平成22年厚木市教育委員会8月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議情報

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成22年8月24日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 内田 忠行
委員長職務代理者 山本 玲子
委員 利根川 勇
委員 難波 有三
委員(教育長) 平井 広
事務局
柳川教育総務部長、今井社会教育担当部長、曽田学校教育部長、
小瀬村教育総務部次長、内山社会教育担当次長、松本学校教育部次長、
相原教育総務課長、大木教育施設課長、串田保健給食課長、
細野北部学校給食センター担当課長、三橋学務課長、朝倉社会教育課長、
笹生スポーツ課長、矢野中央図書館長、山口自治基本条例担当課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

 日程1 議案第22号 厚木市自治基本条例(案)について
 日程2 議案第23号 平成22年度教育予算補正(案)について

3 報告事項

  1. 小児生活習慣病対策推進委員会委員の委嘱について
  2. 厚木市立中学校選択制について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

  • 内田委員長 こんにちは。ただいまの出席人数は5人で、定足数に達しております。
     ただいまから、平成22年厚木市教育委員会8月定例会を開会いたします。
     厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として平井委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
     それでは、教育長報告をお願いいたします。
  • 平井教育長 平成22年7月27日に開催されました7月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
     お手元の資料1番でございます。7月31日、厚木市荻野運動公園におきまして、第20回厚木杯争奪親善学童軟式野球大会開会式に行ってまいりました。厚木市内外から80チーム、約1,500人の学童にお集まりいただきまして、本当に盛んな競技、野球大会でございました。
     続きまして、3番目でございます。8月1日、やはり厚木市荻野運動公園の屋外プールにおきまして、平成22年度厚木市民水泳選手権大会開会式に行ってまいりました。お聞きしましたら、11歳の方から、上は75歳までの方が選手として参加していただきました。総勢132人の市民の方々に参加していただきながら、盛会のうちに無事終了することができました。
     続きまして、4番目でございます。同じ日でございました。厚木市文化会館におきまして2010年度、第29回厚木青少年音楽コンクール・表彰式に行ってまいりました。これも、やはり小学校2年生から大学4年生までの48人の、これは本選参加をしてくださった方の予選会がございまして、その後、本選、その本選には48人の皆さんの演奏をお聞きしまして、市長賞、それから教育長賞をお渡しすることができました。
     続きまして2ページ目、1枚おめくりいただきます、8番になります。8月4日、厚木市文化会館におきまして、各教育委員の皆様方にもおいでいただきまして、本当にありがとうございました。御案内のように、平成22年度厚木市教育委員会教育研究発表会・教育講演会が、本当に先生方、参加した皆様方の熱心な参加姿勢の中で、非常に良い時間が過ごせたなというふうに思っております。
     続きまして、11番目でございます。8月6日、そちらの教育委員会会議室におきまして、関東大会出場生徒激励会を行わせていただきました。今年も、毎年大勢の生徒さん、多くの学校から部活動等で練習に励んだ結果、県大会、そして関東大会、全国大会というふうに大活躍している子どもが多いということは、本当にうれしい限りで、その裏には、保護者の皆様方の姿勢、あるいは学校の先生方の御指導というものを感じる次第でございます。来ていただいた中学校におきましては、そちらに書いてございます、玉川中学校、林中学校、藤塚中学校生徒46人、ほかには、校長先生も来ていただきまして、個々の先生方とお話をいたしました。
     3ページ目、21番目になります。今の話に連動いたしますが、今度は8月12日、3階の特別会議室におきまして、全国大会出場生徒市長激励会です。御覧の厚木中学校、玉川中学校、南毛利中学校、そして睦合東中学校の生徒の皆さんに、市長から大いに頑張ってほしいという旨の、激励をさせていただいたわけでございます。
     続きまして、24番目になります。8月17日、御覧の教育委員会会議室におきまして、平成22年度、第3回目になります厚木市小・中学校長会議を開いたところでございます。私から、やはりお話ししたいこと、お伝えしたいことがたくさんございますので、私だけのお話で、やっぱり1時間はかかってしまうと、そういう内容でございましたけれども、このときは特に、小・中学校における暴力行為、あるいは、いじめ、不登校の状況等について、現場の先生方と一緒に頑張っている校長先生ばかりですが、細かいデータをお示ししながら、この2学期以降の取り組みについてお話をしたものでございます。
