平成22年厚木市教育委員会6月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議情報

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成22年6月29日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 内田 忠行
委員長職務代理者 山本 玲子
委員 利根川 勇
委員 難波 有三
委員(教育長) 平井 広
事務局
柳川教育総務部長、今井社会教育担当部長、曽田学校教育部長、
小瀬村教育総務部次長、内山社会教育担当次長、松本学校教育部次長、
相原教育総務課長、串田保健給食課長、三橋文化財保護課長、
矢野中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

 日程1 議案第17号 厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱について
日程2 議案第18号 厚木市図書館協議会委員の任命について
日程3 議案第19号 厚木市指定文化財の指定に係る諮問について

3 報告事項

 (1)平成22年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

  • 内田委員長 こんにちは。ただいまの出席委員は5人で定足数に達しております。ただいまから、平成22年厚木市教育委員会6月定例会を開会いたします。
    厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として利根川委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
    それでは、教育長報告をお願いいたします。
  • 平井教育長 それでは、平成22年5月25日に開催されました5月定例会以後の主な行事等27件につきまして、その一部を御報告申し上げます。
    1ページ目の1番でございます。5月29日でございました、そこに御覧の4つの中学校、体育発表会がございましたので、それぞれ訪問させていただきました。プログラムそのものも学校ごとに特色が非常に出ていて、私は校長先生のお話を聞きながら、子どもたちの頑張っている姿を見ることができて大変うれしく思いました。
    続きまして3番目でございます。5月30日、日曜日でございますけれども、第34回厚木市さつきまつり、御覧のとおりの内容がございました。私がなぜこちらに出させていただいているかと申しますと、サツキの表彰式がございまして、市長賞それから教育長賞というものが出ております関係で行きました。おかげで、大変すばらしいサツキ、手入れの行き届いたサツキに囲まれまして、充実した時間を過ごすことができました。
    同日ですけれども4番目、そちらに御覧のように第26回になります新構造神奈川展授賞式、こちらにも同様に市長賞、教育長賞が授与されます関係から出させていただいた次第でございます。
    5番目、6月6日、日曜日でございました。そこに書いてございますように、厚木市立愛甲公民館周辺特設会場、これは内田委員長よく御存知のとおり、どろんこ祭アタックNo1 in 南毛利南バレーボール大会ですか、たしか今年で2回目だったと思いますけれども、田んぼの中で小学生から中学生、高校生、大学生、そして一般の方まで真っ黒に、それこそ泥んこだらけになりながら、にこやかにバレーボールに興じる姿、大変楽しく思いました。私は別の事業がございましたので十分見ることができませんでしたけれども、報告を受けて大変楽しい、仮装も大変派手だったようでございます。
    続きまして6番目になります。同じ日の荻野運動公園メインアリーナにおきまして、第13回厚木市空手道選手権大会が行われました。やはり小さな子ども、選手宣誓をしたお子さん、確か4歳か、かなり小さいお子さんでしたけれども、その子が立派に選手宣誓をしまして、その後、演舞、試合になっていくわけですけれども、大変すばらしい活動をしている協会の方々に敬意を表したいと思いました。
    続きまして6月12日、7番目でございます。土曜日そちらの玉川野球場におきまして、第41回厚木市少年野球大会開会式、御覧のとおりの大勢の小学生、中学生に参加していただきまして、熱気のこもった熱戦が繰り広げられたところでございます。
    1枚おめくりいただきまして、2ページ目の9番目です。6月17日木曜日でございます。WHOインターナショナルセーフスクールのかかわりで審査員が韓国からお二人、台湾からお一人、合計3人の審査員が清水小学校を訪問してくれました。そちらでPTA会長さんであるとか校長先生からのプレゼンテーションも行われたところで、非常にきめ細やかな学校生活の安心・安全に係るいろいろな手だてについて、大変いい評価をいただいたなと私は感触を持っております。
    続きまして12番目でございます。6月20日土曜日、及川球技場におきまして第12回になります、かながわ小学生・親子ふれあいティーボール大会開会式がございまして、出させていただきました。大勢の来賓の方がいらしてくださいました。その中で私のほうから代表してごあいさつをさせていただいた次第でございます。年々、参加チームそして人数ともに増加傾向でございます。大会役員の皆様方の御尽力に、また、ここでも感謝をさせていただいた次第でございます。
    続きまして同じページでございますが、17番目です。6月22日火曜日になりますけれども、そちらの場所におきまして、第2回の教科用図書採択検討委員会、内田委員長にも委員になっていただいておりまして、こちらのほうで検討会の教科書採択、より良い教科書採択ができるようにということで、協議を行ったところでございます。
