平成22年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議情報

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成22年9月28日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 内田 忠行
委員長職務代理者 山本 玲子
委員 利根川 勇
委員 難波 有三
委員(教育長) 平井 広
事務局
柳川教育総務部長、今井社会教育担当部長、曽田学校教育部長、
小瀬村教育総務部次長、内山社会教育担当次長、松本学校教育部次長、
相原教育総務課長、宮崎学校教育課長、小林教職員課長、西川教育研究所長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

  1. 事務の臨時代理の報告について
  2. 事務の臨時代理の報告について
  3. 平成22年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校(抽出校)の分析結果について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

  • 内田委員長 皆さん、こんにちは。
    ただいまの出席委員は5人で定足数に達しておりますので、ただいまから、平成22年厚木市教育委員会9月定例会を開会いたします。
    厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山本委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
    それでは、教育長報告をお願いいたします。
  • 平井教育長 前回8月24日に開催されました8月定例会以後の主な行事等につきまして、また22年の厚木市議会9月定例会につきまして御報告申し上げます。
    お手元の資料にあります2番目に、9月5日の日曜日でございました。御覧のとおりに厚木市の職員による総合防災訓練が行われております。実は、ここでも自治会ごとに自主防災隊の皆様方が、防災訓練を行っていただいているわけですけれども、市内の小・中学校と一緒に防災訓練に参加させていただいて、大変良かったというようなお声も、私の耳に届いているところでございます。
    続きまして、5番目でございます。9月11日、第22回になります、心とまちのクリーン作戦、参加者400人、これは、毎年、高校生、大学生が実行委員会を組織いたしまして、今回も市内の各中学校生徒さんも大勢参加していただきまして、本当にまちを、そして心をクリーンにしようということで、活動をしていただきました。
    続きまして、すぐその下でございます。9月15日、水曜日においては、そちらの場所におきまして、厚木市小学校長会から平成23年度の予算要望書を受理させていただきました。校長先生方は、大変、こういう昨今の経済状況でございますので、その辺は十分に認識されておりまして、しかし、なおかつ、厚木市の教育充実のためにこういう部分をということで、御要望いただいたところでございます。
    7番目、その下でございますけれども、22年度、第65回になります関東合唱コンクール出場生徒激励会、出場校として南毛利中学校、そして藤塚中学校の合同の出場でございますけれども、生徒さん34人が来ていただきまして、激励会を行ったわけですけれども、私にとっては初めての経験がございました。それは、この34人の生徒さんが合唱を私に聞かせていただいた。本当に久々に生徒の歌声を聞く。本人たちは、一生懸命もちろん歌っているわけですけれども、周りで聞かせていただいている大人が、それによってエネルギーをいただいた、本当に元気になった1日でございます。
    同じページ、最後でございます。9月18日、19日、御覧の会場におきましB-1グランプリin厚木が無事に終了することができました。43万5,000人の方々に来場いただいたというお話も聞いております。私がお話したいのは、実は市民のボランティアの皆様、2,600人の方々に参加していただいて、また、もちろん市の職員も総動員で行ったんですけれども、このボランティアの中に、市内の中学生、そして高校生が大活躍していただきました。ごみの分別であるとか、汗びっしょりになりながら、お手伝いをしていただきまして、本当にこういう行事に積極的に参加してくださる中学生、高校生、そして大学生等の若い力に大いに期待しているところでございます。
    1枚おめくりいただきます。11番目に書いてあります。9月21日、火曜日、そちらの総合福祉センターにおきまして、22年度第1回目になります、子育てコミュニティトーク、対象の学校は御覧のとおりでございます。参加の方も御覧のとおりでございますけれども、22年度、計画では8回予定をしております。そのうちのスタートがこの日でございました。保護者の皆様方から、さまざまな御意見をいただく中で、小林常良市長と私がいろいろと対応させていただき、かつ、今、3人の部長もいるわけですけれども、教育総務部長、そして学校教育部長もこの会に出席をしまして、いろいろなお母さん方の御意見に対して受け答えをするとか、意見交換をしているところでございます。
