平成22年厚木市教育委員会7月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議情報

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成22年7月27日火曜日
午後1時30分

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長職務代理者 山本 玲子
委員 利根川 勇
委員 難波 有三
委員(教育長) 平井 広
事務局
柳川教育総務部長、今井社会教育担当部長、曽田学校教育部長、
小瀬村教育総務部次長、内山社会教育担当次長、松本学校教育部次長、
相原教育総務課長、笹生スポーツ課長、、宮崎学校教育課長、
佐藤青少年教育相談センター所長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

 日程1 議案第20号 教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価について
日程2 議案第21号 平成23年度使用の厚木市立小学校及び中学校教科用図書の採択について

3 報告事項

  1. 平成22年度及川球技場整備事業について
  2. 青少年心理相談員の委嘱について
  3. 第25回和田傳文学賞作品募集について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻13時30分

  • 山本委員長職務代理者 それでは、ただいまの出席委員は4人で定足数に達しております。なお、本日、内田委員長から欠席の届け出がありました。そこで地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第4項の規定により、委員長職務代理者が委員長の職務を行います。
    ただいまから、平成22年厚木市教育委員会7月定例会を開会いたします。
    厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として難波委員を指名させていただきます。
    それでは、教育長報告をお願いいたします
  • 平井教育長 それでは、平成22年6月29日に開催されました6月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告申し上げます。
    手元の1ページ目の4番でございます。7月4日、日曜日でございました、そちらの場所におきまして、市民芸術祭あつぎ第九合唱団の結団式、こちらにお伺いさせていただきまして、ごあいさつをさせていただいたところでございます。200人近くになろうとする市民の皆様にお集まりいただきまして、年齢的にも中学3年生から81歳の方まで、大勢の皆様にお集まりいただきまして、これから12月の当日を迎えるまで練習に励んでいただくことになります。このような合唱団を通して、厚木の元気がますます盛んになるように期待するものでございます。
    続きまして、5番目でございます。同じ日でございました、そちらのヤングコミュニティセンターの5階の大会議室におきまして、あばしり青少年自然体験研修事業保護者説明会がございまして、私の方から、また、ごあいさつをさせていただいたものでございます。本日、その訪問団が文化会館から2台の大型バスに乗り込んで出発いたしました。そちらにもお伺いしてきましたけれども、子どもたちも大変若く、どきどきが顔に表れているようなそんな感じでございます。きっと楽しいお土産話いっぱいにこちらに帰ってくると、そういうふうに思っております。
    1枚おめくりいただきます。2ページ目でございます。10番目になりますが、7月10日、土曜日、及川球技場におきまして、第25回厚木市小学生ソフトボール大会開会式がございまして、そちらにお伺いさせていただきました。年々、本当に暑い中盛んになっておりまして、今回は25チーム約500人のお子さんに集まっていただきました。保護者の皆様も大変大勢詰めかけていただきまして、立派な開会式ができたなというふうに思っております。
    続きまして、13番目でございます。7月11日、日曜日でございました、荻野運動公園におきまして、第53回になります8市2郡親善陸上競技大会。朝早くから応援団の皆様も含めて大勢のチームの皆様にお集まりいただきまして、非常に熱戦が繰り広げられたということでございます。
    続きまして、15番になります。そちらの第二庁舎16階の会議室におきまして、臨時に厚木市の小・中学校長会議を開催させていただきました。これは夏休みを直前にいたしまして、厚木市内の児童・生徒が、事故もなく、皆が無事に笑顔で真っ黒に日焼けして、学校にまた登校できるようにという思いを、強く校長先生方に訴えさせていただきました。特に私は、一昨年になりますが水難事故等ございましたので、そういうことがないように、各学校の校長先生及び先生方の指導を通して、厚木の子どもたちが楽しい夏休みを過ごせるよう、そういう思いをお伝えさせていただきました。
    続きまして、17番目でございます。7月15日、木曜日でございましたが、そちらの場所におきまして、教育委員会随時表彰、これは年4回ございます。随時表彰をさせていただきましたけれども、今回も本当に大勢の皆様の御活躍をいただきまして、そちらに表記されておりますが、個人で28人、3団体、そして、感謝状、教育委員会に対しまして、本当に教育環境改善のために、いろいろなお志をいただくわけでございまして、そういった市民の皆様方の支えによりまして、厚木の子どもたちが伸び伸びと教育できているんだなと、そんな思いを込めまして感謝状を2団体に贈らせていただきました。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 御苦労さまでした。
    ただいまの報告に対して何かありますでしょうか。
    それでは、特にないようですので教育長報告を終わります。
    審議事項に入ります。
    日程1 議案第20号 教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価についてを議題といたします。議案の説明をお願いいたします。
  • 相原教育総務課長 それでは、議案第20号 教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
    本件につきましては、教育に関する事務の管理及び執行の状況につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定に基づき点検及び評価をいたしましたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第3号の規定に基づき提案するものでございます。
    それでは、報告書に基づきまして概要を御説明させていただきます。恐れ入りますが、報告書の8ページの方をお開きください。まず、1の趣旨でございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律におきまして、教育委員会は毎年教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の条件について、自ら点検・評価を行い、その結果を議会に提出するとともに公表しなければならないことから、点検・評価報告書として作成をいたしたものでございます。
    次に、2の点検・評価の対象でございますが、平成21年度教育充実プランの主要事業として位置づけられました、79全事業を対象として実施したものでございます。
    次に、3の点検・評価の方法につきましては、事業の実績を分析し、課題や成果等を検討したものでございます。なお、点検・評価の客観性を確保するために、厚木市教育委員会点検・評価委員会を設置し、教育に関して学識経験を有する方といたしまして、菅野昭男様、須田節子様、野田幹雄様の3人の方に御意見をいただいたものでございます。9ページから12ページにつきましては、教育委員会の開催状況として、教育委員の名簿、教育委員会定例会及び臨時会の概要等につきまして記載してございます。
    続きまして、厚木市教育充実プランの主要事業の点検・評価の概要につきまして御説明させていただきますので、恐れ入りますが14ページの方をお開きください。点検・評価の進め方といたしましては、充実プランの8本の基本方針ごとに行っております。
    最初に、基本方針1の確かな学力を身に付ける教育を推進しますにつきましては、14ページの最初にございます小・中学校保護者負担軽減事業を始めといたしまして、22ページまでの18件、23事業の点検・評価を行っております。
    恐れ入りますが、ちょっと飛びまして23ページを御覧いただきたいと思います。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、子どもたちに確かな学力を定着させるために行っている諸施策については、短期的な費用対効果の観点のみで考えるのではなく、将来を担う厚木市の子どもたちのため、更に充実させてほしい。また、教育充実プランをより周知させるため、市民へのPRに力を入れてほしいなどの御意見をいただいております。教育委員会の考え方といたしましては、確かな学力の向上に向けたきめ細かな指導体制の確立や、分かりやすい授業の実施及び放課後あつぎ元気塾による補習授業の成果等を検証することや、PRにつきましては、あらゆる機会をとらえて、分かりやすいPRを行うなどとしています。
    次に、24ページを御覧いただきたいと思います。基本方針2、豊かな心と健やかな体をはぐくむ教育を推進しますにつきましては、小児生活習慣病対策等啓発事業を始めといたしまして、30ページまでの13事業の点検を行いました。
    恐れ入りますが、31ページをお開きください。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、学校給食事業では単独調理場のある小学校は15校に増え、新規の施設整備事業も進められているほか、中学校給食も順調に定着しているとともに、地場農産物導入も小学校給食で実施されるなど、児童の地域への関心を高める工夫がされている。また、児童・生徒の心の悩みなど生命の事故につながることのないよう、心の教育の充実と相談員の増員などに取り組んでほしいなどの御意見をいただいております。教育委員会の考え方といたしましては、給食単独調理場の建設については、今後も適温給食、安全給食の提供のために必要であると考えるが、財政状況を考慮しながら整備を進めることや、今後も不登校児童・生徒に対する適切な対応のために相談事業等の充実を図るなどとしています。
    次に、32ページの基本方針3でございます。教職員の資質・能力と組織力の向上を通して、信頼される学校づくりを推進しますにつきましては、34ページまで5事業の点検・評価を行いました。
    恐れ入りますが、35ページを御覧いただきたいと思います。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、教育のプロとして個々の教員が自信と誇りを持って児童・生徒の指導に当たり、さらに保護者や地域住民からも信頼、尊敬される存在となれるよう、常に研さんに努めることは重要なことと考えますなどの御意見をいただいています。教育委員会の考え方といたしましては、教職員研修については各種研修講座、教育研究発表会、教育講演会の開催により、現在の教育課題に対する理解を深め、実践意欲を高めることができた。今後も参加者のニーズ等を考慮し、今日的な教育課題に対応した研修講座の開催に努めたいなどとしています。
    次に、36ページの基本方針4でございます。課題やニーズに対応した教育環境の整備・充実を図りますにつきましては、44ページまでの18件、22事業の点検・評価を行っております。
