平成22年厚木市教育委員会11月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議情報

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成22年11月25日木曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 山本 玲子
委員長職務代理者 利根川 勇
委員 難波 有三
委員 新川 勉
委員(教育長) 平井 広
事務局
柳川教育総務部長、今井社会教育担当部長、曽田学校教育部長、
小瀬村教育総務部次長、内山社会教育担当次長、松本学校教育部次長、
相原教育総務課長、三橋学務課長、三橋文化財保護課長、宮崎学校教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

 日程1 議案第24号 平成22年度教育予算補正(案)について

3 報告事項

  1. 埋蔵文化財試掘調査における死亡事故について
  2. 市立小学校における児童の負傷事故について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時01分

  • 山本委員長 定刻になりました。皆さん、こんにちは。現在の出席委員は5人で定足数に達しております。
    ただいまから、平成22年厚木市教育委員会11月定例会を開会いたします。
    厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、難波委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
    初めに、教育長報告をお願いします。
  • 平井教育長 それでは、前回10月26日に開催されました、10月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
    お手元の資料、1ページ目の1番でございます。10月28日、玉川中学校におきまして、玉川中学校郷土学習発表会が行われました。実は、玉川中学校の郷土学習発表会で見学をさせていただいたのは二つございまして、一つは相模人形芝居、もう一つは相模里神楽でございます。それぞれ相模人形芝居においては長谷座の方々に御指導いただいたり、さらに里神楽におきましては、柿澤社中の柿澤代表に御指導いただきましたり、非常に伝統芸能、文化に接する機会を子どもたちが本当に楽しんでいる、そういった様子を見させていただきまして、本当にこういった伝統文化、伝統芸能というのを大事にしなければいけないなと、そういう思いを強くした次第でございます。
    続きまして、2番目です。同じ日でございますけれども、そちらに書いてある場所におきまして、仮称でございますが、第2次厚木市教育充実プラン検討会委員委嘱を行いました。委員の皆様全員で10人でございます。構成メンバーといたしましては、小・中学校の校長先生の代表、小・中学校の先生の代表、また保護者の代表の方、あるいは公募によりまして市民の方にも入っていただいて、今後、検討会委員としての活躍をいただくわけです。この仮称第2次厚木市教育充実プランにつきましては、平成24年度から26年度までの3年間の実施計画をここでまたつくろうと、いずれにしましても、厚木市の教育の基本目標を達成するために、それぞれの期間でどのような実施計画を立てたらいいかというのを議論してまいりたいと考えております。
    続きまして、3番目になります。10月31日、日曜日でございました。厚木中央公園におきまして、2010あつぎ環境フェア表彰式に出席させていただきました。市内の子どもたちの絵であるとか、いろいろ作品を提出していただきまして、私からも教育長賞として、応募していただいた受賞の子どもたちとお会いした次第でございます。こういった取り組みを通して、各学校においても環境問題に対する意識を高め、ひいては環境教育の充実を図ってまいりたいな、こういうふうに思っておるところでございます。
    同じく6番目でございます。11月5日でございました。そちらの場所におきまして、臨時教育委員会連絡会議、これは課長職以上を対象にした会議でございます。後ほど報告事項の一つとして挙げておりますけれども、11月1日に埋蔵文化財の試掘調査をしている最中におきまして、大変大きな事故が発生してしまいました。そのことについて担当課だけの問題ではないと。教育委員会、私たち全員が共通の思いで再発防止、事故防止に向けて徹底した仕事をしていかなきゃいけないんだという趣旨のお話をさせていただいたところでございます。非常に私自身も大変な事故が起きてしまったということにつきましては非常に残念で、遺憾の気持ちでいっぱいでございます。
    続きまして、その下、7番目でございます。同じ日、そちらの場所におきまして、これはうれしいお話でございましたけれども、絵本の寄附の受け入れをさせていただきました。そちらに書いてございます絵本のお店を経営している方から、絵本の寄附をいただいたものでございます。小学校23校に各1冊、それから、中央図書館にも1冊寄附をいただいたものでございます。
