平成29年厚木市教育委員会12月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成29年12月19日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 水上 裕
委員 門田 美恵子 委員 森 厚子
 事務局
 齊藤教育総務部長、須藤学校教育部長、霜島社会教育部長、
 高橋学校教育担当次長、若林教育総務課長、岩崎学校給食課長、窪田学務課長、西海社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第55号 厚木市久保奨学金(平成29年度入学準備奨学金・平成30年度高校等修学奨学金(第4期生))の支給決定に係る諮問について

3 報告事項

(1) 給食用食材の放射性物質の測定結果について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時

  • 曽田教育長 定刻になりました。ただ今から平成29年厚木市教育委員会12月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、森委員を指名させていただきます。
     始めに、私から報告いたします。
     平成29年12月定例教育委員会教育長報告。平成29年11月21日火曜日に開催されました11月定例会以後の主な行事等23件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1ページ、1番目でございます。11月22日、水曜日、厚木市立南毛利公民館におきまして、今年度最後になる第7回子育てコミュニティトークが開催されました。今回は、市内の幼稚園にお子様を通わせていられる保護者の方にお集まりいただきまして、意見交換を行いました。
     次に、2番目でございます。同日でしたが、平成29年度優良PTA文部科学大臣表彰を受賞された厚木市立戸田小学校から、校長先生、PTA会長、副会長の3人の方が、報告にお越しくださいました。
     長年にわたってPTA活動に地道に取り組まれたほか、いろいろ取り組まれたことについて、文部科学大臣表彰を受賞されたということでした。一つ例を挙げますと、コミュニティ・スクールを市内36小中学校の中でも先駆けて導入していただき、多くの成果を挙げております。
     次に、3番目でございます。11月23日、木曜日、南毛利スポーツセンターにおきまして、平成29年度元気アップスポーツフェスティバルが開催されました。ソフトテニスアカデミーや小学生トランポリン教室、中学生レベルアップバレーボール教室に、122人の子どもたちが参加して、元気よく盛大にフェスティバルを開催することができました。
     次に、5番目でございます。11月28日、火曜日、依知中学校、戸田小学校の2校を訪問させていただきました。
     今年度事業で、タブレット端末を全校配付したわけですが、この機器を活用して授業がどのように行われているのか、教育委員会としてしっかり見ておく必要があるということで、この2校に御協力をいただきました。
     依知中学校では、3年生女子の保健体育の授業で、内容はダンスでしたが、子どもたちがタブレット端末を活用して学習を行っている様子を拝見しました。
     また、戸田小学校では、2年生の算数の授業で、タブレット端末を活用して授業を行っている様子を拝見しました。
     特に算数については、タブレット端末をどのように使いながら授業を展開するのだろうかと思っていたのですが、子どもたちは、タブレットに非常にもう慣れていまして、先生の指示に従って、グループごとに集まってプリントを写し、それを使いながら話し合いをし、最後発表するといった流れの中で、なぜそうなるのかということをクラスの皆に説明しておりまして、私も実際にどのように活用しているかを知ることができました。
     こうした機器は活用されないと宝の持ち腐れになってしまいます。様々な使い方ができると思いますので、全36校において是非これを活用して、学習意欲を高め、また、学力向上につなげていってほしいという思いを強く持ちました。
     次に、6番目でございます。同日でしたが、これは、毎年ほぼこの時期においでくださるのですが、太陽会の方々がおいでになり、1年かけて縫ってくださいました手縫いの雑巾、今年度は524枚というたくさんの数でしたが、寄附いただきました。
     各小・中学校の教育活動に役立ててくださいということで、有難く頂戴しましたので、その思いを含めて、各学校へ送付し活用していただくことになります。
     次に、1枚おめくりをいただきまして、2ページ、7番目でございます。11月30日、木曜日、平成29年度文化財保護ポスター最優秀受賞報告に、小鮎中学校と荻野中学校の生徒が来てくださいました。小鮎中の3年生の女子生徒は、「私たちの文化財」部門で、県で最優秀、荻野中学校2年生の女子生徒は、「世界遺産登録を目指す鎌倉」部門で、県で最優秀ということで、来てくださいました。
     このうち、「世界遺産登録を目指す鎌倉」部門の最優秀作品は、ポスター化されて、県内のいろいろな場所に掲示されるということです。厚木市役所でも5階の文化財保護課のところに掲示されておりますが、大変素晴らしい作品です。
     それぞれ異なる部門ですが、県の最優秀をダブル受賞ということで、スポーツ部門だけではなくて文化の部門でも厚木の子どもたちは本当に頑張ってくれており、嬉しく思いました。
     次に、10番目でございます。12月2日、土曜日、荻野運動公園競技場におきまして、第6回ちびっこマラソン&駅伝競走大会が開催されました。参加者は、小学生622人、うちマラソン部門が383人、駅伝部門が239人、また、親子のマラソンもありましたので、保護者の方が122人でした。
