平成31年厚木市教育委員会3月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要
会議主管課 教育総務課
会議開催日時 平成31年3月26日火曜日
午後2時
会議開催場所 厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室
出席者 教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
事務局
山口教育総務部長、佐後学校教育部長、霜島社会教育部長、
若林教育総務課長、齋藤学校施設課長、安齊学校給食課長、
大塚学校給食施設整備担当課長、窪田学務課長、
佐藤教育指導課長、須田教職員課長、川口教育研究所長、
外村青少年教育相談センター所長、渡辺社会教育課長
小林スポーツ推進課長
説明者 事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第11号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則について
議案第12号 厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について
議案第13号 厚木市久保奨学金(平成31年度高校等修学奨学金(第3期生・第4期生))の支給決定について

3 協議事項

(1) 厚木市久保奨学金制度の見直しについて

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(平成30年度教育予算補正について)
  • (2) 事務の臨時代理の報告について(平成31年度教育予算補正について)
  • (3) 事務の臨時代理の報告について(厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の内申について)
  • (4) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
  • (5) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  • (6) 厚木市学校教育指導員及び厚木市社会教育指導員の委嘱について
  • (7) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (8) 厚木市学校給食センターPFI事業者選定委員会規則について
  • (9) 平成31年度厚木市立小・中学校学校医等について
  • (10) 厚木市教育委員会平成31年度教育指導の重点と教職員の研修方針について
  • (11) 厚木市教育ネットワークコーディネーターの委嘱について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 定刻となりました。それでは、ただ今から平成31年厚木市教育委員会3月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、山本委員を指名させていただきます。お願いします。
     始めに、私から報告いたします。
     平成31年3月定例教育委員会教育長報告。
     平成31年2月16日土曜日に開催されました2月定例会以後の主な行事等28件につきまして御報告申し上げます。
     まず、1ページの2番目ですけれども、2月24日日曜日、学校法人日本体育大学連携事業、毎年やっておりますけれども、ソフトテニスアカデミー受講者日体大ソフトテニス部体験練習に子供たちが出発をするということで、出発に当たって激励をさせていただきました。参加生徒が13校中7校から、それぞれ合わせて29人のテニス部の子供たちが参加をしてくれ、また、中学校部活動の指導に当たってくださっております顧問の先生も自主的に7人御参加くださいました。大学の現役の学生さん等から手取り足取り教えていただけるということで、技術を学ぶだけではなくて、スポーツを通して学びとらなければならない大切なものをしっかり教えてもらってきてくださいということで激励をさせていただきました。
     次に、3番目です。同じ日、2月24日、依知南公民館におきまして、平成30年度依知南地区公民館まつりが約3,500人、非常にたくさんの方々が参加をされて盛大に、文化の祭典になるわけですけれども、実施をされました。
     その次は5番目です。2月26日火曜日、この庁舎16階におきまして、平成30年度厚木市教育委員会表彰式、年3回実施しておりますが、その最後の表彰式になりますけれども、表彰をさせていただきました。今回は個人44人と13の団体、そして、教育委員会感謝状を個人に3人、教育長感謝状を個人に1人、2つの団体にそれぞれ贈呈させていただきました。スポーツの面、文化の面におきましてすばらしい成績を挙げられた個人、団体の方々に表彰させていただくと同時に、子供たちの登下校等、安心・安全な生活ができるようにということで長きにわたってボランティア活動でやってくださっている方々に対して、教育委員会、そして教育長の感謝状を贈呈させていただきました。
     1枚おめくりをいただきまして、7番目です。2月27日、これもこの庁舎の16階ですが、第20回全国中学選抜卓球大会、第25回関東中学校選抜卓球大会出場生徒激励会を開催させていただきました。今回は厚木市から2つの中学校が関東大会、1つの中学校が全国大会への出場権を獲得したということで、この両大会において培った実力をいかんなく発揮してきていただきたいということで激励をさせていただきました。藤塚中学校、それと依知中学校の男子卓球部ですけれども、第65回の神奈川県中学生卓球大会、県大会ですが、そこで藤塚中学校男子団体卓球が優勝、依知中学校男子団体が第3位ということで、この両校が関東大会、そして、県で優勝した藤塚中学校は全国大会に出場されるということです。
     次は、10番目です。3月3日日曜日、小鮎公民館ほか5つの公民館におきまして公民館まつりが非常に多くの方々が参加をされて、実施されました。6公民館合わせて1万1,650人もの人たちが参加をされて、大変充実した楽しい一日を過ごされておりました。
     一番下になりますけれども、12番、3月9日、神奈川県立厚木北高等学校体育館ほかを会場に、第20回目となります青少年スポーツ教室、「みんなで ワッショイ スポーツだ!」というイベントが開催されました。これは睦合北地区の青少年健全育成会等、関係団体が高校と連携をして、高校生が小・中学生に対してサッカーだとかバスケットボール、ソフトテニス、バレーボール等を直接教えてくれるという県内でも余り例を見ない取組です。もう20回を重ねたということで、私もお伺いをして様子を拝見すると同時に、簡単に御挨拶をさせていただきました。
     次のページ、3ページの一番上、13番です。3月9日、教育委員の皆様方にも出席をしていただきましたけれども、東町スポーツセンターにおきまして第46回厚木市スポーツ人のつどいを開催させていただきました。500人を超える厚木のスポーツ界を代表する方々、あるいは体育協会に加盟されている競技団体で長年にわたってお取組をいただいた方々に対しての表彰等をさせていただきました。
     その次、15番目ですけれども、3月15日金曜日、厚木市相談指導教室におきまして、平成30年度適応指導教室、卒業の会・お別れの会が開かれました。これは3月11日に既に各中学校において卒業証書授与式は実施されているわけですけれども、様々な事情を抱え、学校に必ずしも足が向かないというお子さんについて、教育委員会のこの建物に適応指導ルームがございますし、また、厚木中学校敷地において相談指導教室が設置をされておりますけれども、そこで学んだ子供たちに対して、関わりを持ってくださった先生方、ボランティアの方々が、お子さん、それと保護者の方にも参加していただいて、卒業の会・お別れの会を実施したというものです。また学校の卒業証書授与式とは違った、非常に温かな雰囲気での卒業の会・お別れの会が行われました。私もお伺いをして、子供たちに対して挨拶をし、また励ましの言葉をかけさせていただき、保護者の方々にも感謝の言葉を述べさせていただきました。
     次に、17番目です。3月15日、平成30年度教育実践記録奨励賞の贈呈式を、ここを会場にいたしまして実施をいたしました。これは、平成30年度教育実践記録集第45集に執筆をしてくださった先生方の各学校での教育実践をまとめられた、それに対しての奨励賞の贈呈式ということです。事業に取り組まれたことを、ただ自分のものにとどめておくのではなくて、厚木市立の小学校、中学校で子供たちのために日々、授業等、一生懸命取り組んでくださっている先生方へのモデル、参考となるような実践記録をおまとめいただいたということで、感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
     次に、18番です。3月16日土曜日ですけれども、地域ぐるみ家庭教育支援フォーラム、これを福島大学うつくしまふくしま未来支援センターの天野和彦先生を講師にお迎えし、公民館と地域との協働という演題で実施いたしました。100人を超える方々が出席をしてくださいました。教育委員の皆様方にも御出席をいただきました。大変ありがとうございました。
     次に、19番です。3月17日日曜日、天候にも恵まれまして、荻野運動公園競技場リニューアル記念という冠をつけての第33回あつぎマラソン大会が厚木市荻野運動公園競技場を発着点として実施されました。今回は10キロの部のみということで、通過地点の時間を緩やかにしたということもあって、大変多くの方々が完走をされたということです。1,000人を超える方々が参加してくださいました。
     次に、1枚おめくりいただきまして、4ページの22番です。3月19日、第8回関東中学校演劇発表会・2019関東中学校演劇コンクール出場生徒激励会を開催させていただきました。厚木中学校の演劇部がこの大会への出場権を獲得しまして、コンクールに出場される生徒さんは14人なんですけれども、当日は2人の生徒さんが報告に来てくださいました。練習の成果を十二分に発揮し、自分たちの思いが来て見てくださる方々に伝わるよう頑張ってきてくださいと、こういったような言葉かけをさせていただきました。
     次に、23番です。3月20日水曜日、教育委員の皆様方にも分担をして出席をいただきましたけれども、各小学校におきまして卒業証書授与式が執り行われました。私は上依知小学校の卒業証書授与式に出席させていただきましたけれども、大変厳粛な中にも在校生と卒業生の温かな交流がうかがえる、大変すばらしい卒業証書授与式であったと思います。
     次に、24番です。3月20日、同じ日ですけれども、これは毎年なんですが、新入学児童の登下校の安全活動に役立てていただきたいということで、保険つきの黄色いワッペンを4つの金融機関等から御寄附いただきました。全部で2,020枚ということで、4月5日、新入学児童がかばんとかそういったようなところにこの黄色いワッペンを着けている、そのワッペンがこういったような思いで御寄附をいただいたものであるということを御承知おきいただきたいと思います。
     次に、25番ですけれども、3月22日金曜日、今度は神奈川県トラック協議会・厚木から、これも毎年なんですけれども、交通安全運動の推進及び交通事故の防止に役立てていただきたいということで、黄色の横断指示旗200本、交通安全横断旗200本を御寄附いただきました。市長に直接手渡されたということで、私も同席をさせていただいて、感謝の言葉を伝えさせていただきました。
     次に、26番です。3月24日日曜日ですけれども、1月27日にオープンをいたしました厚木市立あつぎ郷土博物館におきまして、2箇月弱ですけれども、来館1万人達成ということで、記念セレモニーを開催いたしました。1万人目は小学生を連れられたお父さん、親子の方でしたけれども、記念品をお渡しし、感謝の言葉を伝えさせていただきました。
     続きまして、最後、28番目でございます。平成31年厚木市議会第1回会議、2月定例会議について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。
     教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 それでは、平成31年厚木市議会第1回会議、2月定例会議につきまして、御報告申し上げます。
     教育長報告の5ページの28番でございます。本議会は3月4日から3月26日までの会議期間、23日間で開催されました。