    内容については、この絵本は寄贈していただいた方自身がお作りになったものでございます。内容については、この方のお母様が東京に住んでいたころ空襲に遭って、そのときの大変さと、二度と戦争につながるようなことがないようにという平和への思いを、娘さんにいつも話していた、それを絵本にまとめたと、そういう内容でございます。
    私自身も一緒に見させていただきました。今後、こういう絵本を通して、子どもたちにも平和の大切さ、平和教育の徹底の一つに使ってみたいな、そんな気持ちを強くしたところでございます。
    続きまして、1枚おめくりいただきます。裏面の2ページ目です。
    16番目、11月11日、木曜日でございました。この4階の教育委員会会議室におきまして、臨時の厚木市小・中学校長会議を開かせていただきました。
    これにつきましても、後ほど、またお話をさせていただきますけれども、11月10日に厚木市内の小学校において、バスケットボールのゴールが倒れて、そのことで大変重大な事故を起こしてしまった、私も含めて、学校関係者が学校の日ごろの安全点検のあり方について、一層注意をしなきゃいけないと思った事故がございました。
    それを受けまして、11月11日に各小学校、中学校の校長先生においでいただいて、日ごろの安全点検のあり方であるとか、各学校における先生方を通した子どもさんへの指導のあり方であるとか、そのことについて再度徹底するようにと指示をしたところでございます。
    3ページ目でございます。21番目になります。11月16日、火曜日でございましたけれども、同じ場所におきまして、これは定例の第4回目になります厚木市の小・中学校長会議がございました。先ほど申しました小学校における重大事故についての、その後の情報を提供するとともに、再度、教員一人一人が安全意識を高めて、安全点検を徹底するようにという指示をしたところでございます。
    続きまして、22番目でございます。11月17日、厚木市立清水小学校におきまして、厚木市立清水小学校インターナショナルセーフスクールの現地審査が行われました。今、お話ししました大変重大な事故を起こしてしまった後でございましたので、私どもとしては校長先生とも協議しまして、WHOの方に事実をすぐに報告をさせていただいたところでございます。この17日におきましては、バスケットゴールが倒れたその事故の現場も、現地審査員さんが視察をいたしまして、その後、事故防止、再発防止に向けて学校がどのような取り組みをしているかということについても事情聴取を受けました。
    そうしたことを経た段階で、この日におきまして、審査員の方から清水小学校の過去の取り組みは、インターナショナルセーフスクールの認証取得が目的ではなかったはずであると、それを一つの目当てにして、より一層安心・安全な学校づくりが本来のねらいであるのだから、起きてしまった事故においては本当に不幸で大変なことではあるけれども、そのことによって安心・安全への取り組みをストップするべきではない、けがをしたお子さん、あるいはその御両親の気持ちにもこたえるべく、より一層良い学校をつくるのが学校の責任ではないかというような趣旨のお話もいただきました。
    そうした現地審査を受けての翌日、11月18日の木曜日におきまして、清水小学校においては、インターナショナルセーフスクールの認証を正式にいただきまして、その認証式典が行われました。清水小学校の校長先生を始め、各先生方は、今回の認証取得を新たな気持ち、スタートの日として、あるいは校長先生は今後、一切学校内における事故を無くすんだという誓いの日にしたいというお話もされていました。そういった意味で、清水小学校の子どもさんの活動の内容の発表があったわけですけれども、私としても子どもたちのそうした自立的・自主的な活動に大変うれしく思った次第でございます。
    先ほどの話と重なりますけれども、インターナショナルセーフスクールの認証を受けたから、これで良かったということでは決してないということについては、教育委員会の職員一同、そして学校の先生方も全員それを思っております。3年後にはISSの再申請、そして再認証を受けるべく覚悟しながら、より一層清水小学校を核として、厚木市内の小・中学校が安心で安全な学校になるよう、鋭意努力してまいりたいと思っている次第でございます。
    続きまして、24番目でございます。11月19日、そちらの場所におきまして、厚木市のセーフコミュニティ認証式典及び認証祝賀会が行われました。おかげをもちまして、厚木市におきましても、国内で3番目にセーフコミュニティの認証取得をいただくことができたと、併せて清水小学校においてもISSの認証をいただくことができた。ダブル認証ということで、非常にそういった意味では責任の重さを自覚する日でもございました。
