令和2年厚木市教育委員会8月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和2年8月25日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
事務局
山口教育総務部長、佐藤学校教育部長、山岸社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤学校施設課長、安齊学校給食課長、
大塚学校給食施設整備担当課長、窪田学務課長、
長沼社会教育課長、吉澤スポーツ推進課長、
葉山中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第39号 令和3年度に厚木市立小学校の特別支援学級で使用する教科用図書の採択(追加)について
議案第40号 令和2年度教育予算補正について
議案第41号 事業契約の締結(案)について
議案第42号 教育財産(動産)の取得(案)について
議案第43号 教育財産(動産)の取得(案)について
議案第44号 厚木市久保奨学金(令和2年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について

3 協議事項

(1) 第2次厚木市教育振興基本計画(案)について

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(令和2年度教育予算補正について)
  • (2) 事務の臨時代理の報告について(審査請求に係る受領書の交付について)
  • (3) 給食用食材の放射性物質の測定結果について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 ただ今から令和2年厚木市教育委員会8月定例会を開会いたします。
  •  現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
  •  厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、門田委員を指名させていただきます。
  •  始めに、教育長報告に先立ちまして、委員の皆様にもお知らせしておりますけれども、この度、市立依知南小学校におきまして、教員及び児童に新型コロナウイルスの感染が確認された件につきましては、保護者の皆様、地域住民の皆様方を始め、大変多くの方々に御心配をお掛けいたしました。現在、保健所を始め、関係機関と連携を図りながら、子供たちの安全、安心を第一に考えて対応に当たっております。
  •  なお、8月21日、全対象児童に対するPCR検査を終了しております。最終的に、児童15人、教員5人、合わせて20人の陽性者が出るという状況になっております。24日には、学校内全て、くまなく消毒をいたしまして、8月27日に2学期の始業式を実施する予定となっておりますので、併せて御承知おきいただきたいと思います。
  •  詳細につきましては、来月の定例会におきまして、改めて御報告をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  •  もう1点、小学校、中学校の宿泊を伴う行事、修学旅行等ですけれども、これにつきましては、中止という決定をさせていただきました。小学校長会、中学校長会等と幾度も協議を重ねてまいりましたけれども、今般の市を含む県内の感染状況、全国的な状況等を踏まえて、子供たちには大変申し訳ないという気持ちではありますけれども、子供たちの安全を第一に考えて、小学校、中学校における宿泊を伴う行事については、今年度中止という決定をいたしましたので、併せて御承知おきいただきたいと思います。
  •  それでは、教育長報告に入らせていただきます。
  •  お手元にお配りをしております令和2年8月定例教育委員会教育長報告を御覧いただきたいと思います。
  •  令和2年7月28日火曜日に開催されました7月定例会以後の主な行事等8件につきまして、御報告申し上げます。
  •  まず、1番ですけれども、7月30日木曜日、玉川小学校で、校舎の北側ですが、そこを野外音楽ホールという形で設定をして、そこで子供たちが音楽の授業等を実施するといったことがございましたので、出掛けてまいりました。残念ながら小雨がやまない状況で、この日は外での音楽はできないということになってしまいましたけれども、併せて、保護者の方々がボランティアで清掃活動をやってくださっているということで、清掃に先立ってお集まりになられた保護者の方々に、校長先生は毎回おっしゃっておりますけれども、私からもお礼を申し上げてまいりました。
  •  次に、4番です。8月6日木曜日、第3回の初任者研修会を16階会議室において開催いたしました。本当であれば、毎年、第1回の初任者研修会で、私の方で30分、40分時間を頂戴して、厚木の小学校、中学校で教職をスタートされる先生方に、私の思いを伝え、励ましをさせていただいておりましたが、このような状況でありますので、第1回については書面開催という形になりました。
  •  そこで、この第3回の初任者研修会、小学校と中学校でそれぞれ時間帯を分けまして、人数は、小学校が20人、中学校が10人ということだったのですが、時間も20分ほどの短い時間でしたけれども、コロナのこうした状況の中において、2020年度、教職の道をスタートされることになったということで、そうした戸惑いの中で、職場の仲間と共に頑張ってくださっている新任の先生方に感謝、激励、併せて御自身の健康管理等についても十分気を付けて、厚木の子供たちのために頑張っていただきたいと、そういった話をさせていただきました。
  •  次に、6番です。8月17日月曜日、第3回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。第2学期の開始前ということでしたけれども、私から、依知南小学校で発生した集団感染、これについて経緯と対応を簡単に説明し、その後、学校教育部長から詳しくお話をさせていただきました。
  •  主たる目的として、依知南小学校で起こったことは、一つの学校でのことではなくて、いつでもどこでも誰の身の上にも起こることなのだと、そうした危機意識を共有していただきたいということを一番の目的として開催し、私から校長先生方にお話をさせていただきました。
  •  次に、7番です。8月21日金曜日ですが、先ほど申し上げましたように、依知南小学校でPCR検査実施の対象となる児童全員の検査が終了いたしました。一つの学校の児童、子供たち全員のPCR検査を実施するというのは神奈川県内で初めてでした。
  •  これを実施するに当たっては、厚木保健福祉事務所、それと厚木医師会の全面協力があって初めてできたことでございましたので、県との調整に当たっていただいた佐藤副市長共々、神奈川県厚木保健福祉事務所を訪問させていただきまして、丸山所長様、森副所長様にお礼の御挨拶をしてまいりました。
  •  次に、8番です。令和2年厚木市議会第6回会議の結果につきまして、教育総務部長から報告をさせていただきます。
  •  教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 それでは、8番、令和2年厚木市議会第6回会議につきまして御報告申し上げます。
  •  この会議につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策などを講じるために必要な補正予算などを御審議いただくため、会議期間を8月7日金曜日の1日として、臨時に開催されたものでございます。
  •  提出議案といたしまして、教育総務部の所管する予算といたしまして、議案第54号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第9号)の上程があり、委員会への付託を省略し、審議、採決が行われ、賛成全員で可決されました。
  •  なお、本件につきましては、本日の報告事項の中で報告をさせていただきます。
  •  御報告は以上でございます。
  • 曽田教育長 本日の日程のうち、議案第44号及び報告事項2については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
  •  なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。
  •  それでは、審議事項に入ります。
  •  日程1 議案第39号 令和3年度に厚木市立小学校の特別支援学級で支援する教科用図書の採択(追加)についてを議題といたします。
  •  議案の説明をお願いいたします。
  •  学校教育部長。
  • 佐藤学校教育部長 議案第39号 令和3年度に厚木市立小学校の特別支援学級で使用する教科用図書の採択(追加)について、提案理由を御説明申し上げます。
  •  提案理由でございますが、先月の定例教育委員会におきまして、令和3年度使用の厚木市立小学校及び中学校教科用図書について採択をいただいたところですが、その後、市立小学校の特別支援学級で使用する教科用図書について追加する必要が生じたため、学校教育法附則第9条第1項の規定により採択を求めるものでございます。
  •  追加する図書につきましては、恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、別紙を御覧ください。資料のとおり、特別の教科道徳の図書1点でございます。
  •  説明は以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  よろしいですか。
  •  それでは、特にないようですので、採決に移ります。
