平成31年厚木市教育委員会1月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成31年1月22日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
事務局
山口教育総務部長、佐後学校教育部長、霜島社会教育部長、
若林教育総務課長、安齊学校給食課長、窪田学務課長、
佐藤教育指導課長、渡辺社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第1号 厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員の委嘱について
議案第2号 厚木市久保奨学金(平成31年度高校等修学奨学金(第3期生・第4期生))の支給決定に係る諮問について
議案第3号 厚木市久保奨学金(平成30年度入学準備奨学金・平成31年度高校等修学奨学金(第5期生))の支給決定について

3 報告事項

  • (1) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (2) 平成31年度から使用する指導要録等の書式について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 それでは、ただ今から平成31年厚木市教育委員会1月定例会を開会いたします。
  •  現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
  •  厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、山田委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
  •  始めに、私から報告をいたします。
  •  平成31年1月定例教育委員会教育長報告。
  •  平成30年12月18日火曜日に開催されました12月定例会以後の主な行事等19件につきまして御報告申し上げます。
  •  まず、1ページの1番目です。12月19日水曜日、厚木小学校、厚木中学校の子どもたちの登校時の登校パトロールに参加いたしました。年末の交通安全運動が実施されておりまして、私は厚木小学校の正門、そして、西の方に行きますと、えいすう幼稚園という幼稚園があるんですけれども、そのえいすう幼稚園の正門付近に横断歩道がありまして、そこに立って登校する厚木小学校の子どもたちに、おはようの挨拶をさせていただきました。そこには、何年にもわたって見守り安全指導に携わってくださっている女性の年配のボランティアの方がいらっしゃいましたので、日頃からの見守り、安全指導についてお礼を申し上げながら、一緒に子どもたちに挨拶をさせていただきました。
  •  次に、4番目です。12月20日木曜日、第13回全国防具空手道選手権大会優勝者報告ということで、荻野小学校2年生男子児童、依知小学校1年生男子児童、三田小学校1年生女子児童、荻野小学校3年生女子児童、そして指導者の方、保護者の方が市長を表敬訪問されましたので、私も同席させていただきまして、その試合の様子を伺い、また、優勝されたということでその頑張りをたたえさせていただきました。
  •  その次が一番下、8番目ですけれども、1月5日土曜日、平成31年市内各地区賀詞交換会・新春のつどいがこの5日の土曜日から始まりまして、この日は3地区で行われました。
  •  次の2ページをおめくりいただきますと、1月6日日曜日は2地区で、また次の週の土曜日、1月12日土曜日は地区が大分重なりまして、7つの地区で、あと14番目、13日の日曜日ですけれども、1つの地区で、そして、20日日曜日は厚木南北の2地区で15地区、新春のつどい・賀詞交換会が行われましたので、全部に出席をさせていただいて挨拶を申し述べさせていただきました。大体どこの新春のつどいでも私の方で話をさせていただいたのが、昨年1年間にわたって学校教育、公民館行事等へ御支援をいただいたそのお礼と、新しい年がスタートしましたので、引き続いて御協力をお願いしますということと、もう一つが、コミュニティ・スクールが昨年6月に全校導入ができましたので、その報告とお礼を申し述べさせていただきました。各地区ともその地区を担っていただいている中心的な方々が参加されまして、大変盛況のうちに各地区新春のつどいが執り行われました。
  •  2ページの10番目ですけれども、1月7日月曜日、韓国軍浦市から子どもたちが厚木市に来ておりまして、これは厚木市の子どもたちが、昨年、韓国の軍浦市に出向きまして、ホームステイで様々な体験をさせていただいた。今度はその逆といいますか、韓国の子どもたちが来て、ホームステイを中心に様々な経験をするということで、市長表敬訪問をされましたので、私も同席し、御挨拶をさせていただきました。
  •  次に、12番目です。1月13日日曜日、荻野運動公園におきまして、平成31年厚木市消防出初め式が多くの方々が出席をされて盛大に行われました。改めて市民の生命・財産を守ってくださっている消防士の皆様方、そして仕事を持ってなおかつ、いざ事が起こったときに消防活動等に携わってくださる消防団の多くの方々も参列をされて執り行われました。
  •  毎年なんですけれども、荻野中学校吹奏楽部の皆さんが国旗掲揚、表彰を受けられる方のファンファーレ等を一生懸命演奏してくれ、また、その荻野中吹奏楽部が参加をしてくれている、花を添えてくれていると、それに対して市長が式辞の中で、また、終わりの際には消防団長が謝辞の中で触れていただいたということで、私も荻野中学校の校長ではないんですけれども、私の学校の子どもたちが褒められたような大変いい気持ちになりました。
