平成29年厚木市教育委員会4月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成29年4月25日火曜日
午後3時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫
委員 難波 有三
委員 水上 裕
委員 門田 美惠子
事務局
齊藤教育総務部長、須藤学校教育部長、霜島社会教育部長、
高橋学校教育担当次長、若林教育総務課長、武田学校施設課長、
安齊学校給食施設整備担当課長、窪田学務課長、佐藤教育指導課長、
川口青少年教育相談センター所長、西海社会教育課長、
落合中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第20号 厚木市図書館基本構想について
議案第21号 平成30年度に厚木市立小学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について

3 協議事項

(1) (仮称)厚木市学校給食センター整備計画(案)について

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部改正について)
  • (2) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会職務権限規程の一部改正について)
  • (3) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務決裁規程の一部改正について)
  • (4) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
  • (5) 事務の臨時代理の報告について(心身障害児の教育措置について)
  • (6) 厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について
  • (7) 平成29年度学校施設整備計画について
  • (8) 放射性物質の測定結果について
  • (9) 厚木市立小・中学校結核対策委員会委員の委嘱について
  • (10) 厚木市青少年相談員の委嘱について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻15時

  • 曽田教育長 それでは、定刻になりましたので、ただ今から平成29年厚木市教育委員会4月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山田委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
     始めに、4月1日付けで人事異動がありました。本日は、教育委員会の課長職以上の職員と指導主事が出席しておりますので、職員の紹介をお願いします。
    教育総務課長。
    (職員紹介)
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     それでは、年度当初でもございますので、私の方から一言御挨拶を申し上げさせていただきます。教育委員の皆様方にも御出席をいただきましたが、今年度4月5日、小・中36校におきまして、始業式、入学式が行われまして、平成29年度新学期がスタートいたしました。3週間余りが過ぎましたが、現在までのところ、各小・中学校において、年度頭の教育活動は順調に展開をされていると聞いております。また、今週末から大型の休みがスタートしますが、現在までのところ、各学校において子どもたちに大きな事故等もなく、今日を迎えることができているとも伺っております。
     今年度、小学校・中学校の子どもたちの人数は、児童・生徒両方合わせまして1万7,716人。この子どもたちに対して、直接指導に当たります教職員につきましては、小・中合わせて1,101人ということで、このような形で平成29年度がスタートしております。
     教育委員会におきましても、今回は市長部局と合わせ機構改革が行われました。教育委員会では、従前と同様に、教育総務部、学校教育部、社会教育部の3部体制、課・係等につきましては、見直し等がありまして、12課15公民館1分館といった形でスタートしました。今年度が、第3期厚木市教育充実プランの最終年度となります。今年度は、今申し上げました3つの部合わせて、194の事務事業を展開していくことになります。非常に沢山の事業が行われていくわけですが、何をどれだけやったかということではなくて、やった結果どういう成果・効果が得られたか、これが最も重要なことなのだろうと思っております。また、教育委員会が所管している事業は様々なものがありますが、成果や効果というものは、子どもたちの姿の変容となって現われるのではないかと思っております。
     厚木市の教育の基本理念については、教育大綱で掲げられておりますように、未来を担う人づくりということです。4月7日には、第1回の初任者研修会が開催されました。今年度初任者研修の対象となっている新採用の先生方は、養護教諭1人を含めて54人、今年度初めて臨任としてスタートされる先生方も27人加わりまして、全部で81人の先生方にお集まりをいただきました。私の方から、1時間ほど、初任者の先生方にお話をさせていただいたわけですが、自身が初任者だった頃を振り返りながら、私の経験も踏まえて、これから大きく育ててほしいという思いを込めて、お話の最後に次のようなことを申し上げました。現在の気持ち初心を忘れずに、いつまでも謙虚さを失うことなく、向上心を持って掲げた目標に向かって一生懸命努力を重ねていってください。初任者の方に申し上げながらも、これは、今年度の私自身に向けた言葉でもあるということを頭の中に入れながら、話させていただきました。
     先ほど、若林課長から、今年度の事務局幹部職員について紹介をさせていただきましたが、事務局一同心を一つにして、厚木の子どもたちのために邁進をしてまいりたいと思いますので、教育委員の皆様におかれましても、厚木の教育の更なる充実のために御尽力を賜りたいと思っております。
     簡単ではございますが、年度始めの挨拶に替えさせていただきます。
     それでは、ここで、議案審議の準備のため、暫時休憩といたします。

暫時休憩15時16分
再開時刻15時18分

  • 曽田教育長 再開いたします。
     それでは、私から報告をいたします。
     平成29年4月定例教育委員会教育長報告。平成29年3月21日火曜日に開催されました3月定例会以後の主な行事等27件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1ページ、1番目でございます。3月22日、水曜日、教育委員の皆様方にも出席いただきましたが、小学校の卒業証書授与式が実施され、私は三田小学校の式に出席をさせていただきました。小学校6年間の学びを終わって卒業の日を迎えた子どもたちが、大変立派な姿で式に参加をしておりました。
     次に、5番目でございます。3月30日、木曜日、教職員退職者感謝状贈呈式を実施いたしました。定年退職、勧奨退職等で御退職をされました総括教諭等28人の先生方に、感謝状を贈呈させていただきました。
     次に、6番目でございます。3月31日、金曜日、こちらにつきましては、教育委員の皆様方にも御出席をいただきましたが、教職員退職等辞令伝達式を執り行いました。今回は、定年退職をされる9人の校長先生、教頭先生、また、行政に転出をされるために教頭を退職される3人の先生方に対して、辞令の伝達を行わせていただきました。
     次に、7番目でございます。4月3日、月曜日、こちらも教育委員の皆様方に御出席をいただきましたが、教職員異動辞令伝達式を執り行いました。今回は、新任の校長先生、教頭先生を含め、全部で30人の管理職の方に、異動辞令の伝達をさせていただきました。
     次に、8番目及び9番目でございます。4月5日、水曜日、午前は小学校で入学式が、午後は中学校で入学式が行われました。私は、午前は依知小学校の入学式に、また、午後は荻野中学校の入学式に出席をさせていただきまして、お祝いの言葉を述べさせていただきました。
     1枚おめくりをいただきまして、2ページ、10番目でございます。4月6日、木曜日、平成29年度厚木市元気アップアシスタント委嘱状交付式を執り行いました。今回、委嘱をさせていただいた方は35人です。この元気アップアシスタントは、元々は心の教室相談員ということで国の事業としてスタートしたものですが、現在、厚木市の独自事業ということで、各小・中学校の方に配置をさせていただいております。
     次に、11番目でございます。4月7日、金曜日、先ほど挨拶の中で少し触れさせていただきましたが、第1回初任者研修会・新規臨時的任用職員研修会で、教育長講話ということで、81人のフレッシュな先生方を前に、私の思うところを述べさせていただきました。厚木の教員として子どもたちの前にお立ちいただくわけなので、常に全力をもって頑張っていただきたいということを、励ましの意味も込めて話させていただきました。
     次に、15番目でございます。4月10日、月曜日、平成28年度グリーンフラッグ認証取得校による市長表敬訪問ということで、戸田小学校、相川小学校、相川中学校、厚木中学校、七沢希望の丘初等学校の先生方、そして児童・生徒の代表の方々が来てくださいました。これだけ多くの学校がグリーンフラッグ、エコスクールの取組を行っているというのは、全国でも厚木市以外にはないということですが、子どもたちからは、今後もこのグリーンフラッグ、エコスクールの取組を継続していきますといった力強い挨拶等がされておりました。