    続きまして、26番目になります。11月20日、神奈川工科大学におきまして、環境・エネルギーシンポジウム2010が行われました。これについては、各委員に御案内のように、環境問題が非常に山積している中で、いかにして省エネルギーを通しての環境を改善するということができるかといったことをテーマにしたシンポジウムでございます。当日は南極と神奈川工科大との間で無線交信が行われる催しも披露されました。大変すばらしい企画でございましたので、私どもも市内の各学校に案内をして、できる限り子どもさんにも参加してほしい旨お願いしたわけですけれども、現実的にはこの週間というのは、中学校におきましては一、二年生の学期末テストの時期と重なってしまいまして、大変すばらしい内容ではあったんですけれども、中学生の参加が非常に少なかったという意味で、来年においては日程も含めて、もっと大勢の中学生、高校生にも参加していただければありがたいなというふうに思った次第でございます。
    以上でございます。
  • 山本委員長 お疲れさまでした。それでは、教育長報告を終わります。
    審議事項に入ります。日程1 議案第24号 平成22年度教育予算補正(案)についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いします。
  • 三橋学務課長 議案第24号につきまして御説明を申し上げます。
    提案理由でございますが、平成22年度教育予算補正(案)について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められたので、これに同意する旨でございます。
    1枚おめくりください。
    平成22年度教育予算補正(案)総括表でございます。教育総務部の欄でございます。補正前の額といたしましては52億2,516万7,000円に対しまして、今回の補正額が888万3,000円、補正後の金額は52億3,405万円となります。
    また1枚おめくりいただきたいと思います。
    内訳でございます。教育振興費、中段に書いてございますが、これらのうち、右に目を転じていただきますが、扶助費としての小学校就学支援事業費の増として790万9,000円、同じ扶助費としての中学校就学支援事業費の増として97万4,000円の金額が出ております。
    今回の補正の理由でございますが、経済的な理由により就学が困難な児童・生徒の保護者に対して、学校給食費や学用品費などの経費の一部を支給し、保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、教育の機会均等を図るものでございます。具体的には小学校、中学校それぞれの当初認定者数が、予算計上時の人数に比べまして大幅に伸びましたため、学校給食費等の支給額が伸びたことにより補正を行うものでございます。
    では、実際補正をするためにどのぐらい人数が当初の予定より伸びたかと申しますと、小学校につきましては128人ほど、中学校につきましては138人ほどの増を見込んでおります。こうした中で、それぞれの詳細でございますが、小学校、中学校とも一番大きな比重を占めますのが学校給食費でございます。その次に学用品費等が入ってございます。それぞれ再度申し上げますが、それら学用品費、通学用品費、学校給食費、新入学納品費、修学旅行費、校外活動費、通学費、七沢自然ふれあいセンター活動費を加えました小学校としての補正の総額が790万9,000円になりますし、中学校におきましても、学用品費、通学用費、学校給食費、新入学、修学旅行、校外活動、体育実技用用具費、通学費、七沢自然ふれあいセンター、これを総合いたしますと97万4,000円足りなくなりますので、補正をするものでございます。
    簡単ではございますが、以上でございます。
  • 山本委員長 ただいまの説明に対して、何か質疑はございますでしょうか。
  • 利根川委員長職務代理者 1つ教えていただきたいんですけれども、今回、説明していただいた小学生128人、中学生138人ですが、それ以前の人数というのもお知らせ願えますか。
  • 三橋学務課長 では、もう少し詳細につきまして御説明させていただきます。
    これは、今申し上げましたのは実際の伸びた人数でございまして、予算計上時、当初の予算計上時にはどのぐらいの人数、相対的にどのぐらいの人数を見込んでいたかと申しますと、1,817人を当初認定、途中認定を144人、最終的には予算計上時の合計で1,961人を小学校では見込んでおりました。そうしたところ、当初認定と途中認定で大きく2つ認定の時期があるわけでございますが、既に当初認定の段階で小学校につきましては1,945人認定いたしまして、この時点で既に128人の差が生じておりました。しかしながら、途中認定を積算いたしましたら、当初の予算認定時の途中認定の人数とイコールになりまして、これは144人で済むだろうという想定のもとで、最終的には128人を加えたわけで、小学校については最終的に2,089人になるだろうという積算でございます。
    したがいまして、1,961人と2,089人の差が128人でございますので、補正をかけさせていただいたということでございます。
