収蔵資料展13「活動する青年たち」

更新日:2021年04月01日

4冊の紙の冊子の古い資料を扇形に重ねて並べた写真

青年団の活動と当時の世相を物語る資料

活動する青年たち~ 厚木の青年団資料を中心に ~

平成13年5月19日土曜日~7月8日日曜日で開催された展示会の概要紹介です。
 厚木市郷土資料館では、「活動する青年たち~厚木の青年団資料を中心に~」というテーマで展示会を行います。
この展示会でスポットのあたる「青年団」は、国の指導により誕生した官製の団体ではありますが、若者の年齢集団として若者組からの流れをひくものでもあります。それは「郷土の人間」を作り上げる「郷党(きょうとう)教育」の場であるとともに、ムラの中心的な労力も担うものでした。
本展示会では、「依知村青年団」「小鮎村青年団」に残された資料を中心として、身近であったこの集団を、ムラとの関わり、国との関わりなど、さまざまな面から光をあてます。特に、旧依知村役場の「経済更正運動」「標準農村建設計画」などの関連資料をまじえることによって、近現代の世相とともに青年団の周辺との関わりについても展示いたします。
昭和40年以降、地域共同体の崩壊と時期を同じくして、青年団の活動も停滞し、解散となりますが、展示資料は、青年たちの付き合いの中心が「職場」ではなく「地域」にあった時代のものといえるでしょう。これらを懐かしいと感じる世代、その存在を知らない世代、その双方に対して、展示資料は何を語りかけてくるのでしょうか。

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