【令和3年10月】医療危機を乗り越えるために

厚木市長 小林 常良
新型コロナウイルスの市内感染者は、8月に初めて1カ月当たり1000人を超え、厳しい局面が続いています。感染者の急増で、医療現場は災害時に近いほど逼ひ っぱく迫し、入院が必要な患者の自宅療養や、救急活動の現場で搬送先が決まらないなどの事案も起きています。
この危機を乗り越えるため、8月に市立病院の感染症に対応する成人病床を20床増やし、小児を含め44床にしました。公立病院を持つ自治体の責務として、入院の受け入れを強化しています。
さらに、感染状況の立て直しを目指し、県に要望を提出しました。内容は、重症化を防ぐ効果が期待される抗体カクテル療法の宿泊療養施設での実施、県央地域への緊急酸素投与センターの開設などです。医療現場を守り、大切な命を救うため、県と一体となって最適な仕組みの構築を目指します。
ワクチン接種では、市内経済3団体からの申し出を受け、職域ワクチン接種の対象に市民も加えるなど、接種機会の拡大を図りました。いまだ終息の見通しがつかない状況ですが、力を合わせて乗り越えていきましょう。
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更新日:2021年10月01日
公開日:2021年10月01日