  •  その次が、同じ日だったんですけれども、13番目です。緑ケ丘地区、厚木北地区においてどんど焼きが行われましたので、両地区のどんど焼きに出席させていただきました。私が出席させていただいたのが緑ケ丘地区と厚木北地区なんですけれども、それ以外に市内の多くの地区でこの伝統行事であるどんど焼きが多くの子どもたち、地域の方々参加の下で執り行われたと伺っております。無病息災を願い、お団子を焼いて食べて健康を願うという伝統行事ですけれども、その伝統行事を継承していく、そのために御努力をいただいている方々に感謝の気持ちでいっぱいでした。
  •  次が15番目です。1月14日月曜日、厚木市文化会館におきまして、平成31年成人式「はたちのつどい」が、2,479人の方が成人を迎えられ、そのうち1,531人の方々が出席をされて、また、6人の実行委員さんが6月から準備を進めてきた式典が、整然とした状態の中で無事に執り行われました。私も会場でこの成人を迎えられた方々の様子を眺めていて、また5年前というと私が学校現場におったんですけれども、5年前公立の入学試験当日大雪が降りまして、その大雪の中で入試を受けたその子たちが、こうして立派に成人を迎えることができた、よかったなと、そういうふうな思いを抱きました。
  •  次に、16番目です。1月17日木曜日、最後になりますけれども、平成30年度第5回厚木市小・中学校長会議を開催させていただきまして、最後の学期、3学期がスタートしたということと、年度のまとめの学期ということで、十分な成果を挙げて終わることができるよう、よろしくお願いしますと全部で9項目ほど校長先生方にお願いをいたしました。
  •  続きまして、最後、19番目でございますけれども、平成30年厚木市議会第5回会議(12月定例会議)の最終日の結果について、教育総務部長から報告をさせていただきます。
  •  教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 それでは、19番、平成30年厚木市議会第5回会議(12月定例会議)でございますが、本議会につきましては、昨年11月29日から12月21日までの会議期間23日間で開催されました。
  •  今、お話がありましたとおり、21日の本会議で閉会いたしましたが、先月12月18日の教育委員会定例会におきましては、12月13日の環境教育常任委員会までの結果概要を御報告させていただきましたので、最終日の結果につきまして御報告をさせていただきます。
  •  始めに、提出議案でございますが、教育総務部、学校教育部及び社会教育部の所管に関します予算につきまして、議案第97号 平成30年度厚木市一般会計補正予算(第5号)につきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。
  •  また、陳情でございますが、教育総務部に関係するものとしまして、陳情第27号 私学助成の拡充を求める意見書を国に提出することを求める陳情及び陳情第28号 私学助成の拡充を求める意見書を神奈川県に提出することを求める陳情につきましては、賛成少数で不採択とされました。
  •  なお、議案第104号でございますが、平成30年度厚木市一般会計補正予算(第7号)につきましては、この会議の会議期間中に新たな交付金、平成30年度ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金、この交付決定がございましたことから、教育総務部の所管する予算といたしまして、会議最終日の21日に上程がありまして、委員会付託省略の上、採決の結果、賛成全員で原案のとおり可決されました。
  •  市議会の報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
  •  本日の日程のうち、議案第3号については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
  •  審議事項に入ります。
  •  日程1 議案第1号 厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
  •  議案の説明をお願いします。
  •  教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第1号 厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員の委嘱につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
  •  厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員につきましては、現在5人の方を委嘱しておりますが、平成31年1月31日で4人の方の任期が満了となることから、厚木市久保奨学金基金条例第15条第3項の規定により、新たに選考委員会委員を委嘱するものでございます。
  •  1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
  •  新たに委嘱する方は、大野惠美様、杉山芳子様、中村幹夫様、森茂樹様で、森様が新規で他の3人の方が再任となります。
  •  なお、任期につきましては、条例第15条第4項の規定により、平成31年2月1日から平成33年1月31日までの2年間でございます。
  •  また、裏面には、参考資料として2月1日からの新たな名簿を添付してあります。
  •  説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  (「なし」との声あり)
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  •  それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
