「COPD」ご存じですか?

更新日:2025年01月27日

公開日:2024年11月22日

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、別名「たばこ病」「肺の生活習慣病」とも言われ、たばこの煙等の有害物質を長期に吸入することで生じる肺の病気(慢性気管支炎や肺気腫)の総称です。喫煙者に多い病気ですが、非喫煙者も、たばこの煙を間接的に吸い込むことで、COPDの危険が生じます。COPD患者の90%以上は、たばこと関係があります。
たばこなどの刺激で気管支に炎症が起こり、肺胞が破壊されることによって呼吸がしづらくなります。重症化すると、少し動いただけでも息切れしてしまい、酸素吸入が必要になるなど、生活に大きく影響します。

酸素ボンベ

世界で注目されているCOPD

国際保健機関(WHO)の発表によると、2019年に世界でCOPDにより亡くなった人は約323万人で、死因第3位の病気です。世界的に主要な死亡原因の1つでありながら、社会的な認知が十分とは言えない疾患です。

世界COPDデー

毎年11月の第3水曜日は世界COPDデーです。世界COPDデーは、2002年にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の研究と啓発に力を注ぐ世界的な組織GOLDの主唱のもとに定められました。この日を中心に、世界各国でさまざまな啓発イベントが実施されます。

GOLDリボン

ゴールドリボン

「GOLDリボン」はCOPDを多くの人に知ってもらうためのシンボルです。まずはCOPDについて知ってください。そして、あなたや周りの人の健康について考えてみてください。健康医療課では禁煙についての相談を随時受け付けております。

その症状、COPDかも…?

COPDは40歳以上の喫煙者に多くみられます。「咳や痰が続くけど風邪が長引いているのかな?」「最近、息切れしやすい気がするけど年のせいだろうか」と感じている人は、もしかしたらCOPDかもしれません。COPDは、少しでも早く病気に気づき、治療をおこなうことが大切です。

COPDの可能性があるか確認してみよう!

COPDQ

COPDスクリーニングのための質問票(COPD-Q)(PDFファイル:846.4KB)

COPDを予防するためには?

COPDは、禁煙をすることや受動喫煙を防ぐことで、予防が可能です。
さらに適切な薬物治療・非薬物治療(睡眠・食事などの適切な生活習慣、日々の運動習慣)により、病気の進行を遅らせ、息切れなどの自覚症状を軽くすることができます。

厚木市では禁煙を目指す方に保健師がサポートをする「卒煙プログラム」を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

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健康こどもみらい部 健康医療課 健診・予防係
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厚木市中町1-4-1
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