     次のページ、6ページの(3)を御覧ください。中ほどになります。始めに、提出議案につきまして御説明をさせていただきます。提出議案につきましては、教育総務部、学校教育部、社会教育部の3部共通で、議案第14号 平成30年度厚木市一般会計補正予算(第8号)、そして、教育総務部の関連で、議案第24号 厚木市附属機関の設置に関する条例等の一部を改正する条例について、そして、3部共通で、議案第28号 平成31年度厚木市一般会計予算、それと、社会教育部の所管になりますが、議案第29号 平成31年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算の上程が、1日目の3月4日と2日目の3月5日にございました。
     また、本日報告事項の中で、事務の臨時代理といたしまして後ほど御報告をさせていただく内容になりますが、国の補正予算が成立いたしましたことに伴い、平成31年度予算で計上いたしました小・中学校のトイレ改修を前倒しで行うなどのために、教育総務部の所管で、議案第36号 平成30年度厚木市一般会計補正予算(第9号)、この補正に伴いまして平成31年度予算を減額するため、議案第37号 平成31年度厚木市一般会計補正予算(第1号)、この両議案の追加提案の上程が5日目の3月12日の一般質問終了後にございました。これらの議案につきましては、(3)にございますとおり、いずれも3月18日に開催されました環境教育常任委員会において審査され、賛成全員で原案のとおり可決すべきものとされ、(4)にございますとおり、本日26日開催の本会議におきまして可決されたものでございます。
     このほか、市長部局の所管となるため、ここにはございませんが、議案第39号ということで、教育委員会委員の任命についてという議案が5日目の3月12日に追加議案として上程されまして、こちらも26日、本日開催の本会議で採決がございまして、賛成全員で元厚木小学校長の杉山繁雄氏の任命が同意されたものでございます。
     次に、一般質問につきまして御報告申し上げますので、5ページにお戻りいただきたいと思います。今回の会議では19人の議員から質問がございました。そのうち8人の議員から教育委員会関係の質問がございました。教育総務部の所管につきましては、川口仁議員、新川勉議員、高橋知己議員、新井啓司議員の4人から5項目について質問がございました。
     まず、川口議員から、改元時の10連休の対応について、市、小中学校及び保育園等関係機関の態勢や連携は、また、市民への周知は、との質問がございました。市長部局にも及ぶ内容でございますため、小林市長から、連休中における市民サービスの向上を図るため、市民課及び国保年金課の窓口業務や市立病院等において臨時的に業務を行う日を定めるとともに、保育園等については国の方針に沿って、利用者の声を聞きながら対応を検討していく、これらの内容については市広報やホームページ上で周知を図っていく、また、小・中学校など休業等をする施設についても、緊急時には関係機関と連携を図りながら対応していく旨の答弁をいたしました。
     次に、社会教育部と共通の内容で、次ページにもまたがりますが、新川議員から、体育館のエアコン設置について、小中学校への対応は、公民館への対応は、との質問がございました。曽田教育長から、小・中学校の冷暖房設備については、普通教室及び一部の特別教室への設置が完了し、引き続き残りの特別教室への設置を推進するため、現在は小学校の音楽室への設置を進めている。また、公民館の集会室や和室等の施設については、既に冷暖房設備を完備している。小・中学校の体育館や公民館の体育室への冷暖房設備については課題もあるので、今後、調査研究をしていく旨の答弁をいたしました。
     次に、6ページになりますが、高橋知己議員から、学校給食の将来について、QCTについて、今後10年間程度の見通しは明確か、との質問がございました。曽田教育長から、学校給食施設の整備については、平成28年4月に確定した学校給食施設の整備方針に基づき段階的に整備を行う計画としている。新たな学校給食センターの整備を2022年9月の開設に向けて着実に進めていくとともに、第2段階のミニセンターの整備についても併せて検討を進めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、新井議員から、教職員の多忙化解消について、学校における働き方改革の取組は、との質問がございました。曽田教育長から、子供たちにとって最大の教育環境は先生であり、児童・生徒一人一人と向き合う時間の確保が何よりも大切であると認識している。これまでも他市に先駆け、給食費の公会計化や、様々な人的支援を始め、今年度は夏期休業中の学校閉場や公務支援システムの導入など、多忙化解消に一定の成果を挙げている。来年度については、新たに教職員出退勤管理システム及び学校電話音声応答装置を導入するとともに、スクールアシスタント事業の拡大などを実施し、引き続き教職員の多忙化解消及び働き方改革に取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
     次に、同じく新井議員から、公立夜間中学について、今後の本市の取組は、との質問がございました。曽田教育長から、相模原市が先月開催の市議会本会議において、夜間中学の設置について検討を進めるとともに、近隣市町村からも通える広域的な仕組みを含め、県教育委員会と十分協議を重ね、進めていきたいとの意向を表明された。県教育委員会においても今後、広域的な仕組みを構築するため、関係市町村、教育委員会との調整を行うなど、夜間中学の設置に向けた具体的な検討を進めていくと聞き及んでいるので、本市としても積極的に対応していく旨の答弁をいたしました。
     教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 佐後学校教育部長 続きまして、学校教育部所管の一般質問につきまして御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、5ページにお戻りください。学校教育部には、山本智子議員、寺岡まゆみ議員、田上祥子議員、新川勉議員、新井啓司議員の5人から6項目について質問がございました。
     まず、山本議員から、市政一般について、日常生活における化学物質の取扱いについて、小・中学校の「香害」についての対応は、との質問がございました。曽田教育長から、各学校においては健康的な学習環境を維持するために、教室等の日常的な換気や、より安全性の高い洗剤やワックスを使用する等の対応をしている。教育委員会においては学校と連携を密にし、臭いに敏感な児童・生徒の健康に影響を及ぼさないよう、刺激を減らす工夫を行うことで、適切な環境づくりに努めている。今後についても、臭いに対する配慮を含め、日常生活における化学物質の扱いについて、家庭と連携し、児童・生徒が健康で安全な学校生活を過ごせるよう配慮していく旨の答弁をいたしました。
     次に、同じく山本議員から、多文化共生について、外国人児童・生徒の教育支援の現状と課題は、との質問がございました。曽田教育長から、日本語指導が必要な外国籍児童・生徒が通う学校においては、教員が日本語指導協力者とともに、基本的な日本語の指導や学校生活に適応するための支援を行っている。また、対象となる児童・生徒が多く在籍している学校においては、国際教室や放課後の日本語指導教室において個別に支援を行っている。今後についても、日本語指導が必要な児童・生徒の増加や言語の多様化に対応可能な日本語指導協力者の確保に努めるとともに、一人一人の状況に応じたきめ細かな支援ができるよう取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
     次に、寺岡議員から、市政一般について、道路行政について、生活道路及び通学路における安全対策の取組状況は、との質問がございました。市長部局にも及ぶ質問であるため、小林市長から、市民の日常生活に利用される生活道路や小・中学生が利用する通学路において、地域の皆様や関係機関と連携して、路側帯のカラー舗装化やガードレールなどの交通安全施設の設置、神奈川県警察による自動車の速度抑制を促す規制標識の設置や時間帯指定の車両進入禁止などの交通安全対策を実施している。引き続き、市民の皆様の御理解、御協力をいただき、歩行者の安全確保に取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
     次に、田上議員から、新年度に取り組む施策について、教育施策について、学力向上へ向けた新たな取組の考えはあるか、との質問がございました。曽田教育長から、学力向上に関しては、各学校において各種調査等の結果に基づき、自校の課題を明確にした上でPDCAサイクルによる取組を着実に進めている。新学習指導要領においては、知識、技能の習得に加え、互いに協働して課題を解決する力や、情報を効果的に活用し、新たな価値を生み出す力の育成が求められている。このことを受け、教育委員会においては、未来を担う人づくりを基本理念に、教科化を迎える英語教育やプログラミング教育等の新たな取組を推進することにより、社会の変化に応じて必要となる資質、能力の育成を力強く進めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、新川議員から、市政一般について、外国人労働者について、外国人労働者の子供の教育支援についての取組は、との質問がございました。曽田教育長から、教育委員会においては修学を希望する外国籍の子供たちの日本語理解の状況を適切に把握し、学ぶ機会を保障できるよう努めている。日本語の理解が十分でない外国籍児童・生徒等については、一日も早く学校生活に適用できるようにするため、母語を話すことができる日本語指導協力者を派遣している。今後も外国籍児童・生徒等へのきめ細かな支援に努めていく旨の答弁をいたしました。
     恐れ入りますが、6ページを御覧ください。次に、新井議員から、教育行政について、子供たちを取り巻く教育課題について、子供の健やかな成長を守るための取組は、との質問がございました。曽田教育長から、学校においては、子供たちが安全に安心して学べるよう学習環境を整えるとともに、日々の生活の中で子供の様子に気を配り、不安や悩み事を見逃さないよう努力している。また、教育委員会においては学校と情報を共有し、特に虐待やいじめ等が疑われる場合には危機意識を持って迅速な対応に努めている。今後についても児童相談所や警察等、関係機関との連携を図りながら、子供たちの健やかな成長を支えていく旨の答弁をいたしました。
     学校教育部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 社会教育部長。
  • 霜島社会教育部長 続きまして、社会教育部関連の一般質問につきまして御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、5ページ中段でございます。社会教育部には、田口孝男議員から1項目について質問がございました。田口議員からは、公民館の再整備について、どのように進める考えか、との質問があり、曽田教育長から、公民館については、市民の皆様が気軽に集い、学ぶことができ、地域活動や地域コミュニティの拠点として御利用いただけるよう、公共施設最適化基本計画に基づき、長寿命化や適正な再整備を進めていく旨の答弁をいたしました。
     議会関係の報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     本日の日程のうち、議案第13号、報告事項3及び5については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
     なお、傍聴されている方にお願いですが、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくことになりますので、あらかじめ承知おきいただきたいと思います。
     それでは、審議事項に入ります。
     日程1 議案第11号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第11号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市教育委員会事務局の分掌事務の見直しに伴い、本規則の一部を改正するものでございます。
     それでは、内容を御説明いたしますので、2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。改正箇所を赤字で示してございます。右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。
     第3条でございますが、教育総務部学校給食課の分掌事務につきまして、平成31年度から用地購入など学校給食センターの整備が本格的に始動いたしますことから、第7号として、中学校給食センターの整備に関することを新たに規定するとともに、所要の文言整理を行うものでございます。