    恐れ入ります。飛びますが45ページを御覧いただきたいと思います。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、児童・生徒が教育機会を均等に享受できる体制づくりへの配慮は評価できる。また、校地内の安全点検の完全実施と点検後の早期対応の徹底は、子どもの生命を守る上で重要と考えるため、学校現場への安全点検の指導徹底をお願いしたいなどの意見をいただいております。教育委員会の考え方といたしましては、今後も教育機会の均等の確保のため、保護者の経済的負担の軽減事業を継続することや、児童・生徒が安心して学校生活を送るための小・中学校の校舎耐震補強事業については、平成21年度ですべて完了いたしましたが、今後も老朽化した箇所の早期発見及び早期改修に努めたいなどとしています。
    次に、46ページでございます。基本方針5、教育の原点である家庭教育を支援しますにつきましては、47ページまでの3事業の点検・評価を行いました。
    恐れ入りますが、同じページでございますが、47ページを御覧いただきたいと存じます。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、家庭の教育力の低下が子どもの生活行動への影響として懸念されるが、社会の変化に伴い家庭内だけでは子どもの教育に対応できない、親の悩みも多様化してきているのも実情であり、地域社会での孤立しがちな親の子育て支援策の充実を期待するなどの御意見をいただいております。これに対しまして、教育委員会の考え方といたしましては、家庭教育は学校・地域社会と連携することにより一層の効果が期待できるので、今後も事業の充実を図るなどとしています。
    続きまして、48ページを御覧いただきたいと思います。基本方針6、地域全体で子どもを守り、育てる機運を高め、地域社会の教育力の向上に努めますにつきましては、街頭指導活動と非行防止・環境浄化活動の2事業の点検・評価を行いました。
    恐れ入りますが、49ページを御覧いただきたいと存じます。点検・評価委員から主な総括的意見といたしまして、児童・生徒の個々の問題行動や、家庭における子育ての悩みの解消に向けて、PTA活動を始め健全育成会や子ども会、地域の自治会等の組織を通して学校教育活動への協力はなされているが、家庭・学校・地域の連携をより強化し、子どもは地域の宝との考えが共有できる地域づくりを積極的に推進してほしいなどの御意見をいただいています。教育委員会の考え方といたしましては、青少年の健全育成に向けて、青少年相談員や専門補導員の声かけによる継続的な街頭指導活動の実施、環境浄化活動としての「心と街のクリーン作戦」や、薬物乱用防止を呼びかける「愛の一声みちびき運動」を実施したことにより、地域全体の青少年問題への理解を深めることができたとしています。
    続きまして、50ページの基本方針7でございます。これにつきましては、スポーツや文化活動の振興を図り、活力ある地域づくりを推進しますにつきましては、市民スポーツ活動推進事業を始め54ページまでの10事業の点検・評価を行いました。
    恐れ入ります。55ページの方を御覧ください。点検・評価委員からの主な総括的意見といたしまして、市民が気軽にスポーツに親しみ、文化活動を行える環境整備や、スポーツや文化活動に興味関心を持ってもらうための啓発活動を、今度とも継続して取り組んでもらいたいなどの御意見をいただいています。教育委員会の考え方といたしましては、各種スポーツ大会、スポーツ教室等を開催し、多くの市民の参加を得て、また、郷土芸能発表会、郷土芸能後継者育成のための郷土芸能学校を開設することにより、市民の郷土への愛着を深められた。今後も気軽にスポーツ活動や文化活動に参加でき、楽しむことができる多様な機会の提供に努めるなどとしています。
    最後でございますが、資料の一番後ろ、56ページでございます。基本方針8、人間尊重の精神を基盤とした人権教育の充実を図りますにつきましては、人権教育・啓発推進事業の点検・評価を行いました。点検・評価委員からの総括的意見でございますが、人間尊重の理念を実現させる方向としての人権教育・啓発推進事業は、今後とも継続していくことが望ましい。人権講座については、可能な限り多くの市民が参加できる環境づくりを希望したいなどの御意見をいただいております。教育委員会の考え方といたしましては、人権教育については、人権講座ヒューマンカレッジの開催、あつぎビジョン等による啓発など、人権問題についての正しい理解を深めるための事業を実施し、今後も人権意識の普及・啓発のための事業を継続するとしています。
    以上、厚木市教育委員会点検・評価報告書につきまして、よろしく御審議くださるようお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 御苦労さまでした。
    ただいまの説明に対しまして、何か御意見ありますでしょうか。
    それでは、私の方から一つよろしいでしょうか。この報告書、ほかの市のところでも作成されているんではないかと思いますが、他市と比べて厚木市の報告書の特徴というんでしょうか、そういったものを教えていただけたらと思います。お願いします。
  • 相原教育総務課長 この報告書の作成に当たりましては、近隣の各都市の報告書の方を大いに参考にさせていただいておりまして、良いところを大変参考にさせていただいております。また、教育充実プランのすべての事業を今回対象としたということで、情報公開に対する質と量、これが大変向上したというふうに事務局では考えています。それと、表現、作り方につきましても、一般の市民が見ていただいた中で、分かりやすいような形の構成に努めたものでございます。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    すべての事業ということ、それから、分かりやすくというのはとても大事なことじゃないかなと思います。ありがとうございました。
    ほかにはよろしいでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第20号を可決いたします。
    次に、日程2 議案第21号 平成23年度使用の厚木市立小学校及び中学校教科用図書の採択についてを議題といたします。なお、本議案につきましては、厚木市情報公開条例第7条第3号の規定により、資料1から資料4については非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 御異議がありませんので、資料1から資料4については非公開といたします。
    議案審議に先立ちまして、提案理由及びこれまでの経過について事務局から説明をお願いいたします。
  • 宮崎学校教育課長 議案第21号 平成23年度使用の厚木市立小学校及び中学校教科用図書の採択につきまして御説明申し上げます。
    提案理由といたしましては、厚木市立小・中学校において使用する教科用図書の採択について、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条、第14条及び同施行令第14条並びに学校教育法附則第9条により採択を求めるものでございます。平成23年度に厚木市立小学校及び中学校で使用する教科用図書の採択に当たりましては、4月の教育委員会定例会で決定していただきました、厚木市教育委員会としての方針に基づきまして、事務事業の執行に努めてまいりました。
    まず、小学校用教科用図書の採択についてでございますけれども、本年度は小学校の教科用図書の採択替えの年度でございます。厚木市教科用図書採択検討委員会を設置いたしまして、教科用図書の調査、研究を進めてまいりました。これまでの経過でございますが、5月、6月、7月と計3回の厚木市教科用図書採択検討委員会を開催いたしまして、10人の検討委員により、厚木市立小学校に通う児童にとってふさわしい教科書はどういったものなのか審議を重ねてまいりました。この間5月20日以降に種目ごとに調査員による調査、研究を約6週間にわたり進めてまいりました。去る7月13日には種目ごとに1種の教科書を採択するための調査、研究の場である第3回厚木市教科用図書採択検討委員会を開催いたしました。この検討委員会において審議されました調査、研究の報告を踏まえまして、厚木市の子どもたちにとりまして最適な教科書が、教育委員会の皆様の協議の中で採択いただけますようよろしくお願いいたします。なお、小学校の教科用図書につきましては、この後、教育委員会事務局担当の指導主事が、各種目ごとに説明をいたしますので、本日配付の資料1から資料5を参考にしていただきたいと存じます。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 それでは、議案審議に入ります。
    議案の審議に当たりましては、小学校用、中学校用、学校教育法附則第9条の規定による教科用図書の順で行います。
    まず、採択替えを行います小学校用教科用図書について審議いたします。小学校用教科用図書につきましては、種目ごとに説明を受け、その後採択を決する方法で進めることでよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 異議がございませんので、国語と書写から始めさせていただきます。なお、国語と書写につきましては、関連がございますので一括して審議させていただきます。事務局から説明をお願いいたします。
  • 大田垣指導主事 それでは、国語と書写について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、国語につきましては東京書籍、学校図書、三省堂、教育出版、光村図書の5社でございます。書写につきましては、東京書籍、学校図書、三省堂、教育出版、光村図書、日本文教出版の6社でございます。
    初めに、調査、研究の観点について御説明申し上げます。
    お手元の資料1、調査研究報告書の1ページを御覧ください。国語につきましは、学習指導要領及び地域の特性に即した視点といたしまして、1ページにございます5点、構成・分量・装丁については3点、表記・表現につきましても3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。各発行者ごとの調査研究結果は1ページから続きまして5ページに記載されております。
    次に、書写につきましても、同様の調査、研究の観点を定めてございます。6ページを御覧ください。書写につきましても、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は6ページから11ページに記載をされております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況を御説明申し上げます。国語につきましては、話すこと、聞くこと、書くこと、読むことの各領域の内容の取り上げ方や、実生活との関連などについて意見が出されました。10人の検討委員会から1人1社ずつの推薦の御意見をいただき、光村図書を推薦するという意見が9、教育出版を推薦するという意見が1という状況でございました。書写につきましては、国語の教科書との関連性や鉛筆の持ち方、筆遣い、姿勢など基礎的、基本的な内容の取り扱い方などについて意見が出されました。10人の検討委員から1人1社又は2社の推薦意見をいただき、光村図書を推薦するという意見が9、三省堂を推薦するという意見が2、教育出版を推薦するという意見が1、日本文教出版を推薦するという意見が1という状況でございました。
    国語と書写につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、国語の教科書について各委員の御意見、御質問等をお願いしたいと思います。
    それでは、お願いいたします。
  • 利根川委員 ありがとうございます。
