令和3年度第4回厚木市社会教育委員会議報告

更新日:2022年08月29日

公開日:2022年06月24日

会議概要

会議主管課

社会教育部社会教育課

会議開催日時

令和4年3月25日(金曜日)午後3時から午後5時15分まで

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会議室

出席者

社会教育委員 13人(2人欠席)
社会教育部長、社会教育課長、社会教育係長、担当、社会教育指導員

説明者

担当、社会教育指導員

令和3年度第4回会議結果は以下のとおりです。
なお、第4回会議の傍聴者はありませんでした。

1 開会

2 あいさつ

社会教育部長、議長

3 案件

(1)各種会議等の報告について

事務局:資料1

市主催事業 社会教育委員会議全体会4回、小委員会3回実施。

県主催の会議及び研究会 書面及びオンラインでの実施。

議 長:3月14日の県の理事会において、県社会教育委員会議の予算が少ないということを意見反映した。

(2)地域ぐるみ家庭教育支援フォーラムの報告について

議 長:今年度のフォーラムは、コロナ蔓延防止対策のため、小委員のみの参加での実施とさせていただいた。委員であるコーディネーターに、パネルディスカッション全体をまとめていただき感謝申し上げる。

事務局:資料2

        3月19日(土曜日)に収録し、編集後申し込みのあった人にYou Tubeにて発信、3月中に発信予定。蔓延防止期間であっため、収録当日は登壇者・小委員会委員・事務局・部長・教育長のみの参加で実施。コーディネーターには、「地域ぐるみ家庭教育支援」も「地域学校協働活動」も、未来を担う子どもの成長を願って地域総ぐるみで取り組むことが必要であるとまとめていただいた。

委 員:打合せやリハーサルを何度もやっていただき、スムーズに運営できた。

委 員:パネルディスカッションで推進員の実践を聞かせてもらったが、先進的に取り組んでいる地域でもいろいろ課題があるという生の声が聞けて良かった

委 員:地域ぐるみ家庭教育支援という形でのフォーラムであったが、地域学校協働活動の提言みたいな形でまとめることができた。フォーラムができることそのものが幸せだと思った。今回の取組は地域学校協働活動そのもので、ビデオを全国に発信していきたいと感じた。

議 長:たくさんの人に視聴してほしい内容であった。これまで、改めて色々考えてみたが、ストンと落ちたことが多々あった。

(3)厚木市における地域学校協働活動について

ア 地域学校協働活動推進員等の活動報告について

指導員:モデル地区での活動内容の報告 資料3

委 員:地域ぐるみ家庭教育支援事業と地域学校協働活動は同じようなことをまたやるのかという印象。地域の人が混乱するのではないか。

指導員:2つの事業は対象が違うし、参加者は「これはどちらの事業」と考えながら参加するわけではないので、混乱することはないと思う。

委 員:何もかもすぐにやろうとしてもできるものではない。

指導員:何もかもがすぐに変わるものではないし、この話は昭和の終わりから検討が始まって、全国の様々な事例からようやく一つの方向性が見えてきて法制化されたものである。法が変わったからといってすぐに実施できるものではなく、人の意識が変わるのには様々な体験を通して、長い年月がかかるもの。だから、今の子どもが大人になった時に、地域に対しての愛着を持ったり、地域を創っていこうとしたりする意識がつくというくらいのつもりで考えていけばいいのではないか。そのためには、地域や学校の情報を共有するところが初めになると考える。

イ 地域学校協働活動提言書の作成スケジュールについて

事務局:資料4

委 員:事例を交えた話を聞くと公民館がやっていることが良くわかるが、地域ぐるみ家庭教育支援と地域学校協働活動の両方をやると、地域の方が混乱してしまうのではないか。公民館職員等との議論や研修が必要だと思う。

指導員:そういうことが社会教育委員会から市教委への提言となると思う。

ウ 地域学校協働活動提言書の内容について

委 員:令和5年度から施策として進めていくものなのでしっかりと提言をまとめていきたい。ざっくばらんに意見を出して、次の小委員会で形をつくり、全体会にかけたい。

事務局:資料5

議 長:資料にあるように4点について意見をいただきたい。

「地域情報や学校情報を結びつけるためには」について

委 員:現在2つのCSに参加しているが、あえて位置づける必要はないのではないか、担当教員となった人は大変になると思う。

委 員:私の所属する地域では事業推進委員会が月に1回あって、先生や地域の指導員やら様々な人たちが集まって情報交換を行っている。学校のことはそれでよくわかるし、支援が必要なことはその場で話し合っている。