     恐れ入りますが、1枚お戻りいただき、附則を御覧ください。この改正につきましては、平成31年4月1日から施行するものでございます。
     説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第11号を可決いたします。
     次に、日程2 議案第12号 厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第12号 厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、学校施設の使用許可に係る事務を教育委員会事務局において処理することとなったことから、これに伴う決裁事項の見直しを行うほか、所要の文言整理を行うため、本規程の一部を改正するものでございます。
     それでは、内容を御説明いたしますので、2枚おめくりいただき、A3横長、参考資料の新旧対照表を御覧ください。学校施設課の項、学校財産の項の課長欄でございますが、従来は学校施設の使用許可、取消し等に係る事務のうち、異例なものについて、学校施設課長の決裁事項としておりましたが、これを、学校施設のうち教室に係る使用許可、取消し等につきまして、学校施設課長の決裁事項とするものでございます。
     同様に、一番下の欄のスポーツ推進課の項につきましては、従来は学校施設の使用許可に係る規定がございませんでしたが、学校施設のうち教室を除くものに係る使用許可、取消し等につきまして、新たに規定するものでございます。
     また、中ほどの学校給食課の項、給食センターの運営管理の項の課長欄につきましては、所要の文言整理を行うものでございます。
     恐れ入りますが、1枚お戻りいただき、附則を御覧ください。この改正につきましては、平成31年4月1日から施行するものでございます。
     説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 新旧対照表の学校給食課の文言整理のところで、配送等が調理等になっています。等ですから、調理や配送とかいろいろ入るんだと思うんですけれども、これは配送業者よりも調理委託業者の方を先に出したほうがいいなという意図なんでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 森委員のおっしゃるとおりで、この業務の中心が、調理が一番仕事量が多いということで、この部分を一番先頭にしたということでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 事務分掌の見直しに併せまして、今後の主要な業務を見据えて、配送から調理という形へ改めたものでございますけれども、こちらにつきましては、平成23年8月に南部学校給食センターが委託化になってございます。また、平成29年8月に北部学校給食センターが調理の委託化になっておりますので、その辺の含みもございまして、この度、改正をしたということでございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 スポーツ推進課に担当が幾つか移るようですけれども、学校施設の使用許可ということなんですが、これは具体的にはグラウンドと体育館ということで解釈してよろしいでしょうか。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 小林スポーツ推進課長 おっしゃるとおり、体育館と野外運動場でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     山本委員。
  • 山本委員 関連して、小・中学校、特に小学校、プールがあるかと思うんですけれども、夏場、こういったプールについてもスポーツ推進課で管理をする、対応するということでしょうか。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 小林スポーツ推進課長 プールの管理につきましては、学校でそのまま継続でございます。
  • 曽田教育長 プール開放のことを付け足して言ってくれると。
     スポーツ推進課長。
  • 小林スポーツ推進課長 プール開放の事業につきましてはスポーツ推進課でやっておりまして、そちらの委託化をしまして、警備等をしております。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 少し補足をさせていただきますと、この規定による許可は、団体等でそのまま教育施設をお貸しするということで、今のプールのお話につきましては、貸すのではなくて開放して、あくまでも利用していただくということでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山本委員 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第12号を可決いたします。
     続いて、協議事項に入ります。
     協議事項1 厚木市久保奨学金制度の見直しについて、協議内容の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 協議事項1 厚木市久保奨学金制度の見直しにつきまして、御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、資料の1ページを御覧ください。まず、1の見直し理由でございますが、厚木市久保奨学金基金条例が制定されてから5年が経過することから、条例の制定当初と現在における教育に係る費用を比較し、支給金額、支給人数及び選考方法について見直しを行うものでございます。それぞれの見直し内容につきまして、順次御説明申し上げます。
     まず、2の支給金額でございますが、(1)の入学準備奨学金につきましては、高校等に入学後、すぐに支度しなければならないものに要する費用の半額程度として6万円を支給しているものでございますが、イ及びウに記載のとおり、条例の制定当初と比較して入学時にかかる費用に大きな金額の差が見られないことから、支給金額につきましては現行どおり6万円とするものでございます。
     次に、(2)の高校等修学奨学金につきましては、文部科学省が実施した平成24年度の子供の学習費調査の結果に基づき、公立高校で1年間に平均してかかる学校教育費の半額程度として12万円を支給しているものでございます。平成28年度に実施された同調査の結果によりますと、平成24年度の調査と比較して約2万円の増額となっておりますが、半額程度を支給するという趣旨から、支給金額につきましては現行どおり12万円とするものでございます。
     次に、1枚おめくりいただき、(3)の学校教育活動応援奨学金につきましては、先ほどの高校等修学奨学金と同様に、平成24年度の子供の学習費調査の結果に基づき、公立中学校において1年間に平均してかかる部活動等の教科外活動費と同額程度として3万円を支給しているものでございます。平成28年度に実施された同調査の結果によりますと、平成24年度の調査と比較して3,000円程度の増額となっておりますが、同額程度を支給するという趣旨から、支給金額につきましては現行どおり3万円とするものでございます。
     続きまして、3の支給人数でございます。(1)入学準備奨学金・高校等修学奨学金につきましては毎年20人ずつ、(2)の学校教育活動応援奨学金につきましては毎年30人ずつ支給決定を行っているところでございますが、表にございますように、条例制定当時と比較して奨学生支給決定者の合格最低点及び倍率に大きな変化は見られておりません。このことから、現時点においては支給人数の変更は行わず、今後、合格最低点や倍率が大きく変わる場合は支給人数の変更を検討することとするものでございます。
     続きまして、3ページ、4の選考方法でございます。(1)の申請者記入欄の下限文字数の設定につきましては、例年、申請者記入欄の分量が極端に少ない生徒が見受けられることから、平成30年度入学準備及び高等等修学奨学金奨学生の募集から、記入欄に400字の升を設け、申請の条件として200字以上の文章を書くように変更いたしました。
     次に、(2)の経済的な部分での評価項目につきましては、恐れ入りますが、資料を1枚おめくりいただき、別紙1により御説明いたします。経済的な理由により修学が困難であることの評価につきましては、国及び県の市立高等学校等の学費支援制度の税額基準表の区分を利用し、これに係数である1を乗じて点数を算出しておりますが、現状では4点と3点の年収目安の差が最大で240万円あり、各世帯の経済状況の差が反映されにくくなっておりました。そこで、同表の区分との間に1段階を設け10段階評価に変更することで、1点の差を年収100万円程度とし、各世帯の経済状況の差をより反映しやすくするよう改めるものでございます。さらに、係数につきましては1から0.5に変更することで、得点配分の5点は変わらないようにいたします。
     次に、3ページにお戻りいただきまして、(3)の校長所見欄でございます。校長所見欄につきましては、その記載内容について各校長により差が生じ、評価をすることが難しいとの意見が選考委員会からありましたことから、県内の他市と同様に、同欄につきましては採点を行わず、選考の際の参考資料として用いることとするものでございます。なお、変更後の推薦書の書式につきましては、資料の一番最後のページ、別紙2のとおりでございます。
     恐れ入りますが、今一度、3ページにお戻りいただきまして、(4)を御覧ください。ただ今御説明いたしました選考基準の見直しにつきまして、対照表としてまとめたものでございます。
     説明につきましては以上でございます。よろしく御協議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     奨学金制度の見直しですけれども、5年たったということで、いろいろ見直すべき点が出てきたということで、今回、見直しをするということです。
    順を追って一つ一つやっていた方がやりやすいんじゃないかと思いますので、まず支給金額の見直しについてなんですけれども、入学準備奨学金、それと高校等修学奨学金、あとは中学生の学校教育活動応援奨学金について、それぞれ、結論は変更の必要はないということなんですけれども、大分細かく検討してくださって、ここのところに書かれておりますので、そのあたりのところをもう一回見ていただいて、何か御意見があったらお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
     いかがでしょうか。入学準備奨学金、これは半額程度、高校等修学奨学金も半額程度で、制定時と現在とで大きく金額が変わるというところまで行っていないので、変更の必要は現時点ではないんじゃないかというのが結論なんですけれども、いかがですか。よろしいでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 こういう時代の流れといいますか、こういう部分ですから、現行どおりというようなことでよろしいかなと思うんですけれども、今後やっぱり少子化ですとか、あと基金が底をつくとか、いろいろな問題が出てくると思うので、その辺のところはどういうふうにお考えになっているのかというのを、将来の見通しですか、その辺をお聞かせいただければと思います。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 まず、金額につきましては、この文部科学省の調査が2年に一度行われますので、行われたときには見直しというか、その調査を見まして、著しく金額に差が出ないように絶えず注視をしていきたいと思っております。
     あと、基金の現在高なんですけれども、平成30年度末で現在8,000万円ほどございます。それと、平成31年度につきましては、ふるさと納税の関係で逆に残高が増えまして、一度、1億に戻ります。その後、31年度の支給金額を引きますと、平成31年度末の予定が今のところ9,100万円をちょっと超える程度になります。1年間フルに支出しますと930万円支出しますので、ほぼ、寄附がなくても10年間ぐらいは持つ予定ではいるんですけれども、この状態で寄附金の状態が行けば、どちらかというと半永久的に続いていくのではなかろうかと思っております。教育委員会としましても、この基金の制度が存続するように、寄附の募集なども積極的にしていきたいなと、そう思っております。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山田教育長職務代理者 はい、どうもありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
