令和6年度第2回厚木市生涯学習推進会議会議録要旨
1 会議の名称
令和6年度第2回厚木市生涯学習推進会議
2 会議の主管
市民交流部生涯学習課
3 日時
令和6年9月30日(月曜日)午後1時30分から3時10分まで
4 場所
あつぎ市民交流プラザミュージックルーム1(アミューあつぎ7階)
5 出席者
厚木市生涯学習推進会議委員7人
生涯学習課長、生涯学習課生涯学習係主幹兼係長、生涯学習課主任
6 説明者
生涯学習課主任
7 傍聴者
なし
会議の経過要旨は、次のとおりです。
1 開会
生涯学習課長
2 案件
(1)第1期基本計画前期実施計画の点検結果について
資料1に基づき、第1期基本計画前期実施計画の点検結果につき説明した。
〇委員
点検結果をきれいにまとめていただいている。事務局に感謝したい。現状とこれからの取り組み姿勢が分かりやすく記載してある。生涯学習推進会議の委員になって初めて、こんなにたくさんの生涯学習事業があることが分かった。市民にどう広報していくかを検討した方がよい。たくさんの事業があることが分かれば、参加したい、意見を言ってみたいというように、関心のある事業が出てくるのではないか。成果を伝えるということでもよい。事業を分類し、家庭教育についてはこのような事業がある、社会教育についてはこのような事業があるというように広報してもよいのではないか。
〇委員
自分も生涯学習推進会議の委員になり、市にはこんなにたくさんの生涯学習講座があるということに驚いた。進行管理票の達成率や成果を見ている中で、短い文章でしか記載されていないが、実際には色々な苦労があると思う。短い言葉でしか表現できない難しさもあると思うが、進行管理票にもう少し具体的な内容を記載してもらえると意見を出しやすい。また、こんなにたくさんの事業が行われているということはあまり知られていないと思うので、公民館で広報するなどしてもよいのではないかと思う。
〇委員
広報の一環で、体験した人の声を知ることができる体験談を出すなどしてもよいのではないか。
〇委員
各分野の内容が詳しく書かれていて素晴らしい。
〇事務局
点検結果については、各事業担当課に戻し、予算編成等の際の参考とさせていただく。
(2)意見交換
資料2に基づき、事務局から意見交換議題について説明した。
〇委員
なぜ参加する時間がないのかと考えるといろいろなことが見えてくる。例えば、私が所属している会は会員が高齢化し、会員数が減少している。広報あつぎの街かど伝言板に掲載したが反応がないので、いろいろな方に聞いてみたところ、仕事、子育て、介護に忙しいという声や、本厚木の駅まで出るのはバス代がかかったり準備が必要だったりするので、近くで開催してほしいという声が多かった。そのため、普段着で来られて用事があれば抜けて帰ってもよい、皆が行きやすい近くの公民館で開催してみたところ、多いところでは20人位の参加者が集まった。午前ではなく、午後1時から4時の間がよいという声があり、その時間に開催してみた。準備は大変だったが、開催した甲斐があり、会員増加につながりつつある。
時間がないというのはそれなりの理由があるので、理由を分類して調べていくと方向性が見えてくるのではないか。
参加したい講座がない、講師がいつも同じだ、講師は地元の人がよい、という意見もあった。アンケートだけで方向性を見つけるというより、具体的にお話を聞いた結果、公民館で活動するのが一番喜ばれると感じた。公民館はなくてはならない存在なので、もっとクローズアップされてもよいのではと感じる。
〇委員
高齢者でもできるニュースポーツを皆さんに知ってもらいたいので、年に何回か近くの公民館で研修会を開いているが、残念ながら参加者が少ない。参加者を増やすために広報をしているが、新型コロナがあってから、皆で集まって行事を行うのが難しくなった。新型コロナが5類になってからも、まだ地域の方が積極的に参加する気持ちになっていないと感じる。もうすぐ地区の運動会があるが、参加者が少なくなりつつある。どうしたら地域の行事に参加してもらえるようになるか、良い方法があったら教えてもらいたい。
〇委員
年齢によって違うのではないか。高齢者対象のラジオ体操には参加者が多い。ゲートボールなどはルールが難しく、ベテランの人が大勢いて気後れしてしまうという声を聴く。スポーツをある程度分類し、ターゲットを決め、声掛けを行い、集まりそうなものから実施していくということがよいのではないか。地域に合うものを見つけていけばよいのではないか。
〇委員
各公民館の運動会にも人が集まらない。実施時間や弁当の有無等は各公民館に任されている。運動会と共に、体育館で保健師の健康チェックを受けられるようにした。以前は声掛けを行えば運動会に参加してくれる方が多かったが、最近はあまり声掛けも行わないし、参加者が少ない。人集めは大変である。
〇委員
運動会は何のためにやるか、ということを考えることが大事だと思う。運動会は地域のコミュニティのためにやるもの。昔と価値観が変わっているので、地域ごとの運動会のやり方を検討していく必要があるのではないか。