     1枚おめくりいただきます、4ページ目です。26番目、8月21日、土曜日でございますけれども、厚木市ヤングコミュニティセンター、その6階におきまして、厚木児童思春期精神保健講座を開催させていただきました。もちろん、土曜日でございます。暑い中でしたけれども、学校の先生方の積極的な参加をいただきまして、総勢で120人の参加がございました。一般参加の市民の方、それから学校の先生方、また養護の先生方も含めての大勢の皆様方にお集まりいただきまして、このごろ、やはり学校で非常に大きな課題として抱えているものの一つに、精神的な部分での配慮、指導上の配慮、そういう部分が必要なお子さんのケースが増えていますので、それぞれの専門の立場からのアドバイスが必要だという場面が多くございます。そういった意味では、この厚木児童思春期精神保健講座、愛光病院の院長である竹内院長に指導していただきながら、学校の先生方のサポートをしていただいている、こういう状況でございます。
     続きまして28番目です。8月22日、荻野運動公園ほかで、第33回目になります厚木市民体育祭。そこに書いてございますように、大勢の市民の皆様に参加していただきながら、厚木市教育委員会といたしましても、一市民一スポーツ、生涯学習、生涯現役社会というものを目指すためには、やはり健康というものをベースに考えなくてはいけないということで、今後、スポーツ振興に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
     以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     それでは、特にないようですので、教育長報告を終わります。
     審議事項に入ります。
     日程1 議案第22号 厚木市自治基本条例(案)についてを議題といたします。議案の説明をお願いいたします。
  • 相原教育総務課長 それでは、議案第22号 厚木市自治基本条例(案)につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市議会9月定例会におきまして、厚木市における自治の基本理念及び基本原則並びに市民、議会及び市長等の役割や責務等を明らかにし、協働による自治を推進するための基本的な事項を定める本条例案が提案されるに当たりまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定に基づき、厚木市長から意見を求められましたので、同意の申し出を行おうとするものでございます。
     本条例案につきましては、厚木市における自治の推進に当たり、市民、議会、市長及び各行政委員会が共通の目的・目標を定め、互いの立場を認め合い、尊重し合い、それぞれの役割を果たすことが求められております。厚木市教育委員会といたしましては、条例の前文に謳われております、活力に満ちた心豊かに暮らせる自立したまちを協働してつくることに賛同し、本条例案に規定された自治の基本理念及び子どもの成長過程における保護及び支援の必要性を認識するとともに、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の基本理念でございます、教育の機会均等、教育水準の維持向上及び地域の実情に応じた教育の進行について、公正かつ適正に図ってまいるものでございます。なお、条例案の詳細につきましては、厚木市政策部自治基本条例担当課長から御説明申し上げます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
  • 山口自治基本条例担当課長 それでは、自治基本条例案の内容につきまして御説明させていただきます。今回は、教育に関する部分、かかわりのある事務に関する部分につきまして、また、条例の全体的なことに関する部分ということで、自治の基本理念、自治の基本原則、あと、子どもの権利、責務等、市長等の役割及び責務、そういった内容で御説明をさせていただきます。
     資料の方を御覧いただきたいと思います。ホッチキスでとめました資料であります。1枚おめくりいただきまして、左のページ中ほどの第4条でございます。自治の基本理念は、次に掲げるとおりとする。人と人との絆を大切にする自治、協働による自治、自然の循環と文化を大切にする自治と、3つの理念を掲げてございます。自治の基本理念につきましては、自治の担い手となります市民、議会、市長等が、自治を進めるに当たって、基本的な考え方、あるいは方向性を示すものでございます。この内容につきましては、前文に掲げられているものでございまして、この3つの理念につきましては、前文の内容を抽出したものとなってございます。
     次に、第5条、自治の基本原則でございます。こちらに、市民、議会及び市長等は、自治の基本理念にのっとり、次に掲げる原則を定め、自治を推進するとございますが、自治の基本理念が自治の考え方や方向性を示すものであるのに対しまして、自治の基本原則につきましては、基本的なルールといったものでございます。ここでは大きく、1号で市民自治の原則、2号で参加及び協働の原則、3号で情報共有の原則、4号で説明責任の原則、5号で自然共生及び文化継承の原則の5つの基本原則を定めてございます。