     では、支給金額についてはよろしいですか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 今度は支給人数について御意見をいただきたいと思うんですけれども、これは入学準備奨学金、修学奨学金、いずれも毎年20人ずつ支給決定ということでやってきております。あと、学校教育活動応援奨学金、中学生に対しては毎年30人ずつ支給決定ということでやってきておりまして、これも結論については、変更の必要はないというふうに、これが判断なんですけれども、この支給人数についての見直しはいかがでしょうか。
     やっぱり人数を決めると必ず、言葉はどうかと思いますけれども、ボーダーというか、そこのところで悩みというのが出てくると思うんですけれども、人数を年度ごとに、今年は21だとか、22だ、19だと、またこれは公平性という点からいろいろ問題が出てくると思いますし、人数をもっと増やそうと、これも1つの方法だと思いますけれども、先ほど事務局の方で説明してもらったように、基金の残高がどんどん減っていくわけなので、長期にわたってこれを続けるというところから考えると、また問題が出てくるし、そういうようなことを総合的に考えて、御意見をいただけたらと思うんですけれども、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 今、教育長がおっしゃったとおり、どこでラインを引いても絶対にそういう、どうしようかなとか、あと1点の差なのにとか、いろいろ出ると思いますので、どこかで誰かが線引きをしなければいけないと思います。過去5年間やった中で、この人数が妥当だろうと、それから、先を見て10年ぐらいはというような考えで行きますと、今の人数のままがいいのではないかなと私も感じます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
     山本委員。
  • 山本委員 1つ教えてください。少子化がどんどん進んでいくということは、すなわち奨学金を受け取る生徒がパーセンテージが増えていくということになるかと思うんですよね。そういう観点から考えると非常に重要になってくるのが、保護者の経済状況というものもあろうかと思うんですけれども、将来的なところから、やはりこの人数についてはどこかで見直しを図る必要もあろうかなという気もするんですが、そのあたりの見通しというのを、もし何か考えていることがあれば、教えていただきたいんですが。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 支給人数につきましては、入学準備奨学金と高校等修学奨学金につきまして、合格最低点を見ますと、やはり奨学金なので、成績もある程度頑張ってもらわなければ困りますので、それを見ると大体20人ぐらいがいいラインなのかなと思っております。こちらにつきましては、よほどこの平均点等が、最低点等が変わらない限りは、できれば20人で行きたいなとは思っております。そのほか、学校教育活動応援奨学金につきましては、実は昨日、定期監査がございまして、監査委員から、30人、倍率が2倍近いということで、もう少し出してもいいんじゃないかという御意見もいただきました。今後この倍率が更に上がるようでしたら、こちらは学校の成績は関係はないので、あとは予算との相談ということになりますので、こちらにつきましては少し様子を見ながら、増やせるものなら増やしていきたいなとは思っておりますけれども、来年すぐということでなく、今後少し検討していきたいなと思っております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     ほか、よろしいでしょうか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 では、次の選考方法の見直しについてなんですけれども、これは3項目ほどありまして、申請者が書く欄の文字数に大分ばらつきがあって、ここの部分を意欲の判断基準にしているということがありましたので、それで、最低の字数というか、これ以上は書いてほしいということで、400字の升を設けて、200字以上は書いてほしいというふうに改めたんですよね。一番最初はなかったですよね。
  • 若林教育総務課長 そうです。
  • 曽田教育長 あとは、経済的な部分での評価項目について細かくしたということですね。あとは、校長所見欄については、これはもう採点しないで参考にとどめると、大きくこの3点ですけれども、選考方法の見直しについて御意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
  • 曽田教育長 門田委員。
  • 門田委員 度々定例会でも久保奨学金のここのところが、かつても問題意識として、これでいいんだろうかと出されていたことについて、このように案を提出していただいて、ありがとうございます。
     選考方法の(1)のところで、昨年度、升を400字にして、200字以上というふうにしてくださったのは大変有り難い、書かれる生徒さんたちも、ある程度目安もあるし、升があるということで書きやすいかなというのが1つです。そこに、(3)の校長所見のところは参考程度なので、例えば部活で全国大会へ行っているとか、いろいろな部活以外にも文化的なもの、音楽的なもので活躍している生徒さんの、校長も書かれると思いますが、そこの修学の意欲のところにもちょっと触れられれば、400字の升があるので、意欲として訴える力があるかなというので、(1)の欄は大変いいなと思います。昨年度してくださったばかりですので、これがいいなということが1点。
     2点目も、5段階を10段階にしてくださって、掛ける0.5にして、100万単位でというのは、親御さんは1,000円でも多い場所ということで、仕事を2つに増やしたり、3つに増やしたりしているところを、大変厳しい中の経済を、ばさばさという判定ではなくて、市民税を見る観点を10段階にしてくれて、より分かりやすいし、公平だし、いいなという感想です。
     (3)もこれで、校長のところは、カットではなくて、書いていただいて、是非、学力はいい、成績もとっている、でも、この表しか私たちは分かりませんので、隠れてたばこを吸っているとか、何か脅かしているとか、そういうのだとちょっと心配だということもあるので、この欄はこれで残して、このように参考にという改定案を出していただいて、よかったなという気持ちでおります。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 では、選考方法についても、この3項目について今、御意見いただきましたので。
     全体を通して何か御意見があったら最後、お伺いして確認したいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 この奨学金の申請者は保護者になると思うんですね。ただ、その対象が生徒ですから、学習意欲があるかだとか、生活態度がどうだとか、又は、もちろん成績がそれなりで、更に上の学びを望んでいる人というところが条件になるというのは、すごく当たり前のことだと思います。ただ、やっぱり学習のための資金を援助するというところですので、やっぱり保護者の申請者がしっかりと申請する意図といいますか、今、生徒の作文のところが重視されるようなところがありますけれども、もちろんそれも大切ですけれども、ある程度は成績であるとかで数字的に見られる部分があると思うんですが、申請者の所得であるとか生活状況というのがもう少し分かりやすい方がいいのかなと私は感じたところなんです。単純に言いますと、申請書の1枚目のところの経済の状況とかいう欄があるんですけれども、すごく欄は狭いんですけれども、それを空欄に書かれて申請書を出されている保護者が結構いらしたことが、私はちょっと意外といいますか、無責任さを感じると言ったら失礼なんですけれども、ただ単に年収が幾らとか、どこに勤めているとか、分かりますけれども、どうしてこの申請者、保護者は申請をされているんだろうか、そこに一言、一行二行でも文章があると、なるほどこういう状況なのか、子供はこんなに学習意欲があるのにというところの、私はあそこの空欄が記載あるかないかというのはすごく重要な項目だというふうに感じていて、それが空欄の人も申請を受けているというところがすごく疑問を感じるところです。だから、選考基準になるかどうか分かりませんけれども、いわゆる申請者がもう少し責任を持って申請をされるべきではないかなと感じる資料でした。
  • 曽田教育長 その辺の周知というか、申請に当たって、申請する側にこういう点を御配慮いただけたらという、その伝え方というのは、今は紙を配っているだけなんですかね。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 年収につきましては、空欄であっても約で書いてあっても、必ず市民税課に問合せをして、額を確認しておりますので、その点については大丈夫なんですけれども、また、保護者につきましては、年に何回か成績を出しに来ていただいたり、申請のときに来たり、請求書とかを持ってきていただけますので、そのときにいろいろお話をしているんですけれども、その欄につきましては毎年、校長会等で説明していますので、その部分につきましても書いていただくように周知を図っていきたいなと思っています。
     所得の調べについては本人の同意はいただいていますので、それに基づいて市民税課で調べております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     そのほか、よろしいでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 先日もお話したんですけれども、久保奨学金で人生を切り開いていく子供たちの、2年生でしょうかね、その年だけではなくて、翌年の成績も出したりしますよね、その後どうだろうかというのが、すごくいいなということと、子供の励みになっている奨学金だなというのを感じます。それで、ふるさと納税というのは分かるんですが、寄附したいなというとき、どこにどうやって持って行ったらいいのか、広報あつぎにも紹介してくださったことありましたね、そこで拝見したことあるんですけれども、どういうふうにして応募したらいいのかなというのが、もうちょっとPRしていただけると有り難いなと思います。結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 何かありますか。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 今、寄附金は全てふるさと納税ということで取り扱っておりますので、寄附の申出というのはどこでもできますので、教育総務課でも寄附の申出書というのがございますので、それに基づいて寄附していただければと思います。PRにつきましては、ポスターを作って公共施設に貼ったりしておりますので、周知は徹底をしていきたいなと、そう思っています。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     門田委員。
  • 門田委員 昨日、駅でも見ました。駅のデジタルサイネージ、あそこにも久保奨学金というのが、改札を出たすぐのところに映っていたので、いいなというふうに感じました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     それでは、特にほかには意見がないようですので、本日の協議内容に基づいて今後の事務を進めていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。
     報告事項に入ります。
     報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告につきまして御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料1、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。本件につきましては、平成30年度教育予算補正につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められ、これに同意する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的な余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、同規則第6条の規定により報告するものでございます。
