令和5年度 第3回 厚木市図書館協議会 会議録

更新日:2024年03月28日

公開日:2024年03月27日

会議録

会議主管課

中央図書館

会議開催日時

令和6年3月15日 午前10時00分から午前11時20分まで

会議開催場所

中央図書館4階会議室

出席者

厚木市図書館協議会委員6人、社会教育部長、中央図書館長、図書館係長、係員3人

説明者

図書館係長、係員

会議の経過は次のとおりです。

1開会

中央図書館長

あいさつ

図書館協議会会長

2案件

(1)令和6年度中央図書館事業方針及び予算について

【事務局】
令和6年度中央図書館事業方針及び予算について説明。【資料1】
【会 長】
事務局の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。
【A委員】
障がい者サービス事業について、利用者が増えているのは、市内の福祉施設などに特別なアプローチ、例えば資料配布や、広報に努めた等で、利用者が増えたということでしょうか。もともとニーズはあったということでしょうか。 
【事務局】
コロナで一時的に利用が減っていましたが、徐々に戻りつつあります。厚木市は他市に比べて障がい者サービスは充実しているので、他市の方も利用されています。
【A委員】
もっと利用者が増えると良いと思っていたので良かったです。ありがとうございます。
【D委員】
情報機器整備事業費の関係で、新しいシステムで、検索して本の内容が確認できるのは文字だけですか。
【事務局】
写真もあります。
【D委員】
マイ本棚(Web書棚)は、今までより遥かにビジュアル的にイメージしやすいだろうと思いますが、書籍というのは、装丁も大事ですが、内容も大事で、例えば、目次は電子化されないのでしょうか。
【事務局】
基本的に、今までのシステムと大きな変更はなく、例えば検索したところにボタンがあり、それを開くと書棚が立体的に見えるようになります。
【D委員】
バーコード化とICタグについては、順次、段階的に導入していくということでしょうか。個人の利用者は、図書館カードをバーコードに切り替える必要があるということですか。
【事務局】
図書館カードのバーコード利用については、9月から使用可能になります。図書館カードが無くても、携帯のバーコードがあれば貸出可能になり、紙の図書館カードも今までどおり使用可能です。ICタグについては、新しい図書館の開館に合わせて導入し、導入後は、自分自身で貸出返却できるようになります。
【会 長】
年齢層が上がっていくと、携帯のバーコード利用は難しくなってきますが、バーコードでも図書館カードでも両方使えるのは良いですね。
【A委員】
選択肢が広がるということですね。
【D委員】
そうなると、例えば、図書館以外のコンビニとか、駅前、市役所でも使えるようになりますか。
【事務局】
予約図書の受け取り場所は、今と変更ありません。図書館カードを忘れても携帯のバーコードで貸出できるようになります。
【D委員】
駅ちょことかで利用できると、便利だと思います。ありがとうございました。
【C委員】
以前に、図書館カードの有効期限が切れ、作り直しになったことがありました。バーコードだと更新がいらなくなるのでしょうか。有効期限は3年でしょうか。
【事務局】
更新は必要になります。今でも更新は、電話でも可能で、住所の変更等を確認させていただきます。
また、図書館カードの有効期限は3年です。
【C委員】
ついうっかりしてしまったことがありまして、電話で更新ができるんですね。ありがとうございます。
【A委員】
ICタグは、例えば、衣料品店でカゴに入れたままの物が自動的にレジで読み取られるイメージでしょうか。
【事務局】
そうですね。今までは、1冊1冊窓口でスキャンしていたものが、例えば10冊を一度にスキャン(貸出)できるようになります。
【C委員】
急いでいる人はセルフで、図書館の職員と話しながら借りたい方は窓口で、と両方あるといいですね。子どもがいると、その10冊のスキャンを待っていると飽きてしまい、静かな図書館で騒がれてしまうと早く出たいと保護者は思いますから子育て世代にも優しいですね。
【事務局】
新しい図書館では、敷居を低くしたいと考えています。子育て世代の方が遠慮されるのではなく、音の強弱を付けるフロア展開にして、お子様の声が許される場所や、静かに本を読みたい方は、静かな部屋を選択していただくような整備を進めています。選択肢の幅が広がることで多様なニーズにお応えできるよう進めています。
【会 長】
情報機器整備事業費は、538.3%の増額ということで予算がこれだけ付いていますから、ICタグ化ができたら本当に素晴らしいと思います。議会の議決後は、予算案がそのまま通るということですね。
他に御質問はありますか。無いようでしたら、これで案件1を終わります。
続きまして案件2です。事務局から説明をお願いします。