     1号と2号につきましては、基本的な自治の選択、市民自治の原則、参加及び協働の原則。そして、3号と4号につきましては、こうした市民自治、あるいは参加、協働するために基本となります、必要である情報共有、あるいは説明責任について定めてございます。5号につきましては、前文で特に厚木市の自然、そちらを謳っていること、それから、文化につきまして継承していくといったことが掲げてございますので、そういった内容を示してございます。
     続きまして、右側のページ中ほどで、第8条でございます。子どもの権利、責務等の項目になります。子どもにつきましては、発達・成長の過程で特別な保護と援助を必要とする、こういったことから、子どもの権利、責務をどう定めるかというものでございます。子どもを健やかに育成する責任は、基本的には保護者にございます。ただ、次代を担う子どもの育成を、社会全体で見守っていこうと、こういった趣旨でこの条文を定めてございます。内容につきましては、日本政府が既に批准をしてございます、ユニセフの策定いたしました子どもの権利条約、こちらにのっとって、これを参考に作成してございます。
     条文としましては、子ども18歳未満の市民をいう。以下同じ。は、市民の権利を有するとともに、次代の社会の担い手として健やかに成長できるよう、次に掲げる権利を有する。1号、生きる権利、2号、育つ権利、3号、守られる権利でございます。子どもを18歳未満の市民としてございますのは、ユニセフの子ども権利条約の中で、やはり子どもは18歳未満としていることによります。
     この1号から3号までの権利につきまして、実際に、ユニセフの4つの柱というものが掲げられていまして、あと、参加する権利というのがございます。しかし、これにつきましては、市民の権利の中に参加する権利がございますので、ここでは、特に、子どもに固有の権利だけを挙げようということで、この3つの権利を加えてございます。
     第2項では、子どもはその年齢に応じた市民の責務を負うとしてございます。こちらにつきましては、子どもを市民とすると、上の第7条で市民の責務がある、こちらが課せられるということになりますが、特に7条の3項、市民は行政サービスに伴う負担を分担しなければならない、こういったこともございますので、すべての責務を大人と等しく担うのは難しいだろうということで、特にそういった意味から、子どもの年齢に応じた市民の責務をという規定を設けたものでございます。
     第3項では、市民、議会及び市長等は、子どもの成長過程における保護及び支援の必要性を認識し、子どもが健やかに育つ環境の整備に努めなければならない。これがこの条の趣旨とも言えるところと考えてございます。
     恐れいりますが、1枚、資料をめくってください。第13条でございます。上から第12条、第13条とございますが、市長等の役割及び責務でございます。市長等と申しますのは、定義の中で執行機関としての市長、市長は代表者としての市長と、それから、実際に事務を執行する執行者という立場がございますが、そうした事務を執行する立場である市長、それから、教育委員会を含みます行政委員会、これら全体を市長等と定義してございますが、第13条では、市長等は、その権限及び責任において、公正かつ誠実に行政運営を行わなければならないとございます。その権限及び責任においてと申しますのは、地方自治法あるいは地方教育行政の組織及び運営に関する法律、あるいは学校教育法であったり社会教育法、その他の法令等で定められている権限、あるいはそれに伴う責務というものでございます。
     第2項で、市長等は、事務事業の執行等について、市民への説明責任を果たさなければならないとございます。事務事業の執行等につきましては、執行以外に企画立案、実施、評価、改善、そういったサイクル全体を指すものとして表記してございます。
     第3項は、市長等は、相互の連携及び協力を図り、一体として、行政機能を発揮しなければならない。基本的に、それぞれ担う役割が行政委員会にございます。そうした意味で、独立した行政委員会というのが設けられてございますが、それを前提といたしまして、連携・協力して一体として市民サービスの向上、市民福祉の充実に取り組んでいこうといった趣旨でございます。
     説明は以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     ただいまの説明に対しまして何か質疑等ございますでしょうか。
  • 利根川委員 第8条の第2項のところです。子どもは、その年齢に応じた市民の責務を負うということで書いてありますけれども、具体的には何を指すのか、もうちょっと具体的に説明していただければありがたいと思います。
  • 山口自治基本条例担当課長 子どもの責務でございますが、基本的には、子どもも市民に含まれてございますので、その前の第7条にございます市民の責務で、まちづくりに参加するよう努める、あるいはまちづくりへの参加に当たっては、互いに尊重するとともに、自らの発言及び行動に対して責任を持たなければならない。
     第3項で、市民は、行政サービスに伴う負担を分担しなければならないとございます。これは、権利の方で、もともと参加する権利というのもございますが、逆に参加するよう努めないといけない。これは解して申し上げれば、大人は子どもに、社会とか、あるいは行政とかに参加する機会を与えなけなければならないということになるかもしれませんが、そういったまちづくりに参加する、それから、その参加に当たって互いに尊重するとともに、自らの発言及び行動に対して、責任を持たなければならない。それは、子どもに対しても、良き社会人となるために、こういった経験を積んでいただくということも必要でございます。