    また、中学校につきましては、当初認定で939人を見込んでおりまして、当初の途中認定としては58人、最終的に当初の予算計上の最終としては997人見込んでおりました。しかしながら、中学校も当初認定の実績でございますと、1,069人となりまして、この段階で130人オーバーいたしました。また、途中認定を再度見直しましたところ、66人の見込みが立ちますので、当初の途中認定58人との差が8人ございまして、したがいまして、当初の認定時の130人プラス、これからの途中認定で増える人数が8人、計138人が増える。そうしますと、当初予算計上時で997人になったのに対して、最終的には1,135人になりますので、この差額としての138人を中学校について補正予算計上するということでございます。
  • 利根川委員長職務代理者 ありがとうございます。やはりこの不況でということが第一条件なんでしょうか。その理由というのはなかなか入ってこないものですか。
  • 三橋学務課長 理由をお答えさせていただきます。
    今、御指摘いただきましたように、この扶助費につきましては、年々、数パーセントの伸びがございます。したがって、ここの費目は右肩上がり、不況という状況の中で経済的に困難な家庭が増えているということがこの数字、人数を押し上げているという結果になっております。
    以上でございます。
  • 利根川委員長職務代理者 どうもありがとうございました。
  • 山本委員長 続いて質疑ございますでしょうか。
    ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 山本委員長 それでは、ほかに質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第24号を可決いたします。
    次に、報告事項1 埋蔵文化財試掘調査における死亡事故について報告をお願いします。
  • 三橋文化財保護課長 埋蔵文化財試掘調査における死亡事故につきまして御報告申し上げます。
    去る11月1日、月曜日、午後3時30分ごろ、厚木市三田の民間開発事業用地内におきまして、埋蔵文化財の試掘調査中、作業員の方が崩れた土砂に埋まる事故が発生をいたしました。直ちに救急車で東名厚木病院に搬送されましたが、けがの程度が重症であり、東海大学病院に転送されましたが、事故発生から約5時間後、お亡くなりになられる事態となってしまいました。
    初めに、事故に至る経緯につきまして御報告いたします。
    埋蔵文化財包蔵地内で開発行為を行う場合、事業者は文化財保護法に基づく工事の届け出を神奈川県教育長へ行う必要があります。この届け出に先立ち、市教育委員会は、事業者からの埋蔵文化財確認調査申込書により、あらかじめ掘削作業等の委託契約を締結しております発掘調査会社とともに、遺跡の有無の確認をする試掘を行っております。本件につきましては、開発事業地が3,000平方メートルを超えていますので、厚木市埋蔵文化財取扱要綱に基づき、事業主に自ら掘削をしていただき、市教育委員会が遺跡の有無を確認するという方法で実施をいたしました。掘削は幅2メートル、長さ20メートルのトレンチ、これ試掘溝ですけれども、3カ所設け、それぞれ重機によりまして深さ10センチくらいずつ徐々に遺跡の有無を確認しながら掘り進め、最終的に2メートルの深さになりました。
    事故は3カ所目のトレンチにおいて発生をいたしました。重機で掘削作業が終了しますと、写真撮影などの記録をとりますが、その前に作業員の方に壁面や底の部分の清掃等をしていただきます。事故はこの清掃等が終了する前後あたりで発生をし、トレンチ内におられた作業員一人がこれに巻き込まれてしまいました。
    続きまして、教育委員会の対応につきまして御報告いたします。
    被害者の方を直ちに救出し、救急車で東名厚木病院に向かいました。搬送中は救急隊員の質問に答えられる状態にありました。一方、文化財保護課にも現場からの事故発生の連絡がありました。その後、東海大学病院に転送されることになりましたので、本庁で待機していた文化財保護課職員も病院に向かいました。その後、午後9時前に到着された親族の方に病院から死亡が伝えられました。
    翌日は朝から課長以下の関係職員が現場検証に臨み、午後からは警察で事情聴取が行われ、現場検証に立ち会った職員はこれに臨み、午後4時過ぎまでこれが行われ、午後9時過ぎに報道機関にファクスを流しました。
    続きまして、現在の状況につきまして御報告いたします。
    現在、警察と労働基準監督署におきまして、現場で作業をしていた関係者にも事情聴取が行われまして、事故原因や安全管理について調査が継続をされています。お亡くなりになられた作業員の方の御冥福を心からお祈り申し上げます。今後は二度とこのような事故が起きないよう試掘方法の改善を行っていく所存でございます。
    以上であります。
  • 山本委員長 それでは、ただいまの報告に対して何かございますか。お願いします。
  • 利根川委員長職務代理者 教育委員の万全な対応をされていると思いますけれども、本当に今回の大変な事故、残念に思っておりますし、特にこれから再発防止のために教育委員会、また、いろいろな業者が入ってくると思いますけれども、業者に対しても万全を図り、安全を本当にしっかり心に刻んでいただければありがたいなと思います。また、事故に遭われた方、家族の方に対する対応を、本当に誠心誠意行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  • 山本委員長 ほかにはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
