1江戸図屏風

更新日:2023年06月13日

地図が描かれた屏風の縮小画像

最初は、おりたたんでコンパクトにもなる、武家の住宅や名所を主とした地図としてつくられたようです。他にみられる江戸図屏風とはちがって、地図と絵画の中間的なもので地図であったものを屏風にしたものと思われます。そのため、屏風にしたときに南北が切り取られたようです。製作年代としては、葺屋町に芝居ののぼり(「中村勘三郎」)がみえますので、森田座、山村座の猿若町が移転する天保12年より前、そして谷中感応寺は日蓮宗不受布施派の寺院で、天保13年に雑司谷へ移転を命じられるていますので、やはりそれ以前の天保中期ごろではないかと考えられます。

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