  •  本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第39号を可決いたします。
  •  次に、日程2 議案第40号 令和2年度教育予算補正についてを議題といたします。
  •  議案の説明をお願いします。
  •  教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 議案第40号 令和2年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
  •  提案理由につきましては、令和2年度教育予算補正について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
  •  内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。
  •  まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を5億1,507万円増額し、補正後の教育予算歳入金額を23億1,477万円とするものでございます。
  •  なお、学校教育部と社会教育部の歳入補正額はございません。
  •  次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を11億1,973万円増額、学校教育部に関する事業費を193万6,000円減額、社会教育部に関する事業費を4,163万7,000円減額し、補正後の教育予算歳出金額を79億8,534万円とするものでございます。
  •  詳細につきましては、各所管部から御説明いたします。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 それでは、始めに教育総務部でございます。
  •  1枚おめくりいただき、2ページを御覧ください。
  •  2の学校施設課の歳入でございます。左側の表の国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右側の表の小学校費補助金、小学校情報機器整備費補助金につきまして3億4,488万円を、同じく中学校費補助金、中学校情報機器補助金につきまして1億7,019万円を、それぞれ受け入れるものでございます。
  •  恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、3ページを御覧ください。
  •  3の学校施設課の歳出でございます。左側の表の教育費、小学校費、学校管理費、右側の表の小学校維持管理事業費につきまして610万円を、小学校維持補修事業費につきまして5,042万3,000円を、それぞれ増額するものでございます。
  •  小学校維持管理事業費につきましては、巨木化、古木化した学校敷地内の樹木のせん定、伐採等のため、役務費の手数料を増額するものでございます。また、小学校維持補修事業費につきましては、経年劣化等により老朽化した学校施設及び設備機器の修繕を実施するため、需用費の施設修繕料を増額するものでございます。
  •  次に、左側の表の教育振興費、右側の表の小学校ICT化推進事業費につきましては、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想の実現に向け、市立小学校の児童1人1台の学習用端末等を整備するため、委託料の事務作業等委託料を6億7,264万9,000円増額するものでございます。
  •  次に、左側の表の中学校費、学校管理費、右側の表の中学校維持管理事業費につきまして460万円を、中学校維持補修事業費につきまして4,123万8,000円を、それぞれ増額するものでございます。
  •  中学校維持管理事業費につきましては、小学校維持管理事業費と同様に、巨木化、古木化した学校敷地内の樹木のせん定、伐採等のため、役務費の手数料を増額するもので、中学校維持補修事業費につきましては、小学校維持補修事業費と同様に、経年劣化等により老朽化した学校施設及び設備機器の修繕を実施するため、需用費の施設修繕料を増額するとともに、土砂災害防止法による土砂災害警戒区域の指定を受けている玉川中学校北側斜面の改良工事に向け、測量委託、土質調査委託及び実施設計委託を実施するため、委託料の建設事業委託料を措置するものでございます。
  •  次に、左側の表の教育振興費、右側の表の中学校ICT化推進事業費につきましては、小学校ICT化推進事業費と同様に、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想の実現に向け、市立中学校の生徒1人1台の学習用端末を整備するため、委託料の事務作業等委託料を3億4,472万円増額するものでございます。
  •  次に、2枚おめくりいただき、6ページの第2表、繰越明許費を御覧ください。
  •  ただ今御説明申し上げました小学校ICT化推進事業費の小学校GIGAスクール端末等整備事業及び中学校ICT化推進事業費の中学校GIGAスクール端末等整備事業費につきましては、補正予算成立後に早期に執行いたしますが、GIGAスクール構想の前倒しにより、端末機の需要が全国的に集中することで、メーカー側の端末供給が間に合わないことを推定しており、今年度内に事業が完了しない見込みであることから、翌年度に繰り越して予算を使用できるよう措置するものでございます。
  •  また、中学校維持補修事業費の中学校災害対策事業費につきましても、補正予算成立後、早期に執行いたしますが、移行期間等を考慮いたしますと、年度内に業務を完了することが困難であることから、同じく翌年度に繰り越して予算を使用できるよう措置するものでございます。
  •  次に、第3表、債務負担行為補正を御覧ください。
  •  GIGAスクール構想の実現に向けた市立小・中学校の学習用端末の整備につきましては、令和7年度までの運用・保守業務を含めた委託契約とすることから、債務負担行為が生じるため、追加するものでございます。
  •  教育総務部の補正予算の説明につきましては以上でございます。
  •  引き続き、学校教育部から御説明申し上げます。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の補正予算につきまして御説明を申し上げます。
  •  恐れ入りますが、4ページにお戻りいただきたいと思います。
  •  歳出でございます。教育費、教育総務費、教育指導費、右の表にまいりまして、報償費、需用費のところに計上しております小学校「あつぎICT元気塾」実施事業費の減ということで、193万6,000円を計上させていただいております。この193万6,000円の減額につきましては、小学校「あつぎICT元気塾」実施事業に関して、新型コロナウイルス感染症の影響よりまして、今年度の事業を中止したため、減額補正となるものでございます。
  •  学校教育部の説明は以上でございます。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 続いて、5ページをお開きください。
  •  社会教育部スポーツ推進課でございます。歳出でございますが、新型コロナウイルスの影響で中止した事業について補正減をするものでございます。
  •  教育費、保健体育費、保健体育総務費、右側の表、体育大会開催事業費として、あつぎマラソンの中止に伴い、179万円を減額するものでございます。
  •  次に、スポーツ交流事業費として、友好都市であります横手市及び中国、揚州市でのマラソン大会への派遣を取りやめましたので、102万6,000円を減額するものでございます。
  •  次に、左側の表に戻っていただきまして、体育施設費、右側の表になります学校体育施設開放事業費として、夏休みの小学校プール開放の中止に伴い、2,560万5,000円を減額するものでございます。
  •  次に、体育施設維持管理事業費といたしまして、市営水泳プールの中止に伴い、1,321万6,000円を減額するものでございます。
  •  以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に関しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 最初に学校施設課長から説明があった玉川中学校の崖の件ですけれども、北側ということですが、南側の方に少し山みたいなものがありますが、新しくできたバイパスというのか、あの道路側の斜面に危険があるということなのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 玉川中学校北側斜面につきましては、こちらから行きますと、玉川球場にぶつかるところの手前、右側に、小野橋に向かっていく、市道で言いますとF-247号線というものがあるのですが、ちょうどテニスコートの下の斜面になります。そこが約120メートル、そこから少し西側に外周道路を回っていく、入り込む道路があるのですが、こちらについて、約90メートルありまして、こちらの斜面につきまして、今回、改良工事に向けた委託を進めるということで考えてございます。
  •  このF-247号線に面する斜面というのは、高さが約5.3メートルでございます。また、そちらから西側に向かう斜面、こちらについては、平均の高さで8.8メートル、平均勾配が41.1度という状況で、これまで土砂が少し道路側に流れ込んだりすることがございました。また、逗子市で今年の2月に発生した事故などを鑑みまして、再度点検をした結果、今後の大雨に向けて対策が必要だろうという判断で、こちらの改良工事を進めるものでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 今、予算補正を御説明いただきまして、コロナウイルスの影響で、こんなにもいろいろなことや、子供たちが楽しみにしている行事が中止となり、仕方ないとは思いながらも、改めて予算のやりくりに大変だなということで感謝申し上げます。