    続きまして、12番目になります。9月23日から26日にかけて、中国の揚州市に、教育会議に参加するために行かせていただきました。様々な意見交換を通して、やはり国を問わず、教育がその国の未来を支えるのだ、子どもこそ国の宝だという認識においては、どの国においても同じなんだろうなと、そんな思いを強くいたしました。
    最後になりますけれども、22年の厚木市議会9月定例会、御覧の会期によりまして40日間行っているところでございますけれども、一般質問につきましては各議員から質問をいただきました。詳しいことは所管の部長から御報告をさせていただきます。
  • 柳川教育総務部長 それでは、平成22年市議会9月定例会につきまして概要を御報告申し上げます。
    本定例会は、先ほど教育長が申し上げましたように、8月27日から10月5日までの会期40日間で開催されております。概要につきまして各所管部から報告させていただきます。
    まず、教育総務部でございますが、提出議案は平成22年度一般会計補正予算(第3号)の1件でございました。一般質問につきましては、高田浩議員、石射正英議員、寺岡まゆみ議員、川口仁議員、名切文梨議員、井上武議員の6人の議員から10項目について質問がございました。
    まず、高田議員から、市政3年間の取り組みについて、教育について拡充した点は何かとの質問がございました。教育長から、教育委員会の取り組みとしては、平成20年3月に教育の中長期的指針として基本目標と基本方針を制定した。そして、この目標実現のため、教育充実プランを平成21年4月にスタートした。策定に当たっては、改革から充実へという考え方のもとに、3年間に238事業に及ぶ実施事業を計画した。特に充実を図った分野として、未来を担う人づくりのための学力の向上を目指した、学力ステップアップ推進事業を始め、教職員の資質の向上を目的とした先生のための研修事業や、安心・安全な教育環境の整備を図る小・中学校校舎補強事業など、他市に先駆けた事業及び独自性の高い事業を盛り込み、積極的な推進を図っている旨の答弁をいたしました。
    次に、石射議員から、教育委員会について、教育委員の英知、機能を十分に活用できているかとの質問がございました。教育長から、現在の教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第4項の規定に基づき、学校教育や社会教育に関する高い識見をお持ちの方で構成されている。こうした中で、本市教育の振興を図るため、さまざまな教育施策を展開する上で、各委員がお持ちの経験や知見が、適切に反映されているものと考えている旨の答弁をいたしました。
    次に、寺岡議員から、子どもの安全安心について学童通学誘導員を増員する考えはあるかとの質問がございました。教育長から、本制度は、県交通安全協会の学童等交通誘導員の廃止に伴い、新たに学童の通学路での交通安全誘導を行うため、各小学校からの要望に基づき、現地調査を行い、昨年度から運用している。現在は必要性の高い3カ所について、誘導員として7人の地元の方に協力をいただいている。増員については、現制度の課題を検証し、その結果で判断する旨の答弁をいたしました。
    次に、川口議員から、学校施設について、転落防止対策の進捗状況と今後の進め方はとの質問がございました。教育長から、学校施設の安全環境は、児童・生徒等の安全を確保するため、日ごろから安全点検を実施しており、平成20年度には、窓やバルコニー等からの転落を防止するため総点検を行い、安全対策を講じた。今年度においても、再度点検を実施し、窓のストッパーや手すりの設置などの安全対策を現在実施している。今後も、日常点検のほか、専門業者による点検を定期的に実施し、児童・生徒等の安全確保に努める旨の答弁をいたしました。
    次に、名切議員から、電解水利用による殺菌・消毒について、給食調理場など調理施設に取り入れる考えはあるか。学校など多くの市民が集まる施設で利用し、ウイルスの感染防止に活用する考えはあるかとの質問がございました。教育長から、給食調理場では、手洗いや洗浄、調理など、使用する水は様々な用途となる。また、多くの市民の集まる施設では、手洗い場やトイレなど多数の給水施設がある。このような施設に新たに電解水を使用した設備を取り入れるとなると、経費やスペースの問題があり、現時点では難しいものと考える旨の答弁をいたしました。