     それでは、内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を6億6,642万1,000円増額し、補正後の教育予算歳入金額を29億9,955万9,000円とするものでございます。
     次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を6億6,642万1,000円増額し、補正後の教育予算歳出金額を74億454万4,000円とするものでございます。学校教育部及び社会教育部につきましては、今回は該当ございません。
     次に、詳細につきまして御説明いたしますので、2ページを御覧ください。教育総務部学校施設課の補正予算について御説明申し上げます。本件につきましては、国の補正予算において要求していた小・中学校の改修工事について、平成31年3月15日付けで文部科学省が所管する学校施設環境改善交付金の決定通知があったことにより、補正をするものでございます。
     2の歳入でございますが、左側の表を御覧ください。上段の55国庫支出金、10国庫補助金、80学校施設環境改善交付金の、右側の表に移りまして、中段の5小学校費交付金につきまして9,725万1,000円を、10中学校費交付金につきまして3,397万円をそれぞれ措置するものでございます。
     恐れ入りますが、左側の表にお戻りいただき、同じく2の歳入でございますが、下段の90市債、5市債、50教育債の、再び右側の表に移りまして、下段の10小学校債につきまして4億3,800万円を、15中学校債につきまして9,720万円をそれぞれ増額するものでございます。
     1枚おめくりいただき、3ページを御覧ください。3の歳出でございますが、左側の表の下段、50教育費、10小学校費、5学校管理費及び15中学校費、5学校管理費の、右側の表に移りまして、下段の15工事請負費につきまして、学校施設環境改善交付金を活用して小学校4校のトイレ改修工事及び小学校2校の外壁屋上等改修工事、並びに中学校3校のトイレ改修工事を支出するため、小学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)(その2)として5億3,525万1,000円を、中学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)(その2)として1億3,117万円をそれぞれ措置するものでございます。
     次に、4ページの第2表、繰越明許補正を御覧ください。ただ今御説明申し上げました小・中学校の改修工事につきましては、小・中学校の運営にできる限り支障がないよう、平成31年度の夏休み期間を中心に改修工事を行う計画であるため、翌年度に繰り越しして予算を使用できるように措置するものでございます。
     最後に、4ページの第3表、地方債補正を御覧ください。小学校整備事業費及び中学校整備事業費につきましては、国の補正予算を活用し事業を実施することに伴い、借入限度額を増額するため変更するものでございます。
     以上で説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 分からなくて、教えてください。4ページです。第2表のところの小学校体育館の長寿命化というのは、具体的に素人に分かるように教えていただけますか。すみません。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 厚木市の公共施設につきましては、財産管理課というのが財務部にございますが、こちらが所管しまして、公共施設の長寿命化を図るために、そこが一括して予算をまず集めております。それを各課の方に振り分けるような形での予算分配になるんですが、こちらで31年度に選択されているものというのが今回の小学校の4校のトイレ改修工事、それから中学校のトイレ3校の改修工事です。外壁改修工事2校につきましては、当初、長寿命化の選択から外れていたんですが、今回、交付金が付いたことによりまして、前倒して措置をしていただきました。この長寿命化については、市の全体の公共施設の優先順位を付けて、財産管理課で、その年度、年度で選択をしていただいているような内容のものとして、事業費として長寿命化というものを付けてございます。
  • 曽田教育長 簡単に言うと、長持ちさせるには壁を直したりだとかトイレを直したりする必要がある、要するに長寿命化というのはどういうふうなのをいうのかということじゃないんですか。
  • 門田委員 そうなんです。少し分かりました。
  • 齋藤学校施設課長 長寿命化につきましては、計画的な予防保全工事をすることで施設を長期で御利用できるような形で保全をしていきましょうという考え方でございまして、鉄筋コンクリート造につきましては今、長寿命化としては60年間使用できるようにしましょうということで、それに向けて計画的な予防保全工事を行っているものでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 はい、大変よく分かりました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     では、1点、確認で。これは3月15日交付決定ということで、大体毎年、出したものについての交付決定というのは、その年度にはできない時期に決定がされて、翌年度に繰越明許でやることになるんでしょうか。
     学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 文部科学省には毎年6月に、次年度に計画をするものについての申請をさせていただいております。その上で、今年度でいきますと、音楽室の交付金は特例交付金として途中で交付金が付きましたが、それ以外については国の補正予算に基づいて付いておりますので、今回は国の第2次補正予算が5月に成立いたしまして、その後に、この交付決定がされる形で、今年度は31年2月26日に内定がございまして、その後、3月15日に決定しております。昨年度については決定が3月1日でございました。毎年度、国の補正予算に基づいてこの交付金が付きますので、時期的には同じような時期に必ず出てくる、ただ、採択されるかどうかについては、その年度の対象のものによって変わってきますので、必ず採択を受けられるものではないということでございます。今回の補正で採択を受けられなかったものについても、まだ次の31年度の国の当初予算で採択される場合もございますので、今、厚木市で上げていますのが、グラウンドの改修工事については、そのまま31年度の事業として申請として残してございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 先日のあつぎ市民マラソンのときに荻野運動公園へ行きましたら、ほとんどの和式のトイレがホテルのトイレのようになっていて、千何百人の方が走られて、応援の方もみんなトイレへ来るなり、まあ、すてきとびっくりして、快適なところに変わっていました。有り難かったです。小・中学校のトイレ改修が約79%終わっているということだったんですが、またここでちょっと前進しますよね。100%になるのは何年後ぐらいかなという、楽しみでいるんですが、もし計画等、分かりましたら、教えていただければと思います。お願いします。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 すみません、もう一度、現在のトイレの改修率なんですが、小学校が66.7%、中学校が74.2%で、小・中学校合わせますと69.5%が現在の改修率でございます。これが、今年31年の改修が完了いたしますと、小学校が80.4%、中学校が87.1%で、小・中学校合わせますと82.9%になります。第9次の厚木市総合計画、あつぎ元気プラン第4期実施計画に掲げております小・中学校のトイレ改修率、目標値の2020年度に100%、これを目指して改修を進めておりますので、残りを32年度に改修を行って、32年度中に全ての学校の校舎のトイレについての改修を完了するという計画をしてございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ちゃんと総合計画が終わる年度に100%になるように、計画的に頑張って取り組みます。
     そのほか、いかがでしょうか。
     教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 今の荻野運動公園の関係で洋式化というお話があったんですが、小・中学校のトイレに関しましては、教育上の配慮もございまして、全てを洋式化にはしないということでございますので、御了解いただきたいと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 あれですよね、洋式はいろいろ、和式もあってよくて、車椅子の入るところも学校によって工夫されて、できておりましたよね。いろいろ、将来を見据えて快適に改築、改修をしてくださっているんだと思います。これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 厚木市の小・中学校の洋式化率というのは、小学校が65.6%で中学校が65.7%、平均すると切り上がってしまいますので、現在65.7%でございます。小学校、中学校合わせて、1つのトイレに大便器が3つ以上ある場合については、1つだけ和式の便器を残しています。これは、まだほかに行くと和式の便器が日本の中にはあるので、この和式の便器の使い方が分からない子供たちがいるという意見があったり、中には、外に行ったときに洋式の便器には座りたくないという御意見もある中で、そのような指針をつくりまして整備をしていますので、先ほど教育総務部長からも話があったように、洋式化については100%になることは当面ないという状況でございます。
     あと、車椅子の対応につきましては各学校に、みんなのトイレということで誰でも使えるようなトイレを設けているもの、それから、各階のそれぞれのフロアに準みんなのトイレということで、例えば足を骨折してしまって松葉杖を使っているようなときに、通常のブースの大きさですと非常に使いづらいですので、それの約1.5倍から2倍の大きさのものというのを各トイレに設けさせていただいていますので、そのような形で改修を進めさせていただいております。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 それでは、特になければ報告事項1を終わります。
     次に、報告事項2 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 報告事項2 事務の臨時代理の報告につきまして御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料2、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。本件につきましては、平成31年度教育予算補正につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められ、これに同意する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、同規則第6条の規定により報告するものでございます。
     それでは、内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を3億6,322万5,000円減額し、補正後の教育予算歳入金額を13億7,325万9,000円とするものでございます。
     次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を4億1,309万8,000円減額し、補正後の教育予算歳出金額を57億1,060万1,000円とするものでございます。学校教育部及び社会教育部につきましては、今回は該当ございません。
     次に、詳細につきまして御説明いたしますので、2ページを御覧ください。教育総務部学校施設課の補正予算について御説明申し上げます。本件につきましては、報告事項1で御説明いたしました平成31年度に実施を予定しております小・中学校の改修工事に係る予算について、平成30年度教育予算補正で前倒しで措置することに伴い、平成31年度教育予算にも計上されております小学校4校のトイレ改修工事及び中学校3校のトイレ改修工事に係る予算について、減額補正をするものでございます。
     2の歳入でございますが、左側の表を御覧ください。上段の55国庫支出金、10国庫補助金、80学校施設環境改善交付金の、右側の表に移りまして、中段の5小学校費交付金につきまして8,058万7,000円を、10中学校費交付金につきまして3,743万8,000円をそれぞれ減額するものでございます。