     それから、市民が行政サービスに伴う負担を分担しなければならないということで、例えば、使用料等もあるのですが、そのほかに、金銭的な負担だけではなくて、例えば施設を使ったときには清掃をするとか、そういうことも考えてございますので、そういったことに向け、金銭的な部分では、子どもなりの開放というのも必要ではないか。例えば、金銭の代わりに清掃をしてもらうということも考えられるのではないかというふうに考えてございます。
     以上でございます。
  • 利根川委員 ありがとうございます。
     そうしますと、やはり、子どもも、大人と同じように、市民活動をする方がやはり当然であるというような解釈でよろしいですか。
  • 山口自治基本条例担当課長 参加のあり方とか、やはり、子どもには無理な部分もございますので、そういった意味で、ここに、この項目を設けまして、その年齢に応じた市民にできることということで、大人とは違うということを明らかにしてございます。
  • 利根川委員 ありがとうございました。
  • 山本委員長職務代理者 一つ質問をさせてください。
     ただいまお話に出ました第8条の関係なのですが、第8条の中の第2項にも関係していることで、ユニセフとのかかわり合い、それから、市民の項のところに出ているのでという御説明、先ほどいただいたわけですが、子どもの参加する権利の表記を、ここには入れていないということを伺いましたね。そこでは、市民の方にあるのでとなれば、いた仕方がないのかなと思いました。ただ、権利と責務というのは、表裏一体化しているような部分があろうかと思うのですが、第2項のところには、子どもはということで、市民の責務を負うと出ている、表記されている。だけど、第1項の方の(4)というもの、参加する権利というのは、市民の方にあるのでと書かれている。
     そうすると、第2項があるんだ、第2項の方にあるのでしたら、ここには参加する権利、やはり子どもの年齢に応じてと括弧書きをつけるなり何かして、市民の方にあるから、要らないんではないかということよりも、そこは子どものところは子どものところで、きちんと押さえていった方が良かったのかな、あるいはそういうことについての意見は、会議の中でどのような状況があったのか、お聞かせいただければ助かります。
  • 山口自治基本条例担当課長 子どもの権利、責務等、この項目を設けるに当たりまして、条例を検討する中で、子どもの権利を、あえて設けるという説明の中で、子どもだけにそういうものも、やはり書くべきではないかということでございました。それで、参加する権利は市民としてあるのではないか。これは説明できるだろうという結論になってございます。逆に、そのときに大人たちの市民の責務と同じものを負うのは、それはちょっと無理があるので、逆にかえって、子どもがその年齢に応じた、市民の責務を負うという項目を入れるべきということで、この方法をとりました。そのような経過になってございます。
  • 内田委員長 ありがとうございます。
     いかがでしょう。よろしいですか。
     この自治基本条例というのは公布の日はいつになるんですか。
  • 山口自治基本条例担当課長 9月定例議会は最終日が10月5日の予定になっています。議長は条例制定の議決の日から、三日以内に地方公共団体の長に条例を送付しなければならず、送付後は、二十日以内に公布することとなっております。なお、施行日につきましては公布の日を予定しております。
     以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございます。
     ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 内田委員長 それでは、ほかに質疑はないようですので、異議なしと認め、議案第22号を可決いたします。
     次に、日程2 議案第23号 平成22年度教育予算補正(案)についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いいたします。
  • 小瀬村教育総務部次長 議案第23号 平成22年度教育予算補正(案)につきまして、御説明申し上げます。
     本予算案につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定によりまして、市長から教育委員会に対しまして意見を求められましたので、提案するものでございます。
     それでは、教育補正予算(案)の内容につきまして御説明をいたしますので、横長の平成22年度教育予算補正(案)の資料を御覧になってください。
     まず、1ページ目の総括でございますが、歳入につきましては、今回は該当はございません。
     歳出につきましては、教育総務部に係る事業費を1億426万3,000円増額いたしまして、総額を52億2516万7,000円とするものでございます。
     学校教育部関係につきましては、今回は該当はございません。