    また、同じく名切議員から、学校給食について、安全・安心・おいしい給食に向けた取り組み状況は、地産地消の進捗状況はとの質問がございました。教育長から、本市の学校給食は、文部科学省の学校給食衛生管理基準に基づいた衛生管理に努め、使用する食材は、原則として国産低農薬とし、地場産の野菜を取り入れ、さらに栄養士による勉強会を通して、安全・安心・おいしい給食の提供に向けた取り組みを行っている。地産地消については、学校給食への地場農産物導入及び食育・食農教育推進委員会を定期的に開催しており、関係機関や生産者の協力により、新鮮かつ旬の地場産食材を活用した学校給食を、全23小学校で月1回程度実施している。今後、食育推進の観点から、この取り組みを積極的に推進していく上で、平成23年度を目途に月2回実施できるよう、関係機関と調整を進めている旨の答弁をいたしました。
    次に、井上議員から、小・中学校における子どもの安全について、現状と課題はとの質問がございました。教育長から、教育充実プランに基づき、校舎の耐震補強事業を前倒して実施し、現在、建て替え中の南毛利中学校北棟を除く、全校の耐震化が完了したほか、児童・生徒が安心して登下校できるよう、防犯ブザーの配付や、学童通学誘導員の配置を行うなど、通学路の安全整備に努めている。
    また、清水小学校では、学校、PTA、地域の関係団体で組織するしみずっ子健やかネットワーク会議により、インターナショナル・セーフスクール認証取得に向けた取り組みを行っている。
    今後も、教育委員会として各学校と連携を密にし、子どもたちの安心・安全な環境づくりに積極的に取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
    さらに、井上議員から、学校給食について、調整業務委託業者についての現状認識はとの質問がございました。教育長から、学校給食は、教育の一環であるという特殊性があり、学校給食の教育的意義を十分理解する、的確な業者に委託する必要がある。そのため、学校給食の質の保持と安全性を確保するため、学校給食に対する考え方、確かな調理従事体制、研修体制などが整った業者を選定する必要があると認識している旨の答弁をいたしました。
    常任委員会につきましては、平成22年度一般会計補正予算(第3号)についてが、環境教育常任委員会で審査され、原案のとおり可決すべきものと決せられております。
    また、9月16日、17日開催の決算特別委員会におきまして、平成21年度決算の書類審査及び質疑が行われ、9月30日に採決の予定でございます。
    なお、議案の採決につきましては、議会最終日の10月5日の予定になっております。
    教育総務部の私の所管につきましては以上でございます。
  • 今井社会教育担当部長 それでは、引き続きまして社会教育担当の所管の部分について御報告を申し上げます。
    所管部分の一般質問につきましては、高田浩議員と石射正英議員のお二人から2項目について御質問がございました。
    まず、高田議員から、市所有の美術品の活用方法について具体的な考えはあるかとの御質問がございました。教育長から、所蔵している美術品類については、郷土資料館において、特別展、収蔵資料展で公開するほか、展示品を毎月入れ替えるホール展示などにより活用している。今年度は、公民館5館で公民館まつりと連携して、美術品を主体とした展示計画を進めている。
    今後においては、身近な公共施設等への出前展示を検討するなど、より多くの市民の方々に、美術品類を御覧いただけるよう、機会の増大に努めていく旨の答弁をいたしました。
    次に、石射議員から、公民館と地区市民センターの位置づけをどのように考えているかとの質問がございました。地区市民センターにかかわる質問もございましたため、行政全般の視点で市長から、公民館と地区市民センターは、それぞれの役割を持ち活動している。公民館については、社会教育法及び公民館条例に基づき設置しており、各種の学級講座や体育・レクリエーション等、社会教育の実践活動を展開するなど、社会福祉の増進を図るための地域の拠点施設ととらえている。また、地区市民センターについては、地域行政の総合窓口として、各地区での市民参加を積極的にサポートし、市民との協働によるまちづくりを推進するなど、公民館と同様に身近な拠点施設として、地域の実情に応じたきめ細やかな行政サービスを行えるよう、公民館に併設したものである旨の答弁をいたしました。
    環境教育常任委員会につきましては、先ほど柳川教育総務部長が御報告申し上げたとおりでございます。
    以上でございます。
  • 曽田学校教育部長 続きまして、学校教育部について御報告申し上げます。
    学校教育部の一般質問につきましては、松田議員、松本議員、川口議員、山本議員、石井議員、難波議員の6人から9項目について質問がございました。
    まず、松田議員から、小中一貫教育について市の考えはとの質問がございました。教育長から、義務教育9年間を見通した学校間の連携については、子どもたちの学力向上や、いじめや不登校などの、いわゆる中1ギャップの解消のために意義があると認識している。教育委員会としては、平成21年度から小中一貫教育推進事業を新規事業として立ち上げ、義務教育9年間の指導の一貫性と系統性を持たせたカリキュラム作成等の研究実践を進めている旨を答弁いたしました。
