ジェネリック医薬品(後発医薬品)について

更新日:2022年03月16日

公開日:2021年04月01日

ジェネリック医薬品(後発医薬品)の普及促進

日本は、国民皆保険制度を通じて、世界最高レベルの平均寿命と保健医療水準を実現していますが、近年の急速な少子高齢化を背景に、医療費は毎年2.3%ずつ増加しています。
神奈川県の国民健康保険の医療費推計では、1人当たりの医療費の伸び率や将来人口統計等から、2035年度の医療費は約1兆4,500億円に達し、2015年度と比較して約2.2倍に増加すると見込まれています。

  •  増え続ける医療費をまかなうために保険料を上げると、払えない人々が出てきます。
  •  窓口の負担割合を増やすと治療を受けることができない人々も出てくるでしょう。

国民皆保険制度を持続可能なものとするために、一人ひとりができること、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用を促進し、限られた医療資源をより有効に活用しましょう。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)って何?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の特許が切れた後に製造・販売され、「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んだ同等の効き目がある」と厚生労働大臣が承認した医薬品です。先発医薬品に比べて薬の値段が5割程度、なかにはそれ以上安くなるものもあるため、窓口で支払う自己負担や国民医療費全体の抑制につながります。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、なぜ安い?

医薬品の開発には、約9年から17年程度の長い歳月と数百億円から数千億円の莫大な開発費が必要だと言われています。ジェネリック医薬品は、先発医薬品の使用実績を踏まえて発売されるため、効き目や安全性が確立されており、開発期間は3年程度と短く、開発費も少ないため、先発医薬品より安価になります。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)にすると何円安くなる?

服用している先発医薬品によって、ジェネリック医薬品との差額が異なり、また、自己負担割合(窓口で支払う負担割合、3割・2割等)によっても変わってきます。
日本ジェネリック製薬協会ホームページ「かんたん差額計算」で、服用している先発医薬品に代えて使用することができるジェネリック医薬品(後発医薬品)があるか、ある場合には、どのくらいの差額になるかを確認することができます。

全ての先発医薬品は、ジェネリック医薬品(後発医薬品)に代えることができるの?

先発医薬品には、その代わりとなるジェネリック医薬品がないものもあります。また、薬は、各症状に作用する有効成分と添加物にわかれますが、ジェネリック医薬品は、先発医薬品とは違う添加物を使用している場合もあります。アレルギーをお持ちの方などは、添加物に含まれる成分に注意が必要です。事前に医師や薬剤師に御相談ください。

添加物…薬を固める・飲み易くするなどのために添加される有効成分以外の成分

ジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更するには?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、全国の病院・診療所・保険薬局で処方・調剤してもらうことができます。病院や診療所では、ジェネリック医薬品を希望していることを直接伝えるか、受付で、診察券と一緒にジェネリック医薬品希望カード等を提示して相談してください。保険薬局では、処方箋のジェネリック医薬品への「変更不可」欄にチェックまたは ×(バツ)の記載がない場合に、保険薬局の薬剤師と相談の上、ジェネリック医薬品(後発医薬品)を選ぶことができます。

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