令和元年厚木市教育委員会11月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和元年11月19日火曜日
午後1時30分

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 門田 美惠子
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
事務局
山口教育総務部長、佐後学校教育部長、山岸社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤学校施設課長、安齊学校給食課長、
窪田学務課長、八木教育指導課長、
外村青少年教育相談センター所長、長沼社会教育課長、
吉澤スポーツ推進課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第44号 令和元年度教育予算補正について
議案第45号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)について

3 報告事項

  • (1) 令和元年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  • (2) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (3) 第11回厚木こども科学賞受賞者について
  • (4) 第34回和田傳文学賞受賞者について
  • (5) 令和2年度以降に使用する小学校児童指導要録等の書式について
  • (6) 平成30年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果について

 会議の経過は、次のとおりです。 

開会時刻13時30分

  • 曽田教育長 皆さん、こんにちは。それでは、ただ今から令和元年厚木市教育委員会11月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として杉山委員を指名させていただきます。お願いします。
     始めに、私から報告いたします。
     令和元年11月定例教育委員会教育長報告。
     令和元年10月29日火曜日に開催されました10月定例会以後の主な行事等22件につきまして、御報告申し上げます。
     お手元の教育長報告を御覧ください。
     まず、1ページの5番です。11月3日、愛甲公民館、睦合西公民館、依知北公民館の3館におきまして、令和元年度公民館まつりが開催されました。3館合わせて約9,500人の方々が、いろいろな形で参加してくださいました。地域の文化祭ということで、じっくり拝見してきましたけれども、写真、絵画、書画、編み物、それと子ども会の児童の作品等、本当に力作というか、住民の方々がこの公民館まつりに来られた方々に見ていただきたいということで、一生懸命作成された作品の数々が展示されておりました。本当に玄人肌ではないですけれども、もうプロ級だなと思うような、そういった作品もたくさんございました。
     また、これはどこの公民館の行事でもそうですけれども、小・中学生が発表するという、そういう機会を設けてくださっているところがほとんどで、この11月3日も吹奏楽部の演奏ですとか、子どもたちの合唱など、そういったものが披露され、多くの方々が楽しんでくださっておりました。天気にも恵まれて、非常にたくさんの方々が、土曜日、日曜日、2日間ですけれども、楽しい日々を過ごされたのではないかと思います。
     次に、6番です。11月7日木曜日、ここを会場といたしまして第4回目となります厚木市小・中学校長会議を開催させていただきました。長かった2学期も間もなく終わるということで、今学期を振り返り、年末年始の休みに子どもたちに対して御指導いただきたいことと、何項目かにわたって私から話をさせていただき、また所管の課長から各校長先生方にお願いする事項等をお伝えいたしました。
     次に、2ページの9番です。11月10日日曜日、毎年この時期に行われますけれども、飯山小学校グラウンドを会場にして、厚木市長杯2019厚木市ドッジボールグランドチャンピオン大会が参加者約250人で開催されました。これは、子ども会単位でドッジボールの大会が年間に何回かありまして、最終的にこの11月、グランドチャンピオンを決めるという大会です。ただ残念なのが、昨年度、一昨年度に比べると、少しずつ子ども会単位の参加チーム数が減少してきておりまして、そういった様子を見ても、児童が減ってきているということと、習い事や、子どもたちがやりたい、子どもたちにやらせたいということが多様化してきたということで、子ども会に入会する児童等も減ってきているのだなということを、このグランドチャンピオン大会開会式の挨拶をしながら感じました。ただ、チームの監督さんやコーチの方々が、大変熱心に御指導いただいていることと合わせて、この大会の準備を早朝から指導してくださる方々、それと保護者の方々が一生懸命やってくださっている、そういったこともあって、こういう大会が実施できるのだよと、こういうことも子どもたちに話をさせていただきました。
     次に、10番です。先ほどの公民館まつりの続きですけれども、この日は緑ケ丘公民館、森の里公民館、睦合北公民館の3館におきまして、合わせて約7,150人の多くの方々が参加をされて、盛大に開催されました。
     次に、14番です。11月14日木曜日、この建物の16階におきまして、令和元年度厚木市教育委員会表彰式を開催いたしました。年間3回表彰式を持たせていただいておりますけれども、その2回目ということで、今回もスポーツの分野、文化の分野で個人表彰を36人、団体表彰を18団体、大変多くの方々に出席していただいて、表彰状をお渡しすることができました。併せて、長年にわたって児童の見守り活動や各学校の樹木の剪定等、学習環境の整備に御尽力いただいた3人の方々と、3団体に対して、教育委員会感謝状を贈呈させていただきました。
     次に、15番です。11月15日金曜日、令和元年度神奈川県学校給食優良学校受賞報告に上荻野小学校から大谷校長先生、それと神崎栄養士さんが来てくださいました。様々な取組をされているということですが、話をしていて特に特色のある取組だと感じたのが、地域の方に御指導いただいて、畑に大豆をまいて、それから手入れをし、収穫をする。それを今度は、また別の協力者の方ですけれども、豆腐を作ったり、みそを作ったりして、最終的にはみそ汁にして食べたり、豆腐を食べたりという、本当に豆から収穫して、加工して口に入ると、食の非常に大事なことだと思いますけれども、そういった取組をしていますという話がございました。これは学校だけでできることではなくて、いろいろな方々が子どもたちの学習活動に協力していただいているということで、本当に有り難いなと、そのような思いを強くいたしました。
     次に、3ページの17番です。11月16日土曜日、南毛利スポーツセンターにおきまして、スポーツアカデミーのソフトテニスの開校式を実施いたしました。このスポーツアカデミーは、中学生の競技力向上を目指して6年前からスタートしたものですけれども、今回、ソフトテニスの開校式には、新人戦で優勝、あるいは上位の成績を収めた子どもたちや、中学校体育連盟の推薦を受けた子どもたち、合わせて22人が参加をして、非常に高い技術を持っておられる指導陣によって、全部で期間にして4箇月ぐらいでしょうか、年明け3月まで相当の回数にわたって指導をしていただくと、その開校式でした。
     次に、18番です。11月17日日曜日、これも公民館まつりですけれども、厚木南公民館、荻野公民館、2館におきまして、6,600人の住民の方々が参加をされて、盛大に実施されました。特に厚木南公民館では、厚木中学校の吹奏楽部の子どもたちが吹奏楽の演奏をしてくれました。開会式の挨拶の中で、私から触れさせていただきましたけれども、今年、厚木中学校吹奏楽部が県吹奏楽コンクールで金賞を射とめて、東関東のコンクールに出場したんですよと、そういったお話をさせていただきました。1、2年生中心の演奏だったわけですけれども、本当にすばらしい、多くの方々が聞き惚れるような、そういった演奏をしてくれました。
     次に、19番です。同じ日ですけれども、第31回MOA美術館厚木児童作品展表彰式が文化会館地下展示室において行われました。市長賞や教育長賞など、幾つかの賞が設けられておりましたので、教育長賞につきましては、私から直接受賞した子どもたちに表彰状を伝達し、よく頑張ったねということで、またすばらしい作品をたくさん描いてくださいね、作ってくださいねと、そういった声掛け等もさせていただきました。応募総数が1,400点を超える、その中で550点だったか540点だったか、本当に広い地下展示室いっぱいに作品が展示されておりました。いずれも自分が描きたいものを描きたいデザインで、色を使って制作された、すばらしい作品ばかりでした。
     次に、20番です。11月18日月曜日、これも毎年この時期に御寄附をくださっております太陽会という団体から、田崎会長様、ほか3人の方々がお見えになって手縫いの雑巾537枚を厚木の小・中学校において子どもたちに使っていただきたいということで、持参してくださいました。30年間にわたって、この手縫いの雑巾の寄附を続けてきておりますと、そういったことをおっしゃっておりましたけれども、本当に籠いっぱいに積まれた、心のこもった、いろんな年代層の方たちが一針一針丁寧に、子どもたちの顔を思い浮かべながら縫ってくださった、そんな雑巾を有り難く頂戴いたしました。
     次に、21番です。同じ日ですが、令和元年度優良PTA文部科学大臣表彰を受賞されました小鮎小学校PTAの成田PTA会長さん、それと田所校長先生のお二方が報告に来てくださいました。委員の皆さんで知っておられる方もいらっしゃると思いますけれども、主な活動の内容として、小鮎中学校、小鮎小学校、飯山小学校の3校のPTAと地域団体の方々が毎年実施されておりますいどばた会、そしてもう一つがPTAのスムーズな引継ぎを意図した活動マニュアルの作成、活用、こういった取組が評価されてのことであろうと、そのように思います。長年にわたって取り組まれてきた、こうしたPTA活動が、文部科学大臣表彰という形で受賞できたことを私もPTA会長さん、校長先生と一緒に喜びを分かち合わせていただきました。
