令和元年厚木市教育委員会8月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要
会議主管課 教育総務課
会議開催日時 令和元年8月20日火曜日
午後2時
会議開催場所 厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室
出席者 教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
事務局
山口教育総務部長、佐後学校教育部長、山岸社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤学校施設課長、安齊学校給食課長、
大塚学校給食施設整備担当課長、窪田学務課長、
八木教育指導課長、長沼社会教育課長、
吉澤スポーツ推進課長、葉山中央図書館長、安齊職員課長
説明者 事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第32号 令和元年度教育予算補正について
議案第33号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例(案)について
議案第34号 厚木市第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会委員の委嘱について
議案第35号 厚木市和田傳文学賞審査会委員の委嘱について
議案第36号 厚木市厚木こども科学賞審査会委員の委嘱について
議案第37号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱について
議案第38号 第2次厚木市教育振興基本計画策定に係る諮問について

3 協議事項

(1) 複合施設等整備基本計画の検討状況について

4 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  • (2) 給食用食材の放射性物質の測定結果について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻15時00分

  • 曽田教育長 定刻になりましたので、ただ今から令和元年厚木市教育委員会8月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として門田委員を指名させていただきます。お願いします。
     始めに、私から報告いたします。
     お手元に配布しております令和元年8月定例教育委員会教育長報告を御覧いただきたいと思います。
     令和元年7月23日火曜日に開催されました7月定例会以後の主な行事等25件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1ページ、2番目ですけれども、7月25日、これは場所が本庁舎の方ですね、ティーボールの全国大会への出場権獲得報告で表敬訪問がございました。訪問は、愛甲小ソフトクラブ、星山監督、山口スコアラーほか小学校3年生から6年生までの24人の方々です。県大会で優勝ということで、所沢で実施されます全国大会に駒を進めることができたということです。後で結果もお聞きしましたが、準優勝という、全国で第2番目という本当にすばらしい結果が得られました。
     次に、5番目です。7月29日月曜日、今度は高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会への出場報告のために、三田フレンズの志村監督、落合コーチほか小学校4年生から6年生までの合計16人の方々が来てくださいました。県大会で優勝し、全国大会に出場することができるということで、厚木の小学生たち、本当に大活躍の夏でした。
     1枚おめくりいただきまして、2ページの9番目です。8月1日、今度は中学生の方ですけれども、市役所第二庁舎16階におきまして、令和元年度関東・全国中学校体育大会出場生徒激励会を開催いたしました。今回は学校数、種目、生徒、いずれもここ近年に見ないほどの多人数でした。参加していただいた中学校が、依知中学校、荻野中学校、小鮎中学校、玉川中学校、南毛利中学校、藤塚中学校、睦合東中学校ということで7校。訪問してくださった方々38人、欠席が9人ございましたけれども、38人ということです。種目も、水泳、陸上、卓球、ソフトテニス、バレーボールということで、個人種目、団体種目合わせて全部で5種目ということで、非常に多くの種目、多くの学校で、多くの子どもたちが関東大会や全国大会への出場切符を手にしたということで、これも先ほどの小学生ではないですけれども、厚木の将来を担っていってくれる中学生、大活躍をしてくれました。
     次に、3ページの19番目です。8月7日、これは委員の皆様にも出席していただきましたけれども、文化会館小ホールにおきまして、厚木市教育委員会教育研究発表会・教育講演会を開催いたしました。発表していただいたのが2件、講演が國學院大学、田村学先生の「子どもの学びをつくる」という演題での御講演でした。学校関係者等含め全部で341人の参加者で盛大に執り行うことができました。
     次に、4ページの24番目です。8月19日、昨日ですが、この会場におきまして第3回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。7月19日に1学期終業式を迎え、あっと言う間もなく1箇月が過ぎて、あと10日ほどで2学期がスタートするということになりますけれども、夏休みを振り返り、2学期に向けてお願いをしたいこと等をお話させていただきました。また、今日ですけれども、第2回の厚木市小・中学校教頭会議をここで開催させていただきまして、校長先生方にお話をしたことプラス、教頭先生はまたお立場が違いますので、教頭先生に特にお願いをすることについて、話をさせていただきました。
     以上でございます。
     本日の日程のうち、報告事項1については個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
     それでは、審議事項に入ります。
     日程1、議案第32号 令和元年度教育予算補正についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 それでは、議案第32号 令和元年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、本予算補正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。
     まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を6,300万円増額し、補正後の教育予算歳入金額を14億4,625万9,000円とするものでございます。
     次に、下の歳出の補正額でございますが、教育総務部に関する事業費を2億1,639万2,000円、社会教育部に関する事業費を1,106万9,000円それぞれ増額しまして、補正後の教育予算歳出金額を59億5,658万3,000円とするものでございます。
     詳細につきまして各部から御説明いたします。
     まず、教育総務部になります。1枚おめくりいただいて、2ページを御覧ください。歳入になります。教育総務部学校施設課の市債、市債、教育債、小学校債につきまして、6,300万円の増額補正をするものでございます。
     次に、下の3ページを御覧ください。3の歳出になりますが、教育費、小学校費、学校管理費の右にいきまして、需用費、役務費及び工事請負費につきまして、左の補正額の合計のところになりますが、1億5,399万2,000円。次に、教育費、中学校費、学校管理費、右にいきまして、需用費及び役務費につきまして、2,900万円の増額の補正を行うものでございます。
     内容につきましては、小学校4校の家庭科室調理台修繕のほか、小・中学校の施設修繕を実施するため、小学校維持補修事業費及び中学校維持補修事業費をそれぞれ増額。小学校3校及び中学校1校の巨木化、古木化した樹木の剪定あるいは伐採を実施するため、小学校維持管理事業費及び中学校維持管理事業費をそれぞれ増額するとともに、相川小学校のグラウンドの一部として活用していた借地を返還したことに伴うグラウンド改修工事を実施するため、小学校校庭整備事業費を増額するものでございます。
     続きまして、4ページを御覧ください。学校給食課になります。教育費、小学校費、学校保健給食費の需用費及び備品購入費につきまして、3,340万円の増額の補正を行うものでございます。
     内容につきましては単独調理場に設置しておりますボイラー及び業務用給湯器、自動ドアの経年劣化による交換修繕を実施するため、単独調理場運営事業費を増額するとともに、一体炊飯器の補修用部品の供給が終了することに伴う備品購入費を増額するものでございます。
     次に、6ページを御覧ください。第2表の繰越明許費補正でございます。先ほど御説明申し上げました小学校校庭整備事業費につきましては、現在グラウンド改修に係る測量及び実施設計を行っておりますが、設計完了後に工事発注しても、工期等を考慮すると今年度中に工事を完了することが困難であるため、翌年度に繰り越して予算を執行できるよう措置するものでございます。
     続いて、その下の第3表の債務負担行為補正でございます。(仮称)厚木市学校給食センター整備運営事業経費といたしまして、平成29年7月に策定いたしました、(仮称)厚木市学校給食センター整備計画に基づき、今年度に入札公告を行い、令和2年度から令和19年度までの事業期間において、PFI方式で中学校給食施設整備と、令和4年度からの給食調理運営を行うため、債務負担行為を設定するものでございます。
