No.15 一遍上人

更新日:2025年04月05日

瑠璃光寺

瑠璃光寺 バス停「上依知」下車徒歩7分

 時宗の開祖・一遍(1239~89)は、鎌倉時代の僧侶。諱は智真、遊行上人と称されました。勧進帳や仏札を携さえ全国を遊行し、踊念仏を行ないました。諡号は円照大師。著書に「語録」「播州問答集」。

 時宗は、念仏系の宗派で、建治2年(1276)、一遍が開き、「阿弥陀経」を根本経典として、経典中の「臨命終時」の言葉を宗名としました。平常の生活を臨終の時と考えて念仏することを勧め、諸国を遊行して勧進するのが特徴的です。布教のため、伊勢信仰、熊野信仰などを利用した点にも特色があります。 踊念仏とは、太鼓や鉦を叩いて拍子をとり、踊りながら念仏、和讃などを唱えるもので、後に俗化して踊りを主体とした念仏踊りになりました。

  一遍の没後、2世他阿が宗規を確立し、5世安国が清浄光寺(遊行寺)を本山としました。厚木には、瑠璃光寺、専念寺と時宗の二寺があります。瑠璃光寺は、当麻妙見堂(後の当麻派本山無量光寺)に赴く前、一遍が参篭した最初駐錫の地であると伝え、一遍の勧請になる熊野社、一遍の杖が芽吹いた梛樹などゆかりの遺物が残されています。 瑠璃光寺(上依知1747)は、上依知バス停から徒歩10分、専念寺(温水689)は、温水バス停から徒歩1分になります。

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