     次に、22番です。同じく18日ですけれども、第27回世界年齢別トランポリン競技大会に日本代表として選ばれた睦合東中学校の1年生、石田美咲希選手がお父様と一緒に市長に報告に来てくださいました。12月5日から8日かけて東京の有明体操競技場において世界年齢別トランポリン競技大会が実施されるということで、日本の代表選手として出場するということです。すばらしいことだと思います。また、東京オリンピック・パラリンピックの次のオリンピックですけれども、2024パリオリンピックに向けて、特別強化指定選手に認定されたということも併せて報告されました。日本体操協会トランポリン強化本部が認定をしたということで、本当に次のオリンピックの日本代表として活躍する第一歩を踏み出すことができたということで、これからまた精進を重ねれば、厚木からオリンピックに出場する選手が誕生するのかなと、そのようなことで、頑張ってくださいと励ましの言葉を述べさせていただきました。
     以上でございます。
     続いて、審議事項に入ります。
     日程1 議案第44号 令和元年度教育予算補正についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 議案第44号 令和元年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、本予算補正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。
     まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、教育委員会ではございませんでした。
     次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を8,622万8,000円、社会教育部に関する事業費を8,900万円それぞれ増額いたしまして、補正後の教育予算歳出金額を61億5,753万8,000円とするものでございます。
     詳細につきましては、各部から御説明いたします。
     まず、教育総務部でございますが、次の2ページを御覧ください。
     2の歳出になりますが、教育費、小学校費、学校管理費の需用費及び役務費につきまして4,255万5,000円、教育費、中学校費、学校管理費の需用費及び役務費につきまして1,590万円の増額補正を行うものでございます。
     内容につきましては、昨年度及び今年度発生しました台風の影響で、学校敷地内の多数の樹木が倒木、あるいは枝折れしたことなどに鑑みまして、更なる安心・安全で快適な教育環境の確保を図ることを目的に、小学校3校及び中学校2校の巨木化、古木化した樹木の剪定、伐採等を実施するため、小学校維持管理事業費及び中学校維持管理事業費をそれぞれ増額するものでございます。
     また、台風19号の影響で被害がありました小学校3校及び中学校1校の施設修繕並びに今年度上半期に実施しました施設設備等の定期点検結果により、是正対応が必要となった施設修繕などを実施するほか、愛甲小学校北棟校舎の給水設備が経年劣化等により誤作動してしまっていることなどから、この給水設備の更新修繕を実施するため、小学校維持補修事業費及び中学校維持補修事業費をそれぞれ増額するものでございます。
     続きまして、3ページを御覧ください。
     教育費、小学校費、学校保健給食費の需用費及び備品購入費につきまして2,777万3,000円の増額補正を行うものでございます。
     内容につきましては、単独調理場17校の調理機器の修繕と、老朽化した給湯器2個の更新修繕、また夏季休業中に調理機器の保守点検の結果で修繕不可と評価された3校の検食用冷凍庫を入れ替える費用となります。
     次に、5ページをお開きください。
     5ページの第2表、繰越明許費補正になります。
     先ほど御説明申し上げました小学校維持補修事業における愛甲小学校北棟校舎給水設備修繕につきましては、修繕に伴い数日間の断水が発生いたしますので、学校運営の妨げとならないよう春休み中に修繕を実施する計画をしており、履行期間等を考慮いたしますと年度内に修繕を完了することが困難であるため、翌年度に繰り越して予算を使用できるよう措置するものでございます。
     教育総務部の説明は以上でございます。
  • 曽田教育長 学務課長。
  • 窪田学務課長 続きまして、学校教育部の補正につきまして御説明いたします。
     恐れ入りますが、5ページをお開きください。
     第3表、債務負担行為補正でございます。
     学校教育部学務課の学務事業費につきまして、学籍・就学援助システムデータの提供業務委託経費となり、データ抽出費として990万円の補正増をするものでございます。補正理由でございますが、学籍・就学援助システムの再構築に伴い、現システムからのデータを抽出する費用として計上するものでございます。
     学校教育部の補正説明につきましては以上でございます。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 社会教育部の補正について御説明いたします。
     恐れ入りますが、4ページをお開きください。
     教育費、保健体育費、体育施設費の需用費及び原材料費につきまして、8,900万円の増額補正を行うものでございます。
     こちらにつきましては、台風19号により、主に相模川沿いのスポーツ広場等7施設が、増水によるグラウンド面の土砂流出やフェンス等の附帯設備の破損等、甚大な被害を受けております。7施設につきましては、戸田スポーツ広場、戸沢橋スポーツ広場、酒井スポーツ広場、厚木南青少年広場、旭町スポーツ広場、旭町3丁目スポーツ広場、上依知青少年広場でございます。現在、施設利用を停止するなど、利用者に影響を及ぼしておりますので、速やかに補修、修繕を施し、施設の原状回復を図りたいと考えております。
     内訳といたしましては、需用費といたしまして修繕費8,347万円、原材料費といたしまして553万円となってございます。修繕費につきましては破損したフェンス等附帯設備の修繕を業者に依頼いたします。原材料費につきましては、砂や土などを購入いたしまして、スポーツ推進課職員が整備をいたします。
     5ページをお開きください。
     第2表、繰越明許補正といたしまして、体育施設維持補修事業8,900万円でございます。補正予算が議決されましたら、広場の修繕を速やかに行いますが、一部、年度をまたぎますので、繰越明許とさせていただいております。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 スポーツ推進課長にお伺いいたします。
     相模川沿いのスポーツ施設、広場が非常に甚大な被害を受けていると。課員の方たちが一生懸命整備をなさっているというのを聞きまして、有り難い限りだと思っております。
     そこで、先ほど挙げられた幾つかの施設が、元の状態に回復するのはいつ頃になるのでしょうか。
  • 曽田教育長 スポーツ推進課長。
  • 吉澤スポーツ推進課長 なるべく急ぎたいと考えておりますが、先ほど申しました7つの施設の中で、上依知青少年広場につきましては、大きなダメージを受けておりますので、4月、5月頃になりますが、ほかの施設は3月までに回復をさせたいと考えております。
  • 山本委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがですか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 学務課の方で、学籍・就学援助システムデータ関係の補正ということですけれども、具体的にどういうことなのか、もう少し詳しく説明をお願いできますか。
  • 曽田教育長 学務課長。
  • 窪田学務課長 現状、システムが作動しているわけですけれども、そこから今度の再構築に伴いまして、来年の10月以降、他社のシステムに変更になります。そこにデータを移行するために、今年度、契約をいたしまして、そのデータを抽出する作業をして、来年度支出するということで債務負担行為をしているという形でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。杉山委員
  • 杉山教育長職務代理者 業者を変えていくというのは、何年かに一度行われていくものなのか、その辺はどうですか。
  • 曽田教育長 学務課長。
  • 窪田学務課長 基本的には契約の中で5年契約という形になっておりますので、その中で対応いたします。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     森委員。
  • 森委員 確認というか、たまたまですけれども、きょう出勤しましたら小鮎中学校の道路側の樹木の枝が全部落とされていました。これはこの予算なのか、それとも前々から計画されていたものなのかと思いまして、もしそうであるならば、千葉県などでは業者が不足してしまっているということもあったので、今回の台風の災害を優先されてもよかったのかなと。小鮎中学校のあの樹木の枝が落とされたのは台風の影響だったのか、どちらだったのか確認したいと思います。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 ただ今お話がありました小鮎中学校につきましては、9月の議会で補正をさせていただきまして、そのときには小学校3校、それから中学校1校の樹木の剪定、伐採の手数料として補正をさせていただきました。そのうちの1校として小鮎中学校がございました。こちらは特に道路内に東京電力の配電線がありまして、こちらに枝がかかってしまっているというのが一番の問題でございまして、台風のときに電線を切ってしまうとか、そういうこともございますので、道路側の樹木について、今回剪定、伐採を行ったものでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 森委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     よろしいですか。
