ムクロジ(皇大神社)

更新日:2022年02月28日

公開日:2022年03月21日

ムクロジの写真

※右から2本目

市指定天然記念物(令和4年2月12日指定)

名称及び員数

ムクロジ(無患子(むくろじ)) 1本

所在地

(こう)大神社(たいじんじゃ)

厚木市棚沢118-2

所有者

宗教法人)大神社)

概説

樹高    18.2m

枝張り    東西10.0m、南北13.0m

目通り周    2.2m

根本周   3.5m

樹齢    推定140年

ムクロジは、ムクロジ科の落葉(らくよう)高木(こうぼく)で、関東以西の本州、四国、九州、沖縄等に分布します。雌雄同株で、秋には黄葉(こうよう)し鮮やかな黄色となり、果実は直径2cmほどの球形で、黒く硬い種子を1個含みます。種子は正月の羽根突きの羽根の玉や数珠玉(じゅずだま)に用いられます。果皮(かひ)にはサポニンを多く含むために泡立ち、汚れを落とすことができることから、古くから洗剤として用いられ、石鹸の木の別名があります。止血や咳止め、解熱などの薬として用いられるなど、人々との関わりを持ってきた樹木です。

棚沢皇大神社のムクロジは、社殿(しゃでん)前の左脇にあります。幹は小さく湾曲しながら直上しており、枝は最下段が地上4mで南東方向へ伸長し、8mで南方向への(ちから)(えだ)と、周辺には西側、東側、北東側への力枝が出ています。地上11m以上では周辺の木々の影響も少なく、四方に枝を発生して樹冠(じゅかん)上部を形成しています。幹の樹皮(じゅひ)は灰白色で滑らかですが、下部になると浅い亀裂が目立ちます。

ムクロジは、厚木市内では希少性が高く、皇大神社のムクロジは、現存するムクロジの中でも大形木で樹齢も100年以上の古木であることから、価値が高いものです。

ムクロジの幹の写真

ムクロジの葉の写真

交通案内

ムクロジの位置が分かる写真

棚沢バス停 徒歩8分

※右の写真で、矢印が示す木がムクロジです。

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