  •  本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第1号を可決いたします。
  •  次に、日程2 議案第2号 厚木市久保奨学金(平成31年度高校等修学奨学金(第3期生・第4期生))の支給決定に係る諮問についてを議題といたします。
  •  議案の説明をお願いします。
  •  教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第2号 厚木市久保奨学金(平成31年度高校等修学奨学金(第3期生・第4期生))の支給決定に係る諮問につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
  •  本件につきましては、厚木市久保奨学金基金条例第12条の規定により、厚木市久保奨学金の支給決定を行うに当たり厚木市久保奨学金奨学生選考委員会の意見を聞くため、同選考委員会に諮問するものでございます。
  •  それでは、内容を御説明申し上げますので、1枚おめくりください。
  •  厚木市久保奨学金のうち、平成31年度高校等修学奨学金につきましては、現在、高校2年生になります第3期生と高校1年生の第4期生及び平成31年度に高校1年生となります第5期生の奨学生の支給決定を行うことになりますが、このうち第3期生の18人、第4期生の20人の支給決定について、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会に諮問することを本議案でお諮りするものでございます。
  •  なお、第5期生につきましては、議案第3号で支給決定について御審議いただきます。
  •  説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
  •  (「なし」との声あり)
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  •  それでは、特に質疑はないようですので採決に移ります。
  •  本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
  •  (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第2号を可決いたします。
  •  報告事項に入ります。
  •  報告事項1 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
  •  学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 報告事項1 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
  •  恐れ入りますが、資料1を御覧ください。
  •  始めに、12月5日から裏面の1月7日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、12月27日に調理後の中学校給食の測定を、また、同日に調理後の小学校給食の放射性物質につきまして、民間の専門機関に依頼してゲルマニウム半導体検出器で精密な測定を実施いたしました。結果としましては、御覧いただいているページと裏面のページ、全て不検出となってございます。
  •  恐れ入りますが、右側のページを御覧ください。
  •  学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れまして、毎週火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定しております。12月につきましては、保護者からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した15品目を測定いたしました。今後も保護者の方からの要望を基本として測定を行ってまいります。
  •  恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、裏面のページを御覧ください。
  •  大気中放射線量の測定につきましては、環境農政部において市内5箇所を観測地点として年4回実施してございます。第4回目の1月4日の測定結果につきましては、数値的に大きな変化は示されてございません。
  •  報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 すみません、教えていただきたいんですが、よろしくお願いいたします。
  •  給食の12月27日のところで、民間による専門機関の検査というのは、どういうふうなことで、定期的にこういうのがあるんでしょうか。それとも、何か理由があって専門機関で検査をしているのかというのが分からなかったので教えてください。
  •  それともう一つ、民間は0.4ということで、普段お伺いしているのと何か3分の1、4分の1少ないんですけれども、これは照射の時間とか、機械の関係とか、やり方の関係でデータが著しく違うんでしょうか。もし分かりましたら教えていただければ有り難いです。お願いします。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 まず1つ目の質問でございますけれども、こちらにつきましては、保護者の方が窓口に来られて、放射能の測定について、ゲルマニウム半導体を使って測定をお願いしたいということが何度かございました。そういう中で、学期に1回、夏休み、冬休み、それから春休みに、調理後のものだけをゲルマニウム半導体を使った検出器で検査しましょうということで年3回実施してございます。
  •  また、2つ目の質問でございますが、今、南部学校給食センターに設置しているベラルーシ製の機械なんですが、こちらは簡易測定器で、下限値が3.7ベクレル、そこまでしか測定できません。測定時間30分という形でやってございますので、通常はセシウム134、137については、3.7を下回りますが、おおむね3ぐらいというふうな形になります。