(2)第4次子ども読書活動推進計画について

【事務局】
第4次子ども読書活動推進計画について説明。【資料2,資料3】
【会 長】
事務局の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。
【A委員】
パブリックコメントの障がい者への配慮の件ですが、私は難病の子どものボランティアとしてイベントを行っています。肢体不自由で移動はできないけど、オンラインで参加はできるので、資料とか、例えば工作をする場合は、先にキットを送ってオンライン開始と同時に工作ができるようにしています。こういうやり方もあるということで共有したいと思います。
【会 長】
ありがとうございます。パブリックコメントでの意見をきちんと取り入れているのは、良かったと思います。今のお話のような、より具体的な案も取り入れていただきたいと思います。また、今回、皆さんに推進計画を細かく見ていただいて、様々な意見を反映している中で、グラフを見ると読書が好きな子が減っていたり、本を読まない理由や要望まで詳しく書いてあったり、楽しい、面白いと言った例も載っているので具体的に分かって良かったですね。
【E委員】
今の御説明に無かったので、お聞きしますが、子ども科学館・(仮称)未来館と連携したイベントについては、来館が自由ですから把握は難しいかもしれませんが、厚木市外から訪れた団体の数などは分からないでしょうか。市外からあまり来ないですか。
【事務局】
イベント参加人数についてでしょうか。市内、市外に関わらず、団体の場合は、事前申し込みがありますので把握できます。
【事務局】
今、計画に記載のある数字は、図書館と科学館で連携したイベントの人数が、令和4年度の現状値として入っています。これはプラネタリウムを使用して実施している事業ですが、今後は未来館と図書館が複合で同じフロアを共有しますので、そういった部分でイベントの数をもっと増やしていきたいということで目標値の数字が入っています。下段はボランティアの団体数が入っています。これは読み聞かせや、子どもたちに読書活動を提供していただける団体やボランティア数をお伝えしています。市外からも厚木市に多くの方に訪れてもらいたいなど、そういった御意見もいただきながら進めていきたいと思います。
【B委員】
子どもを対象とした読書ボランティア団体実態調査結果についてですが、コロナにより読み聞かせボランティアの数が減ったのは事実であり、先日聞いた話では、小学校のカリキュラム、時間自体が前倒しで8時半からの20分と6時間目が時短で25分、合わせて45分となることで、朝の訪問ボランティアの時間が無くなる予定だと学校から言われたそうです。
また、別の学校では、国語の時間としていますが、ぜひ今までどおりお願いできませんかと言われたそうで、学校によって様々なようです。ボランティアの方もコロナ禍から戻って来られて、地域の方からも随分御協力いただいているようです。
【会 長】
本に触れる機会を減らせば、親しむ時間が減っていきますし、学校での授業時間の中で、先ほどの国語の時間や、やり方次第で、どんな教科であっても文章を読まないと問題が解けません。やはり読書力はとても大事だと思うので、学校単位でそれぞれのお考えがあるとしても、広めていく方向にしたいですね。
【事務局】
大変御苦労されて活動されているということは、私たちも重々承知しています。今回の予算も読書ボランティアの皆様への更なる支援、援助ができるよう進めています。読み聞かせボランティアの養成講座に合わせて紙芝居の演じ方であったり、ストーリーテリング養成講座であったり、何とか実施できるよう進めていますが、そういった部分でもバックアップしながら、「読書大好きあつぎっ子」の育成を、皆様の理解を得ながら進めていきたいと考えています。
【会 長】
他に御意見はありますか。
【E委員】
先月の2月1日号の広報あつぎが、とても参考になり、今までと違う紙面でとても嬉しかったです。いろいろな角度から図書館を紹介しており、図書館のPRになると思うので、とても良かったと思います。
【事務局】
ありがとうございます。
【会 長】
これからリニューアルしていけば、図書館も動画的なものは目を引くと思いますので、紙面ももちろんですが、いろいろな角度からPRしていただきたいと思います。
【C委員】
ウェブだと広報もページがめくれるように見られて良いですね。
【事務局】
ホームページも皆様により分かりやすくなるようリニューアルを進めているようです。
【C委員】
先ほどの読み聞かせボランティアの件ですが、どの学校も会員が減ってきて、お母さん方もほとんどOBで、現役のお母さんが少ないのが一番の悩みです。どの学校も人数が少なくて、休みの人が出たら、その教室には対応できないとなると病気にもなれない状態です。
【B委員】
知り合いのお母さん同士で、他校から助っ人で訪問するという学校もあります。
【C委員】
貸し借りするみたいで、良いアイデアですね。
【A委員】
もしかしたら御存知かもしれませんが、湘北短大の保育科では、絵本の読み聞かせの練習を行っています。一般公開していますが、あまり周知されていないので、例えば学生が小学校へ行けるようなら、実際の練習になると思いました。
【C委員】
読み聞かせボランティアを絶対に消したくない理由としては、教室で先生と違う、外部の方が来て本を読むと、いつもと違う、特別な映画館的な雰囲気で、6年生でも集中して聞いてくれます。読み聞かせボランティアの意義が、本当に大きいと思っています。
【A委員】