〇委員
「生涯学習活動に参加する時間がない方が多いという問題にどう対応すればよいと考えるか」という議題につき、時代も変わってきている中で、情報発信ツールを使ってPRを行うことはとても有効だと思う。最近は、個人の関心から情報を求めるので、SNSを利用しない手はないと思う。現在も情報発信を行っていると記載があるが、どのように行っているか。
〇事務局
講座予約システムでは、講座が一覧になって出てくるので、興味がある講座を選んで申し込むことができる。また、講座実施後に講座の様子を発信したり、講座開始前に昨年の写真を使用し、講座の様子をお知らせしたりしている。
〇委員
我々の年代でそれが使えるか。使ったことはあるか。
〇委員
自分はパソコンに慣れているので、講座予約システムを使用できるが、知り合いの70代の方は申し込みができなかったとのこと。高齢の方にはかなりハードルが高い。もう少し簡単にしていただくと、年代が上の方も申し込めるのではないか。
また、Zoomを使用したオンライン講座が最近たくさんある。オンライン講座には、人と接しない、東京までわざわざ行かなくてもよい、というメリットがある。コロナ禍に、自分の講座をZoomで行ったが、丁寧に教えれば80代の方も参加することができ、講座が成立した。これからの時代は、スマートフォンの電波が繋がれば、日本や世界の講座をZoomで受講できる。時間がない方も、Zoomなら移動時間もなく、座ってすぐに受講できる。ただし、高齢者の方には難しいので、簡単にできるシステムがあればよいと考える。
〇委員
今は過渡期である。あと数年すれば、皆オンライン講座が受けられる時代になると思うが、今は高齢者には難しい。まずはどういう講座があるのかを分かりやすく説明してほしい。そして、システムを簡素化できるようであれば極力そうしてほしい。応募者が少ないようならその理由を知る努力をした方がよい。若者向けと高齢者向けに分けて実施するということもよいのではないか。
〇委員
生涯学習事業の広告は生涯学習課で行っているのか。
〇事務局
講座の案内は一覧で掲載しており、詳細は事業担当課が発信しているというスタイルが多い。
〇委員
生涯学習推進会議の委員になり、生涯学習事業がこんなにたくさんあるということに皆驚いたと思う。その驚きを何かの形で市民に伝える必要があると思う。
また、現在、コミュニティがある意味崩壊してきている。厚木市で生活している人が厚木市に勤めていない、厚木市に勤めている人が厚木市に住んでいない、という状況になっている。かつて相模原市が担っていたベッドタウンとしての役割を、今は厚木が担っているという気がする。町内会的なコミュニティがいつまで存続可能か分からない中、個々人の好奇心に訴えていく事業が必要になってくる。これまで生涯学習に携わっている者の感覚としては、即効性があることや、時事ネタのような知識を話すと興味を持ってもらえる。そのような、今求められていることに対応できる事業を行うとよい。また、もう一つは深いものがよい。既知のもの全てにつながって深い認識になるというような、博物館利用のような事業が増えていくとよいと思う。
〇委員
これだけの事業を実施する必要があるのかとも考える。自分の生涯を心豊かに生きるための生涯学習なので、一人一人の価値観に左右される。いろいろある中から選んでもらう方法もあるが、自分の興味は他の人とは違う、という方もいる。昔は一つのもので心豊かになれたが、世の中が変わり、価値観が変わり、たくさんの事業をそろえるより、逆に厚木らしさを出すという生涯学習のやり方もある。各事業で厚木らしさを探すなどしてみると、新しい方向性が見えてくるのではないか。先取りして何か新しいことを考えた方がよいのかもしれない。たくさんの事業を行わなくても、良い指導者を育てて、厚木らしい事業を行えばよいのではないか。
〇委員
コミュニティが崩壊してきているのなら、厚木市で疑似家族的なコミュニティ化を推進するような案が出てくると盛り上がるのではないか。他の地域への対抗心をもって団結していくようなきっかけを厚木市で作っても面白い。
〇委員
実際行うのは難しいのではないか。子ども会や敬老会がどんどんなくなり、コミュニティどころではなくなっている。地域の防災をどうするかということも難しい。大局的にいろいろそろえても、市民の意思とずれが出てくる。ある程度選別し、現状認識をした上で何を行ったらいいかを考えた方がいい。
〇委員
子ども会は減ってきている。子どもは参加したいが、親が役員になりたくないために参加しないということが理由としてある。
〇委員
ボランティアをどう選んでいくかが問題となっている。毎年行っている活動も無償のボランティアで行っているが、ボランティアをしてくれる方が減ってしまっている。まだ熱意のある人にお手伝いをしていただいて行事を続けているが、役員になるのはマイナスだというイメージができてしまっている。民生委員になる方も減っており、ボランティアが集まらないということが、全てのことに関わってきている。頑張って行事を行っても、参加者が少なければやる気がなくなってしまうということが課題である。
