令和2年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和2年9月23日 水曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
事務局
山口教育総務部長、佐藤学校教育部長、山岸社会教育部長、
柴田教育総務課長、安齊学校給食課長、窪田学務課長、
八木教育指導課長、須田教職員課長、長沼社会教育課長、吉澤スポーツ推進課長、葉山中央図書館長、
石山文化生涯学習課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

  • 議案第45号 第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)について
  • 議案第46号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱について
  • 議案第47号 審査請求に対する裁決について

3 協議事項

(1) 第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施について

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(令和2年度教育予算補正について)
  • (2) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  • (3) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  • (4) 市立依知南小学校で発生した新型コロナウイルス感染について
  • (5) 給食用食材の放射性物質の測定結果について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 皆さん、こんにちは。
     定刻となりましたので、ただ今から、令和2年厚木市教育委員会9月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は4人で、定足数に達しております。
     山本委員から欠席の届出がありました。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、森委員を指名させていただきます。
     始めに、私から報告いたします。
     お手元に配布しております令和2年9月定例教育委員会教育長報告を御覧ください。
     令和2年8月25日火曜日に開催されました8月定例会以後の主な行事等5件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1番です。9月4日金曜日、この日の午前中に、県庁で優良PTA神奈川県教育委員会表彰を受賞されました小学校1校、中学校1校のPTA会長さんと校長先生が、受賞の報告に来てくださいました。戸室小学校からは室田PTA会長と高峰校長先生、玉川中学校からは縄田PTA会長と酒井校長、それぞれお二方が報告にいらっしゃいました。この両校は昨年度、市P連の研究大会でPTAの活動について報告していただきましたので、その市P連の大会に御出席された教育委員の皆様は、この両校で取り組まれた内容についてはよく承知されていると思いますけれども、両校に共通して言えることは、PTA、保護者の方々、それと、それぞれの学校運営協議会の委員の方々がリードしていただいて、地域の方々も子供たちの学習活動を全面的に応援してくださったという様々な取組、それが評価されてのものであろうと、そのように思います。大変おめでとうございましたという言葉を申し述べさせていただきました。
     次に、2番です。9月5日土曜日ですけれども、文化会館地下展示室におきまして、厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭、部活動展示部門の発表会がありましたので、展示されている子供たちの作品を見に行ってまいりました。美術部、家庭手芸部、自然科学・PC部、写真部、陶芸部、このコロナ禍で様々な活動の制約を受ける中、それぞれの学校において、子供たちが一生懸命気持ちを込めて作ったすばらしい数々の作品が展示されておりました。一つ一つじっくり拝見してまいりました。
     次に、4番です。9月19日土曜日、下川入のあつぎ郷土博物館において、第3回特別展が実施されました。優しい旅びと渡辺崋山展ということで、厚木にゆかりのある渡辺崋山に関わる展示が実施されておりましたので、見に行ってまいりました。厚木六勝と呼ばれている、渡辺崋山が厚木を訪れたときに地元の書家の求めに応じて描いた絵、今回はハーバード美術館からデータを送ってもらって複製したものですけれども、とても複製とは思えない大変すばらしい作品を拝見してきました。見ながら、いつか本物の里帰り展示を実施したい、また見たいなと、そういう思いが非常に強く心の中に湧き上がってまいりました。これからいろいろと実績を積む中で、将来的にはこういったものが実現するのではないかと、そのように思っております。
     続きまして、5番目でございます。令和2年厚木市議会第7回会議、9月定例会議について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案及び陳情と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。
     教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 それでは、5番でございますが、令和2年厚木市議会第7回会議、9月定例会議につきまして御報告申し上げます。
     本会議につきましては、9月1日から10月6日までの会議期間36日間で開催されております。概要につきまして、それぞれ所管部から御報告させていただきます。
     1枚おめくりいただきまして、3ページになりますが、下段の3、環境教育常任委員会・予算決算常任委員会環境教育分科会を御覧ください。
     始めに、提出議案につきましては、教育総務部の所管で、いずれも新しい学校給食センターに関わるものといたしまして、議案第64号 事業契約の締結について及び議題第65号 厚木市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についてが上程されました。
     次に、学校教育部に関係するものとして、陳情第5号 義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を国に提出することを求める陳情、陳情第8号 小・中学校全学年の少人数学級実施への検討を求める陳情及び陳情第9号 少人数学級を速やかに実施することを求める意見書を国に提出することを求める陳情、これらが上程されました。
     次に、教育総務部及び社会教育部の所管する予算として、議案第73号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第10号)が上程されました。
     次に、学校教育部の所管する予算として、本日の報告事項の中で事務の臨時代理の御報告をさせていただく議案第76号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第11号)が上程されました。
     なお、9月16日に開催されました環境教育常任委員会において、議案第64号及び議案第65号が審査され、議案第64号は賛成多数で、議案第65号は賛成全員で可決すべきものとされました。また、陳情第5号につきましても同委員会において審査され、賛成全員で採択すべきものとされました。
     なお、陳情第8号及び陳情第9号につきましても同委員会において審査され、賛成少数で不採択とすべきものとされました。
     また、議案第73号及び議案第76号につきましては、同日に開催されました予算決算常任委員会環境教育分科会において質疑があり、10月5日開催の予算決算常任委員会で審査される予定でございます。
     そのほか、ここにはございませんが、教育委員会関連の議案といたしまして、人事案件として議案第56号 教育委員会委員の任命についてが、また、教育総務部、学校教育部及び社会教育部共通で、議案第57号 令和元年度厚木市一般会計歳入歳出決算についてが、GIGAスクールに関連いたしました端末保管庫の取得に関し、小・中学校別に議案第66号 動産の取得について及び議案第67号 動産の取得について、それぞれが上程され、議案第66号及び議案第67号の動産の取得についてにつきましては、9月14日に開催されました総務企画常任委員会において、賛成全員で可決すべきものとされました。
     議案第57号 令和元年度厚木市一般会計歳入歳出決算につきましては、9月25日に開催される予算決算常任委員会環境教育分科会における質疑を経た後、10月5日開催の予算決算常任委員会で審査される予定でございます。
     なお、議案及び陳情の採決につきましては、10月6日開催の本会議におきまして行われる予定でございます。
     次に、一般質問につきまして御報告申し上げます。恐れ入りますが、1ページお戻りいただきまして、2を御覧ください。この度の会議では23人の議員から質問があり、そのうち11人の議員から教育委員会関係の質問がございました。
     まず、教育総務部の所管につきましては、田上祥子議員、望月真実議員、遠藤浩一議員、名切文梨議員の4人から、6項目について質問がございました。質問の内容について、質問順に御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、2ページをお開きください。上から3番目になりますが、始めに、田上祥子議員から、GIGAスクール構想について、実現に向けて、ハード整備の進捗状況はどうかとの質問がありました。曽田教育長から、市立小・中学校における高速大容量の情報通信ネットワーク環境については、7月下旬に着手し、今年度内の完成に向けて整備されている。また、児童・生徒1人1台の学習用端末については、今議会に補正予算を提出しているので、議決後は今年度内の実現に向けて整備を進めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、その下の望月真実議員でございますが、子どもたちを取り巻く学校環境について、風水害等の特別警報時の対応について、最善策はとの質問がありました。曽田教育長から、水害等が発生した際には、市立小・中学校における風水害等対応マニュアルに基づき対応を行っている。特別警報が発令された場合の対応については、市災害対策本部等の判断の下に校長会との協議を行い、教育委員会が統一した指示を出すこととしている。今後についても、風水害等における特別警報の発令が予想される場合については、最善の対策を速やかに判断、対応し、児童・生徒の安全確保に努めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、一番下にございます遠藤浩一議員から、若者支援と地域について、子育て・教育環境日本一へ向けての地区別特徴と課題は何かとの質問がありました。曽田教育長から、本市は駅周辺など子供の多い地区や、自然豊かな地区があるので、地区のそれぞれの特徴をいかしつつ、市全体を一つの区域として捉え、様々な子育て施策を展開している。また、各地区において地域社会全体で子育てを支える取組を進めていただいている。教育委員会においては、コミュニティ・スクール等、地域とのきずなを大切にした魅力ある学校づくりに取り組んでいる。今後も若者が厚木市に住んでよかったと思えるような環境づくりに努めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、同じく遠藤浩一議員から、情報発信について、教育委員会における情報発信手段の強化が必要ではないかとの質問がありました。曽田教育長から、教育委員会では厚木市ホームページや教育委員会だよりEdu Navi、市立各小・中学校のホームページ等を活用して情報を発信している。今後も発信内容の充実と、迅速かつ正確な情報発信に努めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、3ページになりますが、最後の名切文梨議員から、学校給食について、安全・安心を目指して、手作り給食についての現状と課題は、食材について、地産地消、オーガニックを取り入れる考えはあるかとの質問がありました。曽田教育長から、現在、単独調理場では手作り給食を基本としており、学校給食センターにおいても食数や時間の制約などがある中で、できる限り手作り給食に努めている。食材の地産地消については、農家の皆様の御協力により、調理場ごとに月3回を目標に実施している。また、オーガニックを取り入れることについては、供給や価格など様々な面で課題があるものと認識している旨の答弁をいたしました。
     教育総務部の所管につきましては以上でございます。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。
     学校教育部には、高田昌慶議員、新井啓司議員、池田博英議員、田上祥子議員、望月真実議員、高田浩議員、難波達哉議員、山崎由枝議員の8人から18項目について質問がございました。
     恐れ入りますが、教育長報告の1ページにお戻りいただきまして、一番下を御覧ください。最初に、高田昌慶議員から、障がい福祉について、特別支援教育の現状はとの質問があり、曽田教育長から、特別支援学級では児童・生徒の障がいの状況に応じた支援を行っていることや、特別支援学校や特別支援教室、通級指導教室への入級については、保護者の意思を尊重した就学支援を行っているとの答弁をいたしました。
     次に、2ページに移りまして、新井啓司議員から、コロナ禍における教育環境について、3点の質問がございました。1点目は、教育活動の安心安全対策はとの質問でございましたが、曽田教育長から、教育委員会では、国が示す新しい学校の生活様式に厚木市独自の基準を追加したマニュアルを作成して、感染防止対策を徹底していること、効率よく消毒の作業を行えるよう、人的支援や用具等の配布を行っていることの答弁をいたしました。
     2点目は、学校行事等への対応はとの質問でございましたが、曽田教育長から、修学旅行等の宿泊を伴う行事については、各小・中学校ができる限りの感染防止対策を講じてきたが、全国の感染状況を踏まえ、各校長会と協議を重ねた結果で、中止とせざるを得ないと判断したことを、その経緯とともに答弁いたしました。
     3点目は、インクルーシブ教育について現状と課題はとの質問でございましたが、曽田教育長から、モデル校での研究を含め、全ての学校で、支援が必要な児童・生徒へのきめ細かな対応を進めていることと、今後は各学校において一定の水準でインクルーシブ教育の取組を行うことを答弁いたしました。