  •  文部科学省から出ておりますGIGAスクール構想が、厚木市の場合は国よりも早くできるというので楽しみにしています。1点、双方向になるかとか、プレゼンテーションのものが入るかとか、皆インストールされるのだと思いますけれども、どの程度それができるのかというのは、いつ頃分かるようになるのでしょうか。まず1人1台に向けて、着々とやっているのは有り難く思います。内容のことは、いつ頃分かるのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 今回のGIGAスクール構想に関わります児童・生徒1人1台の端末というのは、今回の9月補正で議会の議決を受けた後に執行してまいりますが、先ほども少し御説明しましたように、端末の供給側が間に合わない可能性もあるということではございますが、現段階では、今年度中の実現を目指して発注をしていく予定をしております。
  •  端末機が3月までにそろうような形になれば、ネットワークにつきましては、今年度の補正1号で既に補正をして、契約まで済ませ、既にLANケーブルの敷設を開始しております。こちらにつきましても、今年度内に学校の高速大容量のネットワーク環境が整いますので、これが整えば、今お話をしたように、例えば家庭に持って帰って、双方向での通信ができるという状況になります。
  •  ただ、ここで少し問題があるのは、家庭にお持ち帰りになられたときに、家庭での有害サイトへのアクセスの問題などもございますので、この辺のウェブフィルタリングをどのようにしていくのかということにつきましては、現在並行して検討を進めている状況でございます。
  •  それから、プレゼンテーションの関係などにつきましては、今回のこの端末の費用の中には、授業の運用支援ソフト、こういうものを一緒に含んでおります。これは、新たに大きな数のものが入ってまいりますので、先生方がこれを効率的、効果的に使えるようにするためのものとして、このようなものを同時に導入いたしまして、先生方がより使いやすくできるように計画をしております。この中でプレゼンテーション的な、例えば、写真を貼り付けたり、プレゼンテーションに使うために必要なものを簡単に構成したりできるソフトウエアを一緒に導入いたします。
  •  今回の場合、クラウド型という形になりますので、それぞれの端末にインストールされるものではなく、クラウド上から提供されるようなアプリケーションを使って、学習活動を進めていくということになります。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
  •  それでは、特にないようですので、採決に移ります。
  •  本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第40号を可決いたします。
  •  次に、日程3 議案第41号 事業契約の締結(案)についてを議題といたします。
  •  議案の説明をお願いします。
  •  学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 議案第41号 事業契約の締結(案)について御説明申し上げます。
  •  提案理由でございますが、(仮称)厚木市学校給食センター整備運営事業に係る事業契約を締結することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し、意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
  •  なお、本件につきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条の規定により、議会の議決を要するものとなります。
  •  続きまして、内容について御説明いたします。
  •  契約の目的につきましては、(仮称)厚木市学校給食センター整備運営事業で、事業場所は厚木市三田528番地4ほか地内、契約金額は89億5,153万3,484円、うち消費税及び地方消費税の額8億1,079万4,208円に、金利変動及び物価変動による増減額並びに当該増減額に係る消費税及び地方消費税の増減額を加算した額でございます。
  •  提案の相手方は、厚木市妻田北1丁目12番6号、株式会社厚木学校給食サービス代表取締役、山本徳憲様、契約期間は、契約締結の日から令和20年3月31日までの約17年6箇月となります。
  •  1枚おめくりいただき、参考資料の1ページを御覧ください。
  •  2の事業内容ですが、(1)施設整備業務、(2)開業準備業務、(3)維持管理業務、(4)運営業務、以上からなり、最大1日当たり7,000食を提供できる施設として、中学校全13校を対象校とするものであります。
  •  事業につきましては、民間事業者が本施設の設計及び建設を行った後、市に本施設の所有権を移転し、期間終了までの間、本施設の維持管理及び運営を行うPFI事業によるBTO方式となります。
  •  施設の概要ですが、構造は鉄骨造2階建て、高さ11メートル、敷地面積6,300.09平方メートル、建築面積2,665.17平方メートル、延べ床面積3,451.02平方メートルの計画になります。
  •  また、本事業は、総合評価一般競争入札が執行され、2グループからの提案を審査し、令和2年5月26日に、総合評価点が84.80点であった東洋食品グループを落札事業者として決定いたしました。
  •  なお、米印の記載ですが、恐れ入りますが、議案書にお戻りください。
  •  契約の相手方は、株式会社厚木学校給食サービスでございますが、これは、入札公告に従い、落札事業者である東洋食品グループが厚木市内に設立した特別目的会社でございまして、代表の山本様は、株式会社東洋食品の役員となっております。
  •  次に、参考資料2ページを御覧ください。事業場所の位置図、3ページにA3判で配置図、1枚おめくりいただきまして、4ページに調理場1階平面図、次の5ページは2階の平面図となります。
  •  なお、施設計画につきましては、今後、実施設計により事業者と調整を行ってまいります。
  •  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 こういう契約関係については、よく分からないのですが、ただ、まず思ったのが、議案書の契約期間のところ、契約締結の日から令和20年3月31日までの約17年半ということが書いてありますけれども、これは、契約の仕方にもよるのかもしれませんけれども、この長さというのは妥当というのか、よくあるパターンなのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 契約締結の日からと申しましたのは、この契約の案件が議会の議決を要するものになりますので、議会の議決日が契約日という形になります。
  •  また、期間でございますけれども、本事業につきましてはPFIでの事業ということで、運営期間を15年と想定させていただいておりましたので、事業の設計から建設、また運営の期間を含めた形での総トータルの事業期間という形でございまして、本市におきましてもPFI事業は初めてということで、このような長期の契約期間については、この度の事業が初めてのものだと考えております。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  •  杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 安定して給食を提供するということですから、例えば短期間で度々業者が替わってしまうと、少し望ましくない部分があるのかとは思いつつ、十何年というと、やけに長いなという感じがあったのですが、やはりそういういろいろな事情がある中で、15年の契約というのが妥当なのだろうという判断ですよね。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 学校給食の事業につきましては、近隣、県内他市におきましても、おおむね15年という形でPFI事業を執行してございます。また、この15年という部分につきましては、施設の長期の修繕、維持管理なども鑑みまして、大体15年が目安ということで想定して決定させていただいてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい、結構です。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 3枚目でしょうか、設計図の中にアレルギーの専用ラインというのがありまして、これは、新しいところはみんなそうなのかもしれませんけれども、何かやりながら、包丁まで全て替えるということをきちんとやられるのだなという印象を持ちました。
  •  アレルギーのお子さんが随分、年々増えてきておりまして、しかも重症化されるお子さんもいるということを伺っておりまして、今度きちんとした形でできるのだなというのは有り難く思います。
  •  1日平均7,000食を作るということは、確か前にも御説明いただいたような気がしますが、生徒の2倍の数だったでしょうか、何かあった場合にこちらのレーンでとか、そういう意味で7,000食だったでしょうか。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 施設規模につきましては、全中学校の生徒さん、また、それに伴う学校の先生方、それと、約1,000食程度ですけれども、小学校単独調理場に万が一の事故等があった場合又は大規模な修繕等で、単独調理場の使用が不都合な場合に対応ができるようにということで、全体として7,000食のボリュームで施設計画をしてございます。