     次に、17番目でございます。4月13日、木曜日、平成29年度第1回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。36人の校長先生方に対して、年度のスタートに当たって、私の所信を述べさせていただきました。
     次に、3ページ、19番目でございます。4月15日、土曜日、南毛利スポーツセンターテニスコートにおきまして、第23回厚木市中学生ソフトテニス大会が開催されました。参加は、男子の部が9校、女子の部が13校で、生徒数は173人で、シーズン最初の公式試合ということで、子どもたちが熱戦を繰り広げておりました。
     次に、21番目と23番目でございます。4月18日と4月20日の2日間をかけまして、年度始めの教育施設職場激励ということで、公民館、給食センター、郷土資料館、図書館等を訪問して、挨拶をさせていただきました。
     次に、25番目でございます。4月22日、土曜日、平成29年度厚木市青少年相談員委嘱式を行いました。今回新たに委嘱させていただいた方は、学校選出の15人の青少年相談員ということでした。地区選出の相談員を全部含めますと102人という非常に多くの方々が、仕事がある中で、子どもたちの健全育成のための補導啓発活動等に御助力くださっているということで、御礼も含めまして御挨拶をさせていただきました。
     次に、27番目でございます。4月23日、日曜日、委員の皆様にも御出席をいただきましたが、厚木市立厚木南公民館落成式が、400名の方々の御出席の下で盛大に開催されました。地域活動の拠点として、この公民館が有効に活用されていってほしいと思っております。
     以上でございます。
     本日の日程のうち、報告事項5については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
     なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくことになりますので、あらかじめ御承知おきください。
     それでは、審議事項に入ります。
     日程1、議案第20号、厚木市図書館基本構想についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     中央図書館長。
  • 落合中央図書館長 議案第20号、厚木市図書館基本構想につきまして、御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、議案第20号を御覧ください。提案理由でございますが、将来にわたり市民に愛され利用される図書館を目指し、今後の図書館の未来像、将来像として、この図書館基本構想を定めるものでございます。
     この基本構想を策定するに当たりましては、今年1月の教育委員会定例会におきまして、委員の皆様に厚木市図書館基本構想案の策定及びパブリックコメントの実施につきまして御協議をいただきました。構想の内容につきましては、その際御説明させていただいたものと大きな変更点はございませんが、市の庁議に付議したことに伴いまして、若干の文言修正をさせていただいております。
     最も大きな変更といたしましては、新たな中央図書館の延べ床面積6,500平方メートルという具体的な数字の記載を使用していることでございますが、これは、図書館基本構想策定の契機となった中町第2-2地区周辺整備事業におきまして、今年度複合施設の基本計画を策定する予定となっておりますので、本図書館基本構想におきましては、理念や整備の方針に基づく考えでございます。
     このように、大きな変更はございませんでしたので、大変恐縮ですが、本日は構想の内容説明は省かせていただき、3月1日から3月31日まで実施させていただきましたパブリックコメントの結果を中心に御説明させていただきます。
     恐れ入りますが、参考資料を御覧ください。平成29年3月1日から3月31日までを意見募集期間といたしまして、この期間に5人の方から12件の御意見をいただきました。
     3の意見の反映状況といたしましては、1番の条例・計画等に反映させたものはございません。2番の意見の趣旨が既に条例・計画等に盛り込まれているものが6件、3番の今後の取組において参考にするものが4件、4番の条例・計画等に反映できないものが1件、5番のその他(感想・質問)が1件となっております。
     いただいた御意見と市の考え方につきましては、意見の反映状況の区分ごとに、主なものを御説明させていただきます。まず、御意見の基本構想への反映状況を「2 意見の趣旨が既に条例・計画等に盛り込まれているもの」とさせていただいたものは、意見ナンバー1番、2番、3番、4番、9番及び10番の計6件でございまして、現状のサービスにおいて既に実施しているものや、基本構想の中で対応することとしているもの、充実強化をしていくものとして、既に計画に盛り込んでいるものでございます。
     このうち意見ナンバー1番を御覧いただきますと、「他市の蔵書状況を一度に検索でき、他市の図書も厚木市内で貸出が行えるようなシステムの構築をしてはいかがか。」との御意見をいただきましたが、これに対する市の考え方は、「本市の図書館情報システムにおいて、他市の蔵書状況までを一度に検索することはできませんが、平日図書館が運営している「神奈川県図書館情報ネットワークシステム」により、県内の公共図書館等の蔵書状況を調査できる横断検索サービスを御利用いただくことができます。また、本市では、御要望の図書を提供するリクエストサービスを実施しており、県立図書館や他の公共図書館、市内大学図書館等から相互貸借により本を借り受け、中央図書館や公民館図書館等で貸し出しています。今後とも活用しやすい図書館を目指していきます。」との考え方を示させていただきました。
     次に、反映状況を「3 今後の取組において参考にするもの」とさせていただいたものは、意見ナンバー5番、6番、7番、12番の4件でございます。これらの御意見は基本方針の中で検討しているのですが、設備や運営方法等の具体的な検討の中で参考とさせていただくこととしています。
     このうち意見ナンバー5番を御覧いただきますと、「情報化社会に向けて、フリーWiFiの設置やタブレット端末などの貸出、定期的なイベント・セミナーの実施などが必要である。」との御意見に対しまして、市の考え方は、「ICT設備の拡充が必要と認識しており、基本方針2において、電子情報コーナーの設置やICT機器の充実等を記載しています。また、基本方針6において、曜日や時間帯による来館者層に合わせたイベント開催を位置付けています。このようなことから、今後、施設の整備や機器の導入、イベントの開催等の具体的な検討を進める際の参考とします。」との考え方を示させていただきました。
     次に、反映状況を「4 条例・計画等に反映できないもの」とさせていただいたものは、意見ナンバー8番、「中央図書館には、特に公文書館機能の充実を目指してほしい。」との御意見でございますが、市の考え方といたしまして、「基本方針5において、郷土資料や行政資料を収集・保存し、郷土に関する情報を広く発信する図書館と位置付けています。公文書館機能を有する図書館として基本構想の段階から考慮されていたものは、歴史的公文書を多く所有する他県の県立図書館だけで、全国的にも、あまり例がない状況です。収集・提供の対象を歴史的公文書まで拡大するには、十分な調査と検討が必要であり、施設整備への影響も大きいことから、本構想には位置付けていません。」との考え方を示させていただきました。
     最後に、反映状況を「5 その他(感想・質問)」とさせていただいたものは、意見ナンバー11番、「司書を配置するとともに、専門性の向上を図る。専門性を必要としない業務には、市民をパート採用するべきである。」との御意見に対しまして、市の考え方は、「市民アンケートの結果から、特に調査・相談や児童サービス等については、経験を積み高度な技術を持つ専門家による質の高いサービスが求められていると認識しています。基本理念に「市民の学び、成長、楽しみに役立つ情報拠点」としての図書館を掲げており、今後とも最適な図書館運営に取り組んでいきます。」とさせていただき、今後さらに計画が進んでいく段階で、運営方法等の具体化の際に考慮すべきものといたしました。
     以上、今回のパブリックコメントの意見等を受けまして、この基本構想案の内容に反映させていくこととしたものはございませんでした。なお、パブリックコメントの実施結果とその対応につきましては、市の庁議を経まして本日お示しさせていただいているものでございます。
     以上から、本基本構想をもって図書館基本構想として策定をしていただきたく、御審議をお願い申し上げるものでございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 基本構想の段階として、よくまとめていただいたと思います。
     あと、パブリックコメントについては、得てして要望になりますので、提案というのはなかなか集まりにくいと思うのですが、少し考慮すべきこともあるのではないかと思いましたので述べさせていただきます。
     これから図書館が引っ越しするということになると、蔵書は何冊でスタートするか、つまり要らないものをどう減らすか、その辺りについては考慮されているのでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 落合中央図書館長 この基本構想を策定した後、設備につきましては、各所管部署等と協議・調整してまいる予定でございます。総面積等につきましては、まだ具体的には決められておりませんが、蔵書については、十分精査してまいるものと考えております。
