厚木市下水道運営審議会委員の委嘱及び令和3年度第1回厚木市下水道運営審議会会議録

更新日:2021年11月10日

公開日:2021年11月10日

令和3年度厚木市下水道運営審議会委員の委嘱及び第1回厚木市下水道運営審議会会議
会議主管課 都市整備部下水道総務課
会議開催日時

令和3年10月27日水曜日

午後2時30分から午後4時10分まで

会議開催場所 厚木市役所第2庁舎 16階会議室A
出席者

下水道運営審議会委員9人
都市整備部長、下水道総務課長、下水道施設課長、

下水道総務係長、許認可係長、下水道計画工事係長、下水道施設係長、

下水道総務係員、下水道計画工事係員、下水道施設係員

会議の経過は以下のとおりです。

 

事務局

本日は、大変お忙しいところ、令和3年度厚木市下水道運営審議会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルスの流行による緊急事態宣言等の影響から、ここまで開催を差し控えさせていただいておりましたので、ようやく本日が初回となってしまいました。本日も換気等、感染対策に留意しながら効率的な進行に心がけてまいりたいと思います。

会議に先立ちまして、去る6月1日付けで小林市長より委嘱状が発出されており、事務局でお預かりしておりますのでここで委員の皆様に交付をさせていただきます。

本来であれば、小林市長からお渡しさせていただくべきところですが、大変恐縮ですが、感染対策、接触機会の低減の観点から事前にお手元に置かせていただいております。お名前をお呼びすることで、交付に代えさせていただきますので、ご了承願います。

 

―委嘱状交付―

 

事務局

なお、大久保ひろみ委員、黒部満州美委員、水谷国男委員については御都合により本日欠席されております。

続きまして、都市整備部長から、ごあいさつを申し上げます。

 

―挨拶―

 

事務局

以上で、厚木市下水道運営審議会委嘱状の交付を終わります。

 

事務局

引き続きまして、令和3年度第1回厚木市下水道運営審議会を開催します。

下水道総務課長が進行を務めさせていただきます。

まず始めに、資料の確認をさせていただきます。

 

―資料確認―

 

事務局

それでは、下水道運営審議会委員の紹介に移らせていただきます。

阿部委員から順に自己紹介をお願いします。

 

―自己紹介―

 

事務局

都市整備部下水道関係職員の自己紹介をさせていただきます。

 

―自己紹介―

 

事務局

続きまして、次第4の案件に入らせていただきます。

それでは、議事に入りたいと存じますが、会議の議長につきましては、厚木市下水道運営審議会規則第5条第2項により会長が議長になる旨規定されておりますが、全委員が新たに委嘱されましたので、新しい会長が決定するまでの間、都市整備部長により議事を進めさせていただきますので、よろしくお願いします。

 

議長

案件(1)の会長及び副会長の選出についてですが、厚木市下水道運営審議会規則の第5条によると、委員の互選により定めることとなっておりますが、どなたか御意見ありますでしょうか。

 

議長

御意見が特にないようですので、事務局の方で何か案はありますか。

 

事務局

事務局としましては、学識経験者であり、前期から引き続き審議会委員として務めていただいている平野委員に会長をお願いしたいと考えております。

また、副会長につきましては、本日欠席ではありますが、水谷委員に副会長をお願いしたいと考えております。なお、水谷委員につきましては、欠席のご連絡の際にご意向を確認済みです。

 

議長

ただいま、会長を平野委員、副会長を水谷委員にということですが、皆様いかがでしょうか。よろしければ、拍手をお願いしたいと思います。

 

~拍手多数~

 

議長

ここで、会長と副会長が決まりましたので、進行役を交代させていただきます。御協力ありがとうございました。

 

事務局

それでは、平野委員、会長席に移動をお願いいたします。

 

~会長席へ移動~

 

事務局

それでは会長から一言ごあいさつをお願いいたします。

 

―挨拶―

 

事務局

それでは、議事に入りたいと存じますが、本日の審議会は委員12名のうち9名出席されていますので、この審議会が成立していることを報告いたします。

それでは、平野会長よろしくお願いいたします。

 