    1枚おめくりいただきまして、3ページ目です。20番目になりますが、6月24日、御覧の場所におきまして厚木市青少年問題協議会第1回の会議がございました。これは当然のごとく、青少年問題協議会は各自治体の長がやることになっておりまして、厚木市におきます協議会会長は小林市長でございますけれども、委員の互選によりまして私が副会長というふうになりました。この日は厚木警察署の生活安全第2課長、いわゆる少年課だというふうにイメージを持っていただければよろしいと、課長はおっしゃっていましたけれども、課長から現代におけるインターネット、あるいは携帯等を使った青少年にかかわる犯罪等について情報提供をいただきまして、それを題材に我々が青少年問題協議会の委員として、どのような対策を考えていったらいいのだろうかというものを話し合いをしたところでございます。
    続きまして24番目になります。そちらの厚木小学校の体育館におきまして第41回になります、交通安全こども自転車神奈川県大会激励会がございました。この大会そのものは、7月3日土曜日に横浜で行われるわけですけれども、それに向けて激励会が厚木小学校で行われたということでございます。ちなみに、参加する小学校でございますけれども、厚木小学校の子どもさんと緑ヶ丘小学校の子どもさん。今年度は3チームが候補として予備選に入ったわけですけれども、清水小学校の子どもさんたちも、もちろん参加していただきました。その選考の結果、今申しました厚木小学校と緑ヶ丘小学校の子どもたちが、この県大会に出るということでございます。非常に子どもたちは、もちろん汗びっしょりになって練習をしているわけですけれども、それを支えてくださる交通安全指導員の方々、交通安全協会の方々、大勢の皆様のお力を借りて子どもたちは一生懸命練習に取り組んでおりました。
    続きまして26番目でございます。そちらに書いてある場所で、22年度におきましては第2回目になります、小・中学校長会議を開催させていただきました。主な内容については、御覧の生徒指導についてほか5件でございますけれども、私といたしましては、学校現場で本当に一生懸命、御努力、御尽力していただいております校長先生、教頭先生あるいは先生方にエールを送りたい、そういう気持ちでいっぱいでございました。夏休みに入ります。子どもにとっては大変楽しい夏休みですけれども、また一方、生活習慣の乱れ等からくる生徒指導上の諸問題も心配されるわけで、学校においては夏休み前にそういった点での指導を、より一層強化するという態勢を整えているところでございます。
    続きまして平成22年厚木市議会6月定例会が、御覧のとおりの会期で行われました。この内容につきましては、所管の各部長から報告をさせていただきます。
    以上でございます。
  • 内田委員長 お願いいたします。
  • 柳川教育総務部長 それでは、平成22年6月定例市議会につきまして、概要を御報告申し上げます。
    本議会は、5月28日から6月21日までの会期25日間で開催されました。
    概要につきまして、各所管部から報告をさせていただきます。
    まず、教育総務部でございますが、提出議案はございませんでした。
    一般質問につきましては、名切文梨議員から2項目について質問がございまして、南毛利中学校の北棟校舎建て替えについて現状を把握しているか。また、教育委員会としてすべきことは何かとの質問がございました。
    教育長から、南毛利中学校北棟校舎の建て替えについては、計画どおり平成23年2月の完成に向け、騒音や振動による教育活動への影響に配慮しながら鋭意工事を進めている。関係者の皆様には御不便をおかけしているが、学校と十分に協議しながら仮設校舎等の整備を始め教育環境の確保に努めている。また、引き続き円滑な学校運営が行われるよう学校と連携を図り、良好な教育環境の確保に努める。特に、部活動については南毛利スポーツセンターや近隣の小・中学校の施設を使用するほか、高等学校や大学、企業の御協力をいただきながら、活動の場の確保に努めていく旨の答弁をいたしました。
    環境教育常任委員会につきましては、陳情第2号 義務教育費国庫負担制度存続、教職員定数改善計画早期策定を求める意見書を国に提出することを求める陳情がございまして、採決の結果、採択すべきものと決せられまして、6月21日開催の本会議におきまして採択をされました。
    教育総務部の私の所管につきましては、以上でございます。
  • 内田委員長 お願いいたします。
  • 今井社会教育担当部長 それでは、社会教育担当の関係でございますけれども、提出議案はございませんでした。
    一般質問につきましては、田上祥子議員、井上武議員及び石井芳隆議員の3人から3項目につきまして質問がございました。
    まず田上議員でございますけれども、厚木市子ども読書活動推進計画について、計画の進ちょく状況と今後の取り組むべき課題は何かとの御質問がございました。
    教育長から、育てよう、読書大好きあつぎっ子を目標に、児童書の充実や推薦図書の紹介など、積極的な事業展開に努めている。小・中学生を対象としたアンケートでは、読書が好きと回答した割合が年々増加するなど、着実に成果が表れている。今後においても、読書の楽しさや言葉の豊かさを親子で体験できる事業の実施など、子どもたちがより読書に親しめる環境の充実に努める旨の答弁をいたしました。
    次に、井上議員から厚木南地区の公共施設について、厚木南公民館についての現状認識と課題は。また、複合施設として建て替える考えはあるかとの質問がございました。