  • 曽田教育長 水上委員。
  • 水上委員 現段階では基本構想ですのでこれからだと思いますが、どれだけの床が要るのかというのは、やはり要望という数値化が必要で、その上で考えていくものかと思います。
     また、蔵書については、5年間利用がなかったら廃棄するとか、例えば4年間利用がなかったら、その本を紹介する広報をして、それでも利用がなければ5年目には捨てるとか、何か数値化して、余りにも古くて使えないものは廃棄する方向でないと、ただただ増やすのでは少し厳しいのではないかと思いました。
     あと、大学との連携で大学の図書館も使えるわけですから、ある程度専門性の高いものについては、大学の方をうまく使っていただき、やはり市民に対しての図書館としてサービス提供をしていただけたらと思います。
     以上です。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 落合中央図書館長 御提案ありがとうございました。
     中央図書館では、貸出しのデータも全て取っておりますので、長期間貸出しのない図書につきましては、よく精査・検討し蔵書の整理を図ってまいりたいと思います。
  • 水上委員 よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     そのほかいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 厚木市が持っている蔵書数は、同規模の市町村の中では上位にあるということで、大変嬉しいことだと思いますし、大学等の図書館を使えることによって、本当に助かっておりますし、感謝しております。
     一点質問です。22ページのところです。下から3行目ですが、大学図書館との図書館ネットワークの強化とあるのは、市内の大学図書館という意味でしょうか。それとも、例えば、いろいろな大学の論文を見たいというときに、実費でコピーをお支払いして取り寄せたりできるとか、そういったサービスの計画になっていくのでしょうか。大変楽しみなところなのですが、その辺り少し教えていただけますでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 落合中央図書館長 現在の大学図書館の相互貸借につきましては、市内の5大学のみとなっておりまして、今のところ市外の大学のサービスというのは予定には入ってございませんが、将来的にはそういった取組も必要かと思われますので、検討してまいりたいと思います。
  • 門田委員 ありがとうございました。
     もう一つお聞きします。やはり4年とか5年読まれていなかったら、何とかしなければいけないですね。
     ただ、やはり市民感覚では、もったいないという感覚もあるかと思います。また、昔の書籍が必要になったときに、もう廃棄してありませんということだと、例えば国会図書館まで行かなければならないといったことにもなるわけです。その辺りもよく精査・検討していただいて、いい基準にしていただければと思うのですが、いかがでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 落合中央図書館長 御意見ありがとうございます。
     長く保管している図書につきまして、借りられている数が多いものは、必要性等いろいろ検討して保存していかなければならないと考えますが、その辺りの明確な基準はまだできておりませんので、これから新しい図書館を作るに当たり、こうした基準も明確にしてまいりたいと考えます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第20号を可決いたします。
     日程2、議案第21号、平成30年度に厚木市立小学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についてを議題といたします。議案の説明をお願いします。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 それでは、議案第21号、平成30年度に厚木市立小学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についての提案理由と内容について、御説明を申し上げます。議案第21号を御覧ください。
     提案理由でございますが、平成30年度から小学校で特別の教科道徳が実施されます。このことに伴い、今年度は小学校で使用する特別の教科道徳の教科用図書の採択につきまして、採択権者としての権限と責任において、適正かつ公正な採択が確保できるよう、厚木市教育委員会の採択方針を定めるものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりください。平成30年度に厚木市立小学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針案について、御説明を申し上げます。
     1につきましては、教科用図書関係法令に従い、文部科学省から送付される目録に登載された教科用図書について調査研究を行い、特別の教科道徳の教科用図書を採択することを示したものでございます。
     2につきましては、厚木市の教育活動にふさわしい教科書採択を行うため、厚木市教科用図書採択検討委員会を設置することを示したものでございます。この委員会は、教育基本法、学校教育法及び学習指導要領並びに厚木市教育委員会が別途定める調査研究の観点を踏まえまして、教科用図書の内容について十分かつ綿密な調査研究を行い、調査研究結果を教育委員会に報告するものでございます。
     3につきましては、厚木市教育委員会は、厚木市教科用図書採択検討委員会の検討結果や市立学校の教職員、保護者等の意見を参考にした上で、慎重に審議をして、最も適切と思われる教科用図書の採択を行うこととするものでございます。
     4につきましては、採択の公正確保に向けて、広く関係者の理解を求めるなど、誠実な採択環境を整えまして、円滑な採択事務に支障をきたす事態が生じないように努めるものでございます。
     5につきましては、厚木市教育振興計画の基本方針や学校及び児童・生徒の実態、厚木市の特性を考慮した教科用図書を採択するものでございます。
     6につきましては、採択結果や採択理由に関する情報は、採択権限を有する者の責任において適切に公開をしていくというものでございます。
     以上6点でございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、参考資料1を御覧ください。参考資料1は、特別の教科道徳の教科用図書採択の概要でございます。ページ上段の表は、採択する教科用図書について示したものでございます。
     一番上の段を御覧ください。採択する教科用図書の種類でございますが、通常級で使用する教科書と必要に応じて特別支援学級等で使用する教科書以外の教科用図書がございます。教科書は、文部科学省の作成した教科書目録に登載された、いわゆる検定本のことでございます。教科書以外の教科用図書は、例えば、文部科学省が発行する一般図書一覧に登載をされた学校教育法附則第9条に規定された特別支援学級で用いる教科用図書でございます。
     次に、採択期間でございますが、教科書は通常4年の継続使用を行いますが、平成32年度の新学習指導要領に合わせるため、今回のみ平成30年度と31年度の2年間の継続使用採択期間のための採択を行うことになります。このことにつきましては、ページ中段に示してございます特別の教科道徳に関しての検定・採択・使用の周期の表の小学校の段に、図で示してございます。
     上段の表に戻りまして、採択基準につきましては、教科書は採択地区、ここでは厚木市ということになりますが、同一の教科書を採択し、教科書以外の教科用図書はそれぞれの児童・生徒の障害の状況及び発達段階に適合した教科用図書を採択いたします。
     採択時期につきましては、恒例で前年度の8月31日までとなっておりますので、今回の採択につきましては、平成30年度に使用する教科書でございますので、本年の8月31日までに採択することになります。
     続きまして、右側のページ、参考資料2を御覧ください。参考資料2につきましては、教科用図書採択に係る事務の流れについて、神奈川県教育委員会、厚木市教育委員会、厚木市教科用図書採択検討委員会、調査員、各学校別に示したものでございます。本市の採択方針は、決定後に矢印(1)、(2)に示しましたように、各小学校・中学校や厚木市教科用図書採択検討委員会、調査委員会に伝えてまいります。
     次に、この表の2段目にございます厚木市教育委員会の段を御覧ください。教育委員の皆様方には、方針の決定後、教科書採択に向けて教科書の調査研究を行っていただきますが、並行して厚木市教科用図書採択検討委員会とその委員会が選任した調査員が調査研究を行ってまいります。
     教育委員の皆様の調査研究でございますが、教科書見本を閲覧していただき、その内容を吟味していただきます。その際、参考資料として、アの矢印でお示しする教科書展示会でのアンケート、ウの矢印でお示しする厚木市教科用図書採択検討委員会の調査研究結果をまとめた調査研究報告書、さらにエの矢印でお示しをする各学校の意見、アンケートを御活用いただきます。