     親子のマラソンでは、小学1・2年生と保護者が手をつないで最後ゴールしなければならないということで、個人個人が走るのとはまた別の、親子のほんわかしたいい雰囲気を感じさせていただきました。晴天にもかかわらず非常に寒かったのですが、その寒さを吹き飛ばすような元気な走りを見せてくれました。
     次に、14番目でございます。12月6日、水曜日、臨時の厚木市小・中学校長会議を開催させていただきました。新聞等でも報道されましたが、非常に残念な教員の不祥事が発生しまして、その最終の処分については、処分権限を持っている県の教育委員会が行うわけですが、監督権者である市の教育委員会としても、今回の件を重く受け止めて、教育委員会と学校を預かる校長先生方が同じ思いを持って、不祥事の防止にさらに全力で取り組んでいくということを確認させていただきました。
     次に、3ページ、17番目でございます。12月10日、日曜日、あつぎ市民交流プラザにおきまして、平成29年度厚木市SEL教育基金事業、第9回厚木こども科学賞表彰式が行われました。大賞、優秀賞、審査員特別賞、入選ということで、小学生の部、中学生の部、それぞれ表彰をさせていただいたわけですが、大賞、優秀賞等、大変素晴らしい作品、レポートがまとめられておりました。
     次に、18番目でございます。12月12日、火曜日、第5回全日本ジュニアチャンピオンシップ空手道選手権大会出場報告の市長表敬がありましたので、私も同席をさせていただきました。
     玉川中学校2年生男子、林中学校2年生女子、小鮎小学校6年生女子、それと道場の師範、保護者の方がおいでくださいましたが、12月24日に愛知県で大会があるということで、それまで、けが等に十分気を付けながら、全国大会でいい結果が得られるように頑張ってきてくださいといったお話をしまして、激励をさせていただきました。
     次に、20番目でございます。12月16日、土曜日、文化会館小ホールにおきまして、第32回和田傳文学賞授賞式を実施しました。教育委員の皆様にも御出席をいただきましたが、大賞3人、特選8人、入選24人、合計35人の児童・生徒に対して、賞状等伝達をさせていただきました。大賞については、本人による作品の朗読がありましたが、気持ちを自分の言葉で素直に表現していて、非常に心を打つ素晴らしい作品でした。
     1枚おめくりいただきまして、4ページ、22番目でございます。12月17日、日曜日、厚木中学校体育館におきまして、「NECロケッツバレーボール教室inあつぎ」ということで、NECのバレーボールチームの元監督と元選手の皆さんがおいでくださいました。厚木市、愛川町、清川村の中学校8校の女子バレーボール部員、約100人の子どもたちに対して、バレーボールの技術指導や、バレーボールという競技を通して何を身に付けていかなればならないのかといったことについて、大変丁寧に熱心に御指導をいただきました。
     続きまして、最後23番目でございます。平成29年厚木市議会第5回会議(12月定例会議)について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案及び陳情と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。
     教育総務部長。
  • 齊藤教育総務部長 それでは、平成29年厚木市議会第5回会議(12月定例会議)につきまして、御報告申し上げます。
     本議会は、11月30日から12月22日までの会議期間23日間で開催されており、22日が最終日となります。
     それでは、概要につきまして御報告させていただきますので、教育長報告の5ページの(3)を御覧ください。
     提出議案につきましては、社会教育部の所管で、議案第70号、厚木市営体育施設指定管理者の指定及び教育総務部、学校教育部、社会教育部共通で、議案第71号、平成29年度厚木市一般会計補正予算(第6号)の上程がありました。
     補正予算の内容は、教育ネットワークシステム事業費、小学校及び中学校維持管理事業費、小学校及び中学校維持補修事業費、小学校学校給食事業費、小学校及び中学校就学支援事業費及び公民館維持補修事業費の補正予算並びに教育ネットワーク運営事業費及びセキュリティー強靱化事業費の繰越明許費追加補正、厚木市営体育施設4施設指定管理料の債務負担行為補正に係る議案でございます。
     次に、教育総務部に関係するものといたしまして、陳情第18号、私学助成の拡充を求める意見書を国に提出することを求める陳情及び陳情第19号、私学助成の拡充を求める意見書を神奈川県に提出することを求める陳情の2つの陳情の上程がありました。
     議案及び陳情につきましては、12月14日に開催された環境教育常任委員会において審査され、2つの議案は、いずれも賛成全員で原案のとおり可決すべきものとされました。また、2つの陳情は、賛成少数で不採択とすべきものとされました。なお、採決につきましては、22日開催の本会議において行われる予定でございます。
     次に、一般質問につきまして御報告申し上げますので、4ページを御覧ください。
     21人の議員から質問があり、そのうち7人の議員から教育委員会関係の質問がございました。
     教育総務部の所管につきましては、新川勉議員、望月真実議員、釘丸久子議員の3人から4項目について質問がありました。
