令和2年厚木市教育委員会10月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和2年10月20日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
山口教育総務部長、佐藤学校教育部長、山岸社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤学校施設課長、安齊学校給食課長、
長沼社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

  • 議案第48号 厚木市久保奨学金(令和2年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定の変更について

3 協議事項

  • (1) 第2次厚木市教育振興基本計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施について

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(教育財産(動産)の取得の申出について)
  • (2) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  • (3) 令和2年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  • (4) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (5) いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る調査報告書及び調査報告書に基づくいじめ防止対策について

会議の経過は、次のとおりです。

  • 開会時刻14時00分 

    ○曽田教育長 皆さん、こんにちは。

    定刻となりましたので、ただ今から令和2年厚木市教育委員会10月定例会を開会いたします。

    現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

    厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山本委員を指名させていただきます。
    始めに、この度、教育委員会委員として新たに宮崎昌彦委員が就任されましたので、御挨拶を頂戴したいと思います。

    宮崎委員、よろしくお願いします。

    ○宮崎委員 改めまして、宮崎と申します。

    先週の16日に小林市長から辞令を頂きました。15日まで教職員課で勤務しておりましたので、続けてということになりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

    今日の協議事項にありますけれども、厚木市教育振興基本計画の基本理念、「未来を担う人づくり」、この基本理念を目指して、市内小・中学校の子供たちの安心・安全な生活、それから子供たちの健全な育成のために、微力ではありますけれども、努めてまいりたいと思っております。

    また、教職員の働き方ですとか、公民館を拠点とした社会教育等々についても、皆様方といろいろな意見交換ができればと考えております。御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

    ○曽田教育長 ありがとうございました。

    御承知の方もいらっしゃると思いますけれども、宮崎委員につきましては、教員、学校管理職だけではなく、県の国体の関係、さらには県の警察学校の方でも御勤務いただいたということで、大変多彩な経歴をお持ちです。是非、培われた見識をいかしていただいて、厚木市の子供たち、厚木の教育の更なる充実のためにお力添えをいただきたいと思っております。

    それでは、教育長報告でございますけれども、お手元にお配りしております令和2年10月定例教育委員会教育長報告を御覧いただきたいと思います。

    令和2年9月23日水曜日に開催されました9月定例会以後の主な行事等9件につきまして、御報告申し上げます。

    9項目ありますけれども、まず、1番、2番、5番及び7番でございます。小学校の運動会、中学校の体育発表会がございましたので、9月27日日曜日につきましては、依知小学校と上荻野小学校、次に、平日ですけれども、10月14日水曜日につきましては、東名中学校、16日金曜日につきましては、睦合中学校、19日月曜日、これはもともと土曜日の実施が予定されていて、天候の関係で月曜日に実施することとなったものですが、玉川中学校の体育発表会に行ってまいりました。

    コロナ禍での運動会、体育大会でしたが、各学校、感染防止を意識した競技種目や観客の受入れ等、いろいろなところで十二分に配慮をされて、それでなおかつ子供たちの思い出に残るようなすばらしい運動会、体育大会が実施されておりました。先生方の御苦労、子供たちの工夫、協力があっての大会だと、そのように思いました。

    次に、3番です。これは教育委員の皆様にも御出席いただきましたけれども、10月15日木曜日、4年間の任期をお務めいただきました門田美惠子様、退任に当たって市長から感謝状が贈呈されるということで、立ち会わせていただきました。門田先生のお話になった言葉を聴いておりまして、非常に密度の濃い4年間を過ごしていただいたのだなと、そのようなことを改めて思いました。

    次に、4番です。翌16日の金曜日ですけれども、先ほど御挨拶を頂戴しました宮崎昌彦委員が市長から発令を受けました。先ほど申し上げましたように、今後も引き続きお力添えを賜りたいと、そのように思っております。

    次に、6番です。18日日曜日ですけれども、厚木市総合防災訓練が行われました。各地区におきましては、自主防災隊が中心となってのコロナ禍における初めての防災訓練ということで、通常とは違った内容を盛り込んだ訓練が、大変真剣に実施されておりました。私は玉川中学校、森の里中学校、愛甲小学校、戸田小学校の4会場を訪問させていただきまして、御礼等を含めて挨拶をさせていただきました。

    次に、2ページの9番です。令和2年厚木市議会第7回会議(9月定例会議)の結果につきまして、教育総務部長から報告させていただきます。

    教育総務部長。

    ○山口教育総務部長 それでは、9番でございますが、令和2年厚木市議会第7回会議(9月定例会議)につきまして御報告申し上げます。

    この会議の概要の大半につきましては、9月23日に開催されました教育委員会9月定例会において御報告させていただきましたので、それ以降の日程に係る部分について御報告させていただきます。