     次に、池田博英議員から、新型コロナウイルス対策について2点の質問がございました。1点目は、学校・病院のクラスターへの対応はとの質問でございましたが、曽田教育長から、各学校では国が示す新しい学校の生活様式に基づいた感染予防対策を徹底していることや、厚木保健福祉事務所との連携を図り、迅速かつ適切に対応することを答弁いたしました。2点目は、少人数学級推進の考えはとの質問でございましたが、曽田教育長から、教職員定数の増員について引き続き国や県に要望していくことを、文部科学大臣のメッセージの紹介とともにお答えいたしました。
     次に、田上祥子議員から、GIGAスクール構想の実現に向けて、2点の質問がございました。1点目は、指導力充実への取組はどうかという質問でございましたが、曽田教育長から、これまでもタブレット端末を活用した実践事例集を作成し、全ての教員に配布してきたことを紹介して、引き続き指導力向上に努める旨の答弁をいたしました。2点目は、誰一人残さない教育への対応はできているかとの質問でございましたが、曽田教育長から、1人1台の端末が整備されることで、これまで以上に個々の特性に応じた学習が可能になることの答弁をいたしました。
     次に、望月真実議員から、子どもたちを取り巻く学校環境について、3点の質問がございました。1点目は、コロナ禍での学びの保障についての取組はとの質問でございましたが、曽田教育長から、各学年で履修すべき内容は可能な限り年度内に指導するために夏期休業期間を短縮したことや、教育課程の見直しを行うことで適切な指導を行う旨の答弁をいたしました。
     2点目は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながらの行事敢行について、見解はとの質問でございましたが、曽田教育長から、今後の行事については、児童・生徒の気持ちに十分配慮しつつ、児童・生徒が主体的に行事を作る経験を持つことが大切であること、行事の実施については、家庭や地域の理解や協力を得ながら取り組む必要がある旨の答弁をいたしました。
     3点目は、学校保健室における熱中症等の体調不良対応や別室登校等の状況はとの質問でございましたが、保健室での熱中症対策や、発熱や風邪症状がある児童・生徒が見られる場合は別室対応を行い、保健室利用の他の生徒との接触を避けるようにしていることを答弁いたしました。
     次に、高田浩議員から、教科書採択について、現状の方式について工夫の余地はないかとの質問がございました。曽田教育長から、法律及び国や県の通知等に基づき、本市における採択方針を立て、公正かつ適正な採択事務の執行に努めている旨の答弁をいたしました。
     続いて、3ページに移ります。難波達哉議員から、新型コロナウイルス感染症対策について3点の質問がございました。
     1点目は、市内小・中学校での感染防止対策に向けた取組はとの質問でございましたが、曽田教育長から、各学校では国が示す新しい学校の生活様式に基づいた感染予防対策を徹底していることや、感染防止に関する物品を配布していること、各学校との連携を更に深めて対応していく旨の答弁をいたしました。
     2点目は、修学旅行は中止となったが、代替案を始め、今後の学校行事をどのように進めていくのかという質問でございましたが、曽田教育長から、今後の行事については、児童・生徒の気持ちに十分配慮しつつ、充実した学びにつながるよう実施すること、行事の実施については、家庭や地域の理解や協力を得ながら取り組む必要がある旨の答弁をいたしました。
     3点目は、児童・生徒の学力について、現状と課題はとの質問でございましたが、曽田教育長から、臨時休業の影響で学力の習得は遅れているという認識があり、各学年で履修すべき内容を可能な限り年度内に習得できるよう対応を進めている旨の答弁をいたしました。
     最後に、山崎由枝議員から、新型コロナウイルス感染防止対策について3点の質問がございました。1点目は、小・中学校における消毒、除菌の取組はとの質問でございましたが、曽田教育長から、国が示す新しい学校の生活様式に基づき、教職員がトイレや水飲み場の消毒を徹底していることや、児童・生徒の手洗い指導に努めていることの答弁をいたしました。
     2点目は、多忙化している教職員に代わって、消毒や除菌などの各種取組を業者に委託する考えはとの質問でございましたが、曽田教育長から、効率よく消毒や清掃等を行うことができるよう、人的支援や用具などの配布を行っていることから、作業の委託については研究課題の一つと認識しているとの答弁をいたしました。
     3点目は、校内等の手洗い場に自動水栓を整備する考えはとの質問でございましたが、曽田教育長から、児童・生徒の水栓の使用状況や設置費用、保守の面からも課題が大きいとの答弁をいたしました。
     学校教育部の所管については以上でございます。
  • 曽田教育長 社会教育部長。
  • 山岸社会教育部長 続きまして、社会教育部に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。資料の1ページ目にお戻り願います。社会教育部には、高村真知議員から2項目について質問がございました。
     まず、コロナ禍における図書館の利用について、状況と対応はとの質問があり、曽田教育長から、緊急事態宣言の発令により中央図書館等を休館し、多くのサービスの提供を停止していたが、解除に伴い、感染防止対策を取りながら段階的にサービスを再開した。貸出し状況については、昨年度の同時期と比較すると約7割となっている。なお、休館中に厚木市ホームページに無料で閲覧可能な電子書籍のリンク集、「おうち図書館」を掲示し、市民の皆様に御利用いただいている。今後についても、感染防止対策に努めながら図書館サービスを提供していく旨の答弁をいたしました。
     次に、電子図書館の開設についての考えはとの質問がございました。曽田教育長から、本年1月に策定した複合施設等整備基本計画においては、印刷資料とともに電子書籍などの電子資料も御利用いただけるハイブリッド図書館を目指し、電子図書館の導入についても検討することとしている。この度の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、御自宅で御覧いただける電子書籍は外出を自粛される方にも有効であると考えている旨の答弁をいたしました。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 本日の日程のうち、議案第47号、報告事項2及び報告事項3については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
     なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。
     それでは、審議事項に入ります。
     日程1 議案第45号 第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 議案第45号 第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     提案理由につきましては、第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)について、文化芸術基本法第7条の2第2項の規定により、市長から意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     内容につきまして御説明いたしますので、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)の概要とあります。計画の概要につきまして御説明させていただきます。こちらは第1章から第4章の章立ての構成となっております。
     まず始めに、第1章の第2次厚木市文化芸術振興計画の概要になります。1の策定の趣旨になりますが、(1)の策定の目的になります。これまで厚木市文化芸術振興条例の規定に基づきまして、文化芸術の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、厚木市文化芸術振興計画を策定し、市民協働による文化芸術活動を推進してきました。そして、厚木市文化芸術振興計画第2期基本計画の計画期間が令和2年度をもって満了を迎えることから、令和3年度を始期とする第2次厚木市文化芸術振興計画を策定するものでございます。
     下に計画の位置付けとして、図で記しておりますが、当該計画に係る全体の体系図になっております。
     続きまして、2ページをお開きください。(2)の計画の構成及び期間になりますが、基本理念、基本計画、実施計画の三層構造で構成し、それぞれの期間は12年、6年、3年としております。
     (3)の市民参加と策定体制になりますが、第2次振興計画の策定に当たっては、様々な市民参加手続の手法を用いることで、市民を始めとした多様な主体の意見等を的確に反映した計画づくりを行っております。市民参加手続といたしましては、厚木市文化芸術振興委員会への諮問を行い、答申をいただいたとともに、意向調査も実施しており、パブリックコメントにつきましては今後、予定しております。
     次に、(4)の対象とする文化芸術の範囲になりますが、当該計画において対象とする文化芸術の範囲は、文化芸術基本法に規定しているものを基本としまして、四角の枠の中に記載されているものとしております。
     3ページを御覧ください。2の策定の背景になります。本市では平成27年3月に現計画を策定し、文化芸術の推進に取り組んでまいりましたが、現計画の期間満了に伴い、これまでの取組状況について厚木市文化芸術振興委員会において検証を行い、より一層の文化芸術の振興に向けて、第2次振興計画においても継続した取組を位置付けることといたしました。また、市民満足度調査及び市民意識調査や、厚木市文化芸術振興委員会からの答申などから、文化芸術に関する市民意見を把握し、新たな課題点を導き出しております。
     (1)の市民意向調査の結果を抜粋してございますが、文化・芸術活動を発展させるために必要な人材育成という項目に対しては、子どもや青少年などの次世代を担う人材を育成することが58.0%、分野の垣根を越えて新たな文化芸術を創出するなど、柔軟な発想を持った人材を育成することが35.7%、文化芸術活動団体の指導者を育成することが28.9%となっており、さらに、文化芸術活動をこれから始める又は現在している上での課題につきましては、時間のゆとりがないことが35.1%、活動するための施設や場所が身近にないことが21.3%、一緒に活動する仲間がいないことが13.5%という結果になっております。
     (2)のモニタリング結果でございます。野外彫刻造形展、市民文化祭などにおいて実施した過去3箇年におけるモニタリング結果では、イベント参加者のうち60歳以上の方が63%である一方、20歳未満の参加者は9%という結果になっております。
     次に、(3)の現計画の検証になります。現在の計画においては、基本方針1から3までに基づきまして計画を推進しております。
     まず、基本方針1の文化芸術活動の充実につきましては、検証内容として3点の事項を挙げております。本市の魅力である豊かな自然をいかした様々な取組、子どもや青少年等が文化芸術活動を発展させる人材と期待されるため、その参加を促進すること、文化芸術の円滑な継承を図るために、後継者の育成を始め、郷土文化を守り育てる取組の充実を図っていくこととしております。
     次に、基本方針2の文化芸術の振興を図るための環境整備につきましては、次の4ページにまたがっておりますが、身近に文化芸術活動ができる場として、用途の異なる公共施設の活用、文化芸術に携わる人がより自主性を持って活動できるための多様な支援、4ページを御覧ください、情報の拡散力に優れているソーシャルメディアを利用した情報提供の取組の強化としております。
     基本方針3の市民協働による文化芸術活動を通したまちづくりの推進につきましては、4点挙げております。文化芸術活動には市民ボランティアや民間企業、大学等との連携、協働を強化していくことが不可欠であることから、市民協働の取組の拡充を図っていくこと、本市の魅力である四季折々のイベントをいかしたにぎわい創出のための取組の充実、障がいの有無に関わらず、あらゆる人が参加しやすい場での文化芸術活動を鑑賞・体験できる機会の充実に努めていくこと、市民や市民団体相互による交流の更なる取組としております。
     次に、(4)の検証から見えた重点的課題として、3点の大きな課題を挙げさせていただいております。文化芸術を継承すべき後継者の不足が深刻な課題であり、全ての人が後継者となり得るものとして、文化芸術の裾野の拡大につながる取組が必要です。子どもや青少年層は文化芸術の担い手として期待されており、文化芸術に親しむ機会の提供が更に必要です。仕事や家庭の事情等による文化芸術活動への妨げの対策として、オンライン配信等の検討が必要です。以上の3点でございます。
     次に、3の配慮すべき事項になります。こちらは文化芸術にとどまらず、観光やまちづくり、国際交流、教育等を含む施策に取り組む必要があり、また、食文化を含む施策にも取り組む必要があります。また、障がい者の文化芸術活動を通じた個性と能力の発揮及び社会参加の促進、多文化等との交流の促進を図り、住みよい地域社会の実現につながるよう取り組む必要があります。第10次厚木市総合計画市民検討会議から提言された「本物と出会えるまちの実現」を推進する必要があります。そして、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取組を推進する必要がありますとしております。
     続いて、5ページを御覧ください。第2章、基本的な考え方といたしまして、ここからが新しい計画、第2次振興計画の考え方を記載しております。まず、基本理念につきましては、「人・まち・自然が響きあうあつぎの文化芸術を創造する」としまして、これは厚木市文化芸術振興条例第1条に規定されているものでもありますが、これを基本理念としております。そして、基本方針につきましては、第2次振興計画においては一つ増えて、四つの基本方針を位置付けております。
     まず、基本方針1になりますが、文化芸術活動の活性化と担い手の発掘・育成・支援としまして、取組内容につきましては、文化芸術の様々な分野の円滑な継承と、より多くの市民が文化芸術活動をできる場の提供について記載しております。
     続いて、基本方針2につきましては、文化芸術活動を推進するための環境整備となっております。取組内容といたしましては、文化芸術活動を行う団体等への様々な支援や、様々な情報媒体を活用した情報提供となっております。