そうですね。講座の企画で、湘北短大にちらしを貼ってもらったり、周知をお願いしているのですが、平日の午前中の講座というのが、学生にも難しいかもしれませんね。
【B委員】
幼稚園、保育園の保護者の方も忙しくて、小学校でやろうと思っても、コロナで一旦、おはなし会を離れた方でも、今の生活のペースもありますし、なかなか戻ってくれなくて厳しいですよね。
【会 長】
以前、読書じゃないですけど、市内の陸上部の大学生が小学校まで走ってきて、そのままクラブ活動に参加していただくということもありました。近隣の大学になってしまうかもしれませんが、大学生のボランティア活動として、ウィンウィンの関係で、お互いにやり方次第で上手く利用できたらいいですね。本物の方に教わるので、全然違います。他に何かありますか。
【D委員】
報告書10ページの基本方針3 子どもの読む力を伸ばすの成果指標「読書が好き」と回答する子どもの割合の、中学生の令和4年度数値が48.6%となっています。20ページにも同じ表がありますが、中学生の現状値(令和4年度)が49.4%となっています。まったく個別の表で、どこにも反映されていないということも考えられますが、違いは何でしょうか。
【会 長】
小学生の「好き」「どちらかというと好き」を合わせると、67.5%になりますね。
【D委員】
そうすると、勝手に合わせていいのですか。「好き」「どちらかというと好き」「好きなときもある」とあって、「好き」「どちらかというと好き」を合わせて、「好きなときもある」は合わせないんですか。全部肯定的な意見で合算したものが許されるのであれば、「好きなときもある」も合算するのが合理的ですよね。たまたまこの数字を拝見していて、この現状値と目標値があって、目標値は高い所に設定するのが、より我々も努力をしなければならないということで構いませんが、何か説明が必要だと思います。
【会 長】
どちらかというと、完全に「好き」とは言い切れない子どもの心情もあって、
はっきりしない言い方もするので、どちらかというと、ということに合わせてというケースもありますよね。
【D委員】
そうであれば、どこかに説明が必要だと思います。
【会 長】
49.4%と48.6%の数字の違いはどうですか。
【D委員】
説明ができれば良いんですが。
【事務局】
確認します。
【D委員】
お願いします。
【事務局】
「好き」「どちらかというと好き」を「好き」にカウントするというのは、確か、第3次計画には書かれていたと思うのですが、4次に移るときに、既に周知されているということもあり、記載を省いた可能性があります。
【D委員】
分かりましたが、結局表現されていないということは、存在しないということになると思います。今の説明を拝聴しましたが、この表からは一切読み取れないので、明確に間違いであるという言い方も可能になります。
【会 長】
こちらは、もう冊子として出来上がっていますか。
【事務局】
はい。
【会 長】
差し込みの訂正で対応ができればお願いします。3次に続いてということであれば、理由も記載してください。
【D委員】
そう書かないと、数字を操作したように見えてしまいます。
【会 長】
あと数字は、49.4%で良いですね。
【事務局】
はい。
【会 長】
比較も3次に合わせてください。他に何かありますか。
【D委員】
現状値というのは現実でしょうが、目標値を立てる場合の基準はありますか。例えば、21ページの成果指標4「学校の図書室を利用した」と回答する子どもの割合で、中学生の現状値(令和4年度)が約20%で目標値は60%になっています。小学生の現状値(令和4年度)は、約50%で目標値が60%ですが、どのような基準で目標値を設定しているのですか。また、子ども科学館・(仮称)未来館と連携したイベント参加人数が、145人から2,700人へ増加しています。これは0が1つ多いのかと思いましたが、この目標値は、個人ですよね。団体ではなく、個人でこの伸び率というのは、どのような根拠があるのでしょうか。期待を込めて設定しているのであれば、それでも構いません。
【事務局】
先ほど申し上げた通り、現状ですと、今は同じ施設内のプラネタリウムと図書館が限定的に行っているということになります。令和10年は、新しい建物に移ると図書館と未来館が入り混じるフロアになりますので、今まで以上にイベントができるだろうと考えて2,700人としています。
【D委員】
そうであれば、145か2,700に注釈を付けるか、欄外に注釈を付けないとおかしいと思います。子ども科学館・(仮称)未来館と連携したイベント参加人数であれば、現状とは違うので、一つの表、一つの項目にまとめられないと思います。内容が違うものを一つの項目に入れるのは、不可能だと思いますが、目標値は2,700人ということであれば、このままで構いません。
【事務局】
御意見として承ります。
【会 長】
他に御質問はありますか。無いようでしたら、これで案件2を終わります。続きまして案件3は、その他となっておりますが、事務局から何かありますか。

(3)その他

【事務局】
この3月で長沼部長が退職のため、皆様に御挨拶申し上げます。
【部長】
挨拶
【会長】
他に何かありませんか。無いようでしたら、事務局にお返しいたします。
【事務局】
長時間にわたり御協議いただき、ありがとうございました。閉会にあたりまして、副会長から御挨拶を賜りたいと思います。

 

3閉会

副会長

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