    資料の9番には、9月25日開催の予算決算常任委員会環境教育分科会(決算議案)、10月5日開催の予算決算常任委員会及び10月6日開催の本会議における教育委員会関連の議決事項等を記載してございます。

    始めに、9月25日開催の予算決算常任委員会環境教育分科会(決算議案)につきましては、教育総務部、学校教育部及び社会教育部共通で、議案第57号 令和元年度厚木市一般会計歳入歳出決算について及び社会教育部が関連いたします議案第58号 令和元年度厚木市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算についてにつきまして、質疑が行われました。

    次に、10月5日開催の予算決算常任委員会では、議案第57号 令和元年度厚木市一般会計歳入歳出決算について及び議案第58号 令和元年度厚木市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について、この決算に関する2議案、それと、教育総務部及び社会教育部の所管する予算といたしまして、議案第73号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第10号)及び学校教育部の所管する予算といたしまして、議案第76号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第11号)の補正予算に関する2議案の計4議案につきまして、審査と採決が行われました。

    その結果、議案第57号及び議案第58号につきましては賛成多数で認定すべきものとされ、議案第73号につきましては賛成多数で原案のとおり可決すべきものとされ、議案第76号につきましては賛成全員で原案のとおり可決すべきものとされました。

    次に、10月6日開催の本会議における教育委員会関連の議決事項等でございますが、まず議案第57号 令和元年度厚木市一般会計歳入歳出決算について及び議案第58号 令和元年度厚木市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算についてにつきましては、賛成多数で認定されました。

    次に、教育総務部の所管で、新学校給食センターに係る議案第64号 事業契約の締結についてにつきましては、賛成多数で原案のとおり可決されました。

    次に、同じく新学校給食センターに係る議案第65号 厚木市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についてにつきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。

    次に、議案第73号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第10号)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決されました。

    次に、議案第76号 令和2年度厚木市一般会計補正予算(第11号)につきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。

    次に、学校教育部に関係するものといたしまして、陳情第5号 義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を国に提出することを求める陳情につきましては、賛成全員で採択されました。

    次に、同じく学校教育部が関係するものといたしまして、陳情第8号 小・中学校全学年の少人数学級実施への検討を求める陳情及び陳情第9号 少人数学級を速やかに実施することを求める意見書を国に提出することを求める陳情につきましては、賛成少数で不採択とされました。

    次に、陳情第5号の採択を受けまして、議員提出議案第3号 義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書についてが上程され、賛成全員で原案のとおり可決されました。

    このほか、ここにはございませんが、市長部局で所管いたします教育委員会に関連する案件といたしまして、議案第56号 教育委員会委員の任命についてにつきまして、賛成全員で同意されました。

    また、教育総務部が所管するGIGAスクールに関連した端末保管庫の取得に関し、議案第66号 動産の取得について及び議案第67号 動産の取得について、これらが賛成多数で原案のとおり可決されました。

    市議会の報告につきましては以上でございます。

    ○曽田教育長 本日の日程のうち、議案第48号 報告事項2及び報告事項5については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

    (「異議なし」との声あり)

    ○曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。

    それでは協議事項に入ります。

    協議事項1 第2次厚木市教育振興基本計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施について、協議内容の説明をお願いします。

    教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 協議事項1 第2次厚木市教育振興基本計画(案)の策定及びパブリックコメントの実施について、御説明申し上げます。

    協議事項1の資料を御覧ください。

    こちらにつきましては、6月の教育委員会定例会、7月の総合教育会議、8月の教育委員会定例会におきまして、皆様に御協議いただいた御意見等を踏まえて、修正等を行ったものでございますが、本日は変更した点も含めまして、全体について御説明をさせていただきたいと思います。

    1枚おめくりいただいて、目次を御覧ください。

    第1章につきましては、計画の概要といたしまして、1の「背景と目的」から4の「計画の実現に向けて」までの構成としております。

    第2章につきましては、厚木市が目指す教育といたしまして、1の「計画構成図」から6の「基本方針と持続可能な開発目標(SDGs)の関連」までの構成となっており、最後に用語解説を掲載しております。

    右下にページを記載しておりますが、まず1ページを御覧ください。

    第1章の計画の概要になります。

    1の背景と目的になりますが、厚木市では、平成21年に厚木市教育振興基本計画を策定し、三つの基本目標と八つの基本方針の下、学校教育と社会教育の振興に努めてまいりました。この間、社会では少子高齢化、情報化などが一層進み、人口減少、新型コロナウイルス感染症の流行など様々な課題に直面しましたが、全ての人が豊かな人生を送るためには、自分の夢や可能性に挑戦を続け、多様性を尊重しながら様々な人々と協働して、より良い社会を創る力が必要とされているとともに、子どもの体力の低下や、いじめや不登校の増加、教職員の多忙化など、教育においても様々な課題が生じています。

