【平成30年度】東町遺跡第9地点

更新日:2021年08月23日

公開日:2021年04月01日

縦に長く、地面から1メートルくらい掘られた発掘調査された遺跡の写真

調査範囲全体写真

東町(ひがしちょう)遺跡第9地点

所在地

 厚木市東町

調査原因

 個人住宅の建設

調査面積

 約22平方メートル

調査期間

 平成31年1月15日から平成31年1月25日まで

調査機関

 厚木市教育委員会

調査担当者

 安藤 広子・亀井 久美子

検出遺構

 土間状遺構、土坑、用途不明遺構(石列)

調査概要

 今回の調査では、土間状遺構、土坑、用途不明遺構が検出された。遺構は、関東大震災(大正12年)による瓦礫及び焼土等を整地した層の下層から検出されていることから、幕末から大正時代の所産と考えられます。本遺跡がある東町を含む一帯は、江戸時代から交通の要所として発展し、通りに面して商家が店を構える宿場町として栄えていました。検出された土間状の遺構は、商家の店先として使用された土間の一部であると考えられ、また、調査区西側からは石を半円形に並べた用途不明の石列や木片を多量に含む土坑が検出されました。これらのことから、近代の商家における土地利用の一部が明らかになりました。

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