議長

皆さん、大変お忙しい中、ご参集いただきまして誠にありがとうございます。

 これから、案件について活発な議論となりますよう、各委員さんの御協力をよろしくお願いいたします。

それでは、案件に入る前に、会議の傍聴の申し出はありますか。

 

事務局

傍聴の申し出者はおりません。

 

議長

それでは、案件(2)『厚木市下水道中期ビジョン(最終報告)について』、事務局の説明をお願いします。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何かご質問等ありましたらお願いします。

 

委員

14ページにおいて、10年間にわたり不明水対策の実施をしているが、下水道管の管路調査とは、どのようなものですか。

 

事務局

下水道管の調査につきましては、管路の中にTVカメラを入れて調査を行います。浸入水が認められる箇所は部分的に補修等の対策を行いました。現在も調査を進めており、対策も並行して実施している状況です。

 

委員

12ページで、長寿命化の管更生工法とは、どの程度の長寿命化が見込めるものなのですか。

 

事務局

長寿命化対策としては更生工法を主に実施しておりますが、基本的には既存の管に頼らずに新しい管が機能するように、既存管の内側に自立する管を造っています。そのため、耐用年数50年の新たな管ができることになります。

 

委員

19ページですが、下水道の人口普及率が89.4%、合併処理浄化槽が4.7%ということなので合わせて94.1%、残り5.9%は何になりますか。

 

事務局

残りは単独浄化槽もしくは汲み取りということになります。

 

委員

感想として申します。施策1の雨水管整備率69.2%は単純に低いのですか。低い理由は何ですか。施策2の長寿命化対策対応率15.7%は、急を要しない数字ですか。施策3の人口普及率89.4%ですが、整備されていない地域はどこなのか疑問でしたが、後々、愛名や飯山・温水辺りだと分かりました。市民として、当面下水道使用料の値上げは不要だということは喜ばしいことです。市内で起きている工事の内容について、資料には具体的に書かれているため参考になりました。

 

事務局

雨水管整備率の69.2%につきまして、厚木市では70%の整備率を目標としております。その目標値に対しては近づいていると感じています。市内の整備を実施している中でも、特に浸水の報告がある場所を優先的に整備しているため、そういう意味でも70%を目標値に設定しております。

 

委員

15ページの災害用トイレシステムについて、綾瀬市内では今年8月に各小中学校に4基ずつほど設置を完了していると思いますが、厚木市の場合は厚木中学校・厚木小学校・厚木第二小学校だけです。それ以外の学校の今後の計画はどうなっていますか。

 

事務局

今回の中期ビジョンの最終報告は、平成28年度から五か年の間で実施した災害用トイレ基数を記載しております。現在は、来年度以降の総合地震対策として二期目の計画を策定中です。その中で、今後上記の3校以外の避難所において、災害用トイレを整備していくか検討をしているところです。

 

委員

揃うといいですね。

 

委員

資料内の災害用トイレ数に、ぼうさいの丘公園は含まれていないですよね。

 

事務局

はい。含まれておりません。

 

委員

含まれるとかなりの数になりますか。

 

事務局

はい。200基程度あります。

 

委員

その数も加えると、多いと理解してよろしいですか。

 

事務局

ぼうさいの丘公園に設置されている災害用トイレは単独であり、学校に設置した災害用トイレは下水道に流せる仕組みで作っています。今後の整備箇所については、危機管理部門と調整を図ってまいります。

 

委員

浸水対策として、あさひ公園雨水貯留施設と北貯留管がありますが、雨水対策は合流区域で完了するのですか。分流区域では、浸透だけで十分雨水対策は出来るということですか。

 

事務局

合流区域は、対応できる雨水強度が時間あたり40ミリとなっており、分流区域の51ミリより低いため、この差を補完する施設としてあさひ公園と北貯留管を整備しています。平成25年度に65ミリ/hの大雨が降りましたが、このような雨でも概ね10センチ以下の浸水深で済むように設計しました。また、分流区域についても、雨水管の整備を進めています。

 