    現在の教育振興基本計画は令和2年度で終了するため、次の時代にふさわしい計画を改めて策定するため、第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会において、目指すべき教育の姿を審議していただき、提言を受け、「未来を担う人づくり」を引き続き基本理念に掲げるとともに、理念を実現するための基本目標を達成するための基本方針、さらに計画を支える重点的な取組を定め、第2次厚木市教育振興基本計画を策定するものでございます。

    続きまして、2ページをお開きください。

    2の位置付けになります。本計画は、教育基本法の規定に基づき、厚木市の教育振興のための施策に関する基本的な計画として位置付けるものでありますが、策定に当たっては、国の「第3期教育振興基本計画」と神奈川県の「かながわ教育ビジョンを参酌」し、「第10次厚木市総合計画」、「厚木市教育大綱」などと整合を図っているものでございます。

    3の計画期間になりますが、基本理念・基本目標については12年間、基本方針については6年間、実施計画については3年ごとの計画としております。

    3ページを御覧ください。

    4の計画の実現に向けてになります。今回の計画の検討を進める中で、計画を実現していくために欠かせないものとして、「安心して教育を受けられる環境の整備」と「市民協働による取組の推進」の重要性について意見がございました。

    これらは今までも厚木市が力を入れてきた取組であり、教育施策を実施していく上でなくてはならないものと考え、計画を支える「安心」と「協働」として位置付け、基本理念・基本目標と同じく12年間にわたって計画の実現を支えるものといたします。

    始めに、(1)として、「誰もが安心して学び、自分の力を発揮できる環境づくりの推進」としております。

    夢や目標の実現に向け、自分の力を最大限に発揮するためには、家庭や学校はもちろん、地域社会も含めた学びの場・生活の場が安心できる環境であることが大切であります。教育施設の安全性・快適性の維持・確保に加え、一人一人に光を当てた様々な保障や支援が必要だと考えます。また、新型コロナウイルス感染症や社会全体を揺るがす危機に対しては、市を挙げて学びの保障に取り組む必要があると考えております。

    次に、(2)として「家庭・地域・学校の協働による特色ある学校づくりと地域づくりの推進」としております。

    厚木市の大きな特色である市民協働については、今後も家庭、地域、学校が教育ビジョンや教育課題を共有し、共に知恵を出し合いながら、より一層協働して学校づくりを進めていくことが必要であります。さらに、地域と学校がパートナーとして様々なネットワークづくりを進めるとともに、協働した活動を通して意見を出し合い、学び合う中で地域住民のつながりを深め、活力ある地域づくりにつなげていくことが大切であると考えます。

    次の4ページ、5ページをお開きください。

    これは、「第2章 厚木市が目指す教育」といたしまして、これから御説明いたします計画の構成図となっております。ただ今御説明させていただきました「安心」と「協働」につきましては、この図の下に記載させていただき、計画を支えるイメージを作っております。

    6ページをお開きください。

    2の基本理念になりますが、こちらにつきましては、現在の厚木市教育振興基本計画の基本理念であります「未来を担う人づくり」を継承したいと考えております。

    基本理念は、教育のあるべき姿を表すものであるという考えの下、社会がいかに変化しようとも、自分の夢や可能性に挑戦し、多様性を尊重しながらより良い社会を創る、その担い手を育成するため、第2次厚木市教育振興基本計画においても、「未来を担う人づくり」を基本理念に掲げたいと考えます。

    次に、3の基本目標になります。基本目標につきましては、未来を担う人として持っていてほしい力、育てていきたい力を、「挑戦」、「共生」、「創造」のキーワードで表し、基本理念の実現に向けた基本目標としました。

    「挑戦」は自らのこと、「共生」は他者との関係、「創造」は社会全体との関わりと示し、それぞれ「自分づくり」、「仲間づくり」、「社会づくり」と考えており、「挑戦=たくましい力の育成」、「共生=豊かな心の育成」、「創造=社会を創る力の育成」と捉え、前計画の方向性を継承しております。

    7ページを御覧ください。

    3つの基本目標になります。

    1つ目の挑戦になりますが、自ら学び、鍛え、未来を拓き、夢や可能性に挑み続ける力の育成としております。

    未来を豊かに生きていくためには、子どもの頃から知識、技能、思考力、判断力、表現力などに加え、学びに向かう力を伸ばすとともに、生涯にわたって学びを重ね、高めた能力をいかし、様々なステージで活躍できる力を身に付けることが大切であるという考えの下、自分自身を磨いて生きる力を高め、追い求める夢や目標の実現に向けて粘り強く挑み続ける力を育成します。

