3『安政見聞録』

更新日:2023年06月13日

安政見聞録

安政2(1855)年の大地震を題材にし、その災害における人の生き方等を記したものです。序には「此書は元来、我子孫をして、忠孝義を励げまさんが為に、近頃見聞する所を挙げて、敢へて信偽を問ことなし」と記してあり、不測の事態に直面した人間の生き様、家族とは、など示唆に富む内容となっています。

 なお、当資料館では『安政見聞録』同様、安政大地震の具体的な崩壊、類焼などの様子を記した『安政見聞誌』、安政3(1856)年の大きな台風による江戸の被害を書き記した『安政見聞集』も所蔵しています。

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