     これらの流れで教科書採択がなされ、オやカの矢印に示しますとおり、採択結果を通知することとなっております。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、参考資料3を御覧ください。参考資料3は、教科用図書採択に係る日程でございます。本委員会における採択方針制定後、第1回の厚木市教科用図書採択検討委員会を5月8日に行う予定でございます。また、この会議で調査員を選任いたします。その後、6月20日に第2回、7月6日に第3回を実施する予定になっております。なお、調査員につきましては、教科書の内容について研究調査を行い、調査研究報告書は第3回の検討委員会に提出される予定でございます。
     教科書の展示につきましては、厚木市では、6月7日から6月19日までの期間、市民交流プラザと中央図書館にて実施をいたします。その後、中央図書館においては、常設の展示として配架される予定でございます。なお、教育委員の皆様方には、教育委員会委員室にも教科書見本を配架いたしますので、随時御覧いただき、調査研究を進めていただきたいと考えております。
     さらに、調査研究を進めていただいた後に、7月25日の教育委員会定例会において、教科用図書の採択をお願いすることになっております。
     続きまして、右側のページ、参考資料4を御覧ください。参考資料4は、厚木市教科用図書採択検討委員会の設置規程でございます。
     第3条を御覧ください。市立学校の保護者、市立小・中学校長、市立小・中学校の教員、教育委員会事務局の職員のうちから9人を予定しておりますが、委嘱し、教科用図書の採択に必要な事項について調査研究を始めていくという予定でございます。また、第6条でございますが、調査員を選任し、調査研究を進めてまいります。さらに、第6条第5項にございますとおり、教科用図書の調査研究については、愛川町、清川村教育委員会と協力をして行うこととなっております。
     恐れ入りますが、もう一枚おめくりをいただき、右側のページを御覧ください。参考資料5として、関連法律を示させていただきました。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 道徳の教科化ということで、初めてのことなので、なかなか大変だと思いますが、参考資料3にあるように、この日程でうまく進むように是非お願いをしたいと思っております。
     一つお聞きしますが、検討委員の人数は9人とのことですが、第6条の調査員の人数はどのくらいになるのですか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 調査員については、厚木市では3人選任する予定となっております。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。そのほか、いかがでしょうか。
     難波委員。
  • 難波委員 今回は、道徳の教科書を平成29年度で採択して、ほかの教科書と合わせるために2年使うということですが、これは、採択権者である厚木市教育委員会が2年と決めれば2年ということでいいのでしょうか。原則は4年周期とありますが、今回は2年限定の使用でというのは、どこに根拠があるのでしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 期間につきましては、義務教育小学校の教科用図書の無償措置に関する法律の中で規定されてございまして、政令で定めることによるとなってございます。今回は、新しい学習指導要領の改訂に伴う採択を行うという正式な通知がなされると思いますので、それを見て判断させていただきたいと思いますが、資料にお示しした形で進められていくと思います。
     以上です。
  • 難波委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、よろしいでしょうか。
     今の件に関して、一つ確認します。参考資料1の下段ですが、道徳の教科書が始めは2年、その後4年ということで、それ以外の教科書が、道徳の2回目の採択に合わせて1年間延びるとのことですが、この根拠としては、要するに通知が来るということでしょうか。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 今の教育長の御指摘のとおり、小学校の教科書採択を例にお話をしますと、前回平成27年度から使用している教科書は、平成30年度で採択期間が終わるということになります。ただし、先ほど申し上げた新学習指導要領に伴う採択替えの教科書の使用は、平成32年度からということになりますので、確かに1年間そこに空白があるということになります。
     このことにつきましては、今年の3月28日付けで、文科省の方から発出された通知がございまして、本来は平成31年度1年間に使うための教科書を採択しなければならないとされています。ただ、今のところ、この平成31年度のみに使用する教科書が作成されるのかどうか、また、そういう検定申請がなされるのかどうかということは、まだ未定でございますので、もしその検定申請がなされなければ、国から何らかの特別な措置を示す通知があるだろうと思っておりますので、教育委員会としましては、国や県の動きを注視しながら、今後の動きを見てまいりたいと思っております。
     したがって、一応形としては、採択をしなければならないという項目は、通知で残っております。
     以上です。
  • 曽田教育長 1年限りだから、恐らく出てこないだろうということですね。分かりました。
     もう一つ確認します。参考資料3で、県教委の方の法定展示会が6月16日から7月7日までですが、それとは別に、市教委として独自の展示会を6月7日から6月19日まで行い、中央図書館には7日から常設展示とするいうことですが、特別の教科道徳ということで、道徳の教科書についての市民の方々の関心というのは、かなり高いのではないかと思います。したがって、こうした展示会が行われるということはしっかりと丁寧に広報すべきだと思いますが、その辺りのところはどうですか。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 市のホームページ、広報等を使いまして、展示会を行うということをお知らせいたします。また、各学校の先生方にも、同じようにお知らせいたします。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 意義なしと認め、議案第21号を可決いたします。
     続いて、協議事項に入ります。協議事項1、(仮称)厚木市学校給食センター整備計画(案)について、協議内容の説明をお願いします。
     学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 協議事項1、厚木市学校給食センター整備計画(案)について、御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、説明につきましては、A3版の概要版を用いてさせていただきますので、そちらの方を御覧いただきたいと思います。
     まず1番、学校給食施設の整備についてでございます。本市では、小学校給食について、昭和49年に北部学校給食センター、昭和55年に南部学校給食センターを開設しまして、共同調理場方式として給食を提供してまいりました。その後、平成9年に文部科学省において学校給食衛生管理基準を定めたこと、また、教育効果が図れることから、平成11年度に小学校給食について、共同調理場から単独調理場への切り替えを決め、平成13年5月に上荻野小学校に最初の単独調理場を整備いたしました。現在では、小学校23校中17校を単独調理場として運営しております。
     また、中学校給食につきましては、市民要望が高まる中、北部学校給食センターを再活用することで、完全給食として平成19年度から13校に共同調理場方式として給食を提供しております。しかし、既存の給食センターにおきましては、築41年及び36年が経過し老朽化が進んでいることもあり、この建て替えが喫緊であること、また、将来の児童数の減少、小学校の単独調理場未整備校の状況、さらには給食を継続的に提供するために、様々な視点から検討し、昨年度平成28年4月に「厚木市学校給食施設の整備方針」を作成いたしました。
     同方針では、施設整備について3段階に分けて行うこととしておりまして、第1段階である(仮称)厚木市学校給食センターの建設に向けて、整備計画を策定するものでございます。
     次に、右側のページを御覧いただきたいと思います。2番、(仮称)厚木市学校給食センター施設の特徴でございます。(1)施設規模につきましては、本市における市内13中学校の生徒の将来推計や単独調理場の有事の際に、この施設を活用して給食を提供できることを含めまして、1日最大7,000食規模とします。延べ床面積は概ね3,500平方メートル、稼働日数は年間185日となります。このうち、中学1年生から2年生が165回、3年生については140回の給食の提供を行います。対象校は、市内全13中学校になります。
     (2)献立につきましては、急に食材が使用できなくなった場合、あるいは食中毒のリスクの分散を踏まえまして、6校と7校の2コース制とさせていただきます。