     最後に、第4表、地方債補正を御覧ください。小学校整備事業費につきまして、相川小学校のグラウンド改修工事を実施することに伴い、借入限度額を増額するため変更するものでございます。
     教育総務部の説明は以上でございます。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 恐れ入りますが、5ページをお開きください。体育施設維持補修費、1,106万9,000円の補正でございます。内容といたしましては、南毛利スポーツセンター体育室照明交換修繕費の補正でございます。体育施設照明には水銀灯を使用しておりますが、水銀灯8灯が不点灯となり、水銀灯交換の際に降下させるオートリフターも不動作が生じております。体育室には全部で54灯の水銀灯がありまして、他の水銀灯も寿命的に交換の時期となっており、また水銀灯につきましては2020年以降、輸入や製造が中止となっておりますので、ここで補正をいたしまして、省エネで長寿命のLEDランプに交換する修繕を行うものでございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 今のスポーツ推進課長の御説明でお伺いしたいと思います。南毛利スポーツセンター、水銀灯からLEDへの交換ということで、コスト的なところと、それから照明の照度を考えても非常にいいことかなと思っておりますけれども、お教えいただきたいのは、ほかのスポーツ施設などでもこういった交換がかなり進んでいるのでしょうか。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 こちらのLEDランプにつきましては、ほかの施設はまだ交換できていないような状況でございますが、三田小学校の体育館と校庭については、LED化ができております。2020年以降、購入できない水銀灯を使用している東町スポーツセンターの体育室、武道場や猿ケ島スポーツセンターの体育室の水銀灯につきましては、早期にLED化を図っていきたいということで、計画的に進めていきたいと思います。
     また、2020年度以降も製造される水銀灯がございますので、そちらは玉川野球場、南毛利スポーツセンターテニスコートなどで使われておりますが、そちらについても、LED化をすることによって電気料が4割ぐらいになるというような状況でございますので、計画的に予算要求をして進めていきたいと考えております。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山本委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 今のLEDですけれども、大きなスポーツ施設については水銀灯からLEDの方向にということですけれども、自分も小学校の経験で、卒業式のシーズンになると、水銀灯がなかなかつかないとか、よく間際になってドタバタと慌てふためいたという記憶があります。小・中学校の体育館にも水銀灯が設置されていると思いますけれども、今後はどうなっていくのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 小・中学校36校の体育館のアリーナにつきましては、既にLED化を終了しております。ステージについては白熱系と、あとメタルハライト、同じ水銀系ではございますが、メタルハライトランプについてはまだ製造がされますので、順次切り替えをしていくということでございます。あとは、教室に使われている蛍光灯関係につきましても、蛍光灯は2030年度まで製造がされますが、次の総合計画に合わせ、今後、教室のLED化についても順次計画を進めていくような考えでございます。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 学校のグラウンドは水銀灯ですか。学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 1,000ワットの水銀灯が設置されています。唯一、三田小学校についてはグラウンド整備第2期工事、昨年度から2箇年継続事業で行っていますが、こちらは再配置に伴いましてLED化にしております。ですから、今現状では屋外の夜間照明については1校だけがLEDになったということで、先ほどスポーツ推進課長からも説明があったように、今後計画的に切り替えをしていくということになると思います。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 今の杉山委員の質問と一緒ですけれども、小学校にいたときに、慌てて交換しようと思っても、聞きましたら工事というのでしょうか、簡単に取り換えられないということで、やるのがすごく大変だということを電気屋さんに聞いたことがありますけれども、今回、南毛利のスポーツセンターは54灯一斉に変えるんでしょうか、それとも切れたところから変えていくのでしょうか。それから、どのぐらいのものなのか、結構高いんだよということは聞いておりますけれども、お教えいただければ幸いです。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 今、1,106万9,000円ということでございますが、これは54灯全ての交換を一斉に行う、器具から配線から全部変えて、電気系統全部を新たなものにして対応するということでございます。そういうことで実施したいと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第32号を可決いたします。
     次に、日程2、議案第33号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例案についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 それでは、議案第33号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例案について、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     提案理由につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例案について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     恐れ入りますが、1ページお開きください。表題に、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例(案)とありますが、教育委員会に関係する箇所を御説明させていただきますので、恐れ入りますが、3ページをお開きください。
     四角で囲ってある箇所の上に第5条といたしまして、厚木市非常勤特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の記載がございます。そして四角で囲ってある箇所に第6条第1項第1号中「及び公民館長」を削る、としております。こちらが今回市長から教育委員会に意見を求められている箇所でございます。
     続きまして、8ページの参考資料をお開きください。新旧対照表で御説明させていただきたいと思います。太い四角で囲ってある箇所になりますが、厚木市非常勤特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正の第6条になりますが、先ほど御説明させていただきましたとおり、第6条第1項第1号の箇所の「及び公民館長」を削除させていただいております。
     なぜ、この「及び公民館長」を削る必要があるのかを御説明させていただきたいと思いますので、この議案の基になります地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律について改めて御説明させていただきたいと思います。
     次の9ページの参考資料2を御覧ください。地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の概要になります。1の概要になりますが、一般職の会計年度任用職員の任用等に関する制度の明確化等を目的として、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が令和2年4月1日から施行されます。
     (1)の地方公務員法の一部改正になります。アに特別職の任用及び臨時的任用の厳格化とあります。(ア)の非常勤特別職についてでございますが、現在一般の事務職員等であっても特別職として任用されて、その結果、一般職であれば課されるいわゆる守秘義務などの服務規律等が課されない方が存在していることから、法律上特別職の範囲について、制度が本来想定している「専門的な知識経験等に基づき、助言、調査等を行う者」に厳格化されることになります。
     少し補足させていただきますと、地方公務員法の規定では、地方公務員の職というのは一般職と特別職に分かれており、特別職に属する地方公務員の方にはその地方公務員法の規定は適用しないという規定になっていることから、今回のこの令和2年4月1日の改正では、この特別職は「専門的な知識経験等に基づき、助言、調査等を行う者」に厳格化されるということになります。
