平成22年厚木市教育委員会12月定例会
会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
平成22年12月21日火曜日 |
会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
委員長 山本 玲子 |
説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
日程1 議案第25号 行政文書の非公開決定処分に対する取消等請求事件について
3 報告事項
- 事務の臨時代理の報告について
- 平成22年度こどもアート展の開催について
会議の経過は、次のとおりです
開会時刻16時15分
- 山本委員長 定刻になりました。現在の出席委員は5人で定足数に達しております。
ただいまから、平成22年厚木市教育委員会12月定例会を開会いたします。
厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、新川委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
初めに、教育長報告をお願いします。 - 平井教育長 それでは、平成22年11月25日木曜日に開催されました11月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告申し上げます。
お手元の資料の1番目でございます。11月27日、御覧の場所におきまして、第25回和田傳文学賞授賞式、委員各位の御参加をいただきまして、本当にありがとうございました。そちらに書いてございますように、年々応募作品も充実してきている中で、今年も大賞3人については作品の紹介がございました。本当に子どもたちの豊かな感性に、感動するところがたくさんございました。今後とも、より一層充実した和田傳文学賞の中身にしていきたいなと、こういうふうに考えております。
続きまして、3番目でございます。11月28日、荻野運動公園におきまして、2010あつぎマラソン、参加者はそちらに記載がございますように、2,474人もの方に集まっていただきまして、大変盛会のうちに終了することができました。
続きまして、1枚おめくりいただきます。2ページ目の12番目でございます。12月12日の日曜日でございました。厚木中央公園におきまして、年末の交通事故防止パレード、スタート地点が中央公園、それから本厚木駅前、一番街を通って、また元へ戻るということで、今年は厚木小学校、清水小学校、緑ヶ丘小学校の子どもたちにも参加を得まして、一緒に交通事故防止を訴えることができました。
続きまして、18番目でございます。12月17日、金曜日になります。御覧の場所におきまして、第6回公民館長等会議がございまして、実は、御紹介申し上げたいのは、今年度に入って2回目でしたか、公民館長等会議に参加させていただきまして、現在の教育行政が実施している事業内容とか、あるいは清水小学校ISS認証取得になりましたけれども、この認証取得の日が誓いの日だよという説明もさせていただきました。どの子どもさんも、安心して安全に学校生活が送れるように、我々としても学校の現場の先生方と一緒になって、そういう環境づくりに励んでまいりたいというお話もさせていただきました。続いて、そうした会議の中で、学校というのは地域社会の中に置かれているものだと、そういう意味で、地域力を活かした学校教育の充実を図りたいというお話もさせていただいたところでございます。
次の3ページ目になります、21番目でございます。12月19日、日曜日、御覧の場所におきまして、委員各位にも参加いただきました、平成22年度厚木こども科学賞、第2回目になるかと思います。こちらで、御覧のとおりの受賞者21組に対しまして、賞状と記念品をお渡しすることができました。こういう催し物を通して、あるいは事業を通して、子どもたちに科学的な思考力、あるいは自然に対する興味・関心を深めるような、そうした内容になっていきたいというふうな願いを持っております。
23番目でございますけれども、御覧のとおりに11月29日から12月21日、実は今日まで23日間にわたりまして、厚木市議会12月定例会が行われました。一般質問につきましては16人の議員から御質問いただきまして、うち教育委員会関係につきましては3人の議員の方から御質問いただきました。詳細につきましては、後ほど所管の部長から御報告申し上げます。
以上でございます。 - 山本委員長 お疲れさまでした。お願いします。
- 柳川教育総務部長 それでは、続きまして、平成22年12月定例会の内容を御報告させていただきます。
会期につきましては、先ほど教育長から御報告がございましたとおり23日間ということで、概要につきまして各所管部から報告をさせていただきます。
まず、教育総務部でございますが、提出議案は平成22年度一般会計補正予算(第4号)の1件でございました。
一般質問につきましては、名切文梨議員から2項目について質問がございまして、学校図書館について、蔵書は充実しているか。また、図書購入費の現状について課題はあるかとの質問がございました。教育長から、各小・中学校の学校図書館の蔵書は、平成21年度末で文部科学省の定める学校図書館図書標準の達成率が小学校平均94.5%、中学校平均97.2%となっており、おおむね充実している。また、図書購入費については、厳しい財政状況の中で予算を有効に活用し、学校図書館図書標準の達成に向け、今後も図書の充実を図っていく旨の答弁をいたしました。
常任委員会につきましては、平成22年度一般会計補正予算(第4号)についてが環境教育常任委員会で審査され、原案のとおり可決すべきものと決せられまして、本日開催の本会議におきまして同様の結果で議決をされております。
教育総務部につきましては以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございます。
- 今井社会教育担当部長 引き続きまして、社会教育担当所管の部分について御報告を申し上げます。
所管部分につきましては、佐藤知一議員でございまして、埋蔵文化財試掘調査等について、埋蔵文化財の取り扱いについては適正か。また、今後どのように活用を進めていくのかとの御質問がございました。教育長から、文化財保護法に基づき、当該地が埋蔵文化財包蔵地である場合等に実施している。調査により出土した遺物等については、郷土資料館等で復元、展示を行うなど、厚木市の貴重な文化遺産として活用している。今後においても、より多くの皆様に御覧いただけるよう、身近な施設での展示に努めていく旨の答弁をいたしました。
