宮の里遺跡出土土器

更新日:2021年07月14日

公開日:2021年04月01日

口の大きな器の形をした土器の表面に、縦で「甲午」と墨書されている土器の写真

「甲午」墨書土器

肌色と白色の5枚ずつの皿と割れて出土した土器のかけらが並んでいる写真

宮の里遺跡出土土器集合写真

市指定有形文化財(平成29年1月24日指定)

名称及び員数

 宮の里遺跡出土土器 31点及び破片一括

所在地

 あつぎ郷土博物館
 厚木市下川入1366-4

概説

 本資料は、厚木市船子において実施された宮の里遺跡の発掘調査により、50号住居址から出土した土師器及び須恵器、灰釉陶器等の一括資料です。
 土器体部外面に「甲午」銘の墨書が施された須恵器坏は、南多摩G5窯式に位置付けられ、年代は10世紀前半に位置付けられます。「甲午」は干支年と考えられ、暦年代にすると承平4年(934)に相当し、土器編年上の年代と一致しています。その他の土器も同様の年代に作られたものと考えられ、土器の製作年代と使用年代が明らかとなる極めて貴重な資料です。
 なお、干支年が記された土器は全国的に見ても類例がなく、非常に珍しいものです。

交通案内

バス
神奈川中央交通バス あつぎ郷土博物館行き終点下車
 

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