    2つ目の共生につきましては、自他の命や豊かな感性を大切にし、多様性を認めながら共に生きていく力の育成としております。

    命や人権を大切にし、他者を思いやり共に生きていく豊かな心を育むことが必要である。幼い頃から、自分らしさが認め合える環境の中で安心して生活することを通して、自分の可能性に挑戦する基礎となる自己肯定感や自己有用感を高めることが大切であるという考えの下、自分らしく生きていける社会づくり、さらに一人一人が大切にされ、多様性を認め合える社会づくりにつなげていく力を育成したいと考えます。

    3つ目は創造です。変化する社会に自ら進んで関わり、人々と協働してより良い社会を創る力の育成としております。

    持続可能な社会を創るためには、変化する社会に主体的に関わることが重要であり、協働して課題を克服し、より良い社会づくりにつなげ、共に学び、学んだことをいかせる環境を整えるとともに、人々と力を合わせて新しい社会を創る力を育成したいと考えます。

    8ページを御覧ください。

    4の基本方針になりますが、ここからが8本の基本方針の構成となっております。

    まず、基本方針1になりますが、自立につながる「生きる力」の育成。未来の担い手となるために、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」をバランス良く育み、心豊かにたくましく生きる力を培いますとしております。

    成長した子どもたちが未来の社会を発展させることが期待されますが、予測困難な社会においては、新しい課題に柔軟に対応していく力が今まで以上に求められます。変化を前向きに受け止め、心豊かにたくましく生きる人材を育成するために、一人一人の状況に応じた教育を推進し、幅広い知識、教養と真理を求める態度、豊かな情操と道徳心、健やかな体をバランス良く育成したいと考えます。

    次に、求められていることとありますが、こちらにつきましては、これまでの計画を踏まえ、成果と課題の検証を行った上で、整理された課題について記載しております。

    「生きる力」を培うため、学びに向かう力、人間性、知識と技能、思考力、判断力、表現力などをバランス良く育成することや、1人1台の学習用端末を活用し、誰一人取り残さない個別最適化された学びの実現などを挙げております。

    次に、施策の方向性になりますが、求められていることを踏まえまして、基本方針の達成のために実施していきたい施策について記載しております。

    新学習指導要領が掲げる「主体的、対話的で深い学び」に向けた授業改善や、教職員のICT機器活用の支援、将来を見据えた学校給食施設の整備などを挙げております。

    9ページを御覧ください。

    基本方針2につきましては、子どもたちを育てる支援体制の充実といたしまして、教職員が子どもたちと向き合う時間の確保に取り組み、自信とゆとりを持って指導に当たることができるよう支援しますとしております。

    教職員の多忙化により、勤務の長時間化が問題となる中、子どもたちの学びを確かなものにするためには、教職員に時間と心のゆとりがあることが重要と考えます。子どもたちにとって最大の教育環境は教職員であり、教職員が教育の場でいきいきとしていてこそ、子どもたちもいきいきと健やかに育つと考えますので、教職員が子どもたちと十分に向き合える環境を整えるとともに、効果的な研修などを通して、教職員に求められる様々な資質、能力や指導力を高めていきたいと考えます。

    求められていることにつきましては、教職員の多忙化、勤務の長時間化の解消や、児童・生徒にきめ細かな指導・支援をするため、非常勤講師や支援員などの人材確保などを挙げております。

    施策の方向性につきましては、必ずしも教職員が担う必要のない業務などについて、教職員の負担の軽減を図ることや、児童・生徒の学習、学校生活において教職員の業務を補助する支援員などの配置を期待しております。

    10ページを御覧ください。

    基本方針3になります。安全な教育環境の整備、地域をつくる人々と共に安全な環境づくりに取り組み、子どもたちが快適に学べる質の高い学習環境を整えますとしております。

    子どもたちの充実した学校生活を支えるのは、安全で快適な教育環境であり、安全の確立は最優先で取り組むべきものです。家庭、地域、学校の一層の協働や、老朽化が進む学校施設・設備の安全性・快適性を維持・確保するほか、インターナショナルセーフスクールの活動成果を他校に広げるなど、ハード・ソフト両面から学習環境を整えていきたいと考えます。

    求められていることにつきましては、安心・安全で快適な学校生活を送ることができる環境の整備、児童・生徒数の変化に応じた学校規模の適正化の推進、インターナショナルセーフスクールの活動の推進などを挙げております。

    施策の方向性につきましては、外壁、屋上・屋根などの計画的な予防保全工事の実施や、統廃合を含めた学校の適正規模、適正配置の実施などを挙げております。

    11ページを御覧ください。

    基本方針4につきましては、安心して共に学べる教育の推進としておりまして、人権や多様性の大切さを学ぶとともに、誰もが安心して自分の可能性や個性を伸ばせる教育を推進しますとしております。