     それでは、特にないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第44号を可決いたします。
     次に、日程2 議案第45号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 議案第45号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、常勤特別職職員の期末手当の支給割合を改定するため、本条例案について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、これに同意するものでございます。
     それでは、内容を新旧対照表で御説明申し上げますので、議案書の最後のページ、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
     まず、上段の第1条関係を御覧ください。
     第6条第2項に規定しております常勤特別職職員の期末手当の支給割合につきまして、令和元年12月期の期末手当の支給割合を100分の5引き上げるため、100分の210を100分の215に改めるものでございます。
     次に、下段の第2条関係を御覧ください。
     先ほど御説明いたしました期末手当の引き上げ分につきまして、令和2年度から6月期及び12月期に均等に振り分けて支給するため、100分の215を100分の212.5に改めるものでございます。
     最後に、附則について御説明申し上げますので、恐れ入りますが1枚お戻りいただき、条例案の附則を御覧ください。
     まず、第1項につきましては、施行日を定めるものでございまして、この条例の施行日を公布の日とし、第2条の規定による改正条例の施行日につきましては、令和2年4月1日とするものでございます。
     第2項につきましては、第1条の規定による期末手当の引き上げは、令和元年12月期の期末手当から適用する旨を定めたものでございます。
     第3項につきましては、この条例の改正前に支給した期末手当は、改正後の条例の規定による期末手当の内払とすることを定めるものでございます。
     説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     山本委員。
  • 山本委員 1つ教えてください。
     常勤特別職とは具体的にどのような職務内容なのかというのを教えていただけると助かります。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 常勤特別職職員につきましては、市長、副市長及び教育長のことでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 山本委員 はい、分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第45号を可決いたします。
     報告事項に入ります。
     報告事項1 令和元年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 報告事項1 令和元年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。
     資料1を御覧ください。
     本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づきまして、厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考を行い、令和2年2月1日に開催する厚木市教育委員会表彰式で表彰を行うものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、令和元年度厚木市教育委員会表彰被表彰者を御覧ください。
     教育委員会表彰被表彰者は、個人の方16人でございます。
     1番になりますが、多年にわたり公民館長として公民館の円滑な運営に御尽力いただきました杉山由廣様を始めといたしまして、16人の方々を表彰するものでございます。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 公民館長の方で何か表彰されておりますけれども、こういう表彰をもらうと、もう公民館長を異動するとか、そういうことにつながっていますでしょうか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 こちらの表彰要綱につきましては、公民館長を基準の年数務められたということに対しまして表彰するものでございまして、その後、そのまま継続していただける方もいらっしゃいますので、特にこの5年に縛られるということはございません。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございました。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     山本委員。
  • 山本委員 12、13、14の方ですが、中学校の部活動の協力指導者ということで、何部なのかがもし分かりましたらお教えください。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 柴田教育総務課長 まず、12番の佐多知美様につきましては、厚木中学校の卓球部、13番の近田芳明様につきましては睦合中学校の演劇部、14番の加藤優様につきましては、同じく睦合中学校の吹奏楽部になります。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山本委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、特になければ、報告事項1を終わります。
     次に、報告事項2 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 報告事項2 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
     始めに、10月15日火曜日から、裏面の11月5日火曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、10月29日に調理後の小学校、中学校の給食も測定しておりまして、御覧いただいている1ページ、裏面の2ページ、全て不検出となってございます。
     恐れ入りますが、右側の3ページを御覧ください。
     学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れてございます。毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材を、1日当たり3品目を限度として測定してございます。10月、11月ともに、保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材、10月につきましては24品目を測定し、11月につきましては27品目を測定してまいります。
     今後につきましても、保護者の方からの要望があった食材を基本として、測定をしてまいります。
     報告につきましては以上でございます。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 直接放射性物質とは関係ないですけれども、大きな台風、それから風水害等の関係で、大分農作物に被害が出ているという報道がありますけれども、学校用の給食の食材の供給ということに関しては、状況はいかがでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 ただ今の御質問でございますが、私どもも非常に心配してございました。また農家の方や、青果店さん、そういった食材を入れていただくところも、入札をやる前の動向を見ていますと、やはり品数が減っているということも一時ありましたが、入札しまして、この台風以降、安定的な価格で落札してございますし、品物についても各現場でチェックしておりますが、良質なものが入っているという報告を受けております。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。そのほか、いかがでしょう。
     門田委員。
  • 門田委員 放射性物質の検査は3.11の後に始まったと思いますけれども、今後何年ぐらい、100年単位とか、50年単位とか、未定とか、世界の情勢もあると思いますけれども、ロシアでもやっているのかなとか、あちらの国ではどうなのかなとか思いながら、そういうことは未定でしょうか。毎回見ていて50年ぐらいはやるのかなとか思いながら、私は素人で全然分かりません。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 学校給食課長。
  • 安齊学校給食課長 測定につきましては、今、委員がおっしゃったとおり、3.11以降、その翌年の3月から始めてございます。それ以降、現在に至りますが、保護者からの測定要望については、昨年度はございましたが今年度に入ってからはございません。そうした中、環境部が中心となって大気中の放射線量の測定もやってございます。これにつきましては、市全体的な部分もございますので、関係の部署と今後も続けることについて協議をしていきたいと考えてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほかはいかがでしょうか。
     特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3 第11回厚木こども科学賞受賞者について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 報告事項3 第11回厚木こども科学賞受賞者について、御報告をいたします。
     恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
     第11回こども科学賞につきましては、厚木市内小・中学校の児童・生徒及び厚木市に在住で、厚木市外の小・中学校に通学をしております児童・生徒を対象として募集をいたしました。
     2の募集期間及び応募数を御覧ください。
     募集は9月2日から10月25日までで行いましたが、その結果674点の作品の応募がございました。
     3の審査会及び受賞者の決定ですが、教育指導課指導主事等による予備審査を通過した250点の作品を対象に11月6日に審査会を開催し、審査員4人によります審査をいたしまして、こども科学大賞2点、こども科学優秀賞4点、入選15点の受賞者が決定いたしました。
     恐れ入りますが、資料の裏面を御覧ください。
     この一覧にございますとおり、こども科学大賞につきましては、小学生の部では1年生、越知美咲子さん、3年生、越知雪莉子さんの「相模川の石」、中学生の部では3年生、松下和叶さんの「人間の記憶力と記憶作業に最適な方法」が受賞いたしました。また、こども科学優秀賞、入選の受賞者及び学校名、学年等につきましては、この表のとおりでございます。
     表面にお戻りいただきまして、4の授賞式につきましては、12月8日日曜日の午後3時から、あつぎ市民交流プラザ7階ミュージックルーム2において、5の応募作品展示会は、12月7日土曜日、8日日曜日に同じくあつぎ市民交流プラザ5階あつぎアートギャラリーにて開催する予定でございます。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 実は私も昨年度まで予備審査をやっておりましたけれども、確か昨年はもっと点数が多かったような感じがするのですが、応募点数の変遷というのはどのようになっていますでしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 確かに委員おっしゃるとおり、今年度は674点でございまして、過去3年は1,000点ぐらいの応募がございました。こちらの方から特に学校にお願いしたわけではございませんが、学校の中で予備審査的なことをやっていただいて、こちらに御提出いただく、推薦をしていただくという、そのような形で、学校によってはかなり提出作品、応募作品を精選していただいたという状況がございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい、結構です。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     山本委員。
  • 山本委員 昨年の科学賞の授賞式に出席したときに、中学生の受賞者が非常にすばらしいスピーチをしまして、中学生でもこんなスピーチができるのかと感動した記憶がありますけれども、今回、小学生、中学生、それぞれ15点でしょうか、選ばれていますけれども、小学生の方はレポートと、それから模型、それぞれ3つのカテゴリーがあるかと思います。このうちの模型や絵というのは出展が少ないですけれども、この大賞、優秀賞、入選のうち、何点ぐらい模型や絵が選ばれているのか、分かりましたら教えてください。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 すみません、入選の分類については、こちらでちょっと記載がないもので、大変申し訳ございません。
     応募については、かなり数に差がありまして、レポートについては全体で540点、模型20点、絵画10点というような状況でございます。
     確か、レポートが全て受賞されたような記憶がございますが、後ほど確認をさせていただきます。申し訳ございません。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょう。
     よろしいでしょうか。
     学校によって応募にばらつきがあるというのは、やはりあるのでしょうね。小学校23校、中学校13校ですけれども。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 学校によっては100点を超える応募がございますし、一桁というような状況もございます。今後、有効に活用していただくという方向で、学校にはお願いをしていきたいと思っております。
  • 曽田教育長 これは、夏休み中の課題の1つにしている学校が多いのでしょうか。先ほど学校の中で予備審査というか、それをやった上で出してきてくれている学校があるという話だったので、それとの関係で、こちらがお願いしたことではないという話でしたけれども、校内で予備審査みたいなものをやると、それ自体、また学校の先生方に御負担をお掛けするというようなこともあるので、その辺のところはどのようになっているのでしょうか。
  • 八木教育指導課長 全員の課題という形で、子どもたちに作品を出してもらっている学校もございます。また、学年によって、例えば3、4年生は全員であるとか、4年生は全員というような形で出しているという状況もございます。
     学校の課題として子どもたちに出している状況ですので、実際に出してもらったものの採点、評価をするときには全部に目を通して、その中から推薦をいただけるというものをこちらに出していただいているというケースもございます。20点ぐらい出していただいて、特に推薦をしたいというような御意向を、こちらに伝えていただける状況もございます。
  • 曽田教育長 そのほか、よろしいですか。
     門田委員。
  • 門田委員 捉え方が違っているかもしれませんが、募集の期間が9月2日からとなっておりますが、子どもたちや親御さんには広報あつぎなどで、夏休み中から今年も募集しているよというのは伝わっているわけですよね。9月2日というと、もう新学期が始まっているので、募集は8月からやっているということでいいのでしょうか。9月になってからでは遅いのかなと、素人の考えですが、厚木にはいろんな企業があるので、特に熱心な保護者の方も、そういう仕事をされている方もおられると思うので、8月中から募集というか、PRができているのに、ここは9月2日なのかということで、違っていたら教えてください。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 広報につきましては、6月にはかけておりまして、作品をこちらに出していただくというのが9月2日から25日というような状況でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 分かりました。安心しました。
  • 曽田教育長 ほかによろしいですか。
     森委員。
  • 森委員 これは厚木市の中の表彰で、この原資が何であるかというのは昨年お聞きして承知していますけれども、中学生に限らず、例えばこの大賞の作品名を読むと、すごいなと思うんですね。厚木市の中での表彰ですけれども、これより先に、たまにニュースでこんな作品が選ばれましたというようなことがありますけれども、そういった上のと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、さらにいろいろなレベルで、こういった作品が子どもたちの考えでありますということを、個人が探して応募するのか、あるいは学校の方で、こんなものがあるから出してみたらどうかということで提供するのか、これから先はあるのかということについて関心を持ちました。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 厚木こども科学賞につきましては、市の表彰ということになります。一応、作品の披露についてはそこで止まっておりますが、今、いただいたお話等も含めて、今後研究をしてまいりたいと思います。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 門田委員。
  • 門田委員 私も同様の質問を2年か3年ぐらい前にこの場でいたしましたがこども科学賞とか学生科学賞とかいろいろありますよね。ここの上位の子が向こうへ行くのでしょうかと聞いたら、別のものだからということで、検討しますということでしたので、また子どもの可能性を広げる意味でも、何か夢や希望が広がるかなと感じていますので、また検討していただけたらうれしいです。
  • 曽田教育長 今、門田委員がお話になった学生科学賞というのは、地区から県、県から全国につながっているのがありますよね。それと、これは時期が合っていないということもあるのでしょうか。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 すみません、私がそちらの時期や詳細を承知していないので、そちらにつきましてはちょっと今、明確なお答えができないのですが、申し訳ございません。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     よろしいですか。
     特になければ、報告事項3を終わります。
     次に、報告事項4 第34回和田傳文学賞受賞者について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 報告事項4 第34回厚木市和田傳文学賞受賞者について、御報告を申し上げます。
     恐れ入りますが、資料4を御覧ください。
     第34回和田傳文学賞は、厚木市内小・中学校の児童・生徒及び厚木市に在住し、厚木市外の小・中学校に通学しております児童・生徒を対象に実施しております。
     2の募集期間及び応募数を御覧ください。
     本年度は、9月2日から9月19日までの間で作品を募集いたしました。その結果、校内審査を経ました140点の作品の応募がございました。
     続いて、3の審査会及び受賞者の決定を御覧ください。
