【子どもの予防接種】B型肝炎

更新日:2022年04月07日

公開日:2021年04月01日

 B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介しての感染によって起きる肝臓の病気です。

 免疫力の発達していない乳幼児期に、B型肝炎ウイルスに感染すると抗体ができず、ウイルスは体の中に存在し続けることになります。これを持続性感染といい、これらの人をウイルス保有者(キャリア)といいます。これらの人の一部に慢性の肝臓病が出てきます。
 持続性感染のB型肝炎では、一般に急性肝炎でみられる症状は出現しにくく、自覚症状はほとんどありませんが、しばしば「急性増悪」と呼ばれる一過性の強い肝障害を起こすことがあります。この際には急性肝炎と同様に、全身倦怠感、食欲不振、褐色尿、黄疸が出現することがあります。

対象年齢等

対象年齢

生後1歳に至るまでの間(1歳になる前日まで)。
27日以上の間隔で2回接種、さらに、初回接種から139日以上を経過したあとに1回接種。
標準的には、生後2月に達したときから生後8月に達するまでの期間。

その他

 

  • 任意接種で接種したことがある方は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなし、残りの回数を定期接種(ただし、1歳になる前日までに接種)で接種します。
  • HBs(B型肝炎)抗原陽性の妊婦から生まれた乳児として、健康保険の給付により、B型肝炎ワクチンを受けた方は、定期予防接種の対象とはなりません。

実施方法

 定期の予防接種は、市と契約を締結している医療機関で個別接種により実施します。(集団接種は実施していません。)接種できる医療機関は一覧をご覧ください。

  • 接種方法 各医療機関に事前にご予約の上、接種してください。
     (医療機関によっては予約不要の場合もあります。)
     診療時間等 詳しくは各医療機関に確認してください。
  • 持ち物 母子健康手帳、バーコードシール、予診票(接種する医療機関にあります。)、
     保険証
  • 接種費用 無料(接種当日、厚木市に住民登録がある方)

母子健康手帳には、接種したワクチンの種類と接種年月日や製造番号等、予防接種の大切な記録を記入します。予防接種を受ける際は、必ず持参してください。接種するワクチンの医薬品情報は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA) で確認できます。

副反応等について

 副反応の主なものは、発熱、発疹、倦怠感及び局所の疼痛、発赤、腫脹、硬結などです。まれにショック、アナフィラキシー様症状、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、脊髄炎、視神経炎、ギランバレー症候群、末梢神経障害の発生も報告されています。
 予防接種後に高熱や異常な反応が現れた場合は、速やかに接種した医療機関を受診してください。医師が副反応の診断をした場合は、厚生労働省に報告をします。

健康被害等への対応

 定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じたりした場合で、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものと認定された場合には、予防接種法に基づく給付(救済措置)を受けることができます。また、医薬品の副作用による健康被害については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が実施する医薬品副作用被害救済制度があります。気になる症状が発生した場合には、医師または健康づくり課にご相談ください。

その他

 保護者の方は、接種を受ける前に医師から、ワクチン接種の必要性や副反応、健康被害救済制度について説明を受け、その内容をよく理解したうえで接種を受けさせるようにしてください。

お問合せ・相談窓口

 分からないこと、ご心配なことがある場合は、お気軽に健康づくり課へご連絡ください。

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この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民健康部 健康づくり課 保健第三係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1(保健福祉センター2階)
電話番号:046-225-2203
ファックス番号:046-223-7066

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