  •  また、アレルギー専用食の対応については、おおむねその1%ということで、70食分ということでの施設計画としてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  •  そのほか、いかがでしょうか。
  •  森委員。
  • 森委員 先ほど手を挙げればよかったのですが、私も契約期間のところが少し気になりまして、多分、もし私が契約をすると、例えば、物にもよりますけれども、10年とか15年とかという期間で考えるだろうと思ったのです。
  •  これを拝見したときに、中途半端な17年、スタートが締結の日からというのはもちろん分かったのですが、先ほどの説明のときに分かったような気もしますけれども、20年3月末日については確実なのだなと。契約を始めたときから、事業開始がハードを造るだけではなくて、その後も事業ですから、それが契約の全てですけれども、例えば、給食の業務開始から15年間とかとなったときに、工事の様子も分からないので、これは20年3月末日ありきの契約なのかなと。
  •  私は、物ができて、それが大体2年ぐらいの工期があって、それで、給食の事業を始めるのが約10年とか15年とかとするかなと思ったので、逆に約17年というのは、工事期間を2年ぐらい見積もってというような契約日なのかなと感じたところです。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 今、委員がおっしゃいましたように、15年の運営期間を想定させていただいております。令和4年2学期から給食の運営をするために、今回、事業契約をしてから、建設期間でおおむね2年程度かかります。
  •  その後に、令和4年9月からの運営をもって、15年経過したところで、年度末を区切りとしたことで、令和20年3月31日まで、全体としては17年6箇月程度の運営事業の全体の工期という形にさせていただいてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 山本委員。
  • 山本委員 給食のことから少し外れてしまうかもしれないので、一番最後にと思っていました。
  •  1日7,000食を作るキャパがあるというのは、非常に大きい施設ではないかなと思います。昨今は自然災害等で大変なことが結構起こるかと思うのですが、厚木市に何かそういう大きな災害が起こったときに、この給食センターで食事を作る、このキャパというのは、そういう災害などにもいかされるというのを想定していたりするのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 防災対策につきましては、施設の中に非常用発電機を備えまして、こちらについては事務室等に係る電源の確保になります。また、それらを利用しまして、災害用に使えるプロパンガスを使用する釜を3台備え付ける計画になっています。
  •  また、施設については、想定ではございますけれども、2,000食で3日分、6,000食程度の備蓄ができる倉庫、これを備えること、また、事業者につきましては、災害時の協定を結ばせていただきまして、事業計画の中では、事業者から2名の災害ボランティアを派遣していただくという形になっておりますけれども、災害時の食料支援に、市とともに従事していただいて活動するような形の計画をしてございます。
  • 曽田教育長 市の防災計画の中に、今度できる給食センター、それと単独調理場なども位置付けがされていますよね。
  •  学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 市の地域防災計画の中に、災害時における給食の提供という形では記載がしてございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 森委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
  •  それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
  •  本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第41号を可決いたします。
  •  次に、日程4及び日程5の教育財産(動産)の取得(案)につきましては、関連がありますので一括して審議したいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、一括して審議することといたします。
  •  それでは、日程4及び日程5の教育財産(動産)の取得(案)について、議案の説明をお願いします。
  •  学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 議案第42号及び議案第43号 教育財産(動産)の取得(案)につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
  •  本件につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し、意見を求められましたので、その同意について提案するものでございます。
  •  議案第42号の内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、参考資料を御覧ください。
  •  まず、1の取得する動産の概要でございますが、物品はGIGAスクール用充電保管庫(その1)で、文部科学省が掲げる「GIGAスクール構想」の実現に向け、市立小・中学校26校に設置する学習用端末の充電保管庫でございます。
  •  次に、2の入札参加者及び開札結果を御覧ください。
  •  入札は一般競争入札で、令和2年7月29日に執行されました。入札には5社の参加申込みがございましたが、1社が辞退し、4社による入札の結果、市内に本店を置く株式会社愛信堂が4,746万2,800円で落札決定いたしました。
  •  次に、3の機種を御覧ください。
  •  入札に当たり、本市が指定した4機種の中から、落札者の株式会社愛信堂が選択した機種は、株式会社オカムラ製の充電保管庫で、取得する台数は322台でございます。
  •  なお、取得する財産につきましては、現在仮契約を締結しており、令和2年厚木市議会第8回会議12月定例会において議会の議決を経て、本契約となるものでございます。
  •  続きまして、議案第43号の内容につきまして御説明いたしますので、2枚おめくりいただき、参考資料を御覧ください。
  •  まず、1の取得する動産の概要でございますが、物品はGIGAスクール用充電保管庫(その2)で、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想の実現に向け、市立小学校10校に設置する学習用端末の充電保管庫でございます。
  •  次に、2の入札参加者及び開札結果を御覧ください。
  •  入札は一般競争入札で、令和2年7月29日に執行されました。入札には3社の参加申込みがございましたが、1社が辞退し、2社による入札の結果、市内に事業所を置く株式会社東海ソフト開発厚木事業所が2,857万1,400円で落札決定いたしました。
  •  次に、3の機種を御覧ください。
  •  入札に当たり、本市が指定した2機種の中から、落札者の株式会社東海ソフト開発厚木事業所が選択した機種は、LocknCharge製の充電保管庫で、取得する台数は180台でございます。
  •  なお、取得する財産につきましては、現在、仮契約締結をしており、令和2年厚木市議会第8回会議12月定例会において議会の議決を得て、本契約となるものでございます。
  •  説明は以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  山本委員。
  • 山本委員 仕組みのところで教えてください。今回の議案第42号、第43号というのは、物品の概要としては全く同じものだと思います。これを議案2つに分けて、入札された業者が2社ということになりますけれども、2つに分ける意味というのはどこにあるのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 市立小・中学校に設置いたします充電保管庫につきましては、設置スペースはもとより、安全性、操作性、機能性などを総合的に勘案し、今年度内に納品が可能な製品を指定した上で発注する必要があったことから、事前に小・中学校長及び教育委員会の職員による機種選考会を開催し、選定された複数の機種の中から入札参加者が1機種を選定して応札する条件付一般競争入札で執行する計画をしておりました。
  •  機種選考会では、展示した9機種の中から4機種が選定されましたが、選考会後に改めて行いました各校における設置スペースの確認において、奥行きが長い機種を設置することが困難な小学校が10校確認されましたので、この10校につきましては、奥行きが短い2機種に限定せざるを得ない結果となりました。