    教育長から、開館以来、市民に親しまれるよう使いやすい施設運営に努めている。利用状況からすると、敷地や施設が狭隘となっている。今後については、施設利用の在り方について、引き続き研究を進めていく旨の答弁をいたしました。
    次に、石井議員からスポーツ施設の利用環境について、社会人の利用率向上策はとの質問がございました。
    教育長から、一市民一スポーツ運動等を主要事業に掲げ、スポーツ指導者研修やスポーツなじみDAYを開催するなど、スポーツに接するさまざまな機会の提供を図っている。今後においても、利用者の声を聞きながら、引き続き利便性の向上に努めていく旨の答弁をいたしました。
    常任委員会につきましては、該当案件はございませんでした。
    以上でございます。
  • 内田委員長 お願いいたします。
  • 曽田学校教育部長 学校教育部につきましても、提出議案はございませんでした。
    一般質問につきましては、徳間議員、釘丸議員、前田議員の3人から6項目について質問がございました。
    まず、徳間議員から学力向上の努力について、行政がどこまで実績を上げられるか、進学率向上に全国学力テストは貢献したと思うかとの質問がございました。
    教育長から、全国学力・学習状況調査は、教育委員会や学校が自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し改善を図ることや、学校が児童・生徒の学力や学習状況を把握し、教育指導や学習状況の改善等に役立てることなどを目的としている。各学校では、教科に関する調査等の結果を踏まえ、指導方法の工夫、改善に取り組むとともに、家庭の理解、協力を得ながら、児童・生徒の学習習慣や生活習慣等の改善に向けた取り組みを行っている。また、教育委員会でも、学校の教育指導や児童・生徒の学習活動を支援するさまざまな施策について、成果と課題を検証し改善に努めている。本調査は進学率の向上を目的とするものではないが、所期の目的に照らし一定の成果はあったものと認識している旨を答弁いたしました。
    次に、釘丸議員から学力向上のための取り組みについて、確かな学力とは何かとの質問がございました。
    教育長から、国は、確かな学力とは基礎的・基本的な知識及び技能、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、さらには、主体的に学習に取り組む関心、意欲、態度であると示しており、教育委員会も同様に認識している旨、答弁いたしました。
    続いて、学力向上の取り組みと課題はとの質問があり、教育長から平成21年度から、きめ細かな学習指導の充実等を図ることを目的とした学力ステップアップ推進事業を展開しており、中学校への補助教員の派遣や、小学校への算数・理科支援員の派遣、小学校放課後あつぎ元気塾の実施など、さまざまな事業を通して確かな学力の向上に取り組んでいる。また、研修会や校内研究会での指導、助言等を通して、教員の指導力向上を図っている。一人一人の児童・生徒の学習意欲を高め学力が向上するよう、それぞれの事業をより一層充実させることが課題である旨、答弁いたしました。
    次に、小学校1年生の35人学級実施の効果と課題は何かとの質問がございました。
    教育長から、少人数で学級編成をすることで、児童一人一人にきめ細かな学習指導を行うとともに、基本的な生活習慣の定着を図り、学校生活を円滑にスタートさせることができているものと認識している。課題は、35人学級実施のための非常勤講師の人材確保である旨の答弁をいたしました。
    次に、人権教育について、人権教育推進の取り組みと課題はとの質問があり、教育長から、各学校では人権教育全体計画を立案し、各教科、道徳、特別活動等、すべての教育活動を通して、児童・生徒の発達段階に応じた人権教育に取り組んでいる。教育委員会でも、人権教育の研究校を指定し、その成果を全校に広めるとともに、人権教育研修会や人権教育研究部会を実施し、教員研修の充実を図っている。人権への知的理解だけでなく、日常生活の中で人権に配慮した態度や行動がとれるよう、指導方法の工夫などを行うことが課題である旨の答弁をいたしました。
    次に、前田議員から人権施策について、キャリア教育や若者の就業支援を進めるべきではないかとの質問があり、教育長から、キャリア教育は社会人、職業人として自立していけるよう、教育活動全般を通じて、その基盤となる資質や能力・態度を育てていく教育であり、各小中学校では、望ましい勤労観、職業観を育むことができるよう、児童・生徒の発達段階に応じて、さまざまな体験活動を行っている。今後もキャリア教育をさらに充実させていくことが、広い意味での就業支援につながっていくものと認識している旨、答弁いたしました。
    以上でございます。
  • 内田委員長 御苦労さまでした。
    ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
    それでは、特にないようですので、教育長報告を終わります。
    審議事項に入ります。
    日程1 議案第17号 厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
  • 串田保健給食課長 議案第17号 厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