    子どもたちの可能性や個性を伸ばし、「生きる力」を育むためには、誰もが安心して参加できる教育の場が必要であり、心に寄り添った指導・支援を通して、年齢、性別などあらゆる立場の人がかけがえのない人として尊重され、それぞれが持つ多様性を認め合えるよう、人権の大切さを学ぶ教育を一層推進したいと考えます。

    求められていることにつきましては、日本語の理解に困難を抱える外国につながりのある児童・生徒の支援や、保護者の経済的負担の軽減、お互いを尊重し、多様性を認め合える人権教育の推進などを挙げております。

    施策の方向性につきましては、日本語の理解が困難なために生活に支障をきたす児童・生徒を支援する人材の派遣や、経済的理由で就学が困難な児童・生徒の保護者に学用品費などの一部や奨学金を支給すること、人権の大切さを啓発する講座、人権教育の実施などを挙げております。

    次に、12ページを御覧ください。

    基本方針5につきましては、家庭・地域・学校の協働の推進としておりまして、家庭・地域・学校のつながりをより一層深め、協働して地域の宝である子どもたちを育みますとしております。

    家庭、地域、学校が、各々の役割を果たしながら協力し合って子どもたちを育むことが重要であり、コミュニティ・スクールの取組を一層推進することにより、大学・企業などを含めた地域の広範な人材と特色をいかした教育活動の充実、教育課題の解決、地域の教育力向上などにつなげていくとともに、子どもたちの基本的な生活習慣や思いやりの心などを、家庭で安心して育てることができるよう、地域ぐるみで教育の出発点である家庭教育を支援していきたいと考えます。

    求められていることにつきましては、地域に開かれた特色ある学校づくりの推進、幅広い層の地域住民、団体などが参加する緩やかなネットワークを形成し、ネットワークをいかした地域学校協働活動の推進などを挙げております。

    施策の方向性につきましては、コミュニティ・スクールの推進、地域学校協働本部の導入に向けた研究などを考えております。

    13ページを御覧ください。

    基本方針6の地域主体で取り組む社会教育の振興になります。特色ある公民館活動や地域活動による住民同士の学び合いなどを通して、豊かな地域づくりと担い手づくりを推進しますとあります。

    社会教育を進めていく上で大切なことは、共に学び合うこと、社会教育施設を始めとする多様な学びの場を活用して、地域課題への取組や新しい魅力の発見、地域を支える担い手の育成など、力を合わせて主体的に地域づくりに取り組むことが重要であり、人々が集い、学び、つながることができるよう、地域コミュニティの拠点である公民館の機能を充実したいと考えます。

    求められていることにつきましては、地域づくりに主体的に参加する地域の担い手づくりの推進や、多様な学習機会の提供、住民同士の学び合いによる地域課題の解消などを挙げております。

    施策の方向性としましては、地域や社会の課題を捉えた学級・講座の実施や、地域の文化振興に向けた事業の実施などを考えております。

    14ページを御覧ください。

    基本方針7の地域文化の振興と自主的な学びの支援になります。ふるさと厚木の自然や歴史、文化に触れて郷土愛を育むとともに、生涯にわたって学べる機会の充実を図りますとしております。

    誰もが生涯にわたり、自分のスタイルに合わせて学びたいときに学びたいことが学べるよう、学習の場、交流の場を創出していくことが重要であると考え、あつぎ郷土博物館や図書館において、生涯にわたる学習意欲や人々の交流を支えていきたいと考えます。

    求められていることにつきましては、文化財の保存や郷土芸能の継承・発展、安心して学び、交流できる読書環境などの整備などを挙げております。

    施策の方向性としましては、郷土芸能の普及に向けた公演機会の拡大と体験講座などによる後継者育成や、複合施設等整備基本計画に基づく新たな図書館の整備などを挙げております。

    基本方針の最後になりますが、15ページを御覧ください。

    基本方針8、スポーツ活動の推進になります。いつまでもいきいきと運動できる環境を整備し、充実したスポーツ・レクリエーション活動を通して、活力ある地域づくりを推進しますとしております。

    スポーツ・レクリエーション活動の裾野を広げていくためには、多様なニーズに沿った形で活動できる環境づくりが大切であり、気軽に利用できるスポーツ空間や安心・安全な施設の維持・整備、選手・指導者の育成などを通して、誰もが生涯にわたってスポーツ・レクリエーション活動に取り組むことができる環境づくりを推進し、活力ある地域づくりにつなげていきたいと考えます。

    求められていることにつきましては、生涯にわたって、いつでも、どこでも、だれでも、いつまでもスポーツに親しむことができるよう、様々なスポーツ活動の機会の提供などを挙げております。