  •  しかし、この2機種につきましては、市内に本店を置く登録事業者に取扱店がなかったため、愛市購買の観点からも、市内に本店を置く登録事業者の受注機会を確保するということで、4機種から選択する学校のグループの物件と2機種から選択する学校のグループの物件、2つの物件に分離して発注したものでございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山本委員 ということは、無事にスペースが取れた学校が26校あって、取れなかったのが10校という解釈でいいですね。分かりました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 申し訳ございません。先ほど提案説明の中で、12月議会の議決というお話をさせていただきましたが、大変申し訳ありません、訂正させてください。9月議会による議決になります。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
  •  それでは、特にないようですので、採決に移ります。
  •  本2件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第42号及び議案第43号を可決いたします。
  •  続きまして、協議事項に入ります。
  •  協議事項1 第2次厚木市教育振興基本計画(案)について、協議内容の説明をお願いします。
  •  教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 協議事項1 第2次厚木市教育振興基本計画(案)について御説明申し上げます。
  •  協議事項1の資料を御覧ください。
  •  こちらにつきましては、6月の教育委員会定例会及び7月の総合教育会議におきまして、皆様からいただきました御意見等を踏まえて修正等を行ったものを御提示させていただいておりますので、変更した点につきまして御説明させていただきます。
  •  こちらの資料、第2次厚木市教育振興基本計画構成図となっておりますが、基本目標の中で、基本目標、挑戦、共生、創造がありますが、一番上の挑戦の表記といたしまして、当初は「自ら学び、鍛え、未来を拓き、夢や可能性に挑み続ける力の育成」としておりましたが、いただきました御意見を踏まえ、検討させていただきまして、表記のとおり、「未来を拓くために、自ら学び、鍛え、夢や可能性に挑み続ける力の育成」としております。
  •  次に、共生になりますが、当初は「自他の命や豊かな感性、多様性を大切にしながら共に生きていく力の育成」でございましたが、やはり御意見をいただきまして、「自他の命や豊かな感性を大切にし、多様性を認めながら共に生きていく力の育成」という形に修正させていただいております。
  •  創造につきましては、変更はございません。
  •  続きまして、その右の基本方針になりますが、1つ目の自立につながる「生きる力」の育成につきましては、いただきました御意見の中で、生きる力というものを強調するためにかぎ括弧で表記した方がよいという御意見がございました。これによりまして、かぎ括弧を付けさせていただいております。
  •  次に、構成図の下に、計画を支える重点的な取組としまして安心と協働がございますが、当初はこの2つにつきましては、この図の基本目標と基本方針の間に位置付けされておりました。いただきました御意見の中で、市の根底にあるものであれば当初の位置では違和感があるという御指摘によりまして、今回の資料のとおり、全体を支えるイメージを構成図の下に位置付けさせていただいております。
  •  また、当初は、この2つを囲む線は点線で表記してありましたが、イメージとして弱く感じるので実線の方がよいという御意見もいただきましたので、実線ということで修正させていただいております。
  •  それでは、次の2ページをお開きください。
  •  2の基本理念・基本目標・基本方針・計画を支える重点的な取組になりますが、全体的な御指摘といたしましては、それぞれの説明について盛り込み過ぎており、少し要約した方がよいのではないかという御意見をいただきまして、事務局で精査させていただきました。また、「子ども」と「子どもたち」という表現が混在しているので、少し整理した方がよいのではという御意見を踏まえまして、その文脈なども考慮して整理をし、記載をしてございます。
  •  以上が第2次厚木市教育振興基本計画(案)とその考え方になります。
  •  なお、資料にはございませんが、先月7月9日に開催いたしました意見交換会の概要と今後のスケジュールにつきまして、御説明させていただければと思います。
  •  去る7月9日木曜日19時に開催いたしました第2次厚木市教育振興基本計画の策定に係る意見交換会につきましては、15人の方に御参加いただきまして、御質問も2件ございました。
  •  1つ目としましては、計画を支える重点的な取組の安心と協働は市全体の取組という説明があったが、総合計画における位置付けと教育振興基本計画における位置付けについて関係の整理が必要と思われるが、どのような位置付けになるかという御質問でございました。
  •  回答といたしましては、市の総合計画は教育振興基本計画の上位計画という位置付けになり、計画期間も一致しております。教育分野では、教育振興基本計画は最上位の計画となります。安心、協働については、教育だけでなく、厚木市全体の取組、両方の計画を支えているというイメージの位置付けとなりますとお答えしております。
  •  2つ目の御質問といたしましては、基本理念、基本目標は12年、基本方針は6年、実施計画は3年ということになっているが、計画を支える重点的な取組の期間はいつまでか、見直しのタイミングはいつかという御質問に対しまして、計画を支える重点的な取組の安心と協働につきましては、計画期間があるものではございませんが、第2次教育振興基本計画における取組期間としては、基本理念、基本目標と同じく12年間と考えていますと回答しております。
  •  今後のスケジュールでございますが、本日御協議いただきまして、御意見等をいただいた後、来月の庁議等を経まして、9月の定例会におきまして、パブリックコメントを実施する前の御審議をいただく予定となっております。そして、パブリックコメントの御意見等を踏まえ、年度末の教育委員会定例会において御審議いただき、決定していきたいというスケジュールになっております。
  •  協議事項の説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  山本委員。
  • 山本委員 私も前回まで、いろいろな意見を言わせていただきまして、それをかなり反映していただきまして、ありがとうございます。
  •  今回、頭を真っ白にして、もう1回、始めからいろいろ読み直してみました。その中で、1ページ、基本理念、基本目標、基本方針と、非常にバランスがよく並べられているなという感想を持っているのですが、その基本方針です。
  •  例えば、1つ目、自立につながる「生きる力」の育成というのは、これは子供たちを意識して書かれたものだと思います。2番目は、これは確かに子供たちですけれども、子供たちというよりも教職員対象だと思うのです。3つ目が子供たち、4つ目が子供たち、5つ目は地域に対してのものだと思います。6つ目も地域に対して、7つ目と8つ目は、子供から大人の大きい世代に対してというようなことになるかと思うのです。
  •  この並びを見たときに、2つ目の教職員に対してのところですけれども、2番目に入っているのが、どことなく違和感があったのです。というのは、教育委員会としての立場でこういうものを策定していったときに、何となく手前みそな感じがしてしまうのです。それであれば、例えば、今の8までの並びの中で、2番目を現行の4と5の間に入れるとか、そういう入替えがあった方が、読んでいて非常に入ってきやすいかと思うのですが、いかがでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 御意見ありがとうございます。2番の「子どもたちを育てる支援体制の充実」ということで、こちらはおっしゃるとおり、教職員のサポートというか、支援体制の関係を書いているものでございます。
  •  ここ数年、教職員の負担軽減ということを教育委員会で標榜しておりまして、どうしても1番の自立につながる「生きる力」の育成の次あたりに、決して1番から8番まで優先順位が付されているわけではないのですが、見た目というか、表記の関係で、2番目に入れさせていただいているのですが、これは職員のプロジェクト会議とか、あるいは、昨年度設置しました検討委員会の中でも、この順位をこちらの順番で、当初はもっと乱れていたというか、こういった順番ではなかったのですが、こういった順番で是非やっていきたいということで御意見をいただいておりました中で、今回の順番とさせていただいておりますので、御理解いただければと思います。
  • 曽田教育長 いかがでしょうか。
  • 山本委員 おっしゃることはよく分かるのですが、誰が見るのかというと、市民ですよね。だとすると、やはり私たち教育に関わる者としては、2番目に来ているというのは、優先順位が高く見られてしまっても仕方がないのではないかなと思うのです。自分たちばかりかわいがっているというような、何かそういう嫌らしい考えを持つ人もいらっしゃるのではないかなと思うのですが、本当に自分たちのことを上の方に並べてしまってよろしいのでしょうか。もしその辺で問題ないというのであれば、私は構いませんけれども。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 ありがとうございます。
  •  それでは、先ほど4番と5番の間ということで御意見をいただきましたが、事務局の方で検討させていただければと。
  • 曽田教育長 教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 主には学校教育の方で1番、2番というのを考えています。1番については、確かに子供のこと、2番につきましては、3番に教育環境というのがあるのですが、最大の教育環境は教職員であるということを、教員の多忙化解消の中で私たちも言い続けてございます。