     続きまして、最初に具体的な内容について御説明いたしますので、恐れ入りますが2ページをお開きいただきたいと思います。まず、教育施設課所管の教育費、小学校費、学校管理費の小学校維持補修事業費につきましては、教育環境の充実を図るために必要な施設維持補修にかかる費用として3,500万円を増額し、学校管理費を合計6億9,014万円とするものでございます。
     同じく、教育費、中学校費、学校管理費の中学校維持補修事業費につきましては、教育環境の充実を図るために必要な経費として2,500万円増額し、学校管理費を合計11億1,906万2,000円とするものでございます。
     次に教育費、中学校費、学校給食センター費の北部学校給食センター費につきましては、ボイラーから排出されますアルカリ水を、公共下水道に流す際に中和処理をする装置の交換にかかる費用として、450万円増額し、学校給食センター費を合計1億8,188万7,000円とするものでございます。
     引き続き、社会教育担当次長から所管の事業につきまして御説明させていただきますので、よろしく御審議を賜わりますようお願いいたします。
  • 内山社会教育担当次長 それでは、恐れ入りますけれども、3ページをお開きいただきたいと思います。
     まず、社会教育課の関係でございます。これにつきましては、公民館維持補修事業といたしまして、現在、公民館が市内に15の本館と1つの分館がございます。この中で、睦合北公民館、相川公民館、愛甲公民館、森の里公民館、以上4館の非常用照明設備の修繕等をするほか、玉川公民館及び相川公民館の受変電施設に付随しております、高圧引込開閉器などを改修するものであります。補正額といたしまして612万9,000円、補正後の額として2億9,850万3,000円を計上するものであります。
     次に、スポーツ課の関係でございます。体育施設維持補修事業費といたしまして、愛名青少年広場及び新宿スポーツ広場の安全性を高める必要があることから、周囲に張られております防球ネットの高さをかさ上げするため、フェンス張替工事を実施するほか、南毛利スポーツセンターの間知ブロックや防煙シャッターの改修、さらにバックネットの改修工事を行います。また、猿ヶ島スポーツセンターにおきましては、自動給水装置を、安全確保の観点から交換などをする工事を行います。合計いたしまして2,569万9,000円、補正後の額といたしまして5億7,830万7,000円と計上したものでございます。
     恐れ入ります、4ページをお開きください。
     中央図書館でございます。中央図書館につきましては、厚木シティプラザの地下1階、それから2階、3階、4階の部分にございます。ここについて、安全性の確保や耐用年数維持を図るため、階段部分のタイルの剥離改修及び図書館の外壁部の雨漏り箇所を補修するため、外壁防水改修等を行うものでございます。補正額といたしまして793万5,000円、補正後の額として1億2,276万2,000円というような計上をするものでございます。
     以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     ただいまの説明に対しまして、何か質疑等ございますでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     それでは、特に質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第23号を可決いたします。
     報告事項1 小児生活習慣病対策推進委員会委員の委嘱について、報告お願いいたします。
  • 串田保健給食課長 それでは、小児生活習慣病対策推進委員会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
     厚木市小児生活習慣病対策推進委員会につきましては、小児生活習慣病の予防を積極的に啓発し、児童・生徒の健康を増進するために設置され、年間4回の会議を開催しておりますが、本年8月31日をもって任期が満了することに伴い、厚木市小児生活習慣病対策推進委員会規程第3条の規定により、新たに12人の方に委員を委嘱しようとするものでございます。
     恐れ入りますけれども、資料1の名簿を御覧いただきたいと思います。
     名簿にございます委員につきましては、学校医2人、学校歯科医及び学校薬剤師各1人、学校長2人、保護者の代表2人、養護教諭4人でございます。なお、公募による市民につきましては、広報紙やホームページにより募集をいたしましたけれども、応募者がなかったことから、今回は委員の委嘱はございません。また、今回の委嘱する委員の任期につきましては、平成22年9月1日から平成24年8月31日までの2年間でございます。
     以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     特にないようでございますので、報告事項1を終わります。
     報告事項2 厚木市立中学校選択制について、報告をお願いいたします。
  • 三橋学務課長 厚木市立中学校選択制について御説明を申し上げます。
     これにつきましては、内容が3つに分かれておりまして、新中1と保護者に対しましたアンケート調査結果、新中3と保護者にいたしましたアンケート調査結果、それと3つ目が、教職員に対して行ったアンケート調査結果になってございます。例年この時期に、新中1と保護者に対したアンケートの結果については、御報告を申し上げておるところでございます。順次御説明をさせていただきます。
