収蔵資料展1「厚木の画家 島村 亮」

更新日:2021年04月01日

左側は髪を垂らした女性、右側は眉が吊り上がってちょんまげを結っている首から上の人形の顔のスケッチの写真

長谷座 人形芝居頭スケッチ

収蔵資料展1 厚木の画家 島村 亮

平成10年12月23日水曜日~11年3月21日日曜日に開催された展示会の概要紹介です。
 厚木市郷土資料館では、「厚木の画家 島村 亮」というテーマで展示会を行います。
 今回の展示会における主役・島村 亮画伯は、厚木市の出身で、帝国美術院展、文部省美術展等の官展を中心に、数々の展覧会に入選、晩年には文部省主催日本美術展覧会委員もつとめられた方です。
 島村家からの寄贈、購入によって収集した作品には、市の財産として市民のみなさま方に永く鑑賞していただけるよう、額装、裏打ちなどの保修、保存処理を施してきました。今回、御観いただく画伯の作品、関連資料は総点数140点で、ここには少年時代の習作から、代表作「春甫」、大正8年から昭和31年までのスケッチ等、興味深い作品が含まれています。
 本年は島村画伯の没後40年にあたりますが、奇しくも院展100年という節目の年でもあり、各地で盛んに展示会が催されました。島村亮は、在野の美術団体である院展に対し、帝展などの「官展」を中心に活躍しました。本図録では、島村画伯が当時の画壇をどのように考え、活動したのか、そしてまた画伯が師事した安田靫彦先生との関係についても概観できる解説となるようにつとめました。さらに、島村画伯の作品理解の助けとするため、高瀬慎吾、寺田進の両氏による島村画伯の経歴、ひととなりの紹介、及び画伯自身による「日本画は生きている」「続札金行」を再録させていただきました。
 郷土資料館は、市民生活に密着し、市民ニーズをふまえ、かつ開かれた資料館となれるよう努力を続けてまいります。今後とも、より一層の御指導、御協力をお願いいたします。

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