    厚木市学校事故審査委員会につきましては、学校管理下における事故により災害を受けた児童生徒に、学校事故見舞金を支給するに当たり調査審議するために設置され、年間3回の会議を開催しておりますが、この度、当該委員会の委員に欠員が生じたことに伴い、厚木市学校事故審査委員会規則第3条の規定により、新たに4人の方に委員の委嘱をするものでございます。
    恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと思います。
    今回、欠員が生じました委員につきましては、保護者の代表2人、市立小・中学校長2人でございます。新たに委員となられる方々につきましては、それぞれの選出母体であります、厚木市立小・中学校PTA連絡協議会及び小・中学校の校長会から推薦をいただいております。
    任期につきましては、厚木市学校事故見舞金条例第3条第3項に基づきまして、委員の任期は2年、欠員の任期は前任者の残任期間と定めておりますので、今回の委嘱する委員の任期につきましては、平成22年7月1日から平成23年6月30日までの1年間でございます。
    なお、参考資料といたしまして全員の名簿を添付させていただいております。
    以上でございます。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの説明に対しまして、何か質疑がございますでしょうか。
    それでは、質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第17号を可決いたします。
    次に、日程2 議案第18号 厚木市図書館協議会委員の任命についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
  • 矢野中央図書館長 議案第18号 厚木市図書館協議会委員の任命につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
    厚木市図書館協議会の委員の任期が来る6月30日をもって満了することに伴い、図書館法第15条の規定により任命しようとするものでございます。
    恐れ入りますが、裏面の名簿を御覧いただきたいと存じます。
    委員の定数は、厚木市立図書館条例により6人と規定されております。選出区分につきましては、厚木市図書館協議会委員の推薦に関する事務取扱基準により、学校教育関係者1人、社会教育関係者2人、学識経験者3人となっており、学識経験者のうち1人については公募によって選出するとなっております。名簿の一番上にございます高木清美様は公募により選出をいたしました。虻川敬様は学校教育関係者として厚木市小学校長会から、勝木陽一様と小瀬村タエ子様は社会教育関係者として、厚木市青少年指導員連絡協議会及び厚木市社会教育委員から御推薦をいただいております。仲野明日香様と渡辺武子様は学識経験者として、厚木市大学図書館総合利用連絡会及び中央図書館の協力団体でございます厚木おはなし会から御推薦をいただいております。
    3人の方が再任で、3人の方が新任となっております。
    任期は平成22年7月1日から平成24年6月30日までの2年間でございます。
    図書館協議会は、図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館方針につき館長に対して意見を述べる機関と定められており、年4回の会議を開催しております。
    以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの説明に対しまして、何か質疑がございますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第18号を可決いたします。
    次に、日程3 議案第19号 厚木市指定文化財の指定に係る諮問について議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
  • 三橋文化財保護課長 議案第19号 厚木市指定文化財の指定に係る諮問について、提案理由を御説明申し上げます。
    厚木市文化財保護条例第4条第1項及び同条例施行規則第2条に基づき、厚木市指定文化財の指定の申し出がございました。銅製品及びカゴノキにつきまして、適切な指定を行うため厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第16号の規定により、厚木市文化財保護審議会に諮問をしていただきたく提案をするものでございます。
    恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
    これは、厚木市文化財保護審議会に対し諮問を行うための文案でございます。
    次に、諮問の理由について御説明いたします。
    諮問理由書及び写真を御覧ください。
    初めに、銅を素材としました水瓶、錫杖頭、鋺の3種類の品々は飯山の金剛寺に伝世されているものですが、どの寺院にもあるという品ではございません。金剛寺には既に、国から重要文化財の指定を受けています平安時代に造られました木造阿弥陀如来座像や、神奈川県から文化財の指定を受けている鎌倉時代に造られた木造地蔵菩薩坐像があります。これらの仏像を所有していることから、金剛寺が鎌倉時代から南北朝期にかけて鎌倉などと肩を並べられる高い地位を得て、仏教文化の拠点となっていたことがうかがえます。仏具である本銅製品についても、法隆寺や東大寺など京都や奈良の寺院にあるものと同じ製法によって造られており、鎌倉時代の作と考えられます。形態や精巧な造りから美術的な価値も高いと思われます。