    施策の方向性につきましては、スポーツや運動の必要性の啓発や、総合型地域スポーツクラブ創設の支援・育成と連携・協働などを挙げております。

    16ページを御覧ください。

    5の進行管理になりますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育委員会の権限の属する事務管理、執行状況について点検評価を行いますが、それに当たっては、対象事業の実績や成果を踏まえて、課題などを分析し、報告書にまとめて公表するとともに、必要に応じて実施事業を見直します。

    また、第2次厚木市教育振興基本計画を推進し、実施計画事業を検討する「厚木市教育振興基本計画庁内推進委員会」においても、事務事業の実績や成果の自己点検・自己評価を実施し、計画の一層の推進につなげていきたいと考えます。

    17ページを御覧ください。

    6としまして、基本方針と持続可能な開発目標(SDGs)の関連を記載しております。

    それぞれの基本方針に、SDGsの目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」との考えを取り入れておりますが、各基本方針に特に関連する目標があることを記載しております。

    次に、18ページを御覧ください。

    この18ページから24ページまでにつきましては、用語解説といたしまして、計画の本文中における用語についての解説を掲載しております。

    最後の資料を御覧いただきたいと思いますが、第2次厚木市教育振興基本計画(案)に対するパブリックコメント手続実施要領になります。

    1の目的になりますが、第2次厚木市教育振興基本計画(案)について、市民の皆様の意見等を聴取し、可能な限り反映するため、厚木市市民参加条例第6条第3項の規定に基づき、パブリックコメント手続を実施するものでございます。

    2については割愛させていただきますが、3のパブリックコメント手続実施の周知方法は、広報あつぎ12月1日号と厚木市ホームページへの掲載、こちらも12月1日からとなっております。

    4の資料の配布及び閲覧になりますが、次に掲げる場所等で、令和2年12月1日から令和3年1月4日まで配布及び閲覧を行いたいと考えております。場所等につきましては、1の厚木市役所第二庁舎5階教育総務課を始めといたしまして、13の市のホームページまでとなっております。

    5の意見等提出期間につきましては、今お伝えしましたが、令和2年12月1日から令和3年1月4日までとしております。

    裏面をお開きください。

    6の意見等提出資格及び7の意見等提出方法につきましては記載のとおりでございます。

    最後になります。8の意見等の取扱いでございますが、提出された意見等は、第2次厚木市教育振興基本計画の策定に当たって参考にさせていただくものでございます。

    協議事項の説明につきましては、以上でございます。よろしく御協議いただきますようお願いいたします。

    ○曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。

    杉山委員。

    ○杉山教育長職務代理者 最初の案が提出されてから、何回かの審議を経て、私たちの意見を大変上手に拾ってくれている、直していただいているなと思います。本当にありがとうございます。

    前回、一つ言い忘れたというか、指摘し忘れたことがあったので、確認させていただきたいと思います。振興計画の最後の24ページです。用語解説の部分ですけども、最後から二つ目のPTAのところです。PTAは「保護者と教職員による教育関係団体」と書いてありますが、確か私の記憶だと、社会教育関係団体という位置付けだったかと思うのですが、この点についてはいかがでしょうか。

    ○曽田教育長 教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 ここで表記させていただきました教育関係団体とは、社会教育、学校教育あるいは家庭教育を含めた広い意味で使わせていただきましたが、御指摘のとおり、PTAは一般的には社会教育関係団体という認識がされておりますので、こちらにつきましては、教育関係団体から社会教育関係団体へと修正させていただきたいと思います。ありがとうございます。

    ○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

    森委員。

    ○森委員 私も1点だけ、17ページのSDGsの件ですけれども、このページだけすごく細かくなっていて、8ページから基本方針の説明があるわけですけれども、案ですが、例えば基本方針1にはSDGsの2と8が関連しているという、このマークをそれぞれに、例えば基本方針1のトップのところ、それぞれの方針のトップのところに、この関連するマークを載せて、その解説が17ページに全部あった方が、今回関連するものをピックアップして説明するよりも、17の行動全てのマークがあって、それについての解説のページを1ページ設けた方が私はいいと思いますし、基本方針1ではこれとこれが関連しているのだというのを目で認識するような構成の方がいいかなと感じたところです。

    ○曽田教育長 教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 ありがとうございます。SDGsの関係につきましては、17ページに集約させていただきました。森委員のおっしゃる御指摘も十分認識しております。それぞれの基本方針ごとにSDGsのマークを載せ、その解説は最後に集約した方がよいという御指摘かと思いますが、今、来年度からの市の様々な計画等が一斉に作られている中で、こういった形式を採っているところが多いということと、SDGsの説明に特化するよりも、主役はあくまでも教育振興基本計画でございますので、このような記載の方法とさせていただきたいと考えております。御理解いただければと思います。

    ○曽田教育長 森委員。

    ○森委員 そうするのであれば、私は17ページの小さな字で書いてある説明文、これがなくてもいいのかなと。基本方針1では、これとこれが関連しているという表記だけでもいいのかなと思うのです。何かこのページだけくしゃくしゃとなっているのが気になりました。でも、内容はよく分かりました。

