双盤念仏

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

10名の紫色の法被を着た男性がステージ上の太鼓や双盤鉦の前に座っている写真

第17回厚木市郷土芸能まつり

市指定無形民俗文化財(平成6年12月5日)

所在地

 酒井

保持者

 法雲寺酒井双盤講

概説

 酒井の双盤念仏は、法雲寺の薬師堂にある薬師如来が寅年に御開帳されるときに、酒井の人々によって村の安全祈願や先祖の供養のために行われてきたものです。鎌倉の大本山光明寺を中心に始まり、かなり古い歴史があるものと思われます。寺伝では凡そ400年以上前からの伝承としています。双盤念仏は、太鼓1基と双盤鉦とよばれる鉦4基を打ち、「南無阿弥陀仏」を唱えます。厚木でも、酒井のほかに双盤講がありましたが、太平洋戦争によって中止になりました。酒井では、法雲寺酒井双盤講の方たちの努力により、昔から伝わる双盤念仏を絶やさないように継承されています。現在、法雲寺の「お十夜」や近隣の寺院などで行われています。

活動について

主な公演等

  • 10月
     酒井法雲寺十夜法要(厚木市)
     鎌倉光明寺十夜法要(鎌倉市)
  • 11月 
     大磯大運寺十夜法要(大磯町)
  • 秋頃
     郷土芸能まつり

 毎年、厚木市酒井の法雲寺十夜法要のほか、鎌倉光明寺の十夜法要の時には、講中すべてが集まり、山門で演奏しています。
 また、十二年に一度、寅年に行われる法雲寺薬師堂の御開帳では町内をあげて盛り上げ、盛大に演奏します。

(更新日:令和2年6月12日)

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