    今、説明また検討委員会の報告書を見させてもらいながら、すべての教科書を拝見させてもらいました。それぞれ大変すばらしく完成しているなと感心しました。ただ、僕個人として比較をせざるを得ないという立場で見させてもらいましたけれども、光村図書の教科書、僕が見ていて児童の視点に立って読みやすいのかな、分かりやすいのかなというような感じもしております。その一例ですけれども、挿絵とか写真などが見やすいかな。また、配色とか文字の大きさなどもなかなか良いのかなというような感じがして拝見させていただきました。ほかが悪いというのではなくて、この光村図書のレイアウトを含めてなかなか良いのかなというような感じがしましたので、検討委員会の意見に票数では多い、そういう観点で見た訳ではないんですけれども、私個人としてはこの光村図書の教科書は小学生に良いのかなというような見解を持ちました。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ほかには御意見いかがでしょうか。
  • 難波委員 私もそれぞれの本を拝見させていただきまして、利根川委員と同じような見解というか感想を持ちました。ただ、今、子どもたちの間で読書離れといいますか、文字離れといいますか、なかなか本を読む子が、いろいろな楽しみがあるものですから、そういう現状を考えたときに、この光村図書の中に本は、友達というふうなことで巻末や、あるいは単元の辺りにその年齢に即した本の紹介がなされているんです。これはなかなかおもしろいなと。ほかの出版社も図書館を大いに利用した方が良いとか、それから、読書が大切ですよということは、本の中のところで出しているんですけれども、光村図書はそういった具体的に本を紹介しているというのは、なかなか良いことだなというふうに私自身は思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
     ほかにはいかがでしょうか。検討委員の意見はかなり偏っている、一つに集中している状況がありますけれども、他社のところなどについて、また、御意見あるいはメリット等ありましたらお聞かせいただければと思いますが。
  • 利根川委員 先ほども述べさせてもらいましたけれども、みんな良いんですよ。ただ、1社を選ばなくちゃいけないというその背景がありますので、その中ではどれがということを見ながら読ませて、また、拝見させてもらうと今説明したような形になった訳です。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 この際、委員として発言したいと思いますので、暫時利根川委員と交代いたします。
  • 利根川委員 それでは、暫時委員長の職務を行いますのでよろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をどうぞお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 それぞれ教科用図書を検討していく中でのそれぞれの良さを感じつつも、また、ここがこういうふうになっていれば、なおここが良かったんじゃないかなと思う気持ちを持ちながら、いろいろ検討させていただきました。そこの中で私が感じましたのが、新しく改訂のポイントとしてさまざまな教科等で謳われている言語学習についてのところが、それぞれの会社で、会社独自のあり方という形で、子どもたちにより良い言語学習ができるようにという取り組みがなされているのを強く感じました。
    票が余り入らなかったところの会社でも、とても言葉に関する教材が上手に盛り込まれていて、ここのところは使いたいななんて思うような気持ちを持ちましたが、その反面、例えば写真とかイラストに対して書かれている言葉、文章などが負けてしまっている。絵やイラストの方が、線が強かったり色が強過ぎて、子どもたちが国語ということで学んでいく学習には、ちょっと弱いかなと思うような一長一短ある中で感想を持たせていただきました。
    私も光村図書が良い点がとても強く感じたものですから、2点ほど意見を出させていただきます。一つは、文字がとても見やすいということ。これは明朝の形とか、それから、ポイント、大きさでしょうかね。それから、行間等が小学校の子どもたちがぱっと教科書を開いたときに、とてもしっくりいく空間と文字の配列であったなというのを感じました。それから、見やすさの中の2つ目ですが、絵とか写真、それと文字の量との組み合わせがとても良い具合、片方が強過ぎたり片方が弱かったりという極端な形でなく、文字や言葉を支える絵や写真であるとか、イラストの輪郭線が文字より太くなって強くなって文字を弱くしてしまうというようなこともなく、理解しやすい見やすさというのが配慮されていたかなと思います。
    もう1点は、先ほど利根川委員の方で子どもの視点に立ってというようなお話をいただきましたけれども、子どもたちの発達段階に合わせて、内容や量が理解しやすい情報に整理されているというのを感じました。データや資料というのは、子どものためにできるだけいろいろ付けてあげたらいいかなと思う部分もあるんですが、逆に情報が多過ぎると授業で扱うということの中で、教科書の義務教育小学校で主たる教材として使うという教科書の役目からいくと、やはり子どもたちの視点に立った、理解しやすい情報をいかに教科書の中に盛り込んでいくか、構成しているかというところ、そのあたりでいくと光村図書が良いかなという意見を持ちました。
    以上です。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございました。
    発言が終わりましたので、委員長職を委員長職務代理者と交代いたします。お願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 それでは、国語の教科書につきましては、光村図書を推すという意見をいただきました。光村図書に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 3人の方の賛成がありましたので、国語は光村図書を採択いたします。
    それでは、書写の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 難波委員 先ほど書写の説明の中で、国語と関連性のことをちょっとおっしゃっていらっしゃいましたけれども、実際に学校現場の方で使用していくに当たって、やはり同じ出版社のものの方が使い勝手とかそういう点ではどうなんでしょうか。
  • 大田垣指導主事 今、御質問いただきました点につきましては、第3回の検討委員会の中で、検討委員からも御質問されまして、調査委員から国語の教科書と同一のものであるということが、各学年新しく習う漢字が出てくる関係などを考えると、非常に扱いやすいということが一点調査員から報告されておりました。必ずしもそれでなければならないということはありませんがという前提の中での報告でした。検討委員の皆さんには、それは一つ頭に置いて審議を進めていきましょうといったようなことが確認をされております。
  • 難波委員 ありがとうございます。
    私も各出版社の本をずっと見させていただきましたけれども、ほとんど変わらない、何というのでしょうか、甲乙つけがたい、これについても、変わらないのかなというふうに見た感想としては思いました。ただ、三省堂さんでしたでしょうか、上級学年の方で表紙の裏と、それから、裏表紙に文字文化に触れるようなコーナーがちょっと設けられていまして、文字の生い立ち、どうやってその文字が作り上げられてきたかみたいなことが、ちょっと載っていたりしておりまして、それが必ずしも書写の本の中になければいけないというものではないんですけれども、いろいろな学習をしていく中で、そういうコーナーがあるというのもちょっと良いな、そんなふうな感想は持ちました。
    いずれの出版のものであっても筆遣いですとか、書く子どもの姿勢みたいなものも、ちゃんと丁寧に記載がされておりまして、なかなか難しいなというふうに思いましたが、今、お話を聞いたところで、もしここで国語が光村図書に決まりましたので、書写についても光村図書で良いんではないかというふうに私は個人的に思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかにはいかがでしょうか。お願いします。
  • 利根川委員 今、難波委員が説明していただいた側面と少し違うかもしれませんけれども、私、自分自身が字を書くのが余りうまくないので、かなり興味を持って写真を見ました。筆の持ち方から筆遣いというんですか、ぴゅっとはねたりいろいろと。それと、こういう文字を書く、又は筆を持つというのはどんな姿勢でやったらきれいに書けるのかなという、そういうところまで光村図書の場合は本当に丁寧に説明してあって、これなら私もまねすれば上手になれるのかなというような、そんな感じをいたしましたし、また、全体的には基本的な事項がしっかりしておりまして、量的にもちょうど良いのかなというような感じで、教科書を見させていただきましたので、私も光村図書がこの書写に関して良いのかなという感想を持っております。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかにはつけ足しで御意見等ございますでしょうか。何かありますか。よろしいですか。
    それでは、この際、委員として発言をしたいので、暫時利根川委員と交代いたします。
  • 利根川委員 はい。わかりました。
    それでは、暫時委員長の職務を行いますのでよろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 私は2点、お話をいたします。
    1点目は、国語の教科書との連携というか、同じ会社であるべきかそうでないかというような視点なんですけれども、できれば同じ方が良いところもあるとは思いますが、特にそれにこだわる必要はないんじゃないかなというのを思いました。書写の時間数からいきましても、子どもたちの実態に合わせて、指導者が工夫していく使い方ができるのではないかという感じを受けました。
    それから、2点目ですけれども、自分が推したいと思った書写についてですが、やはり光村図書がいいかなと思いました。理由ですが、情報が焦点化されていて、とても理解しやすいかなというのを感じました。大変どこの会社も創意工夫されたり、それから、しっかりこれは変化なく大事に押さえていかなければいけない内容というようなことも盛り込まれていたり、いろいろありましたが、情報の整理、焦点化されていることでいいと思いました。
    2つ目ですが、写真がきれいで筆遣いもとても分かりやすいと思いました。児童の発達段階や、それぞれの活動に応じて情報が精選されて効果的な内容のものを取り上げているという感じがしました。一番具体的なものとしては、先ほどにもちょっと意見が挙がっていましたが、鉛筆の持ち方、筆の持ち方などにも、手を実際にそこの教科書を開いたページのところへ、ここの上に手を置いてみてください、同じ形をしてみましょうとか、紙を押さえるときにこういう角度で押さえると良いとか、鉛筆を持ったときの角度を作って紙の上に、教科書の上に実際に合わせて置いてみるとか、より具体的な活動が分かりやすく表記されていました。
    普通に大人から見ると、何だそのくらいのことでと思うかもしれませんが、子どもたちというのは言葉で言ってなかなか理解できない。目で見たからといってそのとおり理解できない。そういうのが実態であるということからするととても丁寧でわかりやすい。何をしたら良いかがはっきり書かれているなと思いました。
    以上です。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございました。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者と交代させていただきます。
  • 山本委員長職務代理者 それでは、ほかに追加で御意見ありますでしょうか。