     基本方針3につきましては、市民協働による文化芸術活動を通したまちづくりの推進としまして、文化芸術活動を通した交流により市民の相互理解を深めることとしております。
     そして、基本方針4は、未来を担う子どもたちの夢と希望がかなえられる文化芸術活動の推進として、子どもたちに人気のある新たな文化芸術分野への取組の充実と、プロの芸術家の作品等に触れる機会の提供への取組の充実することとしております。
     恐れ入ります、6ページをお開きください。第3章、基本方針及び基本施策といたしまして、それぞれの基本方針ごとに基本施策を位置付けまして、基本方針を達成するための取組例について記載をしております。
     基本方針1を例に御説明いたします。基本方針1につきましては、文化芸術活動の活性化と担い手の発掘・育成・支援としておりますが、基本施策である「豊かな自然環境をいかした文化芸術の推進を図ります」に対応する取組としては、野外彫刻造形展等の開催を挙げており、次の「地域に根差した文化財の継承・保存・活用を推進します」という基本施策につきましては、郷土芸能出前体験教室等の開催、次の「文化芸術の継承につながる取組を充実します」に係る取組としては、運営ボランティアの育成あるいは文化芸術の活動を体験、習得、継承する機会の充実としております。最後に、「より多くの市民へ文化芸術活動の発表・鑑賞する機会を提供します」に対応する取組としましては、文化芸術の発表、鑑賞へのオンライン配信の活用を例として挙げております。以降、基本方針4まで、基本施策と取組例についての記載をしております。
     7ページを御覧ください。第4章の推進体制になります。推進体制につきましては、市民の皆様、文化芸術団体、企業、大学及び行政等が連携、協働し、本計画を推進するとともに、厚木市文化芸術振興委員会において本計画の進行管理を行うこととしております。
     恐れ入ります、1枚おめくりいただいて、A3判の資料をお開きください。こちらは第2次厚木市文化芸術振興計画体系図となっておりまして、今御説明させていただきました基本理念、基本方針、そして基本施策が記載されております。
     以上が第2次厚木市文化芸術振興計画第1期基本計画(素案)についての概要となります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 本日は、本議案の審議に当たり、市長部局に文化生涯学習課長の出席を求めております。
    それでは、ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 たくさんあるので小出しにしたいと思いますけれども、まず、最初に思ったのは、普通こういうものは常体で書いてあるのかと思ったのですが、敬体で記載されている。少し柔らかい感じでいいなと思いました。他の計画は「である調」のものが多いかと思うのですが、その辺についてお聞かせ願いたいなと、それが1点です。
     それから、3ページに(2)モニタリングの結果というのが出ていて、数字の部分ですけれども、一番下の行に20歳未満の参加者は9%でしたと、やはりこういった部分については、てこ入れをしなければいけないかと思うのですが、この20歳未満の人というのはどういうイベントに参加されたのか、その9%というのはどういう活動をされたのかという部分について、まずこの2点をお聞かせ願いたいと思います。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 ただ今の御質問についてお答えいたします。
     まず1点目ですけれども、敬体文で書かせていただいたということで、これにつきましては、近隣市町村等、先進の計画も参考に、いろいろ検討して作らせていただいたということでございます。
     2点目でございますが、モニタリング結果、これにつきましては、こちらの記載にございますとおり、本市のぼうさいの丘公園で行っております野外彫刻造形展、また、文化会館などで行っております市民文化祭、それから市民芸術祭、こちらに参加された方、参加といいますのは、出展など、作品を作る、行う方の割合ということで、モニタリングの中で数字が出てきたものですけれども、主なものとしましては、ダンスの一種であるキッズダンス、こういった分野でお子様が多かったのではないかと認識しております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 よろしくお願いします。最後の34ページまでの全ての部分でお伺いしてよろしいでしょうか。
  • 曽田教育長 これは、この素案の本体というか、こちらの中身についても質問していいですよね。
  • 柴田教育総務課長 そのとおりでございます。
  • 門田委員 ありがとうございます。
     それでは1点目ですが、今御説明いただいた2ページ目のところに、対象とする文化芸術の範囲というところがで示されて載っておりますけれども、こちらの冊子の方ですと、5ページですが、ア、イ、ウ、エと記載されておりまして、この方が何か対応するのに分かりやすいなと思ったのですが、何か根拠があって、ア、イ、ウ、エという表記をやめたのかなと、アとかイとか1番のように書く方が対照するのに分かりやすいのですが、何かあるのであれば、こののままで結構です。
     すみません、幾つかあります。次は計画の6ページですけれども、写真のところの最後の行ですね、「令和3年8月には利用者が210万人に達しました」と、過去形ですけれども、令和3年は来年かとか思いながら、ここはどのように理解したらよいのか。6ページの下に写真が6個ありまして、その説明のところの一番下です。令和3年はもう過去形になっているので、これは令和2年かなとか思いながら、教えていただけたらと思います。
     もう1点よろしいでしょうか。その一つ前の5ページですが、芸術の中には絵などのほかに文学もありまして、この文学というと、和田傳文学賞も長い歴史を持っていて、これは次世代の未来を創っていく子供たち、プロとして詩や小説を書いているお子さんもいらっしゃるので、例えば活動の例などに、子供たちの和田傳文学賞とか、あるいはこども科学賞などもありますよね、そういうものも、あるものは当然ということではなくて、またこの第2次のところに書いていただければ、できる限りの継承があるのかなと思いました。
     それと、せっかく郷土博物館ができたので、例えば6ページですが、前の資料の方に戻りましてすみません、基本方針1の二つ目のところです、地域に根差した文化財の継承とか、そういうところの例えば取組例のところに、あつぎ郷土博物館も入れていただければいいなと、記録に残っていくなというのがあります。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 4点ほどありましたけれども、お願いします。
     文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 お答えいたします。申し訳ございません。まず1点目の文化芸術の範囲の部分でございます。御指摘のとおり、で書いていると順番が分かりづらいという御指摘がございましたが、今回のこの概要には、できるだけ分かりやすくというか、親しみやすいというか、そういった形で、色を付けたり、文字の強弱を付けたりといったことをさせていただいた中で、という表記とさせていただきました。本文の方はア、イ、ウ、エ、オという形とさせていただきましたので、この点については今後、訂正させていただければと考えております。また、2点目についても大変申し訳ございません。こちらにつきましては本年の8月に210万人ということで、令和3年というのは誤りでございます。申し訳ございません。
     次に、文学の部分でございますが、基本計画の柱を作らせていただいた中で、アの芸術の文学の部分ということで示させていただいているところですけれども、現在の計画の中でも、基本方針1の「文化芸術活動の充実」の中の、「子ども・青少年の文化芸術活動の充実を図ります」という中で、この文学に関連する部分を位置付けさせていただいております。今後につきましても、この部分については基本的にそのまま踏襲させていただくということで、基本方針1の中で位置付けをさせていただきますので、必要な取組等を積極的にやっていきたいと考えております。
     あつぎ郷土博物館の点ですけれども、新しく立派な施設ができたということで、この位置付けにつきましては、12ページでございますが、基本方針の「文化芸術の振興を図るための環境整備」という中の基本施策の1番目の部分で、あつぎ郷土博物館の事業につきましては、今も続けております。また、この部分につきましても新計画の方で踏襲させていただきますので、こういった中で進めていきたいと考えております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい。では、こちらにも入れていただけるということで、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 7ページの次の体系図が一番分かりやすいと思ったのですが、基本方針の1と4をあえて分けているのは、1の方は担い手を発掘すること、育成すること、支援することで、4の方は、その担い手の入口がこの子どもたちなのだと思いますけれども、あえてそれを分けて、まず子どもたちが好きになるためとか知るために、あえてこれを分けているのだろうと感じましたので、その辺のインパクトがあるといいなと思うのと、この子どもたちが将来の担い手になるのだというところを明記されると、よりつながるのかなという気がいたしました。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 今、委員がおっしゃったとおり、まさしく、意向調査の中におきましても、文化芸術活動を発展させるためには何が必要かという問いに対しまして、子供や青少年など次世代を担う人材の育成というのが、この項目の中の一番に当たる58%という結果でございます。そういった中で、子供や青少年たちは大人に比べ想像力や感性が豊かで、夢と希望に満ちあふれ、本市の文化芸術活動の火が閉ざされることなく、未来にわたって円滑に継承されていくという願いに対して可能性を秘めている世代であるということから、こちらの第4番目の基本方針を新たに策定させていただいております。また、こちらにつきましては、審議会からもその旨の答申をいただいているということでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 すみません。もう1点、追加で。
  • 曽田教育長 森委員。
  • 森委員 この基本方針4の子どもたちというのは、年齢制限というか、どこまでを子どもたちとして考えているのか、それによって活動もいろいろ違うかなと感じたので、お尋ねしたいと思います。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 この中では、基本的には義務教育の課程までということで考えております。ただ、イベントとかそういったものを含めますと、実務的には子供たち、青少年層という形でやっている場合が多くございます。そういった場合については20歳未満というよう形で考えているところでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     そのほか、いかがでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 素案の概要の3ページです。一番下に基本方針2として、「文化芸術の振興を図るための環境整備」の一つ目のところに、身近に文化芸術活動ができる場として、用途の異なる公共施設の活用も必要だということが書かれています。それから、同じく6ページの「第3章 基本方針及び基本施策」の二つ目の基本方針に、「公共施設の活用を拡大し、文化芸術活動の拠点づくりを推進します」という文言があります。文化芸術活動をいろいろな場所でいろいろなことができるようにということだと思うのですが、例えば公民館とかそういうものはすぐ浮かびますよね、それから文化会館とかアミューとか、そういうものはすぐ浮かぶと思うのですが、用途の異なる公共施設の活用とは具体的にどんなイメージをされているのかというのを、まず1点お聞きします。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 例えば、若い方につきましては、体も健康というか、遠くの方に出掛けられたりということが可能だと思っております。そのために、今、拠点として、中心的な場所として担っているのがアミューや文化会館ということで、市の中央部にあるということでございます。今、委員がおっしゃったとおり、公民館につきましても、文化芸術活動の重要なその地区ごとの拠点ではなかろうかという考え方に基づきまして、また、高齢の方がこれから増えていくと、外出の機会として、そういった用事を作って生活のリズムを作っていく、一方でオンラインなども、このコロナ禍の中で検討はしておりますけれども、文化芸術活動のために、身近な施設で活動を行うとか、そういった部分が必要ではなかろうかという議論がございまして、その中で、街中にあるものではなく、市の外側というわけでもないですけれども、いろいろなところに配置されている、例えばスポーツ施設などを活用することができないかと、そういう検討をしていきたいということでございます。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 公民館は既にいろいろな文化芸術活動をサークルでやっております。今、スポーツ施設とおっしゃいましたけれども、例えば荻野運動公園のアリーナとか、ああいう場所を使った文化芸術活動みたいなものを進めていこうと、そういうお考えもあるということですか。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長
  • 石山文化生涯学習課長 今おっしゃった荻野運動公園も有力なところだと思っておりますが、活動する内容に伴って、その使用する施設というのも変わってくるかと思っております。大きなアリーナということではなく、例えば、学習室のような、少し小さな部屋とか、控室のようなものもございますので、そういった中で、要は施設の設備を使うということではなく、点在するそういった立地を利用することができないかという方面で考えていたところでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     ほかはいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 文化会館で行われる林座や人形浄瑠璃に行きますと、小ホールでしょうか、もういっぱいになるので、年齢などは関係なく、厚木市の文化芸術というのはとても関心も高く、大切な働きをしている重要な取組だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。