     この140点の作品につきまして、10月10日に開催されました審査会にて、8人の審査員により、和田傳大賞3点、特選8点、入選24点と佳作105点の受賞者が決定いたしました。
     恐れ入りますが、資料裏面を御覧ください。
     和田傳大賞につきましては、小学校1年生から3年生の部では、高澤陽斗さんの詩「げきりゅうをこえて」、小学校4年生から6年生の部では、宇都宮大智さんの詩「夏の風」、中学校の部では、内山文さんの詩「憧れ」が受賞されました。
     また、各部の特選、入賞受賞者につきましては、資料のとおりでございます。
     表面に戻っていただき、4の授賞式を御覧ください。
     授賞式につきましては、12月14日土曜日午前10時から、厚木市文化会館小ホールにて開催を予定しております。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項5 令和2年度以降に使用する小学校児童指導要録等の書式について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 それでは、報告事項5 令和2年度以降に使用する小学校児童指導要録等の書式につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料5を御覧ください。
     小学校において、令和2年度から新学習指導要領が全面実施されます。今回の改定では、各教科等の目標の知識及び技能、思考力、判断力、表現力等、学びに向かう力、人間性等の3つの柱に合わせて、観点別学習状況の評価の観点が3観点に変更されます。また、外国語活動が高学年から中学年に移行し、高学年には外国語科が教科として位置付けられます。
     それに伴いまして、文部科学省から平成31年3月29日付けで発出されました通知、「小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」という通知に基づきまして、令和2年度から使用する小学校児童指導要録等の書式を一部改定するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙1を御覧ください。
     具体的な改定内容でございますが、様式2(指導に関する記録)につきましては、文部科学省の参考様式を基に、各教科の学習の記録の観点の変更及び外国語の欄の新設、外国語活動の記録の学年を5、6年生から3、4年生に変更いたしました。濃い色の付いている部分が変更箇所となります。
     恐れ入りますが、資料を1枚おめくりいただき、別紙2を御覧ください。
     特別支援学級において、視覚障害者、聴覚障害者、肢体不自由者又は病弱等である児童・生徒に対する教育として、小学校の教育課程に準じた個別の教育課程に基づいて、教科等の学習を受ける児童に用いる様式2(指導に関する記録)でございます。
     改定内容は、別紙1と同様でございます。
     裏面の真ん中の自立活動の記録というのが、通常級で使用するものと違っております。
     恐れ入りますが、さらに資料を1枚おめくりいただきまして、別紙3を御覧ください。
     併せて、小学校児童指導要録抄本につきましても同様に改定をいたしました。別紙3は通常の学級用になります。
     1枚おめくりいただき、別紙4でございますが、特別支援学級において、視覚障害者、聴覚障害者、肢体不自由者又は病弱等である児童・生徒に対する教育として、小学校の教育課程に準じた個別の教育課程に基づいて教科等の学習を受ける児童に用いる抄本になります。
     なお、特別支援学級において、知的障害者である児童・生徒に対する教育を受ける児童に用いる様式については変更ございません。
     本書式につきましては、令和2年度から校務支援システムにおいて使用できるよう準備を進めております。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 今、最後に課長が説明された校務支援システムでということは、打ち込めば、パソコン上で全てこれがプリントアウトできるということですね。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 そのような形で、関連といいますか、流し込みができるという、そういう状況でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 杉山教育長職務代理者 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 今、校務支援システムで対応してくださる教育委員会の方、3人の先生がいらっしゃいますよね。学校を回ってくださっているということを聞きまして、学校の先生方はモデルをいただいて、そしてまた回ってきてくださる方に見ていただいて安心して、さらに分からないところを聞いたりできるというので、やはり移行のときはとても不安で、これでいいのだろうかという気持ちで、そこを回ってきて見てくださってすごく有り難いということが伝わってきていますので、何年かたっていくと、皆さん、分かってくると思いますけれども、移行の時期はすごく不安だと思いますので、手厚い各学校の支援をお願いしたいなと思います。
  • 曽田教育長 ICT支援員のことですか。
  • 門田委員 はい、そうですね。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 私どもの事務所にICT支援員が3人おりますが、この校務支援システムについては、このICT支援員が支援する範囲ではございません。この校務支援システムは、まず導入時、それから導入後の定期的な研修を行うということと、メーカーさんの方でヘルプデスクというものを設けておりますので、何か操作などが分からない場合は、そちらに問合せをすると、そちらから操作説明をしていただくということでのサービスをさせていただいております。
     今後、成績の処理の仕方ですとか、今回の学校指導要領の関係、それから、小学校から中学校、中学校から高校へと移すときの指導などにつきましても、定期的にこれから研修を続けてサポートをしていくという予定をしております。
     ICT支援員は、特にマイクロソフトのワードですとかエクセル、そういうような操作、それから、こちらで入れています学習用のソフトの設定ですとか、そういうサポートを主にやらせていただいていると。また、これからプログラミングの授業が始まりますので、こういう研修をサポートさせていただいているという状況でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 ありがとうございます。識別ができました。いろいろあるのですね。
     そうすると、これは直接業者さんに不明なところは聞かれるのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 サポートデスクの方に直接電話でお問合せをいただくような形になります。特に成績処理をする時期については、このサポートデスクの受付時間も1時間延長してございますので、先生方の授業が終わった後でも、そちらに問合せができるような対策をとっております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 門田委員 どうもありがとうございます。よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 指導要録がこういう形式になるのには、やはりいろいろと課内や部内で意見をたたきながら、こういう形になったのだろうと思いますけれども、来年度は中学校がこういう形になるんですよね。小学校のこの要録を作るのにどのくらいの期間を要したのか。それと、中学校が来年度変わるということになると、もういろいろな準備が始まっているのかどうか、その辺はいかがでしょうか。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 指導要録の形式につきましては、校務支援システムの導入に関わってくるものでございますので、かなり前から話を進めております。中学校についても、次年度になりますので、同様にお話をして、時間をかけてこういった形での書式をまとめさせていただいているという状況でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。杉山委員
  • 杉山教育長職務代理者 中学校の方も、当然校務支援システムが対応していると思いますけれども、以前、小学校と中学校で校務支援システムの導入のときに、多少、ニーズが違ったようなこともありますけれども、中学校の校務支援システムの受入れについては、スムーズにいっているのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 校務支援システムにつきましては、当初は平成29年度に小学校の導入、30年度に中学校の導入という予定をしておりましたが、29年10月に文部科学省からガイドラインが出されたことによって、小学校を1年遅らせて、セキュリティの強靱化を図りながら校務支援システムを導入するということで、小・中学校併せて導入いたしましたので、体制としては基本的に同じでございます。
     このEDUCOMというメーカーのものを今導入しておりますが、これは県の様式になりますので、既にEDUCOMさんの方も県の書式についての情報を得ながら、こういう書式の改定を順次進めていますので、今後改定に合わせてスムーズに書式を変えていけると。これは厚木市だけではなくて、県内で言いますと、小田原市ですとか大和市も同じメーカーの校務支援システムを入れている関係もありますので、その辺はスムーズに切替えができるような体制になってございます。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
     そのほか、いかがでしょう。
     森委員。