    次に、松本議員から、日本の伝統文化の取り入れについて、授業等で和楽器に触れているかとの質問がございました。教育長から、各小・中学校では、学習指導要領に示された指導内容に沿って、音楽科の授業において、和太鼓や箏の演奏など、和楽器に触れる機会を取り入れた指導を行っている旨を答弁いたしました。
    続いて、課外活動等も含め、学校教育の中で伝統文化の普及に努めているかとの質問がございました。教育長から、小・中学校では、各教科等において我が国や郷土の伝統や文化を受け止め、それを継承、発展させるための教育を行っている。特に、総合的な学習の時間や特別活動の時間などで、和太鼓、人形浄瑠璃、神楽など体験的な学習を取り入れ、親しみながら伝統や文化に対する理解を深めるなど、児童・生徒の発達の段階や地域の実情に応じた指導を行っている旨、答弁いたしました。
    次に、川口議員から、学校教育について、学校教育の更なる充実のためにどのような取り組みを考えているかとの質問がございました。教育長から、厚木市教育委員会は、基本目標である三つの力、拓く力、感じる力、築く力の育成に向けて教育充実プランを推進している。特に少人数学級編制については拡大の方向で検討している。
    なお、8月27日に文部科学省から、新たな教職員定数改善計画案を策定したとの発表があり、平成23年度から8年間で、段階的に少人数学級を実施するとの計画が示されたので、国の動向を注視しながら、市としての対応を進めていく。また、児童・生徒の学力向上や、いわゆる中1ギャップの解消等に向け取り組んでいく旨を答弁いたしました。
    続いて、特別支援教育支援のためにデイジー教科書を導入してはどうかとの質問がございました。教育長から、各学校は、特別な支援を必要とする児童・生徒一人一人の教育的ニーズに応じた、環境の整備や教材・教具の工夫など、指導の充実に努めている。学校におけるデイジー教科書の活用については、学習障害等の児童・生徒への教育的支援の一つとして認識しており、導入については、今後、研究を進めていく旨を答弁いたしました。
    次に、山本議員から、子どもの福祉について、学齢期の子ども、保護者等の相談、苦情窓口の利用の課題は何かとの質問がございました。教育長から、青少年教育相談センターでは、面接、電話、メールによる相談を行っており、またニーズに応じて時間外の受付も行うなど、利用者の利便性の向上に努めている。課題としては、面接相談について、原則予約制をとっているため、急に来所された方への相談対応が難しい場合があることなどが挙げられる旨を答弁いたしました。
    次に、石井議員から、少人数学級について、中央教育審議会の提言による少人数学級に向けて、市立小・中学校での今後の取り組みの考えはとの質問がございました。教育長から、本市では、小学校1年生について35人以下での学級編制を実施し、きめ細かい指導を進めているところであり、少人数学級編制については拡大の方向で検討している。
    なお、8月27日に文部科学省から新たな教職員定数改善計画案を策定したとの発表があり、平成23年度から8年間で段階的に少人数学級を実施するとの計画が示されたので、国の動向を注視しながら、市としての対応を進めていく旨、答弁いたしました。
    次に、難波議員から、子どもの教育について、学力向上に向けた取り組みはとの質問がございました。教育長から、厚木市教育充実プランに基づき、平成21年度から学力ステップアップ推進事業を通して、児童・生徒一人一人の実態に応じた、きめ細かな学習指導の充実を図っていく。具体的には、本市の独自事業として、中学校への補助教員や小学校への算数・理科支援員の派遣、小学校放課後あつぎ元気塾の実施など、児童・生徒が、自ら考え、学ぶ楽しさを実感できるように、学力向上に向けた取り組みを実施している。また、各種研修会の実施や、校内研究会における指導助言等を通して、教員の指導力向上を図っている旨を答弁いたしました。
    続いて、全国学力・学習状況調査の成果と課題はとの質問がございました。教育長から、平成21年度まで全校参加で実施した全国学力・学習状況調査では、学校が、各児童・生徒の学力と学習状況を把握し、教育指導や学習状況の改善等に役立てることや、教育委員会や学校等が、自らの教育や教育施策の成果と課題を把握し、改善を図ることという目的に照らし、一定の成果があったものと認識している。平成22年度から抽出方式に切り替わったため、各学校のデータがそろわず、当初の目的が果たせなくなったことが課題であると考えている旨を答弁いたしました。
    環境教育常任委員会につきましては、学校教育に係る案件はございませんでした。
    16、17日の決算特別委員会におきまして、平成21年度決算の書類審査及び質疑が行われ、採決の結果、賛成全員で認定すべきものと決せられております。
    以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの報告に対しまして何かございますでしょうか。
