令和3年度 第2回 図書館協議会 会議録

更新日:2022年06月27日

公開日:2021年11月10日

会議概要

会議主管課

中央図書館

会議開催日時

令和3年10月27日(水曜日)午後4時から5時まで

会議開催場所

中央図書館4階会議室

出席者

厚木市図書館協議会委員6人、社会教育部長、中央図書館長、図書館係長、係員2人

説明者

係員2人

会議の経過は次のとおりです。

1 開会

中央図書館長

2 あいさつ

会長

3 案件

(1)令和3年度事業中間報告について

事務局 資料1について説明。
会長 ただ今の事務局の説明について、御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。
B委員 企画展示について、市の他部署との連携は良いことだと思います。担当課にとっても、普段関わることのない市民からの反応を知ることができる良い機会だと思います。図書館は、常に市民とつながっているので、市民と触れ合うことのない部署との連携は今後も広げていければ良いですね。
A委員 リサイクル図書の展示は毎年実施していますか。
事務局 子どもの本について必ず小・中学校や公共施設向けに提供し、その際引き取られない児童書を一般の方に提供しています。一般書については、今の時代には利用されなくなった分野や古くなったデータが掲載されている図書を整理して、中央図書館2階のリサイクルコーナーに置き市民の方に持っていっていただいています。引き取られない本については、本のカバーは固形燃料に、本は紙になるよう資源としてリサイクルしています。なお、新たな図書館に向け、今後ICタグを貼り、データを落とし込む作業をする予定で、その前に全ての蔵書を見直していこうと考えています。
A委員 気が遠くなるような作業ですね。
事務局 新しい図書館に移転するまで、まだ時間があるので進めていきます。
C委員 図書館お楽しみ福袋は、貸し出しですか。また、本を読んだ感想は確認できるのでしょうか。
事務局 お楽しみ福袋の中身は2冊で、古典的な本と新しい本を入れています。自分では手に取らなかった本も読んでもらえればと思います。
D委員 大学の図書館では、英字新聞で作った紙のバックにテーマは分かるようにして本を貸し出す企画がありますが、人気があったと聞いています。
C委員 本を返却しに来た時に、感想を聞ければ、今後の企画にいかせるのではないでしょうか。
事務局 本を返却する時は、袋から本を出しているので、どなたがお楽しみ福袋をご利用されたのかこちらでは判断つきかねますが、感想をお伺いする方法については今後検討してまいります。
A委員 福袋にアンケート用紙を入れたら、少しでも感想が聞けるのではないでしょうか。また、他の市町村で大人向けに本の福袋を配り、普段読めない本を読めて良かったという感想がありました。今後、大人向けの福袋を実施する予定はありますか。
事務局 検討してまいります。
D委員 家の近くに絵本カフェ「まちライブラリー」があり、お店の本とお客さんが持ってきた本を貸し出しています。本に、感想やコメント、絵などを記入する事ができるようになっていて、率直な意見が聞けるよう工夫されています。
C委員 あまり積極的に本の感想を子どもに求めすぎるのも、かえって良くないのではないかと思います。
D委員 展示テーマ「歯って大切なんだよ」は、厚木歯科医師会と連携していると伺いました。図書館は色々な所と連携しているが、消防署とも連携していますか。図書館が地域と密接している事はとても良いと思います。
事務局 厚木歯科医師会とは、当初は、連携したイベントを考えておりましたが、コロナの影響で今回は、本の寄贈のみとなりました。今後もこれをきっかけとして厚木歯科医師会とは連携してまいります。消防署につきましては、昨年、市役所の全課に向け、企画展示要望の照会をしたところ、最初に反応していただいたのが消防署でした。企画展示を通じて想定しなかった部署ともつながりを持つことができたので、今後は、関連する蔵書を充実させていきたいと考えております。
C委員 「わたしの推し本」は、具体的にはどういう事をするのですか。
事務局 60代以上のシニア層を対象に、10代20代の頃に読んだ本で、印象に残っている本の感想を記入してもらい掲示するものです。コロナで、イベントがなかなか開催できないので、様々な声をきっかけに世代間交流ができれば良いと企画しました。また、このイベントをきっかけとして、10年以上貸し出しがない本が貸し出されれば面白いと期待しております。感想の関連本「推し本」については、図書館に所蔵があるものは、展示する予定です。
会長 その他、特になければ、案件(1)令和3年度事業中間報告については、よろしいでしょうか。
全員 了承

