令和5年度第2回 図書館協議会 会議録

更新日:2023年10月29日

公開日:2023年10月29日

会議録

会議主管課

中央図書館

会議開催日時

令和5年10月12日 午後1時00分から午後2時30分まで

会議開催場所

中央図書館4階会議室

出席者

厚木市図書館協議会委員5人、社会教育部長、中央図書館長、図書館係長、係員3人

説明者

係員

会議の経過は次のとおりです。

1 開会

中央図書館長

あいさつ

図書館協議会会長

2 案件

(1) 第4次厚木市子ども読書活動推進計画(案)について

1 開 会 中央図書館長

2 あいさつ 図書館協議会 会長

3 案 件

(1) 第4次厚木市子ども読書活動推進計画について

【事務局】

  第4次厚木市子ども読書活動推進計画(案)概要版について説明について説明

【会 長】

  事務局の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。

  今回の資料は白黒ですが、カラーで配布するということでよろしいですか。

【事務局】

         冊子を作成し、配布するときはカラーを考えています。

【会 長】

今回の調査から、Googleフォームを利用した読書アンケートを実施していますが、小学2年生や4年生では、分からないまま回答している可能性があるのではないかと思います。

      【事務局】

質問については、先生から説明していただき、回答してもらっています。

【A委員】

アンケート集計の回答率が低い場合、統計上意味があるのかお尋ねします。

先ほど小学2年生の話がありましたが、先生が補足説明するのは、別の見方をすると一種の誘導だと見えなくないでしょうか。アンケートは回答者に全てを委ね、自分の理解で答えるのが根本的なやり方だと思います。

【事務局】

誘導するつもりはなく、設問によっては説明していただき、回答してもらっています。

【A委員】

  そうだとすると対象者の再検討もひとつの選択肢かと思います。

【事務局】

5年前に同じアンケートを実施しており、対象を変えてしまうと、推計や変化が分からないため、当時と同じ対象で行っています。

【会 長】

   同じ内容で、経年の変化を見るということですね。

【事務局】

   はい。

【会長】

今回は前回と違い、Googleフォームでアンケートを実施したことを、表記した方が良いかもしれません。

       【事務局】

本文に今回の調査については、Googleフォームでアンケートを実施しましたと記載はあります。

【A委員】

   Googleフォームを使った理由は、集計の正確さや迅速さですね。

      【事務局】

はい。図書館だけでなく、小中学校でも、Googleフォームでアンケートを実施するのが、主流になってきています。集計の正確さや早さもあります。今後も、Googleフォームでアンケートを実施していきたいと思います。

 【会長】

経年変化を見るのであれば、同じ質問でないといけないですね。

分かりにくいのであれば、言葉を学年に合わせてはどうでしょうか。

      【C委員】

私が仕事上でアンケートをするときに大事にすることは、数字もきちんと見るのですが、自由記述をしていただいたところを必ず反映するようにしています。

      【事務局】

自由記述で、皆さんが御自身の言葉で語っているのは大切だと認識しています。アンケートを集計するに当たっては、言葉のキーワードでまとめています。

      【C委員】

「面白い」と「楽しい」が上位にあるので、4年生としての「面白い」は「楽しい」かもしれませんし、2年生の楽しいは、絵が楽しい、文章ではなく視覚的なものが楽しいのかもしれません。高学年になると、ストーリー性とかを楽しいと言っているのかもしれません。今のお子さんは、色々なものを凝縮して見たり聞いたりすることが多く、子どもたちの環境、読み方、受け取り方も変わってきているのを感じています。だからこそ自由記述は大事であると思っています。

      【事務局】

  検討させていただきます。

【会長】

  他に御意見等ありますか。

      【C委員】

        白黒になると見づらいという話がありましたが、斜線や水玉にすると見やすいと

          思います。

【事務局】

  市民の皆様に見やすいように検討したいと思います。

【A委員】

文系理系という書き方が枠にとらわれていると思います。文系とは何か、理系とは何かとは問いませんが、豊かな想像力を育むのは、理系も文系も必要ですし、これから色々と知り、自分に合うものを身に着けていこうとする子どもたちを縛り付けてしまう表現が気になりました。文科省のホームページにもそのような表現は無いと思います。

      【事務局】

科学館が先行し、文系理系と表現したのですが、適切な言葉を検討したいと思います。

【D委員】

小学1年生は大事なところで、本が好きな子もいますが、本に抵抗がある子は、宿題の音読に苦労されていると親御さんから聞きます。幼稚園や保育園では、朝から本を先生が読んでくれて慣れ親しんでいますが、字を覚え始めた1年生が平仮名、漢字が読めるようになると、読んでもらうよりも自分で平仮名を拾って読むようになって、学年が上がると図書館の本を自分で読んだりもするので、その差が面白いです。時代も変わりデジタルと紙面で、どちらがどれだけ楽しいのか、この推移は貴重になると思います。中学1年生も大事なところです。