委員

5ページの「雨水対策計画に基づき中依知・飯山・三田等について、11.4キロメートルの雨水管を整備しました」というのは、この雨水管とは、サイズの大小は別にして、北貯留管と同じ機能で、雨水をそこに入れるというものですか。

 

事務局

中依知・飯山・三田は分流区域であり、降った雨水をその管に入れ、最終的には川に流れていく仕組みとなっています。このような管を道路の中に整備していき、道路の雨水を管に落とすという整備を行いました。

 

委員

そうすると今後10年間の計画の中では、分流区域についても雨水管を地中への埋め込み等をやっていくということですか。

 

事務局

はい。引き続き雨水管の整備も実施していきます。

 

委員

25ページに「(エ)その他経営基盤の強化に向けた取り組み」の中で、経費の削減の項に「民間活力の活用」といった記述があります。私も日頃から雨対策として道路側溝の掃除などは住民がやることが必要だと思っています。そのように、市から市民に呼び掛けたい具体的なことはありますか。市民が協力できることがあると思うのですが。

 

事務局

ここでいう「民間活力の活用」とは、施設管理に民間の知識やノウハウを活用するため、施設の運営管理を丸ごと委託することや、職員が直接行うのではなく民間事業者に業務の一部を委託していくことなどを指す用語ですので、市民に協力していただくという話ではありません。ここでの記述はそのようなことですが、下水道事業全体としてご協力いただきたいこととしましては、先ほどお話をいただいたような台風の前には道路の排水口の落ち葉やごみなどをどけておき、水が流れ込めるようにしていただいておくことや、大雨による浸水に備えそれぞれで防水板を用意したり土嚢を設けたりしてご自身の財産を守っていただくとありがたいと思っています。

 

委員

わかりました。

 

議長

他にご意見等ございますか。特にご意見がなければ、この件は了承ということでよろしいでしょうか。

 

委員一同 【異議なし】

 

議長

案件2につきまして、異議なしとして終わりました。続きまして、案件3「厚木市下水道事業経営ビジョン(改定)」に移ります。事務局の説明をお願いします。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何かご質問などありましたらお願いいたします。

 

委員

将来に渡って安定経営が可能ということは理解しました。一方で、老朽化が進み管渠老朽化率は高くなっていくと話もありましたが、投資額は減っているグラフとなっています。この辺の理屈と投資の内訳や計画が分かれば教えてください。

 

事務局

帳簿上では老朽化率が高くなっていきますが、机上と現実の乖離があり、管渠のカメラ調査などを行うとそれほど悪くない状況です。何度か平準化というキーワードを出させていただきましたが、耐用年数に合わせて改築更新を行っていくのではなく、平均的に更新を行っていこうと考えており、それが可能だとみています。修繕等で長持ちさせつつ必要に応じた更新を少しずつやっていく、細く長くのイメージです。

 

委員

今回の10年スパンでは緊急的に投資が必要になっていないという理解でよろしいですか。

 

事務局

そうです。必要に応じて投資をしますが、これまでの50年で作ったものを70年~100年かけて少しずつ更新していくようなイメージです。

 

委員

地中に埋められている管の耐用年数50年とは、あくまで目安であり、場所や環境によっては100年もつものもあるということですか。

 

事務局

ほったらかしにしていては100年もたないと思いますが、ちょっとずつメンテナンスをしていって更新までに70年、100年もたせるようなイメージで考えていただければと思います。

 

委員

検査をしながら必要なところを直していけば大丈夫ということですね。

 

事務局

そうです。緊急的に必要なものはしっかり投資をしますが、この50年間の整備と同じような投資の山を作らず、出来るだけなだらかに細く長く工事をしていく考えです。例えば車なども何もしなければある程度で乗れなくなると思いますが、メンテナンスをしながら車検という形で検査もしていけば実際にはとても長く乗れると思います。そういうイメージです。

 

委員

9ページの経費回収率で100%を達成ということですが、汚水処理費用というのは実際に汚水処理するために四之宮の下水処理施設等に支払うお金等で112%ぐらいということだと、先ほどから話が上がっている耐久性の向上や普及整備は、6億の起債のなかでやりくりをしていくということですよね。

