平成30年厚木市教育委員会1月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成30年1月23日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 水上 裕
委員 門田 美惠子
 委員 森 厚子
 事務局
 齊藤教育総務部長、須藤学校教育部長、霜島社会教育部長、
 高橋学校教育担当次長、若林教育総務課長、岩崎学校給食課長、窪田学務課長、佐藤教育指導課長、西海社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第1号 厚木市久保奨学金(平成30年度高校等修学奨学金(第2期生・第3期生))の支給決定に係る諮問について
議案第2号 厚木市久保奨学金(平成29年度入学準備奨学金・平成30年度高校等修学奨学金(第4期生))の支給決定について
議案第3号 厚木市学校運営協議会の設置について

3 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(いじめ防止対策推進法に係る調査の諮問について)
  • (2) 厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について
  • (3) 放射性物質の測定結果について
  • (4) 厚木市部活動の在り方に関する提言書について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時

  • 曽田教育長 定刻になりました。ただ今から平成30年厚木市教育委員会1月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、山田委員を指名させていただきます。お願いします。
     始めに、私から報告いたします。
     平成30年1月定例教育委員会教育長報告。平成29年12月19日火曜日に開催されました12月定例会以後の主な行事等20件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1ページ、1番でございます。12月24日、日曜日、厚木南インターチェンジにおきまして、新東名あつぎウオークが開催されました。参加者は約1万人ということで、開会式のときには少し寒かったのですが、大勢の方々が参加される中、東名中学校の吹奏楽部の生徒たちが大変素晴らしい演奏を披露してくれて、多くの方々から喜ばれておりました。
     その後、海老名側に行って帰ってくるということで、私も往復大体3キロ前後だったでしょうか、歩いて川風を浴びながら、大変気持ちのいい汗を流すことができました。なお、今月28日が開通式だそうです。
     次に、2番目でございます。12月25日、月曜日、読売ジャイアンツ田中俊太選手が小林市長を表敬訪問されました。彼は依知中学校を卒業された方で、御承知のとおりドラフト会議で読売ジャイアンツに指名をされたわけですが、その次の3番目、12月28日、木曜日には、広島東洋カープで既に活躍をされております田中広輔選手が市長を表敬訪問されました。同じく依知中学校卒業で、兄弟揃ってのプロ野球選手が市内から出るということで、あまり聞いたことがない、本当に凄いことだなと思いました。
     次に、7番目でございます。1月6日、土曜日、この日から1月7日、13日、20日と3週間ほどかけまして、市内15地区の賀詞交歓会・新春のつどいが開催されましたので、私も伺わせていただきまして、挨拶をさせていただきました。
     その中で、1年前にお願いをしたコミュニティ・スクールのその後の経過ということで、お礼を兼ねながら、また今年度も引き続きお願いしますということで挨拶をさせていただきました。
     委員も御承知のとおり、今年度36小・中学校のうち20校におきまして学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールをスタートすることができる運びとなりました。残りの16校につきましても、来年度早々、6月、7月には学校運営協議会を設置して、36校全校コミュニティ・スクールとしてスタートできる予定となっております。
     次に、8番目でございます。1月7日、日曜日、荻野運動公園駐車場におきまして、厚木市消防出初め式が行われました。大変多くの市民の皆様もおいでくださったのですが、ここでも地元の荻野中学校の吹奏楽部の生徒たちがファンファーレの演奏等をしてくださいまして、参加されていた方々は大変喜んでおられました。
     また、市長、消防団長の方から、荻野中学校吹奏楽部が花を添えてくれたといった紹介、御礼の言葉も聞きまして、非常に誇らしい気持ちになりました。寒い中だったのですが、本当に一生懸命頑張ってくれたということで嬉しかったです。
     次に、1枚おめくりいただきまして、2ページ、10番目でございます。1月8日、月曜日、文化会館大ホール・小ホールにおきまして、平成30年成人式「はたちのつどい」が、対象者が2,501人、出席者は1,719人ということで、多くの新成人が出席をされて、華やかな中にも厳粛に式が執り行われました。
     ただ、外の方では久方ぶりに元気な成人の皆さんを拝見しました。私がまだ学校に在籍をしていた頃の子どもたちの姿がよみがえってくるような思いでした。一日も早く立派な大人になっていってほしいという思いを持ちました。
