【子どもの予防接種】水痘(水ぼうそう)

更新日:2022年04月07日

公開日:2021年04月01日

 水痘は、「水ぼうそう」とも呼ばれ、水痘-帯状疱疹ウイルスの初感染によって引き起こされる感染症です。感染力が強く、5歳までに約80%の子どもが罹るといわれています。発疹、発熱が主な症状で、一般に軽症で済みますが、中には重症化したり合併症を起こしたり死亡したりする場合もあるので注意が必要です。

 妊娠中の女性が水痘に感染すると、赤ちゃんが「先天性水痘症候群(低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕、脳炎、小頭症など)」という病気にかかるリスクがあります。また、妊婦の水痘は重症化しやすいともいわれているので注意が必要です。

 水痘-帯状疱疹ウイルスは、水痘が治癒した後も、三叉神経節や脊髄後根神経節に長く潜伏感染し、加齢、免疫低下その他の原因によりウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症することがあります。

対象年齢等

対象年齢

生後12月から36月に至るまでの間にある者(1歳から3歳の誕生日の前日まで)

標準的な接種年齢

  • 初回接種:生後12月から生後15月に至るまでの期間
  • 追加接種:初回接種終了後6月から12月に至るまでの間隔をおく 

接種回数 2回接種(3か月以上の間隔をおく)

図解 水痘接種対象年齢と接種期間

その他

  • 既に水痘に罹患したことがある場合は、対象外です。
  • 任意接種として既に水痘ワクチンの接種を受けたことがある場合は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
  • 接種時に3歳を過ぎる方については任意接種(自己負担)となります。

実施方法

 定期の予防接種は、市と契約を締結している医療機関で個別接種により実施します。(集団接種は実施していません。)接種できる医療機関は一覧(下記リンク「 個別予防接種・乳児健診実施医療機関一覧」)をご覧ください。

  • 接種方法 各医療機関に事前にご予約の上、接種してください。
     (医療機関によっては予約不要の場合もあります。)
     診療時間等 詳しくは各医療機関に確認してください。
  • 持ち物 母子健康手帳、バーコードシール、予診票(接種する医療機関にあります。)、保険証等
  • 接種費用 無料(接種当日、厚木市に住民登録がある方)

母子健康手帳には、接種したワクチンの種類と接種年月日や製造番号等、予防接種の大切な記録を記入します。予防接種を受ける際は、必ず持参してください。接種するワクチンの医薬品情報は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA) で確認できます。

副反応等について

 副反応の主なものは、軽微な発熱、発疹および局所の発赤、腫脹などです。通常は、数日で自然に治りますが、ごくまれに重い副反応を生じることもあります。

 また、ワクチン接種後に帯状疱疹が生じることがありますが、発生率は予防接種をしないで罹患した場合に比べて同等ないしは低率とされています。

 予防接種後に高熱や異常な反応が現れた場合は、速やかに接種した医療機関を受診してください。医師が副反応の診断をした場合は、厚生労働省に報告をします。

健康被害等への対応

 定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じたりした場合には、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものと認定された場合には、予防接種法に基づく給付(救済措置)を受けることができます。また、医薬品の副作用による健康被害については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が実施する医薬品副作用被害救済制度があります。気になる症状が発生した場合には、医師または健康づくり課にご相談ください。

その他

 保護者の方は、接種を受ける前に医師から、ワクチン接種の必要性や副反応、健康被害救済制度について説明を受け、その内容をよく理解したうえで接種を受けさせるようにしてください。

 なお、水痘ワクチンは注射生ワクチンですので、接種後、別の注射生ワクチンを接種するまでに27日以上(4週間以上)の間隔を空けてください。

お問合せ・相談窓口

 分からないこと、ご心配なことがある場合は、お気軽に健康づくり課へご連絡ください。

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市民健康部 健康づくり課 保健第三係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1(保健福祉センター2階)
電話番号:046-225-2203
ファックス番号:046-223-7066

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