市販薬の過量摂取(オーバードーズ)について

更新日:2023年12月14日

公開日:2023年12月13日

市販薬の過量摂取(オーバードーズ)について

「オーバードーズ」とは、薬を用法・用量を守らず大量・頻回に服用する行為のことです。

近年、10代の若者を中心に市販薬の過量摂取(オーバードーズ)が広まっており、社会的な問題となっています。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所が行った「薬物使用と生活に関する全国高校生調査2021」では、「過去1年以内に市販薬の乱用経験がある」と回答した割合が、約60人に1人という結果でした。

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オーバードーズの背景

こうした背景には、不規則な生活習慣、家庭や学校での虐待やいじめ、コロナ禍による自粛生活によるストレスがあります。

そこで市販薬を大量・頻回に服用することで、眠気や疲労感がなくなることがあるため、ストレスから解放される手段として摂取される傾向があるようです。

しかし、これらの効果は一時的であるため、何度も効果を得たいがゆえに過量摂取を繰り返してしまうのです。

市販薬の例

乱用の対象となっている市販薬の例

 

主な症状

genkaku幻覚zensoku呼吸困難kuramiめまい・立ちくらみhosa発作

など様々な症状が出てきます。最悪の場合、死に至ることもあります。

医薬品は正しく使いましょう

医薬品を適正に使用することを目的として、薬局や薬店では薬の購入時に、薬剤師や登録販売者が症状を確認し、必要な情報を提供する場合があります。

薬剤師や登録販売者の説明をよく聞き、また添付文書をよく読み、医薬品を正しく使いましょう。

shihanyaku

厚生労働省(一般用医薬品の濫用防止に関するポスターについて)

相談先

関連動画

kyusyu

九州大学(YouTube:~市販薬オーバードーズの現状と対策~九州大学 薬学部2023)

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