     続きまして、(イ)の臨時職員になります。「臨時的任用」は本来、緊急の場合に任用する例外的な制度でありますが、現実にはこうした趣旨に合わない運用が見られており、例えば、今働いていらっしゃる臨時職員がどの職員の代替として任用されているのか不明確な事例が見受けられるため、対象が「常勤職員に欠員を生じた場合」に厳格化されることになります。
     そして、イになります。一般職の非常勤職員の関係になりますが、一般職の非常勤職員の任用等に関する制度の明確化ということで、法律上、一般職の非常勤職員の任用等に関する制度が不明確であることから、一般職の非常勤職員について、「会計年度任用職員」に関する規定を設け、その採用方法や任期等が明確化されたということになります。
     続きまして、その下、2になりますが、新しく設けられました「会計年度任用職員」についてになります。(1)地方公務員法上、「1会計年度を超えない範囲内で置かれる非常勤の職」を占める職員がいわゆる会計年度任用職員と定義されて、2つの類型が設けられております。
     まず、アになりますが、1週間当たりの通常の勤務時間が常勤の職員と同一である、これがフルタイム会計年度任用職員。イにつきましては、1週間当たりの通常の勤務時間が常勤の職員に比べて短い、これがパートタイム会計年度任用職員という2つに分けられております。
     (2)の会計年度任用職員に係る給与及び服務については記載のとおりでございます。
     裏面の10ページをお開きください。イの服務になりますが、会計年度任用職員の方につきましては、夏季休暇等を除き、常勤職員と同様の休暇が取得でき、その他の服務の取扱いについても常勤職員とほぼ同様のものとなります。
     3の臨時的任用職員につきましては、任用の要件として、「常勤職員に欠員を生じた場合」が加わったことから、常勤職員と同様の本格的業務を行うことになりまして、給与、服務等についても基本的には常勤職員と同一のものになることになります。
     最後に、4の非常勤特別職についてになりますが、今回の改正によりまして、任用の要件が厳格化されたことに伴って、専門的な知識経験等を必要とする職であると判断できない非常勤特別職については、会計年度任用職員やあるいは行政協力員に移行するものでございます。
     改正される法律の概要につきましては以上でございますが、改めて8ページをお開き、お戻りいただければと思います。
     ただ今御説明申し上げました地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律に基づきまして、非常勤特別職が「専門的な知識経験等に基づき、助言、調査等を行う者」に厳格化されたことによりまして、現在の公民館長がこれまでの非常勤特別職ではなく、一般職の任用になることになります。したがいまして、この厚木市非常勤特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例から公民館長が外れることになりますので、同条例の一部改正、第6条によりまして、公民館長を削る必要が生じるということになります。
     説明につきましては以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 なかなか分かりづらい部分があるかと思いますが、ただ今の説明に対して何か質疑があったらお願いします。
     山本委員。
  • 山本委員 確認とお教えください。まず最初に、会計年度というのは4月1日から3月末日ということでよろしいでしょうか。
     それから、非常勤特別職、具体的にはどのような方を示すのかお教えいただけると有り難いのですが。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 現在、厚木市の市長部局、そして教育委員会で働いていらっしゃる方、様々な職種の非常勤特別職の方がいらっしゃいます。一例を挙げますと、先ほどの公民館長もそうですが、例えばスポーツ推進委員もそうですし、学校教育指導員、あるいは社会教育指導員、あるいは市史編さん嘱託員という方がいわゆる今、非常勤特別職という職に就いております。市長部局の方でも職種はありますけれども、これは割愛させていただきます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山本委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 今、館長さんについては非常勤特別職が一般職になるということになると、今まで、館長さんには守秘義務が生じなかったということになってしまうのでしょうか、今までは。でも、今度は一般職になるということは完全に一般職として守秘義務が生じるという形で捉えてよろしいですか。
     それから、私が3月までいた学校教育指導員なども、今までは非常勤特別職だったので、守秘義務関係はなかったということになってしまうのでしょうか。今度、一般職になるのでそこは生じるよという捉えでよろしいのでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 例えば、今、例を出していただきました学校教育指導員、確かに特別職でございますので、地方公務員法の規定は受けない、いわゆる守秘義務の規定はなかったということでございますが、ほかの審議会の委員などもそうなのですが、例えば規則などで縛りといいますか、守秘義務の規定を設けているものがほとんどでございます。例えば、教育委員に関しましても、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で守秘義務が課されておりまして、その職を退いた後もお守りいただくということでございますので、そういった形で地方公務員法の規定は受けておりませんけれども、別の形で守秘義務を課していると、そのようになっております。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 そうすると、法的な規定の中で今までも守秘義務というのは実は別の網のかかり方であったということですね。そうなると、実際今度4月以降にこれがスタートすると、今までの非常勤特別職という、館長さんとか学校教育指導員とか社会教育指導員さんの業務とか立場とか行動の方で変化というものは何か想定されますでしょうか。
  • 曽田教育長 職員課長。
  • 安齊職員課長 お尋ねの件に関しまして、会計年度任用職員については、待遇面では、例えば期末手当が出るとか退職手当が出るとか、変わる部分はございますけども、服務面では大きく変わる部分はないものと考えております。実際、業務について影響を与えるような服務の影響はないものと考えます。
  • 曽田教育長 杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 すみません、細かい話で。そうすると、今度、学校教育指導員とか館長さんとか、そういう方には今まで支給されなかったような手当面のものがプラスされてくるということでしょうか。
  • 曽田教育長 職員課長。
  • 安齊職員課長 会計年度任用職員に移行する方につきましては、例えば6箇月以上任期がある方については期末手当が出る、あるいは、1年を超えて任期がある方でフルタイムの方については退職手当が出るといった手当の部分で変わる部分はございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 すみません、一点だけ。今、館長というお話がありましたので、館長につきましては、一般職になるということですので、通常の私たち職員と同じ職員が館長になるということになりますので、ですから、そのまま守秘義務はあるということでございます。
  • 杉山教育長職務代理者 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     今やっていただいている館長さんがいなくなってしまうわけではなくて、公民館長という名称のものは一般職の市の職員がなるということになるわけです。今の公民館長さんは、その名前は使えないですけれども、従来どおり設置されているということになりますので。
     ほか、いかがでしょうか。
     よろしいですか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第33号を可決いたします。
     ここで、職員課長退出のため、暫時休憩いたします。

暫時休憩15時32分
再開時刻15時33分

  • 曽田教育長 再開いたします。
     日程3、議案第34号 厚木市第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
      教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 議案第34号 厚木市第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会委員の委嘱について御説明いたします。
     提案理由でございますが、本件につきましては、第2次厚木市教育振興基本計画を策定するに当たり、第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会を設置し、同委員会規則第3条に基づき、10人の方を委嘱するものでございます。
     1枚おめくりいただいて、別紙を御覧ください。
     委員構成につきましては御覧のとおりになりますが、公募による市民の方が2人、教育関係団体を代表する方が4人、学識経験を有する方が2人、市立小・中学校長から2人の合計10人でございます。なお、公募につきましては、6人の応募がありましたが、書類審査を行った結果、2人の方を選出させていただいております。