     まず、毎年行っております、新中1と保護者に対してのアンケート調査結果でございますが、これは例年と総体的には変化はございません。
     まず、希望理由といたしまして、一番多かったのが部活動として選択制を選んだと、次が友人関係となってございます。
     2つ目の満足度については、大変満足した、満足した、これがそれぞれの項目について大半を占めているところでございます。
     また、部活動については、希望の部活に入部したがほとんどでございまして、通学距離につきましては、指定校より近いということで選択した理由を挙げてございます。
     5つ目の学校を選択する際に何から情報を得たかということにつきましては、一番多うございましたのが知人、友人の情報、次には20と多く書いてございますパンフレット、その次が説明会参加、口コミの方以外は、学校のパンフレット、それと説明会に直接来てみて、意思決定をしたという形でございます。
     6つ目の友人関係、これは先ほど同様たいへん良い、良いということがすべてでございました。
     今回、昨年までに、ちょっと項目を付け加えさせていただいて、希望して入学し、入部した部活動はどんなものだったかというアンケートをとりましたところ、ほとんどが左、これは体育会系からとったのですがに入っていたと。右が文化系のクラブでございますが、それを一固まりにしたというような内容になっております。
     裏面を御覧ください。中学校選択制に関しての意見等(主なもの)でございますが、友人関係はやはり、例年同様、新しい生活にスムーズに慣れることができていて、仲の良い友達も多いから良かったと。また部活動については、たまたま希望の部活がなかったのだけれども、武道場を使用して、それなりの練習をしていると。また教育環境については、非常に生徒が落ちついていると。授業も安心して受けられるし、先生方も手厚くしてくれると。通学距離等については、先ほどございましたように、近くて良かった。その他、人数、これは大規模校に入った方だと思いますが、人数が多い分いろいろな人がいて、環境がさまざまなことにより、気づかされているようだと。
     学校生活に満足しているかということについては、先輩も優しいし友達もできた、毎日が楽しいということ。中学校選択制に関しての意見については、もっと学校行事等を見られたら良かったのにというような話も載っております。
     次に、新中3と保護者、これは2年間たって、最終学年でどういうような感想、又、意識の変化が表れたかというのを、とってみたいという発想のもとに行ったものでございます。
     希望理由につきましては、1年生のときとほとんど同様でございまして、2つ目の今後どのようになればよいと思いますかについては、今のままでよいと。部活動、通学距離等については、1年の場合と同様でございます。
     また、5つ目の学校を選択するに当り欲しかった情報、これは振り返ってみて、どんな情報が欲しかったというような問いかけでございまして、一番多いのは部活動の見学・説明。これは希望される方に部活動が多かった、そういうのもあるのですが、もっとよく初めに知りたかったというような内容となっております。
     また、友人関係については、先ほど同様、たいへん良いというのがほとんどでございます。また、住んでいる地域とのつながりが希薄になったのではないかという、若干の危惧がございましたので、これを設問にしたところ、逆にそうは思わないというのが半分以上を占めたのが結果になってございます。また、8、希望して入学し、入部した部活動、これもやはり左の体育会系がほとんどで、文化部は吹奏楽が1人あるということでございます。
     裏面を御覧いただきます、中学校選択制についての意見等(主なもの)。友人関係、やはり1年生のとったときと同様に、頑張って充実した日々を過ごしていて良かったと。部活動は、希望したテニス部がなかったので、吹奏楽部に入って非常に良かった。教育環境についても、ちょっと残念な部分があるんだけれどもというような話はありました。通学距離については、当初は心配だったけれども、今は問題ないと。住んでいる地域とのつながりが希薄になったというのは、先ほどでお分かりのように、どちらとも言えない部分はあるんだけれども、部活動も忙しいし、逆に活躍しているんだなということが分かったというような話と、選択制でつながりが希薄になるということは、そうではないのではないかというようなこともございました。
     中学校選択制に関しての意見等については、制度がとても良かった、見学も早い時期に行われて良かったなという意見。また、これはちょっと抽選になった方からの話だと思うのですが、学校別で人数を増やして抽選にならないようにしてほしいというお話。今後、どのようになれば良いかという話については、やはりもう一度出てきたのは、抽選をなくすというのはどうでしょうかというようなことが提出されてございます。
     そして、3つ目の教職員用アンケートに移らせていただきます。これは、前2つの1年生、3年生のアンケート調査と比べますと、かなりはっきりとした対比が浮かび上がってまいります。
