令和4年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会の会議録について

更新日:2022年06月17日

公開日:2022年06月17日

令和4年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会を開催しました。

会議概要
会議名称 令和4年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会
会議主管課 行政経営課
開催日時 令和4年6月10日(金曜日)午後2時から午後3時30分まで
開催場所

厚木市役所第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

検討委員7人、行政経営課長、

行政経営課公共施設マネジメント係長、公共施設マネジメント係員

青少年課長、地域包括ケア推進課地域支援係長

説明者 行政経営課公共施設マネジメント係長
傍聴者

なし

会議の経過は次のとおり 

1 開会

事務局:ただいまから令和4年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会を開催します。

2 あいさつ

  • 委員長
  • 委員
  • 事務局及び出席職員

3 案件

(1) 市立小・中学校の建て替えに係る適正配置の検討について

委員長:案件について、事務局の説明をお願いします。

事務局:資料1に基づき説明

委員長:小学校建て替えに伴う児童館及び老人憩の家の複合化について、検討の視点やメリット及びデメリットを御説明いただきました。

委員:市教育委員会では小・中学校の適正規模・適正配置の検討も進んでいますが、市としての市立小・中学校に関する具体的なグランドデザインはあるのでしょうか。

事務局:昨年度に策定した公共施設個別施設計画において、各施設の今後の具体的な取組内容を示しており、小・中学校及び公民館は地域の核となる施設として、周辺の施設を受け入れるという考え方を示しています。目標耐用年数や施設ごとに状況により更新時期が異なるため、全体のバランスを考慮しながら、個別の施設の検討を進めていく考えです。

委員:老人憩の家は、現在は誰でも利用可能な施設であることから、施設名称から「老人」という文言を取っていただきたいと考えています。また小・中学校を複合施設にするという考え方は、非常に良いと思います。学校は地域に開かれた場所であるべきと考えますし、生涯学習という言葉が叫ばれている近年、市民が生涯にわたり学習し続けるという意味も込め、地域の小・中学校で世代間交流を行うことが理想的であると考えています。具体的な取組を進めるに当たっては、当然セキュリティ上の課題などはあると思いますが、学校を中心とした地域づくりという基本的な考え方には強く共感します。

地域支援係長:老人憩の家は、厚木市立老人憩の家条例に基づく施設であることから、施設名称を変更する場合には条例改正が必要となります。地区によっては、愛称を用いて運用をしている老人憩の家もありますので、引き続き、臨機応変に対応していきたいと考えています。

委員:少子高齢化や人口増減に地域差が生じてくる中で、単に耐用年数を迎える施設を建て替えの対象とするのではなく、まちづくりや地域づくりなど、将来を見据えた建て替えを検討する必要があると考えます。

委員:学校を中心に児童館や老人憩の家を複合化することで、学校を地域コミュニティの拠点とする考え方については賛成します。その上で、市として実施するコミュニティ施策を形にすることが、受け皿である公共施設の役割であると考えます。地域コミュニティの形成に当たっては、コミュニティ施策と公共施設の両輪から検討を進めるべきであると思います。また、多くの学校施設は、学校敷地内に複数の校舎等があります。単に更新時期を迎える校舎を建て替えるのではなく、学校全体をどのように最適化していくかという視点で検討するべきであると考えます。また小・中学校への児童館及び老人憩の家複合化に伴い、現状と比較して不特定多数の人々の出入りが予測されることから、児童の安全性などについては確保しなくてはなりません。施設のセキュリティなどについては、建築プランでの対応が可能と考えるため、具体な検討の中で建築技術上の検討を行う必要があると思います。

事務局:学校全体を捉えた中で、どの校舎に児童館及び老人憩の家を複合化するのが最適であるか、十分に留意して検討を進めたいと考えています。また、御意見にあったように、施設をどのように更新するのかという視点とともに、どのように地域コミュニティの形成を促進していくかという視点を持ちながら検討を進めていきたいと思います。

委員:児童数・生徒数が減少する中、施設を複合化することは各施設の利用促進にもつながることから非常に良い考え方だと思います。公民館などの利用者が増えることは地域の活性化につながるとも考えられます。地域の公共施設を複合化し、地域の活性化につなげるという明確な目的意識を持ち、取組を進めていただければありがたいと思います。