    それでは、ないようですので、採決に移ります。
    書写の教科書につきましては、光村図書と三省堂を推すという意見をいただきましたので、2社から挙手により採決したいと考えますがいかがでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 それでは、光村図書に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 3人の方の賛成がありましたので、書写は光村図書を採択いたします。
    引き続き、社会について説明をお願いいたします。
  • 大田垣指導主事 それでは、社会について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、教育出版、光村図書、日本文教出版小学社会、日本文教出版小学生の社会の5社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書の12ページを御覧ください。社会の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁につきまして3点、表記・表現につきまして3点の観点項目を設定し、調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は12ページから16ページにかけて記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、問題解決的な学習過程の示し方や、神奈川県の事例の扱い方などについて質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社又は2社の推薦意見をいただき、問題解決的な学習過程が分かりやすく示されていることなどの理由から、東京書籍を推薦するという意見が8、神奈川県内の身近な事例を多く取り上げているといったことなどから、教育出版を推薦するという意見が6という状況でございました。
    社会につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、社会の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 難波委員 手元の調査研究員の資料を見ておりまして、ちょっとお聞きしたいことがあるんですけれども、社会においては東京書籍、教育出版が拮抗しているというのもあるんですけれども、その中で教育出版を良いというふうに推薦をしている委員さんの多くの方が、神奈川県内の事例を中に知識として取り上げているということが、子どもにとっても、とても身近なものであって、それからいろいろ学習をしていく上でも、プラスになるのではないかというふうなお話があったようなんですけれども、社会という教科の中で、やはりそれは確かにそういう部分も言えると思いますけれども、社会全体として考えたときに、やっぱりそれは絶対条件というんでしょうか、どういうふうに先生方は考えていらっしゃるんでしょうか。
  • 大田垣指導主事 身近な地域の内容につきましては、教育出版につきましては、主に3、4年生の内容で厚木、宮ヶ瀬、横浜や箱根などが多く扱われております。身近な地域の内容につきましては、厚木市教育研究所作成の社会科副読本、わたしたちの厚木を有効活用しながら学習を進めることで、十分対応可能であるという部分もあろうかと考えております。
  • 難波委員 ありがとうございました。
    そうなりますと、教育出版を推すという先生方がああ良いなと思っているところは、副読本その他のところでカバーできるというお話ですよね。分かりました。ありがとうございました。
    私、いろいろなすべての出版社の本を見させていただいたんですけれども、この東京書籍の本のまずレイアウトというんでしょうかね、なかなかすっきりしていて、色遣いなどもなかなか良いなというふうに思ったんです。写真なども有効に使われておりますし、なかなか良い構成になっているというふうに私自身は思いました。それから、ちょっと細かいことですけれども、当然社会ですのでいろいろなデータが載っている訳なんですけれども、東京書籍のデータは、何かちょっとほかの出版社より最新のデータが載っているような気がするんですけれども、ちょっと私勉強不足なのかも分かりませんが、その点はどうなんでしょうか。
  • 大田垣指導主事 調査研究報告書12ページに、東京書籍の教科書について調査、研究を行った調査員の研究結果が記載してございますが、中ほど、大きな観点の2の部分の中央に、資料が新しく、2008年のものが中心であり、写真の撮影にも工夫があるといった内容が調査、研究の中でも報告をされております。
  • 難波委員 はい。分かりました。ありがとうございます。
    それから、社会というと何でしょうか、全般的に生徒は受け身の教科のような気がいたしますけれども、最近の社会の本はとてもすばらしくて、やっぱり子ども自身が問題意識、いろんな単元ごとですけれども問題意識を持って、そして、自分なりに課題を設けて、そして、それを研究していくという、そういうところの部分が随所にどこの出版社も見られる訳ですけれども、これはなかなか大事なことだなと。やっぱり結果がどうあれ、子どもたちが授業の中で、あるいは実際に外へ出ていって学んでくる。結果がもしかしたら間違っていたとしても、やっぱりそれを自分の目で確かめに行こうというふうに考えて行動するということは、とても大事だなというふうに思いますので、そういう視点も社会の接点に当たって重きを置かなければいけないのかなというふうに私は思っています。そういう視点からも見ますと、どこの出版社もすばらしいのですが、私的には東京書籍がちょっとすると優れているのかというふうに個人的に思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかに御意見いかがでしょうか。
    東京書籍、教育出版、比較的票がそれぞれに多く入っているわけですけれども、ほかの委員の方々は何か特に御意見ございますでしょうか。あるいは、今、難波委員が言われたことを含めて、さまざまな角度からこの東京書籍というようなことの、更に追加で意見を出していくというのもよろしいですか。
  • 山本委員長職務代理者 それでは、ほかに御意見がないようですので採決に移ります。
    社会の教科書につきましては、東京書籍を推すという意見をいただきました。東京書籍に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 それでは、3人の方の賛成がありましたので、社会は東京書籍を採択いたします。
    引き続き、地図について説明をお願いいたします。
  • 大田垣指導主事 地図について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は東京書籍、帝国書院の2社でございます。
    初めに、調査、研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書17ページを御覧ください。地図の調査研究の観点は学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は17ページ、18ページに記載しております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、統計資料の取り上げ方や、他教科や日常生活での活用などについて意見が出されました。10人の検討委員から1人1社ずつの推薦意見をいただき、統計資料が新しいことや、他教科や日常生活での活用が可能な構成になっているなどの理由から、帝国書院を推薦するという意見が10という状況でございました。
    地図につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    地図の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 利根川委員 それでは、感想を含めて、この地図は2社でしたので、大変見やすく比較をさせていただきました。今、指導主事の方で説明はあったかと思いますけれども、統計資料などで帝国書院は2007年度ものがしっかりしていたり、東京書籍は2004年のものがあったりというようなことで、これは新しい資料が盛り込まれて良かったなと思います。また、索引の使い方の説明などが大変分かりやすかったり、索引が色分けされていて、見るのにかなりはっきりそうなのかなというようなことが見受けられたので、そんな点もよく目の中に飛び込んできました。
    また、地図の約束事というような特別なページなのか分かりませんけれども、かなり5、6ページにわたって、使い方などの基礎知識をしっかり押さえて説明されているのも、ああこれも良いなと思いましたし、地球儀の活用の仕方とか、地図帳の使い方なども詳しく解説されていて、活用するのに、これなら子どもたちも分かりやすく作業ができたり、見ていたりできるんだろうなという感想を持ちましたので、私はこの帝国書院を推したいと思います。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ほかに御意見はありませんか。何かありますか。
  • 平井教育長 申しわけございません。確かに検討委員会での御意見が大きく分かれたということは承知の上なんですけれども、私自身の個人的な感想で申します。東京書籍の地図は帝国書院の地図と同じような内容のところを見比べて見ると、こういう表現の仕方もあるのかと思うくらい私にとっては新鮮でございました。
    いわゆるはっきりしているものが良いのか。淡い色で子どもに情報をつかみやすくするのが良いのか。使い勝手からすると一長一短でどちらの意見もあると思うんですけれども、私自身の場合は東京書籍の地図が淡色どちらかといえば淡い色で、子どもにとっては情報をその中からつかみとるという意味では優しさが込められているなと、併せて縮図が物差しふうで工夫されていたり、そういった意味では小学生が使う地図、社会科の教科書と地図との関連性という部分がいろいろ論議がされている訳ですけれども、私は使い方、先ほどの山本委員長職務代理者の意見にもございましたように、国語と書写は必ずしも同じ会社でなくてもいいんだという観点に立てば、私は地図において東京書籍という部分が捨て難いなとこんなふうに思っております。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    今、別な意見もいただいたわけですが、ほかの委員の皆さんからは追加というか、その意見に対してでも結構ですし、あるいは帝国書院のもう一歩良さを謳っていきたいというようなことがございましたら発言をお願いいたします。よろしいですか。ありますか。
  • 難波委員 いや、一言なんですけれども、やっぱり見た目というのもとても大事ですし、自分なりに調べていく上で優しい色は使って良いんですが、やはり地図というものは、私はできるだけ新しいものが子どもにとって大事なことではないのかなと思いますので、利根川委員が新しい情報が盛りだくさんに入っているという帝国書院の地図の方が、私は良いのではないかというふうに個人的には思います。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかに御意見いかがしょうか。
    それでは、ないようですので採決に移ります。
    地図の教科書につきましては、帝国書院を推すという意見をいただきました。
    また、東京書籍を推すという意見もいただきました。
    まずは、帝国書院に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 2人の方が賛成ということでしたので、地図は帝国書院を採択いたします。
    それでは、ここで暫時休憩といたします。