    それでは、特にないようですので、教育長報告を終わります。
    本日の日程のうち、報告事項1、事務の臨時代理の報告については、児童・生徒個人に関する情報が含まれる報告であり、また報告事項2、事務の臨時代理の報告については人事に関する案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、この件については会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 内田委員長 御異議ありませんので、報告事項1及び2につきましては非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
    報告事項3 平成22年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校(抽出校)の分析結果について、報告をお願いいたします。
  • 西川教育研究所長 それでは、平成22年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校(抽出校)の分析結果について御報告申し上げます。
    平成22年4月20日火曜日に実施した全国学力・学習状況調査について、7月30日、文部科学省から教育委員会に調査結果が届きました。
    本年度の調査においては、調査の対象学年は、昨年度までと同じく、小学校第6学年及び中学校第3学年でしたが、調査の方式が全員参加の悉皆調査から、抽出調査に切り替わりました。厚木市の抽出校は、小学校3校、中学校2校でございます。お手元にございます資料3につきましては、抽出調査の結果をまとめたものでございます。
    それでは、資料の1ページを御覧ください。
    初めに、前文において、今年度から国が無作為に抽出した学校の児童・生徒の結果のみ反映されていること、本調査結果を受け、教育委員会が各学校における改善への取り組みを支援すること、また、調査結果の公表については十分配慮して取り扱うことを示しております。
    次に、調査の概要について、これを2ページまでにわたり、示しております。(1)調査の目的、(2)調査の対象学年、(3)調査の内容、小学生は国語と算数の2教科と生活習慣や、学習環境に関する質問紙、中学生は国語と数学の2教科と生活習慣や学習環境に関する質問紙に回答いたしました。調査日は先ほど申し上げましたように、平成22年4月20日火曜日に実施いたしました。調査に参加した児童・生徒数は抽出校の人数のみ記載しております。参考までに、全国と神奈川県の抽出学校数及び抽出率を記載しております。本年度につきましては、抽出校のみの実施であり、本市の全学校の平均正答率にはなりませんので、平均正答率の状況を記載しておりません。
    3ページから6ページまでわたり、2教科に関する調査結果について、教育委員会指導主事が分析したものでございます。小学校の国語と算数、中学校の国語と数学に分けて、特徴があると認められる点について分析をいたしました。それぞれ相当数の児童・生徒ができているもの、課題と考えられるもの、指導改善の工夫について記載をしております。
    7ページからは、児童質問紙及び生徒質問紙調査に関する抽出調査の結果を記載しております。市内抽出校の児童・生徒の特徴点について、小学校と中学校に分けてまとめたものでございます。
    今後の対応については、学校教育課長が御報告申し上げます。
  • 宮崎学校教育課長 今後の対応について御報告申し上げます。資料8ページを御覧ください。
    4、今後の対応といたしまして、四つの項目について記載をしております。
    1点目といたしまして、今回の結果を基に、教育委員会と各小・中学校担当教員による、学力・学習状況改善に向けた検討委員会を開催し、計画的な取り組みの推進を図ってまいります。
    2点目といたしまして、教育委員会基本方針に基づき、厚木市教育充実プランにより、確かな学力の確立に向けた各学校の継続的な取り組みを積極的に支援し、学力向上を図るための取り組みを進めてまいります。
    3点目といたしまして、各学校においては、児童・生徒の学力向上を図るための授業改善推進プラン全体計画を作成し、授業内容や指導方法の改善を図る取り決めを進めてまいります。
    4点目といたしまして、学校においては、児童・生徒の学力向上に向けて、保護者や地域等の理解と協力のもとに連携を図りながら、学習習慣や生活習慣等の改善に向けて取り組みを進めてまいります。
    以上、今後の対応として四つの項目にまとめましたが、今後、教育委員会といたしましても、授業改善を図り、研修、情報交換、意見交換の充実等、取り組みを進めてまいります。
    また、公表につきましては、今後、小・中学校校長会で事前に説明をした後、この資料の内容を市のホームページによって行う予定でございます。