    【会長】

    「あなたは紙に印刷された本ではなく、画面で読む本や雑誌を読んだことがありま

       すか」との設問があります。中学生は読んだことがある生徒が7割を超えていま

           す。

【D委員】

だいたい中学1年生から携帯を持ちます。グループラインや、スマホの画面で漫画など、なんでも見られるようになります。

【事務局】

不読率の上昇を見ると、小学4年生から上がるので、4年生からスマホを持つのかと思いましたが、実態は分かりません。

【D委員】

働くお母さんが増えて、持たせてしまうのかもしれないですね。全員が揃うのは中1かもしれません。

     【C委員】

学童に3年生くらいから行かなくなるのも関係するのでしょうか。

     【会長】

中学生が図書室に行く気にならないという回答が気になります。小学校は1年生から朝読書をさせますし、学年が上がると調べ学習も入ってきます。最近はコロナの影響で休みが多くなって、このアンケート結果が通常と違うかもしれないと思いました。ただ、行く気にならないというのが、とても気になったので、これから先に向けて、より良いものにしていただけたらと思います。

      【事務局】

   図書室に読みたい本が無いという意見もありました。本の充実もあると思いま  す。

   【会長】

学校が朝読書をしていれば、家に本が無いなら、図書館で本を借りますし、その必要が無いのであれば図書館にも来なくなります。学校に本が足りないなら中央図書館から希望図書を借りるシステムを使っても良いと思います。

    【事務局】

今年度から結ぶプロジェクトが始まり、対象は中学校ですが、学校図書館を通じて、生徒のリクエスト本を週に1回、中央図書館蔵書から学校へ搬送しています。うまく活用していただき、読書に結び付けていただければと思います。

【B委員】

従来、図書館のイメージは、静かで気軽に出入りする場所じゃないというイメージでしたが、今の子どもたちには、ホっとする場所、ホっとできる雰囲気だと良いと思うので、図書館のイメージを一新すると良いのかなと感じます。

   【事務局】

新しい複合施設では、サードプレイスをコンセプトとして、学校、家、もうひとつの居場所ということで、青少年の居場所の部屋も作りますので、そういうイメージは解消できると思います。

   【会長】

      その他、何かありますか。

 【B委員】

読書通帳の存在を知りました。例えば5冊借りたらポイントを貯めて、あゆコロちゃんグッズをあげるというような取組はどうでしょうか。

    【事務局】

あゆコロちゃんグッズのプレゼントは既に行っています。

【A委員】

本を借りても読んでいるとは言えないですよね。

【事務局】

 読んでいない子もいるかもしれませんが、本を手にしていただくことが読書の きっかけになると思っています。

 【D委員】

読書通帳は、公民館図書室に行くきっかけになるかもしれませんね。

      【事務局】

各地区の公民館図書室もそれぞれ工夫しています。お近くであれば、ぜひ御利用いただきたいと思います。

【D委員】

学校でも配っていますか。

   【事務局】

 学校からの御要望があれば、配布しています。簡易なものですが、幼稚園、保 育園のお子さんには、保護者宛の啓発パンフレットと一緒に渡しています。

       【C委員】

湘北短期大学は、図書館が充実していて、地域にも公開しています。特定の本を借りると1冊何ポイントというミニ冊子があります。そこにお薦め本のあらすじを3行くらいにまとめてあり、手に取ってもらい、足を運んでもらうのが第一歩になります。

  【A委員】

      一般の大人の方にも欲しいですね。

    【事務局】

大人の方も御利用いただけます。

    【会長】

ネットだと自分の好きな本だけになってしまいますので、書店や図書館に行って本を読んでほしいと思います。借りるだけで読まなかった子がいたとしても、自分で本を選んだということをプラスに考えてはどうでしょうか。

      【C委員】

    居場所ということで、それもひとつだと思います。

      【事務局】

        新図書館では、そのような居場所を提供していけたらと考えております。

(2)その他

【会長】

案件1は、よろしいでしょうか。無ければ、案件2のその他で何かありますか。

【事務局】

今後の予定ですが、庁内の会議に諮った後、パブリックコメントを12月1日から1月4日まで実施し、市民の皆様の意見を聞きます。御意見については、本協議会で御報告させていただきたいと思います。次回は2月ぐらいを予定していますので、よろしくお願いします。

【会長】

他に何かありませんか。

   【委員からの自由意見】

   【D委員】

駅近辺では、園庭がない保育園が増えており、外遊びに中央公園を利用しています。雨の日は外で遊べないため、図書館の本があると助かります。図書館の本を保育園などに運んでいただくとありがたいです。

   【C委員】

仕事の関係で子どもの施設へ本の読み聞かせをしていました。高齢者施設では、その方のお孫さんが来て、図書館主導で読み聞かせをしていて、私の中では、図書館は地域に根付くものと思っており、新しい複合施設に期待しています。

   【事務局】

毎年、図書館では、小学校の先生が割り振られた市立23小学校へ、ボランティア団体である厚木おはなし会さんと出向き、読み聞かせを行っています。

また、幼稚園、保育園などについては、市の出前講座のプログラムがありますので、御要望をいただき、日程調整をして実施しています。子ども科学館にも学外プログラムがありますので、今後はタイアップしてイベントを行うなど、話し合っているところです。

 【会長】

   他に何かありませんか。無いようでしたら、事務局にお返しいたします。

 

    【事務局】

長時間にわたり御協議いただき、ありがとうございました。閉会にあたりまして、副会長から御挨拶を賜りたいと思います。

3 閉会

副会長

会議次第

資料一式

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厚木市中町1-1-3(厚木シティプラザ2から4階、地下1階)
電話番号:046-223-0033
ファックス番号:046-223-3183

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