  • 森委員 先ほどの予算の中でもありましたけれども、いわゆるこの中のデータを、例えば今度5年生になる子は、1年から4年までの基礎データをこのシステムに業者が移行してくれるということですよね、要録は6年間のものなので。その作業を各学校の先生方がされるのではなくて、データの移行については、過去の5年間とか3年間の部分は業者がしてくれるのかという確認が1点と、指導要録は各担任の先生が基本的にその学年のときは作られると思いますけれども、最終的にやはりパソコンが苦手という方も若干いらっしゃるかもしれませんけれども、全員がそのシステムを使って入力をされて、次の学年に送るということなのかというのと、そのために、今、小学校、中学校で、先生方に1人1台のパソコンが支給されているのかということも、確認させていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 学校施設課長。
  • 齋藤学校施設課長 まず、データの移行につきましては、メーカーさんの方でできる部分と、できない部分がございますので、それはそれぞれ分けさせていただいて、事前に調整をさせていただいてデータ移行をしております。
     今現在、先生方には1人1台の校務支援システム用のパソコンがございますので、今後、そちらから入力をしていくということになると、データがそこに順次蓄積されて、スムーズに移行がされるというシステムになってございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項5を終わります。
     次に、報告事項6 平成30年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果について、報告をお願いします。
     教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 それでは、報告事項6 平成30年度の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果について、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料6を御覧ください。
     本調査は、文部科学省が児童・生徒の暴力行為やいじめ及び不登校などの問題行動等について、生徒指導施策の推進の参考とするために実施をしているもので、本年度は10月17日木曜日に調査結果が公表されたものでございます。本資料は、過去8年間の厚木市、神奈川県、全国のそれぞれの件数の推移等について記載したものでございます。
     まず、1の暴力行為でございますが、文部科学省の定義といたしましては、児童・生徒が故意に有形力、目に見える物理的な力でございますが、この有形力を加える行為を言い、その対象によって対教師暴力や生徒間暴力、教師、生徒を除く対人暴力及び学校の施設・設備等の器物損壊の4形態が含まれております。また発生率は、児童・生徒の1,000人当たりの発生件数となっております。
     平成30年度、本市の暴力行為の発生件数ですが、小学校では、前年度比135件増、約2倍増の268件、中学校では26件増の111件となっております。発生率を見ますと、小学校が23で、中学校が19.1と、国や県の数値を上回っております。特に小学校では、前年度から大きく増加しております。
     この数値の中身についてですが、小学校においては、対教師暴力はほぼ変わりませんが、生徒間暴力が大きく増加している状況です。
     加害児童を学年別で見ますと、低・中学年が大きく増加しており、特に中学年の人数が最も多くなっております。これは学年全体で意識を高め、小さな事案でも見逃さず、暴力として扱う姿勢が示されているものと考えられます。また、3、4年生では、学習や生活の中で求められるものが多くなってくる一方、自分の感情をコントロールし、的確に判断する力が十分に身に付いていない児童も多く、高学年の件数を上回っているものと考えられます。
     中学校においては、対教師暴力は増減がなく、生徒間暴力と器物損壊がやや増えている状況です。
     次に、2番のいじめの認知状況につきまして御説明いたします。恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、2ページを御覧ください。
     いじめの定義は、いじめ防止対策推進法で定められた、児童等に対して一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものでございます。学校では、本人や保護者、あるいは友人等の申出や教職員による観察、様々なアンケート調査等から把握をしております。認知率は、暴力行為と同様、児童・生徒1,000人当たりの認知件数となっており、改善率は、認知件数のうち、解消及び一定の解消が図られたが継続支援中の件数の割合となっております。
     平成30年度の認知件数につきましては、小学校では前年度比456件増の751件、中学校では37件増の135件となっております。認知率を見ますと、小学校が64.5、中学校が23.2で、いずれも県や国の数値に近いものとなっており、小学校は2.5倍、中学校は1.4倍増となっており、積極的な認知が進んでまいりました。
     なお、本市の特色といたしまして、改善率が国や県よりも高いことが挙げられます。改善率とは、認知件数のうち、解消及び一定の解消が図られたが継続支援中の件数の割合という定義ですが、平成30年度の本市の改善率は、小・中学校ともに96%を超えており、多くのケースにおいて早期対応が行われる中で、早期解決が図られている状況です。これらのことから、多くの学校でいじめの的確な認知が広がり、早期発見で芽の小さなうちに認知する取組が進んできたものと考えております。
     中学校では、発見のきっかけとして本人の訴えが多くなっており、必要に応じた面談の実施やSOSの出し方の指導、生徒の学校に対する信頼感が上がったものと認識しております。
     いじめの態様といたしましては、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句というものが最も多くなっている状況です。
     続きまして、資料3の3ページを御覧ください。
     3の不登校につきましては、青少年教育相談センター所長から御説明を申し上げます。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 それでは、3ページ、不登校児童・生徒の人数及び児童・生徒総数に占める不登校児童・生徒数の割合につきまして御説明いたします。
     まず、調査基準につきましては、表の下にございますように、年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童・生徒のうち、不登校を理由とする者となっております。また、不登校の定義につきましては、何らかの心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること。ただし、病気や経済的な理由によるものを除くとなっております。
     改善率につきましては、指導の結果、登校する又はできるようになった児童・生徒と指導中の児童・生徒のうち、継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった児童・生徒を合わせた人数が、不登校児童・生徒数に占める割合をパーセントで表しております。
     平成30年度、本市の小学校の不登校の状況は、登校者数が前年度の平成29年度に比べ28人増加して、104人となりました。児童総数に占める不登校児童数の割合は0.89%で、前年度よりも0.25ポイントの上昇となっております。中学校の不登校生徒数は、前年度より52人増加し、270人となりました。不登校生徒数の割合は4.63%となり、前年度に比べて0.94ポイント上昇しております。
     国と県の推移につきましても、ともに増加傾向が見られております。神奈川県におきましては、平成28年度以降、3年連続の増加となり、平成30年度の不登校者数は、小学校3,739人、中学校は8,855人となっております。全国におきましても、小・中学校ともに平成25年度以降、6年連続の増加となっております。平成30年度小学校の不登校児童数は4万4,841人、中学校の不登校生徒数は11万人を超え、11万9,687人となりました。
     下のグラフを御覧ください。児童・生徒総数に占める不登校者数の割合の推移です。厚木市は不登校児童・生徒数が最も多かったのが平成19年度ですけれども、減少をたどっており、国の平均に近づきつつありました。しかし、国や県の不登校の増加を後から追う形で増加が始まっております。小学校は平成27年度から、中学校は平成28年度から急激な増加をたどっております。平成30年度は再び不登校者数の占める割合が国、県を上回る形となりました。この全国的な不登校の増加の理由の1つとして、平成28年度の教育機会確保法が背景にあると考えております。
     また、先月10月25日付けで「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知が文部科学省のホームページに発表されております。平成4年度以降、平成15年、28年と3回にわたって出されていた通知がございますけれども、それらの内容が整理され、まとめられております。これらの通知によって、不登校は誰にでも起こり得ること、また、問題行動ではないこと、不登校児童・生徒への支援が学校に登校するという結果のみを目標にするのではなくて、児童・生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立することを目指す必要がある。また、児童・生徒によっては不登校の時期が休養や、自分を見詰め直すなど、積極的な意味を持つことがある。また一方で、学業が遅れてしまうなど、進路選択の不利益や社会的自立へのリスクが存在することには十分留意することなどが示されております。
     不登校を生じさせない学校づくりが一番の基盤ですけれども、登校することが困難になってしまった児童・生徒に対しては、それぞれの状況に応じて適切な支援を行っていくこと、あるいはその支援によって改善を図っていくこと、社会的な自立を目指すことができるようにしていく、それらが重要になってきております。