     まず、アンケートの対象でございますが、これは、校長先生、教頭先生、総括教諭の方でございます。そうした中での回収率が81.3%でございます。最初、これは質問項目多うございますので、特徴的なものをピックアップするような形で、御説明に代えさせていただきます。
     1つ目でございますが、まず中学校選択制は、文科省よりこのように3つ4つの効果が上がるという形を言っているのだけれども、本市の中学校選択制についてどう思いますか。成果が上がっている、ほぼ上がっている、あまり上がっていない、上がっていないと4択でいきますと、残念ながらあまり上がっていないが半分ほどを占めていた。しかしながら、成果が上がっているとほぼと比べて、約3割になるかなと。
     2つ目の制度の存続でございますが、これは現行制度を存続するが17.1%、見直しをして存続するが44.7%、廃止を含めた検討をするが38.2%でございます。これで際立ったところは見直しをして存続するが一番多うございまして、現行制度を存続すると合わせますと、6割以上の方が何らかの形で存続が望ましいのではないかというような結果となってございます。
     2ページを御覧いただきたいと思うのですが、入学した生徒について、どのような感触を持っていられるかということにつきましては、感触を持っている方は、本人または保護者に課題がある割合が高いということがかなり寄せられていた。
     また、その下の欄で、通学に関してはどうなのかということについては、下校時の交通安全指導がちょっと難しいところがありますよというようなお話。
     また、3ページの中段でございますが、中学校選択制を選んだことにより、住んでいる地域とのつながりが希薄になりましたかというようなお話については、そう思うが38%、どちらともいえないが40%、そうは思わない以下に分かれておりまして、先ほどの中1、中3のアンケートとはちょっと対比をしているような形になっております。
     なぜそう思われたかは、下にそれぞれ簡単に示してございます。
     4ページに移らせていただきます。4ページの一番真ん中でございますが、中学校選択制が実施されてから、メリットと感じていることはあるか。学校経営・運営についてでございますが、無しという方が4分の3を占めている。逆に、デメリットと感じているのが、5-2で書いてございますが、それの意見によりますと、職員数が不安定になるというようなことがございました。
     また、5ページの一番下の6でございます。今後、本市の中学校選択制が一層の成果をあげられるようにするにはどういったことが必要だと思うか。これは、6択という中でお尋ねしたものでございますが、一番多いのは人的な支援、次に教育の質を高めるような具体的な施策の支援。これは6ページの冒頭から、それぞれパーセンテージとして記してございます。
     また、最後、8、7ぺージの一番上でございますが、今後の本市の中学校選択制について、御意見がありましたらという設問につきましては、保護者・生徒のニーズにこたえるための手だてだとは思うが、理想どおりにはいっていないように思うと、廃止も含めて再検討していただきたいという意見が、ほかにも5件ほどあったと。あとは、現場の最前線の声を聞いてくれと。魅力ある学校づくりには、それなりの支援をしていただきたいということが主な回答となってございます。
     以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
     ただいまの報告に対しまして、何かご意見とかございますでしょうか。
  • 難波委員 すみません、ちょっとお聞きしたいと思います。私、まだ教育委員になりたてなものですから、お聞きしたいのですが、こういうアンケートは、生徒と保護者を対象にしたアンケート、それから教職員用のアンケート、こういうふうに毎年やっていらっしゃるのですか。
  • 三橋学務課長 毎年やっておりますのは、新中学1年生と保護者に関したアンケートのみでございます。新中学3年と保護者については今回初めてとりまして、過去に教職員アンケートは、平成19年度にもっと完全な形のものを1回だけ実施したことがございます。
     以上でございます。
  • 難波委員 ありがとうございます。
     今、突然お聞きして、的を射ない質問かもしれませんけれども、子どもたちに対して、すごくこの選択制について好意的というか、良かったという意見が多かったのに対して、現場の監督の先生方は、どちらかというと否定的な御意見が多かったように思うのですけれども、具体的には後ろの方の部分で出ていたような気がしますけれども、こういう生徒と、それから先生方とのこの選択制についてのギャップについて、教育委員会というか、担当の人としてどんなふうにお考えなんでしょうか。
  • 三橋学務課長 分析については、今、御案内のとおりでございます。入った生徒については、非常に良かった、制度があってうまかったというようなことが、毎年のアンケート調査で裏づけられています。片や、学校現場におかれては、遠くから来るということもございますと、当然、生活指導面でも遠くまで行って、それなりの対応をしないといけないということに始まって、なかなか御苦労が多いということが指摘されておりまして、それもまた現実的には理解をするものではございます。
