令和4年度厚木市史編さん委員会委嘱式及び委員会会議録

更新日:2022年07月07日

公開日:2022年07月07日

会議詳細

日時

令和4年6月21日(火曜日)午前9時30分から11時まで

会場

厚木市役所第二庁舎 16階会議室B

出席者

委員6人、

教育長、社会教育部長、文化財保護課長、文化財保護係長、同担当(2名)

委嘱状の交付

  1.  開会   文化財保護課長
     
  2. 挨拶   教育長
     
  3. 委員の自己紹介及び職員紹介
     
  4. 委員長及び副委員長選出
     
  5. 議題

議題(1)令和4年度事業の実施計画について(資料1)

議題(2)『厚木市史』の発刊計画について(資料2)

議題(3)『市史たより』の構成について(資料3)

事務局が議題(1)(2)(3)を説明

委員長   事務局から(1)から(3)までをまとめて説明がありましたが、議題(1)令和4年度事業の実施計画について、何か御意見はありますか。

委員   歴史講座について、10月から3月までの間に1回開催されるということですか。

事務局   1回を予定しています。

委員長   以前から開催は1回でしたか。

事務局   講師を呼んで講演会を行うことはこれまでも1回でした。これとは別に市史を発刊した際に「市史を読む」という企画を実施したことがあります。

委員長   一般的に市史の中で近代編が一番売れません。時代としては古代や近世の人気が高いのですが、厚木の場合は近代編が比較的売れたと聞きます。販売実績はどれくらいですか。

事務局   近代資料編(1)は1,032ページで価格は9,090円ですが、令和4年6月21日現在で24冊の販売実績があります。

委員   販売価格は印刷総額から発行部数を除した額を基に算出したと聞いていますが、この算出方法は規則等で決まっているのですか。

委員長   行政資料に関する規程において、実費相当額で配布と定められています。

 

委員 歴史講座は近代資料編(1)の発刊を記念して計画をされていますが、近代は私たちにとって一番近い時代であるので、少なくとも3回は実施してもらいたいです。博物館で実施すれば、特別展示とコラボした内容も開催できると思いますので、いろいろな方法を検討してほしいです。

委員長 事務局で検討をお願いします。

事務局 検討します。

委員 これから資料調査が実施される教育編について、明治あたりから市内にどのような学校があったのか、少子化により学校が統廃合されていく時代の中で記録として残していくことは重要だと思います。実際の資料調査はどのように進めていくのでしょうか。

事務局 以前、厚木小学校を訪ねた時、沿革史や昔の写真などが多く残されていました。現在調査を進めています。玉川小学校は戦争に関する記録として調査を実施していきたいと考えています。また、歴史がある厚木高校はすでに調査を実施しています。同じく、厚木東高校も可能であれば今年度から調査を始めたいと考えています。

委員長 教育史は、市史とは別に教育委員会が直接作成している市町村が多いです。
10年ほど前に、文部科学省から、時代の古い学校資料は廃棄してもかまわないという通達が出されたことがあり、小田原市などが明治時代等の学校資料を処分したということがありました。
明治時代の校務日誌、学児年報などを記念として残している学校もありますが、資料の散逸がひどくなっている状況です。
資料調査は、明治は実施されていることが多いのですが、大正以降は実施されていない場合が多いです。
学校の資料調査は新型コロナウイルスの感染予防のため2年間実施できませんでした。個人(家)の資料調査だけでなく、学校の資料調査も実施し、廃棄される前に市史としてまとめたいです。

委員 学校の資料の保存年数に決まりがありますか。

委員 特に決まりはありません。

委員 学校は今の業務そのものが忙しいので、過去の資料は引き継いでいるというより、そのまま残しているというイメージがあります。

委員 昔の資料として捨てることができない状況にあります。

事務局 昨年の校長会において、学校にある昔の資料は市史編さんのために残しておいてほしいとお願いしました。

委員 校長が変わると引継ぎがうまくなされていないこと等により、資料が廃棄されてしまうことも考えられるため、何度か校長会でお願いをするべきと思います。

委員長 PTA、校長会、教育委員会の3者にお願いをし、教育史を作成するための資料として、教育委員会全体として対応できればいいと思います。

委員 教育史は明治時代以降からという話がありますが、寺院がルーツの学校もあることから、江戸時代も視野に入れていただきたいと思います。

委員長 個人の資料につきましては、厚木市はよく調査されていて、近世の市史も多く、6冊出されていますが、公的な学校の資料は手つかずの状況にあります。

委員 市史たよりはどちらで入手できるのでしょうか。

事務局 文化財保護課や公民館で配布しているほか、図書館やホームページで閲覧することができます。

委員 市史は、読んでいただくターゲットを広げるために、写真や図面を多くしたり、地名や写真などからも検索できるようなことはできないのでしょうか。

事務局 できるだけ多く写真や図面を入れて見やすくするように編集するほか、発刊時に「市史を読む会」を開催するなどして多くの方に読んでいただけるよう努めてまいります。

委員 学校の記念誌(周年事業等)を作成する際に、かなりの資料が学校に残っていることが多いです。

副委員長 学校に残されている資料が関心を持たれています。リスト化するなど資料を残していく必要があると思います。

委員長 学校資料も今後集めていきたいです。

事務局 学校の記念誌につきましては、可能な限り収集しています。

委員長 議題(2)『厚木市史』の発刊計画について、何か御意見はありますか。

委員長 発刊計画は執筆する先生の進捗状況によって変わってくるので、事務局からも先生方に働きかけてください。

事務局 先生方にはその都度働きかけていきたいと考えております。

委員長 (3)『市史たより』構成案について、何か御意見はありますか。

委員 1,500部発行ということですが、もっと発行部数を増やすことはできませんか。自治会の回覧板で回覧するなどすれば、多くの方に読んでいただけるのではないでしょうか。

委員長 同様の印刷物を全戸配布している自治体もあると聞いています。

事務局 回覧板で回覧することは、自治会長の事務が膨大になっている現状から調整することが難しいです。他の方法を考えていきたいと思います。

副委員長 市のホームページのトップに掲載する、ツイッターなどのSNSを活用するなどの方法が考えられるのではないでしょうか。

事務局 検討します。

委員長   他に何か、御意見、御質問はありませんか。

意見 特になし

委員長   無いようですので、これをもちまして、審議を終了いたします。議事進行に御協力をいただきまして、ありがとうございました。

 

  1. 閉会   副委員長

 

以上

会議資料

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