     (3)衛生管理につきましては、安心して安全な給食を提供するために、文部科学省の学校給食衛生管理基準に適合した施設とし、調理場内を汚染区域と非汚染作業区域、その他の区域に、部屋単位で区分します。調理場内の床と調理用機器に関しましては、ドライシステムを導入し、室内の温度を25℃以下、湿度80%以下に保てる空調設備を整備します。
     (4)施設整備につきましては、単独調理場と同様に、手作り給食を基本とできるような厨房設備を整え、また、アレルギーの対応食が提供できるような施設整備をしてまいります。
     (5)炊飯設備につきましては、本市では、食育の観点から米飯給食を推進しておりまして、週に3回の米飯給食を実施しております。現在の給食センターにおきましては、炊飯施設はなく、委託炊飯という形を取っておりますが、この新しい給食センターにつきましては、炊飯できる設備とさせていただきます。
     (6)防災機能につきまして、小・中学校36校は、災害時に避難された方の避難所となってまいります。厚木市地域防災計画におきましては、北部、南部学校給食センター、単独調理場につきましては、その避難された方の応急的な食事を提供する施設として位置付けられており、新たな給食センターにおきましても、それを継承することになりますので、炊き出し物資を確保できるスペースを設けるとともに、熱源につきましては、ボイラー、ガスを併用して整備をしてまいります。
     (7)環境への配慮につきまして、野菜くずにつきましては、現在焼却処分しております。この資源化について検討すること、また、洗剤につきましては、合成洗剤を使用せず、河川汚染につながらないように石けんを使用してまいります。さらに、蛍光灯や事務の機器の範囲でございますが、再生可能エネルギーの普及拡大ため、太陽光発電を導入していきます。
     1枚おめくりください。3番、食育の取組みでございます。学校給食は、生徒の健康増進と体格・体位の向上を図ることだけではなく、教育の一環として提供してまいります。したがいまして、給食自体は生きた教材として活用いたします。
     (1)地場農産物を学校給食の食材として使用いたします。現在も、月に2回以上、パクパクあつぎ産デーとして提供しておりますが、さらにこれを増やし、郷土料理として給食を提供することで、食に対する生徒の関心を高めてまいりたいと思います。
     (2)栄養教諭又は学校栄養職員が、学校訪問をいたしまして、給食時間、授業の時間、食に関する指導を図ってまいります。
     (3)給食の調理の様子を身近に感じていただきますように、見学コースを確保します。2階の廊下の所から、一部の壁をガラス製にするなどして、調理をしている風景が見られるような形を取りたいと思っております。また、見えない場所につきましては、写真等を撮りまして、給食の年表などと合わせて展示コーナーに展示し、センター内の食育環境を充実してまいります。
     次に、4番、諸室でございます。諸室の構成といたしましては、給食エリア、事務エリア、その他のエリアと大きく3つに区分してまいります。給食エリアは、さらに汚染作業区域、非汚染作業区域に分けており、汚染作業区域につきましては、泥や菌が付いている区域で、また、非汚染作業区域につきましては、これから先、菌を付けないという区域になってまいります。事務エリアは、一般エリアと調理員、職員のエリアということで、事務室や研修室、会議室、あるいは救急室といったものが当たります。その他のエリアは、機械室、運転手室、機械室などの構成になっております。
     次に、右側のページを御覧いただきたいと思います。5番、用地でございますが、災害時にこの施設は活用する施設であることから、台風等の影響も受けにくい施設である必要がございます。したがいまして、厚木市洪水ハザードマップにおける浸水想定区域以外であること、また、給食センターの騒音等を周辺に与える影響が少ないこと、さらに、市内13校に25分以内で配送が可能であるということから、厚木市三田地内を選定いたしました。候補地の内容につきましては、次のとおりとなります。
     所在地は厚木市三田地内、敷地面積は約6,000平方メートル、用途区域は市街化調整区域、配送条件は市内全13中学校に25分以内で配送可能、災害への配慮は浸水想定区域の範囲外でございます。
     次に、6番、整備手法について御説明いたします。新たな給食センターにつきましては、PFI手法を導入いたします。平成11年7月に「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」いわゆるPFI法が制定され、本市では、平成18年に「厚木市PFI導入基本方針」を策定しております。これに基づき、総額10億円以上の事業につきましては、PFI手法の導入について検討することになっておりますので、昨年度平成28年度にPFI導入可能性調査を実施いたしました。
     その結果、設計、建設後に、15年間の維持管理、運営を含めまして、従来手法とPFIのBTO方式を比較したところ、VFM、バリューフォーマネーでございますが、4.9%出るという報告が得られたことから、新たな給食センターにつきましては、PFI手法のBTO方式で整備を行うことといたします。
     恐れ入りますが、1枚おめくりください。7番、整備スケジュールでございます。PFI手法におきまして、以下のスケジュールを考えてございます。今年度、平成29年度につきましては、整備計画の策定をさせていただいた後、用地の境界確認及び測量を実施してまいります。また、平成30年度から平成31年度にかけましては用地交渉並びに取得、平成32年度につきましてはPFI事業者の選定、平成33年度、平成34年度につきましては給食センターの設計・建設となりまして、平成34年度中期に完成予定でございます。
     1枚おめくりいただきまして、参考資料を御覧いただきたいと思います。(仮称)厚木市学校給食センター整備計画案に対するパブリックコメント手続実施要領でございます。
     3のパブリックコメント手続実施の周知方法を御覧いただきたいと思います。この計画案に対しまして、広報あつぎ5月15日号への掲載を予定しております。また、これに合わせまして、市ホームページの掲載が5月15日からということになってまいります。
     続きまして5を御覧いただきたいと思います。意見等提出期間につきましては、本年5月22日月曜日から6月21日水曜日までとなっております。
     1枚おめくりいただきまして、7の意見等提出方法でございます。提出の方法につきましては、持参していただく場合におきましては、第2庁舎5階学校給食課の窓口に直接持ってきていただくほか、掲載のとおり市本庁舎1階の情報コーナー以下の場所に設置されたわたしの提案の提案箱に投函をしていただくことになります。
     最後に、8の意見等の取扱いになります。提出された意見等は、(仮称)厚木市学校給食センター整備計画の策定に当たって参考とさせていただきます。また、意見等の概要及び市の考え方については、策定後に、4にお示ししますとおり、窓口での案及び開設資料の配布及び閲覧に掲げた場所等で公表させていただきますとともに、市ホームページで公表させていただきます。
     説明につきましては以上となります。よろしく御協議くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か御意見はございますでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 6年後には完成するということで、今から私たちも楽しみにしております。1点分からないところがありまして、教えてください。整備計画(案)の16ページ下の注意書きに、調理業務等については運営会社が行うとあります。PFI方式ということですが、建物の管理、運営、調理については、委託するということでよろしいのでしょうか。その場合、敷地内での喫煙はどのようになるのでしょうか。喫煙については、きちんと指導していただけることと思いますが、よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 御意見ありがとうございました。小学校の単独調理場につきましては、現在も調理業務は委託で実施しておりまして、調理員の方たちに対しては、学校内、校地内での禁煙をお願いしているところでございます。また、新たな施設におきましても、禁煙につきましては検討させていただきまして、実施方針あるいは要求水準書の中に明記させていただきたいと思っております。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 ありがとうございます。もう1点お聞きします。パブリックコメントで市民の声を広く聴いていただくということで、大変有り難く楽しみにしておりますが、これと並行して、給食主任会、教員、PTAなどでも声を聞く機会というのがあるのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 この整備計画を策定するに当たりまして、4月10日に厚木市学校給食センター運営委員会を開催しました。この委員会には、公募の委員の方や保護者の代表の方々が入っていらっしゃいまして、貴重な御意見をいただいております。また、4月15日の土曜日には、市民の方々を対象に意見交換をさせていただきまして、そちらにも保護者の方等が来てくださいまして、貴重な御意見をいただいております。これらの御意見を整備計画の中に反映させていただきたいと考えております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 はい、分かりました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 A3版の概要版のナンバー2、3の食育の取組みについて、感想になりますが述べさせていただきます。