     本市は既に、不登校への対応に重点を置いて取り組んできておりまして、児童・生徒の欠席、あるいは欠席理由を丁寧に分析して、心配なケースには早めに対応しております。それらの結果もあり、不登校者数が増えるという側面もあるかと考えております。しかし、その丁寧な取組の成果として、改善率の高さが特徴にあると考えております。小学校は78.8%、中学校は86.7%の改善率となっております。小・中学校ともに、国、県に比べてかなり高い状況です。各学校において、不登校の予兆を含め、初期段階での対応でありますとか、別室登校や放課後登校などによる支援、適用指導教室の活用、また欠席が長期になってしまったケースにも根気強く家庭訪問を行うなど、温かく関わってきた成果が、その不登校児童・生徒の好ましい変化に表われてきていると捉えております。
     以上で説明を終わります。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 不登校の件についてお聞きしたいと思います。
     29年度から30年度にかけて、小学校の場合は30件程度、中学校の場合は40件程度増加という形になっているかと思いますけれども、どういう理由で増えたのか、その内訳みたいなものをまず1点お聞かせ願いたいのと、それから、先ほどの所長の説明の中で、文科省の通知が出ていて、その中で、登校という結果のみにとらわれてはいけないということがありましたけれども、自分が現役の頃は、不登校が起こると、その頃は登校拒否という言葉も出ていましたけれども、そういう状況になると、登校刺激はしないほうがいいという時期と、それからある程度してくると、今度は登校刺激をするべきだというように考えが変わってきた。さらに今回、やはり登校という結果にのみに左右されてはいけないということになると、登校刺激を今度はしないのかみたいな感じになってしまいますけれども、その辺の具体的な考え方というのはどうなのか、以上、2点お聞かせ願いたいと思います。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 不登校が増えてしまったというのは、全体数がとにかく多くなっていますので、小学校におきましても、中学校におきましても、様々な要因がそれぞれに、それぞれの人数が増えているところはございます。ただ、小学校につきましてはその他の要因がいろいろありますけれども、学校に関わる要因よりも家庭に関わる状況が不登校の背景にあると調査上では上がってきております。また、中学校で多いのは不安という要因ですけれども、その不安が、いじめを除く友人関係であるとか、あとは学業の不振というところもあります。また、入学や転入学、あるいは進学時の不適応といったところのいろいろな環境の変化による不安というところも、その背景に抱えているケースが多いというところは見えております。
     また、登校に関する刺激ですけれども、ここで学校へ登校するだけが不登校の解決ではないというところから、ただ、ベースに本当に学校で不登校を生じさせない学校づくりがあり、クラスづくりがあり、それをベースとした上で、どうしてもそこに不適応になってしまう、あるいは登校が難しくなってしまうお子さんについては、なるべく早期の対応が有効であるというところは変わらずあります。欠席が長くなればなるほど、対応とか支援も難しくなりますので、やはり早めに児童・生徒の困り感に気づき、発見した上で、その子に必要な支援を早めに行うというところは積極的に行うように言われております。
     また、子どもによっては休養が必要というのが今回の通知にもございますけれども、そういう子どもの場合には、やはり積極的に、とにかく学校へ来るというばかりではなくて、家にいていいのだという安心感や、あるいは学校のほかの子どものいないような時間や場所を工夫した登校の支援によって、改善が図られるのであれば、そういったものでもいい。本当にそれぞれの状況に応じた支援をこれからは行っていく必要があると言われております。全く刺激をしないというところではなく、本当にその一つ一つの不登校の状態に合った支援をアセスメントと言いますか、見極めをし、行っていくことが大切であるというのが今回の方針であると思います。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     森委員。
  • 森委員 2点、御質問いたします。
     この不登校というのは、学校に来ないお子さんというふうに認識をしますと、今の御説明にもありました、例えば保健室に行くとか、何か相談室に行くとかという子はカウントをされないのか、これは改善率についてもですね、数字には上がってこないのかなというのが1点と、もう一点は、不登校の中に、この前半のいじめや暴力のお子さんがいらっしゃいますけれども、そういうことが原因で不登校になったという子がどのぐらいいるのか、今、多くの理由は不安であるということでしたけれども、いじめをされた、したもそうですけれども、いじめや暴力行為の児童・生徒が、この不登校にどの程度いるのか又は全くないのか、2点確認させてください。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 1点目、保健室や相談室への登校については、学校に行けているのであれば、そのお子さんは欠席ではございませんので、不登校のカウントにはなってきません。ただ、毎日行けていればいいのですが、欠席が年間30日を超えてしまっている場合で、それが不登校によるものであれば、そのお子さんは、調査上は不登校の児童・生徒にカウントされます。
     それから、いじめ、暴力についてですけれども、調査の上では、いじめを理由として長期の、30日以上の欠席になっている児童・生徒というのは厚木市にはございません。いじめについては、あるいは暴力については、先ほど教育指導課長からもございましたが、その都度対応がされており、話合い、あるいは指導の下に改善、あるいは解消を図っていると思いますが、それを一旦解消したあとにも、やはり友人関係で何かしら引きずるところがあったり、また、いじめ以外のところでの様々な不安を抱えてしまって、そういったいじめを除く友人関係により、欠席の期間が長くなってしまった子どもというのはカウントに入ってまいりますので、今回の調査の上では、いじめそのものが長期になっているというところはございません。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 森委員 よく報道でありますが、いじめが改善されたということについて、先生がごめんねと言えたねと、それで解決してしまう。今の御説明で、やはりそこが一番難しいところだと思います。落としてはいけないところで、本人は、実は後から聞いたら、ごめんねを言わされた、いいよと言われたと思ったと引きずっていると思うんですね。もし、その不安が友人関係で、その最初の原因がいじめであったら、いじめとは関係ないと思われるのは、やはり一番危ないところだなと私は感じますので、今、いじめが原因で不登校になったお子さんはいらっしゃらないと聞きましたので、それはすごくよかったと思いますけれども、今の御説明の中で、それとは関係ないけれども、友人関係という、すごく微妙な発言なので、そこはやはり一旦そういう経緯があったお子さんは、もしかしたらという気持ちを持って指導に当たらなければ、実は本人はそう思っていなかったというところもあるので、これはすごくナーバスな問題ですので、私たち指導者がそう思ってはいけない部分だなと感じました。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 森委員のおっしゃるとおりで、子どもたちがいろいろな面で不安を抱えてしまう可能性はどの子にもあると思います。また、厚木市は不登校のそういった友人関係も含め、子どもたちが不安に思うところは不登校の予兆として捉えて、学年間の引継ぎであるとか、小・中間でも、小学校から中学校に上がるときの様々な人間関係の配慮であるとか、そういったところも引継ぎをしっかり行うことによって、過去にいろいろな面で欠席をしやすかったお子さんについては気を付けて見ていくような、そういった支援体制の中で組んでいけるように考えている、配慮をしていきたいと思っております。そういったところが本当に未然防止につながっていくと思いますし、深くしてしまわないところが大変重要な点であると思いますので、学校の方にも、その点は今後も働きかけていきたいと思います。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 いじめに関してですけれども、改善率ということで数字を挙げさせていただいておりますが、このいじめの改善率については、3箇月そういった行為が起きていないということと、心身の苦痛ですね、それが経過観察をしている中で、通常、3箇月は改善したと見てとれるけれども、継続して支援をしていくということになってございますので、いじめが一度そういった形で謝罪が行われて解消されたように見えても、教員としては継続的に、3箇月にこだわらず、それを越えても継続観察をしながら指導していくということは、教育指導課でも指導しているところでございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 今、いじめのお話がありましたが、その内容から見ると、中学年の間の発達段階とかで件数が多いということがありました。でも、学校の現場にいるときは、クラス担任を決めたりするとき、管理職は、本人の希望もありますけれども、卒業学年とか、1、2年生とか、教諭の希望や校務の状況で、どうしても低学年と上の方に厚くしてしまうので、やはり、厚木の今の実態、実質は、暴力は今、中学年に多いんですよというのが何かのデータで伝わればいいかなと。現場にいるときには自分の学校のことしか分からなかったので、何かの機会にPR、内容をお伝えしていただければ有り難いなというのが1点です。