暫時休憩14時43分

再開時刻14時55分

  • 山本委員長職務代理者 それでは、再開いたします。
    引き続き、算数について説明をお願いいたします。
  • 大田垣指導主事 それでは、算数について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は東京書籍、大日本図書、学校図書、教育出版、啓林館、日本文教出版の6社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。資料1、調査研究報告書19ページを御覧ください。算数の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は19ページから24ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況ございますが、児童が自ら考えながら学習を進められるような構成についての質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社又は2社の推薦意見をいただき、児童にとって分かりやすく使いやすい構成になっているなどの理由から、東京書籍を推薦するという意見が10、児童の興味を引き出し生活との関連も意識されているという理由から、大日本図書を推薦する意見が1という状況でございました。
    算数については以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    それでは、算数の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
    どなたかいかがでしょうか。
  • 平井教育長 私も悩んだうちの一人ですけれども、学習指導要領改訂のポイントというものが3つございます。その中には算数という教科の特質を重視した系統性ですよね。それから、振り返ってテスト等結果を踏まえて、振り返り学習で次の新しい単元、新しい概念を学ぶというような、そういうスパイラルによる学習のプロセスというものが、とても大事なんだろうと思っています。
    そういった意味でいきますと、今指導主事のほうから報告があった対象となった教科書会社の教科書は、すべて本当にそういうところは意図されているなと、こんなふうには感じております。ただ、そうした中でも東京書籍の教科書の中では、例えば歩く速さとか、そういうのを身近な場面から取り上げて問題に迫るようにしておりましたし、併せて教科の生活化、あるいはほかの教科との関連づけができるような工夫もされているという点が、1点目私は評価しました。
    それから、もう一つ、特に高学年になるにつれて、比例であるとか概念的な部分で非常に子どもにとっては苦労する領域が出てくる訳ですけれども、このとき指導者としてとても大事なことは、板書方法と併せてノート指導なんです。このノートのとり方という部分はもちろん東京書籍だけでなくて、ほかの出版社でもノートのとり方等についての配慮はされている訳ですけれども、非常に東京書籍の場合は、ノート作りについて実際に手書きのものを写真で写したりとか、ある種の親しみやすさと、それと併せてそれをモデル的に子どもたちが学びとれるような、そういう工夫もされていました。
    何よりも私が非常に推したいなと思うのが、厚木市においてはごみの資源化をさらに徹底しようということで、昨年の10月以来ごみの減量化、併せて資源化というところでやっている訳です。そういったごみの減量化というものを算数を活用して考えてみようというような内容も、この中に入っているというようなこと等々、素朴に考えまして検討委員会での御意見と重なる部分ございますけれども、私も東京書籍を推してみたいなというふうに感じております。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかに御意見ありますでしょうか。よろしいですか。
    それでは、ないようですので採決に移ります。
    算数の教科書につきまして、東京書籍を推すという御意見をいただきました。東京書籍に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    それでは、3人の方の賛成がありましたので、算数は東京書籍を採択いたします。
    引き続き、理科について説明をお願いいたします。
  • 大田垣指導主事 それでは、理科につきまして御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、大日本図書、学校図書、教育出版、啓林館の5社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書は25ページを御覧ください。理科の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として6点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は25ページから29ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、主に観察、実験の内容や取り上げ方といったことについて質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社又は2社の推薦意見をいただき、観察や実験内容が充実していることや、その示し方も児童にとって分かりやすいものになっているなどの理由から、大日本図書を推薦する意見が9、児童の興味を引きつけ学習の流れが分かりやすいなどの理由から、教育出版を推薦する意見が3、実験に際して必要な事項が丁寧に紹介されているという理由から、東京書籍を推薦するという意見が1という状況でございました。
    理科につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、理科の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 難波委員 私、理科の各出版社の見させていただいたんですが、私がちょっと子どもっぽいのかよく分かりませんけれども、教育出版の方がアトムですとか、それから、お茶の水博士とかが本の随所に出てきまして、子どもたちがここを問題にしまして、ここをこういうふうに調べてみようとか、分かったかという、その自分たちが言及している中で大事なところとか、気づきみたいなところを、やんわりとアトムや博士が、子どもに問いかけているような感じに私は受け取ったんです。
    こういうのがあると、理科ってなかなか勉強自体、子どもにとってはなかなか難しい教科だというふうに思いますので、そういう点、ちょっと凝っていてあれですけれども、こういうやわらかい形で子どもに新たに気づきみたいなものを与えるような本の構成というのは、ちょっとおもしろいな、なかなか良いんではないかなというふうに思いました。
    また、ぱっと見ていきまして余白ですとか、それから、文字も見やすいように、写真などもきれいに入っておりますので、私は教育出版の方がなかなかおもしろいような、これが良いんじゃないかというふうに思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    ほかにはいかがでしょうか。御意見ございますでしょうか。
  • 利根川委員 ただいま難波委員のアトムとか僕もなかなか可愛いかったり、こういう引きつけ方も良いなというような気がして見ることができました。ただ、学習指導要領改訂のポイントに特に観察、実験とか、それで、2番目に観察、実験や自然体験、科学的な体験を一層充実というような大目標といいますか、こういうことをしっかりやろうねというような文言が入っている、そういうところを観点とすると、やはり大日本図書の観察、実験というのは、なかなかしっかり実験のスタートから終わりまで、しっかり写真をきれいに段階的に撮ったり、また、イラストをうまく入れたりということで、これなら子どもたちも分かりやすいし、まして先生方も理科というのは余り得意な科目じゃないとよく聞くんですけれども、先生方もこういう、実際に子どもたちと一緒に実験を行う上でも、これならやりやすいのかなというような気がしました。
    そういうことで実験はなかなか、観察、実験することは意義があるというところから、その後に振り返りができるようになっていると、そんなところが実験、観察が充実したりして、やはりこの学習指導要領改訂のポイントとしては、大いにこの大日本図書の写真や内容が良いのかなというような気持ちで見させてもらいました。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかに御意見ありますでしょうか。
  • 平井教育長 今、利根川委員がお話しされたとおりの部分がある訳ですけれども、利根川委員は御専門はもちろん体育です。体育というのは教科書だけでもって1年間授業をやっていけるかというと、座学での体育というのはあり得ないと思うんです。私も同様に観察、実験がない理科の授業というのはないだろうと思っています。そういった意味では、観察、実験を重視する教科書の構成というのは当然のことだろうと思っています。その意味では、すべての教科書会社がそれぞれに観察や実験の場面の設定も含めて、非常に重視した科学的な思考力育成にはぐくむという視点での編集の努力というのは、非常に大変なものがあるなと思っています。
    併せて厚木市では理科好きな子どもたちを育てるという観点から、例えば理科教育推進事業であるとか、さまざまな事業を通して、理科の好きな子ども、あるいは物づくりの好きな子どもをつくるという観点で、いろいろな事業をやっています。
    そういうことを総合的に考えてみますと、観察、実験が終わってレポートも書いたり考察したりして、それで次の単元へ行きますと、当然人間は忘れるものですから、後で振り返ったときにもう一度その観察の意味であるとか、実験の結果、プロセスというのを振り返る作業というのがとても大事になると。そういった意味では、子ども自身が後で振り返るときに大変良い表現がされているのが、私は大日本図書であったろうというふうに思っています。併せて学んだことを振り返ろうというような単元もありまして、やがて進学する中学校理科とのつながりも意図されている部分が、他社に比べれば大きいかなというふうに私は感じましたので、大日本図書を推薦したいと、こんなふうに思っています。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ほかに御意見ありますでしょうか。よろしいですか。
    それでは、ないようですので採決に移ります。
    理科の教科書につきましては、大日本図書と教育出版を推すという意見をいただきましたので、2社から挙手により採決いたしたいと考えますがいかがでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 はい。
    それでは、初めに、大日本図書に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 2人の方の賛成がありましたので、理科は大日本図書を採択いたします。
    引き続き、生活について説明をお願いいたします。