     任期につきましては、令和元年9月1日から令和2年8月31日まででございます。
     説明につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第34号を可決いたします。
     次に、日程4、議案第35号 厚木市和田傳文学賞審査会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 議案第35号 和田傳文学賞審査会委員の委嘱につきまして、御説明を申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市和田傳文学賞審査会規則第2条の規定により、委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
     委員につきましては、越後雅子様を始めとする8人でございます。委員定数につきましては、本市附属機関の設置に関する条例の規定により、8人以内と定められております。委員8人中5人が昨年度からの継続で委員を委嘱するものでございます。また、昨年度の木下委員、杉山委員、西山委員に替わり、5番、古座野里美様、6番、小柳滋様、8番、宮崎昌彦様が新任となっております。
     今回委嘱する委員の任期につきましては、令和元年9月1日から令和2年3月31日までとなります。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますよう、お願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何かありますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第35号を可決いたします。
     次に、日程5、議案第36号 厚木市厚木こども科学賞審査委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 議案第36号 厚木市厚木こども科学賞審査会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市厚木こども科学賞審査会規則第2条の規定により、委嘱をするものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
     委員は、江波戸祐子様を始めとする4人でございます。こちらの委員定数につきましては、本市附属機関の設置に関する条例の規定により、4人以内と定められております。委員4人中2人が昨年度からの継続で委員を委嘱するものでございます。また、昨年度の小沼委員、前川委員に替わりまして、1番、江波戸祐子様、2番、加納一三様が新任となっております。
     今回委嘱する委員の任期につきましては、令和元年11月1日から令和2年3月31日までとなります。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第36号を可決いたします。
     次に、日程6、議案第37号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議論の説明をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 それでは、議案第37号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市子どもアート展審査会規則第2条の規定により、委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
     委員は、榊原勇城様をはじめとする4人でございます。委員定数につきましては、本市附属機関の設置に関する条例の規定により、4人以内と定められております。委員4人中3人が昨年度からの継続で委員を委嘱するものでございます。また、昨年度の野田委員に替わり、2番、田島恵一様が新任となっております。
     今回委嘱する委員の任期につきましては、令和2年1月1日から令和2年3月31日までとなります。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第37号を可決いたします。
     次に、日程7、議案第38号 第2次厚木市教育振興基本計画策定に係る諮問についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 それでは、議案第38号 第2次厚木市教育振興基本計画策定に係る諮問について、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、現在、厚木市教育振興基本計画の計画期間が令和2年度をもって満了することから、令和3年度を始期とする第2次厚木市教育振興基本計画を策定するため、第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会に諮問するものでございます。
     内容を御説明いたしますので、1枚おめくりください。こちらが諮問書になります。
     1の諮問事項でございますが、第2次厚木市教育振興基本計画の基本理念、基本目標及び基本方針に関すること、その他第2次厚木市教育振興基本計画の策定について、教育委員会が必要と認める事項に関することの2つにつきまして、第2次厚木市教育振興基本計画策定委員会に諮問をすることを本議案でお諮りするものでございます。
     なお、今後の予定でございますが、来月9月19日に第1回の策定委員会を開催する予定でございまして、その後、審議、答申を踏まえまして、第2次厚木市教育振興基本計画につきまして、教育委員会定例会にお諮りする予定でございます。
     説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第38号を可決いたします。
     続きまして、協議事項に入ります。
     協議事項1、複合施設等整備基本計画の検討状況について、協議内容の説明をお願いします。
     中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 それでは、協議事項1、複合施設等整備基本計画の検討状況につきまして、御説明申し上げます。
     協議事項1という資料を御覧ください。
     まず、1の検討経緯でございますが、平成24年に、中心市街地の全体構想において、「歩いて楽しいまち」、平成26年に、中町第2-2地区周辺整備事業整備方針において、「第3の場所づくり サードプレイス」をコンセプトと定めております。その後、図書館基本構想、(仮称)こども未来館基本構想、新市庁舎整備基本構想が策定され、それぞれの基本理念も併せて記載しております。
     また、いずれの基本構想も、中町第2-2地区周辺に施設整備を予定しているものでございます。
     このため、2の複合施設等整備基本計画の目的は、それぞれの基本構想を受け、複合施設及びその周辺環境の整備に向けた基本的な考え方を整理し、今後の設計、整備に取り組む上での方針を定めるものでございます。
     3の御協議いただく内容につきましては、図書館基本構想の内容や考え方が反映されているか、機能や規模等が的確なものであるかについて、御協議いただくものでございます。
     1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。図書館基本構想の概要版の一部となります。
     基本理念は、市民の学び、成長、楽しみに役立つ情報拠点。
     基本方針として6つを挙げております。1、生涯にわたる自主的な学習を支える図書館。2、仕事や生活に関わる様々な課題の解決に役立つ図書館。3、教養やレクリエーション等に役立ち、文化的で豊かな生活を支える図書館。4、子ども読書活動推進の中核となり、家庭教育や学校教育を支援する図書館。5、郷土に関する情報を収集、保存、発信する図書館。6、「人と本(情報)」、「人と人」が出会い、新たな発見や交流のある図書館でございます。
     これに全域サービス網の展開と(仮称)こども未来館との融合を付加し、新たな中央図書館が目指すものを記載しております。
     続いて、おめくりいただき、(仮称)複合施設等整備基本計画の検討状況について【概要版】を御覧ください。
     2の基本計画の対象区域を御覧ください。地図の部分でございます。計画地として、四角く囲っております4ヘクタールを想定しております。
     裏面、2ページを御覧ください。
     複合施設全体のコンセプトといたしまして、-いきいきと生きる日々、すてきな時間を過ごすことができるサードプレイスを目指して-「いい日々、いい時間。」としております。
     4の主要機能の考え方といたしましては、施設全体の連携機能、図書館、(仮称)未来館、市庁舎機能、その他として消防本部や国・県の行政機関も想定しております。なお、消防につきましては、消防本署の移転ではなく、災害時等の連携強化のために本部機能のみを移転するものでございます。
     続いて、3ページ、5の建築計画を御覧ください。
     図書館機能は連携と図書館部分に配置する予定でございます。計画規模は増床しており、建物の底層部に配置を想定しております。なお、具体的な施設計画、建物の階層、配置につきましては、設計者からの提案を受け検討していくものとなります。
     7の整備手法ですが、設計、施工、デザインビルドと維持管理・運営、オペレートを個別発注する方式を考えております。