     非常にいい考えだと思ったのが、(3)の取組です。どういう所で作っているのだろうとか、どういうものを提供しているのだろうということは、非常に気になるところだと思いますので、見学コースを確保することで身近に見ることができるというのは、見える化といいますか、大変いいことだと感じました。
     それから、やはり地場農産物を学校給食の食材にするということは、非常に大事なことだと思います。特に、厚木市では週3回の米飯給食ということで御飯を食べていますが、厚木市は水稲の一大地帯でもあるわけですから、このような形で地産地消ができるとも思いますので、その辺りも踏まえて、食育の取組を行っていくといいのではないかと思いました。
  • 曽田教育長 今、山田委員が仰いましたが、給食の調理の様子を身近に見ることについて、単独調理場では作っている人が身近にいるから子どもたちにもよく分かると思いますが、共同調理場の場合にはなかなか見る機会がありません。私はそうは思いませんが、中学校の共同調理場で作って提供されるものは、今一つ美味しくないといった声を聞くこともあるのですが、先日、職場激励のときに調理現場に行って、本当に暑い中で本当に一生懸命作っている調理員の方の様子を見させていただいて、この姿を見たらそういった声は出てこないのではないかと思いました。中学生に見てもらう時間を作るのは難しいと思いますが、作っている人の姿を見て、実際に作っているものをいただくということは、非常に大事なことだと思いました。
     あと、地場農産物の学校給食への使用、地産地消について、以前JAの組合長が副教材を寄贈に来てくださったときに、意見交換をしたのですが、やはり積極的に使っていただきたいということを仰っていました。安定的に供給していただけるかなど問題もあるとは思いますが、連絡、連携を密に取りながら、今まで以上に積極的に活用ができるよう取り組んでいただきたいと思います。
     そのほか、よろしいでしょうか。
     難波委員。
  • 難波委員 いろいろ大変な問題もあるとは思いますが、一つ一つ解決しながら、一日も早い開設を是非お願いしたいと思います。
     一つお聞きしたいと思います。新しく防災機能を施設に付加するということで、物資を入れる倉庫を作る。したがって、何か災害があったときに、市民の人たちの食を確保する場所になると思いますが、非常時に提供するために、具体的にはどのようなものを保管しておくのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 災害時につきましては、危機管理課の方で食材を調達しますが、同課との打ち合わせの中では、市内の八百屋、農家、JAから野菜等の食材を調達し、肉についても協定を結んでいると聞いております。
     また、食材を確保するスペースにつきましては、通常時は給食センターの倉庫として使用させていただき、災害が起きたとき、調達した食材をそこに蓄えるというような形になります。したがって、常時そこに食材を置いておくということではございません。
  • 難波委員 ありがとうございます。
     もう一点確認ですが、これから3段階で学校給食施設の整備をしていく中で、第1段階については、今年度からスタートするとのことですが、第2段階、第3段階については、どのくらいのスパンで考えているのか、教えていただけますか。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 第1段階の(仮称)厚木市学校給食センターの建設につきましては、現段階では平成34年中期を目指してございます。その後、第2段階のミニセンターの整備ということになりますが、当初の計画でいきますと、ここまでの段階で10年というスパンで考えてございます。
     このミニセンターにつきましては、まだ整備の計画案にも着手していない中で、どういう組み合わせになるかということもありますので、現時点では、第2段階までで合わせて概ね10年という見込みをさせていただいております。
     以上でございます。
  • 難波委員 ありがとうございました。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。そのほか、いかがでしょうか。
     それでは、特に意見はないようですので、本日の協議内容に基づきまして、今後の事務を着実に進めていっていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。
     次に、報告事項に入ります。報告事項1、事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 ただ今議題となりました報告事項1の事務の臨時代理の報告についてのほか、報告事項2、3につきましては、いずれも厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織改正に伴い、各規則等の一部を改正するものでありますことから、一括して御説明申し上げてよろしいか、お伺いをいたします。
  • 曽田教育長 ただ今教育総務課長から説明がありましたが、報告事項1から3について、一括して報告するということでよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認めます。
     それでは、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項1、事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料1、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
     本件につきましては、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織改正に伴い、厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、第6条の規定により報告するものでございます。
     それでは、内容を御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。
     教育委員会事務局に次長職を置かないことといたしましたので、次長職を「置く」から、「置くことができる」に変更するものでございます。なお、市長部局におきましても、同様の変更をしております。
     次に、左側のページですが、規則の附則を御覧ください。この規則につきましては、平成29年4月1日から施行するものでございます。
     続きまして、報告事項2、事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料2、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
     本件につきましても、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織改正に伴い、厚木市教育委員会職務権限規程の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、第6条の規定により報告するものでございます。
     それでは、内容を御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。部長職の職務に、今まで次長の職務にありました「他部門との調整に関すること」を追加するとともに、課長の職務のうち、「次長の職務を補佐すること」に、「次長を置かない場合にあっては、部長」を追加するものでございます。なお、先ほど同様、市長部局におきましても同様の変更をしております。
     次に、左側のページですが、規程の附則を御覧ください。この規程につきましては、平成29年4月1日から施行するものでございます。
     続きまして、報告事項3、事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料3、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。本件につきましても、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織改正に伴い、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、第6条の規定により報告するものでございます。
     それでは、内容を御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。まず、第2条の定義ですが、次長につきましては、次長及び担当次長と規定しておりましたが、次長を置くことのできる職に変更したことに伴い、次長と担当次長をそれぞれ定義することとするものでございます。
     次に、第4条の代決関係ですが、それぞれ次長が置かれなかった場合は、代決者を規定するものでございます。
     最後に、第9条でございますが、担当次長を次長と別に定義したことに伴い、新たに担当次長の専決について規定するものでございます。なお、これも同様に、市長部局におきましても同様の変更をしております。