     まず、新川議員からは、教育行政について、学校給食について、新中学校給食センター建設の進捗状況はとの質問がありました。曽田教育長からは、仮称厚木市学校給食センターの整備は、本年7月に策定した整備計画に基づき進めている。現在は、土地所有者の了解のもと、建設候補地の測量を実施しているところである。今後も計画に基づき着実に進められるよう努めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、同じく新川議員から、学校給食の質向上にどう取り組むかとの質問がありました。教育長から、学校給食については、給食施設の適正な維持管理を始め、衛生管理の徹底や良質な食材の選定を行うことにより、安心安全な給食の提供に努めている。また、児童・生徒が、食に関心を持ち、給食を残さず食べられるよう、郷土料理や新鮮な地場農産物を使用した献立、栄養のバランスを考慮した味付けの工夫等にも取り組んでいる旨の答弁をいたしました。
     次に、望月議員からは、教育行政について、小学校、中学校の空調(冷房)設備設置について、特別教室やそれに類する教室への設置の方向性はどうかとの質問がありました。教育長から、平成25年度から実施した普通教室への冷暖房設備設置事業が、昨年度終了し、学校からは、快適な学習環境が整い、児童・生徒が学習活動に集中できるようになった等の声を聞いている。特別教室等については、各教室の使用状況等を考慮して、既に一部に設置しているが、今後についても、学校の意見や状況を勘案しながら研究していく旨の答弁をいたしました。
     次に、釘丸議員から、教育行政について、夜間中学について、自主的な夜間中学への支援を強化すべきと思うがどうかとの質問がありました。教育長からは、自主的な夜間中学は、本市においても、ボランティア団体が学び直しの機会を求める方などを対象として活動されている。この団体へは、これまでもイベントの後援などを行っており、今後も引き続き支援に努めていく旨の答弁をいたしました。
     教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 須藤学校教育部長 続きまして、学校教育部関連の一般質問につきまして、御報告申し上げます。
     学校教育部には、新川勉議員、望月真実議員、栗山香代子議員、山崎由枝議員、田上祥子議員の5人の議員から6項目の質問がございました。
     まず、新川議員から、中学校の部活動について、指導協力者の活用を進める考えはとの質問がございました。教育長から、教育委員会では、生徒一人一人の個性を伸ばし、豊かな心と健やかな体を育むため、活発かつ効果的に部活動が展開できるよう、各中学校に部活動指導協力者を派遣している。部活動指導協力者は、校長の指揮のもと、顧問の教員と連携しながら、専門的な知識や技能をいかした技術指導を行うとともに、生徒の人間的な成長を促す役割も果たしている。今後についても、さらに指導協力者を積極的に活用し、豊かな学校生活の実現を目指していく旨の答弁をいたしました。
     次に、望月議員から、部活動在り方検討委員会の進捗は、部活動の今後の在り方について方向性はとの質問があり、教育長から、部活動在り方検討委員会は、本年9月に新たに設置し、部活動の意義や課題、適切な休養の必要性等について幅広く協議を行い、現在、休養日の定義や回数の設定等を中心に意見をまとめている。今後については、本検討委員会の提言をもとに、部活動の適切な運営に関する方向性を定めるとともに、その内容を学校に周知し、生徒の健全な成長が図れるよう努めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、栗山議員から、来年度から始まる小学校の道徳の教科化について、対応と課題はとの質問があり、教育長から、昨年度から各学校の道徳教育を推進する担当教員に対し、「特別の教科 道徳」について理解を深めるための研修を行うとともに、一般教員を対象に、道徳の授業と評価の在り方について研修講座を実施している。また、道徳の調査研究部会を立ち上げ、授業づくりに関する研究を進めているところである。今後についても、児童・生徒が主体的に考え、議論し合う授業実践に向けた各学校の取組を支援していく旨の答弁をいたしました。
     次に、山崎議員から、学校での防犯・防災の対応について、教職員の防犯対策や安全指導についての研修等は、どのように行っているかとの質問があり、教育長から、市立小・中学校においては、不審者対応等について、危機管理マニュアルを作成し、教職員で共通理解を図っている。また、不審者の校舎侵入を想定した訓練を実施している学校もある。防災に係る安全指導については、各学校の安全計画に基づき、避難訓練や保護者への引き渡し訓練を実施する際、防災アドバイザーを招いた研修や緊急連絡体制の確認訓練を行っている旨の答弁をいたしました。
     次に、同じく山崎議員から、児童・生徒への災害備蓄品の状況はどうかとの質問があり、教育長から、市立小・中学校には、災害時に必要な児童・生徒用の飲料水や食料などが備蓄されている。また、自主的な防災の取組として、家庭で準備した防災パックを保管している学校もあるとの答弁をいたしました。
     次に、田上議員から、新学習指導要領について、改訂により変わることは何か、また、厚木市として期待することは何か、具体的な取組として考えていることはあるかとの質問がございました。教育長から、新学習指導要領においては、学校と社会が目標を共有し、連携・協働しながら新しい時代に求められる資質、能力を子どもたちに育むことが改訂の趣旨として示された。教育委員会では、これまでも教育大綱が掲げる「未来を担う人づくり」の基本理念のもと、様々な取組を進めてきたが、今回の改訂を契機に、さらに目標の実現に迫れるよう努めていく。具体的には、コミュニティ・スクールの取組などを通し、人と人とのつながりを深め、他者と協働して課題解決ができる力を育む教育活動を推進していく旨の答弁をいたしました。