  • 八木指導主事 それでは、生活について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、大日本図書、学校図書、教育出版、光村図書、啓林館、日本文教出版の7社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。資料1、調査研究報告書の30ページを御覧ください。生活の調査研究の観点を学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は30ページから36ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、身近な人々や自然とのかかわり合いの扱いや、1年生の段階における小学校生活のスタートに対する配慮などについて質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社ずつの推薦意見をいただき、身近な人々や自然とのかかわりについて具体例を取り入れて分かりやすいことや、1年生が小学校生活をスタートすることに配慮されていることなどを理由に、東京書籍を推薦するという意見が9、紙面が大きいので見やすく児童もなじみやすいという理由から、学校図書を推薦するという意見が1という状況でございました。
    生活につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、生活の教科書について御意見、御質問等をお願いいたします。
  • 難波委員 私は小学校に入る前の子どもたちを見ていて、そういう仕事をしている関係で、生活の教科書というのはとても関心があります。いろいろと各社のを見させていただきましたけれども、私がおもしろいなというふうに特に思ったのは、東京書籍の開いたところの目次なんですけれども、これは1年生は季節を追っていろいろな気遣い、季節を感じながらその中で人と社会の関係も広げていく、そういうふうな構成になっているのが、なかなかおもしろいなというふうに思いました。
    やはり幼稚園の子どもが小学校に入学をして、やはり大きな環境の変化、今までの子どもの環境から大変広い、小学校へも自分で行かなければいけないし、幼稚園より多くの子どもたちがいる環境の中に入って、生活というか学習をしていく上で、一番身近になる自然というものをベースにしながら、生活の勉強をしていくという構成になっているのは、なかなか良いのではないかなというふうに思いました。
    それから、小学校1年生の中で本を見ていきますと、振り返りや伝え合いとか表現の活動という部分が、ちゃんとしっかりと本の中に位置づいているように感じまして、これなども、小学校生活を送っていく上で大変子どももかなり身に付きやすいように感じました。それから、全体的にバランスも取れているようにも見受けられました。私はこの東京書籍の本が、各社それぞれよろしいんですけれども、私としては一番良いのかなとそんなふうに考えております。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    ほかには御意見いかがでしょうか。何かありますか。よろしいでしょうか。
    それでは、ここで委員として私も発言をしたいと思いますので、暫時利根川委員と交代いたします。
  • 利根川委員 はい。わかりました。
    それでは、暫時委員長の職務を行いますのでよろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言お願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 それでは、個人で感じた内容から意見を言わせていただきます。ほかの教科というか、ほかの種目にも関連していることで、言葉、言語学習を大事に、言語活動を大事にしていこうという傾向がある中で、生活科の教科書についてもそういう視点が盛り込まれている教科書が幾つかありました。そういった良さがあったり、それから、より自立への基礎という狙いに合わせたところで、できるだけ活用や体験を充実していくための手だてとなる教科書ということで、内容が盛り込まれていることと、いろいろありましたが、結論としては、私は東京書籍を推したいなと考えております。
    理由は、一つはスタートカリキュラムという就学前と入学後とのギャップを見る内容が、非常にスムーズに表記されている。ほかの教科書会社でもそのような表記をされてはいるんですが、表現の仕方がとても分かりやすい。それから、つい自分は色とか図とか写真とか、そういったイラスト的なものと言葉との関わりをとても気にしてしまう方なんですが、子どもたちというのは、特に低学年で文字をあまり得意としない子たちも、絵が良い関わりで情報として入ってきながらも、言葉を端的にぱっと把握しやすいようなレイアウト、ちょっと抽象的かもしれませんが、たくさんの絵、大きな絵の中に文字がとらえやすい、しかもそれが理解しやすい表記でレイアウトされているなと思いました。できるだけ生活科そのもので自然との関わりとか、命の尊さとか、あるいは安全に気をつけるようなところなどを進めていく上で、子どもたちに無理なく理解、そして、学んでいく貴重な教材となるのではないかなと思っています。
    以上です。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございます。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者と交代いたします。お願いします。
  • 山本委員長職務代理者 恐れ入ります。ほかに御意見ありますでしょうか。
  • 平井教育長 すみません。お2人の御意見を聞いていて、そのとおりなんだろうなと思いながらも、実は、私は啓林館の別冊の生活メニューブック、付録というのかな、別冊になっている。生活科という勉強は、子どもたちがフィールドワークというか、教室の中でやる作業も、もちろんあるんでしょうけれども、教室の外に出てさまざまな体験とか、活動とか、友達との関わり、自然との関わり等々を通して、最終的には自立への基礎を作るんだという大きなところからいうと、多分いろいろな活動をしているときに、使い勝手の良い生活ハンドブックというか、そういう良さというのはどうも捨てがたいというふうに私自身は思っておりまして、そういった観点から啓林館に魅力を感じて意見を述べさせていただきました。
    以上です。
  • 利根川委員 それでは、もう一度委員長の職務を私の方で行いますのでよろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をお願いします。
  • 山本委員長職務代理者 私の先ほどの東京書籍につけ足しの意見なんですが、先ほど平井委員の方からお話がありました、生活メニューブックの使い勝手とかいうのを言われましたけれども、東京書籍のところにもポケット図鑑だとか、それから、ほかの資料が中に入ってきているんです。ですから、ふだん座学ではないといいながらも、そういうのを見ながら調べる、自分で見てきたものをもう一度調べてみようとか、そういう活動の幅を持てる作りになっているかなというのを感じました。ただ見るだけでなくて、中に先ほどの御意見にあったようなものも、こちらにもこの教科書の中にも盛り込まれているというのが、利用できるんではないかなと思って、ほかの内容も含めていくと、やはりここが良いかなと感じております。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございました。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者と交代させていただきます。お願いします。
  • 山本委員長職務代理者 ほかに御意見いかがでしょうか。生活科について、よろしいでしょうか。
    それでは、ないようですのでここで採決に移ります。
    生活の教科書につきましては、東京書籍を推すという意見をいただきました。東京書籍に賛成の方は挙手をお願いしたいと思います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 はい。わかりました。
    2人の方の賛成がありましたので、生活は東京書籍を採択いたします。
    それでは、引き続き音楽について説明をお願いいたします。
  • 八木指導主事 それでは、音楽について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、教育出版、教育芸術社の3社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書の37ページを御覧ください。音楽の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として7点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は37ページから39ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、楽曲の取り上げ方や系統性、発達段階への考慮といった点について質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社ずつ推薦意見をいただき、児童の発達段階を考慮し、6年間を見通した構成になっていることや、児童が興味を引く幅広い楽曲を取り上げているなどの理由から、教育芸術社を推薦するという意見を10人すべての検討委員からいただきました。
    音楽につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、御意見、御質問等ありましたら、お伺いしたいと思います。いかがでしょうか。
  • 利根川委員 それでは、山本委員が発言しますので、暫時委員長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 私は教育芸術社を推したいと思っております。教育芸術社、東京書籍、教育出版とも曲目については同じような内容のものが記載されております。3冊とも現代歌曲、ポピュラー曲と言うんでしょうか、そういう曲が多く取り上げられています。その中でも教育芸術社は楽譜が非常に見やすく、挿絵等も明快に表示されているので、ほかの教科書と比べて、子どもたちに分かりやすく、そして、学校の先生方も指導しやすいのではないかと考えます。そのようなことで教育芸術社を推薦したいと思います。
    また、特にこの内容、単元の持っていき方等ですが、単元のねらいに沿った題材の選び方がうまくできているなということ、それから、楽器の提示が分かりやすく、質的にも内容的にも充実しているのではないかなと考えております。
    以上です。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございます。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者とまた交代させていただきます。
  • 山本委員長職務代理者 はい。わかりました。
    ほかに御意見ありますでしょうか。皆さんからの御意見がいただけるとありがたいのですが、よろしいでしょうか。
    それでは、音楽の教科書につきまして、教育芸術社に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 はい。ありがとうございました。
    3人の方の賛成がありましたので、音楽は教育芸術社を採択いたします。
    それでは、ここで暫時休憩としたいと思います。