環境教育常任委員会については、該当案件はございませんでした。
以上でございます。 - 曽田学校教育部長 続きまして、学校教育部の一般質問につきまして、小島議員、佐藤議員、名切議員の3人から3項目について質問がございました。
まず、小島議員から、安心安全・市民協働について、セーフスクール認証取得後の取り組みはとの質問がございました。教育長から、清水小学校におけるインターナショナルセーフスクールの認証については、児童、保護者、地域、教職員が一体となった、正しく安心安全・市民協働の成果であると認識している。認証取得に際して御尽力いただいたすべての関係者の皆様方に心より感謝する。教育委員会としては、安全で安心な教育環境づくりに組織的、継続的に取り組んでいる清水小学校を最良のモデルとし、市内小・中学校に対して安全教育の必要性と意義を積極的に発信するとともに、すべての小・中学校において安全で安心な学校づくりの取り組みがさらに推進されるよう支援していく旨、答弁いたしました。
次に、佐藤議員から、小・中学校内でのいじめや暴力行為について、現状の認識と対応はどうかとの質問がございました。教育長から、平成21年度における市内小・中学校のいじめの認知件数及び暴力行為の発生件数は、平成20年度と比べると減少しているが、解決すべき重要課題であると認識している。教育委員会としては、定期的な学校訪問を通じて、いじめや暴力行為の把握に努めるとともに、学校の要請に応じて指導主事等を派遣し、きめ細かな対応を行うなど学校を支援している。今後も教育委員会と学校との連携を密にしながら、児童・生徒、保護者、地域に信頼される学校づくりに取り組んでいく旨、答弁いたしました。
次に、名切議員から、教育行政について、教育活動に伴う事務について、成績入力プログラムを導入する考えはあるかとの質問があり、教育長から、昨年度、教員に一人一台のコンピューターを配備し、業務で必要な情報の共有化を図るとともに、教育委員会との円滑な事務連絡等ができるよう新しいシステムを導入し、業務の軽減と効率化を図っているところである。成績入力プログラムについては、業務の負担軽減を図り、子どもと向き合う時間を確保するという観点から、学校現場の意見を聞きながら、引き続き調査研究をしていく旨、答弁をいたしました。
提出議案等については、学校教育部としてはございませんでした。
以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございました。
本日の日程のうち、報告事項1 事務の臨時代理の報告については、人事に関する案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、この件については会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり) - 山本委員長 御異議ありませんので、報告事項1につきましては非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
では、審議事項に入ります。
日程1 議案第25号 行政文書の非公開決定処分に対する取消等請求事件についてを議題といたします。
議案の説明をお願いいたします。 - 宮崎学校教育課長 それでは、議案第25号 行政文書の非公開決定処分に対する取消等請求事件について、提案理由を御説明いたします。
平成22年12月1日付で厚木市教育委員会に対しまして行政文書非公開決定の取消と行政文書の公開を求める訴えが横浜地方裁判所に提起されましたので、これに応訴するものでございます。
提訴に至る経緯といたしましては、去る10月15日、原告から平成22年度厚木市教科用図書採択検討委員会の調査員名簿の公開請求がございましたが、厚木市教育委員会では、文部科学省の通知等を踏まえ、調査員名簿の公開を平成23年4月1日以降としておりましたので、請求の時点では非公開と決定し、通知をいたしました。この処分に対しまして、原告は非公開の取り消しと当該文書の公開を求め、今回の提訴となりました。お手元の資料の1枚目が横浜地方裁判所から厚木市に送付された、口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状でございます。2枚目以降が原告から提出された訴状でございます。
厚木市教育委員会といたしましては、平成23年4月1日から調査員名簿を公開することとしておりましたが、時期を早めて公開することについて改めて検討いたしました結果、教科書供給に向けた準備状況等から判断をいたしまして、公開によって生ずる支障や困難等の可能性が低いものと考え、非公開とした決定を変更し、これを公開することをもって応訴するものでございます。
以上、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 - 山本委員長 ただいまの説明に対しまして何か質疑がありますでしょうか。お願いします。
- 新川委員 変更するということにするということなのですが、これは提訴されているわけですから、今後、裁判ということでは、どういう対応をされるのでしょうか。
- 山本委員長 お願いします。
- 宮崎学校教育課長 先ほど御説明申し上げました資料の1枚目、答弁書催告状でございますが、ここにございますとおり、裁判についての今後の対応ということでございますが、平成23年1月17日までに答弁書の提出、また、1月24日に横浜地方裁判所への出頭を求められております。教育委員会といたしましては、まず非公開の決定を取り消し、その後、調査員の名簿を公開することを考えております。また、その上で、答弁書の作成、口頭弁論への出頭に向けた準備と事務手続を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございます。ほかには質疑ございますでしょうか。お願いします。
- 難波委員 今回、厚木市が訴えを起こされたということでございますけれども、ちょっとお聞きしたいのですが、神奈川県及び県内の各市町村の状況というのはどういうふうになっているのでしょうか。
