毎日コツコツ、カルシウムをとりましょう

更新日:2025年09月02日

公開日:2025年09月02日

「カルシウム」~骨の成長と健康に大切な栄養素~

カルシウムは、強い骨や歯をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。

骨は約3か月のサイクルで、骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)と骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を繰り返しています。成長期には形成量のほうが吸収量より多く骨量は増加しますが、男性では50歳代から、女性では閉経後に、吸収量のほうが形成量を上回るため骨量が減少します。成人期以降は効率よくカルシウムをとる必要があります。

 

カルシウムの働き

1日のカルシウム推奨量(30歳以上) 男性750mg・女性650mg

丈夫な骨や歯をつくるためには、カルシウムの吸収を助ける栄養素をあわせてとることが大切です。また、栄養素が偏らないように、バランス良く食べることも大切です。

第3次健康食育あつぎプランの目標

【バランスの良い食事を心掛けている】

◆現状値(令和元年度)62.4% → 目標値90%以上

厚木市では、「第3次健康食育あつぎプラン」(令和3年度から6ヵ年計画)を策定し、「健康寿命の延伸、みんなで描く健幸生活」を基本目標(目指す姿)として8つの取組分野を設定しています。

くわしくはこちら → 「バランスの良い食事を心がけましょう

カルシウムを効率よくとりましょう

カルシウムの食材

カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、野菜類や海藻などに多く含まれます。なかでも、牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれます。

カルシウムの吸収を助ける栄養素をとりましょう

脂溶性ビタミン

ビタミンD:腸でカルシウムの吸収を高め、骨の形成や石灰化(カルシウムの沈着)を促進します。青魚やキノコ類に多く含まれています。

ビタミンK:骨の形成の働きを活性化させて、カルシウムの沈着を促します。納豆、緑黄色野菜に含まれています。

どちらも、油に溶ける脂溶性ビタミンです。油を使った料理がおすすめです。

吸収を阻害する食品やとり過ぎも注意が必要です

【カルシウムの吸収を阻害するリンのとり過ぎに注意】

リンは骨の材料になりますが、とり過ぎるとカルシウムの吸収を阻害します。 スナック菓子やインスタント食品、炭酸飲料に多く含まれていますので控えめに。 

【カルシウムのとり過ぎ】

カルシウムのとり過ぎも鉄などの他のミネラルの吸収を阻害してしまいます。栄養が偏らないように、バランスよく食べることが大切です。

骨の健康のために「コツコツ」始めましょう

骨に良いこと

骨は日々つくられています。そのためには普段の生活を見直すことが大切です。丈夫な骨づくりと骨粗しょう症の予防のためには、若い方は骨量をふやすように食生活や運動を。大人の方は今ある骨量を維持できるよう食生活や運動を。

「コツコツ」初めてみましょう!

健康づくり教室等はこちら→ 「健康増進・健康相談」・「大人の健康教室

骨粗しょう症検診はこちら→「骨粗しょう症検診

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厚木市では管理栄養士・保健師による各種講座を実施しています。

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