     次に、12番目でございます。1月11日、木曜日、第5回全日本ジュニアチャンピオンシップ空手道選手権大会で準優勝をされた小鮎小学校6年生の女子児童と保護者の方が、大会結果の報告に来てくださいました。参加24人中第2位、準優勝ということで、大変素晴らしい成績を上げられました。
     この空手道選手権というのは、いわゆる寸止めというのではなくて、実際に突き等を体に受けるということで、けが等もいろいろ心配される中で、本当に体格は小さい女の子なのですが、気迫で負けない素晴らしい試合を繰り広げたという話を伺いました。
     次に、13番目でございます。12日、金曜日、網走市小学生訪問団が市長を表敬訪問されましたので、私も同席をさせていただきました。毎年夏、厚木市の小学生が網走市を訪問しておりますが、冬は逆に網走市の子どもたちが厚木市を訪問してくれるということで、今年もこの時期に厚木市を訪れてくださったものです。
     次に、14番目でございます。同日でしたが、アイスホッケー全国大会に出場する生徒が市長を表敬訪問されました。これは、依知中学校1年生男子生徒が神奈川県選抜チームの一員に選ばれて、全国大会に出場するということを報告に来てくれたものです。今年度、中学生たちは、運動、文化、様々な面で大活躍をしてくれたのですが、特に依知中学校におきましては、今回のアイスホッケーの子に限らず、大変多くの子どもたちが活躍をしてくれました。
     次に、17番目でございます。1月14日、日曜日、緑ケ丘小学校校庭及び三川合流点におきまして、緑ケ丘地区のどんど焼き、厚木北地区のどんど焼きが、それぞれ開催されました。
     御承知のように、どんど焼きは、地方によっていろいろな呼び方がありますが、小正月の行事で、おだんごを焼いてそのおだんごを食べたりだとか、煙を体に当てたりして、1年間の家内安全・無病息災を願うといった伝統行事ですが、実行委員会の方々の御挨拶などを聞きながら、こうした伝統行事を伝える努力を行っていくということは本当に大変だと思いました。1年前は少し天候が悪くて実施できなかったわけですが、今年は素晴らしい天候のもとで、本当に多くの方々が参加されて、どんど焼きが開催されました。
     次に、3ページ、18番目でございます。1月18日、木曜日、平成29年度最後になります第5回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。当日は、出張のため教頭が代理出席された学校も2校ほどございましたが、36小・中学校の校長先生に御出席いただきまして、新しい年平成30年を迎え、また最後の学期である3学期のスタートに当たって、お願いをすることを何項目かにわたってお話しさせていただきました。
    次に、最後20番目でございますが、平成29年厚木市議会第5回会議12月定例会議の最終日の結果については、教育総務部長の方から報告をさせていただきます。
     教育総務部長。
  • 齊藤教育総務部長 それでは、平成29年厚木市議会第5回会議12月定例会議につきまして、御報告いたします。
     先月12月19日の教育委員会定例会におきまして、環境教育常任委員会までの結果概要については御報告申し上げましたが、その後本議会が12月22日の本会議をもって閉会いたしましたので、私から教育委員会関連の議決事項等について御報告させていただきます。
     提出議案につきましては、議案第70号、厚木市営体育施設指定管理者の指定について及び議案第71号、平成29年度厚木市一般会計補正予算(第6号)の2件でございますが、いずれも賛成全員で原案のとおり可決されました。
     次に、陳情につきましては、陳情第18号、私学助成の拡充を求める意見書を国に提出することを求める陳情及び陳情第19号、私学助成の充実を求める意見書を神奈川県に提出することを求める陳情の2件についてでございますが、いずれも賛成少数で不採択とされました。
     市議会の報告については以上でございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     本日の日程のうち、議案第2号及び報告事項1につきましては、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
     それでは、審議事項に入ります。日程1、議案第1号、厚木市久保奨学金(平成30年度高校等修学奨学金(第2期生・第3期生))の支給決定に係る諮問についてを議題といたします。議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第1号、厚木市久保奨学金(平成30年度高校等修学奨学金(第2期生・第3期生))の支給決定に係る諮問につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市久保奨学金基金条例第12条の規定により、厚木市久保奨学金の支給決定を行うに当たり、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会の意見を聴くため、同選考委員会に諮問するものでございます。
     それでは、内容を御説明申し上げますので、1枚おめくりください。