     学校教育部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 社会教育部長。
  • 霜島社会教育部長 続きまして、社会教育部関連の一般質問につきまして、御報告申し上げます。
     社会教育部には、川口仁議員から2項目について質問がございましたが、このうち1項目については、市長部局産業振興部と共通となっております。
     川口議員からは、スポーツツーリズムへの取組について、スポーツ施設やサイクリングロードの整備・充実に向けて、今後の取組はとの質問がございました。教育長から、現在、あつぎマラソンや体育協会の加盟団体などが開催する大会・イベントには、市内外から多くの方々が参加され、スポーツ交流が図られるとともに、地域の活性化にもつながっているものと認識している。今後についても、国のスポーツツーリズム推進連絡会議が策定した基本方針にあるスポーツを「観る」、「する」、「支える」ことを、来訪される方々や市民の皆様に実践していただくとともに、本市スポーツ施設についても、スポーツ施設整備推進計画に基づき整備に努めていく旨の答弁をいたしました。
     また、同じく川口議員から、スポーツコミッション設立への考えはとの質問があり、小林市長から、スポーツコミッションについては、地方公共団体や民間企業、各種団体が連携・協働し、スポーツ大会やイベント、合宿の誘致を行うなど、地域振興を推進する専門組織として大変意義あるものと認識している。本市においては、体育協会や観光協会を始めとする各種団体と協働し、「観る」、「する」、「支える」スポーツの実施等、スポーツコミッションの趣旨に沿った取組を展開している。今後についても、これらスポーツを介した取組を通じ、地域外からの誘客を促進し、本市の地域振興を図っていく旨の答弁をいたしました。
     議会関係の報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 それでは、審議事項に入ります。
     日程1、議案第55号、厚木市久保奨学金(平成29年度入学準備奨学金・平成30年度高校等修学奨学金(第4期生))の支給決定に係る諮問についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第55号、厚木市久保奨学金(平成29年度入学準備奨学金・平成30年度高校等修学奨学金(第4期生))の支給決定に係る諮問につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市久保奨学金基金条例第12条の規定により、厚木市久保奨学金の支給決定を行うに当たり、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会の意見を聴くため、同選考委員会に諮問するものでございます。
     それでは、内容を御説明申し上げますので、1枚おめくりください。厚木市久保奨学金のうち、平成29年度入学準備奨学金及び平成30年度高校等修学奨学金(第4期生)の奨学生20人の支給決定について、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会に諮問をすることを本議案でお諮りするものでございます。
     なお、今後の予定でございますが、奨学生選考委員会での審議、答申を踏まえ、支給決定につきましては、1月の定例会でお諮りする予定でございます。
     説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますか。
     水上委員。
  • 水上委員 今回、第4期生ということですが、申請者の人数の増減はどう推移しているか、教えていただけますか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 申請者の人数ということでございますが、最初の平成26年度につきましては37人、平成27年度につきましては35人、平成28年度につきましては36人で、この中から20人を支給決定しております。
     ちなみに、第4期生につきましては、ここで締切りをいたしまして、33人ということになっております。
     以上です。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 水上委員 よく分かりました。ありがとうございました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがですか。
     森委員。
  • 森委員 平成26年度からスタートされて、毎年20人支給決定しているとのことですが、原資がなければ支給できないものなので、基金の今の残高がどれくらいか、それから今後の見通しについて、御説明いただけますでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 久保奨学金基金につきましては、平成26年度に1億円の寄附がありまして、12月議会で基金を設置いたしました。ちょうどここで3年経つわけでございますが、奨学金には3つの種類がございます。入学準備奨学金、高校等修学奨学金、学校教育活動応援奨学金ということで支給をしておりますが、この3年間で、入学準備奨学金につきましては80人、高校等修学奨学金につきましては118人、学校教育活動応援奨学金につきましては90人ということで、今年度まで延べ288人の方に支給をしております。
     基金の平成28年度末の残高が8,909万3,058円、今年度末は8,225万8,000円、このほかに利息等が入ってきますので、若干変わってくると思いますが、今年度末の残高は、8,200万円程度を予定しております。