 

(2)電子図書館について

事務局 「電子図書館」【資料2】について説明。
会長 ただ今の事務局の説明について、御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。
E委員 電子図書館のメリットに、来館する必要がなくとあるが、図書館の雰囲気が好きという人もいると思います。図書館内でスマートフォンを使用して、電子書籍を読むことはできますか。
事務局 図書館内でも場所は限定されますが、スマートフォンで電子書籍を読むことは可能です。2階の閲覧席で使用でき、Wi-Fiもあります。3階の視聴覚ホールの学習室では、スマートフォンの利用はご遠慮いただいています。
E委員 可能であれば、電子書籍用のスペースがあればありがたいと思います。
A委員 電子書籍の蔵書がこれから増えていくと思いますが、児童書が一番多いのが気になります。イメージ的に児童書を小さな子どもにタブレットやスマートフォンで、若いお母さんが見せるのですよね。
事務局 電子書籍は本を知ってもらう手段と一つとして考えています。人によっては、印刷物の本を知らない人や本屋さんに行ったことがない人もいます。外国籍の人で日本語が分からない人や、子どもで文字が読めなくても一部の本は読み上げ機能がついており本を楽しむ事ができます。コロナ禍で、休館せざるを得ない場合、予約本だけではなく、電子書籍を利用して楽しんでもらえればと思っています。
B委員 電子書籍で絵本を借りて使っている人に、読み聞かせ等のイベント情報や、紙の本を紹介したりする、情報提供をしても良いかと思います。
B委員 電子書籍の利用者数は結構多いですね。80代で利用しているのは驚きます。
事務局 電子図書館は、来館できない人も気軽に本を見ることができます。夜間利用している人が比較的多いです。
D委員 実際に使ってみたところ、著者名でも内容でも検索でき、動きも軽いので快適に使用できました。本を借りにいけないという方にはとても良いサービスだと思います。
B委員 物販業界でも店舗よりインターネットでの販売比率が伸びています。CMなどで紹介されると、サイト上ですぐに影響があるので、電子図書もテレビで紹介されたら、即座にインターネットを使って図書館に所蔵を確認する流れがでてくると思います。そういうタイミングを捉えて、「図書館に来たらこういうことができるよ」というアプローチがウェブサイトでできれば効果的ですね。
A委員 そういう使い方をするためにもタイトル数が増えるといいですね。子どもにはそこから発展して紙の絵本に触れていってほしいと思います。
D委員 紙の絵本は高い印象があります。電子図書を読んでみて気に入ったら紙の本を買うという一つのきっかけになるといいなと思います。
F委員 子育て中の親御さんにとって、0,1歳児にスマホを見せるのは抵抗がありつつも当たり前のことになっていて、乳幼児でもスマートフォンを操作できるようなお子さんもいます。スマートフォンでYouTubeやゲームを楽しむことが身近な子どもたちに対して、電子図書の導入によって動画ではないものを提供できるのはとても良いと思います。
C委員 紙の本は質感も含め体験できるので、子供にもそういう経験は大事にしてほしいと思います。
B委員 通勤の際に読むのは電子図書が多くなりました。何冊も入れられるし、字のサイズも変えられ読みやすいので重宝しています。
A委員 大人向けの本を増やしてほしいですね。
会長 その他、特になければ、案件(2)電子図書館については、よろしいでしょうか。
全員 了承

(3)その他

事務局 「複合施設基本設計進捗状況」【資料その他】について説明。
会長 ただ今の事務局の説明について、御質問、御意見等がございましたらお願いいたします。
A委員 基本計画で示したスケジュールからは遅れていますか。
事務局 基本設計や実施設計のスケジュールは基本計画で示した予定よりも遅れていますが、令和7年度の竣工目標は変更していません。
C委員 基本設計には図書館の意見は反映されるのでしょうか。
事務局 基本計画で示した内容を設計に反映しています。基本計画がないがしろにされるようなことはありません。
会長 その他、特になければ、案件(3)その他については、よろしいでしょうか。
全員 了承
事務局 次回は1月の予定です。長時間にわたり御協議いただき、ありがとうございました。それでは、本日の協議会の閉会に当たりまして、副会長から閉会の御挨拶をお願いいたします。

4 閉会

副会長

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