暫時休憩15時34分

再開時刻15時45分

  • 山本委員長職務代理者 それでは、再開いたします。
    図画工作科について説明をお願いいたします。
  • 八木指導主事 それでは、図画工作について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、開隆堂、日本文教出版の3社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書の40ページを御覧ください。図画工作の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は40ページから42ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、表現と鑑賞の一体化や6年間の系統性などについて質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社ずつ推薦意見をいただき、表現と鑑賞の一体的な取り扱いや6年間の系統性が分かりやすい等の理由から、開隆堂を推薦する意見が6、全体的なバランスの良さや国語との関連などを理由に、日本文教出版を推薦するという意見が4という状況でございました。
    図画工作につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    それでは、図画工作科の教科書につきまして御意見、御質問をお願いいたします。
  • 利根川委員 この図画工作の感性とか、また、それぞれの持った心の中を表現するということは、大変すばらしいと思いますし、また、ポイントでは創造活動の基礎的な能力を育てるんだと、また、後半では鑑賞の指導を重視するというようなことまで書かれてありますけれども、今回3社から出てきましたけれども、僕は日本文教出版の評価をしたいと思います。
    それは、なぜ評価したいかと申しますと、全体的にすっと見まして、子どもならこんな感じがなじみやすいのかなというようなものと、やはり芸術あくまでもすべてが国語、言葉を通して関連を図るという点では、日常的に考えることを促す題材が取り上げられているという点で良いのかなと。まして、もっと身近に考えますと、神奈川県の本当に巨匠といいますか、岡本太郎の5、6年生の下になるのでしょうか。明日の神話とか太陽の塔とか、大変強烈ですけれども、印象に残るようなものが目に入ってくると。そんなところもこの日本文教出版を推したいなというところになります。あとは3社ともそれぞれすばらしいんですけれども、そんなところを理由に推薦したいと思います。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかにはいかがでしょうか。
  • 難波委員 開隆堂の方なんですけれども、冒頭に、どのページでも例えば1年生ですと、絵本作家の荒井良二さんが子どもたちにメッセージを送っているんです。これは、そういうふうにどこの学年でもみんな、プロの一生の道を極めた人が、子どもへのメッセージを伝えているというのは、なかなか子どもにとってはうれしいというか、何か意欲が沸き上がるのではないのかなというようにちょっと感じました。
    それから、もう一つおもしろいなと思っているのは、ひらめきコーナーというのがそれぞれのページの中にございまして、ちょっと今まで学習をしてきたものをヒントに、ちょっと高度なというんですか、また変わった制作ができるものを紹介してあるコーナーがあるんですけれども、これもなかなか魅力があるものではないのかな、そんなふうに私は見ましたので、なかなか開隆堂の本はおもしろくて、どこの3社とも遜色ないといってはあれなんですが、自分なりに良いなと思ったところは、開隆堂はその2点は評価したいなというふうに私は思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ほかにはいかがでしょうか。
    会社は3社ではあるんですが、もし御意見がありましたら。
    じゃ、ちょっといいですか。すみません。
  • 利根川委員 それでは、暫時委員長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    東京書籍は検討委員会では挙がっていませんでしたが、難波委員がお話しされていましたように、その良さは十分買っていきたいところであります。ただ、とにかく1点を選んでいかなければいけないという形でいきますと、自分は開隆堂を推していきたいなと考えております。重複する意見もありましたので、そこを外したところで意見を述べさせていただきます。
    図画工作科の教科書は、ほかの教科よりも、教科書を教えるのではなく、教科書で教えるという色合いがとても強い教科であると思います。参考の作品が出ていたのを、そのまま作ればいいというものではなくて、あくまでもねらいを達成できるかどうか。例えば、身近な素材という場合に、学校の置かれている環境によって、河原で石ころが手に入りやすい地域があったり、あるいは草や木が、木の枝などが手に入りにくい地域がある。さまざまな学校の置かれている環境、あるいは子どもたちの置かれている家庭環境、地域の環境等を含めた中で、身近な素材を使うというようなことでも一つ違います。
    ですから、教科書に盛り込まれているとおり作らなければならない、隅から隅までその教科書を使っていかなければならないということではないと自分では捉えています。一つの会社の教科書を端から端までその出ているとおりにしていくと、年間の授業時数850でしたでしょうか。そこの中ではとても全部やっていくことができません。1年生で850、高学年になりますと980時間の中で、各教科等を押さえていくというのはとても大変なことになりますし、図画工作はそうでなくても準備、片づけの段階も入ってきます。
    そういうものを含めた中でこの開隆堂の教科書については、一つの方向性をあまり指示し過ぎずに、子どもたちの創造的な活動を大事にしながら良い教材、ヒントとなる構成がなされているという感じを持ちました。また、各社言語活動を大事にするということから、特に関連がある鑑賞などもいろいろな形で盛り込まれていますが、この開隆堂の教材としての教科書のあり方は、学校の先生方も子どもたちにいろいろな発想を与えたり、ヒントを与えたりするのに役に立つのではないかなと思われます。
    以上です。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございます。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者と交代いたします。お願いします。
  • 山本委員長職務代理者 ほかに委員の皆様から御意見はありますでしょうか。よろしいですか。
    それでは、ないようですので採決に移ります。
    図画工作科の教科書につきましては、開隆堂と日本文教出版を推すという意見をいただきましたので、2社から挙手により採決したいと考えておりますがいかがでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 はい。
    それでは、まず、開隆堂に賛成の方は挙手をしてください。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 はい。ありがとうございます。
    2人の方の賛成がありましたので、図画工作は開隆堂を採択いたします。
    引き続き、家庭について説明をお願いいたします。
  • 八木指導主事 それでは、家庭について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、開隆堂の2社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書の43ページを御覧ください。家庭の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁については3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は43ページ、44ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、単元構成の仕方や家庭生活に関する記述内容等について質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社ずつの推薦意見をいただき、基礎、基本を押さえながら実践につなげているなど、段階的な指導をしやすい構成になっていることなどを理由に、開隆堂を推薦するという意見が10という状況でございました。
    家庭につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、家庭の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 難波委員 指導主事にちょっとお伺いしたいんですけれども、開隆堂の方が単元とすると16ありまして、東京書籍の方は単元が10なんですけれども、ちょっと大分違いがあるのかなというふうに思うんですが、ページ数は何ページも変わらないんですけれども、ここのところは指導主事としてはどんなふうに、私は捉えたらよろしいでしょうか。
  • 八木指導主事 単元の構成の仕方について違いはございますが、内容的には大きな違いはありません。
  • 難波委員 分かりました。ありがとうございます。
    私、2冊見ていまして、何か昔のことを思い出したりもしている場面もあったんですけれども、ただ、ちょっと感想を申しますと、東京書籍の方は大分写真を多様化して、そして、子どもたちに理解を深めるような努力をしていらっしゃるのかな、特徴的にいえば。開隆堂の方は一つの取り組みに当たって、自分の身の回りのことを見直してみてから活動に入るような、そんな表現の仕方があるように私自身は感じたんでありますけれども、そういうふうな点を考えますと、開隆堂の方が、家庭科という教科を考えたときに大事なことで、そういう技術を学ぶということではなくて、やっぱり人間として全体を見せていく、していく教科の一つでもあると思いますので、やっぱり日常をまずこう振り返って、それからいろいろな作業に入っていくということは、進め方としてはより普通なのかなと、そんなふうに私自身は感想として持ちました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。
    ほかに御意見がないようですので採決に移ります。
    家庭の教科書につきましては、開隆堂を推すという意見をいただきました。開隆堂に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    3人の方の賛成がありましたので、家庭は開隆堂を採択いたします。
    引き続き、保健について説明をお願いいたします。
  • 八木指導主事 それでは、保健について御説明申し上げます。
    採択の対象となる教科書は、東京書籍、大日本図書、文教社、光文書院、学研教育みらいの5社でございます。
    初めに、調査研究の観点について御説明申し上げます。
    資料1、調査研究報告書の45ページを御覧ください。保健の調査研究の観点は、学習指導要領及び地域の特性に即した視点として5点、構成・分量・装丁について3点、表記・表現について3点の観点項目を設定し、調査、研究を進めてまいりました。発行者ごとの調査研究結果は45ページから49ページに記載されております。
    次に、第3回厚木市教科用図書採択検討委員会での審議の状況でございますが、思春期の体の変化についての扱い方や主体的な学習を促す構成などについて質疑や意見が出されました。10人の検討委員から1人1社又は2社の推薦意見をいただき、基礎的な内容をバランス良く取り上げている、主体的に学べる工夫が見られるなどの理由から、東京書籍を推薦するという意見が7、導入の工夫や資料の効果的な配置などの理由から、光文書院を推す意見が6、薬物乱用防止について踏み込んだ扱いをしていることを理由に、学研教育みらいを推薦する意見が1という状況でございました。
    保健につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    保健の教科書について御意見、御質問をお願いいたします。
  • 難波委員 各5社の本を見させていただきまして、やはり検討委員の先生が推していらっしゃる東京書籍、それから、光文書院はなかなかその中でも良いなというふうに思いました。光文書院の本は活動に入る前に、先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、子ども自身が自分を振り返る場面があって、それから、この教育の内容に入っていくような、そんな構成になっているのか、子ども自身にとっては学習に対して見通しが持てるような、そんな良さを見ましたし、また、東京書籍の方の本を見ますと、図ですとか写真とかイラストがとても効果的に配置をされていて、子どもたちが理解をするのに大変優れた本に仕上がっているんではないかなというふうに私は思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、委員として発言したいので、暫時利根川委員と交代いたします。
  • 利根川委員 それでは、暫時委員長の職務を行いますのでよろしくお願いいたします。
    それでは、山本委員、発言をお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 結論から言いますと、私は光文書院の教科書が良いなと思っております。全体的な内容もそうなんですが、文字で見るというよりも、絵や写真等で理解するというのがとても効果的な、保健という科目ではないかな、内容ではないかなと考えております。そういった中で、とてもポイントが理解しやすい。多少黄色の色がちょっと強過ぎるなというページはあるんですが、比較的理解しやすいまとめ方になっている。
    その中でも、特に薬物等、たばこ、アルコールの害とか、そういったところの表し方については、特に生々しい写真が入っているんです。普通だったら教科書にここまで生々しい写真は載せない、と思ってしまうこともあるかもしれません。でも、それこそ例えば、たばこについても、小学生でも低学年でもたばこを吸っている状況もあるという、これは厚木市ではありませんが、他市のところでニュースで聞いたことがあります。そんな小さな子どもたちでもというようなことからすると、絶対、厚木市にそんなことあって欲しくないと思いますし、こういうものを使いながら、また指導していくというのはとても大事だと思います。
    たばこで汚れた肺の写真、アルコールの害、それこそ薬物乱用の害、これなどは各学校でさまざまな形で取り上げて指導をされていると思いますが、小学校だから優しく、柔らかに表現しようということばかりよりも、物によっては、はっきりした情報を出しながら指導をしていくことも必要かな、なんて思っております。そのことで発言させていただきました。
  • 利根川委員 はい。ありがとうございました。
    それでは、委員長職を委員長職務代理者と交代させていただきます。
    ありがとうございました。
  • 山本委員長職務代理者 ほかに意見はありますでしょうか。
  • 平井教育長 ただいま山本委員の御意見を非常に真摯に聞いておりましたけれども、私自身同じような観点からいっても、東京書籍を評価できるなというふうには思っています。今、山本委員が言われたような薬物乱用防止の教育の観点からも、遜色ないくらいにきちんとした資料、そして、日常生活における子どもたちの留意点等へつなげられるような流れ、構成になっているかなというふうにも思っております。
    何よりも主体的に学べるような同じ形、スタイルというのは、やっぱり学習が完全に身に付くまでは、ある程度の学習の流れというのを繰り返し教えていく必要があるだろうと、それは保健だろうと、他の教科であろうと同じだろうと思っていますので、そういった意味で、学習課題をより一層明確にされている東京書籍という部分では、私は検討委員会での御意、見非常に拮抗はしているんですけれども、そんなふうに東京書籍を推薦してみたいなというふうには思っております。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 ほかにはありますでしょうか。
  • 難波委員 光文書院をもうちょっとチェックしようかなと思っているんですけれども、先ほど振り返りというお話をしましたけれども、あわせてもちろん東京書籍がそういうことがないということではなくて、同じように扱っているんですが、私、より光文書院の方が子どもたちに考えさせたりとか、それから、話し合うような場面が提供されて、本当の意味での保健の勉強をするに当たって、この本の方がより良いのではないかというふうに思いました。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
  • 利根川委員 いろいろな意見が出てありがたいというんですか、嬉しいですけれども、私は、保健という一生涯続くもの、そして、小さいときにどれぐらいのそういう知識、また、生きるための力というものを付けていったらいいかなというような見方で、この5社の教科書を見させてもらいました。数字的にはここに東京書籍、光文書院、それと、学研教育みらいというようなものが数字的には入っていますけれども、それぞれやっぱりすばらしいと思います。
    ただ、その中で光文書院と東京書籍ですけれども、やはり児童という子どもたちがスムーズに勉強して、そして、振り返るそういう中で実生活、実社会といいますか、そんな中で一つ一つをくみ取っていけそうだなというような文言といいますか、その流れがあるというところ。そして、その中でいろいろなテーマに対して、これをこんなふうに考えるよというのを記入できる場所が多かったり、書き込みもしやすそうだったりというので、光文書院と東京書籍がこういう数字を得たのかなと見させてもらいました。
    その中で私が、こういう2つを比較させてもらって考えたところは、やっぱり基礎的な内容といいますか、本当に基礎、土台といいますけれども、そんな内容がバランスよく網羅されて、児童が学びやすいのかなというのは、東京書籍の方がちょっと上かなというような感じで見させてもらいました。その中でも、それぞれみんな図とか写真とかイラストとかというのはすばらしいんですけれども、ちょっと効果的に東京書籍の方が良かったのかなという比較になってしまいました。そんなところで東京書籍を私は推薦したいなと考えております。
    以上です。
  • 山本委員長職務代理者 はい。わかりました。
    ほかに御意見ありませんか。よろしいですか。
    恐れ入ります。暫時休憩をとらせてください。 