     今後につきましては、毎年3つの奨学金合わせて930万円ずつ支給されることになりますが、寄附金が、去年は約200万円いただいたのですが、毎年300万円程度いただけると仮定すると、14、5年くらいは奨学金制度を続けられるのではないかと考えております。
     以上です。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 森委員 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがですか。
     門田委員。
  • 門田委員 以前、広報あつぎで、この久保奨学金を紹介する記事を拝見させていただきました。子どもたちのために市民の方が寄附をされたということを、その広報あつぎで、私たち市民は知ることができました。
     1億円の基金も徐々になくなってしまうわけですので、寄附を募っていくことをどのようにPRしていくのか、何か計画等ありましたら、教えていただければと思います。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 この3年間の寄附金につきましては、3団体、111人の方から、約370万円御寄附をいただいております。昨年度からは、ふるさと納税による寄附が始まりまして、去年の段階で222万5,000円という金額が入っております。
     寄附でこの基金は運営していきますので、寄附の募集をPRするため、ポスターを作成いたしまして、現在、市役所のロビー等に寄附のお願いということで掲示しております。
     また、今後は、公共施設の公民館、老人憩いの家のほか、民間施設の方にもお願いして、ポスターを掲示させていただいて、更なる寄附を募っていこうと考えております。
     このほか、ホームページでも寄附を募集しております。
     以上です。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい、ありがとうございました。寄附により基金が増えていくことを祈っています。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 今回は、入学準備奨学金と高校等修学奨学金が議題になりましたが、もう一つの奨学金である学校教育活動奨学金の支給人数と使われ方について、確認させてください。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 学校教育活動応援金につきましては、一人3万円を30人に支給しております。学校教育活動ということで、主に文化系、スポーツ系の部活動を対象としております。
     以上です。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございます。
     部活動は、ユニフォームやスパイクのシューズ、楽器など費用がかかるものもあります。この奨学金のお陰で活動が続けられていく子もいると思いますので、是非今後も続けていただきたいと思います。
     また、先ほど門田委員からも出ていましたが、原資がなくなったらどうするのかということがあるので、いろいろな形での善意が厚木市の機運としてうまく盛り上がっていくといいなと思っているのですが、PRのほかに何かいい方法がないか、もし何か考えていることがあれば教えてください。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 まず学校教育活動応援奨学金の3万円という金額については、文部科学省の調査で、公立中学校で1年間に平均してかかる部活動等の教科外活動費が3万円弱となっていることから、その額を支給させていただいているものでございます。
     委員が仰るとおり、基金は減っていくものですので、寄附金をできる限り募集していきたいのですが、先ほど申し上げたポスター、ホームページ以外の方法といたしましては、今年度から教育委員会だよりを作っておりますので、その中でも募集をしていきたいと思っております。
     以上です。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山田教育長職務代理者 はい、ありがとうございました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     今、教育総務課長の方からお話がありましたが、今までは、どちらかというと、いろいろな施策を実施しているにもかかわらず、それを保護者の方や一般市民の方々にお知らせする機会が少なかったという面がありましたので、今年7月1日に、教育委員会だよりの「Edu Navi」創刊号を発行いたしました。
     今年度については、あと1号を年明けに発行する予定なのですが、今後もこういった媒体を効果的に活用しながら、厚木の子どもたちのために、あるいは社会教育として、こういったことを一生懸命取り組んでいますといったことを、更に力を入れて周知していきたいと思っています。
     そのほか、よろしいでしょうか。
     それでは、ほかにないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第55号を可決いたします。
     次に、報告事項に入ります。