     8の建設スケジュールでございますが、令和7年(2025年)の時点を目標としております。
     1枚おめくりいただき、4ページの最後、(4)を御覧ください。
     周辺整備の手順でございますが、複合施設・駐車場ゾーンに始まり、交通結節ゾーン、商業ゾーン、サポートゾーンを整備していくことを考えております。
     続きまして、複合施設等の整備に向けた検討状況についてを御説明申し上げます。御協議いただきます該当整備のみの説明となります。
     恐れ入りますが、20ページをおめくりください。
     第2章 複合施設整備の基本理念、3、主要機能の役割、(1)図書館でございます。4つの役割を担う図書館を目指します。
     ア、“知る”、“表現する”活動のきっかけとなる図書館。人も地域も共に育まれていくような図書館を目指します。
     イ、市民ニーズを捉えていく図書館。
     ウ、市民の皆様を応援する図書館。幅広い年代や様々な特性を持つ人々が、個人で、グループで立ち寄り過ごすことのできる居場所を提供するとともに、「誰か」や「何か」に出会う場所を目指します。
     エ、地域の情報を継承する図書館を目指します。
     次に、26ページ、27ページについて御説明申し上げます。
     第3章 主要機能の考え方と規模。1、連携機能における(1)案内・相談、エの図書館・(仮称)未来館の案内及び事務室についてでございます。
     書館及び(仮称)未来館の案内及び事務室につきましては、連携し、併せて配置する予定でおります。
     また、(2)展示・交流機能において、エのホールやオの待合スペース等、共に利用するスペースとしております。
     続きまして、29ページを御覧ください。
     新たな図書館の目標像は、全ての人の拠り所となり、支える図書館、繋がる図書館となることでございます。
     新たな取組や特色あるサービスといたしましては、ア、(仮称)未来館との融合により、図書と科学展示を連動させて配置するほか、講座やイベントなどのコラボレーションを更に進めます。
     イ、知識や情報にたっぷり触れるハイブリッド図書館として、印刷資料と電子資料が共に利用可能な図書館を目指します。
     1枚おめくりください。
     ウ、求める答えがすっと見つかるように、司書による調査・相談を拡充するとともに、行政サービスの紹介や機関案内にも力を入れています。また、簡単に目的の資料にたどりつけるよう、様々な工夫を凝らすとともにICT機器の活用を図ります。
     エ、人生をわくわく奏でる企画展示として、出会いや発見が生まれる本の展示や、好奇心をくすぐるディスプレイ、イベント等、多彩なメニューを提供します。
     オ、心がいきいき育つ居場所づくりを目指します。
     カ、過去から未来へこつこつ紡ぐアーカイブ。貴重な郷土資料を後世へと伝えていくため、あつぎ郷土博物館と連携し、収集・提供に努めます。
     キ、人と資料、人と人をぐるっと繋ぎ、中心市街地の活性化に資するサービスを展開し、発信します。
     続いて、(6)の図書館機能及び規模ですが、アのエントランスエリアには、ICタグを導入し、自動貸出機等を設置いたします。
     イの大人向けのエリアでは、現在の分類法に基づく配列を遵守しながら、テーマやトピックに合わせる別仕様の本棚も設置します。また、静寂を求める方に対応する部屋を設けるほか、開放度が異なる空間を用意し、様々な机や椅子を点在させます。
     ウの子ども向けのエリアにおいては、スペースの拡充を図り、10代の子どもが優先的に使えるスペースの設置や、子育て世代向けの資料の隣設を検討いたします。
     エの書庫エリアにおいては、読書ボランティアや学校の先生が利用できるセミ閉架書庫の設置を検討いたします。なお、図書館スペース内に860席程度を設ける予定でおります。
     33ページを御覧ください。
     (7)の開館時間帯、休館日計画です。月曜日から土曜日までは午前9時から午後9時まで。日曜・休日は午前9時から午後7時までを想定しております。休館日は月1回、元旦、特別休館日を想定しております。
     (8)の管理運営体制につきましては、一般的な図書館管理運営業務に加え、編集、企画業務など、多彩な人材からなる体制イメージを持ち、民間活力の活用も含めた検討を行う必要があると考えております。
     説明につきましては、以上でございます。よろしく御協議いただきますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 それでは、ただ今の説明に対しまして、何か質疑がありましたら、お願いいたします。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 協議事項1と書いてある一番最初のページの(3)に厚木市の図書館基本構想というのが書かれておりますが、これはもう既に制定されてスタートしていることだと思いますけども、この厚木市図書館基本構想というのはどのくらいの年度を対象に考えられているものなのでしょうか。まず第1点目に聞きたいと思います。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 こちらの基本構想につきましては、今後の図書館の羅針盤となるというような、本当に先進的なものというものを書いたもので、今後の厚木市内の図書館サービス全体像について示したものでございます。この中から新たな図書館についてもということで、特に期間を定めているものではございません。
  • 杉山教育長職務代理者 続いてよろしいですか。
  • 曽田教育長 はい、杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 なぜ期限を聞いたかと言いますと、こういう大きな建物が複合施設でドンと建つと、今、学校の施設なども、40年とか50年とかいう、長寿命化しながら長くもたせるという形になっていますけれども、多分この建物もやはり40年、50年を視野に入れた形になると思うんですね。今、自分が一番危惧しているのは、近隣の市などで管理運営方式というのでしょうか、建てるのは業者が建てて、中の管理運営は多分業者にお願いするという形になってしまうのですが、そういう形に基本構想で縛りがある、縛りというのも変な言い方ですけれども、そういうことを考えていなければいいんですけれども、自分としては余りそういうのはよくないと思っていて、是非、市の方でずっと運営をしていっていただきたいなという気持ちがありましたので、お聞きしました。
     再度繰り返しますけど、そういう運営を業者にお願いするようなことは、今、市としては考えられていないということでよろしいでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 すみません、実はこれから考えていくという形になっております。現時点でも委託業務という形の体制はとっておりまして、今後につきましても、新たな図書館というところで特に強化したいもの、また、(仮称)未来館との連携により、その部分の拡充ということも考えられますし、先ほど申し上げましたように、従来の図書館業務にプラスアルファで、企画、編集、発信というものを考えておりますので、そういった中で、全て自前ということではなくて、中にはそういった特殊な仕事と言うのでしょうか、編集とかそういったものもございますし、司書は司書としてやはりベテランという部分もございますので、そのあたりそれぞれの職能の強化という部分で、どういったことが一番これからの運営についていいのかということについて、新たな図書館については検討するという形になっております。
  • 曽田教育長 これが基本計画になっていくわけですよね。その中で、33ページに、ウ、管理運営体制の検討方法、今後、指定管理者制度の導入又は業務委託等の民間活力の活用も含めた可能性の検討をしていく必要があるということで、現時点でどうするこうするというようなところまでは、当然、基本計画の段階ですから決まっているわけではないので。その辺のところについて、今、杉山委員が御質問されたのではないかと思いますけれども、それでいいんですよね。
     ほか、いかがでしょうか。山本委員。
  • 山本委員 20ページを見ますと、主要機能の役割というところで、(1)のア、“知る”、“表現する”活動のきっかけとなる図書館と、非常にいいコンセプトだと思うんです。いいコンセプトなんですけど、なかなか抽象的というか、具体的でない、分かりづらいところもあって。例えば「活動のきっかけとなる図書館」、このあたりは具体的に何か考えが既にあるのでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 具体的なものといたしましては、先ほどの運営のところにサポートとかボランティアというものが書いてございましたけれど、例えば図書館の中でこんなこともできるのではないかとか、こういったことがきっかけで人がつながりはじめたときに、例えば図書館を舞台としてこんなこともやりたいとか、この辺でイベント、企画ということが出てきた場合に、全てを市の職員が自前で行うのではなく、そういった何かプラスアルファのもの、図書館協議会の委員さんからも御提案が出ましたが、今、地域にいろいろな能力を持った方がたくさんおいでになって、もっともっとその力は発揮されるはずだと。
     そういったところで図書館のお手伝いという形で、図書館を舞台にして、この言い方も抽象的ではございますが、こんなこともできるのではないかというところで、単発の形でのきっかけづくりと、場所とか支援の提供ができて、それがまた活動の輪として広がっていけたらいいなということは考えておりますが、ソフト部分については、今後、具体的に考えなければいけないということであるとは思っております。