     厚木市久保奨学金のうち平成30年度高校等修学奨学金につきましては、現在高校2年生であります第2期生と高校1年生の第3期生及び平成30年度に高校1年生となります第4期生の奨学生の支給決定を行うことになりますが、このうち第2期生の19人、第3期生の20人の支給決定について、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会に諮問することを本議案でお諮りするものでございます。
     なお、第4期生につきましては、議案第2号で支給決定について御審議いただきます。
     説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますか。
     よろしいですか。それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第1号を可決いたします。
     次に、日程3、議案第3号、厚木市学校運営協議会の設置についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第3号、厚木市学校運営協議会の設置につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市学校運営協議会規則第3条第1項の規定により、学校運営協議会を設置するものでございます。
     それでは、内容を御説明申し上げますので、1枚おめくりいただき別紙を御覧ください。設置する学校につきましては厚木中学校で、設置日は平成30年2月1日となります。
     2枚おめくりください。36小・中学校の学校運営協議会設置状況一覧でございます。色塗りの既に設置している19校に今回の1校を加え、今年度は合計で20校に設置されることになり、来年度には残りの16校が導入予定となっております。
     説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますか。
     よろしいでしょうか。それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第3号を可決いたします。
     続きまして、報告事項に入ります。
     報告事項2、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項2、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命につきまして御報告申し上げます。
     資料2を御覧ください。厚木市学校運営協議会委員につきましては、学校運営協議会規則第5条第1項の規定により、教育委員会が委嘱又は任命することとなっておりますが、先ほど議決いただきました学校運営協議会を設置する厚木中学校に、平成30年2月1日付けで学校運営協議会委員を委嘱及び任命いたしますので、報告するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
    番号1番の鈴木孝文様から16番の宮崎昌彦様までの16人に委嘱又は任命するものでございます。任期につきましては、学校運営協議会規則第5条第4項の規定により、任命の日から2年以内ということで、平成32年1月31日までと定めております。
     報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。
     よろしいですか。特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 岩崎学校給食課長 報告事項3、放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料3を御覧ください。始めに、12月11日から1月11日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、12月22日には、12月1日から12月8日までの調理後の中学校給食の測定を行い、また12月26日には、精密な測定を民間の専門検査機関に依頼し、ゲルマニウム半導体検出値で調理後の小学校給食の測定も行っており、それらを含む御覧のページ及び裏面のページ、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側のページを御覧ください。学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からも要望を取り入れ、火曜日、木曜日に翌日の給食で使用する食材の1日3品目を限度として測定している中で、12月分につきましては、保護者の方からの要望はなく、教育委員会が選定した食材18品目の測定を行いました。1月分につきましては、1名の保護者の方から11品目の要望に対して、予定を含め18品目を測定いたします。
     今後におきましても保護者の方から要望のあった食材を基本として測定してまいります。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面のページを御覧いただきたいと思います。
     大気中放射線量の測定につきましては、環境農政部において、市内6か所を観測地点として年4回の測定を実施しており、1月5日の測定結果につきましては、数値的には今回も特に大きな変化は示しておりません。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。