    それでは、報告事項1を終わります。
    次に、報告事項2 市立小学校における児童の負傷事故について報告をお願いします。
  • 宮崎学校教育課長 それでは、報告をいたします。資料2、清水小学校男子児童の事故についてを御覧ください。
    去る11月10日、午後12時15分ごろ、厚木市立清水小学校6年生男子児童が、転倒した校庭のバスケットボールのゴールリングと地面との間に左手を挟まれ、骨折をし、東海大学病院へ搬送をされました。事故に至る経緯でございますが、当日は第4校時の授業中に、当該児童が友人の肩車によりましてリングにつかまった際に、その重みでゴールが転倒いたしました。バスケットボールのゴールにつきましては、学校が通常設置している転倒防止用の杭が外れた状態になっており、警察による現場確認も行われ、杭が外れた経緯につきまして、学校、教育委員会で調査をいたしましたが、不明でございます。
    同病院での診断の結果及び容態でございますが、児童のけがの程度が重傷であり、手術後の経過を見守っております。教育委員会といたしましては、一日も早い当該生徒のけがの回復を祈るとともに、再発防止に向けまして、施設点検等の危機管理の徹底を図るなど、今後も各学校と十分な連携を図りながら、継続して対応してまいりたいと思っております。
    以上でございます。
  • 山本委員長 ただいまの報告に対しまして、何か質疑ございますでしょうか。お願いします。
  • 難波委員 私も18日に清水小学校のセーフスクール認証式典の方に出席をさせていただいて、その折、校長先生から御報告を改めていただいておりまして、大変なときに、大変な事故が起きたなというふうに私も感じたところでございます。
    ただ、この事故はたまたまそういう認証式の直前の事故でありましたけれども、それはそれとして、どこの小・中学校でも、いつ起きるかもわからない事故でもあると思いますので、ぜひ先ほど教育長のお話にもございましたけれども、2回ほど校長先生の校長会の中で、再発防止というお話もされておりましたけれども、ぜひ、教育委員会としてこういった事故が起きないように皆さんで注意をしていく、これは教育委員会だけではなくて、学校の先生方もお気をつけいただきたいなと思います。
    それから、やはり私、これは学校側とか、それから教育委員会というだけではなくて、やっぱり子ども自身の問題という部分もあると思うんですね。やっぱり今の御説明を聞いておりますと、普通だとそういうことは危険を伴うことでございますので、やっぱり子どもたちにもそういう認識を、こういうことは悪いことだということを、しっかりと日ごろの教育の中で、指導をしていただくことも併せて考えていただければなというふうに思います。
  • 山本委員長 ほかにはいかがでしょうか。どうぞ。
  • 新川委員 今回はバスケットゴールということだったんですが、私も野球の指導をやっている中で、サッカーゴールが非常にいつも危ないなというふうにちょっと思っております。野球の試合をやるときに、今は杭で何カ所か固定をしているんですが、保護者の一部の方が勝手にその杭を抜いて、野球の試合ができるスペースを確保しようと、勝手に抜いているんですが、そこら辺は、やはり学校ですので、先生の許可を得るとか、抜いた後どうするんだというところが全くないところで、勝手に保護者が杭を抜いて、また杭を打って、中にはやはり杭が非常に長いので、もう曲がってしまって、杭の体をなしていないというのがありますので、そこら辺はやっぱり小学校、中学校も含めて、学校の管理下にないときの、例えば野球チームですとか、そういうところに校長先生の方からでもそういう徹底をしていただいて、勝手に杭を抜かないとか、そういう指導も必要なのかなというふうに今回の事故は思いました。
    以上です。
  • 山本委員長 ありがとうございました。
    試掘調査で亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げるとともに、事故でけがをされたお子さんの回復を心よりお祈り申し上げたいと思います。教育委員会としても、日ごろから多様な形で安全対策の努力をされていると思いますが、さらに、もう一度新たな目、新たな気持ちで安全点検と安全指導に取り組むよう期待しております。私たち教育委員もそのような姿勢で、これから努力していきたいと考えております。
    それでは、報告事項2を終わります。
    以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。
    これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会11月定例会を閉会いたします。
    お疲れさまでした。

閉会時刻14時40分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

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