  • 曽田教育長 山本委員。
  • 山本委員 なるほどという感じがいたしました。市民のマンパワーをいかしていくというのは非常にすばらしいことではないかなと思うんですね。
     29ページの(5)のアのところ、未来館との融合ということで、そこの上から2行目でしょうか、「講座やイベントなどのコラボレーションを更に進める」と。そういった意味では、博物館ですとかいろいろな市の施設があろうかと思いますので、そういったところと協力しながら、図書館が中心となるという言い方は変かもしれませんけれども、どう言えばいいんでしょうか、交通のハブ的な、そういった役割をしていただけるといいのではないかなという気がします。是非すばらしいアイデアを期待したいなと思っております。
     もう一点、私の方から質問させてください。31ページなんですけれども、(6)の図書館機能及び規模というところのウになります。ここですけれども、子どものエリアのところということで、ウの10代優先のスペースというのがあります。例えば、10代というのも小学校の高学年から中学生、高校生と非常に幅が広いなと思うんです。そうすると、小学生5、6年生の10代と中学生、あるいは高校生というのは恐らく使う内容ですとか、目的というのが相当変わってくるのではないかなという気がいたします。そのあたりはどのようにお考えなのか。分かる範囲で結構ですので、お教えいただけると有り難いのですが。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 こちらのスペースなんですが、平日につきましては、それぞれ年代によってやはり多少時間帯というものがありますので、そういったところで1日の9時から9時までの時間帯によって、来館者層がどんどん変わっていくということを考えますと、そのあたりに対応できるようなスペースの配置、計画というのを考えております。
     また、中高生につきましては、今、残念ながら私ども図書館の来館者が大層少ないという状況になっておりますので、このあたりについては、実際に研究とか観察とか、皆様の御意見をいただくことも必要だとは思いますし、特に施設計画のベースとなるものですので、こういったものを出したときに、設計家の方々がどういうアイデアを出してくるのかというところで、楽しみにしている面もございます。
  • 曽田教育長 山本委員。
  • 山本委員 質問ではなく、意見ということで聞いていただけるといいかなと思うんですけれども、アミューに行きますと、かなり中学生、高校生が仲間で学習スペースとして使用しているのをよく見受けます。そういった意味では、アミューのああいったスペースもそうですし、図書館のこういったエリアなどで、非常にいいという表現は変ですけれども、前向きな活動ができる場所の提供などもできるといいのではないかと思うんですね。
     私は、いろいろな可能性が図書館にはあるような気がしておりますので、是非、可能性が広がるようなそういった使い方を模索していただけるといいのではないかと思います。
  • 曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 開館時間も今までより長くなって、9時までというと子どもたち、高校生とかも来館できるかなというので、それから計画一つ一つが夢のある、こんな図書館ができたらすごいねという希望にあふれた内容で、長生きしたいな、こういう図書館で過ごしたいなという気持ちがいっぱいです。一つ一つ、急にはできなくても実を結んでいけるように応援したいなと思います。
     ただ今の山本委員の発言と重なるところがありますが、今、児童館とかジュニアさんの関係のボランティアをやっておりますけれども、昔は公民館でちょっと集まれたけれども、今は公民館も集まれないし、ジュニアリーダー、中学生、高校生などが、児童館を貸してくださいと来たり、お勉強をするところ、アミューはいっぱいですよね。図書館ももう、朝行ってあっと言う間にいっぱいになってしまいますね。こういうところが、31ページで、考えて、中高生の僕たちは行くところがないんだよという、その子たちの表現の言葉は少し稚拙かもしれませんけれども、そういうところが厚木にも今度できてくるんだなと、希望いっぱいでありますので、是非、実現させていただけたら有り難いと思います。
     それと20ページですけれども、やはり図書館ですので、図書館のいろいろなソフトの部分とか、アイデアの部分、大和市などの図書館を思い浮かべながら聞いておりましたけれども、まずはやはり知の学び、いろいろな見たい本が見付けられる、ここで借りられるという、ここへ行ったらあるのかな、もしなくても教えてもらえるのかなという、そういう気持ちで図書館に行けると思うので、今もされていますけれども、現役で現場で5時まで、6時まで働いている教員とか会社員の方々は土日ぐらいしか行けないですけれども、土日に、こういう図書が見たいとかということがあっても、図書館にはないんですね、古いものはありますけれども、全て教育委員会の教育研究所かどこかにあるから、平日に行ってお借りしたらどうですかと大分前ですけれども御指導を受けたことがあって、でも、平日は私たちは行けないから、計画的になら借りられても、今日これが見たいというときに、それが行けない、そういう働いている教員とか、職場の方々が土日に行ったときでも、いろいろな本が見付けられる、借りられる、例えば、先ほどの国のもの、研究所にあるようなものもちょっとお借りできるとか、何かそういうふうな図書館になったらうれしいなという気持ちで、質問ではなくて、希望ですけれども、発言させていただきました。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     今、門田委員がおっしゃったことと関わるのが、複合施設を含む2-2地区全体のコンセプトというので、サードプレイスというのもありますので、仕事が終わって、帰る途中とかそういう時間帯に、ちょうど閉じる時間になってしまった。これはやはり仕方がないと思いますが、そのあたりのところも、ここに書いてある時間、内容そのものになっていくかどうかは別にして、閉じるのが9時だとかというのが先ほど書いてありましたけれども、それをどう具体化していくかということが、この基本計画のさらに後の問題として出てくるのではないかなと、そのように思いました。
     ほかはいかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 多分、基本計画で決まっているだろうなと思うんですけれども、大きなこの別紙のところの一番上の基本方針の1から6がございまして、この一番下のところに、文言が、簡単なキャッチフレーズみたいなものがあるんですけれども、もしここが、もう少し検討の余地があるのでしたら、漢字1つのものと熟語とバランス的にもう少しキャッチ的な表現の方法があった方が、私は最初にこういう基本理念を見たときに、知るなんだとか、何か見つけるだとか、もう少しここに統一性があったらいいなと感じました。
     言っていることは全て分かりますし、方針も全て表現はしていますけれども、もしここが検討の余地があるのであれば、もう少し、一貫性のある漢字1文字にしようとか、熟語にしようとか、単語にしようとか、何かそういうものがあったら、それを簡単な一言で表現できるような方法があったらいいなと感じました。
     それから、大和市のシリウスなどは近いので随分参考にされているだろうなと思いますけれども、やはり行政だけで全てはできないと思いますので、私は企業というのでしょうか、そういった様々なところの知識を活用された方がいいなと思っています。
     例えば、第三のプレイスで利用したいと思ったときに、夕方というか、6時、8時くらいまでのときには、ちょっと何か、コーヒーでも飲みながら本を読みたいということは往々にしてあると思いますので、そういったスペースを従来の図書館という枠ではなく考えたときに、やはり行政ではなかなか難しい部分があるなと思いますので、そういう憩いの場プラス知の部分というのでしょうか、情操とかいろいろなものを満たしてくれる場所として、食べるまではいかなくても、簡単に飲んだりということもすごく必要だろうなと思いました。
     3ページの資料について、これは初めて拝見しましたけれども、今回、こども科学館と図書館と市役所の機能をというところですけれども、プラネタリウムはどうなるんだろうとか、1番上じゃなくていいのかとか、全然関係ないですけれども、これを見たときに、あれだけの機能を4階までで収められるのかなとか。
     シリウスを拝見したときに、結構いろいろなところを見させていただきましたけれども、あんなに小さい子のプレイルームは、私は必要ないとは思いますけれども、やはりいろいろな角度でいろいろな椅子の形でゆっくり本を読める、何かを堪能できる場所というのは、やはり大人にとって、又は高齢者にとってすごく必要ですし、でも小さい子も連れていった若い両親たちもということを考えたときに、ある程度の育児場所、そのようなものが必要だろうしということを考えたら、これからいろいろな世代の方が図書館を起点として、1時間、2時間、3時間を過ごすということを考えたときに、これだけのスペースで足りるのかなと。ちょっと床面積は真剣に見ていなかったので分からないですけれども、足りるのかなという、そういったところまで是非御検討いただけるといいなと思います。