     よろしいですか。特になければ、報告事項3を終わります。
     次に、報告事項4、厚木市部活動の在り方に関する提言書について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 それでは、報告事項4、厚木市部活動の在り方に関する提言書について、御報告を申し上げます。
     部活動の運営につきましては、適切な休養を取ることなく長時間の練習を行うなどの過ぎた活動が、生徒に対して精神的にも身体的にも負担となっていることなどが、教員の長時間勤務の一因ともなっている問題において、本市では部活動の現状を調査し、9月から部活動の在り方検討委員会を通して、適正な部活動の在り方について検討してまいりました。
     本件は、その検討協議の結果について、提言書として検討委員会から教育長に提出がございましたので、御報告をするものです。
     それでは、資料4について御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、提言書の6ページ、参考資料3を御覧ください。会議の経過でございますが、3回にわたり、主に適切な活動、休養日の必要性や設定日数などについて協議を行っていただきました。特に、第2回では、運動生理学が御専門の大学の先生をお招きして、中学校で行うトレーニングの難しさや休養の必要性についてお話をいただき、講師にはその後の協議にも参加していただきました。
     提言の内容でございますが、お戻りいただいて、提言書の2ページを御覧ください。
     休養日の定義は、朝、放課後ともに一切の活動を行わない日と定めております。週当たりの休養日日数は、最低でも1日は休養日を設けるということを決めております。また、このことに加え、土曜日、日曜日、祝祭日につきましては、月当たり4日以上の休養日を設けることが示されています。この(2)と(3)を併せて考えてまいりますので、週当たりの最低1日の休養日は、平日でも休日でもよいということにはなりますが、毎週平日ばかりに休養日を設定して休日は毎日練習を行うというのではなく、休養日には月4日以上の休日を含むということとなります。
     このことにつきましては、部活動に関する関係諸団体、特に大会を運営する主催者の理解や協力も必要となることから、来年度についても、今年度と同様、部活動の調査を行い、学校での取組の実効性を確保しながらも、どのような場面でやむを得ず特例が必要となるのかを把握し、本市校長会と連携をして課題の解決に努めてまいりたいと考えております。
     また、この1月16日には、運動部活動に関するガイドラインを検討するスポーツ庁の有識者会議から、指針の骨子が発表されました。国の動向にも注視して対応を進めてまいります。
     さらに、本委員会では、国が示すところの部活動指導員についての必要性についても意見が出ておりますので、本市でどのような取組が考えられるかを研究してまいります。
     なお、今後の日程でございますが、2月の初めには、この内容で各中学校には通知をもって伝え、取組を進めてまいりたいと考えております。
     以上です。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますか。
     山田委員。
  • 山田委員 非常にいい提言をいただけたのではないかと思っておりますが、今、課長からのお話にもあったスポーツ庁の有識者会議から出たものとそれ程変わらないのではないかと思っています。その中で、部活動指導協力者については、先取りして実施していて、今いろいろな手立てを講じて行っていると思いますが、今後どうなるのか、少しお聞きしたいと思います。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 その問題につきましては、委員会の中でも出てまいりましたが、今の部活動指導協力者は、特に引率ですとか部活の活動計画とかを立てる立場にはございませんので、顧問の補助という形で入っている方々、ボランティアになります。その方々にプラスして、例えば国が言う部活動指導員のような業務を何か付けられるかというと、そこはまたなかなか難しいということで、その方向性も含めて考えていった方がいいのではないかという提言はいただいています。
     つまり、全ての国が言っている部活動指導員の条件を満たすものを作らなくても、例えば、現在の部活動指導協力者に引率だけの責任を付けるといったこともできるのではないかという意見や、あるいは部活動指導員というものをモデル校として作っていくという意見もありますので、その辺は、総合的にこれから考えてまいりたいと思っております。
     以上です。
  • 山田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほかいかがですか。
     それでは、私から少し述べさせていただきます。国の方のガイドラインとあまり大きく変わるようなところはないというのは、山田委員が仰るとおりなのですが、やはり今までの校長会の確認事項というものがある中で、何が一番問題になったかというと、それが徹底できないというところがありました。