  •  ゲルマニウム半導体といいますと、神奈川県では茅ケ崎市にあるセンターの研究所がありますけれども、そちらとか、あとは政令市にもありますが、民間に依頼する部分につきましては、もっと低い数字まで測定できるという機械でございます。ですので、1時間をかけて、1を下回る0.3、0.4まで測定をしている状況です。
  •  以上です。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい、ありがとうございました。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
  •  山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 関連というわけではないんですけれども、先日、新聞報道で厚木市の給食にお雑煮が振る舞われたという記事が出ていまして、そのお雑煮の、いわゆる厚木市の特徴である青のりと削り節ですか、あれが入っているのが振る舞われたというふうな記事を読んで、すばらしいなと思ったんですね。まさに郷土の料理を小・中学生に振る舞っていただいて、郷土をもう一度認識してもらうという面では非常によかったなというふうに思っていまして、そのことを考えると、例えば年に何回かそういうようなことをやっておられるのか、あるいは今後やることがあるのかというふうなことも、併せてお伺いできれば有り難いなと思っています。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 郷土料理につきましても、計画的にやってございまして、年に3回は実施しております。ですから、6月と10月、ここの1月という形で実施させていただいておりまして、そのほかにも豚肉のみそ漬け焼きですとか、あるいは「とん漬」というのは商標登録されておりますので、名称としては、豚肉のみそ漬け焼き、あるいは給食センターでは、みそ漬け揚げというような形をとりまして、お雑煮に関しては、センターも単独も共通で厚木風お雑煮という形とさせていただいています。
  •  そのほかにも、かけ飯とかを予定させていただいておりますけれど、年に定期的に3回は実施しているという状況です。
  •  以上です。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございました。
  •  まさにそういうふうにやっていただくとありがたいんですが、是非、例えばお雑煮だとかというのは、ただ丼に盛って皆が食すんですけれども、そのとき先生方が厚木市の特徴的なものなんだよと、例えば、みそ漬け焼きを、こういう特徴があるんだよみたいなことを指導してもらうような機会があると、より深まっていくのかなというふうなことを感想で思い出したので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
  •  以上です。
  • 曽田教育長 その辺は、学校には何か言っているんですか。
  •  学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 そちらにつきましては、給食の献立表にも当然そういった記載をしますし、それから盛り付け表などにもそういう記載をします。学校のクラスの方にもありますが、それ以外にも給食の放送委員会の中で、給食の配膳が始まる前に流していただいたりしてございます。
  •  以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山田教育長職務代理者 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほかになければ、報告事項1を終わります。
  •  次に、報告事項2 平成31年度から使用する指導要録等の書式について、報告をお願いします。
  •  教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 報告事項2 平成31年度から使用する指導要録等の書式につきまして、2つの点において改正がございますので御報告申し上げます。
  •  恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
  •  1つ目の改正点は、中学校における「特別の教科 道徳」に関する指導要録、抄本の改正についてでございます。
  •  学校教育法施行規則及び小・中学校学習指導要領等の一部改正に伴いまして、来年度から中学校では道徳の時間が「特別の教科 道徳」となります。
  •  このことを受けまして、文部科学省の平成28年7月29日付け、学習指導要領の一部改正に伴う小学校、中学校及び特別支援学校小学部、中学部における児童・生徒の学習評価及び指導要録等の改善等についての通知に基づきまして、平成31年度に使用する中学校生徒指導要録及び抄本の書式に「特別の教科 道徳」の欄を入れるものでございます。
  •  恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
  •  具体的な改定の内容でございますけれども、道徳性の評価につきましては、文部科学省において、学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握し、指導にいかすよう努める必要がある。ただし、数値などによる評価は行わないものとすると示しておりますので、これを受けまして、様式2につきましては、今御覧をいただいております「特別の教科 道徳」の学習状況及び道徳に係る成長の様子について、文章で記述する欄を右中段に設定いたしております。
