【12月22日】玉川小学校6年生がせんみ凧の制作を実施しました
地域の伝統で卒業前の思い出作り
厚木市立玉川小学校(同市七沢150-1、児童数148人、山口行子校長)で22日、古くから地域に伝わる「せんみ凧」作りが実施されました。6年生29人が卒業制作として10月からたこ作りに取り組んでいます。
玉川小学校のせんみ凧作りは、地域の伝統に触れ、物事を達成する喜びを実感してもらうことを目的に、2006年度から毎年実施し、今年で17回目。せんみ凧はセミをかたどった横60センチ、縦30センチほどの伝統的なたこで、1955年頃までは県央・県西地域で5月の節句に男児の成長を願い揚げられていました。
この日は、地域住民らで構成する玉川せんみ凧保存会の会員5人が一つ一つの工程を丁寧に説明した後に3、4人のグループに分かれて作業を開始。児童たちは手ほどきを受けながら、せんみ凧の胴体に黄色や紫色などの絵の具を使い塗っていました。たこの骨組みとなる竹の切り出しから始め、色塗りまで終えた中山晴之朗さん(12)は「竹を切ったり羽根を付けたりする作業は大変だったけれど、色を塗る作業が一番楽しかった。せんみ凧のたこ揚げでは、過去に兄が作って飛ばしたたこよりも高く飛ばしたい」と笑顔で話していました。
せんみ凧保存会の前場政行会長(84・七沢)は「せんみ凧の制作は、これまで卒業生約550人が経験し、学校に定着している。たこを作るだけでなく、歴史や伝統文化を知り、自分の力で完成させる喜びを知ってもらいたい」と話しました。
玉川小学校では、今後2回の授業で羽根部分の色塗りや糸付けの作業を進めてせんみ凧を完成させ、2月20日に校庭でたこ揚げ大会を実施します。
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更新日:2022年12月22日
公開日:2022年12月21日