- 山本委員長 お願いします。
- 宮崎学校教育課長 他の市町村の状況、他の採択地区の状況はということでございますけれども、県内の25の採択地区の状況でございますが、これもお手元の資料の一番最後になろうかと思うのですけれども、甲第6号証を御覧いただければと思います。
調査員名簿を公開、あるいは開示請求により公開をする地区は、18地区ございます。また、厚木市と同様に期限を設けて公開をするという地区が、本市を含めまして3地区。また、非公開という地区が4地区ございます。
確認をいたしましたところ、現時点では公開となっていない地区には、厚木市と同様に訴状が届けられているとのことでございます。
以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございます。
ほかには質疑ございますでしょうか。お願いいたします。 - 利根川委員長職務代理者 今の説明ですけれども、まず、公開時期を早めるということで話があったわけですけれども、10月29日付で原告からの質問に対する公開しない理由ということで提出された通知書だと思いますけれども、実際のところ、この公開の時期を早めることに対して問題というものはないのか、そこをお聞きしたいのですけども。
- 山本委員長 どうぞ。
- 宮崎学校教育課長 ただいま公開の時期を早めることについての問題、支障はないのかという御質問でございますけれども、来年度の小学校の教科書の供給に向けた準備につきましては、現在、滞りなく進められております。また、調査員に新たな任務を依頼するなどの不測の事態が生じる可能性も低いものと考えております。調査員名簿を既に公開しております近隣の市町村に確認したところによりますと、これも混乱や問題は生じていないとのことでございます。総合的に判断いたしまして、時期を早めて公開することについては問題ないものと考えております。
以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございます。お願いします。
- 利根川委員長職務代理者 わかりました。関連しまして、この教科書採択に関する情報の公開についてですけれども、今後どのような、公開の時期を含めて、また内容などを検討していかれるのかお聞かせください。
- 山本委員長 お願いします。
- 宮崎学校教育課長 今後の情報の公開についてということでございますけれども、今年度も文部科学省の通知等を踏まえまして、静謐な採択環境の確保ということと、開かれた採択の推進といった両面から検討してまいりました。また、今後も、このようなことを踏まえまして、公開の時期を定めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。 - 利根川委員長職務代理者 ありがとうございます。私も、この公開に関しては大変、良いのかなと思っていますし、いろいろな意味で、新しい方向、また良い方向を探っていただければと思います。ありがとうございました。
- 山本委員長 ありがとうございます。
続けて質疑がございますでしょうか。
(「異議なし」との声あり) - 山本委員長 ほかに質疑がないようですので、異議なしと認め、議案第25号を可決いたします。
報告事項2 平成22年度こどもアート展の開催について、報告をお願いいたします。 - 宮崎学校教育課長 それでは、平成22年度こどもアート展につきまして、資料2に基づきまして御報告を申し上げたいと思います。
平成13年度から毎年開催をしております、こどもアート展につきまして、今年度は、年明けの1月15日、土曜日から23日、日曜日までの、間2日間を除きます7日間で、厚木市文化会館地下展示室を会場といたしまして、開催させていただきます。
対象作品や作品の募集方法の詳細につきましては、資料の開催要領に記載してございますけれども、先週の12月17日までに、個人応募の募集を実施いたしまして、101点の応募がございました。この101点の応募に、市立小・中学校、伊勢原養護学校、七沢希望の丘初等学校から学校推薦作品の188点を合わせまして、現在のところ289点の作品について、入賞作品の審査・展示を実施する予定となっております。
審査会につきましては、1月14日、金曜日、午前9時から展示会場におきまして、三人の専門家の方々と山本委員長にもお願いし四人の審査員で実施し、部門ごとに最優秀賞、優秀賞、優良賞、入選を決定いたします。
各部門につきましては、小学校低学年の部、小学校高学年の部、中学生の部の3部門としております。
表彰につきましては、最優秀賞、優秀賞、優良賞のみを、展示最終日の1月23日、日曜日、午後2時から展示会場において実施をいたします。
なお、今年度も友好都市であります揚州市、ニューブリテン市、軍浦市、網走市及び横手市の子どもたちの作品展示を予定しております。
また、展示期間中でございますけれども、同じ会場にコーナーを設けまして、厚木市元気アップスクール推進事業による、小・中学校の取り組みについても、写真等のパネル展示を予定しております。日ごろ子どもたちが制作した作品ですとか、小・中学校の教育活動の様子について、ぜひ御覧いただければと存じます。
以上でございます。 - 山本委員長 ありがとうございました。
ただいまの報告に対しまして質疑等、何かございますでしょうか。よろしいですか。
それでは、報告事項2を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。
休憩時刻16時40分
再開時刻16時43分
報告事項1 事務の臨時代理の報告について
(資料に基づき説明し、了承された)
- 山本委員長 以上で、本日予定しておりました日程はすべて終了いたしました。
これをもちまして、平成22年厚木市教育委員会12月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
閉会時刻16時45分
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厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280
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更新日:2021年04月01日
公開日:2021年04月01日