  •  恐れ入りますが、資料をもう1枚おめくりをいただきまして、中学校の生徒指導要録の抄本でございます。こちらにつきましても、同様に右側の下ほどにありますけれども、「特別の教科 道徳」という欄が加えられるということになってございます。
  •  この書式の改定に当たりましては、教育委員会事務局において試案を作成いたしまして、中学校長会を通じて学校の意見を聴取させていただき検討してまいりました。
  •  なお、この書式につきましては、この3月から運用開始予定の校務支援システムで使用できる予定ということになっております。
  •  続きまして、恐れ入りますが、2枚お戻りいただきまして、資料2の改正点2を御覧ください。
  •  2つ目の改正点につきましては、特別支援学級に在籍をする児童・生徒の指導要録及び抄本に関することでございます。
  •  本市では、これまで特別支援学級に在籍する児童・生徒の指導要録及び抄本につきましては、通常の学級の児童・生徒と同様の書式を作成をした上で、さらに児童・生徒の障害の状況に応じましてその記録を補う書式を別紙として付しておりました。しかし、新学習指導要領におきましては、第1章総則の第4章に児童の発達の支援の項目が新設されまして、特別な配慮を必要とする児童への指導において、自立活動を取り入れることと示されました。このことに伴いまして、来年度からはこの形に倣うよう改定をするものでございます。
  •  恐れ入りますが、今のページから3枚おめくりいただきまして、別紙3-A 小学校から始まる書式を御覧いただきたいと思います。
  •  この別紙3-Aにつきましては、知的障害を伴わない特別支援学級の小・中学校児童・生徒指導要録でございますけれども、ともに裏面の、3-Aの裏面の中段に自立活動の記録という欄を設定してございます。
  •  また、次の別紙になりますが、3-Bになりますけれども、こちらにつきましては、知的障害に係る特別支援学級の小・中学校児童・生徒指導要録でございますけれども、一番下の欄に自立活動を記入するように促しております。この欄が設定されております。
  •  その後にございます別紙4-A、4-Bにもお示ししましたとおり、自立活動の欄を入れた形に抄本の方も改正をいたしました。この書式につきましても、3-A、3-Bまでにつきましては、3月から運用開始予定の校務支援システムで使用できる予定になっております。
  •  以上でございます。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
  •  山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 非常になかなか学習指導要領の改定とか、いろいろな問題でこういうふうな形で毎回毎回大変だなと思っておりますけれども、ありがとうございます。
  •  厚木市の場合は、校務支援システムがうまく導入されて先生方も比較的スムーズに打てるような状態になっているんだと思うんですけれども、今そのシステムの状態について特に何か問題点とか、何かございますか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 システムのことについて教育指導課で言える範囲でということになってしまいますけれども、問題点というよりも、1つ改善されてきているのが、この要録の改正に伴いまして、小学校は従来、中学校に資料を渡すときに、指導要録の写しという形で情報を渡していました。それが全部手作業でやっていたことになるわけですけれども、今まで小学校については、抄本というのは使っていなかったんですが、この校務支援システムが入ることによって自動的に出せることになりましたので、そういう意味では、手間と言ってしまっていいのか、言葉はいけないかもしれませんけれども、作業量が減るということがはっきり分かっています。
  •  全般としましては、学校の方で今、研修が始まっているところなんですけれども、その中で問題点が出てきたり、あるいは先生によって管理の権限などもあるようですので、そういうところを見ていただいて、今それを質問として集めて改善に向けて進めているところですので、システム全体の動きというのも、今、学校とやり取りをして、改善に向けてやっているということになります。
  •  指導要録関係につきましては、今のようなところで大幅な作業の変更がございますので、これを取り入れてもらうことを了承していただいている、このような形になっております。
  • 曽田教育長 教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 導入準備という点でございますが、既にお話のありましたとおり、先週から研修を始めさせていただいて、各学校を回りまして、1日2校ずつぐらいでやっております。通常の授業が終わった後、4時頃から始めているという状況で、一時パソコンの納入が危ぶまれたといいますか、CPUという肝心な演算装置が品不足を起こしまして、納入が心配されたんですが、それも解決し、既に設置も終わりまして、研修まで入るという状況でございます。
  •  内容につきましても、それぞれの分野の先生方とお話合いをしながら準備を進めてきているんですが、前にもお話があったとおり、微調整の分については引き続きやっていきたいと思います。
  •  また、今は全体の研修をやっていますが、その都度研修を直近でやっていきたいと考えてございます。
  •  以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございます。
  •  当然いろいろ慎重を期してやっておられると思いますけれども、是非よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
  •  森委員。