委員:小・中学校の適正規模・適正配置の検討も進んでいることから、市役所内で横の連携をしっかり図っていただきたいです。また、小松台児童館は公園に隣接している児童館ですが、日常的に非常に多くの児童が利用しています。そういった現状から考えると、小学校及び児童館の複合化を行うことにより、より多くの児童が集まる場所ができるかもしれません。また、老人憩の家については、利用者のなるべく近くに立地することが望ましいと考えます。良い施設を整備しても、立地環境や交通環境から利用者が来館しづらい施設となってしまっては、地域コミュニティの形成にはつながらないと考えます。

委員長:今回の小・中学校の適正配置の検討が、教育委員会の進める小・中学校の適正規模・適正配置の検討と並行しているという点については、片方が決まらなくては、もう片方も検討が進まないというケースも考えられます。市役所内でもしっかり横の連携をしていただく必要があります。老人憩の家については、小・中学校などと複合化することによって高齢者の移動距離が長くなり負担とならないよう配慮が必要です。

委員:今後は少子化により生じた空き教室の利用を検討していくべきと考えます。公民館は3か月前から抽選予約が開始し、高齢者が利用しづらい状況となっています。小学校の空き教室などを活用することで解消できないかと考えています。

委員:現在、公民館については、3か月前からの抽選予約となっています。また、利用希望日の一週間前を過ぎると、各公民館での随時予約が可能となりますので、学生などはそのような利用をされる方が多いです。また、予約の混雑状況については偏りがあり、週末などに予約が集中している状況です。

事務局:本日欠席の三橋委員から、本日の案件について事前に意見を賜っておりますので報告させていただきます。まず、厚木市は平成30年6月にコミュニティスクール制度を市内小・中学校36校に適用しました。市内小・中学校このような仕組みを取り入れ始めたことから、三橋委員が校長を務める戸田小学校においても地域コミュニティを形成する場として様々な取組を進めており、こういった状況からも、学校を地域コミュニティの拠点とするという視点についてはしっかり持っていただきたい。その一方で、利用者の安全性についてはしっかりと配慮するべきであるとの御意見をいただきました。もう一点、中学校の適正配置を検討する際の留意点として、地域コミュニティの拠点という点については小学校と変わりはありませんが、国が推奨する部活動やキャリア教育を通した地域との関わりや交流について検討の視点を持つことも一つの考えではないかとの御意見をいただきました。

委員長:ここまでの皆様の御意見をまとめると、小・中学校に児童館及び老人憩の家を複合化するという考え方については、共感いただいているように思います。あとは具体的な検討の中で、施設の安全性を確保するという部分を押さえていただきたいと思います。

事務局:児童館の担う役割の1つとしては、放課後の子どもの居場所づくりという部分があると考えています。そういった意味では、学校及び児童館の複合化によって、児童の居場所の充実につながるのではないかと思います。一方、老人憩の家については、現在の利用実態を踏まえると、小学校と複合化した場合に互いの施設利用に影響を及ぼしてしまう可能性があると考えています。つきましえては、将来的な地域コミュニティ形成の場として、複合化の形態についても現在検討を進めているところです。またコミュニティ形成のための仕組みづくりについても、併せて検討を進める必要があると考えています。

委員:各施設は条例に基づき設置されるため、それぞれの施設の設置目的で整備されていると思います。しかし、実際に施設を使う場合にどのように使うのか、運用ルールなどを決定した上で施設のハード整備に展開していくことが望ましいのではないかと考えます。

青少年課長:学校から児童館への直接来館については、現在は必ずランドセルを自宅に置いてから児童館へ来館するという運用となっていますが、今後、学校と児童館の複合化を行うのであれば、そのような運用のルールについても見直しが必要であると考えています。また小・中学校、児童館及び老人憩の家が複合化することで、これまでの地域交流の形が大きく変わると考えます。引き続き皆様からの御意見を賜りますようお願いします。

委員:厚木市の魅力を考えたときに、地域ごとに様々な特色があると思います。現在検討を進める地域施設の複合化についても、地域の魅力を向上させ、厚木市の住みたい街としての魅力を向上させるきっかけになる可能性もあります。そういった視点も踏まえ今後の検討を進めていただきたいと思います。

4 その他

(1) 次回の会議日程について事務局から説明

(2) カーボンニュートラルに向けたマイボトルの持参についてお願い

委員:開催通知や会議資料についても、可能なものはペーパーレス化を図った方が良いと考えます。

5 資料

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