令和7年度第1回 図書館協議会 会議録

更新日:2025年07月16日

公開日:2025年07月16日

会議録

会議主管課

中央図書館

会議開催日時

令和7年6月19日 午前10時00分から12時00分まで

会議開催場所

厚木市立中央図書館 4階会議室

出席者

厚木市図書館協議会委員5人、市民交流部長、中央図書館長、図書館係長、図書館・未来館整備担当主幹、係員3人

説明者

中央図書館長、図書館係長、図書館・未来館整備担当主幹

会議の経過は次のとおりです。

1 開会

中央図書館長

2 案件

(1) 厚木市図書館協議会会長及び副会長の選出について

委員の互選により、会長及び副会長を選出。

(2)令和7年度中央図書館運営方針・事業計画について

【会長】

案件2「令和7年度中央図書館運営方針・事業計画について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

【事務局】

資料1~2について説明。

【会長】

ただ今の説明について、御意見をいただきたいと思います。

【委員A】

資料1の2頁3(3)に「地域資料の電子化の検討」とありますが、地域資料とは具体的にどのような資料が該当するのでしょうか。

【事務局】

郷土資料と行政資料を合わせたものを地域資料と呼び、基本的には本市に関連する資料となります。また、近隣の市について、どこまでのエリアをその対象としていくかについては、現在「収集基準」の中で見直しを図っているところです。

【委員A】

まず頭に浮かんだのが「厚木市史」で、そういった資料を電子化するというイメージでしたが、それ以外の厚木市が発行する冊子なども含まれるということですね。

【事務局】

はい。

【会長】

ありがとうございます。他に御意見はありますか。

【委員B】

資料1で色々な活動を行っていることが分かりました。2頁3(2)のオについて、読み聞かせ講座の開催の記載がありますが、ここのところ講師の方が同じで、参加されるのを躊躇しているとか、曜日の設定で参加できないという声を聞いたりします。

【事務局】

講師の選定や講座の日程につきましては、できるだけ皆さんのニーズに合わせ、多くの方に参加していただけるような形について検討していきたいと思います。具体的には、参加者の方たちのアンケートを基に、今後の開催については工夫をしていきたいと考えております。

【会長】

ありがとうございます。他に御意見はありますか。

【委員A】

感想を述べてもよろしいでしょうか。図書館の機能として、利用者が読みたい本が揃っているというのが一番の大きな使命なのではないかと思います。一方で、利用者が読みたくなるような本を発見すること、今まで自分では思いもつかなかった分野について、「こんな本があったんだ!」という発見の機会をつくることが大事ではないかなと思います。中学生の読書離れが進んでいるというのは、そういう機会の減少も要因としてあるような気がしています。それともう一つ、本屋に行くと、平積みの本があるかと思います。そこに掲示されるポップなどは、短い言葉で中身をかなりよく言い表していて、それと同じようなことを図書館でもやったらいいと思います。目に付くところに置いてあげると、子どもたちが見て、「ちょっと読んでみようかな」と本を手に取るきっかけになるのではないかなと思います。

【事務局】

ありがとうございます。ただいま御提案いただいた、ポップのような形で、短い言葉で何かを表現することで本との出会いを生んでいくというアイデアがとても素敵だと思いました。現在も、中学生の職場体験の中で、ポップを作成するということをやっております。2階のヤングアダルトコーナーでは、そのポップを使って自分がいいなと思った本を紹介するという機会を設けています。他には、自分が普段手に取らない本と出会う機会というのは、図書館としても本当に重要と考えておりまして、今の図書館でも行っている特集展示は、月ごとにテーマを変えて実施しています。また、新しい図書館で企画している内容として、委員からお話があったように、平台に本を並べて、自分のおすすめの本を紹介するコーナーを設ける予定です。今も、読み終わった本をワゴンに積んでいると、そこから手に取られる方が多いです。それをもっと大々的にやってみようということを企画しています。加えて、おすすめの理由などをカードに書いてもらうことも試みたいと思っているところです。

【委員A】

検索できるということが大事だと思います。今の図書館でも曖昧な言葉でも検索ができるので、それは素晴らしいことだと思いますが、自分に関わりのない分野のものについても、目に付く機会があるといいなと思っています。