     もう1点、疑問点を教えてください。11ページですが、11月ですので来学期でしょうか、あと2箇月ぐらい先に、フリーディスカッションを行う予定ですとありますが、今のこういう状況ですのでどうかという心配もあると思います。実際のところ、これはできそうなのか、またどういった方法でやられるのか、この辺のところを今、分かっていることがございましたら、教えてください。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 御意見ありがとうございます。若者との意見交換でございますけれども、実際に高齢者の方につきましては、先ほども申し上げましたとおり、今、イベント等にも随分参加されているので、先ほどの調査を行う中で、いろいろな意見を集約する、吸い上げることができます。ただ、若者につきましては、参加者が少ないということもありまして、そういった機会がないということがございます。この意見交換会、おっしゃるとおり、コロナの関係でやむなく今まで延期してきたという状況でございますが、やはりどうしても若い方の声を聞きたいということで、基本的には、先ほどの造形展の運営委員の方や、ミュージカルに参加した方とか、そういった中での若い方、また市民交流プラザなどを利用されている方、そういった方々に参加の依頼を呼び掛ける予定で考えてございます。そういった中で意見をいただいて、ただ、時期的に11月ということでございますので、パブリックコメントの一環というような中で意見を募集させていただきたいと考えているところでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 分かりました、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、ございますか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 これはお願いですが、例えば、中に書かれている「本物と出会える」というのは、すごく魅力的な言葉なので、プロの方とか、その道の一流の方を身近で見ることができる、体験することができるとすばらしいと思いますので、そこは是非、力を入れてやっていただきたいと思います。それと、この計画についてお願いがあるのですが、本文の方の25ページですね、基本施策3「文化芸術の継承につながる取組を充実します」というところ、それから、次の27ページの基本施策2「情報通信技術やひとを活用し、市内外への情報発信を強化します」という言葉があるのですが、その中の文章で、アウトリーチ、ワークショップとか、デジタルサイネージという言葉が出ております。アウトリーチ、ワークショップは、もうかなり一般的になってきたのかなとは思うのですが、多分、今一ぴんと来ない、この英語では分からない人がいるのではないでしょうか、ましてデジタルサイネージといいますと、大きなスクリーンがなくなって、小さいスクリーンが幾つかある、あれだと思うのですね。あれを日本語で何か言い換えることはできないでしょうか。日本語の方が私にはぴったりして、デジタルサイネージの後ろに括弧で何とかというように日本語で説明してくれると分かりやすいと思うのですが、これはお願いです。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 貴重な御意見をありがとうございます。
     まず1点目というか、先にお話がありました、本物との出会いということですけれども、これにつきましては、第10次の総合計画、今策定しておりますが、そういった中でも市民検討会議というものがありまして、その中の提言の中でいただいているものでございます。是非とも私たちも、そういったものを何としても推進していきたいということで、四つ目の柱とさせていただいたところでございます。
     また、2点目にいただきました、外来語が分かりにくいということでございます。今、御意見をいただいたとおり、例えば、デジタルサイネージについて、括弧書きでその後ろに日本語で分かりやすい表記をするなど、工夫に努めたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 結構です。
  • 曽田教育長 そのほか。
     門田委員。
  • 門田委員 一般的なお願いですけれども、すみません、27ページのところの下の方です。ケーブルテレビなどは、かなりの家庭で見ていると思うのですが、そういったもので身近に子供たちの活動の紹介ができれば、いろいろなものを学校で取り組んでいるので、身近なところで子供たちの活動を御紹介いただければうれしいなと思いながら、文化芸術に関係あるかどうか分からないですけれども、いつか検討していただければうれしいです。
  • 曽田教育長 文化生涯学習課長。
  • 石山文化生涯学習課長 ありがとうございます。例えば、今のケーブルテレビなどですけれども、まさしく今、このコロナ禍におきまして、本来でしたら、例えばピアノとかサックスとか、演奏者が直接、そういった趣味を持たない普通の市民の方に参加していただいて、演奏者の苦労というのでしょうか、そういったところから学習していこうというような取組があります。しかし、それが今できないということでございまして、文化会館で無観客の撮影を行いまして、それをケーブルテレビに配信させていただいたところ、まさに今、ここで放映させていただいているという状況でございます。それを子供の皆さんの活動に置き換えてというようなことも、いろいろな考え方があろうかと思いますけれども、また方向性などについて検討していけるのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     門田委員。
  • 門田委員 ありがとうございます。検討していただければ有り難いです。ついつい見逃してしまうので、Edu Naviが広報あつぎに入りますので、どこの学校がいつケーブルテレビに出るとか、どこで何があるとか、広報はかなりの皆さんが見ていると思うので、何かそういうときに予告編みたいなものでお知らせいただければいいなと思います。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第45号を可決いたします。
     ここで、文化生涯学習課長退出のため、暫時休憩いたします。

暫時休憩15時03分
再開時刻15時03分

  • 曽田教育長 再開いたします。
     日程2 議案第46号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 議案第46号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市こどもアート展審査会規則第2条の規定により、委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。委員は榊原勇城様を始めとする4人でございます。委員定数につきましては、厚木市附属機関の設置に関する条例により4人以内と定められております。委員4人中3人が昨年度からの継続で委員を委嘱するものでございます。なお、昨年度の上田委員に替わり、3番の谷口広樹様が再任となっております。谷口様は平成30年度にも委員を委嘱しております。
     今回委嘱する委員の任期につきましては、令和3年1月1日から令和3年3月31日までとなります。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 今の谷口委員ですけれども、専門はどのような分野でしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 東京工芸大学の教授でいらっしゃいまして、デザイン学科の主任教授ということで、イラスト、グラフィックデザインを御専門とされています。大学からの御推薦を受けての委嘱ということになります。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 聞いていても忘れていたのかもしれませんが、今年は、和田傳文学賞はないけれども、こどもアート展はあるのでしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 和田傳文学賞、それから、こども科学賞につきましては、今年度、コロナの影響で夏休みを大幅に短縮させていただきました。通常ですと夏休みに子供たちにそういった作品の製作等をしていただいておりますけれども、今年度はかなり負担をかけてしまうということもあり、御了解をいただいて、中止とさせていただきました。
     こどもアート展につきましては、学校の教育活動等で扱った作品等ということがございますので、これまでの教育活動の中で作っていただいたものであること、それから、開催につきまして、公共施設がどれだけ使用できるかというようなところを含めて、様子を見ておりましたが、施設の利用人数ですとか、そういった条件等もだんだんと見通しが立ってくるようになりましたので、開催させていただくことで進めさせていただいております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 うれしく思います。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、ほかにないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第46号を可決いたします。
     続いて、協議事項に入ります。
     協議事項1 第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施について、協議内容の説明をお願いします。
     スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 協議事項1 第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施につきまして、御説明申し上げます。
     お手元の資料、第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の概要を御覧ください。
    スポーツ推進計画は、第1章から第5章までの構成となっております。
     まず、第1章の第2次厚木市スポーツ推進計画についてということで、策定の趣旨でございますが、平成26年に厚木市スポーツ推進計画(第1次計画)を策定し、基本理念「スポーツで心がふれあう都市あつぎ スポーツ王国を目指して」の実現に向け、様々なスポーツ施策を展開してきました。第1次計画が令和2年度をもって満了を迎えることから、令和3年度を始期といたします第2次厚木市スポーツ推進計画を策定いたします。
     2の計画の位置付けでございますが、第10次厚木市総合計画及び第2次厚木市教育振興基本計画が示す目標を実現するための具体的な取組を定めた個別計画といたします。同時に、スポーツ基本法に定める地方スポーツ推進計画に位置付け、国のスポーツ基本計画等を参酌するとともに、厚木市スポーツ推進審議会から御意見をいただき、計画を策定いたします。
     3の計画の期間でございますが、令和3年度から令和8年度までの6年間といたします。
     4のスポーツの定義につきましては、スポーツの範囲を広く捉え、運動競技のみならず、レクリエーションやレジャーを始め、健康の維持増進のために行うウォーキングなど、身体活動も広い意味でのスポーツとして定義いたします。スポーツ活動を、「する」、「みる」、「支える」の三つの形で捉え、参加を促進いたします。
     2ページをお開きください。第2章のスポーツを取り巻く現状と課題です。1の市民のスポーツ活動の現状について把握するため、令和元年度市民アンケートを実施いたしました。市民のスポーツ実施率は、ほとんど行っていない人と週に1回以上行っている人に二極化しており、それぞれのターゲットに対する施策が必要です。また、平成25年度の調査と比較しますと、週に1回以上行っている人の割合が9.2ポイント上昇しております。(2)の今後、スポーツを始めてみたい人になりますが、これは(1)のほとんど行っていないと回答している人に聞いた結果でございます。55.7%と5割以上の人が、今後スポーツを始めてみたいと思っており、スポーツを始めるきっかけづくりが重要ということが分かります。(3)今後参加してみたいスポーツイベントを聞いたところ、特になしが約4割を占めて一番多く、スポーツへの無関心が課題となります。次いで、気軽に楽しむことができるスポーツイベント、スポーツ大会の観戦が上位になっており、市民のニーズに即した施策が必要になります。
     2の子どもの体力・運動能力、運動習慣等の現状、これは、令和元年度スポーツ庁調査結果でございます。厚木市の小・中学生の体力は、全国平均、県平均以下になっております。また、小学生の総運動時間も全国平均、県平均以下になっている現状でございます。
     次のページをお開きください。スポーツ施策の主要課題、市民アンケート調査結果から導かれる課題といたしましては、仕事や育児などで忙しく、スポーツを行っていない人、これからスポーツを始めてみたいと思っている人など、多様なニーズを捉え、スポーツを行う機会を提供する必要があります。スポーツ庁の調査結果から導かれる課題としては、小学生の体力が平均以下の結果となっておりますが、未来を担う子どもの健全育成、子どものために総合型地域スポーツクラブや大学、企業などとも連携を図り、スポーツを行う機会を充実させる必要があります。超高齢社会の進展に対してスポーツに求められる課題といたしましては、スポーツの習慣化を通じて生活習慣病の予防や健康寿命を伸ばすための取組が必要です。地域社会づくりに対してスポーツに求められる課題としましては、スポーツを通じた交流により、地域の一体感や絆を作り出す必要があります。スポーツを行う場所に対応するための課題でございますが、良好なスポーツ施設の提供ということで、計画的な施設整備や効率的な施設運営が必要になります。また、新たな社会情勢に対応するための課題としまして、持続可能な開発目標(SDGs)の推進ということで、少子高齢化や人口減少が進行する中、持続可能な開発目標(SDGs)にスポーツの力を使って貢献する必要があります。このような課題を挙げました。