  •  1番、2番が主に学校教育で、3番は基本的には、これは子供だけではなく、大人も含めて教育環境と言えるかなと。これは地域をつくる人々とともにというところで、そういった環境づくりをしていくということも言えるかと思っています。
  •  4番につきましては、これは誰もがということで、社会教育も含めて、教育全体の考え方ということを言っているかと、また、5番以降は、基本的には社会教育中心と、このように考えながら、順番については、皆さんの御意見をお聞きする中で決定したいと考えてございます。
  • 曽田教育長 いかがでしょうか。
  • 山本委員 森委員、先にどうぞ。
  • 曽田教育長 森委員。
  • 森委員 いいですか。すみません。
  •  私は山本委員と違う意見ですけれども、私は最初にこれを拝見したときに、学校で一番大切なのは、子供たちが確かな学力、豊かな心、健康な体、これを学ぶ場所だというのが第一だと思うのです。それを指導するのは、一番最初は教職員だと考えました。
  •  今、本当に全国的な問題が教員の多忙化で、NHKのドキュメンタリーでも出るほど、二、三年前から様々なところで、教頭先生になりたくない人が増えているとか、そういうことがニュースにもなっているぐらいで、一番何が課題かというのは、子供の学力を上げるとことと並行して、それに携わる教師の環境を整えるということだと私は思ったのです。そのために、2番目に来ているということで、これは全国的に見ても、厚木市が真剣に取り組んでいるのだということを是非示してほしいという気持ちがあったのです。
  •  私はこの中身に関して、決してマンパワーの充実だとは思っていないのです。前回はなかなか説明できなかったのですが、必ずしも先生の数を増やすとか見守りの目を増やすということではなくて、もっと根本的なところに先生方の多忙化があると思ったので、そこの根本のところを見直すのが教育委員会としての仕事だと思うのです。
  •  細かいことを言えば、学校から上がってくる提出物の書類は本当にこれでいいのだろうかとか、学校でそれぞれ計画している書類もこれでいいのだろうか。何か見ていると、現場の先生方は、例えば、学校の目標を作ること、それをチーム分けして、年間の計画を立てて、精査して反省して、これに時間をかけ過ぎているなという、私はそういう気がしてならないのです。
  •  ですから、もう少し、本当に子供たちの教育に、手を、時間をかけてあげるだけの書類であるとか体制であるとか、そこを見直すことが必要で、これがひいては、学生が先生になりたいという、いわゆるブラック企業の一つに入りそうな教職になっていて、先生方が教職を持っているのに一般企業に行ってしまうという流れは、すごくもったいないと思うので、私は学生が、先生になりたいという意欲を持つためにも、ここは絶対に変えなければいけないところで、マンパワーを増やそうとか充実しようというだけではなくて、是非そういったことを目標の中の詳細の中に織り込んでいただきたいなという思いがありました。
  • 私はこの順番としては、本当に、子供の学力が一番だと考えて、なおかつ、これは教育総務だなとか、これは学校施設のことだな、これは社会教育部だなというようなイメージで拝見したので、学校教育として必要なのは子供の学力を上げることと、それから先生方が、もっと子供に近い学びの場所とか、そういったものをやる。そのためには、もっと細かい事務的なこととか書類を見直す必要があるのではないかと思いました。
  •  例えば、具体的なことを言うと、教育委員会の会議に参加させていただいて、本当にたくさんの委員会があるのだなというのを初めて知ったのです。その多くに校長先生が委員として参加をされる。構成メンバーは10人ぐらいだけれども、必ず校長先生が入っておられたり、8人のメンバーの中で小学校と中学校の校長先生が必ず1人ずつ入っているとか、こういった見直しも、これから学校の再編が始まりますから、今は36人の中でやりくりしていても、もしかしたら近い将来、これをもっと少ない数でやらなければいけないとか、そういうことにもなってきますし、是非この6年間の中で、そういった膨大な実情を見直す時期なのではないかなと。
  •  それを明確にやるのは教育委員会の仕事だとは思いますけれども、そこを先生方に、ここを見直して、だから先生方も協力して実情を報告してくださいであるとか、そういったことも、私はこの目標には必要だと思ったので、私は順番として、すごく意欲を感じていいなと思いました。
  • 曽田教育長 山本委員。
  • 山本委員 森委員がおっしゃっていることはもちろん重々承知していて、多忙化についても理解しているつもりなのです。ただ、第2次厚木市教育振興基本計画というのを教育委員会が出していく中で、教職員は教育委員会の身内ですよね。だとすると、身内のことを出していくことは、どう言えばいいのでしょうか、あまり謙虚ではないかなという気がしたのです。
  •  でも、大事なのは分かります。盛り込まなければいけないというのも理解しているのです。ただ、見方として、あまりにも上の方に来過ぎてしまっていて、少し謙虚に見えなかったというのが私の印象なのです。
  •  ただ、ほかの方が御覧になって何も違和感がない、このとおりやっていくのだというのであれば、それはそれでいいのではないかと思いますけれども。
  • 曽田教育長 門田委員。
  • 門田委員 嫌らしくもないし、目立ち過ぎてもいないし、謙虚であった方がいいと、いろんな考えがあるかと思いますけれども、私は教員の過労時代に来ているというのがはっきりデータで、厚木市も神奈川県も全国的にも出ている現況を見たときに、やはりここで子供の学力、健康と同時に、教員に倒れられてほしくない、教育委員会も倒れないでほしい、一緒に教師のことをバックアップして応援するから、教師も頑張ってというメッセージ性を、今後10年間に込めて、先生方に頑張ってもらいたいという思いで、私としては2番目でいいのかなと思います。
  •  それで、前の基本計画もすばらしいものでしたから、もっともっとよくしようという担当の方、私たちも含めて、いろいろ大変だったと思うんですね。皆さんいろいろと、たくさん意見を出して、安心、協働を載せてほしいというみんなの希望でこうしたり、私は今回、苦労の末に生まれたものかなと、これで是非いってほしい。
  •  そして、学校の教員の立場からすると、やはり拠って立つところの計画ですので、できたらこれは、とじ込まれてファイルに入ってではなくて、きちんとした形でカラー版にして丈夫な形、少し先のことですけれども、子供も教師もちょっと見たら、ああそうだ、チャレンジだ、共生だ、創造だと、子供も教師も親も見えるところに、そんなに大きいものでなくていいので、是非きちんと掲示をして、公立の小・中学校に、これを厚木市は目指しているのだということで、これを使っていきたいという、そんな思いでこれを見ました。
  •  いろいろ御苦労があったと思いますけれども、でも、100%、120%のものを作っても、何十万人が見たら、いろいろな考えの人もいるかもしれないですけれども、私はこれでいいなと思いました。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
  •  そのほか、いかがでしょうか。
  •  杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 最初にこの構成図の案が出たときに、実は、私自身も先ほど教育総務部長がお話されたような感覚で捉えていました。1、2、3番が学校教育に絡むもの、4、5番が学校教育と社会教育両面に関わるもので、6、7、8番が社会教育に関わるものと考えました。ですので、4番と5番の扱い、学校教育と社会教育のところが、うまく説明が付けばと思いますけれども、1、2、3番については学校教育の中でのものだよ、6、7、8番は社会教育に主に関わっているものだよと、何かそういう表示の仕方で、今、山本委員がおっしゃるような8番のうちの2番目というよりは、学校教育の中での順位性というのか、一つの項目なのだというようなことがもし表示で可能なら、これでいいのかなと私は思いました。それが1点。
  •  続けて、基本方針では、私、6、7、8番のところで質問があるのですが、例えば6番で、方針の説明文の最後の方で、豊かな地域づくりと担い手づくりを推進しますと、それから、8番の方では、下の方に活力ある地域づくりという言葉が出ています。「豊かな地域づくり」と「活力ある地域づくり」、このイメージの違いはどう捉えたらいいのかなということ。それから、6番に「地域づくりと担い手づくり」と書いてありますけれども、この担い手づくりというのは何を担うのか。この辺がもう少しはっきり出るといいのかなと考えました。
  •  それから、7番のところですけれども、地域文化の振興と自主的な学びの支援の中で説明がありますけれども、私が思うのは、「ふるさと厚木の自然や歴史、文化に触れて郷土愛を育むとともに」という、こちらが前ではなくて、「生涯にわたって学べる機会の充実を図った中で、ふるさと厚木の自然や歴史、文化に触れて郷土愛を育む」という、生涯学習の中でそういうものを学んでいくという方が、何かイメージとしてはしっくりくるような、ただ、その場合は、最初の基本方針の7の地域文化の振興と自主的な学びの支援が逆になってしまうので、ここは少しどうなのかなと思ったりもしました。もし何か考えられるべきことがあるなら、御検討をお願いしたいと思います。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 まず、1点目ですが、6番の地域主体で取り組む社会教育の振興の中の豊かな地域づくりと担い手づくりということで、基本的には、これは協議というか、検討委員会の中で御意見が出た中では、豊かな地域づくりというのは現在、地域の中の地域の方たちということを単純に捉えておりまして、担い手づくりというのは、地域で今頑張っている方を継承する方がなかなかいらっしゃらないということで、後継者を是非育てていかなければいけないということで御意見をいただいて、このような表現になっております。
