収蔵資料展9「職人の道具」

更新日:2021年04月01日

右側に縦で「衣食住之内家職幼絵解之図」と書かれ、昔の職人が使用した仕事道具を使って作業をしている絵が載っている資料の写真

衣食住之内家職幼絵解之図 第七石工

職人の道具~ 「神奈川の職人の道具コレクション」 ~

平成12年6月1日木曜日~30日金曜日で開催された展示会の概要紹介です。
 厚木市郷土資料館では、第9回収蔵資料展として「職人の道具」というテーマで展示会を行います。つい先ごろまで「職人」とよばれる人々は、私たちの生活にとって身近な存在でした。彼ら職人は、生活に欠かせないさまざまな道具を、親方から弟子へと引き継がれてきた技と道具で生み出してきました。しかし、近年の生活の変化により、こうした道具も活躍の場を失い、職人の技とともにその道具もみられなくなりつつあります。
本展示会では、郷土資料館が収蔵している石工、下駄、菓子などの職人が使った道具に加えて、姉妹都市である中国揚州の大工道具も展示いたします。また、平成11年2月に県の有形民俗文化財指定を受けた「神奈川の職人の道具コレクション」(17職種、1,982点)の一部を借用展示いたしますが、指定された資料には厚木市域のものも含まれております。それらを公開することにより、厚木だけでなく他地域にも同じ職種の道具がある場合には、周辺地区の職人の道具との比較も可能となります。
厚木の職人の道具、県内の職人の道具、この2つをあわせて展示することによって「職人」の世界の一端をみることを目的として、この展示会を開催いたします。展示する道具は、視覚的にも大変興味深いものですが、それらの資料を通して、受け継がれてきた技術、手仕事の奥深さということにもふれることができるかと思います。

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