     次に、4ページをお開きください。第3章、スポーツ推進の基本方向でございます。スポーツ推進審議会から御意見をいただき、全体構成としましては、第1次計画の基本理念、基本目標、施策の方向などをおおむね継承するとともに、国のスポーツ基本計画及び昨年度行った市民アンケート調査の結果を反映させ、本市の実情に即した計画といたします。
     基本理念につきましては、「スポーツで心がふれあう都市あつぎからスポーツ王国を目指してから」を継承いたします。基本目標でございますが、こちらは三つ掲げ、それぞれに目標値を定めました。
  • まず、基本目標1につきましては、成人の週1回以上のスポーツ実施率、この目標値を65%以上といたしました。こちらは国の基本計画で65%としていることから、国の計画を参酌して65%以上ということで定めております。
     次に、基本目標2、こちらは国民体育大会の神奈川県代表選手のうち、本市から選出される選手の割合ということで、10%以上という目標を設定いたします。
     基本目標3については、数値目標を二つ掲げました。一つ目は、公共スポーツ施設の利用者数、これを180万人、二つ目は、市立小・中学校体育施設の利用者数ということで、24万人という目標値を定めております。
     次に、5ページをお開きください。第4章、スポーツ推進施策の総合的展開になります。基本目標ごとに施策の方向を定め、施策を展開いたします。
     基本目標1、みんなで楽しめるスポーツ活動の推進では、地域におけるスポーツ活動の充実を図るため、公民館活動や地域住民の活動を推進いたします。また、健康・体力づくりの推進、子ども、成人や障がい者などにスポーツ活動の推進をいたします。スポーツ交流の推進では、友好都市等とのスポーツ交流を推進するなど、施策の方向を6つ設定し、施策を展開いたします。
     基本目標2、スポーツ活動を支える仕組みづくりでは、子供たちの育成や競技力の底上げを図るため、施策を7つ設定しております。
     次に、6ページをお開きください。基本目標3、スポーツ活動を広げる環境づくりでは、スポーツ施設の整備・充実と、スポーツ関連情報の提供など、施策の方向を二つ設定し、施設の充実を図るとともに、市民の皆様のスポーツ活動への参加を促進するため、スポーツ関連情報の充実を図ります。
     次に、第5章につきましては、計画の推進のために役割に応じた積極的な取組を推進していく必要があります。1の各主体の役割につきまして、こちらに示しまして推進を図ります。市民の皆様、スポーツ関係団体、学校等、企業・事業所、行政等が連携・協働を進めながら施策を推進します。
     2の計画の推進体制でございますが、厚木市スポーツ推進審議会において、計画の進行管理を行います。市ホームページや広報あつぎ等を活用し、各主体に対し本計画を周知いたします。
     以上、第1章から第5章までが計画の内容になります。
     7ページをお開きください。施策の体系図でございます。三つの基本目標に向け、施策の方向を定め、それぞれに施策を行ってまいります。【新】として四角で囲っておりますのが、新たに加えた事業でございます。新しい施策は合計で10施策となっております。
     新規事業の中で御案内をさせていただきますと、基本目標1、みんなで楽しめるスポーツ活動の推進、(5)の障がい者のスポーツ活動の推進、エのパラスポーツの普及促進につきましては、障がいの有無にかかわらず誰もが楽しむことができるパラスポーツの普及促進を図ります。
     次に、8ページをお開きください。こちらは、昨年、総合型地域スポーツクラブが1団体創設され、2団体が市内で活動されておりますので、基本目標2、スポーツ活動を支える仕組みづくり、(2)の総合型地域スポーツクラブの創設支援・育成及び連携・協働、エの総合型地域スポーツクラブとの連携・協働を新規とし、市の事業など、団体と連携・協働を進め、地域スポーツの推進を図ります。
     次に、3のスポーツ活動を広げる環境づくりでは、(2)のスポーツ関連情報の提供、アのスポーツ関連情報の総合ポータルサイトの構築など、新規事業としてスポーツの情報を充実させ、推進を図っていきたいと考えております。
     計画については、このような構成になっております。
     次に、資料の最後になりますが、第2次厚木市スポーツ推進計画(案)に対するパブリックコメント手続実施要領をお開きください。この実施要領に基づきまして、パブリックコメントを実施いたします。
     目的は、第2次厚木市スポーツ推進計画の策定に当たり、広く市民に情報を提供するとともに、可能な限り意見を反映するため、厚木市市民参加条例第6条第3項の規定に基づき、パブリックコメント手続を実施するものでございます。
     3のパブリックコメント手続実施についての周知方法でございますが、(1)広報あつぎ(11月1日号)への掲載、(2)厚木市ホームページへの掲載ということで、11月1日からホームページで周知をいたします。
     4の第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の配布及び閲覧でございますが、令和2年11月2日月曜日から12月2日水曜日まで行います。場所につきましては、市役所第二庁舎4階スポーツ推進課を始め、市役所本庁舎1階市政情報コーナーや、各地区の市民センター(公民館)と上荻野分館、市内のスポーツ施設、合計30箇所で実施いたします。また、市ホームページでも閲覧ができるようにいたします。
     意見の提出期間も同じく11月2日から12月2日まででございます。
     1枚おめくりください。7の意見等の提出方法につきまして、持参する場合はこちらの閲覧場所で受付いたします。また、郵送、ファクス、電子メール等でもスポーツ推進課で受付いたします。
     8の意見等の取扱いでございますが、提出された意見等は第2次厚木市スポーツ推進計画(案)の策定に当たって参考とさせていただきます。
     なお、パブリックコメントでは、ただ今御説明した概要と推進計画案を閲覧できるようにして、皆様に御意見をいただきます。
     説明は以上でございます。よろしく協議いただきますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 何点か感想というか、お願いみたいなものも含めてお話したいと思います。
     推進計画案本体の5ページのところです。スポーツ実施率(年代別)というグラフのようなものがありますが、これは今、課長の説明にもありましたけれども、成人の方で、週1回以上やっている、やっていないという数値的な問題が出ていたと思うのですが、やはりメインは、20代、30代、40代、50代の働き盛りの人たちが、なかなかスポーツができないということを表しているのかなと思うのです。一方、今回のコロナの関係でリモートワークのようなものが定着しつつある。社会的にはそうなのかなと思うのですが、そうすると、またこの数字が変わってくる可能性があるかと思うのです。ですので、この数字で一喜一憂というよりは、もう少し長い目で見た方がいいのかなということを感じたところです。これが1点目です。
     それから、細かい計画の事業のところですけれども、37ページです。施策の方向で、(2)の健康・体力づくりの推進ということで、昔を思い出しまして、ウのあゆコロちゃん体操の普及促進と、その次のエのラジオ体操の普及啓発という2点が出ておりますが、確か、あゆコロちゃん体操が出てきたときに力説されていたのは、ラジオ体操だと少し負荷が足りないから、あゆコロちゃん体操みたいに少しエネルギーを使うものを作ったという説明があった気がするのですが、一方、ラジオ体操がまたここでカムバックみたいな感じになるのはどうなのかなと。この説明として、狙いが違うのだということが書いてありますが、この辺は自分の記憶と違うのかなという感じがありまして、このラジオ体操が復活した話をしていただければと思います。
     それから、その次の38ページです。施策の方向で(3)の子どものスポーツ活動の推進のところの一番下ですが、教員の研修の充実ということで、2行目に、これは小学校だと思いますけれども、学校における保健体育の授業内容を充実させるため、教員の研修等に取り組みますというのがあります。これは具体的にどんなことを考えておられるのかというのをお聞きしたいと思います。
     それから、40ページです。施策の方向で(4)の成人のスポーツ活動の推進のところですけれども、自分が昔、社会教育の関係をやっていたときに、よく民間のカルチャーセンターの方からお叱りを受けた部分ですけれども、スポーツ教室を充実する、これを行政があまり一生懸命にやってしまうと、民間を圧迫してしまうということで、民間の方からお叱りを受けたことがありました。社会教育、生涯学習でいうと、最初は社会教育部で随分力を入れたのですが、そのうち生涯学習の方の、人々の動き方、考え方が変わってきて、社会教育というよりは生涯学習、自分たちが進んでやっていくよという形にシフトしていって、最初に私たちが受けた批判みたいなものは、もうほとんどないのかなと思うのですが、ここであまりスポーツ教室を公の部分が熱心にやってしまうと、民間を圧迫するみたいなことが出てきはしないかと、その辺のバランスが難しいのではないかなと思ったところです。もしその辺で考えていらっしゃるようなことがあれば、教えていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 ありがとうございます。コロナの関係で、長い目でスポーツ実施率を見ていった方がいいということで、こちらはいろいろな機会を捉えて、そういう実施率といいますか、市民意識調査も行いますので、そういったところで捉えて考えていきたいと思います。
     次に、ラジオ体操の関係ですけれども、ラジオ体操につきましては、今、いろいろな大会の開会式でやったり、夏休みの期間中に子供たちを集めて地域でもやっているということで、音楽がかかればラジオ体操ができるという人がかなり多い状況です。このスポーツの捉え方としては、ラジオ体操が軽過ぎるということではなく、ラジオ体操もやっていただければ、スポーツとして一つカウントできるという状況でございますので、誰もが楽しめる、親しみのあるラジオ体操を実施することにより、市民の皆様が気軽に体を動かして、健康の維持増進、生活習慣病の予防などを図っていけたらということで、ラジオ体操も、あゆコロちゃん体操も普及できるようにということで、ラジオ体操も並行して入れている状況でございます。
     それから、教員の研修の充実ということで、こちらには生涯スポーツ推進に向けて、子どもたちのスポーツの重要性、健康に関する課題等を踏まえ、学校における保健体育の授業内容を充実させるため、教員等の研修に取り組みますということで、指導者研修会とか、学校における保健体育の授業内容を充実させる研修等の取組ということでございます。
  • 曽田教育長 教員の研修ということであれば、実施主体は教育委員会の中でも学校教育部、こちらでやっていくことになりますので、そのあたりのところを。
     学校教育部長。
  • 佐藤学校教育部長 お尋ねの件ですけれども、現在も、タグラグビーとか、そういったものは既に研修が始まっているところがありまして、低学年の子供たちも安全にできるということで、やっていただいています。比較的ぶつかり合いがないようなラグビーですので、そういったものは今後も研修の中で増やしていって、体育に取り入れられるものはどんどん取り入れていこうと考えております。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 スポーツ教室の充実でございますが、こちらにつきましては、スポーツ協会の各種目団体がございますので、そちらにお願いしまして、各協会の充実とともに、専門をいかした研修をしていきたいと。こちらは専門職というか、協会の方でやっていることを、皆さんに教室としてやっていただくというようなことを考えてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。杉山委員が言われたのは、教育委員会でやるスポーツ教室の充実ということだけれども、そこにあまり力を入れてしまうと、民間のスポーツジムだとか、そういったところを侵食することになるのではないかということを、ある時期、杉山委員自身が言われたことがあるということで、その辺の兼ね合いをどう考えているのですかという質問だったと思いますけれども。
  • 杉山教育長職務代理者 そうです。
  • 曽田教育長 その辺は、どうですか。
  • 吉澤スポーツ推進課長 民間の圧迫という、その辺はスポーツ協会等と、そういうことがないようにやっていきたいと。
  • 曽田教育長 社会教育部長。
  • 山岸社会教育部長 私どももこのスポーツ推進計画を作って、スポーツ教室の充実ということを考えた際には、やはり地域でというところもございますので、こちらに書いてございますように、ウォーキング、ハイキングですとか、地域の人材の方にもお願いしまして、そういった手軽にできるところからのスポーツ教室の充実ということを考えてございましたので、特に民間を圧迫してというようなところまでは考えてはおりませんが、やはり民間の力も利用させていただいて、お互いに連携、協働して、こういうスポーツ計画を進めていきたいとも考えておりますので、委員がおっしゃったようにならないように進めていきたいと思っております。
  • 曽田教育長 スポーツに親しむきっかけ作りというか、あまり専門的な、シリーズで何回にもわたってだとか、そこまでのものではないですよね。つまり、できるだけ多くの人たちが体を動かしたりだとか、見たりだとか、それに興味関心を持ってくれるきっかけとして、こういうのを充実させていけたらという考えが中心なのだろうと私自身は理解しております。
  • 杉山教育長職務代理者 分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
  • 門田委員。
  • 門田委員 前に聞いていて忘れていたら申し訳ないのですが、大事なところなのです。基本理念というところで、「スポーツで心がふれあう都市あつぎ」という、そこまではすっと入るのですが、その次の行の、「スポーツ王国を目指して」というところに、反対ではないですけれども、微妙な響きが私に届きます。というのは、計画の方の1ページの下の方に、スポーツ王国とはとありますよね。活動を推進して、スポーツを支える仕組みもできて、スポーツ活動を広げる環境もできて、そして、技量・ライフスタイル、それができたとき、これがスポーツ王国なのだと、すごく遠い目標で、手が届かないような気がしてしまって、「王国」と辞書で引いてみますと、王の治める、そういう国であるとか、そのように辞書などには載っていますので、反対ではないですけれども、スポーツ王国というのがちょっと、別の言葉がないか一生懸命考えても見当たらないのですが、これはもう平成26年のときから入っていたのでしょうか。大分前から入っているのでしたら、もう変えることはできないのかもしれないですが、この辺が少し微妙な響きで、1行目は分かるのですが、このサブタイトルが私の心に少し引っ掛かりました。それが1点です。