     それから、不登校のところですが、今、所長が、的確に短くお伝えしてくれたので有り難かったです。よく分かりました。誰にでも起こる、でも、起きなければいいなと思いながら現場の先生方も、この暴力から、いじめから、不登校から、最前線で先生方が頑張ってくれているのだな、テレビにも出なかった、みんな生きていたというのがありますけれども、やはり不登校になってしまうと、担任も、校長も、親も、もう本当に針のむしろに座っているようなつらい経験をしていると思うので、やはりこうやって温かく、しかも早期に、的確な指導、何が的確かというのは、一言では言えませんけれども、やはり、教室の中に居場所がある、部活の中に居場所がある、この子が普通に息をしていていいんだというのをその子が感じられる、そういうのをしてくださっているのだなと。件数は少なくなるように祈っておりますけれども、是非これからも、教育委員会がリーダーシップをとって指導してくださっているので、お願いしたいなというのを、すいません、漠然としていますけれども、発言させていただきました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     山本委員。
  • 山本委員 1つお聞かせください。資料がなければないで結構です。
     1ページ目の暴力行為のところですけれども、真ん中あたりに暴力行為の定義ということで、文科省が考えている定義が出ております。この文科省の「暴力行為とは」というところの最後のところで、「ただし、家族・同居人に対する暴力行為は含まない。」と、学校の中だけでの暴力行為を考えていますよということをうたっているわけですけれども、結局、学校で暴力行為を働くということは、かなり家庭の中でも何か相当深刻なトラブル、何らかのものというのがあるのではないかという想像ができます。そういうことを考えると、厚木市でも、県でも、国でもいいですけれども、学校の暴力と家庭の中での暴力、これについての何か関係性の資料等があればお教えいただきたいんですけれども。
  • 曽田教育長 教育指導課長。
  • 八木教育指導課長 こちらの定義につきましては、この文科省の調査上で数字を挙げる定義ということで、こういった記載がございます。
     やはり学校現場では、確かに学校で友人に暴力を振るってしまうというようなケースは出てきます。そのときに、指導をしてそのまま終わるのではなくて、必ず家庭の方に、こういった行為がありましたというようなことでの連絡をさせていただいています。その際に、御家庭で困っているようなことがございましたらということで、担任が相談に乗る場合もございます。やはり学校でそういった暴力行為が出てしまうということは、家庭でも出ているというケースも多々ありまして、ただ、データ上に何かまとめているようなものではございませんけれども、ケースとしてはやはり多いです。
     それで、大切なのは、学校の中で暴力行為が行われたときに、問題解決の手段を暴力で行わないということを根気強く指導していくということであると思います。人と人が生活をする中で、やはり何かしらのトラブルであったり、そういったことが起こることは当然だとは思います。そのときに解決の手段として暴力行為というのは絶対にだめなのだよということを、小学校の低学年のうちから話をしながら、根気強く対応していくということが何よりも大切だと思いますので、数字の方で件数的に増えていることはよくないことではありますが、そのことをきっかけに、そういった指導に重点が行くというような、そんな形での話もしております。
  • 曽田教育長 山本委員。
  • 山本委員 子どもが学校の中で暴力を振るう、関連して家の中でも暴力を振るうということもあるかと思いますけれども、逆に家庭の中では虐待を受けているということもあろうかと思うんですね。是非そういった意味では、もしかしたらアンテナを張ることで子どもを守ることにも、実は暴力行為の発覚というのがつながる可能性というのもあるのではないかなと思います。そういった意味でも、是非広い指導をしていただけるといいのではないかなと思います。意見です。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょう。
     杉山委員。
  • 杉山教育長職務代理者 すいません、もう一度、不登校の関係ですけれども、先ほど所長の説明で、小学校の増加については、家庭に関わる要因というのが無視できないというようなことと、それから中学校では、学業不安というのもあるけれども、環境の変化ということもありました。環境の変化ということは、つまり中1ギャップのことかと思いますけれども、各小・中学校の間ではいろいろ取組をされていると思いますけれども、その辺については、更にやっていく必要があるのかなと思います。もしお答えできるならお願いします。
     もう一点、小学校の家庭に関わる要因で、自分も現職のときを思い返してみると、不登校で、御家庭の中で、例えば、お母さんお父さんが病気がちだとか、あまり学校に行かせるということに重きを置いていないというか、行きたいなら行きなさい、行かないのであればそれで構わないよ、特に原因がなくても、理由がなくてもそういうような感じでいるというケースがあって、これはなかなか学校から手を差し伸べられないという中で、相談センターでは家庭訪問相談員とかスクールソーシャルワーカーとネットワークコーディネーターが配置されたりしている中で、いろいろ家庭への働き掛けをやっていると思いますけれども、現状、その辺の家庭への働き掛けは、具体的にどのようなことをされているのか、教えてください。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 外村青少年教育相談センター所長 最初の中1ギャップにつきましては、もう本当に小・中の連携というところ、あるいは小・中間での引継ぎを丁寧に行うことというのは、本当にこれまでも行っているところですけれども、やはり学校によって違いはありますので、そういったことで再度見直す必要がある、そういう学校もあるかと思います。今までうまくいっているところは、それを続けていきますし、中1ギャップの広がりが見えるところは、また新たな手だてを考えていかなくてはならない、そういう部分もあるかと思います。この中1ギャップも、30年度は全体を平均して見ると前年度よりも大きく広がっているところがございますので、改めて丁寧に行っていくように学校の方にも働き掛けをしていきたいと思います。
     2点目の父母の病気、あるいは考え方によって、学校に積極的に行かせることができない御家庭というのは、確かにケースとして上がってきているところはあります。教育ネットワークコーディネーター、センターの方で置いておりますけれども、本年度、昨年に比べて1人増員したところにより、やはりそういった環境面の調整について動いているケースが昨年度よりも多くなっております。家庭訪問も、本人への働き掛けが必要なケースがまだまだありますので、家庭訪問相談員は本人のエネルギーを充電していくための相談を行っています。
     教育ネットワークコーディネーターの方は、家庭の中で主に動ける方、お父さんであっても、お母様であっても、いずれかの保護者の方、あるいは両方の支援に当たって、基本的に週1回ぐらいの支援ではありますけれども、家庭訪問、あるいは市役所への手続を、様々な支援につながる、福祉につなげていく手続をお手伝いするものであれば市庁舎で対応いたしますし、家庭訪問をして、様々な手続の書類を作るところからお手伝いをする、あるいはお母様の医療に関わっていくための相談に乗る、そういったところは家庭で行ったりしております。本当にそれぞれのニーズが違うところがございますので、必要な医療、あるいは福祉にいかにつなげていくか、それをやっていくのが教育ネットワークコーディネーターの働きとなっております。
  • 杉山教育長職務代理者 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 門田委員。
  • 門田委員 20年前は保健室にいたのですが、暴力行為も不登校も、何でもない場合もあるのですが、個性としての発達障害の方、それから子どもの鬱病とか、精神疾患の場合など、発達に心配のあるお子さんが何人かおりました。それで入学してから、この子はちょっと専門家にかかったほうがいいなと思っても、入学してから導くのに、まず、御両親の了解を得て何をしてと踏んでいくのはすごくエネルギーを使うのですが、入学前に大学病院の先生に来ていただいて、5歳児健診、3歳児健診で、かなり早期に子育ての支援をしている市町村もあるんですね。うちの地区も、5歳児健診というのが始まっていますよね。ですから、できたらそこで、専門家の方が言うには、対応が遅れて、中学行って暴力を振るって、金属バットを振り上げて、やっと発達障害が見つかった、原因が分かったということもあるのですが、お医者さんが言うには、できれば早い方がいいというので、5歳児健診とか就学時健康診断は、小児精神科の先生は今はなかなかいませんので、早い段階につながってくれれば、子どもも親も、あまり不幸な結果にはならないのかなというのは感じていました。5歳児健診かな、就学時健診かな、入学前にプロの方にちょっと心配なお子さんを見てほしいなというところはあります。
  • 曽田教育長 ほかはいかがでしょう。
     今、門田委員がおっしゃったことですが、5歳児健診という早い段階での親御さんの間での対応、これは教育ではなくて療育の分野ですけれども、それが小学校に進んだ段階で非常にプラスになるというようなことでスタートしているわけですけれども、併せて、学校の教職員の側では、もっともっと、適切な対応の仕方ですとか支援の仕方について、知識その他を深めるというか、専門性を高めていくというか、これなくして、やはり子どもに対しての適切な指導というのはあり得ないので、そのあたりのところも、教育委員会としては今後更に考えていかなければいけないことだろうと、そのように思っているところです。
  •  あとは、いかがでしょうか。
     では、特になければ、報告事項6を終わります。
     以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、令和元年厚木市教育委員会11月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻15時11分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