4 チョウトンボ

更新日:2021年04月01日

羽根の色が茶色で先端だけ透明になっている2匹のチョウトンボの標本の写真

蝶のような黒い翅を持ち、ヒラヒラ飛ぶ蜻蛉の仲間。幼虫は湖沼に住み、6月頃に羽化すると雑木林などへ成虫が移動します。林では摂食や休息し、性的に成熟した後、再び湖沼へ戻って産卵を行います。神奈川県下ではまれな種類ですが、本市では確実に発生しています。このほか、横浜市にも1カ所発生地があります。本市では、郊外の丘陵地に見られるほか、移動個体が各所でまれに目撃されます。比較的、発生数は安定していますが、周辺の開発などにより絶滅の心配があります。資料館には、本市産の標本を含め、各地の参考標本が展示・収蔵されています。

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