     また、そうしたことから、なぜこのような形で、今年度3種類もとったのかと申しますのは、一つは、平成17年度からこれがスタートいたしまして、一定期間が過ぎて安定的にはなってきたものの、やはりそこには何か改善すべきことがあるのではなかろうかと、それを踏まえまして、このようなアンケートをとったものでございます。それに、昨年度ではございますが、職員のプロジェクトチームをつくりまして、この問題について検討をしている最中でもございます。
     以上でございます。
  • 難波委員 はい、ありがとうございます。
     今の御説明ですが、ここに来て5年経過をしたところなので、現場の先生方の御意見も今回取ったということ。そうなりますと、今後こういったアンケートをもとに、教育委員会としてどうしていくのかということを考えていくということで、私、理解してもよろしいのでしょうか。
  • 三橋学務課長 そのとおりでございます。
  • 難波委員 ありがとうございました。
  • 内田委員長 今、難波先生からお話がありましたように、保護者のサイドのアンケート結果と、教職員のアンケート結果とで、ずれが出ているようでございますので、慎重にこれからもこのような調査をして、慎重にかかっていただきたいと思います。前にも申し上げていましたように、御本人の意思じゃなくて、保護者の意思が強く出て、学校を選択し、そこがうまくいかなくて、また元に戻ったと。その戻った学校でも非常に大変、先生方に御迷惑をかけているというような例も出ているようでございますので、面接等慎重にしていただいて、今後の対応をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 山本委員長職務代理者 今、お話がありましたように、慎重に手続をとっていくというのがありましたけれども、保護者とそのお子さん、各家庭でも十分に検討されていることだと思いますし、それから学校関係者、それから教育委員会等でもさまざまな形で、できるだけ綿密な相談をされてきて、まだまだ、そういう要素もあるということも言えるでしょうし、十分努力してきていますよという部分もあると思います。本当にその苦労には感謝しなきゃいけないなと思っているところです。
     この資料について一つ質問ですが、この三つのアンケート結果については、公表はどういう形でされるのでしょうか。
  • 三橋学務課長 基本的には、アンケートに御協力いただいた教職員の皆様方にも、しかるべきルートを通じて公表しなければいけないと考えています。ただ、順序立てて行う必要があろうかと思いますので、それは今後どのような形で伝達すればよろしいのかを決めまして、行いたいと考えております。
  • 山本委員長職務代理者 わかりました。ありがとうございます
     2点目なんですが、この三つ目のアンケート、学校関係者の方に対するアンケートの中の5ページの6番、今後、本市の中学校選択制が一層の成果を上げられるようにするには、具体的に何が必要と思われますかという質問に対しての回答ですが、これは、これからの学校にとても大事な目標となるというか、目指していかなければならないものが凝縮されているように感じています。(1)番の、生徒が魅力を感じる特色ある学校づくり、それと、そのPRなど一例をとっても、本当に大事だなと思うところがあります。
     例えば1番、2番のアンケートの結果などで見ましても、学校選択制を希望した理由として、部活というのがありますが、その部活の中でも割合、体育・運動系というようなところが多いわけですね。これは、全国大会、関東地区大会、もちろん県大会等で代表になったとかいろいろ、表に努力している成果が見える部ですね。それと比べると、文化的なものというのは、結構努力していても、とてもいろいろ中身の濃い良い部活動もあると思うのですが、県大会とか全国大会とかに表立って出るような場面が少ない。そうすると、それを目指していこうという方、利用していこうという方が少なくなるわけです。
     できるだけ、良いことはもっともっとPRをしたり、学校の特性というか良いものを、持っているものを、もっともっと外へ出していく必要があるんじゃないかなと、改めてこのアンケートを見て感じました。実際に選択制をどう運営していくかということもありますが、学校関係の方がこれだけ(1)番から(6)番、その他いろいろあると思いますが、ぜひそれをまとめられたアンケートを生かしていく形で、進められると良いなという希望を持ちました。
     本当にありがとうございました。
  • 三橋学務課長 今の御意見を今後の議論の参考にさせていただきたいと思います。
     以上です。
  • 内田委員長 よろしくどうぞお願いいたします。
     ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。
     それでは、ほかにないようでございますので、報告事項2を終わります。
     以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。
     これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会8月定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。

閉会時刻15時01分

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