〇委員
生涯学習のスタートである家庭教育が成り立っていない。地域の子どもの登下校時の見守り等で、子どもと触れ合いをすることなども、親に代わって行わないといけない時代になっている。ボランティアも、多少の手当を出すべきではないかと思う。いろいろな事業にお金を使うのなら、地域のコミュニティ活性化にお金を使った方がよいのではないかと思う。
資料3に基づき、事務局から意見交換議題について説明した。
〇委員
目標値はどのように決めたのか。
〇事務局
資料がないが、実績から設定していると思われる。
〇委員
もし、目標値がぶれているのなら、達成率をみてもあまり意味がないのではないか。本当に使ってもらいたい年齢層はどこか。高齢者であれば、高齢者に使ってもらえるような仕掛けをしないといけない。どういう年代の利用が減っているのかを分析し、どういう年代の人に使ってもらいたいのかを検討し、目標値にしていかないと、達成率について評価ができない。
〇事務局
この施設は、駐車場は30台弱あるので、車利用も可能だが、実際に使用するのは南毛利地区の方が多い。無料の公民館が予約できなかった際に、有料の南毛利学習支援センターを利用する南毛利地区の方や、音楽室を目当てに使用する方、姿見があるので空手やダンスのグループの方が使用しているが、利用者が固定化してきている。市内全域の方に上手く利用していただけていない状況となってしまっている。
今年と来年度で施設の改修工事を行っており、施設もきれいになるので、市内全域の方に利用いただけるような方策を検討しているところだが、皆様の御意見もお伺いしたい。
〇委員
この施設のPRが不足しているのかもしれない。知る人ぞ知る、のような形になってしまっている。利用者の地域別分布図のようなものを作る必要がある。そうすると、この地域にはまだPRが不足しているということが見えてくる。その地域で音楽活動をしている団体に声を掛けてみるなど、方策も見えてくるのではないか。
〇委員
使用料を払わないといけない施設は、他にもあるのか。公民館は無料かと思う。
〇委員
アミューあつぎは使用料を払って使用する。
〇委員
この料金は高いわけではなく、むしろ安いくらいということか。この料金は1団体の料金か。利用時の人数制限はあるのか。
〇事務局
他市と比べても、この料金は適正である。この料金は1時間の利用料金を示している。利用人数の上限はある。
〇委員
この施設は、飲食可になっていると思う。
〇事務局
部屋によっては飲食可である。
〇委員
公民館は飲食できない。
〇事務局
飲食可の部屋があるということがポイントになってくるか。
〇委員
駐車場が少なすぎると思う。駅から遠いので、車で行くとなると、この台数では少ない。
〇委員
他の交通手段は、バスである。
〇委員
バスの場合、駅まで一度来て乗り換えないといけないため、車利用が多くなっている。視聴覚室が定員50人で、その部屋を誰かが利用していると、ほかの利用者は駐車場が使えなくなってしまう。
〇委員
市がほかの駐車場と契約し、無料で使えるようにすれば、多少利用者が増えるかもしれない。
〇委員
施設に勤務している方にどのような問い合わせがあるのかを確認すれば、問題が見えてくるのではないか。
〇委員
施設を利用しているのは自主的なサークルなのか。
〇事務局
自主的なサークルや、個人利用である。
〇委員
魅力的な講座を開催すれば、利用者が増えるのではないか。駐車場が不足しているのであれば、Zoomで中継するなど、オンラインでも受講できるようにしてもよい。
〇委員
共通しているのは、公共施設に駐車場が少ないということである。遠くから人を呼ぶためには、受け入れる体制ができていないといけない。
〇委員
起伏が多い場所なので、高齢者は近所でも徒歩では難しいのではないか。近くの商業施設に車が停められるように、市から依頼はできないか。
〇委員
この施設のみに限らず、車で来た人のことを考えてあげないといけない。特に足腰が弱い人は車で行くしかない。せっかくの良い施設だし、リニューアルもするのにもったいない。
〇委員
南毛利小学校に車を停めさせてもらうことはできないか。
〇事務局
南毛利小学校への駐車は難しい。
〇委員
いろいろ問題もあるので、達成率がこの位でも仕方ないのではないか。市民文化祭を来年度アミューあつぎで行うなら、バスセンターにも近く交通の便がよいので参加するが、文化会館で行うなら参加しないという方もいる。交通の便に重点を置いて考えないといけないと思う。
〇事務局
本日いただいた御意見を参考にさせていただきたい。
3 閉会
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更新日:2024年10月15日
公開日:2024年10月15日