    ○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

    よろしいでしょうか。

    それでは、特に質疑がないようですので、本日の協議内容に基づいて今後の事務を進めていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

    (「異議なし」との声あり)

    ○曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。

    続いて報告事項に入ります。

    報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。

    学校施設課長。

    ○齋藤学校施設課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告につきまして、資料1により御報告申し上げます。

    内容について御説明いたしますので、資料を1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。

    臨時代理の理由といたしましては、教育財産(動産)の取得の申出について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第28条第2項の規定により、令和2年10月9日付けで市長に申出をする必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がないので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、同規則第6条の規定により報告するものでございます。

    1枚おめくりいただき、別紙1、教育財産(動産)の取得の申出についてを御覧ください。

    1の取得の申出をする財産は、GIGAスクール用端末でございます。

    2の取得理由といたしましては、文部科学省が掲げる「GIGAスクール構想の実現」に向けて整備を行うものでございます。

    次に、3の履行場所でございますが、厚木市立厚木小学校を始めとする右側のページ、別紙2に記載の小学校23校及び中学校13校並びに運用保守業務委託受託者の運用保守拠点を含む合計37箇所で、取得時期といたしましては、令和3年1月から3月まででございます。

    次に、5の数量でございますが、小・中学校の児童・生徒用、教員用及び予備機の合計で1万8,298台、6の予算額といたしましては10億1,736万9,000円でございます。

    なお、7の取得する財産の仕様につきましては、Google Chrome OSを搭載したChromebookで、7に示す仕様を満たしたものでございます。

    また、今回の端末調達には、8に示すユーザー及び端末管理ツールや、授業支援ソフトなどを含むものでございます。

    報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

    ○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

    山本委員。

    ○山本委員 1つ確認させてください。この教員用という欄がありますけれども、小・中の先生方全てにChromebookが行き渡ると解釈してよろしいでしょうか。

    ○曽田教育長 学校施設課長。

    ○齋藤学校施設課長 教員につきましては、教員全員に対して、校長、教頭、養護及び事務職の人数を差し引いたもので、合計995台を用意する予定でございます。

    ○曽田教育長 山本委員。

    ○山本委員 将来的な話になるかと思いますが、Googleのソフトウェアというのは、いわゆるマイクロソフトのオフィスとは少し違ったものだと思うのです。Googleそのものがオンライン上、ネット上で、クラスルームとか提出課題を簡易にするようなシステムをオリジナルで用意しています。そういったものを使うというのも、将来の子供たちがICTに対する理解を深めることにつながるのではないかと思っているのですが、是非こういう使い方ができるよう、先生方にお教えするような機会、研修会等を持っていただけるといいのではないかと思います。感想です。

    ○曽田教育長 ありがとうございます。

    そのほかいかがでしょうか。

    森委員。

    ○森委員 確認です。予備機というのは、不具合ですとか、そういったものに対応する予備と判断しておりますけども、例えば東名中学校だけだと6台しかないのですが、まとまるとかなりの台数になるなと。これは生徒用もそうですし、先生についても、不具合があったときにすぐに対応できるという意味での予備と判断してよろしいでしょうか。

    ○曽田教育長 学校施設課長。

    ○齋藤学校施設課長 今回、予備機が538台、これは全体の約3%に当たるかと思います。この内容としては、各学校の通常学級数にプラス36台、学校数と同数でございますが、これを足したもので538台を用意させていただきます。

    この予備機につきましては、その日に充電不足で使えなかったり、あるいは、パーツ故障や物損故障した場合の代替機として使えるように、各学校に最初から配置をさせていただいて、利用していただく予定です。

    それ以降の故障等につきましては、今後買換えという形で対応を検討しておりますので、令和3年度の予算からは新たな機を購入いたしまして、故障時には交換対応していくという考え方をしております。

    これにつきましては、物損保証を入れますと、約5年間で1台当たり1万9,800円、これと買換えをした場合を比較いたしますと、5年間で約2億5,500万円の大きな金額の差が出てまいりますので、買換えをしてしまった方が安いという判断で、これは近隣の市町村も同じような対応をしているところが多いのですが、現段階ではそのような対応をしていくことを考えております。

    それと申し訳ございません、この538台につきましては、当面1年分の故障対応として用意しておりますので、順次毎年追加購入をして対応していくという考え方でございます。

    これまで先進的に導入を進めている市町村の故障率を確認しますと、年間約5%の故障があると聞いておりますので、5%とすると約900台弱になるかと思います。そのくらいの台数が毎年壊れるかなと。ただ、本市の小・中学校におきましては、大事に使っていただいて、5%にならないように使っていただけるよう指導などもしていきたいと考えております。