     それから、もう1点ですけれども、ばりばりと仕事をされている30代、40代、50代の方々が、クラブなどには入らないで土曜日、日曜日などに運動したいなという、そういうところはあるのかという、近所の方の声なのですが、金田のプールも使えますし、運動公園にもプールがあります。ジムも使えますし、100円か200円で、結構いろいろあるのですよと言っても、私、仕事から帰ってきて、夜や土曜日、日曜日に行きたいと思っても、分からないという方も中にはいるのかなと思って、11月にこのパブリックコメントをやるときに、そういう施設とか、使えるところ、組織でなくても一人で行っても何かできるようなところ、何か広報あつぎとかで宣伝していただければいいなと思いました。
     それから、私は老人会に入っているのですが、すごく楽しみなのは、ボッチャに似たようなこととか、輪投げとかの運動をするのです。チームの得点ではないから、こっちのチームが負けたとか勝ったとかはなしなので、すごく楽しくて、それを楽しみに行くのです。こういうのも、ある程度年配になると、スポーツになるかなと。また行って、あれをやろうよと地域の方が声を掛けて参加するのですが、パブリックコメントとかネットとかの調査のほかにも、いろいろな組織にアンケートとかを出していただければ、そういうパソコンの苦手な人たちの声も集められるかなと感じました。
     意見ではなく参考として、耳を傾けていただければ有り難いです。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 スポーツ王国でございますが、委員おっしゃるとおり、前回の計画もスポーツ王国ということで示させていただいております。こちらは、市民一人一人が生涯にわたってスポーツの価値を了知し、スポーツを楽しむ文化が定着した状況ということで、どこへ行ってもスポーツができるというような、そういったものがイメージとしてございます。第2次計画につきましても、それを継承して進めていきたいということでございまして、スポーツであふれるまちを目指していけたらと考えております。
     次に、運動ができるところがあるけれども分からないというお話でございますが、今回、新規事業にも入っていますけれども、スポーツ活動を広げる環境づくりというところで、スポーツ関連情報の総合ポータルサイトの構築ということで、そこを見れば、民間も併せて、いろいろなスポーツの施設やスポーツの情報を提供できるようなシステムを構築していきたいと考えておりまして、この計画の一つの売りとして進めておりますので、そういった形で、スポーツができるところ、分からないところをPRしていきたいと考えております。
     また、老人会のボッチャというようなお話も、このボッチャはパラスポーツの一つでもありますが、そういうスポーツ活動を推進して、パラスポーツの普及などを促進するというようなことで、またこれも新規で入れておりますけれども、そういった形で、計画全体でスポーツ全体の底上げをしていきたいと考えております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 三つお願いいたします。最初に、概要2ページのアンケートの結果ですけれども、(2)は上の35.7%の方から取り寄せた回答ということですけれども、(3)については全体なのか、それとも35.7%から得た回答なのかが気になりました。ほとんどやっていない人がこれから参加してみたいものと、やっている人が参加してみたいものというのは違うので、これはどちらの数字なのかなと少し気になりました。
     次に、7ページの施策の体系図についてです。基本目標1番の(5)に障がい者スポーツの推進がありますけれども、これは多分、全市民が障がい者を理解し、そしてそのスポーツに親しんで、それから、ここの項目は、みんなで楽しめるスポーツということで、障がいがあってもこれだけのスポーツがあるし、簡単にできるのだよという活用のこともあるのだろうなと、これは理解できるのですが、例えば、厚木市内に障がいがおありでアスリートとして活躍されている人がいたときに、これは2の方の施策には入らないのかなと。特に、8ページの2の(1)は、トップアスリートは健常者だけかもしれないですけれども、今、パラ競技に参加している人の一番の課題が、支援をしてくれる人と練習場所の確保だと思うのです。支援者の方は、また少し特別だとは思うのですが、市内の公共施設等々でパラスポーツをしている方に練習場所の提供が市内であるのかどうか、こういう情報発信はこれから絶対に必要だろうと思うので、楽しむだけのパラスポーツ、理解をするだけのパラスポーツではなく、アスリートとして活躍する人にも支援するという項目が入った方が、特にSDGsを考えるのであれば、私はいいのかなと感じました。
     それから、もう一点です。先ほどの杉山委員と若干異なるのですが、私は基本目標1の(2)にラジオ体操が入ったことは、すごく納得できるし、いいなと思ったのです。本当に残念ながら、あゆコロちゃん体操は、園にもCDをいただいたのですが、ほぼ使わなかったので、普及が足らないかな、もしあゆコロちゃん体操がもっと市内に普及するのであれば、もっとよかったなと思います。それに反してラジオ体操は、やはり私たちの年齢は、小さい頃からやって身に付いているので、特にこの夏は、ラジオ体操を第2までやるとかなりの運動量になるとテレビでもよくやっていましたので、復活する理由がすごく分かるなと思ったのです。高齢者というか、ある程度の年齢の人にはラジオ体操復活というのはすごく有り難いなと思いましたし、子供の頃、夏休みは本当に地域で集まって、ラジオ体操をやっていましたし、今も高齢者はこれをやっていることでかなり交流の場ができたとか、体の健康もすごくいいとおっしゃっているので、私はすごくいいなと思いました。加えて、あゆコロちゃん体操はもっともっと普及できるように、ダンスをイメージするのではなくて、やはり基本の体操ということで普及させたらもっといいのではないかなという感じがしました。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 ありがとうございます。まず一つが、2ページの(3)今後、参加してみたいスポーツイベント、これは全体から聞いた結果でございます。(2)は、ほとんど行っていない人、(1)の35.7%に聞いた結果でございますが、(3)につきましては全員に聞いた数値となっております。
     次に、7ページの障がい者のスポーツ活動、パラスポーツをしている人の練習場所ということで、厚木市は、リハビリセンターもあり、パラスポーツで活躍している有名な選手がおります。練習場所としては、リハビリセンターの体育館とか、福祉センターの体育館などを使っている経過がありますので、今度、情報を一元化するということで、いろいろなところで情報収集しまして、皆さんに、どういうところで使えますというPRをしていけたらと思います。
     また、あゆコロちゃん体操につきましては、市でも推進いたしております。ラジオ体操についても今度、推進していくということで、違った面で、市のイベント等いろいろありますので、そういったところで連携して、両方をうまく使ってスポーツ推進につなげていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     森委員。
  • 森委員 パラスポーツの練習場所の確保については、これは令和8年までの計画ですから、現状こういうところが使えますよというのは、多分そういう状況にある方は御存じだと思うのです。これは計画なので、私は今後、様々な場所で障がいがある方も健常者と一緒に練習できるような環境になるといいなと、そういうことがこの計画で発信できるといいなと感じました。特に、外国では本当に当たり前のように、小さい子からお年寄りまで、そして障がいがある人とそうでない人が同じグラウンドで練習をしている風景をよく見ますので、是非そういう計画になるといいなということで申し上げました。お願いいたします。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 貴重な御意見ありがとうございます。また整理をして、推進できるように進めていきたいと思います。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     門田委員。
  • 門田委員 あゆコロちゃん体操について、森委員と同じ意見ですが、私も児童館で子供たちが大勢来たときに勧めたいなと思って、自分でやってみたのですが、ちょっと速くて、私などは息が切れてしまって、休まないとできないのですが、子供たちも意外と知らないんですね。知っている子もいるのだと思うのですが、小学生、中学生に聞いても、名前は知っているけどできないと。今は無理でしょうけれども、もう少しコロナの状況が変わってきましたら、たくさんの汗を出して運動もできると思うので、小学校、中学校で、1回ぐらいは体育でできれば、厚木の住民としてはうれしいなと思います。コロナが収まったときにでも、また考えていただけると、より一層広まっていく、たまたま児童館に来た子が知らなかったのかもしれませんが、これをもう少しスローテンポで、私も覚えて子供と一緒にやりたいな、広めたいなという気持ちでおります。
  • 曽田教育長 何かありますか。スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 こちらにつきましては、健康づくりの一環として、あゆコロちゃん体操の普及を図っておりますので、そちらと連携して普及推進に取り組んでいきたいと思います。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 4点になるかと思います。お願いします。
     計画の44ページ、総合型地域スポーツクラブに関してです。次の45ページの指導者の育成ともかぶる部分があるのですが、確か今年の夏に入る頃だったと思うのですが、中央教育審議会が教員の働き方改革に関連して、土日の部活動について、教員がやるのではなくて、地域の指導者みたいな方に委ねることも考えようという諮問があったと思うのですが、そうなったときに、これから何年かするとそういう形になってくるのかなと思うのですが、そういう一つの受皿としての総合型地域スポーツクラブの指導者の方みたいなものも必要になってくるのかなと。そうすると、ここで今、総合型地域スポーツクラブとの連携、協働という新規事業も、これはすごく意味が大きいのかなと思います。中央教育審議会や学校教育の流れとも連動した形になると思いますので、是非、そこはアンテナを高くしながら、こちらのスポーツクラブの方とのつながりを持っていっていただければいいのかなと思いました。これは感想です。
     2番目ですが、45ページの指導者の育成・活用のところで、女子のサッカーのワールドカップで日本のなでしこジャパンが優勝したとき、あの前後だったと思うのですが、大和市で元なでしこ代表の人を市の職員として任用して、サッカーに力を入れるという、多分まだその方は大和市で働いていらっしゃるのではないかと思うのですが、そのようなことをやりました。随分いろいろなところで取り上げられたと思うのですが、例えばそういう一流のトップアスリートだった人を市で任用して、スポーツ活動のコーディネーターの育成ということも書いてありますけれども、市全体として、そういうトップアスリートの目を通して市のいろいろなところを点検して充実させていくという方法もあるのかなと自分は思っているのです。この辺は一概にやりますとか、検討しますとは言えないところですけれども、そういう方法も一つ、厚木市のスポーツを底上げしていく上でいいのかなと思っています。
     トップアスリートですから、例えばその後ろの方の49ページにスポーツ医・科学の導入ということがありますけれども、こういうスポーツドクターとかスポーツトレーナーという専門職の方との連携を通して、例えば自分などもそうですが、少年サッカーのコーチなんて、お父さんコーチでやると精神論、根性論ばかりで、多少けがしても走れ、みたいな感じでやっていたのですが、きっともうそういう時代ではないんですよね。ですので、そういう一流アスリート、それからスポーツ医とかスポーツトレーナーの意見を取り入れた、総合的に子供たちが安全に、健康に、そして技術等も進歩していくという体制が求められるのかな、そのようになるといいなと、個人的な願いですけれども、そのようなことを考えています。もし今後そういう施策の参考になれば、お答えは要らないですけれども、そんなことも是非、少し視野に入れていただければと思います。
     最後に、51ページです。自分は今、ウォーキングをしようとあちこち歩いたりしているのですが、健康・交流のみちというルートがあるのをこの計画を見て初めて知ったのですが、歩行者空間ネットワークづくりということで、相模川、中津川、荻野川、恩曽川、小鮎川、玉川の6ルートがあるというのは知らなかったので、これをもっと大々的に広報していただければ、今度自分で行ってみたいなと思っているのですが、是非こういうところをもっと市民啓発していただければと思います。
     以上、答えていただかなくて結構ですので、お願いです。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 総合型地域スポーツクラブとは今回、連携・協働ということで、市のイベントに積極的に参加していただいて、連携して進めていきたいと思いますので、そういった中から学校の方にもつなげていけたらと思っております。
     それから、なでしこジャパンの関係ですが、大和市では今、女子サッカーにすごく力を入れて、市役所に行きますとそういうポスターが貼ってあったりしますけれども、トップアスリートというか、そういう方々しか分からないようなことがありますので、そういう方々の意見を聞くというのは大変有り難いことだと思います。本市では今、日体大との連携なども行っておりますので、そういった中からもそういう指導をいただいたりして、スポーツの推進を図っていきたいと思います。
     また、スポーツ医科学ということで、こちらにつきましては、スポーツ推進審議会の委員さんにも医師会から代表で出ていただいて、駅伝大会の説明会などに参加していただいて、スポーツ医学の面から、気を付けてくださいというようなお話をしていただくことも始めましたので、更に推進して、スポーツ医科学ということで、けがのない事業を進めていけたらと考えております。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
     それでは、特にないようですので、本日の協議内容に基づいて今後の事務を進めていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。