     次に、左側のページですが、規程の附則を御覧ください。この規程につきましても、平成29年4月1日から施行するものでございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項1から3を終わります。
     次に、報告事項4、事務の臨時代理の報告について、報告お願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項4、事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料4、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。本件につきましては、平成29年4月1日付けで厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動を行うに当たり、3月23日付けで内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、第6条の規定により報告するものでございます。
     人事異動の内容につきましては、裏面以降の名簿のとおりでございます。
     さらに、もう一枚おめくりいただくと、もう一つ臨時代理書がございます。こちらにつきましては、3月31日付けで内示を行う必要が生じたものでございます。人事異動の内容につきましては、右側のページの名簿のとおりで、教員人事交流職員に係るものでございます。
     なお、4月1日の厚木市教育委員会における課長職以上の職員は、齊藤教育総務部長以下32人となりますが、そのうち今回の人事異動の対象者は18人で、新採用職員は3人となっております。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいですか。
     特になければ、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項6、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項6、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命につきまして、御報告申し上げます。
     資料6を御覧ください。厚木市学校運営協議会委員につきましては、学校運営協議会規則第5条第1項の規定により、教育委員会が委嘱又は任命することになっておりますが、平成29年4月1日付けで委嘱及び任命をいたしましたので、報告するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。番号1番の相川小学校の渡部直子様から、1枚おめくりいただき47番の相川中学校の吉野浩二様までの47人に委嘱及び任命したものでございます。
     任期につきましては、学校運営協議会規則第5条第4項の規定により、平成31年3月31日までの2年間とするものでございます。
     なお、4ページ以降に参考資料として学校別の名簿をお示しさせていただきましたが、相川小学校につきましては18人、戸田小学校につきましては19人、相川中学校につきましては10人となっております。
     報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 戸田小学校では学識経験者がいないようですが、大丈夫なのですか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 必ずしも含まなくてもいい条件になっておりますので、大丈夫です。
  • 門田委員 分かりました、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほかよろしいでしょうか。
     では、私から1点確認します。ここで法律が改正されて、今まで各学校に学校運営協議会を設置することとなっていたのが、中学校区で1つ設置するということができるように変わりました。その点に関して、これから2年かけて全校実施する中で、今後の見通しとして、どのような考えを持っていますか。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 今、教育長が仰ったとおり、この4月1日から法律が変わって、2つ以上の学校で1つの学校運営協議会を設置する形でもいいことになりました。このことにつきましては、教育総務課で学校を回る中で、説明していきたいと思っております。
  • 曽田教育長 ほかよろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項6を終わります。
     次に、報告事項7、平成29年度学校施設整備計画について、報告お願いします。
     学校施設課長。
  • 武田学校施設課長 それでは、報告事項7、平成29年度学校施設整備計画につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、お手元の資料7を御覧ください。
     平成29年度に実施いたします校舎等の施設の整備のうち、特に重要な工事の整備内容につきましては、1ページ目の一覧表にお示ししますとおりでございますが、1校1棟の体育館内外装改修及び、1校1棟の体育館新築工事、小学校3校3棟の校舎外壁・屋上改修及び1校のグラウンド改修、中学校につきましては、2校2棟の校舎外壁・屋上改修が、今年度の学校施設整備計画でございます。
     それでは、表の番号1から各工事の内容につきまして御説明をさせていただきますので、恐れ入りますが1枚おめくりいただいて、1ページを御覧ください。1番の北小学校体育館改修工事でございますが、安全かつ快適な教育施設環境の確保を図ることを目的に、内外部の改修を行うものでございます。今回改修いたします体育館は、昭和58年に建設されており、鉄骨造1階建てでございます。改修面積は、体育館が1,047.37平方メートルで、併せまして同じ昭和58年に建設いたしました渡り廊下につきましても屋根改修をいたします。工期は、9月下旬から2月下旬までの5か月を予定してございます。
     次に、5ページから8ページを御覧ください。2番の三田小学校体育館新築工事でございますが、都市計画道路座間荻野線の道路新設事業に伴いまして、平成29、30年度の2か年計画事業で体育館新築工事を実施いたします。構造は、鉄骨造2階建て、新築面積は966.11平方メートルで、既存の体育館よりも20.8平方メートルほど広くなっております。
     恐れ入りますが、次に、9ページから11ページを御覧ください。3番の玉川小学校校舎棟外壁・屋上改修工事でございますが、安全かつ快適な教育施設環境の確保を図ることを目的に、外壁及び屋上の改修を行うものでございます。今回改修いたします校舎棟は、昭和55年に建設されておりまして、鉄筋コンクリート造4階建てでございます。屋上の改修面積は1,421平方メートル、外壁の改修面積は616平方メートルでございます。併せまして昭和57年に建設いたしました渡り廊下につきましても、屋根改修を実施いたします。
     次に、12ページから14ページを御覧ください。4番の相川小学校校舎棟南側外壁・屋根改修工事でございますが、相川小学校につきましては、平成5年に建設されました校舎棟、鉄筋コンクリート造4階建てでございますが、外壁及び屋上の改修を行うものでございます。屋上の改修面積は1,237平方メートル、外壁の改修面積は2,781平方メートルでございます。工期は、6月上旬から10月上旬までの4か月を予定してございます。
     恐れ入りますが、15ページから17ページを御覧ください。5番の戸室小学校南棟校舎外壁・屋上改修工事でございます。鉄筋コンクリート造4階建てでございますが、外壁及び屋上の改修を行うものでございます。屋上の改修面積は1,237平方メートル、外壁の改修面積は2,781平方メートルでございます。併せまして昭和57年に建設いたしました渡り廊下につきましても、屋根改修を行います。工期につきましては、6月上旬から10月上旬までの4か月を予定してございます。
     続きまして、18ページから20ページを御覧ください。6番の南毛利小学校グラウンド改修工事でございますが、生徒が活動する屋外施設の整備を行い、安全かつ快適な教育施設環境の確保を図ることを目的に、改修工事を行うものでございます。グラウンドの前回改修年度は昭和61年で、31年が経過しております。改修面積は5,965平方メートル。工事内容といたしましては、グラウンド表面の土の入れ替え、遊具の一部入れ替え、樹木の剪定を行います。工期につきましては、6月上旬から9月下旬までを予定してございます。
     次に、21ページから23ページと24ページから26ページまでを御覧ください。7番の東名中学校南棟校舎外壁・屋上改修工事及び8番の藤塚中学校北棟校舎外壁・屋根改修工事でございますが、安全かつ快適な教育施設環境の確保を図ることを目的に、外壁及び屋上の改修を行うものでございます。
     まず、7番の東名中学校南棟校舎につきましては、昭和45年に建設されております鉄筋コンクリート造3階建てで、外壁及び屋上の改修を行うものでございます。屋上の改修面積は1,280平方メートル、外壁の改修面積は2,679平方メートルでございます。併せまして昭和45年に建設いたしました渡り廊下につきましても、屋根改修を実施してまいります。工期は、6月上旬から10月上旬までの4か月を予定してございます。