    ○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

    では、特になければ、報告事項1を終わります。

    次に、報告事項3 令和2年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について報告をお願いします。

    教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 報告事項3 令和2年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして御報告を申し上げます。

    資料3を御覧ください。

    本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考いたしました皆様を表彰するものでございます。

    1の令和2年度厚木市教育委員会表彰(随時表彰)被表彰者数は個人2人、2の令和2年度厚木市教育委員会感謝状贈呈被贈呈者数は個人5人、団体3団体、3の令和2年度厚木市教育長感謝状贈呈被贈呈者数につきましては個人1人、団体5団体でございます。

    1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。

    個人の部でございますが、1番の令和元年度緑化運動・育樹運動標語コンクール中学校の部におきまして金賞を受賞されました中丸獅音様と、2番のUSA Regionals2020神奈川大会(チアダンス)Senior編成Pom部門におきまして第1位、さらに、Senior編成オープン部門におきまして第1位の成績を収められました小林萌々様でございます。

    続きまして、教育委員会感謝状でございます。

    1番の長年にわたり、清水小学校において家庭科学習の支援や校内環境の整備を行い、教育活動に貢献されたソーイングボランティア「ちくちく隊」様を始めとした、教育活動に貢献されました方などに、教育委員会感謝状を贈呈するものでございます。

    裏面の2ページをお開きください。

    教育長感謝状でございます。

    月刊誌ニューモラルを市立小・中学校へ寄附していただきました厚木モラロジー事務所様を始めとした、教育文化の振興に貢献いただきました方などに、教育長感謝状を贈呈するものでございます。

    なお、表彰式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催せず、表彰状等につきましては郵送で受賞者の方にお送りする予定でございます。

    以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

    ○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

    山本委員。

    ○山本委員 個人の表彰ですけれども、可能であれば学年を教えていただけますか。

    ○曽田教育長 教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 個人の1番、中丸獅音様につきましては中学3年生でございます。2番の小林萌々様につきましては高校3年生でございます。

    ○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

    山本委員。

    ○山本委員 すみません、もう1点お願いします。

    裏面を見ますと、広島の田中選手が小学校に寄附をしていただいたりしておりますけれども、これを見て、広島カープは株式会社なのだと初めて知ったところです。

    ほかにも著名な方がいろいろな寄附をなさっているのではないかなと想像するのですが、差し支えない程度にお教えいただけると有り難いのですが。

    ○曽田教育長 教育総務課長。

    ○柴田教育総務課長 今回の感謝状の対象ではない方ということでよろしいでしょうか。

    ○山本委員 はい。

    ○柴田教育総務課長 この感謝状につきましては、教育委員会の表彰要綱に基づいておりまして、この度、案件として御報告させていただいたものでございますが、誠に申し訳ございません、ここに掲載されていない部分につきましては、私どもでは把握しておりません。教育委員会ではなく、市の方に寄附している場合もございますので、大変申し訳ありません。

    ○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

    特になければ、報告事項3を終わります。

    次に、報告事項4 給食用食材の放射線物質の測定結果について報告をお願いします。

    学校給食課長。

    ○安齊学校給食課長 報告事項4 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。

    恐れ入りますが、資料4を御覧ください。

    始めに、9月9日水曜日から10月6日火曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、9月29日に調理後の小学校及び中学校給食の測定を実施しておりまして、結果といたしましては、御覧いただいている1ページ及び裏面の2ページ、全て不検出となってございます。

    恐れ入りますが、3ページを御覧いただきたいと思います。

    学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れてございます。毎週火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定しております。8月、9月、10月につきましては、保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材について、8月、9月は30品目を測定いたしました。また、10月につきましては27品目を測定いたします。今後につきましても、保護者の方から要望があった食材を基本として測定を実施してまいります。

    恐れ入りますが、4ページを御覧ください。

    大気中放射線量の測定につきましては、環境農政部において市内5箇所を観測地点として、年4回実施してございます。第3回目の10月1日の測定結果につきましては、数値的に大きな変化は示されておりません。

    報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

    ○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

    よろしいですか。

    特になければ、報告事項4を終わります。

    それでは、ここで暫時休憩といたします。

    再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

    暫時休憩14時53分

    再開時刻14時53分

    議案第48号 厚木市久保奨学金(令和2年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定の変更について
    (資料に基づき説明し、可決された。)
    報告事項2 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
    (資料に基づき説明し、了承された。)
    報告事項5 いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る調査報告書及び調査報告書に基づくいじめ防止対策について
    (資料に基づき説明し、了承された。)

    以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
    これをもちまして、令和2年厚木市教育委員会10月定例会を閉会いたします。

    お疲れ様でした。
    閉会時刻15時46分

 

 

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