委 員:他の地区ではやっているのか。

委 員:私の地区ではではそのような会議はないと思う。

委 員:本地区は青健連が主体となっているが、主催は地区によって違うからわからない。

指導員:以前は、そのような会議をどの学校区でも行っていたが、学校運営協議会ができてから行っているところはあまりない。学校運営協議会は、以前の会議と違って情報交換会・報告会ではないので、意識改革が必要。

委 員:私の地区は3校が一つの学校運営協議会となっているが、以前まであった評議員会とは違い、グループに分かれて話し合いを行っている。

委 員:学校からすると、地域が見えにくい。自治会長は相談には乗ってくれるが、実際に動くということではない。地域との関わりは、必要のある先生が個別にあたっていたが、相談できる人が一人決まっていれば学校にとっては安心感がある。

委 員:今までは公民館職員が担ってきたが、たくさんの地域の人に知っていただければそれだけ地域も活性化する。つなぐ人を位置づけることが大切だし、そのために地域の人材をいかにして育てていくかが大切。

議 長:住民にとって地域の情報が良くわからないということがある。

委 員:何をもって地域情報というのか。地域の情報は公民館だより、市の情報は広報などがあり、回覧情報となっている。所属している団体の様子もそれぞれ発信されているが、自治会の加入率が下がっているのは課題。

委 員:今回の地域学校協働活動は、学校のために何かをすることではない。学校の課題を地域で子どもの学びにつなげていくとか、地域での関わりは楽しいよとか教えていくことであり、地域の課題を解決したり地域の活性化を図ったりしていくのがこの取り組みの趣旨である。そうすることで、地域のつながりが生まれ、連帯感が生まれてくると思う。

委 員:そういうこともあり、私の地区では家庭教育支援事業として、年末美化清掃を学校と協働して行ってきた。

議 長:連帯感を形成するためには、広報紙や情報紙を更に充実させていくことも大切で、読んでいただけるような広報紙にしていくことが求められる。

指導員:今やろうとしていることは、学校を支援するということではなく、地域と学校が子育ての目標を共有して、支援するという事よりも、協働でできることを実施していこうというものである。法を改正して支援から協働へ変わってきているのが今の流れである。そのために必要なことが、つなぐ人を位置づけることだと思う。

議 長:そろそろこのあたりで議論は終わりにして次に移る。

「厚木らしい地域学校協働本部」について

委 員:地域には色々な目的を持った団体があるから、協働って何だろうという意識を持って取り組めるようにすることが大切。

委 員:これまでは、地域学校協働活動推進員という名前すら知らなかった。まずは、市民に周知することがベースではないか?

議 長:協働とはどういうことかを少しずつ実践しながら進めていけるようなことを提言していきたい。

事務局:令和5年から本格的にはスタートするが、全地域一斉というわけではない。

委 員:対象地域はどうやって決めるのか。

事務局:公民館と話し合いながら進めていく。

議 長:担当教員を置くということはしなくても、学校側はすでになんとなく窓口は決まっているのではないか。そういう意識を持ってもらえればいいと思う。公民館は地域住民から頼りにされている。地域学校協働本部として無理のない形で展開していけばいいのではないか。

委 員:どこかがまとめていかなくてはいけないし、いずれは公民館を本部にすることが必要だろう。

委 員:何かできないかと言われたら、学校よりは公民館が相談に乗ってもらう方が分かりやすい。

議 長:根幹にあるのは「地域づくり」「人づくり」「学校づくり」である。公民館の役割でもある。

「地域学校協働活動推進員を位置づけた時に考えておきたいこと」について

委 員:推進員の後継者のことを考えると、社会教育行政として「育成」を意識していくことが必要ではないか。

委 員:推進員が1対1の関係では厳しい。その時に応じてサポートしてくれる人が必要ではないか。

委 員:養成講座や推進員が孤立しないような「連絡会」や「交流会」が必要。

委 員:そのような束ねる立場の人の配置も必要だと思う。

委 員:これこそが、公民館に求められる役割だと思う。

委 員:現実的には公民館運営委員会で行事・予算を決めている。公民館がどう考えを変えていけるかが課題だと思う。

「地域学校協働活動推進員の活動を広げたり認知度を高めたりするには」について

委 員:情報交換会や研修の機会が絶対に必要。

委 員:多くの事例を紹介したり、他の推進員の声を伝えたりしていくような場の設定が必要。

委 員:市の広報紙に掲載できないのか。

議 長:様々な情報紙を使って広げていくことが必要。

委 員:名前が長すぎるから愛称があるといいのではないか。

委 員:推進員は規則などに位置づけられていないのか。

事務局:社会教育法に位置づけられている。

議 長:他になければ、時間もかなり超過しているのでこのあたりで終わりにします。

4 閉会

副議長

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