【事務局】

ありがとうございます。いま御説明したスペースは、「みんなでつくる棚」というコーナー名を予定しております。そこには先ほど委員がおっしゃったとおり、ゆっくりとお茶でも飲みながら、みんなで語り合いができるようなしつらえとする予定です。

【会長】たくさんの御意見をありがとうございます。案件2については以上とします。

(3)「厚木市未来・図書館管理運営方針(案)の策定・パブリックコメントの実施について」

【会長】

案件3「厚木市未来・図書館管理運営方針(案)の策定・パブリックコメントの実施について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

【事務局】

資料3-1、資料3-2について説明。

【会長】

ありがとうございました。前回の2月の協議会の時点から色々な意見をまとめて、今のこの方針(案)ができているということだと思いますが、大変な作業だったと思います。

【事務局】

さきほど委員Aから「偶発的な本との出会い」というお話がありましたが、1点追加で御説明したい箇所がございます。資料3-1の14頁を御覧ください。今回の図書館の大きな特徴が「未来館との融合」になります。未来館は体験する施設です。体験から本に結びつけるという試みも新しい施設では取り組んでいきたいと考えています。その取り組みの一つとして、5階のフロアに「あとわ広場」といって、色々な展示装置を設置しているコーナーがあります。利用者には、面白かった展示をカードにチェックしてもらい、最後にシステムでそれを読み込ませると、自分が面白いと思った展示のテーマに関するおすすめの本や関連する市民活動団体をナビゲートしていくシステムを導入したいと考えています。直感的に展示を楽しんだあとに、そのナビゲーションシステムで読み込んでいたたくと、「あ、こんな本があったんだ」という新たな出会いがあると思うので、ぜひこちらも中高生にも活用していただきたいなと思っております。

【会長】

ありがとうございます。委員の皆さんから御意見がありましたら、よろしくお願いします。

【委員A】

24頁の業務委託と指定管理者についてよろしいですか。比較検討をしたとあるのですが、どんな比較をされたのでしょうか。利用者に対してデメリットがあるとか、そういうことはあるのでしょうか。例えば、協議会の場で出た意見が反映されなくなるとか。

【事務局】

委員が御心配されるようなことはないです。どちらもしっかりと市民サービスを提供するという点は同じで、指定管理の方がコスト的にはメリットがあるのかなと思いますが、新しい図書館は「未来館との融合」という他に事例のない施設になります。最初の段階では、市がしっかりと運営に関わっていく方がいいだろうという判断です。一緒に運営していく中で、民間の事業者に任せるという見極めができた段階で、指定管理に移行させていくという方がよいのではないかという判断で、この形にしています。

【事務局】

補足させていただくと、民間活力を使うという考え方は、その分野の専門の事業者がいれば、そこに任せた方が市民サービスにつながるだろうというのが大きな考え方です。その民間活力を使う手法として、いま申し上げた業務委託と指定管理ですべてを任せるとう手法があって、どちらが選ぶかというのを今回検討した上で、供用開始の段階では業務委託を使っていこうという考えになります。運営をしていく中で、指定管理で民間の事業者にまかせた方がより市民サービスにつながると判断できた時には、そちらを選んだ方がよりよいサービスが提供できるものと考えています。

【委員A】

指定管理の方がコストも下がりますか。

【事務局】

そうですね。ただ、目的としてはやはり市民サービスの向上かと思います。

【会長】ありがとうございました。その他、御意見があればぜひ市民の立場で意見を提出していただければと思います。案件3については以上とします。

3 その他

【会長】

その他について事務局から説明をお願いします。

【事務局】

今年度の会議予定について御説明します。本日の第1回を含めて3回の会議を予定しております。第2回目は9月~10月頃で、市の決算に合わせて、昨年度の実績を報告し、令和8年度に向けての御意見をお伺いしたいと思います。第3回目は来年の2~3月に予定しており、次年度の方針を御説明させていただきたいと思います。詳細な日程につきましては、改めて調整させていただければと思いますので、よろしくお願いします。

【会長】

ありがとうございました。それでは予定の案件を全て終了させていただきます。

4 閉会

副会長

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