No.54 アーネスト・サト(Ernest Mason Satow)

アーネスト・サトウ(1843~1929)は幕末から明治期にかけて日本で活動したイギリスの外交官です。幕末期にはイギリス公使パークスの通訳として来日し、討幕派諸藩とパークスの仲介役として明治維新に深く関わりました。
外交官として知られる彼ですが、実は登山にも深い関心がありました。明治5年(1872)には山岳信仰の調査のために富士山周辺へ旅行に出かけており、その帰り際に大山信仰を調査しています。宮ケ瀬を経由して厚木に到着したサトウ一行は天王町の旅籠「古久屋」で休憩を取り、上階から大山の眺望を楽しみました。現在あつぎ郷土博物館ではサトウが訪れた古久屋の団扇絵を所蔵しています。
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更新日:2025年06月07日