  •  8番のスポーツ活動の推進の中で、活力ある地域づくりというお話でしたけれども、こちらにつきましては、ページでいうところの、この資料の6ページのところにもありますけれども、基本方針8のスポーツ活動の推進の説明ということになっておりますけれども、基本的には細かい部分というのは、先ほどの資料では書いていないですけれども、誰もが生涯にわたってスポーツ、レクリエーション活動に取り組むことができる環境づくりを推進して、豊かで活力ある地域づくりにつなげていきたいということで、先ほどの基本方針6とは決して無関係ではないですが、スポーツを通して地域づくりにつなげていくと、そんな思いを込めて書かせていただいております。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
  •  では、私自身がふだん考えていることを少しだけ。今、私はこういう立場で仕事をさせていただいており、また、事務局には部長、課長以下、大変多くの人たちが働いておりますけれども、自分が考えるのは、特に学校教育に関して言うと、いろいろな状況等を頭の中に入れながら、どういう人間を育てていくかというのを、まずしっかりないと駄目だと思うのです。それがこの基本理念の基本目標、ここの部分だろうと思っています。
  •  私自身の最大の使命というは、子供のよりよい学びにつながるための条件整備、環境整備をいかにやっていくのか、これに尽きると思っています。今言った条件整備や環境整備というのは、ハードもあればソフトもあると。片方だけに偏るのではなくて、バランスよくこれを整備して支援していくと。現場を支援していくというのが一番の役割だと、そのように思っています。
  •  よく言われるのが、教育というのは人が人を育てることだ、人だから人を育てられるのだと。機械がどんなに進歩しても、人が人を育てる、その人の部分というのがゼロになる、あるいは非常に低くなるかというと、私はそのようには思っていないのであって、そういう面で、先ほど教育総務部長の話にもありましたけれども、最後は、子供たちの教育に当たる教員が鍵を握っているのだろうと、そのように思っています。
  •  教員が高い指導力、そのさらに根底になければいけないのが、人間としての魅力というか、資質というか、それがあっての指導力だと思っていますので、そうしたものを身に付けて、子供たちの教育に当たっていただくために、研修を充実したものしなければいけないだとか、そういったことを考えていて、所管のところにお願いもしているわけです。
  •  そういった意味で、上2つの2番目、子どもたちを育てる支援体制の充実というのは、中身を見てみると、これもまた教育環境そのもののことをいっていると私自身は認識というか、見ているわけです。ですから、今一度、また事務局で預からせていただいて、再検討することになるとは思いますけれども、今、いろいろな御意見を委員の皆様方から頂戴しましたので、それを今一度整理をして、最終的にこのままの形でいくか、また変えていくかと、それは今申し上げられませんけれども、今回この基本計画について、貴重な御意見をこの場で頂戴しましたので、そのことを踏まえて、また検討させていただきたいと、このように思っております。
  •  ほかには。
  •  森委員。
  • 森委員 3ページ以降のことで、少し言葉を添えてもいいでしょうか。
  •  一つだけ、基本目標の3つのキーワードがありますという挑戦、共生、創造のところですけれども、文末の語尾が、「求められています」と書いてあって、創造だけは、「必要です」になっているのですが、これ、それぞれの力を育成するというのが挑戦であり、共生であるのですが、最後が「求められます」で閉じていいのだろうかということで、違和感があると思います。
  •  ほかにも幾つか、いろいろあったのですが、取りあえず一言だけ、ここは、こういう力を挑戦というキーワードで、育成しますということだけれども、「求められます」という閉じ方でいいのかというのを感じたので、御検討いただければと思います。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 確かに、挑戦、共生が「求められています」で、創造が「必要です」となっております。もう一度事務局の方で再検討させていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 こうしたいという意思的な部分が少し足りないような気がします。
  • 森委員 目標なので、求められますではなくて、こうするとか。
  • 曽田教育長 はい、ありがとうございます。
  •  そのほか。
  •  杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 4ページから5ページにかけての基本方針5の部分についてです。
  •  家庭教育に関わる部分で、メインは6ページの上の方になるわけですけれども、前に最初に頂いた案では、家庭教育に関して、家庭が果たすべき役割みたいなものがある程度書かれていたと思うのですが、今回、改訂された次の案になってくると、そこの家庭、保護者が果たすべき役割みたいなものが少し薄くなってしまって、内容を読んでいくと、家庭教育を支援しますという行政の内容になっているのかなと私には読めてしまうのです。
  •  ですから、やはりもう少し、ちょっと言いにくい、書きにくいところがあるわけですけれども、家庭教育が子供の教育の中の非常に基本的な根本の部分なのだよということが、もう少しうたわれるといいのかなと感じています。
  •  それから、もう1点は、基本方針6の5ページの一番最後の行に、「地域コミュニティの拠点である公民館の機能を充実していきます」と書いてあるのですが、公民館機能の充実というのは具体的にどういうことを指しているのか、分かったら教えてください。
  •  以上2点です。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 1点目の基本方針5の中で、家庭・地域・学校の協働の推進ですが、家庭教育の部分の表現が、むしろ足りないということで、こちらにつきましても、事務局で少し検討させていただければと思います。
  •  最後の家庭の中で、少しボリュームというか、整理させていただいた部分の中で、こういった形になっているかもしれませんので、整理をさせてください。
  •  そして、基本方針6、地域主体で取り組む社会教育の振興ということで、地域コミュニティの拠点である公民館の機能を充実していきますということになっています。これにつきましては、職員プロジェクトあるいは検討委員会の中でも、決して今の公民館が充実していないとか、機能を果たしていないということではないですけれども、これから地域学校協働本部とか、そういった部分を踏まえた中で、是非この部分というのは入れておきたいということで、地域コミュニティの拠点である公民館の機能を充実という形にさせていただきました。
  •  具体的な施策というか、そういったものは、この後の実施計画の中で出てきますけれども、こういった基本方針6の説明の中では、この表現で押さえさせていただいております。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 今の公民館のことで、地域学校協働本部でしたでしょうか、ある面、中心になる存在が公民館というようなイメージで捉えていらっしゃるということですね。それでしたら大変分かりました、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  •  あとは、ここから先は、基本方針の下に具体的な施策がぶら下がってくると。
  •  よろしいですか。
  •  いろいろと御意見を頂戴しました。大変ありがとうございます。
  •  それでは、特に質疑がないようですので、本日の協議内容に基づいて今後の事務を進めていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。
  •  報告事項に入ります。
  •  報告事項1 事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
  •  教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告につきまして御報告申し上げます。
  •  内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
  •  理由といたしましては、令和2年度教育予算補正について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められたので、これに同意する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、御報告するものでございます。
  •  1枚おめくりいただき、1ページの令和2年度教育予算補正を御覧ください。
  •  まず、1の総括になりますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を2,950万円増額し、補正後の教育予算歳入金額を17億9,970万円とするものでございます。
  •  学校教育部と社会教育部に関する歳入の補正額はございません。