    以上、御報告申し上げます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの報告に対しまして、何か質疑等ございますでしょうか。
  • 山本委員 まとめのいろいろな情報、様々な角度から検討していただいたこと、ありがとうございました。
    それで、昨年も、私、こういう資料をいただいたときに感じたんですが、今回も同じようなことを感じています。具体的に、小学校、中学校の問題について分析をされているものもとても大事なんですが、特に、今後の対応というところをいつも注意して見せていただいております。その実施した成果を、それから実態を受けて、教育委員会としてどのように取り組んでいったら良いかというのを、具体的な手だてを挙げて努力してくださっています。ありがとうございます。
    今年も同じように、1から、特に教科等については3、それから学習習慣や生活習慣の改善については4を対応としてまとめてくださっておりますが、こちらの内容について、より具体的に、そして実施したことに対してどのようなところへ到達できたかというのを、計画を立てたのと同時に、具体的な結果というか、まとめというものも意識して積み重ねていくと、様々な配慮、手だてがなされているのが、より効果的になっていくのかなというのを感じました。できましたら、今年も同様に、様々な手だてをされているものが有効に生きるような方向性で進めていただけたらと思っております。ありがとうございました。
  • 内田委員長 ありがとうございました。ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。
    それでは、ほかにないようでございますので、報告事項3を終わります。
    次に、委員長の選挙に入ります。
    事務局から説明をお願いいたします。
  • 相原教育総務課長 それでは、委員長の選挙につきまして御説明を申し上げます。
    内田委員長の委員長としての任期が、明後日、9月30日をもって満了いたしますことに伴いまして、平成22年10月1日から平成23年9月30日までの1年間の新たな委員長の選挙を行っていただきます。
    委員長につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第1項で、選挙をしなければならないと、そういった旨の規定がございます。厚木市教育委員会会議規則第5条で、これを受けまして、無記名投票により行う旨、規定がされてございます。
    委員長選挙につきましては、同法同条第2項で委員長の任期は1年とすると規定されていることから、教育委員会委員としての任期が10月1日から1年以上ある者が委員長選挙候補者となります。
    また、12条では、教育長に任命された委員は除くという規定もございますので、候補者といたしましては3人になります。また、投票につきましては、委員全員に選挙権があるというような形になってございます。
    以上のとおりでございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの説明に対しまして何か御質問ございませんでしょうか。よろしいですか。
    それでは、特に質疑がないようでございますので、委員長の選挙を行います。
    選挙の執行に際しましては投票によるものとし、投票及び開票の立会人として事務局の柳川教育総務部長を指名したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 内田委員長 御異議はございませんので、柳川教育総務部長に立会人をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
    これより選挙を行います。投票用紙の配付をお願いいたします。
    配付漏れはございませんね。
    それでは、投票用紙に御記入をお願いいたします。
    記入が終わりましたら投票していただきます。
    投票を終了いたします。これより開票いたします。
    それでは、開票の結果を事務局から発表願います。
  • 相原教育総務課長 それでは、厚木市教育委員会委員長、開票結果を発表いたします。
    出席委員は5人でございます。
    投票総数5票、有効投票数5票、有効投票中、山本委員4票、利根川委員1票、以上で開票結果の発表を終わります。
  • 内田委員長 選挙の結果、山本委員が委員長に当選いたしました。
    以上をもちまして、委員長の選挙を終了いたします。
    ただいまの選挙の結果、山本委員が委員長に当選されましたので、一言ごあいさつをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 山本委員 それでは、10月1日からの教育委員長として任務を受けました山本でございます。