     報告事項に入ります。
     報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告につきまして、資料1により御報告申し上げます。
     内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。理由といたしましては、令和2年度教育予算補正について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められたので、これに同意する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がございませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、御報告するものでございます。
     1枚おめくりいただき、1ページの令和2年度教育予算補正を御覧ください。まず、1の総括になりますが、歳入につきましては、教育総務部、学校教育部及び社会教育部に関する歳入補正額はございません。次に、歳出の補正額につきましては、学校教育部に関する事業費を1,907万7,000円増額し、補正後の教育予算歳出金額をと80億441万7,000円とするものでございます。教育総務部と社会教育部に関する歳出補正額はございません。
     詳細につきまして御説明いたします。2ページを御覧ください。2の歳出の教育指導課でございます。左側の教育費、教育総務費、教育指導費、右側の表に移りまして、教育活動推進事業費につきまして1,907万7,000円を増額するものでございます。こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により市立小・中学校の修学旅行を中止したことに伴うキャンセル料を、保護者の負担軽減の観点から全額市費で負担するものでございます。
     説明につきましては以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項1を終わります。
     次に、報告事項4 市立依知南小学校で発生した新型コロナウイルス感染について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 報告事項4 市立依知南小学校で発生した新型コロナウイルス感染につきまして御報告申し上げます。
     資料4を御覧ください。本件につきましては、今年8月に発生いたしました市立依知南小学校における新型コロナウイルスの感染に係る状況につきまして御報告するものでございます。
     1の時系列の表に基づきまして御説明させていただきます。まず、8月5日になります。この日は1学期の終業式でございましたが、その日の夜に教員Aの方の陽性が確認されております。そして、7日になりますが、5日に陽性が判明した教員Aの濃厚接触者として特定されていた教員Bの方の陽性も確認されました。そして、11日には、濃厚接触者として特定はされていませんでしたが、体調不良により医療機関を受診した教員Cの方及び保健所の指導によりPCR検査を受検した教員Dの方の陽性が確認されたとともに、児童1人の方の陽性も確認されております。そして、12日になりますが、厚木保健福祉事務所の指導によりまして、感染の可能性が心配される児童34人を対象にPCR検査を実施いたしましたが、当日の夜にそのうちの児童9人の陽性が確認されております。そして、14日には厚木保健福祉事務所との調整の結果、依知南小学校の全児童に対しPCR検査を実施することが決定し、翌日15日には教員Eの方及び別の機関で検査を受けた児童1人の陽性が確認され、この日には依知南小学校の臨時学校運営協議会も開催されております。そして、17日から20日にかけまして全児童のPCR検査を実施し、その結果、児童4人の陽性が確認されております。その後、24日に校内清掃及び消毒作業を実施いたしまして、27日木曜日に2学期の始業式を行うことができました。
     2の感染者数の状況でございますが、児童15人、教員5人、合計20人の感染者数ということになっております。
     報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 様々な緊急の対応、ありがとうございます。分からない点が1点ありまして、12日は子供たちの検査を34人して、14日は全児童やって、教員の検査もやられたのかと思うのですが、どの辺に入るのでしょうか。17日の結果のところは全児童のものですよね。教員の方、全教職員49人というのが下にあるので、きっとどこかで、個人で行かれたのでしょうか、それともやっていただいたのでしょうか。
  • 曽田教育長 教職員課長。
  • 須田教職員課長 教員の検査につきましても、保健所の指示に従いまして順次行いました。週明けの17日から順番に実施していった経過があります。個人的にではなくて、全員行うということで、児童と一緒に伴ってやっていったということでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 ありがとうございます。テレビで教育長や先生、教育委員会の方が会見したり、新聞等に出て、残念と思うこともあるかもしれないのですが、でも、素早く子供たち全員、教員も全員やっていただいて、その後のニュースでマスクを寄附してくださったとか、そういうホットなニュースが次々に出てきて、素早いできる限りの対応を取ってくださった教育委員会や医師会に対して、心からお礼を申し上げます。教員も全部やっていただいたということ、承知いたしました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 教職員課長。
  • 須田教職員課長 日にちの訂正をさせてください。11日から随時ということで、全員一遍にということではないですけれども、順次やっていったということでございます。
  • 門田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがですか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 この時期、テレビを見ていますと、いろいろな専門家が出てきて、PCR検査のことに対してのいろいろな批判、保健所は何をやっているのだというようなことも含めて、連日テレビを見ておりました。そんな中で、依知南小でこういう案件が発生したということを受けて、12日に児童34人、それから、14日には全児童に対してPCR検査をしたということが書かれて、実際にされたわけですけれども、先ほどお話したようにテレビなどを見ていると、PCR検査をしてほしい、危ないと思って検査をしてほしいと言われても、させてくれないというようなことが随分テレビでは批判されていたのですが、それがこのような形でできたというところで、いろいろな取組とか、いろいろな方の協力とかがあったと思うのですが、その一端、どんな形で全員がPCR検査を受けられるようになったのか、その辺の大まかなところを教えていただけますでしょうか。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 佐藤学校教育部長 簡単に申し上げますと、やはり地域の方の不安というのも大きかったと思います。地区館長等も含めて要望が上がっていること、それから、これは教育委員会だけではなくて、市の衛生部局ですが、特に今回は、例えば市長、副市長の御理解もあって、厚木保健福祉事務所に要望をしていただいた、素早く要望していただいたという経過がございます。そのことで、14日からできるという結果を得たということもありますので、様々なところから保健福祉事務所に要望したというようなことがあった御理解いただければと思います。
  • 曽田教育長 実際は、市の対策本部会議が開催されまして、そこで状況を説明し、最終的には、やはり多くの方々の不安感ですね、それを払拭しない限り学校を始めるのはなかなか難しいのではないか、それでは何ができるかということで、最終的には市長を先頭に対策本部会議の方で、前例はないけれども、全児童、全教職員のPCR検査をして、結果がこうだったということをきちんと説明して、安心していただくのが一番ではないかと。そのためには、従前は保健福祉事務所の方で濃厚接触者と判断された方についてはお金がかからないで実施がされていたわけですけれども、今回の495人、教職員が49人という、相当数の人数を対象としたPCR検査ということでしたので、前例がない中で、何とか協力していただきたいということを、市長部局と副市長と、度々保健福祉事務所に足を運んでいただき、また医師会の方とも連絡調整をしていただいて、保健福祉事務所、医師会の御理解の下で今回これを実施することができたと。
     その間、また学校の方でも保護者の方々に出せる精一杯の情報というのを、ほとんど毎日ですね、メールで発信し続けたということもありましたし、地域の方々に対しても、説明ができる範囲でのことになりますけれども、一生懸命説明をしてもらったということで、最終的には、人数は多いことは多いですけれども、児童15人、教員5人、計20人の陽性者ということで、それ以上の陽性者を出さずに27日の始業式を迎えることができたと、そういった経過があります。本当に保健福祉事務所、県、医師会、有り難かったと、そういう思いで一杯です。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございました。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 今後のための勉強というか、確認したいのですが、12日に保健所の指導で34人の児童がいわゆる濃厚接触者として検査をしていると思うのですが、12日までには教員の4人と児童1人、それから、12日の9人が加わりますけれども、濃厚接触者として想定された人の中からがこれだけ出ていて、それ以外の15日以降の教員Eと児童1人と4人というのが、全員検査をした結果ということだと思うのです。15日の分は、それとはまた別ですけれども、この15日の分と17日から20日までの陽性者の人たちは、いわゆる保健所が指定する濃厚接触者ではないということになるのだと思うので、この辺を今後の検証として、又は注意しなければいけないこととして、どの程度の範囲の接触者なのか、こういったこともどこかで当たり障りのない部分の情報公開ができると、これから学校活動をされる中で先生方はすごく参考になるのではないでしょうか。私も、特に17日から20日までの4人の方というのは、どういうレベルで感染したのかなと、すごく関心が強いところで、そういうことを考えると、全校生徒、教員のPCR検査ができたというのはすごく大きかったなと、これがなかったらもっと感染していたのかなと思うと、少しぞっとするところなので、今後の教訓として、そういうものも分かる範囲で知れたらいいなと思いました。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 最初にA先生の陽性が判明いたしまして、A先生が担任しているクラスですね、A先生の陽性が判明しましたということについて、学校が保護者に連絡いたしました。その時点では、A先生のクラスのお子さんが濃厚接触者というような認定はされておりませんでした。子供たちに濃厚接触者はおりませんということだったのです。ただ、そのA先生が感染されたというお話を受けた保護者が、いろいろと学校生活を思い返して、そういえば自分の子がこの時点で熱を出していたなと、そのときには、熱を出したのですが、すぐに熱が下がったので、もう翌日から登校いたしました。ただ、保護者の方で、このような状況なので、もしかしたら自分の子も感染しているかもしれないというような御心配がありまして、学校にお問合せがありました。学校の方でも、御心配であれば医療機関を受診してくださいというお答えをいたしまして、そのお子さんが保護者と共に医療機関を受診して、状況をお伝えして、PCR検査を受けたところ、陽性の判定が出たということでございました。
     それに伴って、A先生の濃厚接触者として指定された席がお隣の先生、B先生ですね、その先生もPCR検査を受けて陽性となりまして、いろいろな状況から、クラスのお子さんは濃厚接触者という特定ではないですが、クラス全体をPCR検査した方がいいのではないかという、そういった保健所の御指導もありまして、クラス27人のPCR検査を実施した結果、複数のお子さんに陽性の判定が出たという状況でございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 教職員課長。
  • 須田教職員課長 併せて、先生の関係ですけれども、今、教育指導課長が御説明したことに加えて、お一人の陽性者の中で、席が近かった、職員室の隣の先生になりますが、その先生が濃厚接触者として指定され、そこでPCR検査を受けた結果、陽性であると、さらにその先生の行動歴を追い掛けていく中で、近くの座席の先生方のPCR検査を随時していったのが11日になります。マイナスの方、いわゆる陰性だった先生もいれば、新たに陽性者が出たということで、そこから随時、またその先生の濃厚接触者は誰なのかということを、保健福祉事務所の指示を受けて随時PCR検査を実施していくと。その中で、これでは安心して授業が再開できないだろうということで、週明けの17日になりますが、全員の児童、そして先生方も全員受けるということで計画がされ、全員の先生方もPCR検査を受けるに至ったという、順番に濃厚接触者を追い掛けていく中で、全体にPCR検査をしていったという経緯があります。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 ということなので、先生全員は11日から順次行ったという、少し時間差があるということですか。
  • 須田教職員課長 そのとおりです。
  • 森委員 分かりました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 あと、今正確には浮かばないのですが、児童15人、教員5人、合わせて20人のうち、ほとんどが無症状であったと。ですので、なおのこと全児童、全教員をPCR検査やっていただいて、非常に助かったということです。
     ほかによろしいでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 ほとんど全員が無症状ということですので、そこはよかったと思いますけれども、今、新聞等で見ていくと、誰でもかかる可能性がある病気なのに、かかってしまったことでいじめを受けるとか、そういうことが新聞等で報道されています。依知南小学校では、特にこういう形になってしまったので、そういう部分を一番危惧するところです。全員を検査したので、偏見の目で見られるというようなことは少ないのかなとは思いますけれども、是非、今後のいじめ等につながらないような教育委員会としての支援等を続けていただきたいなと思います。これは要望です。お願いします。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     ほか、よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項5 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 報告事項5 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料5を御覧いただきたいと思います。始めに、8月12日水曜日から9月8日火曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、9月1日に調理後の小学校及び中学校給食の測定を実施しておりまして、結果としましては、御覧いただいているページ全て不検出となってございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧ください。学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者からの要望を取り入れてございます。毎週火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定を実施しております。8月、9月ともに保護者の方からの要望がございませんでしたので、教育委員会が選定した食材30品目を測定いたします。今後につきましても、保護者の方から要望があった食材を基本として測定をしてまいります。
     報告につきましては以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項5を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。
     再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

暫時休憩16時23分
再開時刻16時23分

議案第47号 審査請求に対する裁決について
(資料に基づき説明し、可決された。)
報告事項2 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
 (資料に基づき説明し、了承された。)
報告事項3 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
 (資料に基づき説明し、了承された。)

  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     最後になりますけれども、10月15日をもちまして門田委員が御退任されますので、ここで門田委員に御挨拶いただきたいと思います。では、よろしくお願いいたします。
  • 門田委員 皆様、お疲れのところ申し訳ございません。ただ今、教育長からお話がありましたように、来月、10月15日をもちまして任期満了となり、今回が最後の定例会ということで、少しの時間、御挨拶の時間を頂戴できますことを感謝いたします。よろしくお願いいたします。
     慌てて間違うといけないので、メモをしてまいりました。初めに、小林市長と厚木市教育委員会で構成されている総合教育会議で、厚木市教育大綱の策定に携わらせていただきました。その大綱のほかに毎回、重要課題について本当に真剣な協議がなされまして、一つ一つ確かな道筋を皆で探っているというのを感じました。本当に大事な会議だなと感じました。
     二つ目ですが、教科書の採択についてです。最初の年は道徳が特別の教科になりまして、小学校の道徳の教科書採択に携わらせていただきました。翌年が中学校の道徳の教科書、その翌年は小学校の全教科の教科書採択、そして今年度は中学校の全教科の教科書採択ということで、4年間、毎年教科書の採択に携わらせていただきました。教育委員会の皆様にも大変御教示いただきまして、私も学ぶところが多かったです。これで学んで子供たちが未来に羽ばたいていくのだなというのを実感しながら、参加させていただきました。
     教科書以外のことですが、平成29年7月に教育委員会だよりEdu  Naviの創刊号が発行されました。これはカラー版で、しかも広報あつぎの中に挟まれて全部の家庭に届けられるということから、すごい発信力だなというのを感じます。毎回、こんなことを知りたいなと思うことを本当に分かりやすく編集していただいて、これなら市民の方に教育委員会のことが届いているわけだというのを学校に行ったときに感じますので、このEdu Naviの発信力はすごいなと思います。
     次に、コミュニティ・スクールのことですが、翌年の平成30年6月に全小・中学校にコミュニティ・スクールの導入が完了しました。私はこの年、東京の文部科学省を会場とする全国会議に、教育委員として出席させていただきまして、そこで厚木市の取組を報告してくださいということを言われまして、全国の方を前に報告することができました。コミュニティ・スクールは、学校で抱えているいろいろな課題や問題を地域総ぐるみで解決していける、そういうすごい力を持っているということを感じました。
     同じ年ですが、11月にアジア地域のセーフコミュニティですね、国際会議でしょうか、厚木大会というのが開かれました。外国からも見えられて、厚木市で国際会議が開かれるのだという喜びと、インターナショナルセーフスクールの認証を受けております清水小学校、妻田小学校、睦合東中学校の児童・生徒の皆さんが、自信を持って、私たちはこういうことをしているのですよ、地域の方とこんな活動をしていますとお伝えをしている、発表をしている姿を見て、この子たちが未来を担っていく、次は大丈夫だなというのを感じました。この3校だけではなくて、この取組が今、厚木市のほかの学校にも広がっていることを感じます。
     それから、オリンピック、パラリンピックのホストタウンとしての教育交流事業があります。子供たちがお世話になって、ニュージーランドへ行ったり、向こうから来てくださったり、二度とできない貴重な体験が、子供たちの未来に向けてきっと役立つ、この施策、活動の内容は、本当に有り難いなと感じます。
     それから、昨年、平成31年1月に、厚木市で初めての博物館、あつぎ郷土博物館が開館しました。この開館のテーマは、もう皆さん御存じですが、あつぎの自然と文化の調和というのを最初からずっと打ち出してきております。月ごとに企画が変わって、本当に皆様の努力のたまものだと思うのですが、何と開館して1年半ほどで5万人を突破するという、少し不便なところなのに、本当に子供たちも地域の方も、こんなに利用者がいるのだなという、うれしい驚きです。資料館だったのが博物館になって、びっくりしてうれしいのと、その利用者がこんなにいるのだというは、多分、関係の方の御努力のたまものだと心から感謝しております。
     それから、いろいろな会に参加させていただきました。こども科学賞ですとか、こどもアート展ですとか、入学式、卒業式、運動会、体育発表会、合唱、いろいろありますよね、PTA会長さんの集い、校長会役員さんの集い、それからマラソン大会、駅伝大会、スポーツ人の集いでしょうか、いろいろなところに参加させていただいて、子供たちや保護者や学校の教職員の方、PTAの方、いろいろな方にお会いする貴重な機会をいただきました。
     さて、自分自身はといいますと、毎日のいろいろな出来事に何か埋もれてしまって、自分を時々見失いそうになるときがあるのですが、こういうところに出させていただいて、真っすぐこっちを見てくる子供たちの顔とか、子供たちと共に教職員の方々が全力でお仕事している姿とか、それから、保護者の方も、自分の命に代えても我が子を守りたいという、そういう子供を守る親の姿に触れまして、本当に厚木市教育委員会の太いパイプが、いろいろなところにちゃんとつながっているのだなというのを感じまして、本当に身の引き締まる思いというのでしょうか、自分自身にたくさん元気をいただいてきたことをお伝えしたいと思います。
     そういうところに行かせてもらって感じることは、学校の職員が教育委員会から来るというと、少し緊張したり、時間を使ったり、最初は大変かなと思ったのですが、そういうことはなくて、学校の校長先生ほか教員の方々が、教育委員会が学校に来てくれるというのはすごい喜びであり、見ていてくれるという、教育長や皆さんが学校を見てくれる、来てくれるというのはとても大きな喜びなのですよということを職員の方や校長先生に伺って、そういう機会を、教育長を始め皆さんで作っていただけて、有り難いなと思いました。
     今、新しい中央図書館や給食センター、GIGAスクールなど、いろいろなことが出てきまして、取組が大変だと思うこともあるかと思いますが、私たちは大変楽しみにしております。少しずつ姿が出てきまして、設計図とかを見ていて、ああ、こういうものができるのだなと、すごく楽しみな気持ちでいることをお伝えしたいと思います。
     片や、いじめ防止のこととか、それから教員の多忙化とか、学力向上、体力向上、いろいろなこともあるのですが、でも、それらの問題に対していつも教育委員会が一丸となって取り組んでいますので、私は、少しずつ、少しずつ解決してきていると思います。
     この新型コロナウイルスのことですが、本当に世界的な大流行で、有史以来の初めてのものすごい大流行ということで、今までも、これからも、誰も経験したことがない方法を、みんなで知恵を出し合ってやっていかなければいけません。
     どうか、今までもしていただいたように、これからも感染予防とか、交通事故の防止とか、もちろん、いじめや様々なトラブルなども、いろいろなことに対しまして、かけがえのない子供たちの命を守る取組、今もやっていただいておりますが、是非これからも全力で取り組んでいただけたら有り難いです。
     また、今日もありましたけれども、配慮の必要な子供、学校で細かいのも入れると3分の1はあります。アレルギーから全て、配慮の必要な子供も多くなっておりますし、家庭も課題を抱えている、どうしていいか分からない、助けてと、声にはならないけれども、そういう家庭もどんどん増えていることは確かだと思います。貧困家庭とか、割合は分からないですが、厚木市もほかの市町村と同じに増えていると思います。どうかこれからもこの子たち、この家庭のサポートをよろしくお願いいたします。
     もう少しで終わりですけれども、私はその根幹になるというのは何かなと考えて、やはり子供に熱い気持ちを持っている教育長、お優しいけれども強いリーダーシップを発揮してくださる教育長の下で教育委員を経験させていただいて、心からうれしく、有り難く、幸せに思います。それから、高い見識を持っていろいろ発信してくださる教育長職務代理の杉山委員、森委員、今日はお仕事でお休みですが、山本委員と一緒に教育委員を経験、お仕事をさせていただいて幸せに思っております。あと、教育委員会の皆様お一人お一人が、いつも誠実で地道にこつこつと全力でお仕事をされている、どなたもどなたも、これはもう本当に心打たれます。本当にすばらしいことで、私は厚木市の教育委員会を誇りに思っております。
     教育委員としての仕事はもう終わるのですが、これからも大学での教員の養成とか、文部科学省からいただいている研究テーマとか、地域の児童館、公民館、あるいは健全育成とか、そういうお仕事は続けていきたいと思っております。また教育委員会にも心からのエールを贈らせていただいて、もう部外者になりますけれども、もし何かできることがありましたら、最大限私にできるサポートをしたいなと思っております。
     最後になりますけれども、教育委員会の皆様の健康ですね、激務ですので、健康と御活躍を心から、心からお祈りして、最後の御挨拶とさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。門田委員に今、4年の任期を振り返っての話をしていただきましたけれども、聞いていて改めて、密度の濃い時間を共に過ごすことができたということを大変幸せに思います。
     大分、教育委員会の定例会という雰囲気が変わってきたというか、実は変えたかったのですが、門田委員、ほかの委員も同じですけれども、毎回、非常に素朴で核心を突くような、私たちがはっとなるような御質問や御意見を毎回の定例教育委員会で頂戴いたしました。今日は、幹部職員は全員そろってはいないのですが、議会では、課長だと委員会審議で答弁に立たなければいけないですし、部長は本会議場で孤立無援な中で答弁をしなければならないという、非常に緊張感のある中で仕事をさせていただいておりますけれども、事務局、私、毎回この定例教育委員会というのは、委員会審議、それと本会議での答弁に匹敵するものなのだと、お尋ねになったことについて、手元に資料がありませんだとか、そういったことがあってはいけないと、こういったことを私も話をしてきております。今日もかなりの緊張感を持って出てくれていたと思うのですが、いい意味で緊張感を持って定例会に毎回、事務局の職員が臨むことができたというのも、これも非常によかったなと、そのように思っています。
     聞いていて、本当にいろいろなことがあったのだなということを思いました。中でも、学習指導要領の改訂というのは大体10年に1回なので、その10年に1回の一大変革の時期に出くわすというか、道徳の小・中、それと小学校、中学校の教科用図書の採択、これも10年後にならないとないわけなので、そういう意味で、今年の中学校のもそうですけれども、本当に一生懸命調査研究をしていただいて、すばらしい御意見を頂戴しました。
     委員の職は退かれるわけですけれども、これからも引き続き、別の立場で子供たちのこと、また教職員のことを応援していただき、また裏方として教育委員会の事務局のメンバーも一生懸命、頭の中で子供たちを思い浮かべ、先生方の姿を思い浮かべながら日々、仕事をしていますので、引き続き支援をいただきたいなと、そのように思っております。時期が時期で、お互い健康面には最大の注意を払わなければならないような社会状況の中で生活をしていますので、是非、健康には十分気を付けて、一層御活躍いただきたいなと、そのように思っております。
     本当にありがとうございました。
     それでは、これをもちまして、令和2年厚木市教育委員会9月定例会を閉会いたします。
     大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

閉会時刻17時04分

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