  • 森委員 分からないので確認させていただきたいんですが、別紙1について、道徳の教科になったので記載する項目ができたということは理解いたしましたけれども、別紙1の表面の中段の文章で書くというのは、教科に対しての道徳性の部分で、例えばAさんはこんなふうな成長が見られたとか、そういうことを記載するのかなというのを感じて、その裏面の行動の記録との釣合いが私にはよく理解できなくて、行動の記録というのは、例えば基本的な生活習慣はできているといったら、丸とか二重丸とかになるのでしょうか。それを文章で補うものとはまた別で、いわゆる道徳という教科に対しての部分での成長を文章で書くのか、こことこことの整合性が私にはよく理解できなくて、もしそれであったら、例えば今の行動の記録の下に文章があるとかじゃいけないのかなとか、兼ね合いが十分理解できないです。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 今御指摘をいただきました中で、他の自治体においては、まだこの改正の中で総合所見の中に道徳の評価を入れるという自治体もございます。ただ、本市の場合は、この「特別の教科 道徳」についての記述については、2点の視点を入れてくださいとお願いをしておりまして、1点目は、やはり要となる道徳の授業の中で多角的なものの見方ができているかということと、もう一つは、自分自身のこととして捉えられているかということの、いわゆる授業の中でどう捉えているかというところの評価していただくということをお願いしております。
  •  それに伴って、例えばそういう道徳での知識を得たものを何か具体的な行動に表せたとか、あるいは何かを企画して実際に行動した、そういう部分につきましては、総合所見の方に書いていただくことになりますので、こちらの「特別の教科 道徳」の評価というのは、あくまで授業の評価をしていただく。特にその道徳的な価値の結果を求めるのではなくて、授業の様子を書いていただくということでお願いをしております。
  •  以上です。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 森委員 なかなか難しい。あくまで教科であると、教科の評価を点数ではなく文章で書くと。
  • 佐藤教育指導課長 そうです。
  • 森委員 すごく先生の器量が求められる。難しい。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 具体的には、まだ要録を書くところは、小学校でもこれからなんですけれども、各学期の評価というのも出てきております。実際に今、あゆみの中に書かれている評価を見てまいりますと、本当にこういう単元でこういう捉え方をしたとか、こういう単元で自分のことを反省することができたというふうな文章が入っている状況です。それを3年間続けていって、変容を書いていく。あくまで授業の中でこんなことを考えることができたという表現に収まっていくのが、イメージとしてはあろうかと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 多分ここはきっと高校の先生が一番関心を持たれる、学校の中でも1年生、2年生、3年生でこんな成長があったというふうに、1年から何となく見ている先生は分かるけれども、新任の先生だったりしたら、3年だけ担任になったときに、ああ、1年のときはこんなだったんだなという、そういう使い方もきっとあるんでしょうけれども、また、高校の先生が教科になったということで意識をされて御覧になるんだろうなというふうに理解いたしました。
  • 曽田教育長 そのほかにいかがでしょうか。
  •  門田委員。
  • 門田委員 いわゆる現場の先生方の支援を今後支援システムとか、研究所の道徳の発表等で微に入り細に入り支援していただいているんだなということを感じながらも、自分が学級担任だったらここをどんなふうに書いたらいいのか、書いていて、やはり違ったというときに、校務支援システムのパソコンでやっていくのは、有り難いなと感じました。
  •  それで、この指導要録と通知表、この記入例とか、解説とか、参考書というのはどんなものがあるんだろうということでちょっと調べてみたら、かなりいろいろなものが出ているんですね。文科省からも出ていますけれども、あと一般的な専門書からも、記入例や校内意見なんかでも、これ使えそうだなとか、研究所にもちろんたくさんあるんだと思うんですけれども、中央図書館にも結構入っているので、是非、現場の先生や各学校に、こんな参考書もあるよということをまた勧めていただければ、今ちょうど替わる時期なので、皆さん方の勉強になるかなと、支援していただくと同時に、教員のそういう参考書もかなりいろいろ具体的な言葉の例が、参考になるなというのが結構たくさん出ていますので、紹介していただけると有り難いなと思います。
  •  以上です。
  • 曽田教育長 ほかによろしいですか。
  •  (「なし」との声あり)
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項2を終わります。
  •  それでは、ここで暫時休憩といたします。
  •  再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

暫時休憩14時40分
再開時刻14時41分

  •  日程3 議案第3号 厚木市久保奨学金(平成30年度入学準備奨学金・平成31年度高校等修学奨学金(第5期生))の支給決定について
  •  (資料に基づき説明し、可決された)
  • 曽田教育長 以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
  •  これをもちまして、平成31年厚木市教育委員会1月定例会を閉会いたします。
  •  お疲れ様でした。

閉会時刻15時03分

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