     恐れ入りますが、左側の表にお戻りいただき、同じく2の歳入でございますが、下段の90市債、5市債、50教育債の、再び右側の表に移りまして、下段の10小学校債につきまして1億7,520万円を、15中学校債につきまして7,000万円をそれぞれ減額するものでございます。
     1枚おめくりいただき、3ページを御覧ください。3の歳出でございますが、左側の表の下段、50教育費、10小学校費、15学校管理費及び15中学校費、5学校管理費の、右側の表に移りまして、下段の15工事請負費につきまして、小学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)につきまして2億8,206万2,000円を、中学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)につきまして1億3,103万6,000円をそれぞれ減額するものでございます。
     次に、4ページの第2表、地方債補正を御覧ください。小学校整備事業及び中学校整備事業につきましては、小学校債及び中学校債の補正に伴い借入限度額を減額するため変更するものでございます。
     以上で説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     いかがでしょうか。
     確認しておくと、30年度に補正で付いたから、31年度にやっていたのをやらなくてもいいということで、削るということですよね。
     学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 当初は31年度の当初予算に小学校4校のトイレ改修工事、それから3校のトイレ改修工事を計上させていただいておりました。これが交付金が付いたことによって、30年度の補正として前倒しをさせていただきましたので、同じ予算が2つ重なって載ってしまいますので、前倒しした分の工事費を31年度の当初予算から削ったという形になりますので、御理解ください。
  • 曽田教育長 ほか、いかがですか。よろしいですか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項4 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項4 事務の臨時代理の報告につきまして御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料4、事務臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。本件につきましては、平成31年4月1日付けで厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動を行うに当たり、3月25日付けで内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、第6条の規定により報告するものでございます。人事異動の内容につきましては、裏面の名簿のとおりでございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項6 厚木市学校教育指導員及び厚木市社会教育指導員の委嘱について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項6 厚木市学校教育指導員及び厚木市社会教育指導員の委嘱につきまして、御報告申し上げます。
     資料6を御覧ください。本件につきましては、学校教育指導員及び社会教育指導員の皆様の任期が平成31年3月31日をもって満了となることから、後任の委員の委嘱を行うものでございますして、それぞれ、厚木市学校教育指導員規則及び厚木市社会教育指導員規則に基づき、豊かな識見や指導技術を有する方々を教育委員会が委嘱するものでございます。なお、任期につきましては1年でございますが、規則の規定により、再任の方もいらっしゃいます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙の名簿を御覧ください。始めに、学校教育指導員につきましては、10人の方々に委嘱いたします。このうち番号1番の大矢修久様、番号3番の小賀和美様、番号5番の高村大様、番号8番の宮崎昌彦様が新任でございます。次に、社会教育指導員につきましては、3人の方々に委嘱をいたします。このうち番号3番の宮治泰三様が新任でございます。なお、委嘱状の交付につきましては平成31年4月1日に行う予定でございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいですか。
     特になければ、報告事項6を終わります。
     次に、報告事項7 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 報告事項7 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料7を御覧ください。始めに、1月30日水曜日から3月7日木曜日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、2月5日火曜日及び2月26日火曜日に調理後の給食の測定を行っておりまして、1ページから3ページまで、全て不検出となってございます。
     恐れ入りますが、最後のページ、4ページを御覧いただきたいと思います。学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れまして、毎週火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定をしてございます。2月、3月ともに保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材、2月は24品目、3月は15品目を測定いたしました。今後も保護者の方からの要望があった食材を基本として測定をしてまいります。
     報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     いかがでしょうか。
     ちょっと確認。これは意味はどうなのか。「ぶり(青森、岩手)」と書いてあるんですけれども、右側のところに出てこないのは。マッシュルームの千葉はいいですよね、さつまいもの茨城も入っている、ぶりは北海道と書いてあるんだけれども、青森、岩手のぶりだと、これはどういう意味なんでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 こちらの食材の産地につきましては、下の方にも記載させていただいておりますが、最初に予定産地を保護者の皆様に出します。その段階のものと実際に仕入れたものの違いがございまして、産地が異なるということになります。
    左側の表にぶりと書いてありますが、青森、岩手で当初予定をしておりましたが、実際に測定をするときに入った食材が、同じぶりでも北海道産だったと、そういうことになります。
  • 曽田教育長 さつまいももそういう意味ということですか。さつまいもも実際は茨城だったということ。
     学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 はい。全て食材につきまして、前月に業者の方に予定産地を出していただいております。それに基づいて実際に入荷したものについては産地が異なるので、今、教育長がおっしゃったとおり、さつまいもについても同様ということになります。
  • 曽田教育長 分かりました。
     ほか、よろしいでしょうか。
     それでは、ほかになければ報告事項7を終わります。
     次に、報告事項8 厚木市学校給食センターPFI事業者選定委員会規則について、報告をお願いします。
     学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 厚木市学校給食センターPFI事業者選定委員会規則につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料8を御覧ください。本規則につきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づく学校給食センターの整備を行う事業者の選定について、市長の諮問に応じて調査審議するため、市長の附属機関として厚木市学校給食センターPFI事業者選定委員会を設置するための条例改正が市議会2月定例会において可決されたことから、同委員会の組織及び運営について必要な事項を市長が定めるものでございます。当委員会の事務局につきましては、厚木市長の権限に属する事務の補助執行に関する規程第2条第1項第1号及び第2号の規定により、教育総務部学校給食課学校給食施設整備担当が担うものでございますが、市長の権限において事務を執行いたしますことから、報告事項とさせていただくものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、厚木市学校給食センターPFI事業者選定委員会規則(案)を御覧ください。まず、第1条につきましては趣旨規定でございます。次に、第2条の委員でございますが、条例の規定により委員の数を5人以内としておりまして、第1号の学識経験者につきましては、PFI事業について学識経験が豊富で他市でも同様の委員をされている方、建築関係及び給食関係にそれぞれ学識経験のある方を、また、第2号の市職員につきましては教育総務部長及び政策部長を予定しておりまして、合計5人の推薦を予定しているところでございます。以下、第3条につきましては委員の任期を、第4条から第9条までにつきましては会議の運営、秘密の保持、庶務等について規定しております。なお、施行日につきましては平成31年4月1日を予定しております。
     今後の予定でございますが、4月に実施方針、要求水準書案に係る協議、9月中旬に入札説明書等の確認審議、来年の4月下旬に落札者決定基準、契約書等の確認に対する協議、5月に事業者から提出された書類の審査、その後に事業者の選定審査をしていただき、契約に至るまで5回の委員会の開催を予定しておりますので、これらの審議を経て2022年9月の運営開始に向けて、新たな給食センターの事業実施を適切に行ってまいります。
     報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 恥ずかしいんですけれども、PFIの直訳は何でしょうか。自分で調べればいいんですけれども、聞いてすみません。
  • 曽田教育長 学校給食施設整備担当課長。
  • 大塚学校給食施設整備担当課長 プライベート・ファイナンス・イニシアチブというのが英語でございまして、プライベートという部分、私的な部分での、ファイナンスは資金を調達するという意味での、イニシアチブ、民間がイニシアチブをとるというような形の中でのPFIという単語の訳でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 門田委員 覚えました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほかはいかがでしょうか。
     よろしいですか。
     (「はい」との声あり)
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項8を終わります。
     次に、報告事項9 平成31年度厚木市立小・中学校学校医等について、報告をお願いします。
     学務課長。
  • 窪田学務課長 報告事項9 平成31年度厚木市立小・中学校学校医等について、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料9を御覧ください。学校保健安全法第23条の規定により、厚木市立小・中学校学校医、学校歯科医、学校薬剤師を委嘱し、児童・生徒の健康診断、疾病の予防、学校環境衛生の確保等に従事していただくもので、別紙名簿のとおり配置しますので、御報告いたします。配置に際しましては、厚木医師会、厚木歯科医師会、学校薬剤師会の推薦によるもので、平成31年度は延べ人数で内科医47人、歯科医46人、眼科医、耳鼻科医、薬剤師はそれぞれ36人の計201人となってございます。
     なお、新任の学校医は、小学校内科医1人、小学校眼科医1人、中学校眼科医1人、小・中耳鼻科医1人、小学校歯科医2人、小学校薬剤師3人、中学校薬剤師1人、計10人となります。委嘱日につきましては平成31年4月1日となり、その他の学校医につきましては継続ということでございます。
