19「頼朝公富士之御狩図」

更新日:2023年06月13日

頼朝公富士御狩之図

この錦絵は「曽我物語」に関連したもので源頼朝が建久4(1193)年5月16日から28日にかけて富士で大規模な巻狩りを行いました。その最終日の28日の様子を描いたものです。この夜、曽我兄弟が敵の工藤祐経を討ち取ったのですが、雷雨が太鼓のように響きわたる混乱のさなか、厚木市に関連した弓の名手愛甲三郎季隆がケガをしています。この場面においても、やはり弓を持っている姿が3枚目の右下に描かれています。また、仇討ちの前ですから、工藤祐経も頼朝公の右側に控えています。

 なお、兄弟の祖父伊東祐親は市内三田の清源院を開基したとも伝えられ、伊東氏代々の墓があります。

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