No.33 溝呂木九右衛門
厚木渡し碑 本厚木駅東口 徒歩15分
溝呂木九右衛門(1784~1860)で、名は金●(光編に廣)。
『新編相模国風土記稿』によると溝呂木家は、第3代古河公方の次子と記されています。溝呂木家は中世末期に厚木に土着し、名主的な存在であったといわれ、近世においては厚木渡船場の支配権を持っていました。また、徳川家康が、鷹狩で中原御殿(現在の平塚市)を訪れた際の休憩所となっていました。
九右衛門金●(光編に廣)は、八王子の成内家から養子として溝呂木家に入りました。江戸時代中期頃、養父である九右衛門宗雲の代から呉服等の商いをはじめ九右衛門金?の代には、使用人を含め30人がいる不自由ない生活をおくる大商人となっています。天保11年(1840)には、金千両を献上して30人扶持を支給され士分となっています。
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更新日:2025年05月03日