【令和元年度】恩名萱山遺跡第4地点

更新日:2021年08月26日

公開日:2021年04月01日

縦長の長方形に深く掘削したあとに、円形の跡が複数見受けられた遺跡の写真

調査区北側

縦長に掘削したあとに、左側に弧状に大きな溝があり、内側に円形の深い穴がある発掘の写真

調査区南側

恩名萱山(おんなかやま)遺跡第4地点

所在地

 厚木市恩名2丁目

調査原因

 個人住宅建設

調査期間

 令和元年8月21日から令和元年9月24日まで

調査面積

 約30平方メートル

調査機関

 厚木市教育委員会

調査担当者

 佐藤 健二、寳満 龍之介

検出遺構

 竪穴住居跡1軒、土坑1基、柱穴3基 (縄文時代)

調査概要

 発掘調査の結果、縄文時代中期後葉の遺構及び遺物が検出されました。調査の都合上、調査区を2分割しましたが、両調査区にかかる形で直径約5メートル程度の竪穴住居跡が検出されました。この竪穴住居跡は柱穴や周溝の位置関係から判断して、4回以上建て替えが行われていたと考えられます。住居の中央付近には、石囲炉が作られています。本遺跡の南側に縄文時代中期の集落跡が検出された南毛利遺跡が位置しており、本遺跡と同一の集落を構成する可能性も考えられます。
 なお、本調査では、縄文土器や石器などの遺物が整理箱約3箱分出土しています。

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