     あともう一点、私が思ったのは、やはり図書館で電子でいろいろなものを検索できる、見るとかというのももちろんそうですけれども、何かのテレビの番組を見たときに、やはり司書の方に聞くことが一番分かるし、いろいろなものを提供してくださるというふうなお話を何かで見たんですね。
     ついつい私たちは自分で検索したり、調べたものを見に行ってというやり方をしてしまいますけれども、是非そういったこれからの時代だからこそ、人と人と、いわゆる司書の方のうまい活用法というのか、もっと前面に出る、ただ受け身だけではなくて、司書はこんなことを提供できるんですとか、説明できるんですとか、私は是非そこをピックアップした図書館にしていただきたいなという気がしております。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     何かありますか。
     中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 たくさんの御意見ありがとうございました。
     意見書式を添付させていただいておりますので、またこの後、お気づきのことがございましたら、9月6日までに教育総務課に御提出いただけたらと思います。もし御意見を御提出いただけたら、そちらもまた参考にさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
     それから、今の図書館基本構想の6つの基本理念の言葉の部分なんですが、そちらについては基本構想の中にはもうこれで確定しているものですが、今後のその展開とか、活用については委員の御意見を入れてまた新たに考えていきたいと考えております。
     また、プラネタリウムは、次回も設置という形で計画に入っております。
  • 曽田教育長 そのほかいかがですか。
     森委員。
  • 森委員 単純な低層階、1階から4階の間になるんですか、何か素人の考えだと、プラネタリウムは上の方という印象が、もちろん室内で、今回の7階でも同じですけれども、やはり低層階なんでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 設計家の考えにもよりますが、プラネタリウムがなぜ高層階にあるかというのは、丸い屋根が出てしまうというところからなんですが、今、概要版の3ページ目を見ますと、共用部分のフロアの方が広くて、市役所部分の方が少し床面積が小さくなっているという形で、この部分でプラネタリウム、もしかしたらドームになるかもしれませんし、屋内でも途中の階の中にプラネタリウムを含んでいるという施設もありますので、そのあたりはまた設計家の考え方によるかもしれません。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 今の森委員のプラネタリウムの話ですけれども、2ページの(仮称)未来館のところを見ますと、屋上にどうも天体観測ドームを造るらしいんですね。これはプラネタリウムとは別のものでしょうか。天体観測ドームという、これを見たときに、私はわくわくして、何かすごいなと思ったんですけれども、これは単純に大きな望遠鏡みたないものを作るのでしょうか。これは関係ないところかもしれませんけれども。
     もしお分かりにならないようでしたら、できたのを楽しみにしたいと思います。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 36ページの(C)の部分ではないかと思いますが、野外常設ドームの設置を検討し、ということで、都心部なので、空が見えないのではないかというような御意見が出ていましたが、学芸員が力説して、ちゃんと見えますし、いろいろなことができるんですよと力説していましたので、担当の思いがかなり詰まった部分かと思っております。
  • 曽田教育長 ほかはいかがですか。
     門田委員。
  • 門田委員 確か厚木市のプラネタリウムは、あの規模で日本一か二かの集客ということで、去年か一昨年に載っていましたよね。今度のところでもできるんだというので、とても楽しみにしています。年間パスポートを購入して、楽しませてもらっているので、きっと子どもたちも、随分ここは活用できるかなと思います。
     2点だけ、例えば点字の本とか、聴覚障がい者、視覚障がい者の方々が使える、そういうお部屋などもできるのでしょうか。例えば、字幕で何かを見たりするとか、映してみたりとか、家へ借りて行って字幕で見ている方はいらっしゃるんですが、そういういろいろ障がいがある方々も使える、そういう配慮したスペースがあるのかどうか、全部しっかり読み切っていないので、もし載っていたらごめんなさい、それが1つです。
     それから、5ページです。図書館と直結ではないですが、その辺だなというので、5ページに縮小版の地図がございます。歩いて楽しいまちというところ、ここへ来るとき、虫眼鏡で見てきましたが、大きい版はどこかで見られるのでしょうか。ここの5ページの第1章基本計画の3番目の下の縮小してある、虫眼鏡で見てもちょっと読み切れないところがあって、どこかに行ったら、何か楽しそうなまちになるんだなという地図で、どこかに大きくなって発表されているか、広報あつぎで一回来ているのかもしれませんが、ここの中、もう少しよく見てみたいなという気持ちで、質問させていただきました。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     この5ページのこれ自体はもう表に出ているんでしたか。
  • 葉山中央図書館長 これは、平成24年に作成したものからの引用になります。
  • 曽田教育長 これ、もっと大きいものをどこかで見れますか。
  • 葉山中央図書館長 すみません、どこで見ることができるかということは、今すぐは分からないのですが、もう表に出ているものですので、御覧いただくことは可能だとは思います。
     すみません、確認いたします。
  • 曽田教育長 教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 ホームページに出ておりますので、後ほど出力して御覧いただきたいと思います。御用意いたします。
  • 門田委員 点字の本とかについてはどうでしょう。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 特に、スペースを限るというところは考えておりませんが、バリアフリー絵本といったような形で、様々なタイプのものが出ていますし、布の絵本等もあります。それらについては特に、障がいのある方はもちろんですけれども、誰もが楽しめる絵本でございますので、そういった中に、一緒に楽しめるような形で様々な資料を配置して、ともに同じ場所で楽しむことができるようになればいいのではないかと思っております。
  • 門田委員 あれもこれもと大変だと思いますけれども、横浜の図書館に行ったら、点字の本がいろいろあったり、目の不自由な方も楽しめる、広くはないのですが、部屋があったり、聴覚障がい者の方も家では見られないから、ここで点字で見たりしていましたので、そういうことができればいいなと、夢のようなことを考えていました。
     以上です。
  • 曽田教育長 先ほど森委員が、スペースのことを少しおっしゃっていたかと思うんですけれども、31ページの方で、図書館機能、規模ということで載っていますけれども、ざっと見ていくと、縮小しているだとか、同程度というのがありますが、大きく拡大しているのが、開架・閲覧エリアで、582平米が約1,600平米、3倍まではいかないですけれども3倍弱ということで、供用面積が、現況計画規模約1,000平米なので、これをそれぞれ引くと、現況が4,700平米、それが計画規模だと5,700平米ということで、約1,000平米広くスペースを確保することができる、確保してもらうと、そういったようなことで出しておりますので、最終が全くこのとおりになるかどうかというのはまた違ってくるかと思いますけれども、席数も121から860席程度を考えているということで、現在の中央図書館とはかなり、スペース的には違ったというか、余裕があるというか、そういうような新しい図書館になっていく、是非そうしなければならないと、そのように思っております。
     あとは3ページの右上の方に、低層部、中高層部というのがありますけれども、これはほぼ確定ですか。中央図書館長。
  • 葉山中央図書館長 確定というよりは1つのアイデアとして出しているものになります。これはもう既定ということではなくて、こういったものをアイデアとして考えておりますということで、これからさらに設計家の方のアイデアを選んでいくという形になりますので、設計家のアイデアによってはまた違ったものも出てくる可能性はございます。
  • 曽田教育長 低層部の方に、図書館だ、未来館だ、庁舎窓口だというのが書いてありますけれども、やはりサードプレイスということを考えると、基本的に役所機能というのは、土日は余り電気がついていなくて暗い、暗い部分というとサードプレイスかということにもなりますので、そのあたりのところは十二分に考えた案というのが最終的に出てくるだろうとは思いますけれども。
     そのほかいかがでしょう、杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 こういう新しいものができるときは予算との関係で、いろいろなアイデアが、どこまで実現できるかというのがあると思いますけれども、先ほど、葉山館長が、少しおっしゃっていましたけれども、自分たちの思いみたいなものを言っていらっしゃいましたが、是非いろいろなところを見学されて、いろいろなアイデアを取り入れられると思いますけれども、どうぞ図書館に関わっていらっしゃる方の総意というか、オリジナリティを含めて、予算の範囲で、できるだけ強行に思いを通していただけるような形でお願いできればなというふうに思います。それが1点です。