     報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     この中で、医院名とか薬局名が書いていないことについての補足の説明か何かありますか。
     学務課長。
  • 窪田学務課長 書いていないところがございますが、眼科医のところになります。4ページになるかと思いますが、眼科医のところで、例えば睦合中の鈴木リリ子先生のところが書いてございませんが、これは閉院をしているということで、今、開業をされていないという形でございます。
     それから、薬局の方につきましても、一番最後の10ページになるかと思いますが、藤塚中の松崎裕子先生につきましても、開局をされていないという形になります。しかしながら、学校歯科医、それから薬剤師会から推薦をいただいて、学校医等にさせていただいているというところでございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     ほか、門田委員。
  • 門田委員 よろしくお願いします。昔は3師会、内科、歯科、薬剤師、今は眼科、耳鼻科、入りましたけれども、健康診断と、学校保健委員会があればそのときぐらいでしたけれども、学校保健法じゃなくて学校保健安全法に変わってからは、子供たちの相談にドクターが積極的に関わるというふうに法律で変わって、それで、この委嘱をしていただく201名の方々に、こんな内容でとか、何か、業務内容というんでしょうかね、どんな形でお伝えしていただけるのかなと。学校でも先生、学校保健医会ですとか、お忙しい中、ほとんどの方、よく学校に、子供たちに協力してくださるんですけれども、こういう仕事内容ですというのはどんな形で先生方に行くんでしょうか。すみません、よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 学務課長。
  • 窪田学務課長 学校医につきましては、児童・生徒の、当然、今、おっしゃいましたとおり、健康診断、それから疾病や感染の予防に関する相談ということ、特に季節性のインフルエンザなどの場合についての学級閉鎖ですね、そういったものの御相談という形に指導を仰いでいるということになりますので、その内容を先生たちの方に、養護の教諭になるかと思いますが、そちらと学校長と相談をさせていただきながら、学級閉鎖等をしていくと、そういったような形と、健康診断で内容的に何か問題が生じた場合について、学校と学校医と相談をして対応していくというような形で、先生方には対応させていただくという形になってございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 ありがとうございます。子供たちの健康課題というのがもう想像つかないほど深く、広くなってきていますので、謝礼というんでしょうか、お給料というんでしょうか、一律のものプラス学校の出勤日数掛けて、それ相応のお金が行くわけなので、お金のときでもいいですし、この委嘱状のときでもいいですので、昔の学校、インフルエンザだけの相談ではなくて、いろいろ子供たちの健康相談を相談できるということで、どんどんしてくださいと国からいろいろ文書が来ているんですけれども、実際なかなか現場では、お忙しい先生を目の前にして言いにくいし、学校保健医会を開くのさえ遠慮がちになってしまいがちなところなので、できたら委嘱状と一緒に、新しい学校保健安全法に規定されている医師、歯科医師、薬剤師、眼科、耳鼻科の先生方の、こんな内容でというのを、何かパンフレットがあったと思うので、一緒にお手元にお渡しいただければ大変有り難く思います。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     ほか、よろしいですか。
     特になければ、報告事項9を終わります。
     次に、報告事項10 厚木市教育委員会平成31年度教育指導の重点と教職員の研修方針について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 それでは、報告事項10 平成31年度厚木市教育委員会教育指導の重点と教職員の研修方針につきまして、資料10により御報告申し上げます。
     最初に、教育指導課から教育指導の重点について御説明をさせていただきます。本重点は、厚木市教育大綱、それから厚木市教育委員会基本目標方針等を踏まえまして、小・中学校における教育の充実、向上を図るため、毎年定めているものでございます。昨年度は新学習指導要領改定の移行期間に入ることを踏まえまして、内容を大きく見直し、目指すべき重点の在り方を明示いたしました。平成31年度に向けましては、その移行期間2年目を迎えますことから、重点の項目、内容については変更することなく、引き続き13項目の実践を進めることを示させていただきました。
     恐れ入りますが、資料10を1枚おめくりいただき、1ページの教育指導の重点を御覧ください。項目の構成につきましては、1ページの前文から始まり、2ページ以降、1番、学校経営・運営の充実、2で学習指導の充実を図ることで学力向上について、3ページになりますが、3で児童・生徒指導の充実を通しまして、自己有用感を高めることなどを示しております。4、5、6と人権、道徳、支援教育の充実ということで、人権を大切にすることを示させていただいております。その後、7から13において各分野の重点を示させていただいております。
     続きまして、最初の1ページにお戻りをいただき、今回新しく文言を整理した箇所につきまして下線を引いて示させていただきました。その主な部分を4点、御報告させていただきたいと思います。
     1ページの前文につきましては、3段落目の1行目の後半におきまして、これまでは未来の創造を目指していくとなっておりましたが、新学習指導要領、厚木市教育大綱に合わせまして、「社会を切り拓くための資質・能力を確実に育成する」という表現に変えさせていただきました。
     続きまして、2ページを御覧いただきたいと思います。1番の学校経営・運営の充実におきましては、(1)におきまして、本市のセーフコミュニティの考え方を表す「安心・安全」という言葉を追記させていただきました。また、同じく(4)において、「持続可能な社会の担い手として、互いのよさを生かして協働し、多様性を尊重」という言葉を追加いたしまして、SDGsの理念を示す内容を追記させていただきました。
     続きまして、4ページを御覧ください。4の(3)におきまして、これまで外国籍及び帰国児童・生徒という表現になっておりましたけれども、より多様な子供たちに対応するというために、国の表現に合わせまして「外国につながる」と訂正をいたしました。
     さらに、1枚おめくりいただいて、6ページにつきましては、11の(1)、情報教育の充実におきまして、情報活用能力に具体の3本柱を追記させていただきました。この重点に示した内容を推進することによりまして、各学校の適切な教育課程の編成及び実施、その評価の充実に努めまして、未来を担う人づくりを積極的に推進してまいりたいというふうに考えております。
     続きまして、7ページを御覧ください。研修方針につきましては教育研究所長から御報告をさせていただきます。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 川口教育研究所長 続きまして、教職員の研修方針について御報告を申し上げます。
     資料の7ページを御覧ください。
     本方針は、教職員の専門性と資質、能力の向上を目指して定めるものでございます。まず、前文におきまして、教育基本法に示されております教員の使命と職責について触れるとともに、新学習指導要領では社会に開かれた教育課程を重視することや、主体的、対話的で深い学びの実践が求められていること、そして、その実現のためには教職員が絶えず研究と修養に励み、資質、指導力の向上に努められなければならないことを明示いたしました。前文につきましては、今年度に引き続き、平成31年度も新学習指導要領の全面実施へ向けた研修等の充実を図ってまいりますので、大きな変更点はございません。
     次に、教育委員会といたしまして、本市の教育大綱等も踏まえ、5点の研修方針を定めました。今回新しく文言を整理した箇所につきましては、下線を引いて示させていただいております。
     1点目といたしまして、全ての教育活動の基盤となる、一人一人の人権を尊重した教育を実現するために、豊かな人間性や社会性など、総合的な人間力の向上に努めることといたしました。下線の部分については、神奈川県教育委員会の教員研修計画に示されております目指すべき教職員像を参考に変更をいたしました。
     2点目といたしまして、新学習指導要領についての理解を深め、確かな学力を育むために、よりよい授業づくりができるよう、指導力の向上に努めることといたしました。下線の部分については、新学習指導要領で重視されております主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善について、加筆いたしました。
     3点目といたしまして、いじめや不登校を始めとする教育の様々な今日的課題に関する研修を通し、より深い児童・生徒理解に基づいた指導ができるよう、教職員の対応力の向上に努めることといたしました。
     4点目といたしまして、職層や職務に応じて教職員としての専門性を高め、一人一人の資質能力の向上はもとより組織力の向上に努めることといたしました。こちらにつきましては、校長、教頭、総括教諭、教諭といった職層や、人権教育、児童・生徒指導、道徳教育等、担当者としての専門性を高めることと同様に、学校全体の組織としての力を高めることも重要であることから、新たに方針として加えたものです。
     最後に、5点目といたしまして、様々な研修や研究を通して、教職員の専門性と資質、能力の向上を図るとともに、その成果を還元、共有することにより、教育活動の改善充実を図ることといたしました。
     以上、それぞれの方針に対しまして、どのような内容の研修等が関連するのかということを方針の後ろに括弧書きで明記させていただいております。
     1枚おめくりいただきまして、8ページを御覧ください。平成31年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターで実施いたします研修等につきまして、研修方針との関連をまとめた一覧表でございます。それぞれの研修会、部会等の重点となる研修方針に印を付けてございます。
     次に、見開き右側のページ、1/6とページを打ってございますが、平成31年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが所管いたします研修等につきまして、それぞれの趣旨や対象、日程を一覧にいたしました。まず、1/6ページ、2/6ページは教育指導課が所管する事業でございます。各学校の担当者を対象として12の推進部会等を開催してまいります。次に、3/6から5/6ページは教育研究所が所管する事業でございます。校長、教頭、初任者などを対象とした研修のほか、希望制による各種研修講座や教育研究発表会、教育講演会等を開催してまいります。最後に、6/6ページは青少年教育相談センターが所管する事業でございます。不登校の未然防止、校内支援体制の充実といった観点から、教育相談コーディネーターを対象とした連絡会議、ステップアップ講座、ケース研究会等、4つの事業を実施してまいります。平成31年度も教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが連携を図りながら、教職員の資質と指導力の向上に向けた研修等、事業の充実に努めてまいります。