     報告事項1、給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 岩崎学校給食課長 報告事項1、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料1を御覧ください。始めに、11月13日から12月7日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、11月28日に調理後の給食の測定を行っており、それらを含む御覧のページ及び裏面のページ全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側のページを御覧ください。学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れ、火曜日、木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定している中で、11月分につきましては保護者の方からの要望はなく、教育委員会が測定した食材21品目を測定いたしました。12月分につきましても保護者の方からの要望はなく、予定を含め18品目の測定をいたします。
     なお、学校給食につきましては、12月20日で全校終了となりますので、測定回数は、予定を含め6回となっております。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 先ほどの教育長報告の中で、市議会議員の方からも給食の質向上にどう取り組むかという質問が出ていましたが、今回の報告の食材の中では、例えばブロッコリーやサトイモ等が神奈川県産となっている中で、厚木の地場産を使った食材はこの中にあるのか、もし分かれば教えてください。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 岩崎学校給食課長 申し訳ございません。厚木の地場産の食材かどうかについては、ただ今資料を持ち合わせておりませんので、今この場では分かりません。
  • 山田教育長職務代理者 分かりました。
     厚木市の野菜はたくさんあるので、やはりできる限り使っていただきたいと思いまして、例えば、各学校の農業体験で作ったお米とか、実際に学校園で作ったサトイモなどを使うことができたら、素晴らしいことだと思いましたので、そういった意味で質問をさせていただきました。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 岩崎学校給食課長 地場産を使用いたしました給食の提供といたしましては、「パクパクあつぎ産デー」ということで、月2回程度、全校で地場産を使った給食の提供を行っております。こちらにつきましても、JAあつぎの方々と協議しながら、回数をできる限り多くする形で、新鮮な地場産を使った給食の提供をするよう努めているところでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田教育長職務代理者 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、何かございますか。
     門田委員。
  • 門田委員 私が以前働いていた小学校は自校給食だったのですが、子どもたちが自分たちの畑で作った大根を使ったり、英語の先生が来てくれたときには、英語の先生の出身がオーストラリアということを聞いて、オーストラリア料理を作っていただいたりといったことがございました。
     当時から、厚木の給食は本当に工夫されているなといつも感じていましたので、またここで、厚木の地場産を使っていただけたら、非常に嬉しいなと思いました。
     以上です。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 子どもたちには、神奈川県産もそうですが、やはり厚木のものとか、自分たちが作ったものとか、より身近な食材になると、嫌いなものでも食べてみようとか、おいしそうに見えるとか、そういった気持ちというものがあると思います。
     私の幼稚園でも給食を提供しておりますが、やはり子どもたちに、「昨日掘ったサツマイモが今日の天ぷらだよ」といった話をすると、本当に食べる気になって、食べず嫌いの子も一口食べてみようといったことに発展することがあります。
     したがって、厚木市のものが使われたときには、学校の現場で先生方から子どもたちに対して、「これは厚木で採れたコマツナだよ」とか、「昨日みんなで掘ったサツマイモだね」といったことを伝えることが、食べるというこどもの食の意欲につながると思うので、そのようなことも御検討いただき、学校の現場に伝えていただければと思っております。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 須藤学校教育部長 今お話しいただいたようなことについては、実はもう実践をしております。学校には、栄養士ほか栄養教諭が配置されておりまして、この栄養教諭の指導のもと、ほとんどの小・中学校で、担任を中心に食育の観点での学習を行っております。給食のときに、その日のメニューについて、例えば、栄養のバランスの観点からとか、食材の産地についてといったお話をさせていただいております。
     委員からもお話があったとおり、苦手なものがある子どもたちも、やはり何の解説もないより話を聞いた方が、少しずつでも食べようとするようになるという報告を学校からもいただいております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     よろしいですか。ほかになければ、報告事項1を終わります。
     以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、平成29年厚木市教育委員会12月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻14時50分

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