暫時休憩16時15分

再開時刻16時23分

  • 山本委員長職務代理者 それでは、再開いたします。
    ここでほかに御意見がないということですので、採決に移りたいと思います。
    保健の教科書につきましては、東京書籍と光文書院を推すという意見をいただきましたので、2社から挙手により採決したいと考えました。いかがでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 それでは、東京書籍に賛成の方は挙手願います。
    (賛成者挙手)
  • 山本委員長職務代理者 わかりました。ありがとうございます。
    2人の方の賛成がありましたので、保健は東京書籍を採択いたします。
    以上で小学校11種目の教科用図書の採択について審議を終わるわけですが、改めて確認をいたします。国語、光村図書。書写、光村図書。社会、東京書籍。地図、帝国書院。算数、東京書籍。理科、大日本図書。生活、東京書籍。音楽、教育芸術社。図画工作、開隆堂。家庭、開隆堂。保健、東京書籍。
    以上のとおり決定いたしました。
    続きまして、採択替えのない中学校教科用図書について審議いたします。
    事務局から説明をお願いいたします。
  • 宮崎学校教育課長 ありがとうございました。
    続きまして、中学校用の教科用図書の採択についてございますけれども、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律によりまして、学校教育法附則第9条の規定による教科用図書を除き、平成21年度と同一の教科用図書を採択しなければならないこととなっております。
    恐れ入りますが、本日配付いたしました資料6を御覧ください。資料6につきましては、現在、厚木市の中学校で使用している教科用図書でございます。この教科用図書を引き続き採択してよろしいか御協議をお願いいたします。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    それでは、委員の皆さんよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 それでは、異議なしと認め、中学校用教科用図書については資料のとおり継続して採択をいたします。
    続きまして、学校教育法附則第9条の規定による教科用図書について、審議いたします。
    事務局から説明をお願いいたします。
  • 宮崎学校教育課長 続きまして、学校教育法附則第9条の規定による教科用図書の採択についてでございますが、各教育委員会が、毎年度異なる図書を採用することが可能でございますので、各学校から希望があった図書の中から、児童・生徒の状況や発達の段階等を考慮し、適切であると判断した図書について採択をすることとなっております。該当する図書につきましては、本日お配りいたしました資料7を御覧ください。資料7に適切であると判断した図書について載せてございますので、よろしく御協議をお願いいたします。
    以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございます。
    ただいまの説明に対しまして何か質疑がありますでしょうか。よろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長職務代理者 それでは、異議なしと認め、学校教育法附則第9条による教科用図書については、資料のとおり採決いたします。
    以上で、議案第21号 平成23年度使用の厚木市立小学校及び中学校教科用図書の採択についての審議を終わります。
    ここで暫時休憩といたします。

暫時休憩16時28分

再開時刻16時33分

  • 山本委員長職務代理者 再開いたします。
    報告事項1 平成22年度及川球技場整備事業について報告をお願いいたします。
  • 笹生スポーツ課長 平成22年度に実施する校舎その他の施設の整備のうち、特に重要な整備内容について、資料1に基づき報告させていただきます。
    今回報告する内容といたしましては、及川球技場の人工芝張替工事でございます。この工事は、平成8年度に建設いたしました、球技場の砂入り人工芝が老朽化したことから、より天然芝に近い感触を持つロングパイル人工芝に張り替えるものでございます。工事面積は1万1,699平方メートル、契約は8月上旬、工事期間は10月上旬から3月中旬を予定しております。
    資料をおめくりいただきたいと思います。今回、これを機会として従来のソフトボール、少年野球に加え、少年サッカーのラインを加え、より多目的な利用に対応するようしたものでございます。
    説明は以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ただいまの報告に対して何かございますか。
  • 難波委員 すみません。今度少年サッカーも使えるように、1面ですか、2面とれるんですか。
  • 笹生スポーツ課長 ちょうど2つのソフトボールの間に、1面線を入れてございます。こちらは1面で対応するようにしてございます。
  • 山本委員長職務代理者 ほかにはいかがでしょうか。
    特になければ、報告事項1を終わります。よろしいでしょうか。
    報告事項2 青少年心理相談員の委嘱について、報告をお願いします。
  • 佐藤青少年教育相談センター所長 それでは、青少年心理相談員の委嘱につきまして、資料2に基づきまして御報告申し上げます。
    平成22年度4月から2年任期で3人の心理相談員を委嘱いたしましたが、うち、市川心理相談員から一身上の都合で退職の申し出がございました。新任といたしまして遠藤佳奈様に委嘱するものでございます。
    青少年心理相談員の主な職務内容でございますが、当センターに来所された児童・生徒及び保護者等を対象にカウンセリング、心理検査、心理判定等を行っております。また、小学校でのスクールカウンセラーとして、不登校児童の児童・生徒の未然防止、早期発見、早期対応のために先生方の支援も行っております。任期につきましてですが、在任期間であります平成22年8月1日から平成24年3月31日までとなります。
    以上で報告を終わります。
  • 山本委員長職務代理者 ただいまの報告に対しまして何かございますか。よろしいですか。
    特になければ、報告事項2を終わります。
    報告事項3 第25回和田傳文学賞作品募集について報告をお願いいたします。
  • 宮崎学校教育課長 第25回和田傳文学賞作品募集について御報告申し上げます。
    恐れ入りますが、資料3を御覧いただきたいと存じます。和田傳文学賞につきましては、児童・生徒の文学的資質の高揚を図る事業といたしまして、昭和61年から実施しておりまして、今年で25年目を迎えます。主催は厚木市と厚木市教育委員会、後援は厚木市小学校長会と厚木市中学校長会でございます。
    募集の対象といたしましては、厚木市内小・中学校の児童・生徒及び厚木市在住で市外の小・中学校に通学している児童・生徒でございます。募集内容につきましては、小学校から詩、作文を、中学校からは詩、作文、短歌、俳句を募集いたします。作品の募集につきましては、厚木市内小・中学校は、各小・中学校に既に作品の募集の取りまとめをお願いしております。また、市外の私立の小・中学校には、厚木市在住の児童・生徒への周知をそれぞれ依頼したところでございます。
    募集のありました作品のうち、校内審査等を経ました作品につきましては、10月6日に予定しております審査会において、各賞の受賞作品を選出いたしまして、その後、厚木市和田傳文学基金委員会において決定をする予定でございます。授賞式につきましては、11月27日の土曜日、午前10時から厚木市総合福祉センター6階ホールで行う予定でございます。
    報告につきましては以上でございます。
  • 山本委員長職務代理者 ありがとうございました。
    ただいまの報告につきまして何かございますか。よろしいでしょうか。
    特にないようですので、報告事項3を終わります。
    以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。
    これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会7月定例会を閉会いたします。
    ありがとうございました。

閉会時刻16時38分

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