     それから、これは教育総務部長になるのかもしれませんけれども、何階までになるか分からないのですが、3ページの右上の供用部分、それから上の方に、市議会とか会議室と書いてありますけれども、今、この厚木市の公共の施設が全部合体する形になると、ここが16階、それから本庁舎が5階、それからシティプラザが6階か7階くらいまででしたか、16+5+7、全体で何階になるのだろうなと。底面積みたいなのが広いのだろうと思うんですけど、かなり高層の建物になってしまうという予想があるんですが、具体的に何階くらいまでというのは分かっているのでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 直接は所管しておりませんので、詳しくは申し上げられませんが、基本的にこの施設の協議、庁内の部長級も参加してやっておりますが、その中でお話を聞いていく中では、市庁舎につきましては、先ほどの3ページのところにございますとおり、今、現状の規模が2万838平米ですけれども、今回は約1万9,100平米で、現状の様々なスペースを加えても、今度はこれで収まるという計画をしているようでございますので、この辺は十分ではないのかなと、その分には差し障りはないのかなと思います。
     図書館と未来館につきましては、基本構想のときにそれぞれ面積がもう出ていたようですので、その面積を、そのときの面積というのが既に現状の面積を上回る形でここに示してあるような面積、それは確保されると聞いていますので、そういった意味では、先ほどからお話が出ております図書館の方で希望した面積、こういったものを確保できるのではないかと考えています。
     高さはやはり相当高いもの、今と比べると高いものになるとは思いますが、容積率とかを踏まえてどれぐらいになるかというのが決まってくると思いますので、先ほどもお話に出ていましたデザインビルという形で、設計、施工を一緒に、多分何かの協議という形で業者に提案をしてもらって、そこから選んでということになると思いますので、後はそこでどういった提案が出てくるかということにかかってくるのかなと思います。
  • 曽田教育長 現状では、言える部分とそうでない部分、はっきりしない部分というのがありますので、その辺、ちょっと御理解いただきたいと思います。
     ほかはいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 全く素人で恥ずかしいですけれども、旭町の公園のところ、地下に雨水をためる地下の池ができました。プロがみんなで知恵を出すから大丈夫ですけれども、相当高いものを造って、私、素人で心配なんですけど、心配のないように造ってくださると思うんですけれども、心配してもしようがないですよね。
  • 曽田教育長 教育総務部長。
  • 山口教育総務部長 今あるこの建物が16階でございますが、多分そこまで高くはならないのではないかと思います。容積率等の面積を考えますと、これより面積が増えるかと思いますので、そういった意味で、1フロアで広い方が使い勝手がいいということではないかと思いますが、それほど高くはならないと思います。
  • 曽田教育長 これ以上はちょっと言いようがないということですね。
     ほかはいかがでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特にないようですので、本日の協議内容に基づいて今後の事業を進めていただきたいと思います。
      よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、協議事項1を終わります。
     報告事項に入ります。
     報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 それでは、報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
     7月10日水曜日から8月5日月曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、7月24日に調理後の中学校給食の測定と、翌日25日に調理後の小学校の給食の測定につきまして、民間の専門機関に依頼しまして、ゲルマニウム半導体検出器で精密な測定を実施いたしました。結果といたしましては、御覧いただいている1ページ、裏面の2ページまで、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側の3ページを御覧ください。学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者からの要望を取り入れております。毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材を一日当たり3品目を限度として測定しております。7月につきましては保護者の方からの要望がございませんでしたので、教育委員会が選定した食材15品目を測定いたしました。今後につきましても保護者からの要望があった食材を基本として測定をしてまいります。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 4ページをお開きください。
     市営水泳プール水の放射性物質の測定を7月26日に実施いたしました結果、25メートルプール、幼児用プールいずれも不検出でございましたので、報告いたします。
     よろしくお願いいたします。以上です。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 いつも検査をして、出していただいて本当に安心します。ありがとうございます。
     すごく単純な疑問で申し訳ありませんが、教えてください。
     1ページ目のところが、普段は2.08、例えばヨウ素、セシウムの2種類、子どもの健康に直結する放射性物質3種類を市の方でやってくださっているのと、ゲルマニウム半導体で検出しているのは、すごく数字が違うということは、2.08、国の基準なのかなと思いながら、それから専門機関の基準は0.70とか3分の1ぐらい厳しくなっているんだなというので、専門機関の方のも入れてくださって、安心な反面、私のような素人に分かる基準というのが、どうなっているのか、これで国ではいいと言っているんだろうなと思いながら、資料等で説明がありましたら、教えていただけたらと思います。
     よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 1ページ目の、まずゲルマニウム半導体とそれから市の測定機器の違いをまずお話させていただきます。
     市の測定機器というのは、簡易測定器でございまして、セシウム137、この測定については、メーカーの検出下限値は3.7でございます。キロ当たり3.7ベクレルというのが基本的にこの機械の測定の限界と言いますか、それ以上の時間をかければそれ以下にはなりますが、基本的には3.7ベクレルがこの機械の下限値の限界です。
     続きまして、ゲルマニウム半導体につきましては、精密に測れる機械でございまして、1を切った数字でも測れます。ですので、今回測っている中では、セシウム134が0.50、それからセシウム137が0.70でございますが、機械がそこまで見に行きましたけど、そこで不検出ですという下限値でございます。
     国の基準で言いますと、1キロ当たり100ベクレル以下であれば、人体には影響がないという測定結果でございますので、市の方の基準についても、一般食品は1キロ当たり100ベクレル以下であれば問題ないという、そういう数字でございます。それをここまで測りまして、簡易測定でも、例えば学校給食で申しますと、トウモロコシの7月11日、セシウム134が3.49まで見に行って不検出。137につきましては3.79まで見に行って不検出という形になっておりますので、食材として放射性物質は検出されていないという結果でございます。
  • 曽田教育長 門田委員。
  • 門田委員 丁寧に質問に答えていただいて感謝します。2ページの方に、1キログラム当たり何とかベクレルというところに括弧で、とにかく100なければ大丈夫なんだというのを入れておいてくれれば素人が見ても分かるかなと思いました。
     どうもありがとうございました。
  • 曽田教育長 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項2を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。
     再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

暫時休憩16時36分
再開時刻16時37分

 報告事項1 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
 (資料に基づき説明し、了承された。)

  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、令和元年厚木市教育委員会8月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻16時44分

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