     以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 今、説明にあった、資料の1/6ページから6/6ページについて、詳しい研修内容と日付が入って、これが年の頭に各学校の先生方が手元に来ると、本当に先生の資質向上のすごい目安になって、年頭にこういうのが出るとすごくいいなと思います。本日、冒頭の議会の報告の中で、田上議員だったでしょうか、学力向上のためにというような質問がありましたけれども、やはり個々の学力のためには先生たちの資質が上がらなければいけないということがあって、これだけ研修しているからいいということではなくて、できれば先生方個人、個人が積極的に、私はこれに行きたいんだ、これで学びたいんだというような、あなた行きなさいではなくて、そういうような資料になるとすごくうれしいと思いますし、それが市民の方、議員の方々に理解されるとすごくいいなと思います。年頭に出るのはすごくいいことだなと思っています。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほか、いかがでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 1つ教えてください。資料の1/6のところなんですけれども、食育推進部会というのがございます。非常に、児童・生徒の食生活、食行動を考えるというのは、将来にわたって学力含めた成長に欠かせない側面を担っていると思うんですけれども、食育推進部会の対象となっている先生なんですが、食育担当教員と栄養教諭と、これは性格的に変えたものなんでしょうか、あるいは栄養士も含めて、カテゴリーという言葉が妥当かどうか分かりませんけれども、どのようなすみ分けをしているのか、教えていただければ。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 この食育推進部会においでいただく方々は、栄養教諭が6人おりまして、ちょうど36校を6人でネットワークを組んで、6校ずつのグループを作っているというような状態になっております。そこに1人栄養教諭がいるということですので、栄養教諭が配置されていない学校については、この食育担当の教員が出てくるということで、36人がそろうということがまず1つ、その中で、食育の方々の会議というのが意外とないものですので、ここは推進部会になっておりますから、研修というよりは、その方々が集まって、6校のネットワークで取組を確認をしたりとか、あるいは、文科省から新しい指示が出てきたときに全体で確認をしたりというような、お互いの勉強会を兼ねているような、そういった形で推進部会を開かせていただいております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山本委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 教えてください、お願いします。平成30年度、厚木市はコミュニティ・スクールをスタートしたわけですけれども、教育指導の重点とまた違うところで出てくるのかなと思いながら、厚木市の目玉である全ての学校がコミュニティ・スクールで地域から支えられているという、これはもし入るとしたらどこなのかなというので探していたんですけれども、ここに書く必要がないんだったら、それはいいんですけれども、それが疑問点の1つです。
     それから、もう1つなんですけれども、先生方に大変人気がある土曜日寺子屋教室ですね、これは先生方が自分の個人の時間を使って行きたいところに行けるという、大変人気がある講座と聞いています。これが土曜日用の寺子屋と、夏休み用の寺子屋がありますよね。4/6ページです。そこで、夏期寺子屋講座の6番目なんですけれども、あつぎ郷土博物館を使って、今回、生物編で、入っていって右側のあのコーナー、虫とかいろいろな動物とか植物を使われると思うので、生物編と、歴史編とかまたあるんでしょうかね、それとも今年はこれで行くのかなと思いながら、私が分からないのは、あそこは厚木市内の全部の子供たちに見てほしいな、使ってほしいな、授業でも使ってほしいという願いがあるもんですから、博物館はこんなふうになっているんだ、こういうふうにというのを先生方が一回オープンで見られると、夏休みぐらいに、いいなと思うので、何かあったらいいなというのが、博物館に関しては、それが2点目です。
     もう1つあるんですけれども、ここに載っていない、体を鍛えるというか、体育的な要素とか保健的な要素とかは項目に載っていないので、これは、厚木市のこれにはないけれども、県の方では必ずあって、それについては行けるということなのかなというのを自分で想像しているんですけれども、教えていただけたらと思います。いろいろな内容があって、すごく恵まれているなと思って、根幹に関わる学級経営の在り方というのが、どこでみんな個人的に勉強するのかなというのがちょっと心配だったものですから、これに載っていないところは県の研修に参加できるようになっているのかなというのを教えていただければ有り難いです。
  • 曽田教育長 では、お願いします。
     教育指導課長。
  • 佐藤教育指導課長 今お尋ねをいただきましたコミュニティ・スクールと体育的な要素のものにつきまして、教育指導の重点につきましては、このコミュニティ・スクールの記述、2ページ1番の(1)になりますけれども、ここで、コミュニティ・スクールの機能を生かし、ということで書かせていただきました。これは本当に様々な、例えば学習指導、児童・生徒指導、支援教育、それぞれありますけれども、コミュニティ・スクールにつきましてはそれらを実現するためのツールというふうに考えておりますので、一丁目一番地のところに書かせていただいて、是非、以下の重点項目をコミュニティ・スクールも利用して、地域を巻き込んでやっていくというような思いは示してあると御説明をさせていただきたいと思います。
     続きまして、体育的な要素ということなんですけれども、こちらは6ページになります。12番、健康教育の充実というところで、心と体を一体として捉え、というようなことですとか、運動や健康、安全についての理解を通してというようなことで、この体力向上についても厚木の場合は喫緊の課題と捉えておるところがございます。ですので、重点の方にはそこに挙げさせていただいて、継続的に取り組んでいくという意思を示させていただいております。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 川口教育研究所長 先ほど御質問をいただきました郷土博物館の活用についてですけれども、今年度も既に2月23日に施設見学ツアーということで、土曜日の寺子屋講座で36人ほど先生方に御参加いただいて、半日ですね、中をよく見せていただいて、浮世絵の説明ですとか、大変専門的な内容で研修をさせていただいております。来年度につきましては、夏の時期に、土曜日ではなくて、夏の希望研修ということで、生物編ということで、生き物の形で実施をさせていただく予定でおります。また、31年度については初任者研修会、こちらを4回実施する予定でおりますけれども、6月は郷土博物館を会場にさせていただきまして、そちらで厚木市の様子も初任者の方たちに御覧いただきながら、またほかの研修内容も実施いたしますけれども、郷土博物館を活用しながら初任者研修会も実施する予定でおります。
     次に、体育関係、保健関係の研修につきましては、研究所等で実施するものは特に用意していないんですけれども、神奈川県教育委員会の方で、体育の実技ですとか保健関係、養護教諭の先生方等の研修については計画的に実施をされておりますので、36校の先生方がバランスよく参加いただけるように、こちらで学校と調整しながら参加者を決定しているところです。
     最後に、学級経営等についての研修につきましては、こちらの4/6ページのところですね、余り詳しくは書いていないんですが、例えば4/6ページの9番の土曜寺子屋講座の人間関係づくりですとか、あるいは13番のトラブル対応ですとか、あるいは15番は学級経営そのものを講師の先生にやっていただく予定です。また、夏の寺子屋講座でも不登校対応の支援の方法等について研修を予定しておりますので、幾つか必要なものを御希望いただいて、研修を受けていただくことは可能になっている状況かなと考えております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい、ありがとうございます。よく分かりました。きょうの朝刊に写真入りで、博物館、わずか2箇月で1万人突破と、たくさんの行を割いて紹介されていて、有り難いなと思いました。説明でよく分かりました。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 すごくつまらない質問ですけれども、この資料の1/6ページから6/6ページのテーマと日にちが決まっていますけれども、全て講師も決定しているということでしょうか。すごいです。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 川口教育研究所長 既に講師はお願いをしている状況でございます。
  • 森委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 1点質問させてください。4/6ページなんですけれども、先ほどから出ている寺子屋講座なんですが、非常にすばらしいシステムかなと感じております。その中で、寺子屋講座のナンバー8から17まで、対象というところで、教職を目指している市民、希望生徒というのがございます。これは、いわゆる教員を希望している学生という判断でよろしいですか。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 川口教育研究所長 はい。大学生の方で教職を目指している方も含めまして、また、学校には教員の方以外に教育指導課等から、元気アップアシスタントですとか学力ステップアップ支援員さんですとか、介助員さんですとか、様々な臨時の職員を派遣しておりまして、そういった方たちも勉強のために土曜日に参加されることがございますので、厚木市の子供の学校教育に関わっていただいている方たち、皆さんを対象に御参加いただいている状況です。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山本委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     では、特になければ、報告事項10を終わります。
     次に、報告事項11 厚木市教育ネットワークコーディネーターの委嘱について、報告をお願いします。
     青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 それでは、報告事項11 厚木市教育ネットワークコーディネーターの委嘱につきまして、資料11に基づき御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料11を1枚おめくりいただいて、別紙を御覧ください。現在、厚木市教育ネットワークコーディネーターを委嘱しております山口早苗様につきましては、任期が平成31年3月31日に満了いたしますが、4月1日からも再任として委嘱するものでございます。また、2月の定例教育委員会で御承認いただきました規則改正に基づく増員分に、新任といたしまして、伊藤洋子様に委嘱するものでございます。お二人の任期につきましては、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間となります。なお、教育ネットワークコーディネーターの主な職務といたしましては、課題を抱える児童・生徒が置かれている環境への働きかけ、関係機関等との支援のネットワークの構築、保護者、教職員等に関わる支援、相談及び情報提供などでございます。これらの職務を遂行することにより、不登校、いじめ等の課題を抱える児童・生徒の置かれている環境へ働きかけ、課題解決を図ってまいります。
     報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項11を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。
     再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。
     なお、傍聴いただいた方についても、これ以降、会議を非公開といたしますので、御退出くださいますようお願いいたします。

暫時休憩16時11分
再開時刻16時13分

 報告事項3 事務の臨時代理の報告について(厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の内申について)
 (資料に基づき説明し、了承された。)
暫時休憩16時20分
再開時刻16時21分

 議案第13号 厚木市久保奨学金(平成31年度高校等修学奨学金(第3期生・第4期生))の支給決定について
 (資料に基づき説明し、可決された。)
 報告事項5 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
 (資料に基づき説明し、了承された。)

  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、平成31年厚木市教育委員会3月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻16時46分

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