     したがって、特に(3)土曜日、日曜日、祝祭日の休養日日数のところに書かれている特例措置ですが、特例措置が特例措置でなくなっていってしまうような形骸化があれば、どのようなガイドラインをまとめてもほとんど意味がないものになってしまいます。
     やはり多くの時間をかけて委員に意見交換をやっていただいて、この提言書を頂戴し、教育委員会として通知していくわけですから、その後の状況についても、しっかりと確認して、部活動指導というのが、中学校の教員における長時間勤務の要因の一つだと言われているので、それを変えていくものになっていくように、しっかりやっていかなければならないと思います。
     そのほか、よろしいでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 提言書の後ろにある検討委員の名簿を見せていただいたのですが、体育連盟や文化連盟の会長や理事の方も入っているということで、私も、この提言を形骸化させずに、各学校の実際に指導される先生方にどういう形でうまく伝えていくのか、何かいい方法がないだろうかと思っております。これは、学校だけの問題ではなくて、例えば体育協会の主催や各市町村の主催などいろいろな大会があるので、その辺のことも踏まえて、指導される先生が納得されるように、うまくできればいいと思うのですが、その辺のところはいかがでしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 この厚木の課題というのは、教育長が仰られたとおり、今まであったガイドラインが守られていなかった。少し言葉は悪いのですが、ある意味なし崩しになってしまっていたというところが一番の反省点です。
     そこを踏まえて、今回、この部活動の在り方検討委員会のメンバーを見ていただいたときに、一言で言うと、部活動を行う者だけでやっているというところが厚木の特徴です。
     例えば、ここで外から一般の方や有識者を入れて、いろいろな意見を取り入れてガイドラインができたとして、結果としてそれが守られないということではいけないので、厚木の取組としては、部活動を行う者が集まって、行う者が確認をして実効性を確保するという思いを持って委員会を進めてまいりました。
     したがって、この休養日の日数というのは決して厳しいものではないのかなと思うのですが、まず第1段階としては、きちんとこのガイドラインを守るということをお願いするために、このようなメンバーに集まっていただいたということも含めてお伝えをしていきたいと思います。
     まずは実践から始まるというところが第一義と思っておりますので、具体的には、この2月の初めにでもすぐ通知を出して、どんどん状況を拾っていきます。それから4月からまた再度正式な調査を実施して、各部活動がどのようになっているのか、もっと詳細を見ていきます。大会の主催者側から見ると、子どもの負担をなくすために、1日1試合で実施していて、日数が多くなってしまうのは仕方がないといったことなどの問題がこれから出てまいります。したがって、学校だけでできることではないのは、委員の御指摘のとおりだと思いますので、来年度はこういった実効性の確保というのは、最低でも週1回は確保しながら、どこにその特例が出てくるのかということをしっかり見ながら、なし崩しにならないように努力をしてまいりたいと思っております。
     以上です。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
     私からもう少し述べさせていただきます。学校に通知していくときに、一方的に決められたことを押し付けられたというのでは、これはまた望ましくないので、あくまでもこれを行うそもそもの意義が、生徒の健康面へのマイナス影響を改善しなければいけないのだということと、もう一つが教員の負担軽減、長時間勤務、健康面への配慮、これについて何らかの形で今までとは違ったものを出していかなければいけないという、この2つがあって検討してもらってまとめられたものだということを、管理職はもう当然のことですが、十二分に部活動指導に携わっている先生方にはしっかりと理解をしてもらう、それを丁寧にやっていくということが大事だと思います。
     そのほかよろしいでしょうか。
     ほかになければ、報告事項4を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。
     再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

暫時休憩14時35分
再開時刻14時36分

  • 議案第2号 厚木市久保奨学金(平成29年度入学準備奨学金・平成30年度高校等修学奨学金(第4期生))の支給決定について
     (資料に基づき説明し、可決された。)
  • 報告事項1 事務の臨時代理の報告について(いじめ防止対策推進法に係る調査の諮問について)
     (資料に基づき説明し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、平成30年厚木市教育委員会1月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻14時57分

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