【平成30年度】下古沢駒飼遺跡第4地点

更新日:2021年08月23日

公開日:2021年04月01日

深く掘られた穴の中央に、土器の欠片が見受けられる遺跡の写真

カマドの検出状況

下古沢駒飼(しもふるさわこまかい)遺跡第4地点

所在地

 厚木市下古沢字駒飼

調査原因

 個人住宅の建設

調査期間

 平成31年1月24日から2月14日まで

調査面積

 約12平方メートル

調査機関

 厚木市教育委員会

調査担当者

 安藤 広子・亀井 久美子

検出遺構

 竪穴住居跡4軒・土坑・ピット

調査概要

 今回の調査では、古墳時代の竪穴住居跡4軒、土坑2基、ピット1基が検出されました。2号竪穴住居跡からは、カマドの構築材として利用されていた粘土とともに、逆さに置かれた甕の一部が出土しています。また、遺構検出面からは、土師器の高坏や須恵器の坏がほぼ完形で出土しました。検出された竪穴住居跡4軒はいずれも調査区外に広がっているため、全体を把握することができませんでしたが、出土した遺物から、時期は古墳時代後期であると考えられます。
 本調査区周辺では、これまでの発掘調査によって弥生時代から古墳時代の集落跡が多数発見されています。今回の調査によって、恩曽川に向かう斜面地においても集落が広範囲にわたり形成されていることが明らかになりました。

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