしており、収穫した小麦は6次化商品「厚木地粉うどん」は「かながわブランド」に登録されています。

小麦耕作面積グラフ

小麦耕作面積推移

有害鳥獣に関する相談

厚木市内の有害鳥獣による農作物の被害は毎年報告されており、農業を行う上で対策は必須となりつつあります。

有害鳥獣による被害にお困りの方はご相談ください。なお、厚木市による対策や補助金は下記をご覧ください。

  1. 厚木市による鳥獣対策全般はコチラ
  2. 厚木市によるの電気柵や防護柵の補助金はコチラ

農機レンタルに関する相談

JAあつぎにて厚木市内の農地を耕作する方を対象にトラクター等の農機のレンタル事業を行っています。

貸し出し農機一覧例
トラクター20馬力 平畝整形同時マルチ敷き
自走式掘取機 小うね整形同時マルチ敷き

貸し出しには事前に予約が必要です。貸し出しの予約や詳しく知りたい方はお問い合わせください。チラシの価格は令和4年3月時点のものです。変更がある場合がございます。

農業機械レンタル事業(PDFファイル:1.1MB)

レンタル農機1
レンタル農機2

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

環境農政部 農業政策課 農業政策係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2800
ファックス番号:046-223-0174

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