    2年前に教育委員を受けさせていただいたときに、教育委員会って、いつ頃から始まったんだろう、どんな仕事をどんなふうにしていくんだろうというのを、ちょっと調べてみたことがありました。戦後、GHQの指導を受けて、1948年、昭和23年に教育委員会というのがスタートしたというのを見ました。私よりちょっと若いのかなというようなことを感じたものですから、その年を覚えていたというわけですが、その役割、仕事について自分がどのようにできるだろうかと思いつつ、自分の可能な力で努力してまいりました。
    ここで、委員長という大変大事な役を仰せつかりましたが、できるだけ新しい発想、不易と流行を大事にしながら、そして距離と接近を大事にしながら、厚木の教育がより良い方向になるように、未熟ですが、努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 内田委員長 よろしくお願いいたします。
    次に、委員長職務代理者の指定を行います。
    事務局から説明をお願いいたします。
  • 相原教育総務課長 それでは、委員長職務代理者の指定につきまして御説明を申し上げます。
    本市教育委員会では、新委員長の下で新たな委員長職務代理者の指定をしております。つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第4項及び厚木市教育委員会会議規則第6条の規定によりまして、委員長が会議に諮って指定することとなっています。
    以上でございます。
  • 内田委員長 ありがとうございました。
    ただいまの説明につきまして御質問はございませんでしょうか。よろしいですか。
    それでは、当教育委員会において10月1日以降の教育委員長職務代理者の指定を行うに当たり、慣例として新委員長にお考えをお聞きしたいと思いますが、お願いいたします。
  • 山本委員 利根川委員にいかがでしょうか。お願いいたします。
  • 内田委員長 それでは、利根川委員に教育委員長職務代理者をお願いしたいと思います。
    利根川委員を委員長職務代理者に指定してよろしいですね。
    (「異議なし」との声あり)
  • 内田委員長 それでは、10月1日以降、利根川委員に教育委員長職務代理者をお願いいたします。
    以上をもちまして、委員長職務代理者の指定を終わります。
    それでは、10月1日から利根川委員を教育委員長職務代理者に指定しますので、一言ごあいさつをいただきたいと思います。
  • 利根川委員 指名されましたので、利根川、快く受けさせていただきます。
    もう2年が経ちます。この教育委員会というのはどんな仕事をやっているのか、本当に途方に暮れておりました。現在でも、まだまだ未熟ですけれども、山本委員長を少しでもサポートしながら、また、この教育委員会が本当に今以上に活性化できるように、微力ではありますけれども、協力していきたいと思います。是非よろしくお願いいたします。
  • 内田委員長 どうもありがとうございました。
    ここで、9月30日付で退任をいたします私から、退任のごあいさつをさせていただきたいと思います。
    この度、9月30日付で、2期8年にわたり、大変長いこと皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。心より感謝、御礼申し上げる次第でございます。
    この在任の8年間、いろいろございましたが、中心にあるのは、一言で申しますと、いつも児童・生徒の幸せを願う気持ちでございました。バトンタッチいたしました、次期山本委員長を始めとする教育委員、教育委員会皆様の御健康とますますの御活躍をお祈り申し上げます。
    小林常良厚木市長をリーダーとする厚木市の御発展、教育委員会のますますの御発展、学校現場の御発展、児童・生徒の元気な躍進を願っております。
    微力な私を今日に至るまで、御支援、御協力いただきました多くの方々に感謝し、甚だ簡単ではございますが、退任のあいさつとさせていただきます。
    明日からは、声楽家としてうたやに戻ります。本当にありがとうございました。
    それでは、ここで暫時休憩といたします。
    再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。

暫時休憩14時53分

再開時刻14時55分

報告事項1 事務の臨時代理の報告について
(資料に基づき説明し、了承された)

暫時休憩14時58分

再開時刻15時00分

報告事項2 事務の臨時代理の報告について
(資料に基づき説明し、了承された)

  • 内田委員長 以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会9月定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。どうもありがとうございました。

閉会時刻15時03分

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