    また、カゴノキにつきましては、関東以西の温暖な地域に生育する常緑高木で、厚木市内においては現在ほかに7例を確認しております。カゴノキの分布が南関東辺りまでであることから、林神社のカゴノキは北限に近い地域にある中で、目通りが3.4メートル、高さが20メートル以上あり、姿や生育状況も良好で、大きさは他の市内のものとの比較において際立っております。なお、樹木の名称につきましては、樹皮のまだら模様が鹿の子に似ていることから名付けられたとも言われております。
    以上のことから、銅製品及びカゴノキは厚木市にとりまして後世に伝える重要な文化財であると考えますので、厚木市文化財保護審議会に諮問し、審議をお願いしようとするものでございます。
    以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの御説明に対しまして、何か質疑がございますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第19号を可決いたします。
    報告事項1 平成22年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について報告をお願いいたします。
  • 相原教育総務課長 それでは、報告事項1 平成22年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。
    資料1を御覧いただきたいと存じます。
    本件につきましては、教育委員会関係各課から提出のありました表彰候補者内申書に基づき、去る5月20日に開催いたしました厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考いたしましたものを、随時表彰するものでございます。
    まず、個人の部でございますが、第2回スポーツひのまるキッズ関東小学生柔道大会3年生の部で優勝されました、関野進吾様を始めといたしまして、28人を表彰するものでございます。
    1枚おめくりいただきまして、右のページでございますが、団体の部でございます。
    ユナイテッドスピリットアソシエーションジャパン2010全国大会ポンダンス部門高校編成の部で第3位に入賞されました、神奈川県立厚木高等学校ダンスドリル部IMPISH様を初めといたしまして、3団体を表彰するものでございます。
    個人、団体いずれにつきましても、文化及びスポーツの分野において優秀な成績を収められております。
    続きまして、最後のページの教育委員会感謝状でございますが、書籍529冊を市立小学校に寄附いただきました相模読売会厚木支部様と、同じくJリーグ観戦チケット130枚を市立中学校に寄附していただきました産業能率大学様に贈呈するものでございます。
    表彰につきましては、7月15日木曜日午後4時、教育委員会会議室で開催する予定でございます。
    以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの御報告に対して、何かございますでしょうか。
  • 内田委員長 1つよろしいですか。最後のページの相模読売会厚木支部から、ことわざ辞典ですか、大百科460冊、それと子どものニュースウィークリー69冊を市立小学校に寄附。これは、460冊に関しては図書館に寄贈されるわけですか。そうではないんですか。これは両方とも小学校ですね。
  • 相原教育総務課長 これにつきましては、小学校の方に寄附をしていただいてございますので、小学校の方に配るというような形になってございます。
  • 内田委員長 両方ともですね。
  • 相原教育総務課長 はい、そうでございます。
  • 内田委員長 わかりました。ありがとうございます。
  • 山本委員長職務代理者 1つよろしいですか。
  • 内田委員長 お願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 この2つの関係の方に感謝状を贈るということがあるわけですが、この感謝状に当たる内容について、市民に紹介する場面というのはどんな場面があるのでしょうか。例えば広報とか、あるいはいろいろな場面で紹介する場面があるのかと思いますが、いかがでしょうか。
  • 内田委員長 お願いいたします。
  • 相原教育総務課長 これにつきましては、まず教育委員会の定例会の会議の議事録の中で報告をさせていただきたい。これについてはホームページで掲載をしてございます。
  • 内田委員長 ほかにございませんか。難波先生、よろしいですか。
  • 難波委員 はい。
  • 内田委員長 それでは、特にほかにないようでございますので、報告事項1を終わります。
    以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。
    これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会6月定例会を閉会いたします。

閉会時刻14時34分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育総務部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17(市役所第二庁舎5階)
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ファックス番号:046-224-5280

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