  •  次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を5,900万円増額し、補正後の教育予算歳出金額を69億918万3,000円とするものでございます。
  •  学校教育部と社会教育部に関する歳出補正額はございません。
  •  詳細につきまして御説明いたします。
  •  2ページを御覧ください。
  •  2の歳入の教育総務課でございます。上段の歳入の国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右の表に移りまして、小学校費補助金、学校再開に伴う児童生徒等の学びの保障補助金につきまして1,825万円を、同じく中学校費補助金、学校再開に伴う児童生徒等の学びの保障補助金につきまして1,125万円を、それぞれ増額するものでございます。
  •  こちらにつきましては、資料にはございませんが、国が新型コロナウイルス対策に係る令和2年度第2次補正予算として措置した学校保健特別対策事業費補助金の中の学校再開に伴う児童・生徒等の学びの保障補助金になりまして、各小・中学校において感染症対策等を徹底しながら児童・生徒の学習保障をするために、校長の判断で迅速かつ柔軟に対応できるように学校教育活動を支援する経費であります。
  •  こちらの補助金につきましては、先月7月の定例会でも御報告させていただきましたが、今回の追加の分につきまして、少し御説明させていただきます。
  •  当初、文部科学省から情報発信されました中では、小規模校、中規模校、大規模校といった学校規模により、100万円から200万円を1校当たりの経費とすることが示されておりましたので、各校の規模を学級数により算出し、予算計上させていただき、臨時議会で承認いただいた後、先日の定例会でも御報告させていただきました。その後、文部科学省から正式な実施要領等が示されましたが、学校規模の定義や補助上限額について、見込みとは異なる部分がありましたので、改めて要領等を精査し、生じた差額につきまして、今回補正させていただくものでございます。
  •  具体的に見込みと違っていた内容としましては、学校規模の算定について、こちらが当初想定していた学級数ではなく児童・生徒数であったことと、神奈川県については、特定警戒都道府県ということで補助額が倍額になったことによるものであります。
  •  恐れ入ります。次に、3ページをお開きください。
  •  3の歳出の教育総務課でございますが、左側の表の教育費、小学校費、学校管理費につきまして、右に移りまして、感染症対策・学習保障等支援事業費(小学校)として3,650万円を、同じく中学校費、学校管理費の感染症対策・学習保障等支援事業費(中学校)として2,250万円を増額するものでございます。
  •  説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 学校が再開してから、子供たちが帰った後、教職員が総出で机から、子供の触りそうなところを全て、教員自ら消毒をしているということを聞きまして、こういうお金はどのように使われているのか、学校に配られるのか、学校にどのような形で流れていったかというのを教えていただければ有り難いです。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 こちらの予算の経費につきましては、各学校に消耗品費として配当しております。これとは別に、先日の定例会でも御報告させていただきましたが、学校教育部の学務課でも予算を取り扱っておりまして、その中でも感染予防に対する消耗品を買っております。
  •  今回提示させていただいたこちらの予算額につきましても、消耗品費ということで各学校に計上させていただいておりまして、また、それとは別に、備品購入費という形も取らせていただいておりまして、各学校の要望に応じて、備品等の希望があれば、それは市を通して買っていただくというような形にさせていただいております。
  • 曽田教育長 質問ですが、スクールサポートスタッフでしたか、あれは今もまだ募集しているのですか。
  •  教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 ただ今御紹介がありましたスクールサポートスタッフ、文部科学省が人材登録バンクということで始めまして、そこに学校のサポートをする人が登録していただいて、厚木市が第一希望ということであれば、こちらにその方たちの名簿が神奈川県を通して下りてまいります。その後、私どもが御紹介をいただいたということで連絡を取りまして、今、結果的に36校全てにスクールサポートスタッフを配置している状況でございます。
  •  ただ、こちらの方の仕事につきましては、基本的には先生方のサポート、印刷物の印刷とか授業の準備とか、そういったことが中心になりますが、今回、私たちも面接をしている中で、こういう状況ですので、コロナウイルスに関する消毒というのも業務の中に多く占めますよということは御説明させていただいて、皆さん気持ちよくやっていただいていると、そんな状況になっております。
  •  ですから、学校の消毒につきましても、先生方プラス、スクールサポートスタッフの方もやっていただいているという現状でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 有り難いです。うれしいニュースを聞きました。どうもありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
  •  よろしいですか。
  •  特になければ、報告事項1を終わります。
  •  次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
  •  学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告申し上げます。
  •  恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
  •  始めに、7月15日水曜日から8月6日木曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、8月6日に調理後の小学校の給食の測定につきまして、民間の専門機関に依頼して、ゲルマニウム半導体検出器で精密な測定を実施し、同日に、調理後の中学校給食の測定も実施いたしました。結果といたしましては、御覧いただいているページ、全て不検出となってございます。
  •  恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと思います。
  •  学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者からの要望を取り入れ、火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材を1日当たり3品目測定してございます。7月につきましては、保護者の要望がございませんでしたので、教育委員会が選定した食材24品目の測定を実施いたしました。今後につきましても、保護者からの要望があった食材を基本に測定を実施してまいります。
  •  報告につきましては以上となります。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 いつも測定ありがとうございます。よかったなという思いでいつも拝見しております。昨年度も一度もありませんでしたので。
  •  お伺いしたいところは、放射能ではないですが、一番最後の保護者からの測定要望の右側です。神奈川県産とありますが、ここに厚木のものというのでしょうか、地産地消という、厚木の農協とかの厚木の食材というのは含まれているのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 今回の測定、7月に測定をさせていただいた分につきまして、こちらは新型コロナウイルスの関係で、厚木市農協との協定上、1学期につきましては地場産を取り入れられないという状況でございましたので、この神奈川県産につきましては、厚木市のものではございません。今後につきましては、また給食が落ち着いて提供できるようになってきてございますので、農協との調整の中で今後もやっていきたいと、このように思っております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい、理解しました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
  •  特になければ、報告事項3を終わります。
  •  それでは、ここで暫時休憩といたします。
  •  再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

暫時休憩15時33分
再開時刻15時33分

  •  議案第44号 厚木市久保奨学金(令和2年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について
  •  (資料に基づき説明し、可決された。)
  •  報告事項2 事務の臨時代理の報告について(審査請求に係る受領書の交付について)
  •  (資料に基づき説明し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
  •  これをもちまして、令和2年厚木市教育委員会8月定例会を閉会いたします。
  •  お疲れ様でした。

閉会時刻16時15分

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