     最後に、8番の藤塚中学校北棟校舎外壁・屋根改修工事につきましては、今回改修いたします北棟校舎は、昭和59年に建設されておりまして、鉄筋コンクリート造4階建てでございます。屋上の改修面積は1,026平方メートル、外壁の改修面積は4,578平方メートルでございます。併せまして同じ昭和59年に建設をいたしました渡り廊下棟につきましても、屋根改修を行います。工期につきましては、6月上旬から10月上旬までの4か月を予定しております。
     以上が、平成29年度に実施いたします校舎の施設の整備のうち、特に重要な工事の整備内容でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 教えてください。壁についてですが、小学校の壁については仕様が統一されているのでしょうか。それと屋上改修が随分ありますが、これは雨漏りや何かということでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 武田学校施設課長 まず外壁に関しましては、学校全てでほぼ統一された仕様となっております。
     細かく申し上げますと、最初に古くなっている塗膜を全部剥がします。一旦その塗膜を剥がし、きれいにして、躯体と言っておりますが、本来のコンクリート造の姿にします。それから、クラックと申しまして、校舎の外壁面にひびが入っているような箇所がありまして、そういった所から校舎が雨漏りするということになりますので、クラック補修と申しまして、雨漏りを防止する改修対策をします。
     その後に、下塗り材から中塗り材、それから上塗り材という形で、いわゆる塗り材と言いますが、塗膜複層仕上げ塗材を塗り、それから遮熱塗料を塗ります。このように3層の塗膜を施工いたしまして、外壁改修を行っていく補修を行います。
     次に、屋上改修に関しましては、以前少し御説明させていただいたかと思いますが、学校に限らず公共施設につきましては、長寿命化ということで計画的な改修を進めていくという計画がございます。これに従いまして、外壁改修工事の設計委託、トイレ改修工事の設計委託、工事のための設計の委託というものも行っており、翌年にその設計に沿って改修工事を実施しているわけですが、現在、外壁改修工事の設計委託の成果が溜まってしまっている状況です。逆に、トイレ改修工事については、今年度設計委託を実施しているのですが、実施できるトイレ改修工事の設計委託の成果がない状況なので、外壁・屋根改修工事を集中的に実施しているものでございます。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございます。壁の色については、統一されているのですか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 武田学校施設課長 外壁の色については、以前はグリーンにしていたのですが、紫外線に弱くかなり色褪せがするということがございまして、今はアイボリー系の色に変更させていただいているという経過でございます。この色は紫外線に強く、今まで採用していたグリーンよりも耐久性があるということで、使っているものでございます。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、よろしいでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 4番の相川小学校の屋根改修工事について、相川小学校は平成5年建設ということでほかの学校と比べると新しいですが、どういう工事なのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 武田学校施設課長 相川小学校につきましても、先ほど御説明申し上げたとおり、長期修繕計画、長寿命化の計画に従いまして、順番に改修を進めさせていただいているものでございまして、今回、相川小学校の順番が回ってきたので、外壁・屋根改修工事を行うということでございます。
  • 曽田教育長 そのほか、よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項7を終わります。
     次に、報告事項8、放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食施設整備担当課長。
  • 安齊学校給食施設整備担当課長 報告事項8、給食用食材の放射性物質の測定結果について、御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料8を御覧いただきたいと思います。
     始めに、3月13日から4月11日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、3月27日に中学校の調理後の給食、翌日3月28日に小学校の調理後の給食、合わせまして全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側のページを御覧いただきたいと思います。保護者からの要望につきまして、給食用食材の測定につきましては、保護者の要望を取り入れ、火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材について1日3品目を限度として測定する中で、3月分につきましては、1名の保護者の方から5品目の要望に対しまして、教育委員会が選定した食材を合わせて18品目の測定を行いました。4月分につきましては、1名の保護者の方から5品目の要望に対しまして、予定を含めて18品目を測定いたします。
     今後につきましても、保護者の皆様から御要望があった食材を基本として測定してまいります。
     恐れ入りますが、裏面を御覧ください。大気中放射線量の測定につきましては、環境農政部において、市内6か所を観測地点として年4回実施しており、第1回の4月10日の測定結果につきましては、数値的には大きな変化は示されておりません。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     特になければ、報告事項8を終わります。
     次に、報告事項9、厚木市立小・中学校結核対策委員会委員の委嘱について、報告をお願いします。
     学務課長。
  • 窪田学務課長 報告事項9、厚木市立小・中学校結核対策委員会の委嘱につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、お手元の資料9を御覧ください。厚木市立小・中学校結核対策委員会設置規程によりまして、委員を次のとおり委嘱いたしますので、御報告するものでございます。
     この結核対策委員会は、小・中学校における児童・生徒を対象とした結核健康診断における診察結果に基づきまして、精密検査対象となる児童・生徒の管理方針を検討するために設置しているものでございます。
     委嘱人数につきましては6人、任期につきましては平成29年5月1日から平成30年4月30日までの1年間となります。
     恐れ入りますが、1枚おめくりください。小・中学校結核対策委員会委員の名簿となってございまして、再任が2人、新任が4人となってございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     特になければ、報告事項9を終わります。
     次に、報告事項10、厚木市青少年相談員の委嘱について、報告をお願いします。
     青少年教育相談センター所長。
  • 川口青少年教育相談センター所長 報告事項10、厚木市青少年相談員の委嘱につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料10を御覧ください。
     青少年相談員につきましては、青少年の健全な育成を図るため、昨年度、地区選出73人、学校選出29人の合計102人の方に、平成30年3月31日までの任期をもって委嘱いたしましたが、平成29年4月1日付けの教職員の人事異動等により、任期途中で学校選出の青少年相談員の一部に変更が生じましたため、ここで学校選出の青少年相談員15人の方に委嘱いたしました。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙名簿を御覧ください。小学校からの選出が2人、中学校からの選出が10人、高等学校からの選出が3人、合計15人の方に委嘱したものでございます。15人の任期は、前任者の残任期間となりますので、平成30年3月31日まででございます。
     なお、3ページから7ページにございます参考資料につきましては、ほかの相談員も含めた、委嘱後の青少年相談員全体の名簿でございます。
     以上、よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     特になければ、報告事項10を終わります。それでは、ここで暫時休憩といたします。再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

暫時休憩16時57分
再開時刻16時58分

  • 報告事項4 事務の臨時代理の報告について
    (資料に基づき報告し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、平成29年厚木市教育委員会4月定例会を閉会いたします。
    ​​​​​​​ お疲れ様でした。

閉会時刻17時2分

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