 

事務局

そうですね。

 

委員

それで、今までの起債の利息と元本返済をしても収支トントンになるという計画ですか。7ページでは起債の償還が今後も6億円程度あることになりますが、そうすると汚水に関する起債の償還の財源はどこから来るのでしょうか。

 

事務局

汚水の起債の償還の財源は、後年度の下水道使用料になります。つまり、調整区域への公共下水道整備や管きょの更新等の工事費用は、その年の下水道使用料を充てるのではなく、借金をして後年度の下水道使用料で返済していく形をとっております。逆に言えば当年度の下水道使用料は、処理費用や維持管理費のほか、昔の工事で作った起債の返済に充てています。

 

委員

ということは経費回収率の分母にある汚水処理費用に起債の償還費用も含まれているのですね。

 

事務局

そうです。汚水処理費用とは、実際に処理する費用だけではなく汚水に関する費用全体なので、汚水管きょ等の建設に関する起債の償還額も入っています。

補足:正確には、汚水処理費に含まれるのは汚水施設の減価償却費ですが、減価償却費は現金支出を伴わない費用であることから、これに充当した使用料は資本的収支である元金償還金の補填財源として使用できます。収支計画において、計画期間中の補填財源不足が生じていないので、使用料で起債の償還を賄えていることになります。

 

委員

それで112%だから、毎年6億を借りても下水道料金の推移が図10のようなら成立するということですか。

 

事務局

そうです。

 

委員

わかりました。

 

議長

それ以外は、ご意見等ございませんか。無いようでしたら、この件はこれで了承ということでよろしいでしょうか。

 

委員一同 【異議なし】

 

議長

では、本経営ビジョンにつきましては了承といたします。続きまして、案件3「社会資本総合整備計画の事後評価」についてご説明願います。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何かご質問等ありましたらお願いします。

 

委員

資料3-3のマップは3-1、3-2全ての工事を行った場所の図ですか。

 

事務局

はい。厚木市がこれだけの事業を行っているとご理解いただければと思います。

 

委員

資料の中に「全体事業費」という項目がありますが、このA・B・Cというのは何ですか。

 

事務局

資料3-1で見ると、2ページ目にたくさんの事業がAからの番号で始まっています。Aは、施設整備のような基幹事業を指します。Bについては本市の場合はございません。3ページ目の表の先頭に「C 効果促進事業」とありますが、これはAの基幹事業と併せて実施することで、より高い効果が得られるものです。ここでいうと、Aでマンホールトイレの貯留槽の部分を整備し、Cでトイレ本体、上屋などを購入しました。

 

議長

その他ございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

 

委員一同 【異議なし】

 

議長

そうなると、全ての案件について終了しました。委員の皆様から何かございましたら、お願いいたします。

 

 ~連絡なし~

 

議長

事務局から何かありましたら、お願いします。

 

―議事録の形式について説明―

 

委員

これまでも審議会委員をしていましたが、今回のような話は初めてです。今まではこのような決まりになっていなかったのでしょうか。

 

事務局

もちろんこれまでも議事録は作成していましたが、これまではこうした規定はありませんでしたので、発言者は「委員」、内容は要点で作成させていただいていました。

 

議長

審議会として決めないといけないということなので、どうしましょうか。何かご意見ありますか。

 

~意見なし~

 

議長

特に意見が無く、これまでの方法でも支障が無いようであれば、これまで通りということで如何でしょうか。

 

委員一同 【異議なし】

 

議長

それではこれまでの方法で作成するということにいたします。

 

事務局

わかりました。それでは会議録につきまして、発言者は「委員」、内容は要点で作成することといたします。ありがとうございました。

 

議長

委員の皆さまからも他にはよろしいでしょうか。

 

~連絡なし~

 

議長

それでは、これにて次第にあります全ての案件を終了いたします。議長の任を解かせていただき、進行を事務局にお返しいたします。ありがとうございました。

 

事務局

皆さま、熱心なご審議をいただきましてありがとうございました。これをもちまして、令和3年度第1回厚木市下水道運営審議会を終了させていただきます。本日はありがとうございました。

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